案 - せとうち観光推進機構

業 務 委 託 契 約 書 (案)
1
業
2
履行場所
一般社団法人せとうち観光推進機構
3
履行期間
(契約締結の日)
から
平成28年12月27日
まで
4
委
務
託
名
“ラグジュアリークルーズ”市場構築に向けた外国人富裕層へのプロ
モーションに関するパンフレット制作業務
料
円
(うち取引に係る消費税及び地方消費税の額
5
契約保証金
6
特約事項
を上限とする(送料相当額は実費額とする)。
円)
免除する。
上記の業務について,発注者と受注者とは,各々の対等な立場における合意に基づいて,
別紙の条項によって委託契約を締結し,信義に従って誠実にこれを履行するものとする。
この契約の締結を証するため,契約書2通を作成し,当事者記名・押印の上,各自その1
通を所持する。
平成 年
月
日
発注者
受注者
住所
広島市中区基町10番3号 広島県自治会館2F
氏名
一般社団法人せとうち観光推進機構
会長 佐々木 隆之
住所
氏名
業
務
委
託
契
(総則)
第1条
発 注 者 及 び 受 注 者 は ,こ の 約 款( 業 務 委
第2条
告,申出,承諾,質問,回答及び解除(以下
「 指 示 等 」 と い う 。) は , 書 面 に よ り 行 わ な け
書,図面,業務に関する説明書及びこれに対
ればならない。
2
事情がある場合には,発注者及び受注者は,
及 び 仕 様 書 等 を 内 容 と す る 業 務( 以 下「 業 務 」
前項に規定する指示等を口頭で行うことがで
と い う 。) の 委 託 契 約 を い う 。 以 下 同 じ 。) を
きる。この場合において,発注者及び受注者
履行しなければならない。
は,既に行った指示等を書面に記載し,7日
受 注 者 は ,業 務 を 契 約 書 記 載 の 履 行 期 間( 以
以内にこれを相手方に交付するものとする。
3
き協議を行うときは,当該協議の内容を書面
は ,当 該 成 果 物 を 発 注 者 に 引 き 渡 す も の と し ,
に記録するものとする。
(業務工程表の提出)
発注者は,その意図する業務の履行のため,
第3条
者が認める場合は,その日数)以内に仕様書
指示を受注者に対して行うことができる。こ
等に基づいて業務工程表を作成し,発注者に
提出しなければならない。
2
の業務工程表を受理した日から7日以内に,
の定めがある場合又は前項の指示若しくは発
受注者に対してその修正を請求することがで
きる。
3
責任において定めるものとする。
この契約の履行に関して発注者と受注者と
要があると認めるときは,受注者に対して業
務工程表の再提出を請求することができる。
この約款に定める金銭の支払に用いる通貨
この場合において,第1項中「この契約締結
は,日本円とする。
後」とあるのは「当該請求があった日から」
この契約の履行に関して発注者と受注者と
と読み替えて,前2項の規定を準用する。
の間で用いる計量単位は,仕様書等に特別の
4
定めがある場合を除き,計量法(平成4年法
業 務 工 程 表 は ,発 注 者 及 び 受 注 者 を 拘 束 す る
ものではない。
律第51号)に定めるものとする。
5
この約款及び仕様書等における期間の定め
第1項の規定に基づく業務工程表の提出は,
発注者が必要ないと認めたときは,免除する
に つ い て は ,民 法( 明 治 2 9 年 法 律 第 8 9 号 )
及び商法(明治32年法律第48号)の定め
ことができる。
(契約保証金)
るところによるものとする。
第4条
こ の 契 約 は ,日 本 国 の 法 令 に 準 拠 す る も の と
受 注 者 は ,こ の 契 約 の 締 結 と 同 時 に ,契
約書に記載された金額の契約保証金を発注者
する。
10
この約款の規定により履行期間又は仕様書
等が変更された場合において,発注者は,必
の間で用いる言語は,日本語とする。
9
発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る と き は ,前 項
受 注 者 は ,こ の 約 款 若 し く は 仕 様 書 等 に 特 別
務を完了するために必要な一切の手段をその
8
受 注 者 は ,こ の 契 約 締 結 後 1 4 日( 発 注
又は成果物を完成させるため,業務に関する
注者と受注者との協議がある場合を除き,業
7
発 注 者 及 び 受 注 者 は ,こ の 約 款 の 規 定 に 基 づ
目 的 物 ( 以 下 「 成 果 物 」 と い う 。) が あ る 場 合
業務を行わなければならない。
6
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,緊 急 や む を 得 な い
日本国の法令を遵守し,この契約(この約款
の場合において,受注者は,当該指示に従い
5
こ の 約 款 に 定 め る 指 示 ,請 求 ,通 知 ,報
以 下 同 じ 。) に 基 づ き , 仕 様 書 等 ( 別 添 の 仕 様
発注者は,委託料を支払うものとする。
4
款
託 契 約 書 ( 以 下 「 契 約 書 」 と い う 。) を 含 む 。
下 「 履 行 期 間 」 と い う 。) 内 に 完 了 し , 契 約 の
3
約
(指示等及び協議の書面主義)
す る 質 問 回 答 書 を い う 。 以 下 同 じ 。) に 従 い ,
2
約
に納付しなければならない。
この契約に係る訴訟の提起又は調停(第
2
前 項 に 規 定 す る 契 約 保 証 金 は ,発 注 者 が 必 要
46条第1項の規定に基づき,発注者と受注
がないと認めたときは,免除することができ
者との協議の上選任される調停人が行うもの
る。
を 除 く 。) の 申 立 て に つ い て は , 日 本 国 の 裁 判
(権利義務の譲渡等の禁止)
所をもって合意による専属的管轄裁判所とす
第5条
る。
受 注 者 は ,こ の 契 約 に よ り 生 ず る 権 利 又
は義務を第三者に譲渡し,又は承継させては
ならない。ただし,法令で禁止されている場
-1-
2
合を除き,あらかじめ,発注者の承諾を得た
の条から第12条までにおいて「著作権等」
場合は,この限りでない。
と い う 。) の う ち 受 注 者 に 帰 属 す る も の ( 同 法
受 注 者 は ,成 果 物( 未 完 成 の 成 果 物 を 含 む 。)
第2章第3節第2款に規定する著作者人格権
及び業務を行う上で得られた記録等を第三者
を 除 く 。)を 当 該 成 果 物 の 引 渡 し 時 に 発 注 者 に
に譲渡し,貸与し,又は質権その他の担保の
無償で譲渡する。
目的に供してはならない。ただし,あらかじ
(著作者人格権の制限)
め,発注者の承諾を得た場合は,この限りで
第11条
ない。
(秘密の保持)
第6条
において,受注者は著作権法第19条第1項
受 注 者 は ,業 務 を 行 う 上 で 知 り 得 た 秘 密
又は第20条第1項に規定する権利を行使し
を他人に漏らしてはならない。
2
てはならない。
(1) 成 果 物 の 内 容 を 公 表 す る こ と 。
受 注 者 は ,発 注 者 の 承 諾 な く ,成 果 物( 未 完
成 の 成 果 物 を 含 む 。)及 び 業 務 を 行 う 上 で 得 ら
( 2 ) 成 果 物 を 発 注 者 が 自 ら 複 製 し ,若 し く は 翻
れた記録等を他人に閲覧させ,複写させ,又
案,変形,改変その他の修正をすること又
は譲渡してはならない。
は発注者の委託した第三者をして複製させ,
(個人情報の保護)
第7条
若しくは翻案,変形,改変その他の修正を
受 注 者 は ,業 務 を 行 う た め 個 人 情 報 を 取
させること。
( 3 ) 成 果 物 を 写 真 ,模 型 ,絵 画 そ の 他 の 媒 体 に
り扱うに当たっては,別記「個人情報取扱特
記事項」を守らなければならない。
より表現すること。
(実地調査など)
第8条
2
発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る と き は い
又は合意を得た場合はこの限りでない。
の報告を求め,又は実地に調査できるものと
(1) 成 果 物 の 内 容 を 公 表 す る こ と 。
する。
(2) 成 果 物 に 受 注 者 の 実 名 又 は 変 名 を 表 示 す
発 注 者 が ,こ の 契 約 に 係 る 発 注 者 の 予 算 執 行
ること。
の適正を期するため必要があると認めた場合
3
3
受注者は,著作権法第19条第1項又は第2
る当該契約の処理の状況に関する調査への協
0条第1項に規定する権利を行使してはなら
力を要請することができる。
ない。
受 注 者 は ,前 項 の 要 請 が あ っ た 場 合 に は ,特
(著作権の侵害防止)
第12条
受 注 者 は ,そ の 作 成 す る 成 果 物 が ,第
この契約の終了後も,終了日から5年間は,
三者の有する著作権等を侵害するものでない
同様とする。
ことを,発注者に対して保証する。
(実施場所)
第9条
2
受 注 者 は ,そ の 作 成 す る 成 果 物 が 第 三 者 の 有
受 注 者 は ,業 務 を 契 約 書 及 び 仕 様 書 等 に
する著作権等を侵害し,第三者に対して損害
記載する履行場所において実施するものとす
の賠償を行い,又は必要な措置を講じなけれ
る。
ばならないときは,受注者がその賠償額を負
受 注 者 は ,業 務 の 実 施 場 所 に お い て ,発 注 者
担し,又は必要な措置を講ずるものとする。
の安全及び衛生管理に関する規則を遵守する
(再委託等の禁止)
ものとする。
3
発注者が著作権等を行使する場合において,
は,発注者は,受注者に対し,受注者におけ
別な理由がない限り要請に応じるものとし,
2
受 注 者 は ,次 の 各 号 に 掲 げ る 行 為 を し て は な
らない。ただし,あらかじめ,発注者の承諾
つでも,受注者に対し業務の実施の状況など
2
受 注 者 は ,発 注 者 に 対 し ,次 の 各 号 に
掲げる行為をすることを許諾する。この場合
第13条
契 約 書 に 履 行 場 所 の 指 定 が な い 場 合 は ,前 2
者に委託し,又は請け負わせてはならない。
項の規定は適用しない。
ただし,法令で禁止されている場合を除き,
(著作権の譲渡等)
第10条
受 注 者 は ,業 務 の 全 部 又 は 一 部 を 第 三
あらかじめ発注者の書面による承諾を得たと
受 注 者 は ,成 果 物 が 著 作 権 法( 昭 和 4
きは,この限りでない。
5年法律第48号)第2条第1項第1号に規
(特許権等の使用)
定 す る 著 作 物 ( 以 下 「 著 作 物 」 と い う 。) に 該
第14条
受 注 者 は ,特 許 権 ,実 用 新 案 権 ,意 匠
当する場合には,当該著作物に係る同法第2
権,商標権その他日本国の法令に基づき保護
章及び第3章に規定する著作者の権利(同法
さ れ る 第 三 者 の 権 利( 以 下 こ の 条 に お い て「 特
第27条及び第28条の権利を含む。以下こ
許 権 等 」 と い う 。) の 対 象 と な っ て い る も の を
-2-
業務に使用するときは,その使用に関する一
的又は人為的な履行条件と実際の履行条件
切の責任を負わなければならない。ただし,
が相違すること。
発注者がその特許権等を指定した場合におい
(4) 仕 様 書 等 に 明 示 さ れ て い な い 履 行 条 件 に
て,仕様書等に特許権等の対象である旨の明
ついて予期することのできない特別な状態
示がなく,かつ,受注者がその存在を知らな
が生じたこと。
かったときは,発注者は,受注者がその使用
2
に関して要した費用を負担しなければならな
たとき又は自ら前項各号に掲げる事実を発見
い。
したときは,受注者の立会いの上,直ちに調
(貸与品等)
第15条
査を行わなければならない。ただし,受注者
発 注 者 が 受 注 者 に 貸 与 し ,又 は 支 給 す
が立会いに応じない場合には,受注者の立会
る業務に必要な物品等(以下「貸与品等」と
いを得ずに行うことができる。
い う 。) の 品 名 , 数 量 等 , 引 渡 場 所 及 び 引 渡 時
3
期は,仕様書等に定めるところによる。
2
3
受 注 者 は ,貸 与 品 等 の 引 渡 し を 受 け た と き は ,
要 が あ る と き は , 当 該 指 示 を 含 む 。) を と り ま
引渡しの日から7日以内に,発注者に借用書
とめ,調査の終了後14日以内に,その結果
又は受領書を提出しなければならない。
を 受 注 者 に 通 知 し な け れ ば な ら な い 。た だ し ,
受 注 者 は ,貸 与 品 等 を 善 良 な 管 理 者 の 注 意 を
その期間内に通知できないやむを得ない理由
があるときは,あらかじめ,受注者の意見を
受注者は,仕様書等に定めるところにより,
業務の完了,仕様書等の変更等によって不用
5
発 注 者 は ,受 注 者 の 意 見 を 聴 い て ,調 査 の 結
果(これに対してとるべき措置を指示する必
もって管理しなければならない。
4
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 確 認 を 請 求 さ れ
聴 い た 上 ,当 該 期 間 を 延 長 す る こ と が で き る 。
4
前項の調査の結果により第1項各号に掲げ
となった貸与品等を発注者に返還しなければ
る 事 実 が 確 認 さ れ た 場 合 に お い て ,発 注 者 は ,
ならない。
必要があると認められるときは,仕様書等の
受 注 者 は ,故 意 又 は 過 失 に よ り 貸 与 品 等 が 滅
変更又は訂正を行わなければならない。
失し,若しくはき損し,又はその返還が不可
5
前項の規定により仕様書等の変更又は訂正
能となったときは,発注者の指定した期間内
が行われた場合において,発注者は,必要が
に 代 品 を 納 め ,若 し く は 原 状 に 復 し て 返 還 し ,
あると認められるときにあっては履行期間若
又は返還に代えて損害を賠償しなければなら
しくは委託料を変更し,又は受注者に損害を
ない。
及ぼしたときにあっては必要な費用を負担し
(仕様書等と業務内容が一致しない場合の修
なければならない。
補義務)
第16条
(仕様書等の変更)
受 注 者 は ,業 務 の 内 容 が 仕 様 書 等 又 は
第18条
発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る と き は ,
発注者の指示若しくは発注者と受注者との協
仕様書等の変更内容を受注者に通知して,仕
議の内容に適合しない場合には,これらに適
様書等を変更することができる。この場合に
合するよう必要な修補を行わなければならな
おいて,発注者は,必要があると認められる
い。この場合において,当該不適合が発注者
ときにあっては履行期間若しくは委託料を変
の指示によるときその他発注者の責めに帰す
更し,又は受注者に損害を及ぼしたときにあ
べき事由によるときは,発注者は,必要があ
っては必要な費用を負担しなければならない。
ると認められるときにあっては履行期間若し
(業務の中止)
くは委託料を変更し,又は受注者に損害を及
第19条
第三者の所有する土地への立入りに
ぼしたときにあっては必要な費用を負担しな
ついて当該土地の所有者等の承諾を得ること
ければならない。
ができないため,又は暴風,豪雨,洪水,高
(条件変更等)
第17条
潮,地震,地すべり,落盤,火災,騒乱,暴
受 注 者 は ,業 務 を 行 う に 当 た り ,次 の
動その他の自然的又は人為的な事象(第28
各号のいずれかに該当する事実を発見したと
条 第 1 項 に お い て 「 天 災 等 」 と い う 。) で あ っ
きは,その旨を直ちに発注者に通知し,その
て,受注者の責めに帰すことができないもの
確認を請求しなければならない。
により,作業現場の状態が著しく変動したた
(1) 仕 様 書 等 に ご び ゅ う 又 は 脱 漏 が あ る こ と 。
め,受注者が業務を行うことができないと認
(2) 仕 様 書 等 の 表 示 が 明 確 で な い こ と 。
められるときは,発注者は,業務の中止内容
(3) 履 行 上 の 制 約 等 仕 様 書 等 に 示 さ れ た 自 然
を直ちに受注者に通知して,業務の全部又は
-3-
一部を一時中止させなければならない。
2
3
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る ほ か ,必 要 が あ
ると認められるときにあっては委託料を変更
ると認めるときは,業務の中止内容を受注者
し,又は受注者に損害を及ぼしたときにあっ
に通知して,業務の全部又は一部を一時中止
ては必要な費用を負担しなければならない。
させることができる。
3
(履行期間の変更方法)
前2項の規定により業務を一時中止した場
第23条
受 注 者 と が 協 議 し て 定 め る 。た だ し ,協 議 開
れるときにあっては履行期間若しくは委託料
始 の 日 か ら 14日(発注者があらかじめ定め
を変更し,又は受注者が業務の続行に備え業
る場合は,その日数)以内に協議が整わない
務の一時中止に伴う増加費用を必要としたと
場 合 に は ,発 注 者 が 定 め ,受 注 者 に 通 知 す る 。
2
っては必要な費用を負担しなければならない。
第20条
ものとする。ただし,発注者が履行期間の変
受 注 者 は ,仕 様 書 等 に つ い て ,技 術 的
更事由が生じた日(第21条の場合にあって
又は経済的に優れた代替方法その他改良事項
は発注者が履行期間の変更の請求を受けた日,
を発見し,又は発案したときは,発注者に対
前条の場合にあっては受注者が履行期間の変
して,当該発見又は発案に基づき仕様書等の
更の請求を受けた日)から7日以内に協議開
変更を提案することができる。
始の日を通知しない場合には,受注者は,協
前項に規定する受注者の提案を受けた場合
議開始の日を定め,発注者に通知することが
において,発注者は,必要があると認めると
できる。
きは,仕様書等の変更を受注者に通知するも
(委託料の変更方法等)
のとする。
第24条
前項の規定により仕様書等が変更された場
注者とが協議して定める。ただし,協議開始
の日から14日(発注者があらかじめ定める
れるときは,履行期間又は委託料を変更しな
場合は,その日数)以内に協議が整わない場
ければならない。
合には,発注者が定め,受注者に通知する。
(受注者の請求による履行期間の延長)
2
前 項 の 協 議 開 始 の 日 に つ い て は ,発 注 者 が 受
受 注 者 は ,そ の 責 め に 帰 す こ と が で き
注者の意見を聴いて定め,受注者に通知する
ない事由により履行期間内に業務を完了する
ものとする。ただし,発注者が委託料の変更
ことができないときは,その理由を明示した
事由が生じた日から7日以内に協議開始の日
書面により発注者に履行期間の延長変更を請
を通知しない場合には,受注者は,協議開始
求することができる。
の 日 を 定 め ,発 注 者 に 通 知 す る こ と が で き る 。
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 請 求 が あ っ た 場
3
こ の 約 款 の 規 定 に よ り ,受 注 者 が 増 加 費 用 を
合 に お い て ,必 要 が あ る と 認 め ら れ る と き は ,
必要とした場合又は損害を受けた場合に発注
履行期間を延長しなければならない。発注者
者が負担する必要な費用の額については,発
は,その履行期間の延長が発注者の責めに帰
注者と受注者とが協議して定める。
すべき事由による場合においては,委託料に
(臨機の措置)
ついて必要と認められる変更を行い,又は受
第25条
受 注 者 は ,災 害 防 止 等 の た め 必 要 が あ
注者に損害を及ぼしたときは必要な費用を負
ると認めるときは,臨機の措置をとらなけれ
担しなければならない。
ばならない。この場合において,受注者は,
(発注者の請求による履行期間の短縮等)
第22条
2
委 託 料 の 変 更 に つ い て は ,発 注 者 と 受
合において,発注者は,必要があると認めら
第21条
2
前 項 の 協 議 開 始 の 日 に つ い て は ,発 注 者 が 受
注者の意見を聴いて定め,受注者に通知する
(業務に係る受注者の提案)
3
履 行 期 間 の 変 更 に つ い て は ,発 注 者 と
合において,発注者は,必要があると認めら
き若しくは受注者に損害を及ぼしたときにあ
2
前 2 項 の 場 合 に お い て ,発 注 者 は ,必 要 が あ
必要があると認めるときは,あらかじめ,発
発 注 者 は ,特 別 の 理 由 に よ り 履 行 期 間
注 者 の 意 見 を 聴 か な け れ ば な ら な い 。た だ し ,
を短縮する必要があるときは,履行期間の短
緊急やむを得ない事情があるときは,この限
縮変更を受注者に請求することができる。
りではない。
発 注 者 は ,こ の 約 款 の 他 の 条 項 の 規 定 に よ り
2
履行期間を延長すべき場合において,特別の
前 項 の 場 合 に お い て ,受 注 者 は ,そ の と っ た
措置の内容を発注者に直ちに通知しなければ
理由があるときは,受注者に通常必要とされ
ならない。
る履行期間に満たない履行期間への変更を請
3
求することができる。
発 注 者 は ,災 害 防 止 そ の 他 業 務 を 行 う 上 で 特
に必要があると認めるときは,受注者に対し
-4-
4
て臨機の措置をとることを請求することがで
当該成果物の引渡前)に,天災等(仕様書等
きる。
で基準を定めたものにあっては,当該基準を
受注者が第1項又は前項の規定により臨機
超 え る も の に 限 る 。)で 発 注 者 と 受 注 者 の い ず
の措置をとった場合において,当該措置に要
れの責めにも帰すことができないもの(第6
した費用のうち,受注者が委託料の範囲にお
項 に お い て 「 不 可 抗 力 」 と い う 。) に よ り , 成
いて負担することが適当でないと認められる
果物(未完成のものを含む。以下この条にお
部分については,発注者がこれを負担する。
い て 同 じ 。), 仮 設 物 又 は 業 務 の 実 施 場 所 に 搬
(一般的損害)
第26条
入した業務の用に供する機器に損害が生じた
業務の完了前(成果物がある場合は,
ときは,受注者は,その事実の発生後直ちに
当該成果物の引渡前)に,業務を行うにつき
その状況を発注者に通知しなければならない。
生じた損害(成果物がある場合は当該成果物
2
きは,直ちに調査を行い,前項の損害(受注
に 規 定 す る 損 害 を 除 く 。) に つ い て は , 受 注 者
者が善良な管理者の注意義務を怠ったことに
が そ の 費 用 を 負 担 す る 。た だ し ,そ の 損 害( 仕
基づくもの及び仕様書等に定めるところによ
様書等に定めるところにより付された保険に
り付された保険によりてん補された部分を除
よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)の う ち 発 注 者
く 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) の 状 況 を 確 認
の責めに帰すべき事由により生じたものにつ
し,その結果を受注者に通知しなければなら
いては,発注者が負担する。
ない。
(第三者に及ぼした損害)
第27条
3
業務を行うにつき第三者に及ぼした
注者に請求することができる。
償を行わなければならないときは,受注者が
4
その賠償額を負担する。
による費用の負担の請求があったときは,当
該損害の額(成果物又は仮設物若しくは業務
償額(仕様書等に定めるところにより付され
の実施場所に搬入した業務の用に供する機器
た 保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)の う
であって立会いその他受注者の業務に関する記録等に
ち,発注者の指示,貸与品等の性状その他発
より確認することができるものに係る額 に 限 る 。)
注者の責めに帰すべき事由により生じたもの
及び当該損害の取片付けに要する費用の額の
に つ い て は ,発 注 者 が そ の 賠 償 額 を 負 担 す る 。
合 計 額 ( 以 下 「 損 害 合 計 額 」 と い う 。) の う ち
ただし,受注者が,発注者の指示又は貸与品
委託料の100分の1を超える額を負担しな
ければならない。
べき事由があることを知りながらこれを通知
5
しなかったときは,この限りでない。
前 項 に 規 定 す る 損 害 の 額 は ,次 の 各 号 に 掲 げ
る 損 害 に つ き ,そ れ ぞ れ 当 該 各 号 に 定 め る と こ
業務を行うにつき通常避けることができな
ろにより算定する。
い騒音,振動等の理由により第三者に及ぼし
(1) 成 果 物 に 関 す る 損 害
損害を受けた成果
た損害(仕様書等に定めるところにより付さ
物 に 相 応 す る 委 託 料 の 額 と し ,残 存 価 値 が あ
れ た 保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)に
る場合にはその評価額を差し引いた額とす
ついて,当該第三者に損害の賠償を行わなけ
る。
ればならないときは,発注者がその賠償額を
4
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 受 注 者 か ら 損 害
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,同 項 に 規 定 す る 賠
等が不適当であること等発注者の責めに帰す
3
受 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 損 害 の 状 況 が 確
認されたときは,損害による費用の負担を発
損害について,当該第三者に対して損害の賠
2
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 通 知 を 受 け た と
に生じた損害を含み,次条第1項及び第2項
(2) 仮 設 物 又 は 業 務 の 実 施 場 所 に 搬 入 し た 業
負担しなければならない。ただし,業務を行
務の用に供する機器に関する損害
損害を
うにつき受注者が善良な管理者の注意義務を
受けた仮設物又は業務の実施場所に搬入し
怠ったことにより生じたものについては,受
た業務の用に供する機器で通常妥当と認め
注者が負担する。
ら れ る も の に つ い て ,当 該 業 務 で 償 却 す る こ
前3項の場合その他業務を行うにつき第三
ととしている償却費の額から損害を受けた
者との間に紛争を生じた場合においては,発
時点における成果物に相応する償却費の額
注者と受注者とが協力してその処理解決に当
を 差 し 引 い た 額 と す る 。た だ し ,修 繕 に よ り
たるものとする。
そ の 機 能 を 回 復 す る こ と が で き ,か つ ,修 繕
(不可抗力による損害)
第28条
費の額が上記の額よりも少額であるものに
業務の完了前(成果物がある場合は,
-5-
ついては,その修繕費の額とする。
6
数次にわたる不可抗力により損害合計額が
ときは,直ちに修補して発注者の検査を受け
累積した場合における第二次以降の不可抗力
なければならない。この場合において,修補
による損害合計額の負担については,第4項
の完了を業務の完了とみなして前各項の規定
中「当該損害の額」とあるのは「損害の額の
を準用する。
累 計 」 と ,「 当 該 損 害 の 取 片 付 け に 要 す る 費 用
(委託料の支払)
の額」とあるのは「損害の取片付けに要する
第31条
費 用 の 額 の 累 計 」と ,
「委託料の100分の 1
おいて準用する場合を含む。第3項,第33
を 超 え る 額 」と あ る の は「 委 託 料 の 100
条 第 2 項 及 び 第 4 3 条 第 3 項 に お い て 同 じ 。)
分の1を超える額から既に負担した額を差し
の検査に合格したときは,委託料の支払を請
引いた額」として同項を適用する。
求することができる。
(委託料の変更に代える仕様書等の変更)
第29条
2
発 注 者 は ,第 1 4 条 ,第 1 6 条 か ら
料を支払わなければならない。
条,前条又は第32条の規定により委託料を
3
条第2項の期間内に検査をしないときは,そ
おいて,特別の理由があるときは,委託料の
の期限を経過した日から検査をした日までの
増額又は負担額の全部又は一部に代えて仕様
期間の日数は,前項の期間(以下この項にお
書等を変更することができる。この場合にお
い て 「 約 定 期 間 」 と い う 。) の 日 数 か ら 差 し 引
いて,仕様書等の変更内容は,発注者と受注
くものとする。この場合において,その遅延
者とが協議して定める。ただし,協議開始の
日数が約定期間の日数を超えるときは,約定
日から14日(発注者があらかじめ定める場
期間は,遅延日数が約定期間の日数を超えた
合は,その日数)以内に協議が整わない場合
日において満了したものとみなす。
(引渡し前における成果物の使用)
前 項 の 協 議 開 始 の 日 に つ い て は ,発 注 者 が 受
第32条
の規定による引渡し前においても,成果物の
ければならない。ただし,発注者が委託料を
全部又は一部を受注者の承諾を得て使用する
ことができる。
生じた日から7日以内に協議開始の日を通知
2
分を善良な管理者の注意をもって使用しなけ
定め,発注者に通知することができる。
ればならない。
(検査及び引渡し)
3
受 注 者 は ,業 務 を 完 了 し た と き は ,そ
発 注 者 は ,第 1 項 の 規 定 に よ り 成 果 物 の 全 部
又は一部を使用したことによって受注者に損
の旨を発注者に通知しなければならない。
害を及ぼしたときは,必要な費用を負担しな
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 通 知 を 受 け た と
ければならない。
きは,通知を受けた日から10日以内に受注
(かし担保)
者の立会いの上,仕様書等に定めるところに
第33条
発 注 者 は ,成 果 物 の 引 渡 し を 受 け た 後
より,業務の完了を確認するための検査を完
において,当該成果物にかしがあることが発
了し,当該検査の結果を受注者に通知しなけ
見されたときは,受注者に対して相当の期間
ればならない。
を定めてそのかしの修補を請求し,又は修補
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 検 査 に よ っ て 業
に代え,若しくは修補とともに損害の賠償を
務の完了を確認した後,受注者が成果物の引
請求することができる。
渡しを申し出たときは,直ちに当該成果物の
2
引渡しを受けなければならない。
前 項 に お い て 受 注 者 が 負 う べ き 責 任 は ,第 3
0条第2項の規定による検査に合格したこと
発 注 者 は ,受 注 者 が 前 項 の 申 出 を 行 わ な い と
をもって免れるものではない。
きは,当該成果物の引渡しを委託料の支払の
5
前 項 の 場 合 に お い て ,発 注 者 は ,そ の 使 用 部
しない場合には,受注者は,協議開始の日を
第30条
4
発 注 者 は ,第 3 0 条 第 3 項 又 は 第 4 項
注者の意見を聴いて定め,受注者に通知しな
増額すべき事由又は費用を負担すべき事由が
3
発注者がその責めに帰すべき事由により前
増額すべき場合又は費用を負担すべき場合に
には,発注者が定め,受注者に通知する。
2
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 請 求 が あ っ た と
きは,請求を受けた日から30日以内に委託
第 20条まで,第22条,第25条,第26
2
受 注 者 は ,前 条 第 2 項( 同 条 第 5 項 に
3
第1項の規定によるかしの修補又は損害賠
完了と同時に行うことを請求することができ
償の請求は,第30条第3項又は第4項の規
る。この場合において,受注者は,当該請求
定による成果物の引渡しを受けた場合は,そ
に直ちに応じなければならない。
の引渡しの日から1年以内に行わなければな
受 注 者 は ,業 務 が 第 2 項 の 検 査 に 合 格 し な い
らない。
-6-
4
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,成 果 物 の か し が 受
か に 該 当 す る と き は ,契 約 を 解 除 す る こ と が で
注者の故意又は重大な過失により生じた場合
きる。
には,同項に規定する請求を行うことができ
(1) 正 当 な 理 由 な く , 業 務 に 着 手 す べ き 期 日
る期間は,引渡しを受けた日から10年とす
を過ぎても業務に着手しないとき。
る。
5
(2) そ の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ り , 履 行 期
発 注 者 は ,成 果 物 の 引 渡 し の 際 に か し が あ る
間内に業務が完了しないと明らかに認めら
ことを知ったときは,第1項の規定にかかわ
れるとき。
らず,その旨を直ちに受注者に通知しなけれ
(3) 前 2 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か , こ の 契 約 に
ば,当該かしの修補又は損害賠償を請求する
違反し,その違反により契約の目的を達成
ことはできない。ただし,受注者がそのかし
することができないと認められるとき。
があることを知っていたときは,この限りで
(4) 第 4 0 条 第 1 項 の 規 定 に よ ら な い で 契 約
ない。
6
の解除を申し出たとき。
第 1 項 の 規 定 は ,成 果 物 の か し が 仕 様 書 等 の
2
前項の規定により契約が解除された場合に
記載内容,発注者の指示又は貸与品等の性状
お い て は ,受 注 者 は ,委 託 料 の 1 0 分 の 1 に 相
により生じたものであるときは適用しない。
当する額を違約金として発注者の指定する期
ただし,受注者がその記載内容,指示又は貸
限までに支払わなければならない。
与品等が不適当であることを知りながらこれ
第36条 発注者は,この契約に関し,受注者 が
を通知しなかったときは,この限りでない。
次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は ,契 約 を
(履行遅滞の場合における損害金等)
2
解除することができる。
受注者の責めに帰すべき事由により
( 1 ) 受 注 者 が ,私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の
履行期間内に業務を完了することができない
確保に関する法律(昭和22年法律第54
場合においては,発注者は,損害金の支払を
号。以下「独占禁止法」という。)第49
受注者に請求することができる。
条に規定する排除措置命令(以下この号及
第34条
前 項 の 損 害 金 の 額 は ,遅 延 日 数 に 応 じ ,発 注
び次項において単に「排除措置命令」とい
者が業務の未履行分に相当する委託料として
う。)を受け,当該排除措置命令が確定し
定 め る 額 に つ き 年 14.5 パ ー セ ン ト ( た だ し ,
たとき。
各年の特例基準割合(当該年の前年に租税特
( 2 ) 受 注 者 が ,独 占 禁 止 法 第 6 2 条 第 1 項 に 規
別 措 置 法( 昭 和 3 2 年 法 律 第 2 6 号 )第 9 3 条 第
定する納付命令(以下この号及び次項にお
2 項の規定により告示された割合に年1パー
いて単に「納付命令」という。)を受け,
セントの割合を加算した割合をいう。以下同
当該納付命令が確定したとき。
じ 。) が 年 7 . 2 5 パ ー セ ン ト の 割 合 に 満 た な い
3
(3) 受 注 者 ( 受 注 者 が 法 人 の 場 合 に あ っ て は ,
場合には,その年(以下「特例基準割合適用
そ の 役 員 又 は 使 用 人 を 含 む 。)が ,刑 法( 明
年 」 と い う 。) 中 に お い て は , 当 該 特 例 基 準 割
治40年法律第45号)第96条の6若し
合 適 用 年 に お け る 特 例 基 準 割 合 に 年 7.25 パ ー
くは第198条又は独占禁止法第89条第
セ ン ト の 割 合 を 加 算 し た 割 合 と す る 。)の 割 合
1項若しくは第95条第1項第1号の規定
で算定した金額とする。
による刑に処せられたとき。
発 注 者 の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ り ,第 3 1
2
発 注 者 は ,排 除 措 置 命 令 又 は 納 付 命 令 が 受 注
条第2項の規定による委託料の支払が遅れた
者 で な い 者 に 対 し て 行 わ れ た 場 合 で あ っ て ,こ
場合において,受注者は,未受領金額につき
れ ら の 命 令 に お い て ,こ の 契 約 に 関 し 受 注 者 の
遅 延 日 数 に 応 じ , 年 2 .9 パ ー セ ン ト ( 算 定 対
独占禁止法第3条又は第8条第1項第1号の
象の期間において適用される政府契約の支払
規 定 に 違 反 す る 行 為 が あ っ た と さ れ ,こ れ ら の
遅延防止等に関する法律(昭和24年法律第
命 令 が 確 定 し た と き は ,契 約 を 解 除 す る こ と が
256号)第8条第1項の規定によって財務
できる。
大臣が決定した率(以下「支払遅延防止法の
3
率 」 と い う 。) が こ の 率 と 異 な る 場 合 は , 支 払
前 条 第 2 項 の 規 定 は ,前 2 項 の 規 定 に よ り 契
約を解除した場合について準用する。
遅延防止法の率)の割合で計算した額の遅延
第37条
発 注 者 は ,受 注 者 が 次 の 各 号 の い ず れ
利息の支払を発注者に請求することができる。
か に 該 当 す る と き は ,契 約 を 解 除 す る こ と が で
(発注者の解除権)
きる。
第35条
( 1 ) 役 員 等( 受 注 者 が 個 人 で あ る 場 合 に は そ の
発 注 者 は ,受 注 者 が 次 の 各 号 の い ず れ
-7-
者を,受注者が法人である場合にはその法
に 発 注 者 に 報 告 す る と と も に ,所 轄 の 警 察 署 に
人の役員又はその支店若しくは営業所(常
届け出なければならない。
時業務の委託契約を締結する事務所をい
2
所轄の警察署と協力して不当介入の排除対策
集団的に,又は常習的に暴力的不法行為を
を講じなければならない。
行うおそれのある組織(以下「暴力団」と
3
受 注 者 は ,暴 力 団 等 か ら 不 当 介 入 に よ る 被 害
い う 。) の 関 係 者 ( 以 下 「 暴 力 団 関 係 者 」 と
を 受 け た 場 合 は ,そ の 旨 を 直 ち に 発 注 者 へ 報 告
い う 。) で あ る と 認 め ら れ る と き 。
す る と と も に ,被 害 届 を 速 や か に 所 轄 の 警 察 署
( 2 ) 役 員 等 が ,暴 力 団 ,暴 力 団 関 係 者 ,暴 力 団
に提出しなければならない。
関係者が経営若しくは運営に実質的に関与
(受注者の解除権)
していると認められる法人若しくは組合等
第40条
受 注 者 は ,次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当
又は暴力団若しくは暴力団関係者と非難さ
するときは,契約を解除することができる。
れるべき関係を有していると認められる法
(1) 第 1 8 条 の 規 定 に よ り 仕 様 書 等 を 変 更 し
人若しくは組合等を利用するなどしている
たため委託料が3分の2以上減少したとき。
(2) 第 1 9 条 の 規 定 に よ る 業 務 の 中 止 期 間 が
と認められるとき。
( 3 ) 役 員 等 が ,暴 力 団 ,暴 力 団 関 係 者 又 は 暴 力
履行期間の10分の5(履行期間の10分
団関係者が経営若しくは運営に実質的に関
の5が6月を超えるときは,6月)を超え
与していると認められる法人若しくは組合
たとき。ただし,中止が業務の一部のみの
等に対して,資金等を供給し,又は便宜を
場合は,その一部を除いた他の部分の業務
供与するなど積極的に暴力団の維持運営に
が完了した後3月を経過しても,なおその
協力し,又は関与していると認められると
中止が解除されないとき。
( 3 ) 発 注 者 が 契 約 に 違 反 し ,そ の 違 反 に よ っ て
き。
( 4 ) 前 3 号 の ほ か ,役 員 等 が ,暴 力 団 又 は 暴 力
契約の履行が不可能となったとき。
団関係者と社会的に非難されるべき関係を
2
有していると認められるとき。
受 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 契 約 を 解 除 し た
場合において,損害があるときは,その損害
(5) 受 注 者 の 経 営 に 暴 力 団 関 係 者 の 実 質 的 な
の賠償を発注者に請求することができる。
関与があると認められるとき。
(解除の効果)
( 6 ) 再 委 託 契 約 そ の 他 の 契 約 に 当 た り ,そ の 相
第41条
契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に は ,第 1 条 第
手方が前各号のいずれかに該当することを
2項に規定する発注者及び受注者の義務は消
知 り な が ら ,当 該 者 と 契 約 を 締 結 し た と 認 め
滅する。
られるとき。
2
受 注 者 は ,前 項 の 場 合 に お い て ,発 注 者 及 び
う 。)を 代 表 す る 者 を い う 。以 下 同 じ 。)が ,
2
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,第 3 5
( 7 ) 受 注 者 が ,第 1 号 か ら 第 5 号 ま で の い ず れ
条から第38条まで又は第40条の規定によ
かに該当する者を再委託契約その他の契約
り契約が解除された場合において,受注者が
の 相 手 方 と し て い た 場 合( 前 号 に 該 当 す る 場
既に業務を完了した部分(以下この項及び次
合 を 除 く 。) に , 発 注 者 が 受 注 者 に 対 し て 当
条 第 2 項 に お い て 「 既 履 行 部 分 」 と い う 。) の
該 契 約 の 解 除 を 求 め ,受 注 者 が こ れ に 従 わ な
引渡しを受ける必要があると認めたときは,
かったとき。
既履行部分を検査の上,当該検査に合格した
第 3 5 条 第 2 項 の 規 定 は ,前 項 の 規 定 に よ り
部分の引渡しを受けることができる。この場
契約を解除した場合について準用する。
合において,発注者は,当該引渡しを受けた
第 3 8 条 発 注 者 は ,業 務 が 完 了 す る ま で の 間 は ,
既履行部分に相応する委託料(次項において
第 3 5 条 第 1 項 ,第 3 6 条 第 1 項 及 び 第 2 項 並
「 既 履 行 部 分 委 託 料 」 と い う 。) を 受 注 者 に 支
び に 前 条 第 1 項 の 規 定 に よ る ほ か ,必 要 が あ る
払わなければならない。
ときは,契約を解除することができる。
2
3
前 項 の 既 履 行 部 分 委 託 料 は ,発 注 者 と 受 注 者
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 契 約 を 解 除 し た
とが協議して定める。ただし,協議開始の日
ことにより受注者に損害を及ぼしたときは,
から14日以内に協議が整わない場合には,
その損害を賠償しなければならない。
発注者が定め,受注者に通知する。
(暴力団等からの不当介入の排除)
第39条
(解除に伴う措置)
受 注 者 は ,契 約 の 履 行 に 当 た り 暴 力 団
第42条
等 か ら 不 当 介 入 を 受 け た 場 合 は ,そ の 旨 を 直 ち
受 注 者 は ,契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に お
いて,貸与品等があるときは,当該貸与品等
-8-
を発注者に返還しなければならない。この場
も の と し ,同 項 後 段 及 び 第 2 項 に 規 定 す る 受 注
合において,当該貸与品等が受注者の故意又
者のとるべき措置の期限,方法等については,
は過失により滅失し,又はき損したときは,
発注者が受注者の意見を聴いて定めるものと
代品を納め,若しくは原状に復して返還し,
する。
又は返還に代えてその損害を賠償しなければ
(損害金の予定)
ならない。
2
第43条
受注者は,契約が解除された場合において,
の規定により契約を解除することができる場
業務の実施場所に受注者が所有又は管理する
合 に お い て は ,契 約 を 解 除 す る か 否 か に か か わ
成果物(未完成のものを含み,前条第2項に
ら ず ,委 託 料 の 1 0 分 の 2 に 相 当 す る 金 額 の 損
規定する検査に合格した既履行部分に該当す
害金を発注者が指定する期間内に支払うよう
る も の を 除 く 。), 業 務 の 用 に 供 す る 機 器 , 仮
受注者に請求するものとする。
設物その他の物件(第13条ただし書の規定
2 前 項 の 規定 は,発注者 に 生 じた 実 際の 損 害額
により,受注者から業務の一部を委任され,
が 同 項 に 定 め る 金 額 を 超 え る 場 合 に お い て ,発
又は請け負った者が所有又は管理するこれら
注者が当該超える金額を併せて請求すること
の物件及び貸与品等のうち故意又は過失によ
を妨げるものではない。
りその返還が不可能となったものを含む。以
3 前 2 項 の 規 定 は ,第 3 0 条 第 2 項 の 規 定 に よ
下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) が あ る と き は , 受 注
る検査に合格した後も適用されるものとする。
者は,当該物件を撤去するとともに,作業現
(保険)
場を修復し,取り片付けて,発注者に明け渡
第44条
さなければならない。
3
前項に規定する撤去又は原状回復若しくは
当該保険に係る証券又はこれに代わるものを
直ちに発注者に提示しなければならない。
に お い て 「 撤 去 費 用 等 」 と い う 。) は , 次 の 各
(賠償金等の徴収)
号に掲げる撤去費用等につき,それぞれ当該
第45条
発 注 者 は ,こ の 契 約 に 基 づ く 受 注 者 の
各号に定めるところにより発注者又は受注者
賠 償 金 ,損 害 金 又 は 違 約 金 と ,発 注 者 の 支 払 う
が負担する。
べき委託料とを相殺することができるものと
(1) 成 果 物 に 関 す る 撤 去 費 用 等
契約の解除
し ,な お 不 足 が あ る と き は 追 徴 す る も の と す る 。
が第35条から第37条までによるときは
(紛争の解決)
受注者が負担し,第38条又は第40条に
第46条
よるときは発注者が負担する。
る撤去費用等
この約款の各条項において発注者と
受注者とが協議して定めるものにつき協議が
( 2 ) 調 査 機 械 器 具 ,仮 設 物 そ の 他 の 物 件 に 関 す
整わなかったときに発注者が定めたものに受
受注者が負担する。
注者が不服がある場合その他契約に関して発
第 2 項 の 場 合 に お い て ,受 注 者 が 正 当 な 理 由
注者と受注者との間に紛争を生じた場合には,
な く ,相 当 の 期 間 内 に 当 該 物 件 の 撤 去 又 は 作 業
発 注 者 及 び 受 注 者 は ,協 議 の 上 調 停 人 1 名 を 選
現場の原状回復若しくは取片付けを行わない
任 し ,当 該 調 停 人 の あ っ せ ん 又 は 調 停 に よ り そ
と き は ,発 注 者 は ,受 注 者 に 代 わ っ て 当 該 物 件
の 解 決 を 図 る 。こ の 場 合 に お い て ,紛 争 の 処 理
の処分又は作業現場の原状回復若しくは取片
に 要 す る 費 用 に つ い て は ,発 注 者 と 受 注 者 と が
付けを行うことができる。この場合において,
協 議 し て 特 別 の 定 め を し た も の を 除 き ,調 停 人
受 注 者 は ,発 注 者 の 処 分 又 は 原 状 回 復 若 し く は
の選任に係るものは発注者と受注者とが折半
取片付けについて異議を申し出ることができ
し ,そ の 他 の も の は 発 注 者 と 受 注 者 と が そ れ ぞ
ず ,ま た ,発 注 者 が 支 出 し た 撤 去 費 用 等( 前 項
れが負担する。
第1号の規定により発注者が負担する業務の
5
受 注 者 は ,仕 様 書 等 に 基 づ き 保 険 を 付
したとき又は任意に保険を付しているときは,
取片付けに要する費用(以下この項及び次項
4
発 注 者 は ,第 3 6 条 第 1 項 及 び 第 2 項
2
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,発 注 者 又 は 受 注 者
成 果 物 に 係 る も の を 除 く 。) を 負 担 し な け れ ば
は ,必 要 が あ る と 認 め る と き は ,同 項 に 規 定 す
ならない。
る紛争解決の手続前又は手続中であっても同
第1項前段に規定する受注者のとるべき措
項の発注者と受注者との間の紛争について民
置 の 期 限 ,方 法 等 に つ い て は ,契 約 の 解 除 が
事 訴 訟 法( 平 成 8 年 法 律 第 1 0 9 号 )に 基 づ く
第 35条から第37条までによるときは発注
訴 え の 提 起 又 は 民 事 調 停 法( 昭 和 2 6 年 法 律 第
者 が 定 め ,第 3 8 条 又 は 第 4 0 条 の 規 定 に よ る
2 2 2 号 )に 基 づ く 調 停 の 申 立 て を 行 う こ と が
ときは受注者が発注者の意見を聴いて定める
できる。
-9-
(契約外の事項)
第47条
この約款に定めのない事項について
は ,必 要 に 応 じ て 発 注 者 と 受 注 者 と が 協 議 し て
定める。
(関係書類の整備)
第48条
受 注 者 は ,業 務 に 係 る 経 理 を 明 ら か に
し た 関 係 書 類 を 整 備 し ,履 行 期 間 終 了 の 日 か ら
5年間,保存するものとする。
- 10 -
別記
個
人 情
報 取 扱 特
記 事 項
(基本的事項)
第1
乙は,この契約による業務(以下「業務」という。)を行うに当たっては,個人の
権利利益を侵害することのないよう個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2
乙は,業務に関して知り得た個人情報の内容をみだりに他人に知らせ,又は不当な
目的に使用してはならない。この契約が終了し,又は解除された後においても,同様と
する。
(収集の制限)
第3
乙は,業務を行うために個人情報を収集するときは,当該業務の目的を達成 するた
めに必要な範囲内で,適法かつ公正な手段により収集しなければならない。
(目的外利用・提供の禁止)
第4
乙は,甲の指示又は承諾があるときを除き,業務に関して知り得た個人情報をこの
契約の目的以外に利用し,又は第三者に提供してはならない。
(適正管理)
第5
乙は,業務に関して知り得た個人情報の漏えい,滅失及びき損の防止その他の個人
情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(従事者への周知及び監督)
第6
乙は,業務に従事している者(以下「従事者」という。)に対し,在職中及び退職
後において,業務に関して知り得た個人情報の内容をみだりに他人に知らせ,又は不当
な目的に使用してはならないことを周知するとともに,業務を処理するために取り扱う
個人情報の安全管理が図られるよう,従事者に対して必要かつ適切な監督を行わなけれ
ばならない。
(複写・複製の禁止)
第7
乙は,甲の承諾があるときを除き,業務を行うために甲から引き渡された個人情報
が記録された資料等を複写し,又は複製してはならない。
(資料等の返還等)
第8
乙は,業務を行うために甲から提供を受け,又は自らが収集した個人情報が記録さ
れた資料等をこの契約の終了後直ちに甲に返還し,又は引き渡すものとする。ただし,
甲が別に指示したときは,この限りでない。
(取扱状況の報告及び調査)
第9
甲は,必要があると認めるときは,業務を処理するために取り扱う個人情報の取扱
状況を乙に,又は随時,実地に調査することができる。
(事故発生時における報告等)
第10
乙は,この契約に違反する事態が生じ,又は生ずるおそれがあることを知ったと
きは,速やかに甲に報告し,甲の指示に従うものとする。
(損害賠償)
第11
業務の処理に関し,個人情報の取扱いにより発生した損害(第三者に及ぼした損害を
含む。)のために生じた経費は,乙が負担するものとする。