第 百三十六 回 ఱ さき の 地域のかたがたに信頼される救急救命士になりたい たん ︶ 21 もあります﹂と話していました。 救 急 救 命 士 を 目 指 し た き っ か け を 伺 う と ﹁高校三年生の時に医療関係の仕事に携わり たいと思い、いろいろと調べました。その中 で救急の最前線にいるのが、救急隊や救急救 命士という職種であることを知りました。男 性が多い職場ですが、女性でも出来ないこと もないと考えて、高校を卒業後、専門学校に 入学しました。学校で救急救命士の勉強をし てから消防本部に入庁しました﹂と当時の心 境を振り返っていました。 ﹁現 場 で は、男 性 の 救 急 救 命 士 と の 体 力 差 を 感 じ、不 安 に な っ た こ と も あ り ま し た が、 周囲がその部分を配慮してくれているので、 仕事はしやすいです。また、女性が患者のと きもあります。女性の視点でケアを心掛ける ことで、適切な処置につなげられるように努 めています﹂と笑顔でした。 丹さんは﹁何でも臨機応変に対応できるよ うに、医療の勉強をしながら、たくさん経験 を積み、さまざまなことを吸収し、地域のか たがたから信頼されるような救急救命士にな りたいです。また、職場でも頼りにされるよ うな存在になりたいです﹂と目を輝かせてい ました。 湯沢雄勝広域消防本部 救急救命士 丹 咲乃さん︵ 傷病者 を 病 院 な ど の 医 療 施 設 ま で 迅 速 か つ 安全に搬 送 す る 救 急 車 。 電 話 で の 出 動 要 請 を 受け、通 常 は 救 急 隊 員 と 救 急 救 命 士 で 構 成 さ れる三人 が 一 隊 と な り 現 場 へ 急 行 し ま す 。 湯沢雄 勝 広 域 消 防 本 部 に は 消 防 職 員 が 百 五 十六人お り 、 そ の 中 で 緊 急 搬 送 を 担 え る 救 急 隊︵救急 課 程 研 修 を 受 け 、 救 急 隊 員 の 資 格 を 持った人 ︶ は 、 百 二 十 七 人 い ま す 。 従 来 の 救 急隊員は 、 傷 病 者 を 病 院 ま で 搬 送 す る だ け で 、 医療行為 を 行 う こ と は 認 め ら れ て い ま せ ん で した。し か し 、 心 肺 停 止 を 含 む 重 症 傷 病 者 に 対して適 切 な 処 置 を 実 施 す る こ と は 救 命 率 の 向上につ な が る と し て 、 平 成 三 年 に 救 急 救 命 士法が制 定 さ れ ﹁ 救 急 救 命 士 ﹂ が 制 度 化 さ れ ました。 救 急 救 命 士 は 国 家 試 験 を 受 験 し て 資 格を取り 、 医 療 行 為 の 認 定 を 受 け た 人 が 医 師 の指示の 下 、 救 急 救 命 処 置 を 行 う こ と が で き ます。消 防 本 部 に は 救 急 救 命 士 が 二 十 三 人 い ますが、 今 年 の 四 月 に 女 性 初 の 救 急 救 命 士 が 誕生しま し た 。 丹さん は ﹁ 救 急 救 命 士 は 、 救 急 要 請 が あ っ た現場で は 患 者 さ ん の 呼 吸 や 血 圧 を 計 る な ど の観察を し ま す 。 ま た 、 私 は ま だ 認 定 を 受 け ていない の で 出 来 ま せ ん が 、 必 要 が あ れ ば 医 師と連絡 を 取 り な が ら 、 医 療 行 為 を 行 う こ と 10.1 Vol. 276 ■発行日/2016.10.1 ■発行/湯沢市 ■編集・デザイン/総務部 ひびく・つながる創造課 〒012-8501 秋田県湯沢市佐竹町1番1号 (TEL0183-55-8249、FAX73-2117) ■ホームページ/http://www.city-yuzawa.jp/ ■広報へのメール/[email protected].l g.jp ■市長へのメール/[email protected].l g.jp 広報 ひ と 4月から9月16日までの秋田県消防学校 (由利本荘市)での研修を終えて、20日に久 しぶりに出勤した丹さん。気持ちを新たにして 職務に臨みます
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