以外より探し,その作品の説明・感想を 2 分程 となり,時折拍手や笑い声が響きわたる和やか 度で述べる。 な雰囲気に包まれた。またクラス発表では, 「こ 個人練習 の作品何を表していると思う?」といきいきと (教師が持ち時間を測り,個人で練習する) 語る生徒の姿が印象的であった。 「アクティブ」なラーニングでありたい ➡ グループ発表 全員の生徒が主体的に取り組むことはなかな (4 ~ 5 人のグループを作り発表する) か難しい。実際,受け身で授業を受けるほうが ➡ 心地よいと感じている生徒もいる(私自身もか クラス発表 つてはそうだった)。しかし,教師が「やるぞ」 (時間が許す限り前に出て発表する) と言ってしまえば強制になり,主体的どころで はない。大切なのは,AL 型活動をやりたい生 徒の裾野を少しずつ広げていくことだと思って い る。 た と え ば 今 回 の 活 動 で は,Norman Rockwell の作品の中から自分の好きな作品を 選ぶように「強制せず」,「促す」ことを心がけ た。気持ちの向かない生徒には,教科書内で扱 個人練習の様子 った作品なら扱ってもよいという選択肢を残し た。実際にはクラスの半分以上の生徒が自分で 作品を見つけてきた。また最後のクラス発表も やりたい生徒が前に出て発表するようにした。 強制しないという姿勢は今後も大切にしたい。 楽しんで英語を使っている生徒の姿からほかの 生徒も刺激を受けてほしいと思う。 終わりに グループ発表の様子 「アクティブ・ラーニング」。一見,教師の悩 みを簡単に解決してくれそうだが,いざ実践と なると奥深い世界であることを実感する。受け 身の生徒が主体的に取り組むようになるのは容 易ではない。生徒たちと忍耐強く向き合うこと が求められる。しかし,AL 型活動で英語を使 うことに楽しさを見出す生徒もいる。そのよう な生徒が増えることでクラスの雰囲気も変わっ クラス発表の様子 てくる。主体的に使った英語はいずれ自分の血 となり肉となるものと信じている。英語を自分 「今日の活動がしらけたらどうしよう?」不 の言葉として使える日を目指して,心に火がつ 安とともに始まった活動だったが,生徒たちは く生徒を地道に一人ずつ増やしていきたい。 楽しんで活動していたようであった。グループ 発表で机ごと向き合って発表し合うスタイルが よかったのか,発表は気軽に仲間と語り合う場 ニューサポート¦高校英語 7
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