※ FAC5033 佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の概況 施 設 概 況 ○ 明治22年(1989年)に旧海軍により火薬庫が新設され、昭和20年(1945年)9月に米軍が接収した 施設。 ○ 土地面 積は約 58万㎡ で、弾薬 庫の数は 、ト ンネル式 が 12棟、 建造 物式(小屋組木 造)が 22棟 合計34棟である。 ○ 同弾薬庫は、市中心部の東南にあたる兵陵地帯に所在しており、昭和 40年代以降、大規模な土 地造成が行われ、特に同弾薬庫に隣接している一帯は大新興住宅地域となっている。住宅の一 部は弾薬庫から至近距離で約70mと言われている。 また、同弾薬庫は、佐世保港の港奥に位置していることから、同弾薬庫の移転・返還は、防衛 施設と民間施設が混在する佐世保港のすみ分けに大きく寄与するものである。 佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移転・返還に係る経緯 【H28.02.23 現在】 S46.10 「返還6項目」を定め、知事、市長連名で国へ陳情 ※前畑弾薬庫の返還を要請 S47.06 佐世保市議会「米軍提供施設の返還払下げ活用に関する決議」 ※米軍提供地及び施設の早期返還、制限の緩和を期し、返還後は 旧軍港市転換法の趣旨に則り、本市の公共的利用又は産業の振 興に活用する。 H08.11.08 市議会が「前畑弾薬庫移転返還促進に関する意見書」を可決 H09.10 県、県議会、市、市議会、商工会議所、市公連の6者で中央陳情 H10.06 県、県議会、市、市議会、商工会議所、市公連の6者で中央陳情 ※久間防衛庁長官「市内には針尾もある。これを含め、移転集約 について検討され、地元関係者等の間の環境づくりを考えたら どうか」 H10.9 月議会 市議会が「新返還6項目」を決議 「前畑弾薬庫移転・返還」 H11.3 月議会 市長「市内移転に賛同しかねると申し上げてきたが、市内移転 も視野に入れて問題の解決を図りたい。」 H12.3 月議会 移転表明 前畑弾薬庫の移転先地を針尾島弾薬集積所と表明 ⇒その後、市長が移転表明に至る経緯に関し地元説明 H14 夏頃 本格的な調査の実施を国に要請することに関する地元説明 ⇒地元から一定の了解を得る⇒15 年度から海底地盤調査等を実 施 H17.10.04 第1回施設調整部会開催 佐世保地区における在日米軍施設・区域の整理等に関する日 米間の協議の開始 H17.12.19 第2回施設調整部会開催 前畑弾薬庫の移転先地として針尾島弾薬集積所に隣接する海 域の埋立の可能性に言及 H19.06.15 第3回施設調整部会開催⇒整備概要に関し日米認識の一致 ※ 国による「移設概念図」の発表 以降、関係団体に対し説明会の開催 H19.11.10 針尾地区連合会、東浜町2組、十郎新町、西天神町から同意を得 る H19.11.22 江上地区連合会、南部漁協から同意を得る H19.12.19 クレールの丘自治会から同意を得る H21.03.30 針尾漁協から同意を得る H21.04.07 佐世保市漁協、東浜町1組から同意を得る (関係する10の団体全てから同意) H21.04.23 国に対し、以下の項目を付し事業推進に異存なき旨を回答 ▪安全性の確保を最優先すること ▪適時適切な説明会の開催 H21.06.19 第4回施設調整部会開催 H23.01.17 日米合同委員会で合意 ※ 施設調整部会のこれまでの協議内容につき承認 【前畑弾薬庫の位置及び現況(写真)】 FAC…Facilities の略で「施設」を意味する。
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