活動レポート(PDF:532KB)

第 2 回活動レポート
まちなか再⽣ミーティング
■ 開催概要
■ オブザーバー
開催場所 ︓ ( 株 ) にぎわい宇部
開催⽇時 ︓ 平成 28 年 9 ⽉ 7 ⽇(⽔)18 時 〜 20 時
参加者数 ︓ 18 名
⼭⼝⼤学
⼩林 剛⼠(⼭⼝⼤学⼯学部助教)
宋 俊煥(⼭⼝⼤学⼯学部助教)
2.ミーティング・発表内容
参加者 (18 名 ) は、3つの班に分かれて、下記の 2 つの項⽬について実際ゾーニング図を描きながら、約 1
時間ほど話し合い、その内容を班ごとに発表してもらいました。
①まちなかに若者が集まるために求められる拠点施設の機能と役割について、
⼀つの施設として想定し、ゾーニング図を描いてみましょう。( 約 50 分 )
②上記①にて考えた機能・施設が今後中央町あるいは宇部市においてどのような拠点施設に
なってほしいのかを将来像を踏まえた「キャッチフレーズ」を考えてみましょう。( 約 10 分 )
宇部市
⾚⽳ 知也(まちなか再⽣推進課係⻑)
1.はじめに
■ 開会
1班
《キャッチフレーズ》
オブザーバーの⾚⽳係⻑より、前年度 ( 平成 27 年度 ) ミー
“ゆりかごから社会⼈の星へ”
ティングで出されたまちなかイメージや⽅針を踏まえ、平
成 28年度のまちなか再⽣ミーティングでは、中央町地区
《ゾーニングコンセプト》
を対象とし、若者が活動できる施設についての求める機能
・4 つのテーマ設定︓
「交流」
・
「施設」
・
「交通」
・
「広場」
や配置の提案を期待する旨の挨拶がありました。更に今年
・前回の議論内容を踏まえて、⼦ども・学⽣・社会⼈で
度 11 ⽉には、ミーティング内容を基に若者が活動できる
空間的に分割して活⽤できるようなゾーニング計画
施設への「提⾔書」を作成する予定であることを発表しま
した。
《必要な機能・施設》
・バスストップの設置︓駅・学⽣・バスをづなぐ連携⼿段で
■ 第1回活動のまとめ
第1回で協議された「若者未来センターに必要な機能について」の 3 班の意⾒が取りまとめられ、概ね 5
つの活動内容に分類できることについて、報告されました。また、⼭⼝⼤学宋助教より関連事例について発
表されました。
⼈の流れを⽣み出す。
・バスストップと待合広場の連携︓バスストップと連携し、
マルシェ・企業等のイベントのための「広場」
、
公園・遊具等の⼦育てに関連した「広場」を配置する。
・建物の機能︓
1 階︓カフェ、ラウンジ、⼦育てのコーナー ( 図書 ) を
1 階のゾーニング図
配置し、全体が広場とつながる。
2階 : ホール ( 約 60 名 ) やフリースペース、会議室等を
設置し、半屋外デッキにより全体をつなぐ。
半屋外デッキからは 1 階の広場の様⼦が⾒える。
※フリースペース︓学⽣の⾃習スペースやサークル
など、⾃由度の⾼い開放的な空間 (24 時間オープン )
それぞれのパーテーション等で区切ることで
利⽤対象を分けることができる。
※会議室︓予約制で閉鎖的な空間
2 階のゾーニング図
2班
3班
《キャッチフレーズ》
《キャッチフレーズ》
“HITOTOKI”
“宇部 BRAND つくる LAND”
《ゾーニングコンセプト》
《必要な機能・施設》
・“空間を使ってリフレッシュをする。
” を全体コンセプトと
【地上・1 階】
・広場と市⺠ギャラリー︓道路に⾯して⼤きな広場と市⺠
し、そのために L 字型に建物を作り、⼤きい広場と
ギャラリーを配置し、道路からよく⾒られるようにする。
⼩さい広場を分け、多様な年齢層の市⺠がレラックス
・ホール︓敷地の真ん中にホールを設置し、ホールまでの
できる空間を設ける。
アプローチを上⼿くデザインし、イベント時に活⽤する。
《必要な機能・施設》
・半屋外内⼯房︓市⺠の趣味の場・気軽に遊べる場・
【地上・1 階】
創作できる場として活⽤する。
・⼤きい広場︓⼦ども会の遊べる場、キャッチボールなど、
・情報コーナー︓就職の情報収集などのための空間にする。
アクティビティな活動ができる場
・カフェ兼勉強スペース︓賑わう空間と静かな空間がゆるや
・⼩さい広場︓家族・お年寄りなど、すこし落ち着いた
かにつながり、⾃由に使える。
レラックスができる場
【2階】
・オフィス︓企業や市⺠団体、専⾨家・スタッフが常駐し、
「起業」について知る場を設ける。
・銭湯・カフェ︓だれでも利⽤できる。⼈が来るような施設、
1 階のゾーニング図
1 階のゾーニング図
る時間が限られてしまうので、幅広い年齢の利⽤を⽬指す。
・ミーティングルーム︓
「公・⺠・学」が連携し、全てが
【2階】
情報共有ができ、今後のまちづくりについて話し会える
・宿泊施設 + リラックスできる場所︓可変できる空間とし、
場を設ける。
年数回⾏われる宇部市の⼤きな⼤会等の宿泊施設として
【他の機能として】
活⽤する。⽇常的にはワークスペースとして活⽤。
・学⽣居住機能︓上記の起点施設がうまく機能していく
ためには、この敷地以外に学⽣が安く住むことができる
《キャッチフレーズの意味》
場所も必要。
《キャッチフレーズの意味》
⽬的性の⾼い施設にするための機能。若者だけだと使⽤す
・⼈と時を過ごすという意味で “ひととき” を考え、若者だ
2 階のゾーニング図
・宇部は「花と緑と彫刻のまち 」というのもあるが、更に
経済的に利益をもたらすテーマづくりが必要である。
けに特化せず、幅広い年齢層をターゲットにする施設を
2 階のゾーニング図
⽬指す。
・⼯房・市⺠ギャラリーなどで創作・展⽰したものが宇部
3.オブザーバーのコメント
のブランドになり、創ったものを売っていけるような
⼩林助教︓どの班も提案された施設がまちづくりの拠点としてどう位置付けられるかを念頭において考えられ
場所になっていきたい。
・宇部ブラントを作ることで、最終的には観光地の機能
としても広まっていけばよい。
《コメント》
・⼈を集めるなら、他エリアとの差別化をしていかなければいけない。⼈⼝減少の中、中⼼市街地の
活性化は難題だと思うが、可能性は未知数なので、魅⼒でもある。これからこのようなミーティング
の場が更に活性化することを期待する。
ていると感じました。今回のテーマが少し難しかったが、使い⼿と会社・経営者のイメージが出て
こなかったので、どういう⼈が利⽤し、誰が運営するかといった広い範囲での議論を次回に進めて
いけたらと思います。それと併せて、具体的な空間の使い⽅・空間のイメージをもう少し、話し合
えたらいいかと思います。そのための今⽇はスタートだったと思います。
⾚⽳係⻑︓ 中央町は “まち・ひと・しごと” をテーマにまちづくりを考えています。かなりハードルは⾼いですが、
多世代交流スペースもオープンするので、学⽣の⼒も借りながら進めていきたいと考えています。
■ 第 3 回まちなか再⽣ミーティング
⽇時 ︓ 平成 28 年 9 ⽉ 26 ⽇(⽉)18 時 〜 20 時 場所︓( 株 ) にぎわい宇部 ( 宇部市中央町 3 丁⽬ 3 番 18 号 )
【お問合せ】宇部市まちなか再⽣推進課 Tel:34-8489 E メール︓[email protected]
【制作】⼭⼝⼤学 建築設計研究室/都市計画・都市設計研究室【発⾏】宇部市