あまりのある割り算の筆算 (0%)

sansuweb
31 7 
(A くんの理解度 : 0%)
せりふ
せんせい
まず、どうする?
Aくん
・・・。
せんせい
こういうの( 31 7  )やったことある?
Aくん
うん・・・。
せんせい
じゃあ、31のなかに7はいくつある?
Aくん
えーっと・・・。
せんせい
九九の7のだんいえる?
Aくん
7 1  7 , 7  2  14 ・・・
7  9  63
アドバイス
言えなかった場合や間違
えがあった場合は、先に九
九を完璧にしたほうがい
いかもしれません。九九を
完璧にさせる方法は以下
で示しておきます。
せんせい
そう。じゃあ、31のなかに7はいくつあ
りそう?
Aくん
えーっと。
せんせい
もういっかい、7のだんをいってみて。
Aくん
7 1  7 , 7  2  14 ・・・
せんせい
31に近いのは?
Aくん
28!
せんせい
そう。それは7がなんこぶん?
Aくん
4。
せんせい
そう。じゃあ、あまりは?
Aくん
・・・。
せんせい
えーっと、31のなかに7はいくつあっ
た?
Aくん
4。
せんせい
7  4 はいくつだっけ。
厳密な意味では「近いの」
は「31を超えない数のう
ちで最も近いの」ですが、
ここは厳密性は置いてお
きましょう。
Aくん
28。
せんせい
じゃあ、31と28はどれだけちがう?
Aくん
3!
せんせい
そう。じゃあ、 31 7  のこたえは?
Aくん
4あまり3!
せんせい
そう。どうやってかくかわかる?かいてみて。
Aくん
(書く。)
せんせい
そう。せいかい。じゃあ、もうひとつ
これみたことある?
Aくん
うん。わりざん。
せんせい
そう。わりざんのひっさん。
Aくん
えーっと。
せんせい
さっき31のなかに7はいくつあった?
Aくん
4つ。
31 7  4・・・3
どこかにかいてあげまし
ょう。
せんせい
そう。そのときはこうかくよ。
7  4 は?
Aくん
28。
せんせい
そう。28はここにかくよ。それで31か
ら28をひくと?
Aくん
3。
せんせい
そう。よこせんをひいて、3ってかく。
これがあまりの3ね。じゃあ、31 7  を
これでもういっかいやってみて。
Aくん
うん。
(書く。)
せんせい
そう。せいかい。じゃあ、こんどは
25  6  をこれでやってみて。
Aくん
(書く。)
せんせい
うちがわはなにがはいる?
Aくん
えーっと。
せんせい
うちがわはわられるかずがはいるよ。なに
がはいる?
Aくん
・・・。
せんせい
えーっと、じゃあ、さっきは 31 7
だったよね。じゃあ、 25  6
で
 だったら?
とりあえず最初は「大きいほ
うが内側に入る」という言い
方でもいいかもしれません
が、あまりおすすめしません。
これ(31)がここ(ひっさんの31)よ。
Aくん
25がはいる。
せんせい
そう。じゃあ、そとは?
Aくん
6!
せんせい
そう。じゃあ、やってみて。
Aくん
(書く。)
せんせい
そう。せいかい。じゃあ、 25  6  の答
えは?
できない場合は九九が完璧で
ない可能性が高いです。九九
を完璧にしましょう。下にそ
の方法を示しておきます。
Aくん
4あまり1!
せんせい
そう。せいかい。
<九九の覚え方>
1、九九の書いてある教科書やプリントなどをみながら声に出して読む。
※しばらくは、覚えようとせず、みながら読むだけでいいです。全くの初めての場合で、
一週間くらいは覚えさせようとしないでください。お経のようにひたすら見ながら読
ませましょう。親御さんもいっしょに楽しく読んであげましょう。「今日は一の段と
二の段だけ」など区切って読ませてもいいでしょう。
2、一週間くらい毎日読む練習をしたら、少しずつ口頭で覚えているかどうか試してみる。
※まだみながら声に出して読み上げる練習をさせましょう。親御さんもいっしょに楽し
く読んであげましょう。九九全体の70%くらい覚えられたら、「3」に進みましょ
う。
(時々でも間違えてしまうものは、覚えられていないと判断してください。)
3、覚えられていないものを書き出してみる。そして、なんども口頭でテストしてみましょ
う。(時々でも間違えてしまうものは、覚えられていないと判断してください。)
※覚えられていないものが7個以上あるとき・・・段ごとに区切って覚えさせましょう。
覚えられていないものが 6 個以下の時・・・段ごとに区切らずに覚えさせましょう。
~覚えてもらうためのコツ~
ここでとっておきのコツを紹介します。
それは、「子供の脳を振り回すようにして覚えさせる」というものです。
分かりにくいので、下の会話を見てください。掛け算は九九の読み方をしているものとします。
①(6の段のとき6×6以降が覚えられてない場合。)
せりふ
お母さん
6×6(ろくろく)?
Aくん
38!
お母さん
ううん。36。じゃあ、6×5(ろくご)?
Aくん
30!
お母さん
そう。じゃあ、6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
そう。じゃあ、6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
そう。じゃあ、6×8(ろくは)?
Aくん
49!
お母さん
ううん。48。じゃあ、6×5(ろくご)?
Aくん
30!
お母さん
そう。
Aくん
じゃあ、6×6(ろくろく)?
お母さん
38!
Aくん
ううん、36。
お母さん
もういっかい、6×5(ろくご)?
Aくん
30。
お母さん
そう。6×6(ろくろく)?
Aくん
36。
お母さん
そう。6×7(ろくしち)?
Aくん
46!
お母さん
ううん。42。6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
そう。6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
そう。6×8(ろくは)?
Aくん
49!
お母さん
ううん。48。6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
そう。6×5(ろくご)?
Aくん
30!
お母さん
6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
6×8(ろくは)?
Aくん
48!
お母さん
そう。じゃあ、6×9(ろっく)?
Aくん
51!
お母さん
ううん。54。6×8(ろくは)?
Aくん
48!
お母さん
そう。6×9(ろっく)?
Aくん
54!
お母さん
そう。じゃあ、6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
6×8(ろくは)?
Aくん
48。
お母さん
6×9(ろっく)?
Aくん
54。
お母さん
そう。せいかい。
長くなりました。このように子供は覚えているそばからどんどん忘れていくものです。右へ
左へ記憶を振っていくイメージで覚えさせてあげましょう。そして下の②のようなやり
かたも大変いいです。
②時間をあけて覚えさせる。
せりふ
お母さん
6×6(ろくろく)?
Aくん
38!
お母さん
ううん。36。じゃあ、6×5(ろくご)?
Aくん
30!
お母さん
そう。じゃあ、6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
そう。
~20 分後~
お母さん
6×5(ろくご)?
Aくん
30。
お母さん
6×6(ろくろく)?
Aくん
38!
お母さん
ううん。36。6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
そう。じゃあ、6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
そう。
~一時間後~
お母さん
6×5(ろくご)?
Aくん
30。
お母さん
そう。6×6(ろくろく)?
Aくん
36。
お母さん
そう。6×7(ろくしち)?
Aくん
46!
お母さん
ううん。42。6×6(ろくろく)?
Aくん
36!
お母さん
そう。6×7(ろくしち)?
Aくん
42!
お母さん
そう。6×8(ろくは)?
Aくん
49!
お母さん
ううん。48。6×7(ろくしち)?
・・・・・・。
このように、何度も何度も答えさせましょう。
①のあとに②をするとなお良いでしょう。
上のようにやっても、次の日にはまた忘れています。毎日根気強く付き合ってあげましょう。
楽しくやることが何より大事です。