生活環境影響調査書についての意見の概要と見解

生活環境影響調査書についての意見の概要と見解
和気町一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例第3条及
び第5条に基づき、下記のとおり和気町クリーンセンター更新に係る生活環境影響調査結果の縦
覧をするとともに生活環境保全上の見地からの意見を募集したところ、1件の意見書が提出され
ました。
今回提出していただきました意見書の内容につきましては、生活環境の保全上の見地からの意
見では無いものが含まれておりましたが、ここでは生活環境の保全上の見地からのご意見に対す
る見解のみお知らせいたします。
施
縦
設
の
覧
名
期
称
和気町クリーンセンター
間
平成28年 6月27日~平成28年 7月27日
意 見 書 の 提 出 期 限
平成28年 8月10日
縦 覧 及 び 意 見 提 出
縦覧者 1 名
意
見
意見書1件
見
解
アセスの報告書内のデータを見ても
よく理解できません。
本調査は「廃棄物処理施設生活環境影響調査指針
(平成 18 年 9 月、環境省大臣官房廃棄物・リサイク
ル対策部)」に準拠し、
「事業実施に伴う生活環境影響
調査」を実施しています。
調査事項とした、大気質、騒音、振動、悪臭の現況
把握及び予測の結果を踏まえると、その影響について
は、いずれの調査事項も焼却施設の設置及び維持管理
に関する計画に基づいた公害防止対策により実行可
能な範囲で回避または低減されており、生活環境の保
全上の目標を満足しています。このため、本事業計画
は、周辺地域の生活環境の保全に配慮がなされたもの
であると総合的に評価しています。
今までの建屋は解体する時、ダイオ
キシン等の付着もあり、普通の建屋よ
り慎重に解体する必要があるが、既存
の施設を再利用する計画とのこと。
このような使いまわしは、問題の建
物解体の次世代への無責任な先送りで
はないか。
本事業では、現在の焼却炉に関係するすべてのプラ
ント施設を解体、新設いたします。ただし、耐用年数
の残存期間がある建屋については、引き続き利用する
計画になっております。
焼却施設の解体等は、「廃棄物焼却施設関連作業に
おけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱」
(
「労働安
全衛生規則」
(昭和 47 年 9 月 30 日 労働省令第 32 二
号))に基づき、既存施設の解体に向けたダイオキシ
ン類等による汚染状況事前調査を平成 27 年 2 月~3 月
に実施しました。この結果を踏まえ、解体作業に伴い
生じる廃棄物については適正な処理を行う計画とし
ています。
旧焼却場は途中から処分量が増加
し、夜間運転を始め、夏期には山越え
の悪臭で門前・新町地区等で眠りにく
くなったことがある。
本事業計画は、和気町単独での焼却対象ごみ処理体
制の構築を基本としており、年間のごみ処理量が大幅
に変化することはなく、定期補修等に伴うものを除
き、現在計画している稼働時間(8:30~17:00)の範囲
で十分に処理が可能であると判断しています。
焼却施設より発生する悪臭は、以下に示す低減対策
を実施することで、焼却施設からの悪臭の発生を抑制
する計画であり、本施設の稼働による周辺地域への悪
臭の影響は小さいと評価しています。
【排ガス処理対策】
・排ガス中の有害物質等を適正に処理し、定められ
たモニタリングの実施、法令等に基づく排出濃度
を遵守する。
【燃焼管理の徹底】
・設備の性能保持のための維持管理を適正に行い、
完全燃焼の確保、排ガス処理の適正化、機器の正
常な運転管理に努める。
【発生源対策】
・脱臭ファン等を設置して、場外への臭気の漏洩を
防止に努めるほか、エアーカーテンを設置し屋外
への悪臭の拡散を抑制する。
・ごみ投入口には、開閉扉を設置し、屋外への悪臭
の拡散を抑制する。
・本施設内及び構内道路は随時清掃し、清潔を保持
する。