峠汚水準幹線マンホールポンプ設置(般 4 工区)工事 特 記 仕

峠汚水準幹線マンホールポンプ
汚水準幹線マンホールポンプ設置
マンホールポンプ設置(般
設置(般 4 工区)工
工区)工事
特
周南市
記
仕
上下水道局
様
書
下水道工務課
下水道工務課
―
目
次
―
第1章
総
則 ··················· P.2
第2章
機械設備 ··················· P.4
第3章
電気設備 ··················· P.8
1
第
1
章
総
則
1.適用範囲
本特記仕様書は峠汚水準幹線マンホールポンプ設置(般 4 工区)工事に適用する
ものであり、法令その他特別の定めるもの以外は、全て本仕様書に準拠し、本市係
員の(以下「監督員」と呼ぶ)指示により工事の施工に当たらなければならない。
2.工事名称
峠汚水準幹線マンホールポンプ設置(般 4 工区)工事
3.工事場所
周南市大字栗屋字峠地内
4.施工期日
平成28年
月
日
~
平成29年
3月17日
5.工事概要
汚水中継ポンプ施設として、組立2号マンホール内に汚水ポンプを新設する
機械設備および電気設備工事である。
6.一般事項
(1)本仕様書に特に定めていない事項については本市係員の監督員との打合せによ
るものとする。
(2)請負者は、工事施工にあたり諸法規を遵守しなければならない。
1)労働基準法
2)労働安全衛生法
3)建設業法
4)公害対策基本法
5)水質汚濁防止法
6)大気汚染防止法
7)悪臭防止法
8)下水道法
9)電気事業法
10)道路交通法
11)騒音規制法
12)その他関係法令、条例
2
(3)請負者は、工事施工にあたり諸機関に準拠しなければならない。
1)日本工業規格(JIS)
2)日本電機工業会標準資料(JEM)
3)日本電気規格調査会標準規格(JEC)
4)その他関連の規格
(4)工事施工に必要な関係官公庁、その他の者に対する諸手続きは、監督員の承諾
を得て、請負者において迅速に処理するものとする。
7.納品図書
(1)納品図書は、製作仕様書、外形図、構造図、据付図、電気結線図およびその他
の必要な図面より成り、各2部(返却用1部含む)提出するものとする。
(2)納品図書に訂正があれば、その部分を明示した訂正納品図書を、前記要領で再
提出するものとする。
8.検査
製作工場においてポンプはJIS B 8301、JIS B 8302に基づ
き、組立完成後に性能試験を行ない、制御盤は耐圧試験、動作試験を行なうものと
する。
現地において総合試運転を実施し、正常な運転が行なわれていることを確認する
ものとする。
9.材料保管
工事の竣工まで機器、材料の保管の責任は請負者にあるものとする。
10.保障期間
(1)機器の保障期間は規定による引渡しを受けた日から2箇年とする。
(2)保障期間内に明らかに請負者の設計、製作、施工の不備に起因する故障が生じ
た場合は、請負者の責任において直ちに修理または取替えをしなければならない。
3
第
2
章
機
械
設
備
1.ポンプ
(1)使用目的
本ポンプは汚水中継ポンプ施設の汚水を揚水するものである。
(2)仕様
型
式
着脱式水中汚水ポンプ(改良型ノンクロッグ)
口
吐
出
径
量
65mm
0.159m3/min
全
揚
程
5.6m
電動機出力
0.75kw
周
数
60Hz
電
圧
起動方式
200V
直入
保護装置
オートカットまたはサーマルプロテクタ
台
2台
波
数
(3)構造
1)ポンプおよびマンホール底面はスカム対策構造とする。
2)本ポンプは、汚水を揚水するもので、水中において連続運転に耐えうる堅
ろうな構造とする。
3)ポンプは、振動や騒音が少なく、円滑に運転できるとともに、特に有害な
キャビテーション現象が発生しないような構造とする。
4)ポンプに使用する電動機は、乾式水中型誘導電動機とし、起動方法(7.
5KW以下)は直入れとする。異常温度上昇を検知するオートカット、また
はサーマルプロテクタを内蔵すること。また、(ポンプ口径80mm以上)
浸水検知器を装備するものとする。
4)ポンプケーシングは内部圧力及び振動等に対する機械的強度並びに、腐食、
磨耗を考慮した良質の鋳鉄製品とする。また、分解、組立が容易であるもの
とする。
5)ポンプ羽根車は、ステンレス鋳鋼製とし、羽根車のバランスは十分にとり、
回転時に振動、騒音を引き起こす原因にならない構造とする。
6)主軸は電動機軸を延長したもので、伝達トルクおよびねじ(捩)り振動に
対して十分なる強度を有するものとする。
7)軸封部は、メカニカルシールを用い運転中、停止中を問わず異物がモータ
ー内に進入しないよう中間に軸封油を密封した二段構造とする。
8)回転部重量および水力スラストは、電動機に内装した軸受けにて支持する
ものとし、長時間の連続運転に耐えうる構造とする。
4
(4)仕様材料及び塗装
1)主要材料
2)塗
ケ ー シ ン グ
FC200以上
羽
主
SCS13以上
SUS403相当以上
根
車
軸
着 脱 ベ ン ド
FC200以上
ガイドパイプ
SUS304
ガイドホルダー
吊上チェーン
SUS304
SUS304
TP20S
装
すべての機器据付後、鋳鉄部および塗装による防食処理が必要な箇所
は、現場塗装を行うこと。
エポキシ樹脂塗料(ノンタール)
塗膜厚0.2mm以上(下水道マンホールポンプ施設技術マニュアル準拠)
但し、SUS、VP 使用部は除く。
(5)付属品
水中ケーブル
ポンプ着脱装置
各
各
1
1
式(40m)
式
ガイドホルダー
各
1
式
ガイドパイプ
各
1
式
(ボルトナット取付部材含む)
基礎ボルトナット・ナット
各
1
式
吊上げ用チェーン
各
1
式
ケーブルフック
各
1
式
ベルマウス
各
1
式
1
式
(ボルトナット取付部材含む)
その他必要品
(6)機器の据付
1)マンホール内のステップとマンホールのセンターを基準とし、正確に墨出
しを行うこと。
2)着脱ベンドの施工は水平垂直レベルに留意し、据付後機器の性能に支障を
きたすことのないように十分注意し施工すること。
5
2.予旋回槽
(1)使用目的
スカム対策として、予旋回槽を設置する。
(2)仕様
2号マンホール用(φ1200)
(3)使用材料
1
式
FRP製
(4)付属品
ポンプ着脱装置取付架台
各
1
式
3.弁類
(1)汚水用逆止弁
1)仕様
形
式
ボール式逆止弁(JIS10K)
口
径
65mm
台
数
2個
2)構造
a)弁は閉鎖時に急激な水撃圧に対し十分な耐久力のあるもので、水密が
十分に保たれる構造とすること。
b)弁体は、開閉作動確実なもので、流水抵抗の極力少ない構造とするこ
と。
3)使用材料
弁
弁
箱
体
SCS13程度
NBR程度
形
口
式
径
ボール式仕切弁(JIS10K)
65mm
台
数
2個
(2)汚水用仕切弁
1)仕様
2)使用材料
弁
弁
箱
体
SCS13程度
SUS304程度
6
(3)汚水用空気抜き弁
1)仕様
形
式
汚水用空気抜き弁(ねじ込み式)
口
径
20mm
台 数
2)使用材料
4.配
2個
弁
箱
SCS13程度
弁
体
EPT程度
管
(1)使用材料及び工事範囲
1)使用材料
揚 水 管
吐出マンホール内配管
65mm
65mm
SUS304TP20S
SUS304TP20S
2)工事範囲
汚水ポンプからマンホール出口部(槽外拡大管)までの揚水管と、吐出マ
ンホール内配管とする。
配管設置時におけるマンホールの削孔も含む。
(2)配管
1)配管の結合は漏水のないように正確、確実な構造とすること。
2)配管の固定は、堅ろうに取付のこと。
5.その他
特記なき場合は、下水道マンホールポンプ施設技術マニュアル/㈶下水道新
技術推進機構、日本下水道事業団機械設備一般仕様書及び電気設備工事一般仕
様書によるものとする。
7
第 3 章
電
気
設
備
1.盤共通事項
(1)制御盤概要
1)盤の主要構造材料は,収納機器の重量、作動による衝撃などに十分耐える
強度を有するものとする。
2)ドアには鍵を設ける。
3)屋外形は防雨性を有し,雨水のたまらない構造とする。
4)盤類の形状及び寸法は,設計図を参照し、納品図書において決定するもの
とする。
5)監視装置としてFOMA回線通信装置を設ける。
6)停電時対応として自家発電機接続用端子を設ける。
(2)主回路
1)主同路の電圧は交流200Vとする。
2)主回路に用いる母線及び接続導体は銅を使用し、規定の条件のもとに定格
電流及び定格短時間電流を流しても十分にこれに耐えるものとする。
絶縁電線を用いる場合は原則として600Vビニル絶縁電線IV(J1
S C 3307)または、電気機器用ビニル絶縁電線KIV(JlS C
3316)を使用するか、または同等品以上とする。
(3)制御回路
1)制御電源は主回路より分岐する。
2)制御回路に用いる電線は原則として600Vビニル絶縁電線IV(JlS
C 3307)または、電気機器用ビニル絶縁電線KIV(JlSC331
6)に規定されたもので、断面積が1.25mm2以上を使用し、かつ可動部は、十
分可とう性があるものとする。ただし、電流容最、電圧降下などに支障がな
く保護協調がとれれば細い電線を使用してもよいものとする。
3)電線被覆の色別は、JEM1122により下記の色別を行うものとする。
計装用変圧器二次回路
黄 色
変 流 器 二 次 回 路
黄 色
制
御
回
路
黄 色
接
地
回
路
緑 色
8
2.ポンプ制御盤
(1)仕様
形
入
面
概
力
略
式
ステンレス製屋外装柱形
電
圧
3相3線
寸
数
法
1面
450W×230D×1000H
200V 60Hz
(納品図書において決定するものとする。)
(2)器具類
交流電圧計
1組
表示・操作パネル
1式
制御通報コントローラ
1式
(水位変換回路、故障時バックアップ回路含む)
双投開閉器
配線用遮断器
1個
1個
漏電遮断器
1式
進相コンデンサ
2個
電磁接触器
2個
逆相リレー
2Eリレー
1個
2個
(逆相リレーと併せて3Eを構成)
電源用避雷器
1個
ファン・スペースヒータ
1式
盤内照明(LED式)
端子台・内部配線
1個
1式
FOMA通信装置
1式
FOMAアンテナ
1式
(3)制御機能
1)自動運転及び手動運転
2)単独交互または並列交互運転
3)バックアップ運転
4)スカムタイマー
5)過熱防止タイマー
6)異常高水位抑制間欠運転機能
7)異常高水位抑制可変水位制御機能
8)滞留防止運転機能
9
(4)監視機能
1)適用回線
FOMA(NTT
DoCoMo)
2)監視項目
ポンプ故障、異常高水位、停電等8項目以上
3)監視方式
インターネットによるWEB監視(メール通報含む)
4)停電保証
5)データ蓄積
1時間
日報、月報をCF内にCSVファイルにて保存
(5)WEB監視
1)位置図
2)機場詳細図
マンホールポンプ場の位置
マンホールポンプ場の詳細状態
3)帳票
日報、月報、故障履歴等をファイル形式で保存
4)トレンド
故障時における水位等の情報を取得
5)バックアップ
機器故障時にバックアップする予備サーバを設置
6)その他
通信機器の追加、交換等の変更が容易であること
(6)付属品
1)投込式水位計(圧力式)
1式(ケーブル40m)
2)フロートスイッチ
1個(ケーブル40m)
(7)盤の据付け
制御盤(装柱形)は水平に据え付くように調整のうえ、所定の金具で柱に頑
固に取付けのこと。
3.配線管工事
(1)本工事に使用する電線管は下記とする。
1)露 出 配 管
G
2)地 中 配 管
EFP
3)接 地 線 用
VE
(2)本工事に使用するケーブルは下記とする。
1)低圧ケーブル
600V
VVR
2)制御ケーブル
600V
CVV
PEV-S
3)接地ケーブル
600V
(3)端子への接続
各端子への接続は、圧着端子でおこなうこと。
10
IV
4.接地工事
接地工事の接地極には、接地銅板または連結式接地棒を使用し、各種接地抵
抗値の基準値内になるように施工すること。
5.引込電柱の建柱
低圧電力は引込電柱にて引き込むものとする。建柱にあたっては監督員の指
示によるものとする。
6.その他国土交通省大臣官房官庁営繕部電気設備工事共通仕様書(最新版)に準ずる
こと。
11