仕様書等 [PDF 559.3 KB]

(別添2)
平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査
及び関連会合開催等支援業務仕様書
1.件名
平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び関連会合開
催等支援業務
2.業務の目的
日中韓三カ国環境大臣会合(以下「TEMM(Tripartite Environment Ministers
Meeting)」という。)は、北東アジア地域の中核である日本、中国、韓国の三カ国
の環境大臣が一堂に会し、本地域及び地球規模の環境問題に関して率直な意見交換を
行い、三カ国の協力関係を強化することを目的として、平成 11 年より毎年、日中韓
持ち回りで開催されている。
平成 21 年に優先 10 分野からなる共同行動計画を策定し、平成 22 年から平成 26 年
までの5か年で実施し、平成 27 年4月に開催された TEMM17 において、その成果を三
カ国で共有した。
また、TEMM17 では、平成 26 年4月の TEMM16 で採択された平成 27 年から平成 31 年ま
での 5 年間に優先して進める新たな優先分野について、この優先分野の具体的な行動
計画である「環境協力に係る日中韓三カ国共同行動計画」
(以下「行動計画」という。)
を策定した。
本業務は、この新たに策定された行動計画のうち、「気候変動対応」と「グリーン
経済への移行」の2分野に関連する共同研究について、これまで三カ国で実施してき
た共同研究の内容及び成果を踏まえ、今後の研究方針計画を策定し、中国及び韓国の
担当者と協議を行い、三カ国間で今後の進め方を共有することを目的とする。
このほか、我が国が TEMM の枠組みをはじめとする数多くの環境協力を中国及び韓
国と行っていることに鑑み、今後の TEMM に関する行動計画をはじめ、中国及び韓国
との環境協力の効率的な推進のため、中国及び韓国における環境行政の体制及び活動
実態について分析し、これをまとめた資料を作成することを目的とする。
また、平成 28 年4月、第 18 回の TEMM(TEMM18)は、静岡市にて開催されたところ
である。
以降、今年度は、日本(場所未定)において TEMM18 のフォローアップのポスト TEMM18
事務レベル会合、次年度に韓国で開催予定の TEMM19 の準備のための局長級会合及び
事務レベル会合を開催する予定である。
本業務は、TEMM を通じて我が国が北東アジアの環境管理において主導的な役割を果
たすとともに、地域及び地球規模での環境改善に寄与することを目的とし、TEMM18
のフォローアップのためのポスト TEMM18 事務レベル会合及び TEMM19 の成功に向けた
準備会合の日本側出席者の支援等を行うものである。
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3.開催日程案
下記は現時点での見込みであり、変更の可能性があることに留意すること。
3-1.TEMM18 フォローアップ実務者会合
■日程
平成 28 年 12 月頃
■場所
日本国内(場所未定)
■参加者
中国政府代表等2~3名、韓国政府代表等2~3名、日本政府代表等4~
5名、事務局を含め計 15 名程度
■プログラム案
中韓からの参加者到着
2日目
TEMM18 フォローアップ実務者会合(終日)
3日目
視察、中韓からの参加者出国
■言語
1日目
英語
3-2.TEMM19 準備実務者会合
■日程
平成 29 年1月頃
■場所
韓国内(場所未定)3泊4日想定
■言語
英語
3-3.TEMM19 局長級会合
■日程
平成 29 年3月頃
■場所
韓国内(場所未定)2泊3日想定
■言語
英語
4.業務の内容
4-1.共同研究の整理・方針設定等
4-1-1.これまでの共同研究の整理
・日中韓の三カ国は、「グリーン成長及び都市レベルにおける低炭素社会づくり」を
研究テーマとして、平成 24 年度から共同研究に着手した。本業務では請負者は、
上記の各国報告書について、これまでの三カ国間の協議状況を中心に経緯を整理し、
過去の共同研究の成果の整理を行う。
成果の整理後、今後の課題を抽出し、その解決策案を提案する。
・課題及び解決策案については、環境省担当官に提出し、協議の結果を踏まえた資料
を作成する。
4-1-2.新たな共同研究の今後の方針とスケジュール設定について
・4-1-1.の1つ目の項目でまとめた内容を踏まえ、今後の共同研究のテーマに
即した、研究の目的、研究方針及び、行動計画の期間である 2019 年までのスケジ
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ュール計画を作成する。対象とする共同研究は次の二つとする。
①「低炭素と環境にやさしい都市づくりに関する共同研究」
②「グリーン経済と低炭素社会に関する共同研究」
・また、それぞれの共同研究について、進め方は次のとおりとする。
研究の目的、方針案を作成し、中国及び韓国への意向を確認するための資料を作成
する。
資料に記述する研究の目的、方針案は、「これまでの研究成果」及び、「日中韓の
環境行政」を踏まえたものとし、環境省担当官と協議の上、作成すること。
研究の目的、方針については、これまでの研究との内容重複を避け、発展した内容
とすること。
4-2.中国及び韓国における環境行政の体制及び活動実態に関する調査
・中国では環境保護部、韓国では環境部がそれぞれ環境行政を担っているが、両国の
環境分野を所管する当該行政官署について、我が国が TEMM を通じた中国及び韓国
の環境行政の体制及び実質的な活動に関して調査を行う。
・なお、調査の対象は、特に TEMM17 で採択された9分野を中心に、日本が環境協力
に携わっている分野とする。
具体的には、中国の環境保護部及び韓国の環境部の各部署・組織・機関について、
組織図や相関図を用いながら各部署・組織・機関の役割及び実施活動について調査
し、各国政府内の各分野担当部署の位置付、他関係組織・機関との関係を明確に示
すものとする。特に日本や日中韓での枠組みに係る活動を行う部署・機関について
の分析を重点的に行う。
・とりわけ、TEMM の枠組みで日本と関わりのある組織又は機関についても調査の対象
とし、中国では、中 ASEAN 環境協力センター(CAEC)、環境保護部環境経済政策研究
センター(PRCEE)、国家環境保護総局環境教育宣伝センター(CEEC)等、韓国では、
韓国環境政策・評価研究院(KEI)など、TEMM に係る活動に従事する機関について
も調査の対象とする。
・調査に関しては、適宜日中韓それぞれの関係者にヒアリングを行うものとし(日本
国環境省の関係者については、環境省担当官が連絡窓口となる)、調査レポートは、
環境省担当官に報告を行いながら内容を作成する。
・また、レポートの内容は、今後中国及び韓国との環境協力を検討する上で参考にす
ることができ、両国における環境に係る取組みの全体像が把握できるようなものと
すること。
・なお、調査については、環境省担当官と調査項目及び調査方法について協議の上、
実施するものする。
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4-3.上記(4-1.及び4-2.)の業務に関する共通業務
4-3-1.関係機関との連絡調整、打合せ及びヒアリング
・中国及び韓国の関係機関担当者と4-1.及び4-2.の共同研究及び調査に関して
適宜、連絡調整を行う。連絡手段は主に電子メール及び Skype などを利用したイン
ターネット通話(インターネットを利用した無料通話ができない場合、有料の国際
電話を使用)とする。
・また、中国及び韓国の関係機関担当者との打合せ並びに4-1.の研究内容及び4
-2.の環境行政の体制等についてのヒアリングのため、4-5.及び4-6.の
各会合へ各1回(それぞれ2名程度、1日、2泊3日及び3泊4日程度を想定)出
席する。
・なお、4-1.の研究の資料については、ヒアリング結果を反映した資料を中国及
び韓国の関係機関担当者と共有し、合意すること。
・これに伴い、中国及び韓国との打合せ後の結果を取りまとめ、反映した資料を作成
する。ヒアリング結果は、速やかに環境省担当官に報告し、資料の確認を受けるこ
と。
・両共同研究の運営全般について、環境省担当官と必要に応じて随時、連絡調整及び
打合せを行う。連絡手段は主に電子メールとする。
4-3-2.その他
・両共同研究・調査の実施に当たっては、これまでの経緯を踏まえて作業を行う。ま
た、両共同研究・調査を進めるに当たり、必要に応じて翻訳作業を行う。
※翻訳想定:日本語から英語(A4版のべ 25 頁程度)
英語から日本語(A4版のべ 25 頁程度)
4-4.「環境汚染防止・抑制技術のための三カ国協力ネットワーク」の検討、運営業務
4-4-1.今年度実施内容等の検討及び関係機関との連絡調整、打合せ
・「環境汚染防止・抑制技術のための三カ国協力ネットワーク」(以下「技術ネット
ワーク」という。)の今年度実施する内容、次年度の方向性等について検討を行う。
また、中国及び韓国の関係機関担当者と、今年度実施する内容、次年度の方向性及
び進捗状況等に関して適宜、連絡調整を行う。連絡手段は主に電子メール及び Skype
などを利用したインターネット通話(インターネットを利用した無料通話ができな
い場合、有料の国際電話を使用)とする。
・上記検討結果及び、今年度の技術ネットワークの実施内容等の結果を取りまとめた
資料を作成し、速やかに環境省担当官に報告し、資料の確認を受けること。
・上記全般について、環境省担当官と必要に応じて随時、連絡調整及び打合せを行う。
連絡手段は主に電子メールとする。
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4-4-2.その他
・実施に当たっては、環境省水・大気環境局大気環境課及び日中友好環境保全センタ
ーの方針及び作業状況を踏まえて作業を行う。また、作業に当たり、必要に応じて
翻訳作業を行う。
※翻訳想定:日本語から英語(A4版のべ 10 頁程度)
4-5.TEMM18 フォローアップ実務者会合(ポスト TEMM18)
4-5-1.連絡調整
・中国及び韓国担当者並びに日本側関係者に適宜、資料の送付、照会事項への対応及
び連絡調整を行う。
4-5-2.資料作成及び取りまとめ等
・招へい状、実用情報、登録用紙、プログラム案、参加者リスト、議事進行案、詳細
スケジュール、会場レイアウト案、座席表等を作成する。すべての参加者について、
国・機関名、氏名、所属、肩書き、連絡先、利用航空便、宿泊明細、参加希望行
事、食事制限等の必要情報を Microsoft Excel 等で取りまとめ、情報が入るごと
に随時更新し、環境省担当官から求めがあった場合は、最新の取りまとめ結果を
速やかに提出する。
・中国からの参加者についてはビザが必要となるため、請負者が招へい理由書、滞在
日程表、身元保証書の作成を含め一連のビザ申請手続の支援を行う。
・必要に応じて日本側発表資料の作成補助を行うとともに、中韓発表者の発表資料を
入手する。会議資料については、内容を環境省及び中韓両国と調整し、最終版を会
議資料一式(英文両面 30 頁、15 部程度)として取りまとめる。
・日本側出席者の原稿案及び発表資料(パワーポイント資料等)の作成補助(翻訳作
業を含む。)を行う。
※翻訳想定:日本語から英語(A4版のべ 30 頁程度)
・当日の運営情報を取りまとめた簡単なマニュアル(20 頁程度)を作成する。
4-5-3.会場設営及び会議運営
・TEMM18 フォローアップ実務者会合(以下「ポスト TEMM18」という。)を開催する
ため、会場(30 名程度収容、1日程度)及び会議事務室(30 名程度収容、1日程
度)を手配する。また、機材及び備品(ノートパソコン2台、プロジェクター1台、
スクリーン1台、レーザーポインター1個、参加者用の卓上マイク6本(各国2本)
程度、卓上ネームプレート 15 個程度、卓上国旗(各国1本)、文房具(レポート
用紙及び黒ボールペン。15 部程度)、飲料水(机上配付及び休憩時にもコーヒー等
を手配))を確保し、会場の設営(インターネット設備を含む)、会議資料一式の
配付等を行う。機材については、会議前にテスト、リハーサルを行うこと。また、
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会議中は機器の操作を行い、円滑に会議を進行する。さらに、会議室正面に会議名
等を記載したバナー1枚、会場内に案内・誘導表示を5枚程度、掲示する。また会
議終了後には速やかにこれらの撤去作業・原状回復を行う。
4-5-4.事務室
・下記の事務機材・消耗品等を手配し、会議事務室に搬入の上、適切に設置を行う。
搬入、設置に当たっては事前に会場担当者と協議を行い、円滑に行う。また会議終
了後には速やかにこれらの撤去作業・原状回復を行う。
①カラープリンター(消耗品含む)1台
②ノートパソコン2台(①と接続し、印刷できる状態にすること。)
③インターネット設備
無線 LAN 等により②のパソコンがインターネット接続を行えるようにするととも
に、環境省担当官及び参加者が利用できるよう5台のパソコンがインターネット
に接続できるような環境を整える。
④コピー用紙(A4版 1,000 枚)、文房具等の必要な備品を手配する。
4-5-5.録音及び記録写真の撮影
・会議内容について IC レコーダー等で録音し、録音データを後日、環境省に提出す
る。記録写真及び参加者の集合写真を 20 枚程度、デジタルカメラで撮影し、会合
終了後、速やかにデータを環境省に提出する。
4-5-6.宿泊及び食事の手配
・中国及び韓国からの参加者の宿泊先(場所未定、2泊3日(予定))を各国提出の
登録用紙に基づき確保する。また、参加者の日程に合わせて、客室予約変更の連絡・
調整等を環境省担当官及びホテル側と行う。
・ポスト TEMM18 においては、以下のとおり昼食時及び夕食時にも会合を行う。請負
者は、メニューや価格等について環境省の了承を得た後、正式な注文、連絡調整
(宗教上又はアレルギー等の理由による食事制限に係る調整を含む)等をレスト
ラン等と行う。
*1日目
昼食(15 名程度、1人 3,000 円程度、飲み物代を含む。税抜)
夕食(15 名程度、1人 7,000 円程度、飲み物代を含む。税込)
*2日目
昼食(15 名程度、1人 3,000 円程度、飲み物代を含む。税抜)
夕食(15 名程度、1人 7,000 円程度、飲み物代を含む。税込)
*3日目
昼食(15 名程度、1人 3,000 円程度、飲み物代を含む。税抜)
4-5-7.視察の手配
・3日目の視察に関して、車両(15 名程度収容)を手配し、参加者の送迎及び案内を
行う。また、視察をスムーズに行えるよう、環境分野に十分な知見がある逐次通訳
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ガイド1名程度を手配する(4時間程度、日本語-英語を想定)。なお、運転中の
万一の事故に備えるため、あらかじめ自動車保険契約(任意保険)を結ぶものとす
る。
4-5-8.必要経費の支払い
・会場及び会議事務室使用料、設営費用、食事代(室料等含む)、視察(場所未定)
等に係る費用の支払いを行う。なお、中国及び韓国からの招へい参加者の旅費(航
空賃、到着空港から宿舎までの国内移動費、日当、宿泊費)は、各国がそれぞれ負
担する。食事の手配に関して、環境省職員分については別途清算するため、請負者
が飲食代金を負担する必要はない。
4-5-9.業務支援要員
・現地における会議開催準備と環境省事務局業務を支援するための要員として、会議
期間中(2日間(想定))、3名程度を配置する。そのうち1名は会議運営の十分
な経験があり、かつ日本語及び英語による円滑なコミュニケーションが可能で、業
務全体の取りまとめを行う会議責任者(契約の期間を通じて原則同一の者)とする。
現地においては、環境省担当官と常に連絡が取れる手段を持つこと(1人1台携帯
電話の所持など)。
・業務支援要員は、環境省担当官の指示を受け、参加者の案内、会議進行補助、事務
業務補助、機器の管理、文書・資料の作成・複写・配付、電話連絡・対応、写真撮
影、通訳者への指示、各種設営・撤去作業その他の業務支援全般を行う。業務支援
要員は、会議運営補助の十分な経験があり、パソコン(Word、Excel 等)による文
書・資料(日本語・英語)等の作成を問題なく行うことができる者とする。
4-5-10.議事録等の作成補助及び翻訳
・ポスト TEMM18 の議事概要(出席者名簿を含む)について取りまとめた文書(A4
版、日本語及び英語各5頁程度)を作成し、会合後2日以内に1部提出をする。ま
た、別途議事録(4-5-5.の録音データに基づき日本語でテープ起こしを行っ
たもの。)を作成する。
※議事録作成に係る資料翻訳想定:英語から日本語(A4版 10 頁程度)
4-6.TEMM19 関連会合支援
TEMM19 準備実務者会合(韓国(場所未定)、3泊4日想定)及び TEMM19 局長級会
合(韓国(場所未定)、2泊3日想定)の日本側出席者の支援のため、以下の業務を
行う。
4-6-1.会議資料作成補助及び翻訳
・日本側出席者の原稿案、会場で投影するパワーポイント資料や配付資料等の会議資
料の作成に係る補助的業務(加筆修正、翻訳、編集作業を含む。)を行う。
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※日本語から英語(A4版 30 頁程度)
4-6-2.主要文書の作成補助及び翻訳
・TEMM19 関連会合で使用する文書の作成補助及び翻訳を行う。
※日本語から英語(A4版 30 頁程度)、英語から日本語(A4版 20 頁程度)
4-6-3.議事録等の作成補助及び翻訳
・4-6.に示す TEMM 関連会合に出席し、議事録(A4版 25 頁程度、日本語)及び
議論をまとめた速報版(A4版5頁程度、日本語)の作成作業を行い、会議後2日
以内に各1部を提出する。
※議事録作成に係る資料翻訳:英語から日本語(A4版 20 頁程度)
4-6-4.TEMM19 局長級会合の通訳
・局長級会合について、過去に国際会議等における豊富な通訳実績があり、環境分野
に十分な知見のある日本語-英語の通訳者1名を逐次通訳者として配置する。
4-6-5.TEMM19 局長級会合等への同行
・上記4-6-1.~4-6-3.の業務を現地でも行うため、下記会合へ同行する。
なお、実務者会合及び局長会合は会議の際に英語を使用する。
平成 29 年1月頃
TEMM19 準備実務者会合(韓国(場所未定)、3泊4日想定)
※請負者1名程度の同行を想定
平成 29 年3月頃
TEMM19 局長級会合(韓国(場所未定)、2泊3日想定)
※請負者2名程度及び通訳者1名の同行を想定
4-6-6.TEMM19 に向けた準備作業
・TEMM18 の成果を踏まえ、TEMM19 に向け、日中韓の協力状況の整理、TEMM を通じた
今後の日中韓の環境協力の在り方を検討するとともに、協力提案の作成を含む準備
作業を行う。検討及び提案に当たっては、環境省担当官と十分に協議を行う。また、
TEMM19 及び関連会合等に関する連絡調整を中国及び韓国並びに日本側関係者と行
う。
4-6-7.サイドイベント開催に向けての調整
・TEMM19 の際の三カ国環境ビジネス円卓会議(以下「サイドイベント」という。)日
本側フォーカルポイントとして、サイドイベントの企画検討を環境省並びに中国及
び韓国担当者とともに行う。また、サイドイベント準備のため中国及び韓国担当者
並びに国内の関係者及び関連組織との連絡調整を行う。連絡手段は主に電子メール
(英語)とする。
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・サイドイベントの英語のプログラム案を作成する。プログラム案作成に当たっては、
日中韓の学生及びビジネス部門のそれぞれの共通の関心事を考慮するとともに、環
境省担当官、中国及び韓国担当者の了承を得ること。
※翻訳想定:英語から日本語(A4版のべ 10 頁程度)
・サイドイベント出席予定者を募集するため、上記プログラム案の日本語版、行程表
案並びにその他募集に必要となる資料を、作成すること。資料の言語はすべて日本
語とする。
4-7.TEMM 関連情報発信業務
4-7-1.TEMM18 広報
・TEMM18 開催後、本会合の内容を踏まえた TEMM パンフレットの作成作業を行う(A
4版、カラー両面 25 頁程度、日本語 200 部、英語 150 部程度)。作業に当たっ
ては、①TEMM 及び三カ国の環境協力について国民の関心を高める内容とするこ
と、②国民にわかりやすい内容とすること、③これまでの協力とこれからの協力
を明確にすること等に留意すること。④TEMM18 までのコミュニケ並びに 2010~
2014 年及び 2015~2019 年の2つに亘る環境協力に係る日中韓三カ国共同行動計
画の原文を掲載すること。
4-7-2.TEMM 日本公式ウェブサイト更新
・環境省が設置している TEMM 日本公式ウェブサイトについて、ウェブサイトが閲覧
者に対して有益な情報源となるよう検討するとともに、日中韓の環境協力に関する
最新の情報を収集し、適宜更新作業(月1回、A4版2~5頁程度)を行う。
※TEMM 日本公式ウェブサイト
http://www.env.go.jp/earth/coop/temm/introduction_j.html
4-8.報告書の作成
・4-1、4-2及び4-3の業務内容を取りまとめた報告書(A4版、軽印刷両面
100 頁程度、15 部)及び4-4、4-5、4-6及び4-7の業務内容を取りまと
めた報告書(A4版、軽印刷両面 100 頁程度、15 部)を作成し、納品する。
5.業務履行期限
平成 29 年3月 31 日まで
6.成果物
紙媒体:報告書(日本語版、英語版)各 15 部の計 30 冊(A4版
100 頁程度/冊)
電子媒体:報告書の電子データを収納した DVD-R 一式
※報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びその
電子データの仕様及び記載事項等は、別添によること。
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提出場所:環境省地球環境局国際連携課国際協力室
7.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を
行使しないものとする。
(3)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」という。)
が含まれている場合、その著作権は請負者に留保されるが、可能な限り、環境省
が第三者に二次利用することを許諾することを含めて、無償で既存著作物の利用
を許諾する。
(4)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者に留保
されるが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用することを許諾する
ことを含めて、第三者から利用許諾を取得する。
(5)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区別がつ
くように留意するものとする。
(6)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作
物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うもの
とする。
8.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とそ
の実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の
機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対
策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報
セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セ
キュリティ対策に関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要
になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を
報告すること。
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(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
9.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと
き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協
議しその指示に従うこと。
(2)静的コンテンツのみのホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサイト
作成ガイドライン」及び受注後に提供される「環境省ホームページ対応基準書」
に基づくこと。
また、
「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公開して
いる。
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
(3)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 28 年2月2日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。
(4)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は必要に応じて平成 27 年度日中韓
三カ国環境大臣会合共同研究・調査実施業務に係る資料等を所定の手続きを経
て環境省内で閲覧することを可能とする。
資料閲覧を希望する者は、環境省地球環境局国際連携課国際協力室に予め連絡
の上、訪問日時及び閲覧希望資料を調整すること。ただし、コピーや写真影響の
行為は禁止する。また、閲覧を希望する資料であっても、平成 27 年度日中韓
三カ国環境大臣会合共同研究・調査実施業務における情報セキュリティ保護等
の観点から、提示できない場合がある。
連絡先:環境省 地球環境局 国際連携課 国際協力室(℡ 03-5521-8248)
- 11 -
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2
月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデ
ジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)
を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の
表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基
準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作
製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に
適切な表示を行うこと。
英語サマリーについては、以下により作成すること。
以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。
① 環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/)
② 法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対訳辞書
(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/)
海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペースは
使用しないこと。特に以下に注意すること。
・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」
・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」、「`」「’」→「'」、「-」→「-」
・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度目以降
は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2)
・環境省の略称は「MOE」(大文字)
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
- 12 -
( 3 )( 2 ) に よる 成果物に加 え、 「 PDF ファイル形式」による成果物を作成す
ること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケ
ース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.成果物の二次利用
(1)納品する成果物(研究・調査等の報告書)は、オープンデータ(二次利用可能
な状態)として公開されることを前提とし、環境省以外の第三者の知的財産権が
関与する内容を成果物に盛り込む場合は、①事前に当該権利保有者の了承を得、
②報告書内に出典を明記し、③当該権利保有者に二次利用の了承を得ること。
第三者の知的財産権が関与する内容の一部または全部について、二次利用の了
承を得ることが困難な場合等は、当該箇所や当該権利保有者等の情報を、以下の
URL からダウンロード出来る様式に必要事項を記入し提出すること。
(2)環境省が保有するオープンデータの情報を政府が運用するオープンデータのポ
ータルサイト「データカタログサイト DATA.GO.JP(http://www.data.go.jp/)」
に掲載及び更新情報を反映させるためのデータに関する説明(メタデータ)につ
いて、成果物と併せて以下の URL からダウンロード出来る様式に必要事項を記入
し提出すること。
http://www.env.go.jp/kanbo/koho/opendata.html
4.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で
速やかに必要な措置を講ずること。
- 13 -
(別添3)
平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査
及び関連会合開催等支援業務に関する提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び関連会
合開催等支援業務に関する提案書の作成、審査等の要領を提示するものである。
Ⅰ
提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、「平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び関
連会合開催等支援業務に関する提案書の評価基準表」(以下「評価基準表」という。)
から「評価項目」及び「要求要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
0.仕様書の遵守
1.業務の基本方針
2.業務の実施方法
2.1仕様書
4-1-1.の業務内容
2.2仕様書
4-1-2.の業務内容
2.3仕様書
4-2.の業務内容
3.業務の実施計画
要求要件
仕様書に規定する業務の目的や作業事項
に反し、又は矛盾する提案がないこと。
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての
基本方針を記述すること。
仕様書に記載する「グリーン成長及び都市
レベルにおける低炭素社会づくり」のこれ
までの共同研究の整理について、実施手法
を提案すること。
仕様書に記載する「低炭素と環境にやさし
い都市づくりに関する共同研究」及び「グ
リーン経済と低炭素社会に関する共同研
究」の今後の方針とスケジュール設定につ
いて、実施手法を提案すること。
仕様書に記載する中国及び韓国における
環境行政の体制及び活動実態に関する調
査について、実施手法を提案すること。
仕様書に関する作業事項を表にまとめる
- 14 -
こと。
4.業務の実施体制
4.1執行体制、役割分担 業務の実施体制について、責任者の氏名・
等
役職、従事者の役割分担、従事者数、内・
外部の協力体制等を表にまとめること。
4.2従事者の実績、能力、業務に従事する者の類似業務(国際環境協
資格等
力に関する業務)の実績、本業務に関係す
る能力の資料、資格等を明示すること。ま
た、業務に従事する者の手持ち業務を明示
すること。
5.組織の実績
類似業務の実績
過去に国際環境協力に関する業務実績が
あれば、業務名及びそれぞれの概要等を記
載すること。
6.組織の環境マネジメントシステム認 事業者の経営における主たる事業所(本社等)
証取得状況
において、ISO14001、エコアクション
21、KES、エコステージ、地方公共団体に
よる認証制度等のうち、第三者による環境マネ
ジメント認証取得の有無、有の場合は認証の名
称を記載し、証明書の写しを添付すること。た
だし、開札する時点において認証期間中である
こと。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「本書は、平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合
(TEMM) 共同研究推進・調査及び関連会合開催等支援業務仕様書に基づき、その実施方
法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、
本提案書をその実施計画書と位置づけて行うものとする。」と必ず記載すること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項がないか
十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認められたとき
は、評価項目「0.仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格となる。
2)「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の環境マ
ネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、それぞれの要求要
件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の必要性に応じ、各評価
項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項について
は、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資料添付を行うこと
は差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、必ずその要点を提案書中
- 15 -
に記載すること。「評価項目」及び「要求要件」との関係が容易にわかり難い添付資
料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付すなど、専門家以外でも理解でき、審査可
能なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を変更して
も差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。提案書の分量は、様式記
載のとおりとすること。
提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を6部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及びメール
アドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書に添付さ
れ、本業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容として作成すること。
提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行として契約解除及び損害賠償請求
の事由となる。
- 16 -
Ⅱ
提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最も高い者
を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得していること。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果の平均値
を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたもの
とする。
3)基礎点部分の採点
技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
4)加点部分の採点
①配点5点の場合、技術上の基準に基づき、5点、4点、3点、2点、1点、0点
の6段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
②基礎点がある項目に係る加点部分の「0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎
点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、「評価基準表」に基づき、必
須とされた項目の基礎点に関する評価を提案書審査委員会の各委員が行う。各委員の
評価結果を同委員会で協議し、委員会において各必須項目毎に基礎点の獲得の可否を
判断する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案書を合格(基礎点を付与)とし、
それ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基礎点と
合計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、事実誤認等があ
れば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の技術点について、その平
均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に関する入札価格に基づく価格点を加算し、総合評
価点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た提案書の提出者
を落札者とする。
- 17 -
(別添4)
平成 28 年
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者役職・氏名
印
平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び関連会合
開催等支援業務に関する提案書の提出について
標記の件について、別添のとおり提出します。
なお、書類の提出に当たり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 18 -
平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査
及び関連会合開催等支援業務に関する提案書
提案書作成責任者
(株)○○ △部×課 ○○○
電話番号、FAX番号、メールアドレス
はじめに
本書は、平成 28 年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び
関連会合開催等支援業務仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うもの
である。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画
書と位置づけて行うものとする。
1.業務の基本方針
(作成注)
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方針を記述すること。
(※)A4判2枚以内とする。
2.業務の実施方法
2.1仕様書4-1-1.の業務内容
(作成注)
仕様書に記載する「グリーン成長及び都市レベルにおける低炭素社会づくり」の
これまでの共同研究の整理について、実施手法を提案すること。
(※)A4判1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4判1枚以内ずつ
とする。
2.2仕様書4-1-2.の業務内容
(作成注)
仕様書に記載する「低炭素と環境にやさしい都市づくりに関する共同研究」及び
「グリーン経済と低炭素社会に関する共同研究」の今後の方針とスケジュール設定
について、実施手法を提案すること。
(※)A4判1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4判1枚以内ずつ
とする。
- 19 -
2.3仕様書4-2.の業務内容
(作成注)
仕様書に記載する中国及び韓国における環境行政の体制及び活動実態に関する調
査について、実施手法を提案すること。
(※)A4判1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4判1枚以内ずつ
とする。
3.業務の実施計画
(作成注)
業務実施に関する作業事項を作業進行予定表にまとめること。
時
期
内
容
(※)A4判1枚以内とする。
4.業務の実施体制
4.1執行体制、役割分担等
(作成注)
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、従事者の役割分担、従事者数、
内・外部の協力体制等を表にまとめること。
(※)A4判1枚以内とする。
4.2従事者の実績、能力、資格等
(作成注)
業務に従事する者の類似業務(国際環境協力に関する業務)の実績、本業務に関
係する能力の資料、資格等を明示すること。
また、本業務に従事する主たる担当者の業務従事期間中における本業務以外の手
持ち業務の状況を記載すること。
- 20 -
(1)本業務に従事する主たる担当者
氏
名
生年月日
所属・役職
経験年数(うち類似業務従事年数)
年(
年)
専門分野
所有資格
経歴(職歴/学位)
所属学会
類似業務の実績
業務名
業務内容
主な手持ち業務の状況(平成
業務名
業務内容
年
月
日現在
履行期間
年 月~
年
月
件)
履行期間
年 月~
年
月
(※)業務内容の欄は概要を記入する。
(※)手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とする。
(※)A4判1枚以内とする。
(2)主たる担当者以外であって本業務に従事する者
氏名
所属・役職
専門分野
(※)A4判1枚以内とする。
(※)手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とする。
(※)以下複数人ある場合は、同様の様式にて記入する。
- 21 -
5.組織の実績
(作成注)
過去に国際環境協力に関する業務実績があれば、業務名、それぞれの概要等を記
載すること。
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4判4枚以内に記載すること。
注2 業務名は10件まで記載できるものとする。
注3 発注機関の受注形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。
注4 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5実績を証明するものとして、契約書写し、注文・請書写し(下請の場合のみ)
を添付すること。
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証期間:
認証の名称:
(※)証明書の写しを添付すること。
(※)事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得しているもの
に限る。
(※)申請中の場合は、その旨を明記し、開札前日までに証明書の写しを提出した
ものについて加点対象とする。
- 22 -
平成28年度日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM) 共同研究推進・調査及び関連会合開催等支援業務に関する提案書の評価基準表
評価項目
得点配分
技術上の基準
要求要件
評価
区分
0.仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項
に反し、又は矛盾する提案がないこと。
必須
10
10
1.業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての
必須
基本方針を記述すること。
10
10
-
仕様書に記載する「グリーン成長及び都市
レベルにおける低炭素社会づくり」のこれ
までの共同研究の整理について、実施手
法を提案すること。
任意
20
-
20
仕様書に記載する「低炭素と環境にやさし
2.2仕様
い都市づくりに関する共同研究」及び「グ
書4-1
リーン経済と低炭素社会に関する共同研
-2.の
究」の今後の方針とスケジュール設定につ
業務内容
いて、実施手法を提案すること。
必須
40
15
25
2.3仕様
仕様書に記載する中国及び韓国における
書4-2.
環境行政の体制及び活動実態に関する調
の業務内
査について、実施手法を提案すること。
容
任意
20
-
20
業務実施に関する作業事項を作業進行予
定表にまとめること。
必須
10
10
-
大項目
中項目
(別添5)
加点
加点の
採点
-
-
業務の目的を的確に理解し、妥当な基本
方針であること。
-
-
-
提案内容が業務目的を達成する上で、効
果的であり、確実性が認められること。
合計 基礎点 加点
基礎点
提案書が全体として仕様書を遵守してお
- り、業務の目的や作業事項に反し、又は
矛盾する内容がないこと。
2.業務の実施方法
2.1仕様
書4-1
-1.の
業務内容
3.業務の実施計画
要求する実施手法が具体的に提案されて 提案内容が業務目的を達成する上で、効
いること。
果的であり、確実性が認められること。
-
提案内容が業務目的を達成する上で、効
果的であり、確実性が認められること。
業務履行期限までに実施可能な実施計
画であること。
-
-
4.業務の実施体制
-
業務の実施体制について、責任者の氏
4.1執行
名・役職、従事者の役割分担、従事者数、
体制、役
内・外部の協力体制等を表にまとめるこ
割分担等
と。
4.2従事
者の実
績、能
力、資格
等
必須
30
5
業務に従事する者の類似業務(国際環境
協力に関する業務)の実績、本業務に関係
する能力の資料、資格等を明示すること。
必須
また、本業務に従事する主たる担当者の
業務従事期間中における本業務以外の手
持ち業務の状況を記載すること。
30
10
適切な役割分担等により業務執行体制が
構築されていること。外部の協力者(又は
効果的・効率的な人員配置、他機関との
再委託者)に業務の一部を行わせる場合
25
効果的・効率的な協力体制が構築されて
は、業務の根幹部分を提案者が実施する
いるか。
こと、協力者等の役割分担が明確で、適
切であること。
20
過去に国際環境協力に関する業務を行っ
業務に従事する者の手持ち業務が1人当
た実績のある担当者がいる場合を4点と
たり10件以下であること。
し、件数や調査概要に応じて加点する。
5.組織の実績
-
過去に国際環境協力に関する業務実績が
類似業務
あれば、業務名、それぞれの概要等を記
の実績
載すること。
任意
25
-
25
-
過去に国際環境協力に関する業務実績が
ある場合を5点とし、3件以上を15点、5件
以上ある場合を25点とする。
事業者の経営における主たる事業所(本
社等)において、ISO14001、エコアクショ
ン21、KES、エコステージ、地方公共団体
6.組織の環境マネ
による認証制度等のうち、第三者による環
ジメントシステム認証
境マネジメント認証取得の有無、有の場合
取得状況
は認証の名称を記載し、証明書の写しを
添付すること。ただし、開札する時点にお
いて認証期間中であること。
任意
5
-
5
-
事業者の経営における主たる事業所(本
社等)において、環境マネジメント認証取
得があるか。1つでもあれば加点(5点)
技術点
小計
200
60
140
価格点
総計
100
300
加点合計
基礎点
価格点
総合評価点
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、0~5の6段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
- 23 -
60
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
- 24 -