更新日:2016/9/29 調査部:野神 隆之 原油市場他:OPEC 産油国が臨時

更新日:2016/9/29
調査部:野神 隆之
原油市場他:OPEC 産油国が臨時総会を開催(速報)
(IEA、OPEC、米国 DOE/EIA 他)
① 9 月 28 日に開催された OPEC 産油国臨時総会で、OPEC 産油国は原油生産量を加盟国全体として
日量 3,250~3,300 万バレルに制限することで合意した。
② 今後11 月30 日に開催される予定である OPEC 通常総会で加盟各国の個別の生産上限を決定すべ
く調整していく予定。
③ OPEC 産油国の 8 月の原油生産量は日量 3,324 万バレルであったので、実質的な原油生産凍結~
日量 74 万バレル程度の減産となる。
④ この決定に関する報道を受け、OPEC 産油国間での結束力の回復と石油需給引き締まりへの期待が
市場で増大したことから、同日の原油相場は急上昇、WTI は前日終値比で 1 バレル当たり 2.38 ドル
上昇し、47.05 ドルの終値となった。
⑤ 市場では、今回の決定を OPEC 産油国間の結束力の回復の兆候と捉える関係者がいる反面、11 月
30 日の OPEC 総会において加盟各国の原油生産上限が決定できるのかにつき疑問視する向きもあ
る。
1.協議内容等
① OPEC 産油国は 9 月28 日午後にアルジェリアのアルジェで臨時総会(当初は「非公式協議」となって
いたが、声明では「臨時総会」へと名称変更)を開催し、原油生産量を加盟国全体として日量3,250~
3,300 万バレルに制限することで合意した。
② 今後 11 月 30 日に開催される予定である OPEC 通常総会で加盟各国の生産上限を決定すべく調整
するため、加盟国による高級レベル委員会を設置し加盟国の生産制限実施に関する方策につき検
討する予定。
③ OPEC 産油国の 8 月の原油生産量は日量 3,324 万バレルであったので、日量 24 万バレル(これは
実質的には現状の原油生産量の凍結に当たると考えられる)~74 万バレル程度の減産となる。
④ 今回の会合は 9 月 26~28 日にアルジェで開催された国際エネルギーフォーラム(IEF)に産油国要
人が出席すべくアルジェを訪問した機会をとらえたものである。
⑤ 当該会合には OPEC 加盟 14 ヶ国の石油関連相が出席した(主要非加盟国であるロシアは出席しな
かったと見られる)。
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本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)調査部が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含ま
れるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの
投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責
任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
2.今回の会合の背景等
① 今回の会合前には OPEC や非 OPEC 産油国関係者から様々な発言がなされた。
② 9 月 18 日には、ベネズエラのマドゥロ大統領がイラン及びエクアドルの関係者と会談後、市場安定化
に向けた方策につき合意到達に近づいている旨明らかにした。
③ また、9 月 20 日には、アルジェリアのブーテルファ エネルギー相は、当該会合につき楽観視してお
り、市場を再均衡させるためには最低限日量 100 万バレルの減産が必要であるが、それに向けて作
業中であり、また、非公式協議(当初)直後に OPEC 産油国臨時総会を開催するかもしれない旨発言
している。
④ さらに、9 月 20 日にバーキンド OPEC 事務局長は OPEC 及びロシアを含む主要非 OPEC 産油国に
よる原油価格支持のために策定される可能性のある方策は 1 年間有効であるかもしれない旨明らか
にした。
⑤ ロシアについても、9月22日にモロゾフ エネルギー省次官が、ロシアは理論的には 5%の減産が可
能である旨表明している。
⑥ このように、当該会合において原油生産調整方策を決定することに関し、前向きな発言が見られたも
のの、OPEC 産油国及び主要非 OPEC 産油国間での足並みの乱れを示す動きも随所に見られた。
⑦ 9 月1 日には、ロシアのノバク エネルギー相が、50 ドル前後の原油価格であれば、原油生産凍結は
必要ないが、原油価格が下落すればロシアとしては協議を復活させることを検討する旨報じられた。
⑧ しかしながら、その翌日には、ロシアのプーチン大統領が、OPEC 産油国とロシアとの間で原油生産
凍結につき合意することを望んでいる他、当該凍結からイランは除外することが必要である旨産油国
は認識しており、9 月 4~5 日に開催される予定である 20 ヶ国・地域(G20)首脳会議においてサウジ
アラビアのムハンマド副皇太子と協議を行う際に方策を策定するよう提案することもありうる旨発言し
たと、9 月 2 日にブルームバーグが報じた。
⑨ 他方、9 月 3 日には、サウジアラビアのファリハ エネルギー産業鉱物資源相は、原油生産凍結に関
してはイランを含めた合意を希望している旨明らかにしている。
⑩ 9 月 5 日には、サウジアラビアのムハンマド副皇太子とロシアのプーチンが会談、その直後にファリ
ハ エネルギー産業鉱物資源相とノバク エネルギー相が会談を行ったが、その後に発表された共
同声明では、「石油市場が安定化し長期的な投資維持を確保するためには、主要産油国間での建
設的な対話と緊密な協力が重要であり、そのため、両者は、石油市場を継続的に見直し、方策を推
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奨し、共同で行動するための共同作業部会を設立し、第1 回会合を 2016 年10 月に開催する」といっ
たことは決定したものの、その場で原油生産調整に関し合意したとは示唆されなかった。
⑪ また、9 月 5 日のロシアとの協議の後ファリハ氏は、石油市場の状況は日に日に改善しつつあり、現
時点では原油生産凍結は必要ない旨明らかにしている。
⑫ 他方、9 月 8 日にイラン国営石油会社 NIOC のガムサリ国際局長が、同国は日量 400 万バレルを若
干超過する量の原油生産を目標としており、それは 2016 年末もしくは 2017 年早期に達成するかもし
れない(同氏によれば現時点でのイラン原油生産量は日量 380 万バレル)が、その目標に到達すれ
ば、原油生産凍結を決意する用意はあるが、現時点では時期尚早である旨表明している。
⑬ イランが要求する原油生産水準は 2012 年の制裁前のイランの OPEC 産油国原油生産量に占める割
合である 12.7%(2010 年の占有率は確かに 12.7%となっており、この水準を指していることも考えら
れる)であり、これを現在(2016 年 1~8 月)の OPEC 生産量をもとに算出しなおすと、日量 414~425
万バレル程度となるが、実際イランは日量 410~420 万バレルの生産を希望している旨主張している
と 9 月 27 日に伝えられた。
⑭ さらに、イラクのルアイビ石油相は 9 月 22 日の声明で、当該会合での原油価格を上昇させるための
原油生産凍結設定をイラクとしては支持する一方で、自国としては世界原油生産シェアを維持する
ため日量 475~500 万バレルを目標とする(2016 年 8 月時点で日量 435 万バレル)など、同国として
は増産する意向である旨示唆する場面も見られた。
⑮ リビアについても、9 月 17 日に、カダフィ大佐追放運動前の原油生産量(日量 160 万バレル程度)に
回復するまで、原油生産は凍結しない旨同国のオウン OPEC 理事は発言している。
⑯ そのような中、9 月 21~22 日にはウィーンの OPEC 事務局で、サウジアラビア、イラン、カタール、そ
してアルジェリアの中堅幹部間で、原油生産調整に関しての協議が実施された。
⑰ その場において、サウジアラビアはイランが原油生産を現状で凍結する(但しこれは OPEC 事務局
が 2 次情報源を通じて把握している日量 360 万バレルとされ、前述の通りイランが認識している日量
380 万バレルを下回っている)ことに合意するのであれば、サウジアラビアとしては 2016 年 1 月時点
の原油生産量である日量 1,013 万バレル(OPEC 事務局の 2 次情報源データを基準)まで減産する
こと(2016 年 8 月時点が日量 1,061 万バレル(同)であるので、日量 48 万バレル程度の減産というこ
とになる)ことを提案したものの、協議は物別れに終わった。
⑱ このように、個々の産油国の動きとしては、原油生産凍結に関して必ずしも足並みが揃っているとは
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言えない状況にあったこともあり、OPEC や主要非 OPEC 産油国等の中には、当該会合に関して、悲
観的な見方をする関係者も現れた。
⑲ 9 月 17 日には、バーキンド OPEC 事務局長が、9 月 21 日には UAE のマズルーイ エネルギー相が、
それぞれ当該会合は意見交換の場ではあるが意思決定の場ではない旨発言しており(但しバーキン
ド氏は 9 月 18 日に OPEC 産油国間で意思統一ができれば OPEC 産油国臨時総会を開催する旨表
明している)、またサウジアラビアについても、同国の石油政策に近い OPEC 関係者から同趣旨の発
言があった旨 9 月 23 日に報じられている他、ファリハ エネルギー産業鉱物資源相も 9 月 27 日に当
該会合は意見交換の場である旨発言している。
⑳ また、ロシアの関係者からも、同国としては OPEC 産油国間で合意がなされたうえで、会合に参加す
る予定であり、今回は IEF には出席するものの、当該会合開催前に帰国するかもしれない旨明らかに
したと 9 月 23 日に伝えられる。
㉑このように事前の調整は必ずしも順調に進んでいるわけではなく、依然として加盟国間での意見の相
違は存在しているものと推察される。
㉒しかしながら、4 月17 日及び 6 月2 日の会合において原油生産調整につき産油国間で意見統一が図
られなかったこともあり、今次非公式協議においても同様の合意がなされない、ということになると、市
場の OPEC 産油国に対する信頼感に大きく影響する可能性があった。
㉓また、原油生産を凍結するだけでは、特に 2017 年前半は供給過剰感が市場で感じられる結果、原油
相場に下方圧力が加わる恐れもあった。
㉔このため、OPEC 産油国全体として日量 3,300 万バレル(日量 3,300 万バレルは 8 月現在の原油生産
量とほぼ同水準であるので、実質的には原油生産凍結を指していると考えられる)の原油生産を行う
旨表明するのみならず、日量 3,250 万バレル(この原油生産量は OPEC 事務局による 2017 年の対
OPEC産油国原油需要量である日量3,248万バレルにほぼ一致する)へと減産する意向もある旨表明
することとしたと見られる。
㉕そして、総論として OPEC 産油国間での意見を一致させるとともに、個別加盟国の生産上限設定につ
いては、11 月 30 日開催予定の OPEC 通常総会まで先延ばしすることで、秋場の不需要期で原油価
格が下落しやすい時期に、OPEC 産油国間での結束力の回復への市場の期待を保持させることを通
じて原油相場の下支えを試みたものと考えられる。
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3.原油価格の動き等
① 今回の臨時総会での決定に関する報道を受け、OPEC 産油国間での結束力回復と石油需給引き締
まりへの期待が市場で増大したことから、同日の原油相場は急上昇、WTI は前日終値比で 1 バレル
当たり 2.38 ドル上昇し、47.05 ドルの終値となった。
② 市場では、今回の決定を OPEC 産油国間の結束力の回復の兆候と捉える関係者のいる反面、産油
各国の個別の生産上限に関しては意見の統一が図られているとは考えにくいこと(特にイラン)から、
11 月 30 日の OPEC 総会において加盟各国の原油生産上限が決定できるのかにつき疑問視する向
きもある。
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(参考:9 月 28 日開催 OPEC 臨時総会声明)
170th (Extraordinary) Meeting of the OPEC Conference
No 11/2016
Algiers, Algeria
28 Sep 2016
The Conference of the Organization of the Petroleum Exporting Countries (OPEC), following a Consultative
Meeting in Algiers, Algeria, resolved to convene an Extraordinary Meeting of the Conference on Wednesday,
28th September 2016 under the Chairmanship of its President, HE Dr. Mohammed Bin Saleh Al-Sada, Qatar’s
Minister of Energy and Industry and Head of its Delegation.
The Conference expressed its respect and deep appreciation to the President of Algeria, HE Abdelaziz
Bouteflika, and to the Prime Minister, HE Abdelmalek Sellal, for hosting the 170th (Extraordinary) Meeting of
the OPEC Conference. The Conference, furthermore, acknowledged and thanked HE Noureddine Boutarfa,
Algeria’s Minister of Energy, for his untiring efforts and support for the ongoing consultations between all
parties involved in the preparations for these meetings. At the same time, the Conference also congratulated
HE Noureddine Boutarfa, who was attending a Meeting of OPEC Ministers for the first time since his
appointment as Algeria’s Head of Delegation, and thanked his predecessor in office HE Dr. Salah Khebri, for
his contribution to the work of the Organization.
The Conference warmly welcomed Gabon that was attending a Meeting of OPEC Ministers for the first time
since officially rejoining the Organization in July, and HE Jabbar Ali Hussein Al-Luiebi, who was also
attending a Meeting of the Conference for the first time since his appointment as Iraq’s Minister of Oil and
Head of its Delegation.
In the last two years, the global oil market has witnessed many challenges, originating mainly from the supply
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side. As a result, prices have more than halved, while volatility has increased. Oil-exporting countries’ and oil
companies’ revenues have dramatically declined, putting strains on their fiscal position and hindering their
economic growth. The oil industry faced deep cuts in investment and massive layoffs, leading to a potential
risk that oil supply may not meet demand in the future, with a detrimental effect on security of supply.
The Conference took into account current market conditions and immediate prospects and concluded that it is
not advisable to ignore the potential risk that the present stock overhang may continue to weigh negatively well
into the future, with a worsening impact on producers, consumers and the industry.
Based on the above observations and analysis, OPEC Member Countries have decided to conduct a serious
and constructive dialogue with non-member producing countries, with the objective to stabilize the oil market
and avoid the adverse impacts in the short- and medium-term.
The Conference concurs that there is firm and common ground that continuous collaborative efforts among
producers, both within and outside OPEC, would help restore the balance and sustainability in the market.
At this juncture, it is foremost to reaffirm OPEC’s continued commitment to stable markets, for the mutual
interests of producing nations, efficient and secure supplies to the consumers, with a fair return on invested
capital for all producers.
The Conference, following the overall assessment of the global oil demand and supply balance presented by
the OPEC Secretariat, noted that world oil demand remains robust, while the prospects of future supplies are
being negatively impacted by deep cuts in investments and massive layoffs. The Conference, in particular,
addressed the challenge of drawing down the excess stock levels in the coming quarters, and noted the drop in
United States oil inventories seen in recent weeks.
The Conference opted for an OPEC-14 production target ranging between 32.5 and 33.0 mb/d, in order to
accelerate the ongoing drawdown of the stock overhang and bring the rebalancing forward.
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The Conference decided to establish a High Level Committee comprising representatives of Member
Countries, supported by the OPEC Secretariat, to study and recommend the implementation of the production
level of the Member Countries. Furthermore, the Committee shall develop a framework of high-level
consultations between OPEC and non-OPEC oil-producing countries, including identifying risks and taking
pro-active measures that would ensure a balanced oil market on a sustainable basis, to be considered at the
November OPEC Conference.
Finally, the Conference again expressed its deepest appreciation to the Government and to the people of
Algeria, and to the authorities of the City of Algiers for their warm hospitality and the excellent arrangements
made for the Meeting.
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