健やか ~日進市立日進北中学校 保健だより~ 「熱中症 特別号」 暑い夏に気を付けたいものと言えば、熱中症です。み なさんは熱中症について、どんなことを知っていますか。 今回の「健やか」は熱中症特別号です。これを読んで、 平成27年7月8日 7・8月の保健目標 夏の健康管理に気を付けよう 暑い夏を元気に乗り越えられるようにしてくださいね! 熱中症とは? ◇ 熱中症とは、暑さの中で起こる障がいの 総称です。大きく4つに分けられます。 熱失神 運動の後や、炎天下に長時間立っていたり、急に立ち上がったりしたときに起 こる。めまいや失神などの症状がある。足を高くして脳に行く血液を多くする。 軽度 熱けいれん 大量の発汗があり、血液の塩分濃度が低下して起こる。症状は、筋肉のけい れんと筋肉痛である。 熱疲労 脱水によるもので、全身のだるさ、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛などの症状 が起こる。 中等度 熱射病 体温調節がうまく機能しなくなり、高体温になる。意識障がいがみられ、応 答がにぶい、言動がおかしいという状態から、進行すると反応が全くなくなっ てしまう状態になる。肝臓、肺、心臓などの多臓器不全を併発し、死亡率が高 くなる。救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げられるかにかかってい る。救急車を要請し、速やかに冷却処置をする。 特に中学生や高校生は、部活動を活発に行う年代 なので、熱中症になる危険も高いです! 重度 予防法 ◇ 体調が悪くなったら、無理をしない!早めに運動を中止し、涼しい場所で休むなどしてください。 こまめに水分補給 体調不良のときは無理をしない 水分補給をこまめにし、脱水症状を起こ 疲労・発熱・腹痛・下痢など体調の悪い さないようにしましょう。食塩が 0.2%含 ときや睡眠不足のときには無理に運動しな まれたドリンクが理想的です。 いようにしましょう。 野外では帽子・薄着 急な暑さには注意する 運動するときは、吸湿性や通気性の良い 熱中症事故は、急に暑くなったときに多く発生して 服装にしましょう。また、直射日光を浴び います。急に暑くなったら、軽い運動にとどめ、徐々 るときは、帽子をかぶりましょう。 に運動量を増やしていくようにしましょう。 ☆上手な水分補給の方法☆ 私たちは体重のわずか1%の水分がなくなると、のどの渇きを感じ、4%失うと吐き気や頭痛の症状 が現れるといわれています。 「のどが渇いた」と思う前に水分補給を行うことが大切です。 運 運動の30分前までに 動 中 運 動 前 に 250ml ~ 1時間あたり 500ml~ 500ml を補給する。 1000ml を2~5回に分 運 動 後 忘れずに! けて補給する。 応急処置 水分と塩分 ◇ もしものときのために、しっかりと覚えておいてください。 うちわなどで、 日かげなど涼しい場所 あおいで風を送る に衣服を緩めて、足を高 くして寝かせる を補給する 氷で太い血管(首・わ ぬれタオル きの下・足の付け根) をあてる を冷やす
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