官民連携クラウドファンディング活用事業出資金交付要綱

官民連携クラウドファンディング活用事業出資金交付要綱
(趣旨)
第1条 この要綱は、一般社団法人山口県観光連盟(以下「観光連盟」という。)
が実施する、官民連携クラウドファンディング活用事業に係る出資金(以下「出
資金」という。)の交付について、必要な事項を定めるものとする。
(活用事業者)
第 2 条 出 資 金 の 交 付 対 象 者 は 、活 用 事 業 者 と し て 観 光 連 盟 が 決 定 し た 者( 以 下「 活
用事業者」という。)とする。
(活用事業等)
第3条 出資金額、出資対象経費、出資率は、別表のとおりとする。
(交付申請)
第4条 出資金の交付を受けようとする者は、出資金交付申請書(様式第1号)及
び添付書類を事業開始の前までに観光連盟に提出しなければならない。
2
前 項 の 出 資 金 の 交 付 の 申 請 を す る に 当 た っ て 、当 該 出 資 金 に 係 る 消 費 税 及 び 地
方 消 費 税 に 係 る 仕 入 控 除 税 額( 出 資 対 象 経 費 に 含 ま れ る 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 相
当 額 の う ち 、 消 費 税 法 ( 昭 和 63年 法 律 第 108号 ) の 規 定 に よ り 仕 入 れ に 係 る 消 費
税 額 と し て 控 除 で き る 部 分 の 金 額 及 び 当 該 金 額 に 地 方 税 法 ( 昭 和 25年 法 律 第 226
号 )の 規 定 に よ る 地 方 消 費 税 の 税 率 を 乗 じ て 得 た 金 額 の 合 計 額 に 出 資 率 を 乗 じ て
得 た 金 額 を い う 。以 下 同 じ 。)を 減 額 し て 交 付 申 請 し な け れ ば な ら な い 。た だ し 、
申 請 時 に お い て 、当 該 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 に 係 る 仕 入 控 除 税 額 が 明 ら か で な い
ものについては、この限りではない。
(交付決定)
第 5 条 観 光 連 盟 は 、前 条 に 規 定 す る 申 請 書 を 受 理 し た と き は 、そ の 内 容 を 審 査 し 、
適 当 と 認 め た と き は 、出 資 金 の 交 付 決 定 を 行 い 、交 付 申 請 者 に 通 知 す る も の と す
る。
(変更承認申請)
第 6 条 活 用 事 業 者 は 、出 資 事 業 の 内 容 又 は 経 費 の 配 分 を 変 更 し よ う と す る と き は 、
あらかじめ出資金に係る出資事業の内容(経費の配分)の変更承認申請書(様式
第2号)を観光連盟に提出し、その承認を受けなければならない。
2
観光連盟は、前項の変更承認申請書を受理したときは、内容を審査し、適当と
認めたときは、変更の承認を行い、当該活用事業者に通知するものとする。この
場合において、観光連盟は、必要に応じ条件を付し、及びこれを変更することが
ある。
(中止又は廃止)
第7条
活 用 事 業 者 は 、出 資 事 業 の 中 止 又 は 廃 止 を し よ う と す る と き は 、速 や か に
出資金に係る出資事業の中止(廃止)承認申請書(様式第3号)を観光連盟に提
出し、その承認を受けなければならない。
2
観光連盟は、前項の承認申請書を受理したときは、内容を審査し、適当と認め
たときは、中止又は廃止の承認を行い、当該活用事業者に通知するものとする。
この場合において、観光連盟は、必要に応じ条件を付し、及びこれを変更するこ
とがある。
(状況報告)
第8条
観光連盟は、必要に応じて、出資事業の遂行状況について、出資金に係る
出 資 事 業 遂 行 状 況 報 告 書( 様 式 第 4 号 )を 別 に 定 め る 期 日 ま で に 活 用 事 業 者 に 提
出させることができる。
(実績報告)
第 9 条 活 用 事 業 者 は 、出 資 日 か ら 6 か 月 以 内 に 出 資 事 業 に 着 手 し 、出 資 日 か ら 1
年以内に出資事業を完了しなければならない。
2 出資事業が完了したとき(出資事業の中止又は廃止の承認を受けたときを含
む。)は、その日から10日以内に、出資金に係る出資事業実績報告書(様式第
5号)に関係書類を添えて、観光連盟に提出しなければならない。
(交付決定の取消し等)
第 10条 観 光 連 盟 は 、活 用 事 業 者 が 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と 認 め た と き は 、
出 資 金 の 交 付 決 定 を 取 り 消 し 、又 は 既 に 交 付 し て い る 出 資 金 の 全 部 若 し く は 一 部
の返還を命ずることがある。
(1)
(2)
(3)
法令、この要綱又はこれらに基づく観光連盟の指示に違反したとき
出資金を交付対象事業等以外の用途に使用した場合
出資対象事業等に関して不正、怠慢、その他不適切な行為をした場合
(4)
2
出 資 の 決 定 の 後 生 じ た 事 情 の 変 更 等 に よ り 、交 付 対 象 事 業 等 の 全 部 又 は 一 部
を継続する必要がなくなった場合
観 光 連 盟 は 、前 項 の 取 消 し を し た 場 合 に お い て 、既 に 当 該 取 消 し に 係 る 部 分 に
対 す る 出 資 金 が 交 付 さ れ て い る と き は 、期 限 を 付 し て 当 該 出 資 金 の 全 部 又 は 一 部
の返還を命ずる。
3 観 光 連 盟 は 、前 項 の 返 還 を 命 ず る 場 合 は 、第 1 項 第 4 号 に 規 定 す る 場 合 を 除 き 、
その命令に係る交付金の受領の日から納付の日までの期間に応じて、年利14.
5パーセントの割合で計算した加算金の納付を併せて命ずることができる。
4 前 2 項 の 規 定 に よ る 返 還 の 期 限 は 、当 該 命 令 の な さ れ た 日 か ら 2 0 日 以 内 と し 、
観光連盟は、期限内に納付がない場合は、未納に係る金額に対して、その未納に
係る14.5パーセントの割合で計算した延滞金を徴するものとする。
(消費税等仕入控除税額の確定に伴う出資金の返還)
第 11条 活 用 事 業 者 は 、第 5 条 の 規 定 に 基 づ く 出 資 対 象 事 業 に 係 る 出 資 金 決 定 後 に 、
消費税及び地方消費税の申告により出資金に係る消費税等仕入控除税額が確定
した場合には、報告書(様式第6号)により、観光連盟に速やかに報告しなけれ
ばならない。
2 観 光 連 盟 は 、前 項 の 報 告 が あ っ た 場 合 に は 、当 該 消 費 税 等 仕 入 控 除 税 額 の 全 部
又は一部の返還を命ずる。
3 前項の返還については、前条第4項の規定を準用する。
(出資金の請求)
第 12条 活 用 事 業 者 は 、出 資 金 の 一 部 に つ い て 支 払 い を 受 け よ う と す る 場 合 は 、支
払請求書(様式第7号)を観光連盟に提出しなければならない。
(財産の管理等)
第 13条 活 用 事 業 者 は 、出 資 対 象 経 費 に よ り 取 得 し 又 は 効 用 の 増 加 し た 財 産( 以 下
「取得財産等」という。)については、出資事業完了後においても善良な管理者
の 注 意 を も っ て 管 理 し 、出 資 金 交 付 の 目 的 に 従 っ て そ の 効 率 的 運 用 を 図 ら な け れ
ばならない。
2
活 用 事 業 者 は 、財 産 取 得 等 に つ い て 取 得 財 産 等 管 理 台 帳( 様 式 第 8 号 )を 備 え 、
管理しなければならない。
3 観 光 連 盟 は 、活 用 事 業 者 が 取 得 財 産 等 を 処 分 す る こ と に よ り 収 入 が あ り 、又 は
あ る と 見 込 ま れ る と き は 、そ の 収 入 の 全 部 若 し く は 一 部 を 観 光 連 盟 に 納 付 さ せ る
ことができる。
(財産の処分)
第 14条 活 用 事 業 者 は 、取 得 財 産 の う ち 1 件 当 た り の 取 得 価 格 が 50万 円 以 上 の 機 械
及 び 器 具 に つ い て は 、出 資 事 業 の 完 了 後 に お い て も 観 光 連 盟 の 承 認 を 受 け な い で
出資金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、又は担保に供してはなら
ない。
2 活用事業者は、前項の承認を受けようとする場合は、財産処分承認申請書(様
式第9号)を観光連盟に提出しなければならない。
(出資金の経理)
第 15条
活用事業者は、出資事業に要する経費について、他の経理と区分して、そ
の 収 入 及 び 支 出 を 記 載 し た 帳 簿 を 備 え 、経 理 の 状 況 を 常 に 明 確 に し 、関 係 証 拠 書
類とともに出資事業を廃止した日又は完了した日の属する年度の翌年度から5
年間保管しておかなければならない。
(配当期間中の出資事業の報告)
第 16条 活 用 事 業 者 は 、 配 当 期 間 中 、 6 か 月 に 1 回 、 出 資 事 業 実 施 報 告 書 ( 様 式 第
10号 ) を 観 光 連 盟 に 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
(出資金の経理)
第 17条 活 用 事 業 者 は 、 配 当 期 間 が 終 了 し た 時 に は 、 出 資 事 業 完 了 報 告 書 ( 様 式 第
11号 ) を 観 光 連 盟 に 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
附 則
この要綱は、平成28年9月27日から施行する。
別 表
●官民連携クラウドファンディング活用事業
出資金額
1件あたり50万円以上1,000万円以下
(募集目標額:
1件あたり100万円以上2,000万円以下)
出資対象経費
観光交流拠点等の整備
※ 拠点に付随する工作物・設備の整備も含む。
出資率
投資型クラウドファンディングの仕組みで募集目標額の2分
の1の投資を獲得した場合、残り2分の1について出資
※
そ の 他 詳 細 な 条 件 に つ い て は 、「 官 民 連 携 ク ラ ウ ド フ ァ ン デ ィ ン グ 活 用 事 業
活用事業者募集要項」で別途定めるところによる。