専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 (別紙様式4) 平成27年11月25日現在 職業実践専門課程の基本情報について 学 設置認可年月日 校 長 名 専門学校北海道リハ ビリテーション大学 校 平成8年4月1日 太田 智弘 設 置 者 名 設立認可年月日 代 表 者 名 学校法人吉田学園 昭和53年10月31日 吉田 松雄 目 的 校 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-3364 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-6070 本学科は、医療技術に関する知識及び技術を教授するとともに、豊かな教養と人格を備えた有能な医 療技術者を養成し、よって社会に貢献しうる人材を育成することを目的とする。 分野 医療 名 課程名 学科名 専門課程 理学療法学科 講義 教育課程 1,440時間 生徒総定員 生徒実員 240人 学期制度 長期休み 生徒指導 修業年限 全課程の修了に (昼、夜別) 必要な総授業時 数又は総単位数 4年(昼) 3,405時間 演習 実験 480時間 0時間 専任教員数 225人 ■前期: 4月1日~9月30日 ■後期:10月1日~3月31日 専門士の付与 高度専門士の付与 ― 平成17年文部科学 省告示第170号 実習 実技 1,470時間 兼任教員数 15時間 総教員数 10人 ■学年始め:なし ■夏 季:7月25日~8月20日 ■冬 季:12月26日~1月8日 ■学 年 末:3月6日~3月31日 有 ・無) ■クラス担任制(○ ■長期欠席者への指導等の対応 ・クラス担任制をとり早期段階で注意 喚起・面接指導を実施。必要に応じ保 護者との三者面談を通し学習意欲の 向上を促す。 - 1 - 28人 38人 有 ・無) ■成績表(○ 成績評価 ■成績評価の基準・方法につい て ・成績評価は100点満点とし、 点数によりA~Dに分類、うちA ~Cを合格とし単位修得を認め る。ただし科目授業時数の2/3 (臨床実習日8/9)出席した場合 のみ認める。 ・評価方法は定期試験、課題並び に学習活動等を総合的に勘案し て行う。 ・教育課程の定めるところによ 卒業・進級条件 り、教育指導計画に従って履修 しその成果が満足と認めた場 合。 ・加えて卒業は修業年限以上在学 した場合。 ■課外活動の種類 課外活動 ■サークル活動(○ 有 ・無) 専門学校北海道リハビリテーション大学校 就職等の状況 ■主な就職先、業界 北樹会病院 24時間救急指定病院 小林病院 北斗病院 高橋病院 北海道勤労者医療協会 市立札幌病院 主な資格・検定 専門課程 理学療法学科 ・理学療法士 他 ■就職率 100% ■卒業者に占める就職者の割合100% ■その他(任意) (平成26年度卒業者に関する平成27年5月時点の 情報) 中途退学の現状 ホームページ ■中途退学者14名 ■中退率6% 平成26年4月1日在学者225名(平成26年4月入学者を含む) 平成27年3月31日在学者196名(平成27年3月卒業生を含む) ■中途退学の主な理由 進路変更・病気・学業不振 ■中退防止のための取組 (学業不振者) 単位未取得になる可能性が高い者には補填授業等を行い、未取得者を増加させない取り 組みをしている。 (学校生活不適応者) クラス担任等が細目に学生個々人に目を配り、生活の変化があった場合にはすぐに個別 面談等を行う等、怠惰な学生を減少させる取組をしている。 URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ ※1「大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職(内定)状況調査」の定義による。 ①「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。 ②「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等か ら採用通知などが出された者)をいう。 ③「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の 進路として「進学」 「自営業」 「家事手伝い」 「留年」 「資格取得」などを希望する者は含まない。 ※「就職(内定)状況調査」における調査対象の抽出のための母集団となる学生等は、卒業年次に在籍している学生等としている。ただし、卒業 の見込みのない者、休学中の者、留学生、聴講生、科目等履修生、研究生及び夜間部、医学科、歯学科、獣医学科、大学院、専攻科、別科の学 生は除いている。 ※2「学校基本調査」の定義による。 全卒業者数のうち就職者総数の占める割合をいう。 「就職」とは給料,賃金,報酬その他経常的な収入を得る仕事に就くことをいう。自家・自営業に就いた者は含めるが,家事手伝い,臨時的な 仕事に就いた者は就職者とはしない(就職したが就職先が不明の者は就職者として扱う。 ) - 2 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 1.教育課程の編成 (教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針) 医療分野教育課程編成委員会は、医療分野における推薦学科等において、実践的かつ専門的な職業教育を 実施するため、企業等との連携を通じ必要な情報の把握・分析を行い、教育課程の編成(授業科目開設・ 授業内容・実施方法の改善・工夫等)に活かすことを基本方針とする。 (教育課程編成委員会等の全委員の名簿) 平成 27 年 10 月 1 日現在 名 前 長尾 俊 所 属 江別地域ケア連絡会 幹事 医療法人はるにれ 介護老人保健施設はるにれ 課長 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 公益社団法人 北海道作業療法士会 教育部部長 馬道 健弘 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 作業療法科主任 太田 吉田 吉田 柿崎 浜本 目黒 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 智弘 克彦 香織 貴浩 浩一 文彦 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 校長 副校長 学科長 学科長 副学科長 副学科長 (開催日時) 第1回 平成 27 年 9 月 29 日 19:00~20:00 第2回 平成 28 年 2 月中旬予定 2.主な実習・演習等 (実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針) 事業委託契約書による連携を基本とし、実践的かつ即戦力となり得る技術習得を目指すために連携を行うも の。 科 目 名 臨床実習Ⅲ 科 目 概 要 3 年次の総合臨床実習を踏まえ、実際の症例の 状況や変化に応じた評価手技の応用性を養う とともに、理学療法の実施に際しても反応や変 化を適確に把握し、ゴールやプログラムの変更 を含む理学療法の進め方を理解する。 - 3 - 連 携 企 業 等 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 イムス札幌内科リハビリテーシ ョン病院 医療法人社団医修会大川原脳神 経外科病院 医療法人社団仁生会西堀病院 社会医療法人高橋病院 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 3.教員の研修等 (教員の研修等の基本方針) 教員は、次に掲げる各研修を通し、現在就いている業務又は将来就くことが予想される業務の遂行に必要 な知識・技術・技能等を修得するとともに、その他その遂行に必要な能力・資質等の向上を図ることを基 本方針とする。 ・教職員研修会 ・専門学校教育研修会 ・新入職員研修 ・階層別研修 ・外部研修等(学会等を含む) 4.学校関係者評価 (学校関係者評価委員会の全委員の名簿) 平成 27 年 10 月 1 日現在 名 前 所 属 長尾 俊 江別地域ケア連絡会 幹事 医療法人はるにれ 介護老人保健施設はるにれ 課長 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 公益社団法人 北海道作業療法士会 教育部部長 馬道 健弘 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 作業療法科主任 (学校関係者評価結果の公表方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ 5.情報提供 (情報提供の方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ - 4 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 授業科目等の概要 (医療専門課程 理学療法学科)平成 26 年度 分類 習 義 【物理学】私たちの生活には物理学により説明できる事象が沢山あり、携帯 電話をはじめとする物理学を応用した機器も多い。また、介護・医療の現場 でも物理学に基づいた考えは欠くことができない。この授業では、物理学の ○ 自然科学 基礎を学び、理解し、それぞれの分野で私たちの生活、介護・医療との関連 性を考える。また、数式を理解し、物理量の計算もできるようにする。 【生物学】他の科目の参考となるよう、DNA から生態系まで、生物学の基本 1 ・ 前 期 30 2 30 1 30 1 △ ○ 4 ・ 通 年 30 1 △ ○ 3 ・ 後 期 15 1 △ ○ 1 ・ 前 期 30 2 ○ ○ 的な知識を学ぶ。 ○ 情報科学Ⅰ ○ 情報科学Ⅱ 文書、集計表、グラフ、スライドを作成できるようになる。PCの基本的な 操作を身につける。 情報科学Ⅰで習得した操作・知識を基礎として、データベースとはどんなも のかを学ぶ。Word、Excel の中のデータベース機能を理解する。データベー ス専用ソフトである Access の操作をマスターする。 臨床実習や就職先での活用を目標に、コンピュータを活用してのプレゼンテ ○ 情報科学Ⅲ ーションができる。 国家試験対策システムを利用して学習し、国家試験問題の傾向をつかみ、正 答率を上げる。 卒業研究に向けて、文献検索・統計処理方法を学び、実践する。 ○ 統計処理 Microsoft PowerPoint 2010 の基本操作を学習し、表現知識とプレゼンテー ション技術の向上を目標とする。最終的には、ツールを使用した効果的な発 表方法を身につけ、卒業論文への足がかりとする。 1 ・ 前 期 2 ・ 前 期 ○ 初めて心理学を学ぶ皆さんに、心理学はどのような学問か、その歴史と研究 方法、また、環境へ適用してゆく上で心はどのように役立っているのか、そ して心の仕組みはどのようになっているのかについて、幅広い心理学の中か ら代表的なものについて学んでいきます。心理学の基礎知識、感覚・知覚・ ○ 心理学 記憶・思考・学習・言語・発達・性格を取り上げ、人間一般の行動の法則性 を理解することを目的とします。基礎心理学として、心理学の分類や歴史、 脳の働きと心の関係について理解した上で、発達や学習など様々な分野への 心理学の応用、また「心をよめる」 「心理テスト」など一般的な印象とは違う、 実際の学問としての心理学を理解してもらいます。 - 5 - 実験・実習・実技 演 講 単位数 授 業 時 数 授業科目概要 配当年次・学期 自由選択 修 選択必修 必 授業科目名 授業方法 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 この講義は科学哲学の講義であり、学生が科学者としての態度を身につける ことを目標とする。つまり、知識の蓄積ではなく、知識を作り出すための態 度の形成が目標である。医療者は医療技術者である一方、医療技術の開発者、 つまり医学の研究者でもある。無論、この研究は科学一般のパラダイムに従 って、つまり科学研究の前提となる態度と方法に従って行われなければなら ない。また、一般に科学理論に従うことが、誤った治療方法に陥らないため の条件でもある。見方を変えると、これに従わなかったため治療成果が挙げ られない場合、医療者に弁明の余地はなく、医療者個人が責任を取らなけれ ばならない。 ○ 哲学 上のような背景事情を前提にしつつ、講義という形態の中に随時演習を取り 入れ、それによって学生が科学の理解を深め、その思考態度を確立するのが この講義の目標である。ただし、この態度の習得は中等教育の目標でもあり、 1 ・ 前 期 15 1 ○ 3 ・ 前 期 30 2 ○ 3 ・ 前 期 30 2 ○ そこにおける学生の習熟度に応じて講義の中での演習を行う。したがって授 業は随時提出される演習課題への学生の解答をフィードバックさせて行われ る。加えて、知識の集積ではなく、むしろ態度の習得が目標なので、習得す べき個々の学習内容はあらかじめシラバスで提示できるが、時間ごとの講義 内容を前もって明示することはできない。下のコマ数は目安に過ぎず、講義 はおおむね以下の順序で行われるが、必要に応じて随時、テーマを遡ること がある。 倫理学のこの講義は医療者としての態度を形成することが目標である。した がって、倫理学的議論の知識を持つべきことは無論のこと、それを通して何 よりもまず、医療者としての社会的、道徳的立場を確立することが目標とな る。認識すべき重要なことは、他人の生命、健康を左右するため、医療者と しての責任は、他の職種よりも大きいことである。つまり、一般の大人以上 の高い道徳性が医療者には求められる。従って、他の講義とは異なり、ここ では知識の習得ばかりでなく、道徳的態度の確立が優先課題となる。このこ とを考慮し、この講義の中では講義ばかりではなく、その態度の確立に関与 する問いを立て、随時考察してもらう。 一方、医療を巡る社会状況はめまぐるしく変化する場合がある。その変化の ○ 倫理学 中でも医療者としての自分の立場を確立することがこの授業の目標である。 そこで最新の社会現象について、随時考察を試みてもらう。この考察の結果 を授業にフィードバックさせる。これは状況の変化に対応させるため、前も ってシラバスの中で予告することはできない。近年では健康保険制度の改革 が問題になり、特にその一般的な政策である構造改革の理解にまで立ち入る 必要があった。この種の問題は医療システムと直接的な関係と緊急性がある ので、相応の時間を取って理解を深めてもらう場合がある。 以上のように、学生の習熟度と社会状況の関係の中で講義を進めるので、時 間ごとの講義内容をシラバスであらかじめ指示することはできず、下はあく まで目安となる講義計画である。知識として習得すべき内容はほぼ以下の通 りであり、講義はおおむねこの順序に沿って進められるが、テーマによって は数時間かけて議論する。 ①社会福祉の歴史や政策などの基礎知識を学び、日本における制度・政策の ○ 社会福祉学 実情を理解する。 ②障がい者・高齢者にとっての「自立」とはいかにあるべきかを学び、専門 職の役割について考える力をつける。 - 6 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 •医療職におけるコミュニケーションの重要性を理解する。 •医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーについてその重要性を理解する。 ○ 実践コミュニ ケーション •対象者や場面に合わせたコミュニケーションを学習する。 •コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用法について理解し、臨床実 践の基礎とする。 1 ・ 通 年 30 1 ○ 1 ・ 通 年 30 1 ○ 1 ・ 前 期 15 1 ○ 1 ・ 前 期 45 3 ○ 1 ・ 通 年 60 4 ○ 1 ・ 後 期 45 1 1 ・ 通 年 90 6 •コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の基礎とする。 スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力を身につける。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習方法・テスト勉強・スケ ○ 表現論 ジュール管理ができる。 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々な表現の機会のために必要 な基本的事項について表現技法を習得する。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの作成ポイントを列挙でき る。 •医療職におけるコミュニケーションの重要性を理解する •医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーについてその重要性を理解する。 ○ 人財育成概説 •対象者や場面に合わせたコミュニケーションを学習する。 •コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用法について理解し、臨床実 践の基礎とする。 •コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の基礎とする。 スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力を身につける。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習方法・テスト勉強・スケ ○ 解剖学Ⅰ ジュール管理ができる。 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々な表現の機会のために必要 な基本的事項について表現技法を習得する。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの作成ポイントを列挙でき る。 ・生物としての代謝と動物としての運動のための人体の構造を系統的に学び 理解することを目的とする。 ○ 解剖学Ⅱ ・具体的には感覚器、消化器、呼吸器、泌尿器、循環器、神経系、内分泌器 について学習する。 ・基本的な解剖学の名称と器官の関連性の理解 ・運動器系の基礎になる骨を観察、スケッチし、特に筋および関節との連関 ○ 解剖学実習 を考える骨実習を行なう ・解剖された人体観察することを通して、その構造と各器官の連関を把握す る ○ ・人間が生きていくための仕組み「生理学」は、リハビリを学ぶための基礎 として極めて重要です。 「この仕組みはどのようにすれば回復させることが出 ○ 生理学 来るのだろうか」と考えながら、しっかり勉強しよう。そして「考える理学 療法士・作業療法士」になろう。 ・神経系は電気信号を用いて情報を伝える。このしくみを学び生体の内外の 感覚情報の解析と生体が外界に働きかける運動や行動を理解する。 - 7 - ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 ・生理学の講義で得られた知識を、実習を通してより深く理解する。 ・実習器具や実験装置の取り扱いを知るとともに、できる限り詳細な記録、 ○ 生理学実習 鋭察を心掛け、より深い分析力、考察力を身に付ける。 ・実験の一連の過程(目的、方法、結果、考察)について、標準的な書式に則 って記載する能力を養う。 専門課程 理学療法学科 1 ・ 後 期 45 1 1 ・ 後 期 45 3 2 ・ 前 期 45 1 30 2 ○ 30 2 ○ 2 ・ 前 期 30 2 ○ 2 ・ 後 期 30 2 ○ 2 ・ 通 年 30 2 ○ ○ 理学療法士、作業療法士は対象者の運動、動作、活動を観察・分析して治療に 繋げる。この科目では、そのために必要な人間の正常な運動のメカニズムを ○ 運動学 理解することが目的である。また、具体的な目標は以下にあげる。 ・運動に関する原理・原則など、基本的事項を理解し説明できる。 ・人間の運動の基礎となる、身体の構造と機能を理解し説明できる。 ○ ・各関節運動の特徴や、運動に作用する筋について説明できる。 理学療法士、作業療法士にとって運動時の身体の現象を捉え理解することは 非常に重要である。本科目では、実習を通して観察・測定・分析の各段階を ○ 運動学実習 体験し、理解を深めることが目的である。また具体的な目標は以下の通り。 ・身体運動によって生じる諸現象の基本的事項について説明できる。 ・実習結果をまとめ、結果が生じた理由・原因について考察することができ ○ る。 1)人間の身体や運動、認知がどのように発達するのか理解する。 ○ 人間発達学 2)新生児期から老年期までの各ライフステージの特徴とどのような問題に 遭遇するかを理解し、問題を抱えた個人をどう援助するかを学ぶ。 人体の細胞・組織に病的な変化がどのような原因によって生じ、どのような ○ 病理学概論 経過をたどって病態が形成され、どのような疾患として分類されるに至るか、 すなわち病気のおこり方を科学的に理解すること、そして代表的な疾患の特 徴、疾患概念を把握することを学習の目的とする。 1 ・ 前 期 1 ・ 後 期 現在病院や施設で行われている様々な心理療法、また、事例を通して精神障 害について幅広く学んでいきます。 「実際に使える心理学」として、心理療法 の基本的な知識、精神障害の基本的な知識を習得し、その対処方法について ○ 臨床心理学 までを身につけられるようにすることを目的とします。医療現場で最低限必 要であろう精神障害の症状や対応方法の理解、心理療法の概要を知り、対象 者からの情報収集の方法、また体験を通して自己を理解し、自らのストレス コーピングについても身につけることができることを目標とします。 ・臨床系科目の中で、内科学、精神医学などカリキュラムに取り入れられて ○ 一般臨床医学 いる科目以外の領域を学習するものである。 ・多くの臨床系科目が含まれており、要点のみの講義となるので、さらに他 の成書を用いて学習を深めることが必要である。 ・人間の基本的構造とその機能をコントロールする3つのシステムである神 経系、内分泌系、免疫系がどのようにして細胞レベル、組織レベル、個体レ ○ 内部障害学 ベルの機能維持とかかわりを有しているかを学び、それをリハビリテーショ ンに応用する。 ・各臓器系統別に疾患の成り立ちと診断・治療上の要点を学ぶことを目的と する。 - 8 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 運動器疾患の総論および各論を通じ、疫学・発症メカニズム・代表的な検査・ 治療法を学習し理解する事は、PT・OT にとって、安全で効果的な治療を提供 する為に必要不可欠である。本科目は以下の 2 つを学習の目的および目標と ○ 運動器障害学 する。 1. 総論として、整形外科領域における診断法・治療法・外傷学を学習・理解 し、それぞれの要点について説明・記述できる。 2 ・ 通 年 30 2 ○ 2 ・ 前 期 30 2 ○ 2 ・ 前 期 30 2 ○ 2 ・ 後 期 15 1 ○ 3 ・ 前 期 15 1 ○ 15 1 ○ 15 1 ○ 60 2 ○ 15 1 ○ 60 2 △ 2. 各論として、各関節に代表的な運動器疾患の症状・発症メカニズム・検査・ 治療について説明・記述できる。 ヒトの精神・身体活動は全身系としての神経系に負うところが大きい。神経 系の主要部分は非再生系に属し、傷害された機能(機能障害)を回復、補填 ○ 神経障害学 するには障害克服の基本戦略に基く理念(リハビリテーション計画)が重要 である。その基軸となるべき神経学を主な疾患の特徴を把握しつつ修得する ことを目標とする。 ○ ○ 精神障害学 発達障害学 各種精神疾患の基本症状と治療法について、最新知見を織り交ぜながら講 義する。リハビリテーションにおける患者の理解に必要な基礎知識を学ぶ。 小児の特徴を認識し、小児の保健、医療を学習し、実務に役立てる。 1) 医療人として、医薬品の重要性を理解すること。 2) チーム医療の一員として、主な医薬品の主作用と副作用、取扱い、薬物 ○ 薬理学 療法の習得をすること。 患者の QOL 改善には職能間での情報交換が必要であり、特に医薬品の関与が 欠かせず、その基本的な知識により幅広い情報提供ができること。 ○ リハビリテー ション医学 リハビリテーション医学の概念と各障害に対する、リハビリテーション医学 ○ 管理学 管理の理解と理学療法士の職場運営について理解を深める。 の基本的原則を教授する。 1 ・ 前 期 4 ・ 後 期 理学療法や理学療法士の概要や対象となる障害、領域について学び、理学療 法士への動機付けを高めることを目的とする。具体的な目標は以下の通り。 ・ ○ 理学療法概論 Ⅰ 理学療法、理学療法士について説明できる。 ・理学療法士の仕事の内容を把握し、理学療法士になるために何が必要かを 考える。 ・理学療法の対象となる障害について学び、それによって生じる対象者の不 1 ・ 通 年 △ 利益を理解する。 ○ 理学療法概論 Ⅱ ・理学療法士に求められる資質について再考し、自らの課題を確認する。 ・理学療法を実施していく上で必要な記録、リスク管理等について学習する。 1.理学療法士は、患者様の体に触れる仕事です。不快感を与えない触れ方、 ○ 基礎理学療法 体の動かし方について考え体験し、実施できるようになりましょう。 2.理学療法士は、患者様の体や動きを評価した上で、治療するのが仕事で - 9 - 3 ・ 前 期 1 ・ 通 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 す。専門的な科目に入る前に、人の体の動きを見ることや評価器具について、 専門課程 理学療法学科 年 慣れましょう。 3.理学療法的治療では、患者様に運動していただきます。どのくらい負荷 がかかっているか、その負荷が安全であるかを確認するために、血圧や脈拍 を測定する技術を会得しましょう。 ・理学療法評価における動作観察・分析の位置づけを理解し、健常者や患者 の姿勢、動作観察・分析ができる。 ①姿勢と動作の観察に必要な用語を使うことができる。 ○ 臨床運動学 ②基本姿勢、基本動作、歩行の観察を記述することができる。 ③基本姿勢、基本動作、歩行について、観察により発見した特徴を図示する ことができる。 2 ・ 通 年 45 1 ○ 2 ・ 前 期 30 1 ○ 3 ・ 通 年 30 1 ○ 30 1 ○ 30 1 ○ 30 1 ④基本姿勢、基本動作、歩行の観察からとその特徴や異常を発見し、その要 因となる機能障害を導き出すことができる。 ・理学療法において研究とは、臨床で起こる様々な問題を解決するためのプ ロセスである。本科目では研究法の基本と、研究を進める上で必要な医学用 ○ 理学療法研究 法Ⅰ 語を理解し、英単語を覚えることに重点をおく。 ・さらに、英語論文に慣れながら概論の理解ができるようになる。 ・研究法の基本として、研究方法、研究の流れ、統計処理の概念などについ て理解する。 【運動生理学】身体が運動するしくみ、運動によって起こる身体の変化およ び運動する意義について理解を深め、臨床の場で応用できるようになる。 ○ 理学療法研究 法Ⅱ 【研究法】学生が選んだテーマについて研究の演習を行う中で、情報収集・ 文献の読み方・問題の掘り下げ方・科学的思考・論文の書き方・報告のしか たなどの、理学療法における研究法の概要を学ぶ。後期においては自らの卒 業研究テーマの設定を行う。 3 年次に研究法として学習してきたものを、具体的に興味のあるテーマに基 ○ 理学療法課題 研究Ⅰ づき、各自論文を作成する。 課題を解決するために研究計画を立て研究を実施できること、論文の形式や 規定を理解して論文を作成できることが目標となる。 自ら設定したテーマに基づき作成した論文を、わかりやすい形でパワーポイ ○ 理学療法課題 研究Ⅱ ントにまとめ、発表を行う。 聞き手にわかりやすい発表資料を作成でき、プレゼンテーションを行えるこ と、根拠を持った質疑応答ができることを目標とする。 4 ・ 前 期 4 ・ 前 期 理学療法にとって「評価」とは、 「患者さんにとって、治療を必要とする場所 を分析・明確化する」 、 「自分が施した治療の効果を確認、治療方針を再検討 する」という意味があります。そのため、本科目では、以下4項目を目的と して掲げます。 ○ 理学療法評価 法Ⅰ 1.授業を通じて、理学療法士の職業内容・イメージをより具体的に持つ 2. 解剖学・運動学で学習した内容と、評価の意義・方法を関連付けて考え られるようになる 3.方法の説明・リスク管理・配慮を含めた正確な評価手技を実施出来る(実 技確認テスト) 4.評価の目的・意義や評価結果から考えられる事を説明・記述出来る(定 期テスト) - 10 - 1 ・ 通 年 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 理学療法にとって「評価」とは、 「患者さんにとって、治療を必要とする場所 を分析・明確化する」 、 「自分が施した治療の効果を確認、治療方針を再検討 する」という意味があります。そのため、本科目では、以下4項目を目的と して掲げます。 1.解剖学・運動学で学習した内容と、評価の意義・方法を関連付けて考え ○ 理学療法評価 法Ⅱ ることができる。 2.患者さんに、検査実施にあたり必要な説明と、禁忌動作や注意点等のリ スク管理ができる。 2 ・ 通 年 60 2 ○ 3 ・ 通 年 30 1 ○ 2 ・ 通 年 45 1 2 ・ 通 年 60 2 2 ・ 通 年 45 1 2 ・ 後 期 30 1 3.1つの検査結果において、異常や制限の原因を明らかにできる。 (検査か ら考えられる問題) 4.複数の検査項目から考えられる問題点を、説明・記述できる。 (統合と解 釈) 理学療法評価に必要な検査・測定手技の正確性、迅速性、再現性を養い、こ れまでに学習した評価法の知識・技術を確実なものとする。 ○ 理学療法評価 法Ⅲ ・代表的な疾患に対する理学療法評価の臨床応用について学び、理学療法評 価の思考過程を身につける。 ・理論的な思考過程から問題点抽出、ゴール設定、プログラム立案までを行 うことができる。 検査・評価の実施には、患者さんの協力・努力が重要ですが、負荷が大きい 検査もあります。患者さんがもつ能力を最大限に発揮してもらい、正確な結 果を得るためには、患者さんの疲労を少なくするためにも、検査手技を確実 に実施できることが求められます。 ○ 理学療法評価 法実習 1.患者さんに、検査実施にあたり必要な説明と、禁忌動作や注意点等のリ スク管理ができる。 2.各検査が患者さんにかける負荷を理解するとともに、患者さんの疲労に ○ 配慮することができる。 3.各検査手技を、的確に実施できる。 4.検査や動作分析の結果を、説明・記述できる。 運動療法とは理学療法の中でも根幹をなすものである。この授業では運動療 法の基本的な原則・方法論について学び、個々の症状に対する治療プログラ ム実施に役立てていく。到達目標は①運動療法の概要と背景、原則、方法論 ○ 運動療法 等について説明できる。 ②運動の効果と弊害について、科学的根拠にもとづいて説明できる。 ③実際の患者に対して運動療法中心の治療プログラムを立案できることであ ○ る。 この授業では運動療法で学習した内容について実習を通して学び、理解を深 めていく。 ○ 運動療法実習 到達目標は①運動療法の原則、目的、方法論等について説明できる。 ②各運動療法の基本的な手技を身につけ、対象者に実施できる。 ③実際の患者に対して立案した治療プログラムを計画に沿って実施でき修正 ○ できることである。 1. 各種物理療法について、原理・生理学的作用・効果の機序について理解す る。 ○ 物理療法 2. 物理療法手段を用いた研究を計画し、結果に対してわかりやすい説明・発 表が出来る。 3. 物理療法の種類・原理・目的・効果と適応・手段・リスク管理などを、理 由も含め説明・記述出来る。 - 11 - ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 2 年次の物理療法に続き、各療法についての定義、目的、効果と適応、手段、 リスク管理など実習を通じて学び、症状に対して適切な方法を選択・実施で ○ 物理療法実習 きる。 事象の説明に必要な研究を組み立て、実施できる。研究テーマについて他者 に説明できる。 専門課程 理学療法学科 3 ・ 通 年 45 1 △ 1 ・ 通 年 30 1 ○ 3 ・ 前 期 30 1 ○ 2 ・ 通 年 45 1 3 ・ 前 期 30 1 3 ・ 前 期 45 1 2 ・ 前 期 30 1 3 ・ 通 年 45 1 ○ 毎日、何気なく行っている食事、更衣、入浴、移動などの動作は自立した生 活を送る上で不可欠であり、日常生活活動:Activities of Daily Living(ADL) ○ 日常生活活動 Ⅰ と呼ばれる。 本講義の到達目標は、①ADL の意義・重要性を理解できること。 ②基本動作の介助方法を行えること。 ③移動補助具の名称や使用方法を説明できることである。 1・2年次で履修したADLⅠ・ADL実習を発展させ、臨床応用できるよ うADLに対するアプローチについて学習する ○ 日常生活活動 Ⅱ 本講義の到達目標は、①各疾患の特徴とそれに合った動作方法を検討できる こと。 ②患者を想定した状況で動作介助ができること。 ③車椅子処方ができることである。 1年次に引き続き ADL の重要性について学ぶ。2年次では疾病などによって 生じた ADL の障がいに対し適切な評価及び訓練・指導が実施できるよう基本 ○ 日常生活活動 実習 的事項について学習する。 本講義の到達目標は、①日常生活を安全で円滑に行う方法を獲得すること。 ②障がいを持つ人の ADL 方法を獲得すること。 ③ADL 評価とその方法、定義について各自で挙げることができ、臨床に応用 ○ することができることである。 義肢装具の基本を学ぶ。 義肢の理解を深める。 ○ 義肢装具学 PT として義足に関する最近の動向を理解する。 手の装具についての理解を深める。 ○ 義肢装具学実 習 装具に関する基礎的知識と疾患ごとの適応、適合判定について学習する。 ○ ○ 1. 運動器疾患の理学療法についての基礎知識を理解する。 2. 基礎知識を踏まえ、各疾患の特徴的症状・障害、解剖・運動・生理学的知 ○ 運動器障害理 学療法学 識から理学療法評価項目の選択ができる。 3. 評価結果の考えられ得る事、その他の評価との関連、動作・生活との関連 を説明・記述できる。 ○ 4. 患者さんの問題点抽出・整理・優先順位の明確化ができるようになる。 1. 各関節の解剖学的特徴から評価・治療を理解し、実習を行なうことで技術 の習熟を図り、評価からの裏づけをもとに病態の絞込みと動作・生活との関 連、適切な理学療法アプローチを考えられるようになる。 2. 運動器疾患に由来する特徴的な症状および障害を踏まえた評価項目を過 ○ 運動器障害理 学療法学実習 不足無く選択・実施出来るようになる。 3. 評価結果の統合・解釈において、病態の絞込み、動作・生活、各評価間の 関連を整理し、説明・記述できる。 4. 問題点に対して根拠を持って理学療法プログラムの立案、リスク管理を説 明・記述できる。 - 12 - ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 脳血管障害や脊髄損傷等、理学療法の主要対象疾患についての知識の統合を ○ 神経障害理学 療法学 はかる。 各疾患における病態像、障害像の理解を深め、それに応じた理学療法評価項 目の選択と目標設定、治療計画立案までの知識・技術の統合をはかることを 目的とする。 専門課程 理学療法学科 2 ・ 後 期 30 1 ○ 3 ・ 通 年 45 1 △ 3 ・ 前 期 30 1 ○ 2 ・ 後 期 15 1 ○ 45 1 △ 30 1 ○ 30 1 ○ 目的 ・各疾患の特徴と、それによって生じる運動障害について理解を深める。 ・各疾患の理学療法アプローチについて学習する。 ○ 神経障害理学 療法学実習 目標 ・各疾患の運動障害の特徴について説明することができる。 ・各疾患に対する理学療法アプローチ(評価、プログラム、リスク管理など) ○ について説明できる。 脳性麻痺を中心とした発達障害児に対する理学療法評価と治療を学習する。 ○ 発達障害理学 療法学 正常発達を理解することにより、神経系障害に起因する運動障害と運動器系 障害に起因する運動障害の違いを学習し、理論的背景のある理学療法評価と 治療を理解する。 リハビリテーションの対象となる疾患や障害の多様化に伴い、循環器疾患や 呼吸器疾患に対するリハビリテーションはもはや珍しいものではなく、理学 療法の対象としては一般的なものになってきました。また、脳梗塞などの中 枢神経疾患では心疾患がベースにあったり、心疾患や呼吸器疾患を合併して いるために、運動療法中の運動強度のコントロールを要求されるケースが増 加してきています。この科目では、特に心疾患と呼吸器疾患の基礎と、運動 ○ 内部障害理学 療法学 療法中のリスク管理について、学びます。 1.身体運動における呼吸・循環器系の反応(変化)を知り、その理由を考 えることができる。 2.循環器の解剖・生理を理解し、その疾患がもたらす変化と、身体運動へ の影響を考えることができる。 3.呼吸器の解剖・生理を理解し、その疾患がもたらす変化と、身体運動へ の影響を考えることができる。 4.糖尿病、糖尿病による三大合併症を知り、運動処方の原則とリスク管理 (注意事項)について知る。 ○ 内部障害理学 療法学実習 呼吸理学療法の基本から応用までを理解する。 循環器理学療法の基本から応用までを理解する。 加齢による身体的、心理社会的変化について学習する。 ○ 老年期理学療 法学 加齢による諸変化(身体的、心理社会的)について説明できる。 加齢が運動機能に及ぼす影響について説明できる。 高齢者に対する安全で効果的な理学療法について述べることができる。 3 ・ 通 年 3 ・ 前 期 1. スポーツ障害・外傷の理学療法領域における、外傷・障害の一般的な評価 ~治療までの流れと、実際の現場での理学療法士の取り組み、関わりについ ○ スポーツ理学 療法学 て理解する。 2. スポーツ障害・外傷における、その発生要因および誘因、特徴的な症状、 スポーツ理学療法における検査、受傷・発症のメカニズム、治療・留意すべ き点について、根拠を持って説明・記述できる。 - 13 - 3 ・ 前 期 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 1. 理学療法におけるマニュアルセラピー(徒手療法)の意義について説明で きる。 2. 骨運動(生理的運動)と関節運動(副運動)の関係を理解し、評価・治療 ○ 徒手関節治療 学 技術に適用できる。 3. 運動機能障害が、関節・筋あるいは神経の滑走障害に基づくものか、問題 点を系統的に説明できる。 4 ・ 前 期 30 1 ○ △ 15 1 ○ △ 45 1 △ ○ 45 1 △ ○ 90 3 ○ 90 3 ○ 45 1 4. 関節および関節の動きを触知でき、モビライゼーションの基本的評価・治 療手技を施行できる。 ○ 神経筋促通治 療学 ○ 理学療法特論 Ⅰ ○ 理学療法特論 Ⅱ P.N.F. (神経筋促通手技)の理論を学び、基本的手技を習得する。 ・理学療法のトピックスや必要な周辺知識について救急法を中心に理解を深 める。 ・理学療法の治療学トピックス。 国家試験全員合格を目指すため、共通分野について学習する。 ○ 理学療法演習 Ⅰ 〔前期〕解剖学・生理学・運動学を中心に学習し理解を深め、第 1 回卒業試 験でより高い点数を獲得できる。 〔後期〕模擬試験で学習の定着状況を確認しながら、国家試験合格を目指す。 ○ 理学療法演習 Ⅱ 国家試験全員合格を目指すため、専門分野について学習する。 模擬試験で学習の定着状況を確認しながら、国家試験合格を目指す。 4 ・ 前 期 4 ・ 通 年 4 ・ 通 年 4 ・ 通 年 4 ・ 通 年 ・ 臨床見学実習の意義は、病院(施設)の見学を通じて今後の学内における知 識・技術習得をより効果的かつ有意義に行えるよう意欲を高めることにある。 また、社会の中における理学療法士の役割と責任の概要を理解し、把握する ことにある。 以下は具体的な目的である。 a)専門職としてふさわしい態度・行動について認識する。 b)医療関連職種に限らず、保健・福祉などにおける理学療法士の役割・分担 について認識する。 c)患者・障害者(児)の持つ諸問題を認識する。 d)病院(施設)、あるいは理学療法士が関わる事業の目的・役割およびその流 ○ 臨床見学実習 れについて理解する。 e)臨床見学を通じて、学内で履修した知識及び技術を確かめ第2学年への学 習意欲をさらに高め、知識技術習得の目的を具体的にする。 - 14 - 1 ・ 後 期 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 2年次までに各専門科目で学んできた知識や技術を集成・応用し理学療法ア プローチの基礎となる評価の進め方を学習する。実際の症例に即して、各種 の情報収集及び検査・測定手順を実施することが重要な課題となる。さらに それらのデータを統合・解釈して患者さんのニーズやゴールを考察していく。 ○ 臨床実習Ⅰ 以下は具体的な目標である。 a)他職種からの情報を得ることができる。 b)症例に即した検査・測定を選択し、それらを実施できるようになる。 2 ・ 後 期 135 3 ○ 3 ・ 後 期 360 8 ○ 4 ・ 前 期 360 8 ○ 4 ・ 後 期 30 2 ○ 4 ・ 前 期 30 1 ○ 3 ・ 前 期 15 1 c)検査結果を記録し、自ら調べ得る範囲内で異常の原因や各検査結果の関連 性を考えることで、問題点を抽出することができる。 d)障害レベルごとの問題点を整理し、概ねのゴール設定ができる。 総合的な臨床実習の初段階であり、患者の評価から治療プログラムの作成を 学び、学校で習得した技術を実践することによって、一連の理学療法プロセ スを実際の臨床において学習する。また、病院等の組織をはじめリハビリテ ーションチームの一員としての運営・管理について学ぶ。 ○ 臨床実習Ⅱ 以下は具体的な目標である。 1)症例に即した情報収集と検査・測定を迅速に実施できる。 2)収集したデータを統合・解釈し、問題点に対する目標を立案する。 3)ゴールに対する理学療法プログラムを作成し、実施する。 4)理学療法の基本的な原理を把握し、治療技術を実際に行ない、患者の変 化から各技術の理論的裏付けを理解する。 3 年次の総合臨床実習を踏まえ、実際の症例の状況や変化に応じた評価手技 の応用性を養うとともに、理学療法の実施に際しても反応や変化を適確に把 握し、ゴールやプログラムの変更を含む理学療法の進め方を理解する。 次の点を最重要視する。 ○ 臨床実習Ⅲ 1) 理学療法の実施にあたり、観察や記録・再評価を確実に行うことにより、 患者の反応や変化を具体的に把握する。 2) リハビリテーションチームの一員としての役割を担い、それに即した行 動を実践する。 複数症例を同時進行で理学療法を施行する。 ○ 地域理学療法 学 地域リハビリテーションについて学び、その中での理学療法士の役割を確認 する。 障害者・高齢者の生活を支援するために、社会・文化的および物的・人的環 境の視点から包括的に ○ 生活環境論 ハンディキャップを捉えるための基本的知識について学ぶ。 さらに、住環境の評価と物的改善技術の知識、他分野の役割と関連について 学ぶ。 ○ チーム関係論 リハビリテーションにおけるチームアプローチの重要性を理解する。 関連他職種に対する理解を深める。 74 科目 3,405 時間 合計 - 15 - ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 (別紙様式4) 平成27年11月25日現在 職業実践専門課程の基本情報について 学 校 名 設置認可年月日 校 長 名 専門学校北海道リハ ビリテーション大学 校 平成8年4月1日 太田 智弘 設 置 者 名 設立認可年月日 代 表 者 名 昭和53年10月31日 吉田 松雄 学校法人吉田学園 目 的 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-3364 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-6070 本学科は、医療技術に関する知識及び技術を教授するとともに、豊かな教養と人格を備えた有能な医 療技術者を養成し、よって社会に貢献しうる人材を育成することを目的とする。 分野 医療 所 課程名 学科名 専門課程 作業療法学科 講義 教育課程 1,275時間 生徒総定員 生徒実員 160人 学期制度 長期休み 生徒指導 修業年限 全課程の修了に (昼、夜別) 必要な総授業時 数又は総単位数 4年(昼) 3,510時間 (又は単位) 演習 実験 615時間 0時間 専任教員数 130人 ■前期: 4月1日~9月30日 ■後期:10月1日~3月31日 専門士の付与 高度専門士の付与 ― 平成17年文部科学 省告示第170号 実習 実技 1,575時間 兼任教員数 45時間 総教員数 7人 ■学年始め:なし ■夏 季:7月24日~8月20日 ■冬 季:12月26日~1月8日 ■学 年 末:3月6日~3月31日 ■クラス担任制(有・無) ○ ■長期欠席者への指導等の対応 ・クラス担任制をとり早期段階で注意 喚起・面接指導を実施。必要に応じ保 護者との三者面談を通し学習意欲の 向上を促す。 - 1 - 19人 26人 有 ・無) ■成績表(○ 成績評価 ■成績評価の基準・方法につい て ・成績評価は100点満点とし、 点数によりA~Dに分類、うちA ~Cを合格とし単位修得を認め る。ただし科目授業時数の2/3 (臨床実習日8/9)出席した場合 のみ認める。 ・評価方法は定期試験、課題並び に学習活動等を総合的に勘案し て行う。 ・教育課程の定めるところによ 卒業・進級条件 り、教育指導計画に従って履修 しその成果が満足と認めた場 合。 ・加えて卒業は修業年限以上在学 した場合。 ■課外活動の種類 課外活動 ■サークル活動(○ 有・無) 専門学校北海道リハビリテーション大学校 就職等の状況 ■主な就職先、業界 愛全会 洞爺病院 イムス札幌内科リハビリテーション 札幌宮の沢脳神経外科 友愛記念病院 札幌西円山病院 ■就職率 100% ■卒業者に占める就職者の割合 100% ■その他(任意) 主な資格・検定 専門課程 作業療法学科 ・作業療法士 他 (平成26年度卒業者に関する平成27年5月時点の 情報) 中途退学の現状 ホームページ ■中途退学者3名 ■中退率2.3% 平成26年4月1日在学者130名(平成26年4月入学者を含む) 平成27年3月31日在学者120名(平成27年3月卒業生を含む) ■中途退学の主な理由 進路変更・病気・学業不適応 ■中退防止のための取組 (学業不振者) 単位未取得になる可能性が高い者には補填授業等を行い、未取得者を増加させない取り 組みをしている。 (学校生活不適応者) クラス担任等が細目に学生個々人に目を配り、生活の変化があった場合にはすぐに個別 面談等を行う等、怠惰な学生を減少させる取組をしている。 URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ ※1「大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職(内定)状況調査」の定義による。 ①「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。 ②「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等か ら採用通知などが出された者)をいう。 ③「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の 進路として「進学」 「自営業」 「家事手伝い」 「留年」 「資格取得」などを希望する者は含まない。 ※「就職(内定)状況調査」における調査対象の抽出のための母集団となる学生等は、卒業年次に在籍している学生等としている。ただし、卒業 の見込みのない者、休学中の者、留学生、聴講生、科目等履修生、研究生及び夜間部、医学科、歯学科、獣医学科、大学院、専攻科、別科の学 生は除いている。 ※2「学校基本調査」の定義による。 全卒業者数のうち就職者総数の占める割合をいう。 「就職」とは給料,賃金,報酬その他経常的な収入を得る仕事に就くことをいう。自家・自営業に就いた者は含めるが,家事手伝い,臨時的な 仕事に就いた者は就職者とはしない(就職したが就職先が不明の者は就職者として扱う。 ) - 2 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 1.教育課程の編成 (教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針) 医療分野教育課程編成委員会は、医療分野における推薦学科等において、実践的かつ専門的な職業教育を 実施するため、企業等との連携を通じ必要な情報の把握・分析を行い、教育課程の編成(授業科目開設・ 授業内容・実施方法の改善・工夫等)に活かすことを基本方針とする。 (教育課程編成委員会等の全委員の名簿) 平成 27 年 10 月 1 日現在 名 前 長尾 俊 所 属 江別地域ケア連絡会 幹事 医療法人はるにれ 介護老人保健施設はるにれ 課長 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 公益社団法人 北海道作業療法士会 教育部部長 馬道 健弘 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 作業療法科主任 太田 吉田 吉田 柿崎 浜本 目黒 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 智弘 克彦 香織 貴浩 浩一 文彦 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 校長 副校長 学科長 学科長 副学科長 副学科長 (開催日時) 第1回 平成 27 年 9 月 29 日 19:00~20:00 第2回 平成 28 年 2 月中旬 2.主な実習・演習等 (実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針) 事業委託契約書による連携を基本とし、実践的かつ即戦力となり得る技術習得を目指すために連携を行うも の。 科 目 名 臨床実習Ⅲ 科 目 概 要 臨床実習指導者の下で担当患者に評価、問題 点の抽出、治療プログラムの立案を行う。 作業療法士として必要な情報収集や記録が できる。 作業療法部門の管理・運営方法を理解し、協 調性のある行動が取れる。 - 3 - 連 携 企 業 等 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 医療法人渓仁会定山渓病院 医療法人社団医修会大川原脳神経 外科病院 医療法人社団仁生会西堀病院 社会医療法人高橋病院 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 3.教員の研修等 (教員の研修等の基本方針) 教員は、次に掲げる各研修を通し、現在就いている業務又は将来就くことが予想される業務の遂行に必要 な知識・技術・技能等を修得するとともに、その他その遂行に必要な能力・資質等の向上を図ることを基 本方針とする。 ・教職員研修会 ・専門学校教育研修会 ・新入職員研修 ・階層別研修 ・外部研修等(学会等を含む) 4.学校関係者評価 (学校関係者評価委員会の全委員の名簿) 平成 26 年 10 月 20 日現在 名 前 所 属 長尾 俊 江別地域ケア連絡会 幹事 医療法人はるにれ 介護老人保健施設はるにれ 課長 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 公益社団法人 北海道作業療法士会 教育部部長 馬道 健弘 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 作業療法科主任 (学校関係者評価結果の公表方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ 5.情報提供 (情報提供の方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ - 4 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 授業科目等の概要 (医学専門課程 作業療法学科)平成 26 年度 分類 習 義 【物理学】私たちの生活には物理学により説明できる事象が沢山 あり、携帯電話をはじめとする物理学を応用した機器も多い。ま た、介護・医療の現場でも物理学に基づいた考えは欠くことがで ○ 自然科学 きない。この授業では、物理学の基礎を学び、理解し、それぞれ の分野で私たちの生活、介護・医療との関連性を考える。また、 数式を理解し、物理量の計算もできるようにする。 1 ・ 前 期 30 2 30 1 30 1 15 1 15 1 ○ 【生物学】他の科目の参考となるよう、DNA から生態系まで、生物 学の基本的な知識を学ぶ。 ○ 情報科学Ⅰ 文書、集計表、グラフ、スライドを作成できるようになる。PC の基本的な操作を身につける。 情報科学Ⅰで習得した操作・知識を基礎として、データベースと ○ 情報科学Ⅱ はどんなものかを学ぶ。Word、Excel の中のデータベース機能を理 解する。データベース専用ソフトである Access の操作をマスター する。 卒業論文発表に向けたプレゼンテーション用資料を作成する。 卒業論文の内容が効果的に伝えられるようなスライド作成方法 ○ 情報科学Ⅲ (Power Point)を学ぶ。 卒業論文発表会に作成したスライドを利用し、内用を聴講者に伝 える。 Microsoft PowerPoint 2007 の基本操作を学習し、表現知識とプレ ○ 統計処理 ゼンテーション技術の向上を目標とする。最終的には、ツールを 使用した効果的な発表方法を身につける、卒業論文への足がかり とする。 - 5 - 1 ・ 前 期 2 ・ 前 期 4 ・ 通 年 3 ・ 後 期 ○ △ ○ ○ ○ 実験・実習・実技 演 講 単位数 授 業 時 数 授業科目概要 配当年次・学期 自由選択 修 選択必修 必 授業科目名 授業方法 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 初めて心理学を学ぶ皆さんに、心理学はどのような学問か、その 歴史と研究方法、また、環境へ適用してゆく上で心はどのように 役立っているのか、そして心の仕組みはどのようになっているの かについて、幅広い心理学の中から代表的なものについて学んで いきます。心理学の基礎知識、感覚・知覚・記憶・思考・学習・ ○ 心理学 言語・発達・性格を取り上げ、人間一般の行動の法則性を理解す ることを目的とします。基礎心理学として、心理学の分類や歴史、 脳の働きと心の関係について理解した上で、発達や学習など様々 1 ・ 前 期 30 2 ○ 1 ・ 前 期 15 1 ○ 3 ・ 前 期 30 2 ○ な分野への心理学の応用、また「心をよめる」 「心理テスト」など 一般的な印象とは違う、実際の学問としての心理学を理解しても らいます。 この講義は科学哲学の講義であり、学生が科学者としての態度を 身につけることを目標とする。つまり、知識の蓄積ではなく、知 識を作り出すための態度の形成が目標である。医療者は医療技術 者である一方、医療技術の開発者、つまり医学の研究者でもある。 無論、この研究は科学一般のパラダイムに従って、つまり科学研 究の前提となる態度と方法に従って行われなければならない。ま た、一般に科学理論に従うことが、誤った治療方法に陥らないた めの条件でもある。見方を変えると、これに従わなかったため治 療成果が挙げられない場合、医療者に弁明の余地はなく、医療者 個人が責任を取らなければならない。 ○ 哲学 上のような背景事情を前提にしつつ、講義という形態の中に随時 演習を取り入れ、それによって学生が科学の理解を深め、その思 考態度を確立するのがこの講義の目標である。ただし、この態度 の習得は中等教育の目標でもあり、そこにおける学生の習熟度に 応じて講義の中での演習を行う。したがって授業は随時提出され る演習課題への学生の解答をフィードバックさせて行われる。加 えて、知識の集積ではなく、むしろ態度の習得が目標なので、習 得すべき個々の学習内容はあらかじめシラバスで提示できるが、 時間ごとの講義内容を前もって明示することはできない。下のコ マ数は目安に過ぎず、講義はおおむね以下の順序で行われるが、 必要に応じて随時、テーマを遡ることがある。 倫理学のこの講義は医療者としての態度を形成することが目標で ある。したがって、倫理学的議論の知識を持つべきことは無論の こと、それを通して何よりもまず、医療者としての社会的、道徳 的立場を確立することが目標となる。認識すべき重要なことは、 他人の生命、健康を左右するため、医療者としての責任は、他の 職種よりも大きいことである。つまり、一般の大人以上の高い道 徳性が医療者には求められる。従って、他の講義とは異なり、こ こでは知識の習得ばかりでなく、道徳的態度の確立が優先課題と ○ 倫理学 なる。このことを考慮し、この講義の中では講義ばかりではなく、 その態度の確立に関与する問いを立て、随時考察してもらう。 一方、医療を巡る社会状況はめまぐるしく変化する場合がある。 その変化の中でも医療者としての自分の立場を確立することがこ の授業の目標である。そこで最新の社会現象について、随時考察 を試みてもらう。この考察の結果を授業にフィードバックさせる。 これは状況の変化に対応させるため、前もってシラバスの中で予 告することはできない。近年では健康保険制度の改革が問題にな り、特にその一般的な政策である構造改革の理解にまで立ち入る - 6 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 必要があった。この種の問題は医療システムと直接的な関係と緊 急性があるので、相応の時間を取って理解を深めてもらう場合が ある。 以上のように、学生の習熟度と社会状況の関係の中で講義を進め るので、時間ごとの講義内容をシラバスであらかじめ指示するこ とはできず、下はあくまで目安となる講義計画である。知識とし て習得すべき内容はほぼ以下の通りであり、講義はおおむねこの 順序に沿って進められるが、テーマによっては数時間かけて議論 する。 ①社会福祉の歴史や政策などの基礎知識を学び、日本における制 ○ 社会福祉学 度・政策の実情を理解する。 ②障がい者・高齢者にとっての「自立」とはいかにあるべきかを 学び、専門職の役割について考える力をつける。 3 ・ 前 期 30 2 1 ・ 通 年 30 1 ○ 1 ・ 通 年 30 1 ○ 1 ・ 前 期 15 1 ○ 1 ・ 前 期 45 3 ○ 1 ・ 通 年 60 4 ○ ○ • 医療職におけるコミュニケーションの重要性を理解する • 医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーについてその重要 ○ 実践コミュニ ケーション 性を理解する。 • 対象者や場面に合わせたコミュニケーションを学習する。 • コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用法について理 解し、臨床実践の基礎とする。 • コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の基礎とする。 スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力を身につけ る。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習方法・テスト ○ 表現論 勉強・スケジュール管理ができる。 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々な表現の機会の ために必要な基本的事項について表現技法を習得する。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの作成ポイント を列挙できる。 ・本校学生としての基本的な心構えを知る。 ○ 人財育成概説 ・医療人に必要とされる資質とは何かを諸先輩から知る。 ・社会人として必要な常識や心構え、人間関係を築くための意志 伝達スキルを知る。 ・生物としての代謝と動物としての運動のための人体の構造を系 統的に学び理解することを目的とする。 ・理学療法士・作業療法士にとって重要である運動器系としての ○ 解剖学Ⅰ 骨・関節・靱帯・筋およびその詳細について学習し、基礎的知識とす る。 ・基本的な解剖学の名称と各器官の関連性、および人体に於ける 3 次元的な位置関係について理解する。 ・生物としての代謝と動物としての運動のための人体の構造を系 統的に学び理解することを目的とする。 ○ 解剖学Ⅱ ・具体的には感覚器、消化器、呼吸器、泌尿器、循環器、神経系、 内分泌器について学習する。 ・基本的な解剖学の名称と器官の関連性の理解。 - 7 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 ・運動器系の基礎になる骨を観察、スケッチし、特に筋および関 ○ 解剖学実習 節との連関を考える骨実習を行なう。 ・解剖された人体観察することを通して、その構造と各器官の連 関を把握する。 専門課程 作業療法学科 1 ・ 後 期 45 1 1 ・ 通 年 90 6 1 ・ 通 年 45 1 1 ・ 後 期 45 3 2 ・ 前 期 45 1 1 ・ 後 期 30 2 ○ 1 ・ 後 期 30 2 ○ ○ ・人間が生きていくための仕組み「生理学」は、リハビリを学ぶ ための基礎として極めて重要です。 「この仕組みはどのようにすれ ば回復させることが出来るのだろうか」と考えながら、しっかり ○ 生理学 勉強しよう。そして「考える理学療法士・作業療法士」になろう。 ・神経系は電気信号を用いて情報を伝える。このしくみを学び生 体の内外の感覚情報の解析と生体が外界に働きかける運動や行動 ○ を理解する。 ・生理学の講義で得られた知識を、実習を通してより深く理解す る。 ○ 生理学実習 ・実習器具や実験装置の取り扱いを知るとともに、できる限り詳 細な記録、鋭察を心掛け、より深い分析力、考察力を身に付ける。 ・実験の一連の過程(目的、方法、結果、考察)について、標準的 ○ な書式に則って記載する能力を養う。 理学療法士、作業療法士は対象者の運動、動作、活動を観察・分析 して治療に繋げる。この科目では、そのために必要な人間の正常 な運動のメカニズムを理解することが目的である。また、具体的 ○ 運動学 な目標は以下にあげる。 ・運動に関する原理・原則など、基本的事項を理解し説明できる ・人間の運動の基礎となる、身体の構造と機能を理解し説明でき ○ る ・各関節運動の特徴や、運動に作用する筋について説明できる。 理学療法士、作業療法士にとって運動時の身体の現象を捉え理解 することは非常に重要である。本科目では、実習を通して観察・ 測定・分析の各段階を体験し、理解を深めることが目的である。 ○ 運動学実習 また具体的な目標は以下の通り。 ・身体運動によって生じる諸現象の基本的事項について説明でき る。 ○ ・実習結果をまとめ、結果が生じた理由・原因について考察する ことができる。 1)人間の身体や運動、認知がどのように発達するのか理解する。 ○ 人間発達学 2)新生児期から老年期までの各ライフステージの特徴とどのよ うな問題に遭遇するかを理解し、問題を抱えた個人をどう援助す るかを学ぶ。 人体の細胞・組織に病的な変化がどのような原因によって生じ、 どのような経過をたどって病態が形成され、どのような疾患とし ○ 病理学概論 て分類されるに至るか、すなわち病気のおこり方を科学的に理解 すること、そして代表的な疾患の特徴、疾患概念を把握すること を学習の目的とする。 - 8 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 現在病院や施設で行われている様々な心理療法、また、事例を通 して精神障害について幅広く学んでいきます。 「実際に使える心理 学」として、心理療法の基本的な知識、精神障害の基本的な知識 を習得し、その対処方法についてまでを身につけられるようにす ○ 臨床心理学 ることを目的とします。医療現場で最低限必要であろう精神障害 の症状や対応方法の理解、心理療法の概要を知り、対象者からの 情報収集の方法、また体験を通して自己を理解し、自らのストレ 2 ・ 前 期 30 2 ○ 2 ・ 後 期 30 2 ○ 2 ・ 通 年 30 2 ○ 2 ・ 通 年 30 2 ○ 2 ・ 前 期 30 2 ○ 30 2 ○ 15 1 ○ 15 1 ○ スコーピングについても身につけることができることを目標とし ます。 ・臨床系科目の中で、内科学、精神医学などカリキュラムに取り ○ 一般臨床医学 入れられている科目以外の領域を学習するものである。 ・多くの臨床系科目が含まれており、要点のみの講義となるので、 さらに他の成書を用いて学習を深めることが必要である。 ・人間の基本的構造とその機能をコントロールする3つのシステ ムである神経系、内分泌系、免疫系がどのようにして細胞レベル、 ○ 内部障害学 組織レベル、個体レベルの機能維持とかかわりを有しているかを 学び、それをリハビリテーションに応用する。 ・各臓器系統別に疾患の成り立ちと診断・治療上の要点を学ぶこ とを目的とする。 運動器疾患の総論および各論を通じ、疫学・発症メカニズム・代 表的な検査・治療法を学習し理解する事は、PT・OT にとって、安 全で効果的な治療を提供する為に必要不可欠である。本科目は以 ○ 運動器障害学 下の 2 つを学習の目的および目標とする。 1. 総論として、整形外科領域における診断法・治療法・外傷学を 学習・理解し、それぞれの要点について説明・記述できる 2. 各論として、各関節に代表的な運動器疾患の症状・発症メカニ ズム・検査・治療について説明・記述できる。 ヒトの精神・身体活動は全身系としての神経系に負うところが大 きい。神経系の主要部分は非再生系に属し、傷害された機能(機 ○ 神経障害学 能障害)を回復、補填するには障害克服の基本戦略に基く理念(リ ハビリテーション計画)が重要である。その基軸となるべき神経 学を主な疾患の特徴を把握しつつ修得することを目標とする。 各種精神疾患の基本症状と治療法について、最新知見を織り交ぜ ○ 精神障害学 ながら講義する。リハビリテーションにおける患者の理解に必要 な基礎知識を学ぶ。 ○ 発達障害学 小児の特徴を認識し、小児の保健、医療を学習し、実務に役立て る。 2 ・ 前 期 2 ・ 後 期 1) 医療人として、医薬品の重要性を理解すること。 2) チーム医療の一員として、主な医薬品の主作用と副作用、取 ○ 薬理学 扱い、薬物療法の習得をすること。 患者の QOL 改善には職能間での情報交換が必要であり、特に医薬 品の関与が欠かせず、その基本的な知識により幅広い情報提供が できること。 - 9 - 3 ・ 前 期 専門学校北海道リハビリテーション大学校 ○ ○ リクリェーシ ョン指導法 リハビリテー ション医学 レクリエーションの範囲・種類を明確に理解できる。 作業療法の手段として利用する目的を理解する。 対象者に合せたレクの企画・実施が出来る。 リハビリテーション医学の概念と各障害に対する、リハビリテー ション医学の基本的原則を教授する。 作業療法士としての必要な医療・保健・福祉領域に関する法律や ○ 関係法規 制度について学ぶ。 障害を持つ人や高齢者の生活を支える各種サービスの実際を学 ぶ。 皆さんがこれからなろうとしている作業療法士について知ると共 ○ 作業療法概論 に作業療法について学びます。授業を通して、将来、作業療法士 になるために必要な基礎的知識の獲得を目指します。 作業療法のトピックス領域を学習することにより、作業療法アプ ○ 作業療法実践 論 ローチの理解を深める。 講義から実習までの流れは、臨床における治療プログラムの立案 から実践へと繋がる。 人間にとって、作業はどのような意味があるか説明できる。 ○ 基礎作業学 作業と作業療法の関係を説明できる。 作業分析とは何か説明できる。 作業の治療的応用について説明できる。 ①作業活動で用いられる作業の工程を理解し、道具と材料を知る。 ○ 基礎作業学実 習Ⅰ ②対象者の治療に利用する主な手工芸活動の初歩的作業分析を行 う。 ③作業分析を通じて、作業特徴の把握、必要な能力、治療的利用 の方法と指導援助方法を検討する。 作業体験を通じて、作業・材料・道具の特性を知る。 ○ 基礎作業学実 習Ⅱ 作業実施の中で、リスク管理や治療目的などを捉えることができ る。 作業分析を実施する中で、適応修正や段階付け・指導方法につい て考察することができる。 限定的作業分析ができる。 ○ 基礎作業学実 習Ⅲ 作業の治療的応用について考察し具体的な手段を列挙することが できる。 教授法について理解を深めることができる。 実習担当ケースをまとめるにあたり必要な事項を学んでいく。自 ○ 作業療法研究 法 らが重点を置いた目標を明らかにし、後方視的ながらもアプロー チの有効性・妥当性を検討していく。 また、量的・質的研究法の紹介とともにそれぞれの長所・短所を 学んでいく。 ○ 作業療法評価 法Ⅰ 作業療法における「評価」の重要性を理解する。 評価技法の基本を習得し、対象者理解の基礎を身につける。 - 10 - 4 ・ 前 期 1 ・ 前 期 専門課程 作業療法学科 15 1 ○ 15 1 ○ 4 ・ 前 期 15 1 ○ 1 ・ 通 年 60 2 4 ・ 後 期 15 1 ○ 1 ・ 通 年 30 1 ○ 1 ・ 通 年 45 1 ○ 2 ・ 通 年 45 1 ○ 3 ・ 前 期 45 1 ○ 3 ・ 後 期 15 1 1 ・ 後 期 30 1 ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 1 年次の作業療法評価法Ⅰに引き続き、対象者理解および治療的介 ○ 作業療法評価 法Ⅱ 入に不可欠である「評価」に対する理解をさらに深める。また主 に身体障がい領域における、様々な評価手技の目的を学び、評価 技術を習得し、評価実習での実践が可能となる。 身体障害及び発達障害における評価方法について具体的な評価法 ○ 作業療法評価 法実習Ⅰ を用いるものと観察から評価していくものをそれぞれ学び、評価 についての理解をより深めていく。また、評価しようとしている ものが何なのか、その評価結果が何を表すのかを理解する。 1.対象者理解にむけての評価手法について学び、評価についての ○ 作業療法評価 法実習Ⅱ 理解を深める。 2.特に精神分野作業療法の中で利用される評価法を列挙できる。 3.対象者を評価していく上での視点をつかみ、具体的な評価技術 を習得する。 ○ 身体障害作業 治療学Ⅰ 脳血管障害について、定義、原因、分類などを学ぶ。及び、その 障害について理解し、それらに対する作業療法の基礎について学 び、臨床実践に役立てることができる。 脳血管障害をはじめ、作業療法の臨床場面で関わる機会の多い身 ○ 身体障害作業 治療学Ⅱ 体障がい領域の疾患・障害について、作業療法士の視点から障害 理解を深め、対象者の生活面への影響を含めて捉えられるように なる。 ○ 身体障害作業 治療学実習Ⅰ 身体障害領域の作業療法実践の基本的考え方を理解する。 主要な疾患・障害をもつ対象者の問題点に対応するプログラム立 案の基礎力を身につける。 専門課程 作業療法学科 2 ・ 通 年 90 3 2 ・ 後 期 45 1 ○ 2 ・ 後 期 45 1 ○ 1 ・ 後 期 30 2 ○ 2 ・ 通 年 60 4 ○ 2 ・ 後 期 45 1 ○ 3 ・ 前 期 45 1 ○ 30 2 ○ 60 4 ○ 45 1 30 2 ○ 身体障害領域の作業療法実践について、身体障害作業治療学実習 Ⅰの内容を理解したうえで、更に専門性の高い治療理論と実践を ○ 身体障害作業 治療学実習Ⅱ 理解する。より幅広い対象者に適切かつ具体的なプログラム立案 ができるようになる。 総合臨床実習に向けて、適切なプログラム立案ができるようにな る。 ○ 精神障害作業 治療学Ⅰ ○ 精神障害作業 治療学Ⅱ ○ 精神障害作業 治療学実習 ①精神科作業療法の対象者について知る。 ②精神障がい者に対する作業療法の意義と役割を知る。 ③精神障がい者や精神科医療についての歴史の概要をつかむ。 ①対象疾患別、回復期別の作業療法の基本的事項を説明できる。 ②作業療法の具体的な援助方法について説明できるようになる。 ①精神科作業療法で用いられる治療理論、関連療法を体験する。 ②治療援助の実際について整理し、活用していける基礎とする。 ③自己の特性に気づき、治療的自己の利用の基礎とする。 こどもおよび発達障がい児・者の特徴を列挙することができる。 ○ 発達障害作業 治療学Ⅰ 発達障がい児・者や家族を支えるリハビリテーションサービスの 概要と、作業療法の役割を列挙できる。 デンバー発達検査表を中心に0歳~6歳の発達特徴を表す用語を 列挙できる。 - 11 - 1 ・ 後 期 2 ・ 通 年 3 ・ 前 期 1 ・ 後 期 ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ゲゼルの発達検査に沿って、粗大微細運動能力の発達について説 明できる。 ○ 発達障害作業 治療学Ⅱ ○ 発達障害作業 治療学実習 ○ 老年期作業治 療学 発達障害における作業療法の疾患別の特徴やアプローチについて 学ぶ。発達作業療法Ⅰで学んだ正常発達から実際にさまざまな年 齢の正常児との関わりから観察したことをレポートにまとめる。 発達障害領域の治療法について学び、理解を深める。 ①高齢者の特徴を捉えることができる。 ②高齢者を取り巻く、さまざまな問題を把握することができる。 ③高齢者を対象とした作業療法サービスが理解できる。 義肢装具の基本を学ぶ。 ○ 義肢装具学 義肢の理解を深める。 手の装具についての理解を深める。 作業療法にとって重要な日常生活とは何かを学ぶ。また,基本的 ○ 日常生活活動 な動作の介助方法を習得するとともに、障がい体験をとおして障 がいを持つ方の日常生活を体験し、評価・介入方法を学ぶ。 ① ADL 評価を模擬的に体験し、観察の視点,結果の記載を学ぶ。 ○ 日常生活活動 実習 ② ADL 遂行困難への治療的対応方法を考える。 ③ ADL 遂行困難に対する OT としての評価・援助介入方法を理解す る。 ○ 職業関連活動 様々な職業、職種を知る。 働くことに関わる考え方、関連する用語について理解する。 自助具作製、スプリント作製など作業療法実践に必要な基本的技 ○ 作業療法技術 論実習 術を習得すると共に、それらをどのように役立てるべきかを考え られるようになる。 リハビリテーション職種として必要な車いすに関する知識を習得 する。 解剖学・生理学・運動学を復習し、症状・障害や作業療法と結びつ ○ 作業療法演習 Ⅰ けることができる。 また、1 年次の積み残しを解消し、将来の国家試験に向けての基礎 力構築をおこなう。 評価実習に先立って、対象者評価から目標設定までの流れをペー ○ 作業療法演習 Ⅱ パー上の症例を用いて体験する。 評価計画書の作成、評価結果のまとめ、ICF 分類、目標設定とそこ に至る思考過程を表出する練習を行う。 ○ ○ 作業療法演習 Ⅲ 作業療法持論 Ⅰ さまざまな症例の実践報告例から、作業療法を学ぶ。初期評価・ プログラム立案・実施の、基本的な思考過程や実践の流れをペー パーでのケーススタディから習得する。 さまざまな症例の実践報告例から、作業療法を学ぶ。 初期評価・プログラム立案・実施の、基本的な思考過程や実践の - 12 - 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 1 ・ 前 期 2 ・ 前 期 3 ・ 前 期 3 ・ 通 年 2 ・ 前 期 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 3 ・ 30 2 45 1 30 1 30 2 30 1 45 1 30 1 45 1 30 2 ○ 15 1 ○ 30 1 ○ 30 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 流れをペーパーでのケーススタディから習得する。国家試験対策 として、共通基礎科目の復習を通して学習力を高めつつ知識・理 専門課程 作業療法学科 通 年 解を深める。 過去に実施された国家試験問題や模擬試験を基にグループ学習を ○ 作業療法持論 Ⅱ 進める。グループ学習は出題形式や要点理解を学科で共有するこ とを目的としている。 救命救急について講義・実習を通して実践的知識と技術を習得す る。 国家試験対策として共通分野の内容を各教員が分担して講義を行 ○ 作業療法持論 Ⅲ う。 講義を行うことで学習の焦点化が図られ、模擬試験や国家試験に 繋がることを目的とする。 4 ・ 通 年 60 2 ○ 4 ・ 前 期 60 2 ○ 4 ・ 後 期 120 4 国家試験合格へ向けた総合的な学習を進める。個々人の弱点分野 を模擬試験で抽出し、学習ヵ所を焦点化することにより、グルー ○ 作業療法持論 Ⅳ プ学習と合わせて家庭個人学習のポイントが解る 臨床実習における一連の作業療法を見学・観察し、作業療法及び作 ○ 臨床見学実習 業療法士を果たす役割を学ぶ。 作業療法士としての心構え、医療専門職としての自覚を形成する ための体験をする。 学内で修得した知識・技術、および臨床見学実習において学んだ ○ 臨床実習Ⅰ ことを臨床実習指導者の指導の下、応用・活用する。症例を通じ て初期評価、目標設定までの過程を体験する。 本学で修得した知識・技術、および臨床評価実習にて学んだこと ○ 臨床実習Ⅱ を、臨床実習指導者の指導の下で応用・活用する。症例を通じて、 初期評価から治療・再評価・治療プログラムの再検討までの流れ を体験し、学習する。 臨床実習指導者の下で担当患者に評価、問題点の抽出、治療プロ グラムの立案を行う。 ○ 臨床実習Ⅲ 作業療法士として必要な情報収集や記録ができる。 作業療法部門の管理・運営方法を理解し、協調性のある行動が取 れる。 ①リバヒリテーション全体と地域作業療法における「地域」とは ○ 地域作業療法 学Ⅰ 何かを理解する。 ②地域作業療法実施における必要な制度を理解し、実施の基本を 理解する。 ○ 地域作業療法 学Ⅱ ノーマライゼーション、CBR による地域作業療法の実際を理解す る。社会保障の具体的な理解、介護保険、支援費などに基づくサ ービスを理解する。 ① 障害者・高齢者の生活を支援するための生活環境を包括的に捉 ○ 生活環境論 えるための基本的知識について学ぶ。 ② 住環境の評価と物的改善技術の知識関連について学ぶ。 ○ チーム関係論 リハビリテーションにおけるチームアプローチの重要性を理解す る。関連他職種に対する理解を深める。 - 13 - ○ 1 ・ 後 期 2 ・ 後 期 3 ・ 後 期 45 1 ○ 135 3 ○ 405 9 ○ 4 ・ 前 期 405 9 ○ 15 1 ○ 30 2 ○ 30 1 15 1 3 ・ 後 期 4 ・ 後 期 3 ・ 前 期 3 ・ △ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 前 期 74 科目 3,510 時間 合計 - 14 - 作業療法学科 平成 27 年度 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校関係者評価報告書 評価対象期間 平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校関係者評価委員会 <日 時> 平成 27 年 9 月 29 日(火)20:00~21:00 <場 所> 専門学校北海道リハビリテーション大学校 2階201教室 <出席者> 長尾 佐々木 俊 (医療法人はるにれ 智教 介護老人保健施設はるにれ (社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 札幌西円山病院 課長) 所長) 馬道 健弘 (医療法人渓仁会 作業療法士) 岸上 博俊 (北海道大学大学院保健科学研究院 吉田 克彦 (専門学校北海道リハビリテーション大学校 副校長) 吉田 香織 (専門学校北海道リハビリテーション大学校 理学療法学科学科長) 柿崎 貴浩 (専門学校北海道リハビリテーション大学校 作業学科学科長) 浜本 浩一 (専門学校北海道リハビリテーション大学校 理学療法学科副学科長) 目黒 文彦 (専門学校北海道リハビリテーション大学校 作業療法学科副学科長) 助教) <自己点検評価結果及びその他評価項目の報告と意見交換> 1. 「専修学校における学校評価ガイドライン」に基づく学校評価マニュアルに基づ き、「専門学校北海道リハビリテーション大学校 自己点検・評価」の評価結果に ついて。 当該自己点検・評価の評価基準は今年度より、専修学校における学校評価ガイド ラインに合わせ,「4・3・2・1」の4段階の評価基準で自己点検・評価を行っ た。 専門学校北海道リハビリテーション大学校については、理学療法士・作業療法士 の養成施設でもあり、各指定基準の法令等を順守し、別紙「自己点検・評価シー ト」に示す評価項目18項目うち、15項目にて「3」以上の点検・評価結果で あり、各点検事項に示す内容に対し、適切に運営・管理等をされている旨、点検・ 評価シートの各項目を示し説明が行われた。 2. 平成 26 年度の学校関係者評価委員会における当委員会での意見及び改善・取り 組み状況について、学校より次の報告を得た。 (1)「教材・教具等の備品管理においての対応」について ・学園の物件管理規定に基づき、備品管理簿にて適正管理を図る。 ・現在 10 月末を目途に、管理台帳に沿って設備・備品等の確認・整理作業を行っ ているところであり、今後は毎年度末に棚卸のうえ確認を行ない、適正な管理・ 保管を継続し行うことで対応を図る。なお、平成 27 年度より管理者、責任者を 選任し管理体制を明確化している。 ・また、図書管理も学園図書管理規定に沿って適正に管理を行なうべく、図書台帳 の確認作業を実施しているとこである。なお、図書管理は既に毎年度末に棚卸し を実施しており今後も継続して行っていく。 (2)「専任教員の適正配置および担当授業時数」について ・養成基準に示す指定規則に準じ適正な専任教員配置になっている。また担当教員 の授業時数は許容範囲内で収められているが、今後は、担当教員の業務内容を含 め一層の平準化を図るよう進めていく。なお、理学療法学科における専任教員の 採用は継続し 10 名の教員体制を確保するよう引き続き進めていく。 (3)「保存文書管理」について ・昨年度において学園内部監査を受け、一部指導のもと改善を図るよう進めている。 今年度より本学園の「保存文書管理規定」に基づき、保存文書管理簿を作成し、 文書保存基準表に順じ、保存文書の整理及び保管管理を実施するよう整備を行っ ている。併せて、管理者・責任者を選任し適切な体制のもと管理運営を行うよう 進めている。 なお、保存期間満了の廃棄対象文書のリスト化及び廃棄については、現時点にお いて完了しておらず、今後、廃棄文書確認及びリスト化の作業を実施のうえ、年 度内には廃棄を行うこととする。 3. 平成27年度の自己・点検評価より、評価の低い次の項目について学校より報告 を得た。 (1)「教員・組織」について ①職員会議記録である議事録の一部不備がある。 (対応策) ・平成27年度より整備着手し確実な記録の整備を行う。 (2)「保存文書管理」について ①文書管理者等、管理体制の不備、管理・保管及びファイリングの未整備。 (対応策) ・5月に管理者・責任者を選任し適正な管理体制の整備を行った。 ・ 「保存文書管理規定」に基づき、保存文書管理簿を作成。文書保存基準表に順じ、 保存文書の整理及び保管管理を実施するよう整備を行っている。 ・なお、保存期間満了の廃棄対象文書のリスト化及び廃棄については、現時点に おいて未整備。今後整備作業を実施し年度内に管理表のリスト化し廃棄に向け 引き続き進めていく。 (2)「その他」について ①各学科におけるディプロマポリシーの策定に向け整備を進めていく。 (対応策) ・業界ニーズを踏まえるとともに、どのような理学療法士・作業療法士育成を行 っているかを整理のうえ進めていく。 4. 学生満足度調査及び改善シートより、ポイントワーストの結果と課題解決の取り 組みについて学校より報告を得た。 (1)施設・設備等については、蔵書が不十分であり卒業論文作成の取り組みに文献 検索に支障をきたしている。 (対応策として) 今年度より新たな文献検索エンジンの導入を図り進めていく。 (2)制度・カリキュラム等については、最先端の研究や活動状況についての紹介が 少ない、また、社会問題や身近な事例をテーマにした授業が少ない。 (対応策として) 授業等において現状における様々なトピックスを交え伝えるよう対応を図る。 併せて、なぜ社会問題となっているのかの経緯から触れ、問題解決に向けた取 り組みなまでを学生に理解しやすいよう授業内容の工夫を図る。 (3)就職支援については、就職活動において OB・OG と接する機会が少ない。 (対応策として) 就職ガイダンスなどにおいて、卒業生からの就職活動に向けたアドバイスを受 けられる機会について検討を進めていく。 (4)新聞・本による幅広く情報入手する力が身についていないことについて。 (対応策として) 必要な新聞記事については随時切り抜きを行い、教室等にて閲覧が可能なよう 掲示し紹介対応を図る。併せて、書籍等については、講義内の時間を活用し、 出典状況などについての紹介を行うよう対応する。 5. 最後に以下の助言・意見について提言。 (1)SNS 等の情報リテラシー、倫理観教育の必要性・重要性について検討が必要。 (2)今後、生活期リハビリは標準手順の順守をしていれば、診療報酬上よくなるの で非常に自由度が狭まった形となる。臨床能力が低下した状況に、法律を合わ せてきているような状態であることの理解が必要。 (3)障害者虐待防止法や生活困窮者自立支援制度理解などの教育が必要。 以 上 専門学校北海道リハビリテーション大学校(理学療法学科) 自己点検・評価 項目 個 1 法令等の遵守 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) 個 ① 専修学校設置基準等に定める法令等を遵守し、コンプライ アンスを意識した学校運営が行われているか 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ④ 実習施設の指導者は、指定規則上等で定められた指導者要 規則 第2条1項11号 件(資格・実務経験等)等から適切か 要領 8(1) ※理学療法に関し相当の経験を有する理学療法士 また指導者の内、1名以上は免許取得後3年以上の業務 従事者であるか 1 2 財務 学 校 運 営 ① 監事監査及び公認会計士のチェックを行っているか 実習指導者の承諾書及び資格にかかる免許等の証明する書 類が整備されているか (変更した場合、その実習指導者も含む) ② 理事会においての決議及び評議委員会においての諮問決議 がなされているか ⑤ 臨床実習の実習時間中、2/3以上を病院、又は診療所にお 要領 5(4) いて行っているか 要領 8(3) また実習施設のうち1ヶ所は養成施設の近接が望ましい ③ 財務内容についての公表を行っているか 1 教育目標 4 課 程 ・ 学 科 ・ 授 業 時 9 教科書・教材・ 教具等 数 ① 教育目標・育成人材像が明確に定められているか ② 目標・人材像は、学園理念、社会的要請、及び業界の人材 ニーズを反映したものなっているか 2 教 2 教育課程 育 目 標 ・ 課 程 ③ 専門教育課程として、教育目標に対応した授業構成となっ ているか ① 学校の教育目標を反映した教育課程になっているか ⑥ 実習担当教員による巡回指導を行い且つその記録が整備さ れているか。 又教員及び指導者の各指導記録は確実に行われ、且つ相互 連携は十分に取られているか また、実習の評価方法は適正に行われているか (実習指導要領はあるか) ⑦ 当該施設で知り得た個人の秘密保持について、学生に十分 な指導をしているか ① 使用教科書は適切であり、教育課程に応じ、適時見直しを 行っているか ② 指定規則・指導要領に則した教材用機器・器具、標本・模 規則 第2条9号 型類が必要数備付けられているか 要領 7(1,2) ※老朽化していないか また指定規則・指導要領に定める教育内容・単位数・教育 規則 第2条1項3号 目標を反映した教育課程になっているか 要領 5(1) ② 教育課程は、社会的要請・ニーズの変化に応じて見直され ているか ③ 内、補助金により取得した物品は、処分可能年数等が明示 され、廃棄等の異動が記録されているか 1 図 書 0 ・ 教育上必要な専門図書を1,000冊(作業療法共有)以上、 内理学療法関係図書を20種100冊以上。学術雑誌を20 種以上備えているか ※都度見直しをしているか 1 定 員 (入学・在学) 3 学 生 2 在学(籍)年限 数 1 授業計画 ・ 理学療法学科の学級定員、学生総定員は、学則・指定規則 学則 第5条 に則しているか(定員を厳守しているか) 規則 第2条1項6号 要領 4(1) ※基準:学年定員1~4年60名 1 教員数 ・ 休学者及びその在学年限の等は、学年別に管理しているか 学則 第6条 ① 学則・規則等の専門教育課程(学科)に則した授業計画 (シラバス)、カリキュラム等を作成しているか 学則 第9条、内規 Ⅰ -1,3 規則 第2条1項3号 要領 5(1) ・ 指定規則・指導要領に則した学生総定員、及び各科目を教 学則 第14条 授するに適当な数の教員を有しているか 規則 第2条4号 要領 3(2) ※担当科目に応じ、それぞれ担当の経験を有する医師、理 学療法士、作業療法士又はこれと同等以上の学識を有する 者(原則) 2 内、専任教員 ① 指定規則・指導要領に定める内容の専任教員数以上の教員 規則 第2条4号 を確保しているか ※内8名以上は理学療法士である専任教員 ② 授業計画、カリキュラム等は学生に配布し、十分に周知徹 底しているか ② 理学療法士である専任教員は、免許取得後5年以上の業務 規則 第2条5号 経験を有しているか 2 区 分 ・ 課程、基礎・専門科目及び選択・必修科目等の各区分は明 規則 第2条1項3号 確か ③ 専任教員一人一週間当りの担当授業時間数は10時間を目 処としているか 3 授業時数 ・ 授業科目、授業時数は、学則・指定規則に則しているか 学則 第9条 規則第2条1項3号 要領 5 4 単位換算 ・ 授業時数の単位換算は、講義、演習、実習別に指導要領・ 学則 第10条 学則に則しているか 要領 5(3) 5 整合性 ① 科目、授業時数、単位は精査され、それぞれの配分は適切 で、且つ整合性の取れた構成となっているか 4 課 程 ・ 学 科 ・ 授 6 授業進捗管理 業 時 数 3 教員資格 要件確認 5 教 員 ・ 4 代 行 組 織 5 出欠勤 ② 学則、学習のしおり、募集パンフレット、ホームページ等 の記載内容は相互に整合し、誤解を与える文言・記述はな いか ・ 客観的に資格要件を証明する書類があり、適切に保管・管 理しているか ※専任教員及び講師(特に非常勤講師の資格等) 資格証明書(写)、免許証(写)、履歴書等 就任承諾書 ・ 授業代行する場合、当該科目の代行者は、資格要件を満た している者が担当しているか ① 出勤の都度、出勤簿(原簿)に本人による押印をしている か ② 出勤簿は毎日管理しているか ※特に非常勤講師について ③ 学生配布資料に変更ある場合は、差替え等を行い、速やか に学生に周知・徹底しているか 6 勤務実態 ① 授業計画上の各科目は学則等で計画された順に実施されて 内規 Ⅰ-1,2 いるか。 また、各科目(講義・実習等)の進捗が適時把握できる管 理体制になっているか ① 勤務実態と担当時間割が整合しているか ② 特定の教員に偏ることのないよう、各教員の時間配分は適 要領 3(1) 切か 7 運営会議 ① 会議の種類、人員構成及び運営等の必要事項について定め 学則 第15条 は有るか 特に非常勤講師担当科目の進捗を適時把握・管理している か ② 各科目(講義・実習等)の授業時間数に不足が生じた場 合、補講授業の処置が適切に取られており、記録管理して いるか ② 諸会議は、目的別に適切に開催・運営し、且つ記録され、 会議録は保存しているか 7 学生授業評価 ・ 学生の授業評価アンケート結果(評価)を教育改善に反映 させているか 8 施設実習 ① 当該施設は、実習施設要件(経歴、及び必要な機器・器具 規則 第2条1項10号 類の具備等)を満たし、その選定は適当であるか 要領 8(4) 実習施設の受入承諾書及び施設概要等の書類が整備されて いるか ② 実習施設における実習計画は、内容・時間数等、当該施設 との連携の下で定めているか ③ 実習施設数は、実習学生数に比して適切か。 ※実習人員と指導者の対比は二対一が望ましい 要領 3(1) 要領 8(2) 個 1 科目修得 単位認定 2 評価配分 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ・ 成績評価、履修科目修得・単位認定、進級・卒業認定は所 学則 第11条 定の基準に則っているか 内規 Ⅱ 要領 4(3),5(5) ※履修認定基準(原則) 出席時数:各科目 2/3以上、且つ 臨床実習 8/9以上 ・ 成績評価の構成項目、及び配分は適正であり、運用は公 正・公平に行っているか 学則 第11条 内規 Ⅱ-4 個 1 定例休業日 9 休 業 2 臨時休業日等 日 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ・ 夏季、冬季、及び春季休業日の日程、期間は年度当初に定 学則 第8条 め、学生に周知しているか ・ 休業日の授業、休業日変更、臨時休業日等、学生に事前に 適切に周知しているか ※出席数、試験、実習、課題、レポート、学習 活動等の成績・評価により総合的に判断 3 認定会議 6 4 評価基準の 成 共有 績 評 価 ・ 認 定 5 学生への周知 ① 授業科目の履修、単位取得を特別会議を経て認定する特例 内規 Ⅱ-1~3 は、評価資料等に基づき、運用は公正・公平に行っている か ② 内規で定める認定・判定会議は記録され、会議録として保 存しているか ① 学習活動状況等の視点・基準は、教員間で共有し、情報交 換等は適切に行われているか。 特に非常勤講師との連携、情報交換等に留意しているか ② 学生の成績・評価・学習活動状況等は指導記録簿等に適 時・適切に記録しているか ① 成績評価・評定及び単位取得等の基準は、予め学生に周知 され、指導も含め、意識づけされているか 1 1 ② 予定授業に変更が生じる場合、速やかに学生に連絡できる 体制となっているか 6 出席時数 7 補 講 1 必要経費等の 徴収 ・ 諸経費・教材費等必要以外の金銭を、学生・保護者等から 要領 9(1) 徴収していないか 学則 第31条 2 学則・内規等 ① 学則・内規等は、指定規則・指導要領等の趣旨・要件に則 しているか ② 各条項での「別に定める」事項は明文化され、且つ適切に 運用しているか の ③ 「その他特別な事情がある場合」等の例外について適切に 運用しているか 他 ④ 学則・内規等が実態と適合しない事項について、指定規 則・指導要領等に則する範囲において見直ししているか 学則 第13条 要領 5(5) 基準 第9-11条 ・ 種類、実施時期・期間・科目・範囲は、事前周知を含め適 内規 Ⅱ-10~13 切に行っているか 細則 1~4 2 受験資格 ・ 定期試験の受験資格、及び特例扱いは妥当か 内規 Ⅱ-14~16 ・ 試験中の不正行為に対する処置は適切か 内規 Ⅱ-20,21 ① 追試験は、正当な理由として認められる学生か 内規 Ⅱ-18 1 2 報 告 1 3 資 格 取 得 1 定例報告 2 入学審査の 公平性 ・ 入学審査・選考は適正・公平に行われているか 3 手続・許可 ・ 入学手続きの際に確認資料を申受け、保管しているか 規則 第2条1号 要領 4(2) 学則 第16条 学則 第18条 ・ 毎年度開始後2ヵ月以内の定例報告は、適切、且つ遅滞な 規則 第6条 く行っているか 要領 9(3) ※各関係書類との照査を経た上での報告内容か 1 資格取得 ① 目標とする資格が社会的ニーズに合っているか ② 学生の資格取得について、積極的な対応が図られているか ③ 資格取得(合格)率は適正水準で、目標をクリアーしてい るか 1 指導目標(計画) ② 再試験は、公平の観点から適切な範囲(回数)で実施して 内規 Ⅱ-19 いるか ・ 規則・学則に定める入学資格要件を満たしているか 学則 第29,30条 ③ 懲戒処分が懸念される学生の情報等の記録・管理、及び指 導等は適切に行っているか ・ 休講となる場合、学則基準の時数・単位を修得する措置が 補講等で取られており、記録管理しているか 1 試験の実施 1 入学資格 ① 褒章の評価基準、懲戒の事由等は妥当、且つ適正か ② 定められた褒章・懲戒の基準・事由等について、学生に周 知しているか そ ・ 出席簿に基づき算出する学生別出席時数は、照査している 細則 12~14 か 8 他の履修済単位 ・ 入学前における授業科目の履修証明書を申受けているか の認定 7 3 不正行為 試 験 4 追試験・再試験 1 賞 罰 1 0 賞 罰 ① 学生指導目標、及び指導計画が立てられているか ② 指導目標に沿った成果が上げられているか 2 ルール・マナー 1 4 学 生 指 導 3 教育相談 ① 集団生活における規律・協調・責任を重んずることを、日 常的に教育・指導しているか ② マナー(禁煙指導等を含む)、しつけ教育・指導が日常的 に行われているか ① 学生生活不適応、学業不振、問題行動者等を早期に発見・ 指導する体制が整っているか ※卒業(見込)証明書、履修証明書、実務経験 証明書等 特に卒業証明書等は全員分整備されているか 4 出席簿 8 入 学 ・ 休 学 ・ 退 学 5 欠席・公欠・ 忌引等 及 び 卒 業 ② 教育相談(カウンセリング)体制が整備され、有効に機能 しているか ① 出席簿(原簿)に基づき出欠席の状況を確認し、適切に記 細則 7,11 録しているか 要領 4(3) ② 出欠席の他の関係書類への転記(登録)は、出席簿(原 簿)に基づいて行われ、且つ照査しているか ③ 遅刻・早退の時間管理は、厳正に行っているか 内規 Ⅰ-5~9 ※基準:遅刻20分以上、早退70分経過後 ④ 出欠・早退・遅刻等の判定基準は、学生に周知徹底してい 内規 Ⅰ-5~9 るか ① 「欠席届」等は所定の手続で提出され、要因を確認し、出 学則 第21,22条 席簿に正確に記入・管理しているか 内規 Ⅰ-8,9 ② 公欠課・忌引等の出席判定基準は、公正・公平であり、適 内規 Ⅰ-5~7 切に運用しているか 細則 8,9 6 届(願)・ 在学年限 ・ 各種届(願)・許可、及び休学期間管理等は適切であり、 一元管理され、且つ整然と管理・保管しているか 7 除 籍 ① 除籍事由及び教員会議の内容を記録し、管理・保管してい 学則 第25条 るか ② 特に懸念対象学生に対しては、状況・経緯等を記録し、適 切に指導を継続しているか 8 休学・復学・ 退学 ・ 休学者・復学者・退学者について、そこに至るまでの経 緯・対応等を記録し、学園本部あて報告しているか 学則 第22~24条 9 卒業・課程修了 の認定 ① 教育課程修了認定基準・要件に基づき、公正・公平に認定 学則 第26条 しているか。 内規 Ⅳ 又、特別な事情による認定は、公正・公平な判定基準に基 づき行っているか ② 各学生の学年課程の修了、又は卒業認定に関し、諸基準・ 学則 第11,26条 要件が学生ごとに管理され、最終的総合的評価は適切か 1 進路指導 1 5 進 路 指 導 ① 進路指導目標、及び指導計画がが立てられているか ② 学生に対する就職指導、情報提供、就職相談は十分に行わ れているか ③ 学生の進路意欲の高揚が図られ、目標とする成果が上げら れているか 1 文書管理者 1 2 保存期間 6 文 書 3 管理・保管 管 理 4 ファイリング ・ 「文書管理者」を決めて管理しているか。 又、「文書管理者」は誰か ・ 法定表簿を含む文書等の保存期間は守っているか ・ 保存文書等は「管理文書・廃棄文書一覧」を作成し、適正 に管理・保管しているか ・ ファイル背表紙に文書名・使用期間・個人情報記載の有無 を明記しているか 「保存文書の取扱」規 則 個 1 教育環境管理 別 点 検 事 項 ① 普段から、学生・職員の教育環境に留意しているか 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) 学校保健安全規程 ※火災・地震等の災害予防、使用避難施設・ 設備関係、校舎内外の設備・衛生環境等 ② 学校・関係部署(所管:企画管理室)の相互連携等は、十 分に取られているか 2 健康管理 1 7 保 健 ・ 安 全 管 理 ① 学校保健安全計画を策定し、実施・報告(学園本部宛)し ているか ※策定報告:4/15迄 実施報告:3/31迄 ② 健康診断が「保健管理等の規程」に沿って実施されている か ③ 実施した結果が保管されているか ④ 保健室の利用状況・薬剤の補填などが適切に管理されてい るか ⑤ 特に伝染病り患等の事態の対応は、適切に行われているか (教職員、学生共通) ※該当者発見の場合 本部宛の報告、及び予防処置関係 1 指 導 ・ 個人情報の取扱いに関し、平素から教職員を指導している か 2 機密保持 ① 重要書類・PCデータ・PCについて、教職員及び学生に 対して、外部持出し禁止の指導をしているか 1 8 個 人 情 報 保 3 同 意 護 4 目的外使用 ※外部持出しの場合は許可を得ているか ② 重要書類・PCデータは、施錠保管・パスワード保護等に より、機密保護しているか ・ 個人情報保護に関し、学生・保護者への通知・同意書等は H19年度新入生か 洩れなく申し受け、保管しているか ら、個人情報申受け に係る通知出状 ・ 同意の範囲外で情報の利用、又は第三者提供していないか 専門学校北海道リハビリテーション大学校(作業療法学科) 自己点検・評価 項目 個 1 法令等の遵守 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) 個 ① 専修学校設置基準等に定める法令等を遵守し、コンプライ アンスを意識した学校運営が行われているか 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ④ 実習施設の指導者は、指定規則上等で定められた指導者要 規則 第2条1項11号 件(資格・実務経験等)等から適切か 要領 8(1) ※作業療法に関し相当の経験を有する作業療法士 また指導者の内、1名以上は免許取得後3年以上の業務 従事者であるか 1 2 財務 学 校 運 営 ① 監事監査及び公認会計士のチェックを行っているか 実習指導者の承諾書及び資格にかかる免許等の証明する書 類が整備されているか (変更した場合、その実習指導者も含む) ② 理事会においての決議及び評議委員会においての諮問決議 がなされているか ⑤ 臨床実習の実習時間中、2/3以上を病院、又は診療所にお 要領 5(4) いて行っているか ③ 財務内容についての公表を行っているか 1 教育目標 4 課 程 ・ 学 科 ・ 授 業 時 9 教科書・教材・ 教具等 数 ① 教育目標・育成人材像が明確に定められているか ② 目標・人材像は、学園理念、社会的要請、及び業界の人材 ニーズを反映したものなっているか 2 教 2 教育課程 育 目 標 ・ 課 程 ③ 専門教育課程として、教育目標に対応した授業構成となっ ているか ① 学校の教育目標を反映した教育課程になっているか ⑥ 実習担当教員による巡回指導を行い且つその記録が整備さ れているか。 又教員及び指導者の各指導記録は確実に行われ、且つ相互 連携は十分に取られているか また、実習の評価方法は適正に行われているか (実習指導要領はあるか) ⑦ 当該施設で知り得た個人の秘密保持について、学生に十分 な指導をしているか ① 使用教科書は適切であり、教育課程に応じ、適時見直しを しているか ② 指定規則・指導要領に則した教材用機器・器具、標本・模 規則 第2条9号 型類が必要数備付けられているか 要領 7(1,2) ※老朽化していないか また指定規則・指導要領に定める教育内容・単位数・教育 目標を反映した教育課程になっているか ③ 内、補助金により取得した物品は、処分可能年数等が明示 され、廃棄等の異動が記録されているか ② 教育課程は、社会的要請・ニーズの変化に応じて見直され ているか 1 図 書 0 ・ 教育上必要な専門図書を1,000冊(作業療法共有)以上、 内理学療法関係図書を20種100冊以上。学術雑誌を20 種以上備えているか ※都度見直しをしているか 1 定 員 (入学・在学) 3 学 生 2 在学(籍)年限 数 1 授業計画 ・ 作業療法学科課程の学級定員、学生総定員は、・指定規則 学則 第5条 に則しているか(定員を厳守しているか) 規則 第2条1項6号 要領 4(1) ※基準:学年定員40名 ・ 休学者及びその在学年限等は、学生別に管理しているか 1 教員数 学則 第6条 ① 学則・規則の専門教育課程(学科)に則した授業計画(シ 学則 第9条、内規 Iラバス)、カリキュラム等を作成しているか 1,2 規則 第3条1項2号 要領 5(1) ・ 指定規則・指導要領に則した学生総定員、及び各科目を教 学則 第14条 授するに適当な数の教員を有しているか 規則 第3条1項3号 要領 3(2) ※担当科目に応じ、それぞれ担当の経験を有する医師、理 学療法士、作業療法士又はこれと同等以上の学識を有する 者(原則) 2 内、専任教員 ① 規則・要領に定める専任教員数以上の教員を確保している 規則 第3条1項3号 か ※内6名以上は作業療法士である専任教員 ② 授業計画、カリキュラム等は学生に配布し、十分に周知徹 底しているか ② 作業療法士である専任教員は、免許取得後5年以上の業務 規則 第3条1項4号 経験を有しているか 2 区 分 ・ 課程、基礎・専門科目及び選択・必修科目等の各区分は明 確か ③ 専任教員一人一週間当りの担当授業時間数は10時間を目 処としているか 3 授業時数 ・ 授業科目、授業時数は、学則・指定規則に則しているか 学則 第9条 規則 第3条1項2号 要領 5 4 単位換算 ・ 授業時数の単位換算は、講義、演習、実習別に指導要領・ 学則 第10条 学則に則しているか 要領 5(3) 5 整合性 ① 科目、授業時数、単位は精査され、それぞれの配分は適切 で、且つ整合性の取れた構成となっているか 4 課 程 ・ 学 科 ・ 授 6 授業進捗管理 業 時 数 3 教員資格 要件確認 5 教 員 ・ 4 代 行 組 織 5 出欠勤 ② 学則、学習のしおり、募集パンフレット、ホームページ等 の記載内容は相互に整合し、誤解を与える文言・記述はな いか ・ 客観的に資格要件を証明する書類があり、適切に保管・管 理しているか ※専任教員及び講師(特に非常勤講師の資格等) ・資格証明書(写)、免許証(写)、履歴書等 ・就任承諾書 ・ 授業代行する場合、当該科目の代行者は、資格要件を満た している者が担当しているか ① 出勤の都度、出勤簿(原簿)に本人による押印をしている か ② 出勤簿は毎日管理しているか ※特に非常勤講師について ③ 学生配布資料に変更ある場合は、差替え等を行い、速やか に学生に周知・徹底しているか 6 勤務実態 ① 授業計画上の各科目は学則等で計画された順に実施されて 内規 Ⅰ-1,2 いるか。 また、各科目(講義・実習等)の進捗が適時把握できる管 理体制になっているか ① 勤務実態と担当時間割が整合しているか ② 特定の教員に偏ることのないよう、各教員の時間配分は適 要領 3(1) 切か 7 運営会議 ① 会議の種類、人員構成及び運営等の必要事項について定め 学則 第15条 は有るか 特に非常勤講師担当科目の進捗を適時把握・管理している か ② 各科目(講義・実習等)の授業時間数に不足が生じた場 合、補講授業の処置が適切に取られており、記録管理して いるか ② 諸会議は、目的別に適切に開催・運営し、且つ記録され、 会議録は保存しているか 7 学生授業評価 ・ 学生の授業評価アンケート結果(評価)を教育改善に反映 させているか 8 施設実習 ① 当該施設は、実習施設要件(経歴、及び必要な機器・器具 規則 第2条1項10号 類の具備等)を満たし、選定は適当であるか 要領 8(4) 実習施設の受入承諾書及び施設概要等の書類が整備されて いるか ② 実習施設における実習計画は、内容・時間数等、当該施設 との連携の下で定めているか ③ 実習施設数は、実習学生数に比して適切か。 ※実習人員と指導者の対比は二対一が望ましい 要領 3(1) 要領 8(2) 個 1 科目修得 単位認定 2 評価配分 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ・ 成績評価、履修科目修得・単位認定、進級・卒業認定は所 学則 第11条 定の基準に則っているか 内規 Ⅱ 要領 4(3),5(5) ※履修認定基準(原則) 出席時数:各科目 2/3以上、且つ 臨床実習 8/9以上 ・ 成績評価の構成項目、及び配分は適正であり、運用は公 正・公平に行っているか 学則 第11条 内規 Ⅱ-4 個 1 定例休業日 9 休 業 2 臨時休業日等 日 別 点 検 事 項 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) ・ 夏季、冬季、及び春季休業日の日程、期間は年度当初に定 学則 第8条 め、学生に周知しているか ・ 休業日の授業、休業日変更、臨時休業日等、学生に事前に 適切に周知しているか ※出席数、試験、実習、課題、レポート、学習 活動等の成績・評価により総合的に判断 3 認定会議 6 4 評価基準の 成 共有 績 評 価 ・ 認 定 5 学生への周知 ① 授業科目の履修、単位取得を特別会議を経て認定する特例 内規 Ⅱ-1~3 は、評価資料等に基づき、運用は公正・公平に行っている か ② 内規で定める認定・判定会議は記録され、会議録として保 存しているか ① 学習活動状況等の視点・基準は、教員間で共有し、情報交 換等は適切に行われているか。 特に非常勤講師との連携・情報交換等に留意しているか ② 学生の成績・評価・学習活動状況等は指導記録簿等に適 時・適切に記録しているか ① 成績評価・評定及び単位取得等の基準は、予め学生に周知 され、指導も含め、意識づけされているか ・ 出席簿に基づき算出する学生別出席時数は、照査している 細則 12~14 か 7 補 講 ・ 休講となる場合、学則基準の時数・単位を修得する措置が 補講等で取られており、記録管理しているか 8 他の履修済 単位の認定 ・ 入学前における授業科目の履修証明書を申受けているか ③ 懲戒処分が懸念される学生の情報等の記録・管理、及び指 導等は適切に行っているか 1 1 そ の 他 学則 第13条 要領 5(5) 基準 第9-11条 ・ 種類、実施時期・期間・科目・範囲は、事前周知を含め適 内規 Ⅱ-10~13 切に行っているか 細則 1~4 2 受験資格 ・ 定期試験の受験資格、及び特例扱いは妥当か 内規 Ⅱ-14~16 ・ 試験中の不正行為に対する処置は適切か 内規 Ⅱ-20,21 ① 追試験は、正当な理由として認められる学生か 内規 Ⅱ-18 ② 各条項での「別に定める」事項は明文化され、且つ適切に 運用しているか ③ 「その他特別な事情がある場合」等の例外について適切に 運用しているか 1 2 報 告 1 3 資 格 取 得 1 定例報告 規則 第2条1号 要領 4(2) 学則 第16条 2 入学審査の公平 ・ 入学審査・選考は適正・公平に行われているか 性 ・ 入学手続きの際に確認資料を申受け、保管しているか 学則 第18条 ・ 毎年度開始後2ヵ月以内の定例報告は、適切、且つ遅滞な 規則 第6条 く行っているか 要領 9(3) ※各関係書類との照査を経た上での報告内容か 1 資格取得 ① 目標とする資格が社会的ニーズに合っているか ② 学生の資格取得について、積極的な対応が図られているか ③ 資格取得(合格)率は適正水準で、目標をクリアーしてい るか 1 指導目標(計画) ② 再試験は、公平の観点から適切な範囲(回数)で実施して 内規 Ⅱ-19 いるか 3 手続・許可 ① 学則・内規等は、指定規則・指導要領等の趣旨・要件に則 しているか ④ 学則・内規等が実態と適合しない事項について、指定規 則・指導要領等に則する範囲において見直ししているか 1 試験の実施 ・ 規則・学則に定める入学資格要件を満たしているか 学則 第29,30条 ② 定められた褒章・懲戒の基準・事由等について、学生に周 知しているか 2 学則・内規等 6 出席時数 1 入学資格 ① 褒章の評価基準、懲戒の事由等は妥当、且つ適正か 1 必要経費等の徴 ・ 諸経費・教材費等必要以外の金銭を、学生・保護者等から 要領 9(1) 収 徴収していないか 学則 第31条 ② 予定授業に変更が生じる場合、速やかに学生に連絡できる 体制となっているか 7 3 不正行為 試 験 4 追試験・再試験 1 賞 罰 1 0 賞 罰 ① 学生指導目標、及び指導計画が立てられているか ② 指導目標に沿った成果が上げられているか 2 ルール・マナー 1 4 学 生 指 導 3 教育相談 ① 集団生活における規律・協調・責任を重んずることを、日 常的に教育・指導しているか ② マナー(禁煙指導等を含む)、しつけ教育・指導が日常的 に行われているか ① 学生生活不適応、学業不振、問題行動者等を早期に発見・ 指導する体制が整っているか ※卒業(見込)証明書、履修証明書、実務経験 証明書等 特に卒業証明書等は全員分整備されているか 4 出席簿 8 入 学 ・ 休 学 ・ 退 学 5 欠席・公欠・ 忌引等 及 び 卒 業 ② 教育相談(カウンセリング)体制が整備され、有効に機能 しているか ① 出席簿(原簿)に基づき出欠席の状況を確認し、適切に記 細則 7,11 録しているか 要領 4(3) ② 出欠席の他の関係書類への転記(登録)は、出席簿(原 簿)に基づいて行われ、且つ照査しているか ③ ※授業実施状況確認表等 遅刻・早退の時間管理は、厳正に行っているか 内規 Ⅰ-5~9 ※基準:遅刻20分以上、早退70分経過後 ④ 出欠・早退・遅刻等の判定基準は、学生に周知徹底してい 内規 Ⅰ-5~9 るか ① 「欠席届」等は所定の手続で提出され、要因を確認し、出 学則 第21,22条 席簿に正確に記入・管理しているか 内規 Ⅰ-8,9 ② 公欠課・忌引等の出席判定基準は、公正・公平であり、適 内規 Ⅰ-5~7 切に運用しているか 細則 8,9 6 届(願)・ 在学年限 ・ 各種届(願)・許可、及び休学期間管理等は適切であり、 一元管理され、且つ整然と管理・保管しているか 7 除 籍 ① 除籍事由及び教員会議の内容を記録し、管理・保管してい 学則 第25条 るか ② 特に懸念対象学生に対しては、状況・経緯等を記録し、適 切に指導を継続しているか 8 休・復・退学 ・ 休学者・退学者について、そこに至るまでの経緯・対応等 学則 第22~24条 を記録し、学園本部あて報告しているか 9 卒業・課程 修了の認定 ① 教育課程修了認定基準・要件に基づき、公正・公平に認定 学則 第26条 しているか。 内規 Ⅳ 又、特別な事情による認定は、公正・公平な判定基準に基 づき行っているか ② 各学生の学年課程の修了、又は卒業認定に関し、諸基準・ 学則 第11,26条 要件が学生ごとに管理され、最終的総合的評価は適切か 1 進路指導 1 5 進 路 指 導 ① 進路指導目標、及び指導計画がが立てられているか ② 学生に対する就職指導、情報提供、就職相談は十分に行わ れているか ③ 学生の進路意欲の高揚が図られ、目標とする成果が上げら れているか 1 文書管理者 1 2 保存期間 6 文 書 3 管理・保管 管 理 4 ファイリング ・ 「文書管理者」を決めて管理しているか。 又、「文書管理者」は誰か ・ 法定表簿を含む文書等の保存期間は守っているか ・ 保存文書等は「管理文書・廃棄文書一覧」を作成し、適正 に管理・保管しているか ・ ファイル背表紙に文書名・使用期間・個人情報記載の有無 を明記しているか 「保存文書の取扱」規 則 個 1 教育環境管理 別 点 検 事 項 ① 普段から、学生・職員の教育環境に留意しているか 準 拠 基 準 (基準・規則・要領等) 学校保健安全規程 ※火災・地震等の災害予防、使用避難施設・ 設備関係、校舎内外の設備・衛生環境等 ② 学校・関係部署(所管:企画管理室)の相互連携等は、十 分に取られているか 2 健康管理 1 7 保 健 ・ 安 全 管 理 ① 学校保健安全計画を策定し、実施・報告(学園本部宛)し ているか ※策定報告:4/15迄 実施報告:3/31迄 ② 健康診断が「保健管理等の規程」に沿って実施されている か ③ 実施した結果が保管されているか ④ 保健室の利用状況・薬剤の補填などが適切に管理されてい るか ⑤ 特に伝染病り患等の事態の対応は、適切に行われているか (教職員、学生共通) ※該当者発見の場合 本部宛の報告、及び予防処置関係 1 指 導 ・ 個人情報の取扱いに関し、平素から教職員を指導している か 2 機密保持 ① 重要書類・PCデータ・PCについて、教職員及び学生に 対して、外部持出し禁止の指導をしているか 1 8 個 人 情 報 保 3 同 意 護 4 目的外使用 ※外部持出しの場合は許可を得ているか ② 重要書類・PCデータは、施錠保管・パスワード保護等に より、機密保護しているか ・ 個人情報保護に関し、学生・保護者への通知・同意書等は H18年度新入生か 洩れなく申し受け、保管しているか ら、個人情報申受け に係る通知出状 ・ 同意の範囲外で情報の利用、又は第三者提供していないか
© Copyright 2024 ExpyDoc