(電動アシスト自転車用バッテリー(無償製品交換))[PDF

(経済産業省と同時公表)
平成28年9月26日
消費生活用製品の新規リコール情報(電動アシスト自転車用バッテリー)の公表
消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事
故について、パナソニック サイクルテック株式会社が製造した電動アシスト自転
車用バッテリーのリコール情報(無償製品交換)を以下のとおり公表します。
パナソニック サイクルテック株式会社(法人番号:1122001021103)が製造した電動
アシスト自転車用バッテリーについて、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しまし
た。
当該事故情報は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき、重大製品事
故の報告を受け、製品起因が疑われる事故として公表していたものです(別紙参照。)。
同社は、事故の再発防止を図るため、本日(9月26日)から対象製品(下記③)に
ついて、無償で製品交換を実施します。
対象製品を保有していないか御確認ください。対象製品をお持ちの方は、直ちに自転
車本体からバッテリーを取り外し、充電を行わず周辺に可燃物がない場所で保管すると
ともに、速やかに同社に御連絡ください。
○パナソニック サイクルテック株式会社が製造した電動アシスト自転車用バッテリー
について
①事故事象について
パナソニック サイクルテック株式会社が製造した電動アシスト自転車用バッテリ
ーについて、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しました。
当該事故の原因は、現在、調査中ですが、当該製品のバッテリーの製造上の不具合
により、電池セルが異常発熱し、出火に至ったものと考えられます。
対象製品について、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告を受
けた重大製品事故は、1件です(管理番号:A201600157、「電動アシスト自転車」と
して公表しています。)。
また、消費生活用製品安全法第35条第1項に該当しない製品事故として、独立行
政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に報告された事故は1件です。
なお、いずれの事故も人的被害には至っておりません。
②再発防止策について
パナソニック サイクルテック株式会社は、事故の再発防止を図るため、本日(9
月26日)、同社ウェブサイトへの情報掲載を行うとともに、明日(同月27日)、新
聞社告を行い、対象製品について無償で製品交換を実施します。
③対象製品:製品名、品番、ロット記号、バッテリー容量、製造期間、対象個数
製品名:電動アシスト自転車用バッテリー
パナソニック サイクルテック株式会社が販売した電動アシスト自転車の
一部の機種に同梱したバッテリー及び交換用に販売したバッテリーのう
ち、2013年10月2日から同月4日までに製造されたもの。
品
番
ロット記号(4桁)
NKY449B02
RJ01
NKY450B02
RJ01~03
NKY451B02
RI27
バッテリー容量
製造期間
8.9Ah
2013年10月2日
~
2013年10月4日
13.2Ah
RI30
NKY486B02
RJ01~03
8.9Ah
NKY487B02
NKY488B02
対象個数:2,788個
※電動アシスト自転車の機種品番から対象バッテリーの特定はできません。
(対象バッテリーパックは同社が2005年以降に販売した大半の電動アシス
ト自転車に装着可能です。)
<対象製品の外観及び確認方法>
バッテリー品番とロット記号を御確認いただき、両方とも上記の一覧に該当する
場合が対象製品となります。
※同社では電動アシスト自転車用バッテリーについて、2015年7月27日付けで
既にリコールを実施しておりますが、今回は対象製品が異なります。
前回のリコールにおいて対象外であった場合でも、再度、バッテリー品番及びロッ
ト記号の御確認をお願いします。
(参考)
2015年7月27日付けリコール対象(対象製品:5品番)
品
番
ロット記号(4桁)
バッテリー容量
製造期間
NKY449B02
RA08
8.9Ah
2013年1月8日
RB01~28
~
RC01~31
2013年4月22日
RD01~22
NKY450B02
QL17~31
8.9Ah
2012年12月17日
RA01~31
~
RB01~28
2013年4月17日
RC01~31
RD01~17
NKY451B02
RA07~31
13.2Ah
2013年1月7日
RB01~28
~
RC01~31
2013年4月15日
RD01~15
NKY452B02
QL27
13.2Ah
2012年12月27日
RA01~31
~
RB01~28
2013年4月10日
RC01~31
RD01~10
NKY454B02
RA11~31
17.6Ah
2013年1月11日
RB01~28
~
RC01~11
2013年3月11日
④事業者の対応
対象製品について、無償で製品交換を実施します。
⑤事業者の告知
ウェブサイトへの情報掲載
販売店等への協力要請
新聞社告
2016年9月26日(月)
2016年9月26日(月)以降順次
2016年9月27日(火)
⑥消費者への注意喚起
対象製品をお持ちの方は、直ちにバッテリーを自転車本体から取り外し、周辺に可
燃物がない場所で保管するとともに、速やかに下記問合せ先まで御連絡ください(2
016年9月26日から受付を開始。
)。なお、保管中はバッテリーの充電は行わない
でください。
【問合せ先】
パナソニック サイクルテック株式会社 電動自転車バッテリー市場対策室
電 話 番 号:0120-870-355(無料)
※携帯電話・PHSからも利用できます。
受 付 時 間:9時~21時(毎日)(2016年10月25日まで)
9時~17時(土・日・祝日を除く。)
(2016年10月26日以降)
ウェブサイト:http://panasonic.co.jp/ap/s/eb/
(本発表資料の問合せ先)
消費者庁消費者安全課(製品事故情報担当)
担 当:柳川、平野、清重
電 話:03-3507-9204(直通)
FAX:03-3507-9290
経済産業省商務流通保安グループ製品安全課製品事故対策室
担 当:下出、高橋
電 話:03-3501-1707(直通)
FAX:03-3501-2805
■当該リコールにかかる消費生活用製品の重大製品事故
別 紙
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故
管理番号
事故発生日
A201600157 平成28年6月19日
報告受理日
平成28年6月30日
製品名
電動アシスト自転
車
機種・型式
BE-ENDT755B
事業者名
パナソニック サイクル
テック株式会社
被害状況
火災
事故内容
当該製品のバッテリーを充電器に載せていた
ところ、当該製品のバッテリー及び周辺を焼
損する火災が発生した。現在、原因を調査
中。
事故発生都道府県
備考
東京都
平成28年7月5
日にガス機器・
石油機器以外
の製品に関す
る事故であっ
て、製品起因
が疑われる事
故として公表し
ていたもの
平成28年9月
26日からリコー
ルを実施