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津軽から江差へ
平成版
旅行用自転車とはⅨ
秋・気持ち落ち着く季節
CYCLE FIELD 2016
10
2
津軽から江差へ
土屋晴美
「 と う と う、 北 海 道 に ま で 新 幹 線
が開通したんだって。乗ってみたい
益弘氏のツーリングエッセイを、1
冊にまとめたものです。
どったこともあるようです。発行か
な」
。
ら
当時から氏の紀行文のファンだっ
た親方はいくつか同じルートをた
私の夫は好きが高じて自転車屋を
始めた人。今では皆に「親方」と呼
年近くもたって、すっかり書棚
ばれています。親方はツーリングプ
を練り始め、できたと思ったらさっ
の言葉を聞いた途端、すぐにプラン
ランを立てるのが大好き。なのでそ
りました。
に再びページをめくられることとな
今回のツーリングプランをきっかけ
の 奥 に 追 い や ら れ て い た そ の 本 は、
自宅︱伊丹空港︱青森空港︱石場旅
1日目。距離
*
さと飛行機の手配をしてしまいまし
ツーリングは、海外を除けば4泊5
館/弘前城傍
た。今まで私にとって最長のロング
日。今回はなんとそれを超える5泊
m
6日のロングプランとなっていまし
ここのところ諸事情でヨーロッパ
出 張 は 自 粛 し て い て、 少 し エ ネ ル
ました。何よりリンゴの郷のリンゴ
の八重桜や山桜が見ごろを迎えてい
て不自由はありませんよ。
した。
でも、
近くに繁華街などもあっ
㎞/獲得標高
た。
桜で有名な弘前城のソメイヨシノ
はすっかり葉桜でしたが、いくつか
ギ ー が た ま っ て い ま し た。 そ れ に、
こ と を 考 え て い た ら 結 局、
「やっぱ
因となりました。だって、いろんな
のツーリングを実現できた大きな要
フラストレーションと焦りが、今回
んだ?」と指折り数える昨今。その
と何回、春のツーリングが楽しめる
え も 実 感 し て き て い ま す。
「俺はあ
も美しく、桜が終わった観光名所は
位置にお引越ししていました。夕日
る岩木山とのツーショットが可能な
せんから! それに石垣を修復中の
弘前城は、なんと津軽富士と呼ばれ
ど、リンゴの花はそうそう見られま
日本国中どこにも名所があるけれ
気持ちがグっと上がりました。桜は
青森では雲一つない晴天、初日から
石場旅館/弘前城傍︱日本最古のリ
766m
2 日 目。 距 離
The owner of ISHIBA Ryokan can
り、無理だよね。せいぜいが2泊3
cycling!
・5㎞/獲得標高
*
Try Japanese traditional and RINDO
knowing RINDO nearby very well.
French. Also he is a cyclist and
speak not only English but also
日だよね」
。というのがいつものパ
ンゴの木/柏桑野︱亀ヶ岡石器時代
をご存じのはず。1978年初版の
見てピーンと来た方はきっとこの本
本、
「津軽から江差へ」
。この題名を
す。夕食は私たちが泊まった時は人
も堪能で海外の方にもおすすめで
また、英語だけでなく、フランス語
林 道 な ど に も 精 通 し て お ら れ ま す。
お宿は弘前城すぐ近くの石場旅
館。ご主人はサイクリストで近隣の
たりはリンゴ畑が一面に広がる素晴
を進みました。車通りは少なく、あ
に出発。前半は岩木川沿いの土手道
2日目は距離があり、天気も午後
から崩れるとのことで、朝8時過ぎ
遺跡/木造︱十三湖︱小泊︱竜泊温
この紀行書は当時のサイクリストに
らしい道。パッとしないお天気では
泉青岩荘
とってのバイブル的雑誌「ニューサ
手不足とかで提供されていませんで
状態でした。
人気もまばらで、贅沢にも貸し切り
2人とも
の花が満開、出発時は雨だったのに
69
代に入り、少々体力の衰
33
イクリング」に連載されていた綿貫
親方が「行くまでに読んでおくと
良いよ」と言って私に渡した一冊の
85
3
40
ターンだったのですから。
50
た の で す!「 う そ つ き!」「 全 然 着
ばいい」
。 な る ほ ど、 確 か に 海 岸 線
ところが、行けども行けども弱ま
る気配がありません。あのカーブを
とを信じて上ってゆきました。
が 自 転 車 を 置 い て 降 り て き ま し た。
し ょ う か。 そ の 硬 直 状 態 を 崩 せ ず
越えれば、次こそは。そうしてさら
う」
。
「 ち ょ っ と、 自 転 車 置 い て 少 し 休 も
しゃがみ込むしかありません。これ
し て は 立 っ て い る の も ま ま な ら ず、
に入った途端でした。
に2㎞、それは山に面する直線の道
に立ち往生している私の元へ親方
から一つ内陸の道は風が弱まるのを
私たちも経験していました。
分 発 の 青 森 行 き に 乗 り た い。
一歩も足が出せないほどの強風に
面してしまったのです。顔を上げて
では下りるほうが大変です。横では
自転車で支えていた自分の身体
は、 風 の 威 力 の た め に 自 転 車 な く
いたのでは呼吸すらままならず、気
親方が宿に電話してタクシーを手配
ものからするととても 新 鮮 で 、 つ い
とした津軽平野は盆地 の 京 都 に 住 む
るだけです。それよりもひどかった
で天気予報を調べても「小雨」と出
雨の量は多くはありません。ネット
前夜から本降りとなった雨は朝に
なっても降り続いていました。ただ、
古内駅︱知内温泉
と向かい風なので意外と背中は大丈
ているのに気が付いたのです。ずっ
用していたゴアの雨具がどうも浸み
りません。風だけではなく、長年愛
ですが、こちらはそれどころではあ
があり、親方が写真を撮るというの
㎞ほど、途中七つ滝と呼ばれる名所
乗ったり、降りたりを繰り返しな
がら吹き荒れる海岸線を進むこと2
すが……。
がありません。おそらく1〜2分で
風はその威力のまま、力を抜く気配
のを待っています。ところが、この
対峙しており、風が一瞬でも弱まる
います。親方は5m先で同じく風と
して手を挙げた1台
もらおう。そう決意
仕方がない、何で
もいいから止まって
「 え? ス ミ マ セ ン。 聞 こ え な い
んです、もう一度。え?」
き取れない様子。
叫ぶような音で相手の言うことも聞
してもらおうとしていますが、風の
㎞、標高差500
を抜くとパニアバッグとフロント
つい立ち止まっては写真に収めた
のはこの時期特有の「やませ」と呼
います。距離は
メートル弱。普通なら多く見積もっ
バッグを装着した前輪が浮いてしま
それを逃すと2時間後になってしま
時
こ の や り 取 り に 少 し ホ ッ と し て、
7時半に宿を出発。できれば三厩駅
く気がしない!」と悪態やら泣き言
やらをブツブツ言いながら残りの約
㎞を何とか走破。雨がポツポツ降
り出した4時前には宿泊予定のお宿
に 到 着 で き ま し た。 そ し て そ の 後、
雨は本降りに。
*
3日目。距離 ・6㎞
+ ・7㎞/
ても3時間もかからないはずなので
り、 見 惚 れ て み た り。 途 中、「 日 本
まべつ駅/北海道新幹線︱北海道木
や︱三厩駅/JR津軽線︱奥津軽い
最古のリンゴの木」の看板を見つけ、
目 の 車 が、 荷 台 に
シートがかけてある
ありつけたときにはす っ か り く た び
ど。十三湖の畔でしじ み ラ ー メ ン に
それでも強弱のある 風 で 、 時 折 自
転車から降りなければならないほ
山際の道に変更して進 み ま し た 。
予定でしたが、あまり の 風 の 強 さ に
に。当初、平野の真ん 中 を 北 上 す る
るもののない風に悩まされること
て 大 丈 夫 で す か ね 」「 風 が 強 い の は
宿のご主人曰く「こんなやませは
1 年 に 2 回 あ る か な い か だ 」「 行 っ
うな、気持ちの悪さ、不気味さ。
らぬ方向に曲がる瞬間を目撃したよ
悲鳴のようです。なんだか関節があ
て常に聞こえる風の声はまるでその
に引きずられて行くのが見え、そし
浜に向かうのではなく、不規則に沖
止む気配はありません。海では波が
夜中もずっと不気味な音を立てな
がら吹き続け、出発時間になっても
遠いな、と。それでも、苦しめられ
するに風を遮ってくれるはずの山が
す。
「 あ れ? 思 っ て い た よ り 道 幅
が あ る ぞ。 そ れ に、 開 け て る 」
。要
七 つ 滝 か ら さ ら に 2・5 ㎞ ほ ど 進
むとようやく内陸へと上り始めま
い一心でした。
けど、この日は早く上り口に着きた
晴れて風も穏やかなら、さぞかし
良いロケーションなのでしょう。だ
なってしまう!
目」
。 こ れ は 急 が な く て は! 時 間
がかかればかかるほどずぶ濡れに
だ っ た と の こ と で、
お仕事で向かう途中
いました。三厩まで
二人は助手席に重
シートをかけてもら
荷台に重ねて積んで
た。2台の自転車は
あとから思えばこ
れ以上ない車が通り
たい風でした。
れ て し ま い、「 平 野 は も う い い!」
海岸線だけだ。上り口に入ったら収
小泊の電気屋さんの
と愚痴をこぼしており ま し た 。
まるはずだから、ちょっと早めに出
峠を越えた、龍飛の
なって座らせてもら
い、ずぶ濡れの大人
かかったものでし
軽トラックでした。
「ここまで来たら着いたも同然だ
から」との言葉に少し 笑 顔 を 取 り 戻
たこの風からもうすぐ解放されるこ
なっています
(>_<)
「弱り目に祟り
「 泣 き っ 面 に 蜂 」
したものの、実際は津 軽 平 野 を 抜 け
て観光名所もあるからゆっくり行け
ところが、周りの景 色 が リ ン ゴ 畑
から田畑に変わったあ た り か ら 、 遮
夫なのですが、両腕がじんわり重く
30
ばれる、山から吹き下ろしてくる冷
獲得標高591m 6
+m
竜泊温泉青岩荘︱龍飛道の駅みんま
50
立ち寄ったりしていま し た 。
ありましたが、山も花も美しく、広々
20
ると宿までいくつか上 り が 待 っ て い
4
30
12
20
もんじゃねぇ」。
は駅の待合のストーブで乾かすこと
列車の出発時刻まで1時間半あ
り、再びずぶ濡れになったインナー
相変わらず風強し。
えず流れ続ける硫黄泉で、独特の雰
自然湧出の源泉かけ流し、浴室は絶
道最古の温泉といわれる知内温泉は
ですが、折角なので朝風呂へ。北海
朝、 6 時 過 ぎ に「 風 呂 に 行 こ う 」
と起こされる。少し体は重かったの
やっと、文句なしの晴天。だけど
体がずっしりと重い。朝食を終えて
函館
古内︱函館︱函館グランドホテル/
塔展望台/夷王山︱道道5号線︱木
民宿宮寿司/上ノ国原歌︱夜明けの
5 日 目。 距 離
*
ふと、ここで気が付 き ま し た 。 結
局この日の風は地元の 方 も ほ と ん ど
ができました。このとき着ていたの
囲気を作り出しています。
と見て取れました。風もなく、この
知内温泉︱福島︱白神岬︱松前城︱
経験がないほどのもの だ っ た ん じ ゃ
はルイゾンボベの長袖。すぐに乾い
朝の気温は7度。路面は全体的に
濡れており、霧雨がまだ残っていま
旅一番のサイクリング日和です。
し、また小雨の中を出発です。三厩
ないかな。そしてもう 一 つ 、 宿 の ご
てくれて助かりました。奥津軽いま
した。出発してすぐは、新芽が出始
宿のおかみの勧めもあって、まず
はすぐ近くの夷王山に登ってみるこ
道の駅まで快く運んで く だ さ い ま し
主人が前夜の夕食の折 に 話 し て お ら
べつ駅からはさあ、いよいよ「はや
めたばかりの産毛に包まれたかのよ
とに。最初は勧められた神社までの
・9㎞/獲得標高
れ た こ と。「 地 元 の モ ン は 龍 飛 崎 な
ぶさ」です!
うな森の中を上ってゆきます。昨日
したのでしょうか。
に気づきました。上ってみると素晴
も濡れずにできまし
気付くとすっかり雨は止み、晴れ
間も見えてきました。ところが、海
辺へと向かいます。
返し上りながら、一つの思いが自然
風に押し返されながら、坂道を繰り
けど、行けども行けども、上ったり
どで下山し、道道5号線(江差木古
いつまでいても立ち去りがたいほ
どの場所でしたが、しぶしぶほどほ
行 き ま し た。 す る
で、一つ内陸の道を
しく風が強かったの
ちらも海岸線は恐ろ
追分ソーランラインという呼び名
が、函館から小樽まで日本海側の約
宿です。
指すは江差の少し手前、上ノ国の民
だひたすらに海岸線を北上です。目
下の松前を越え、さあ、その後はた
南端の白神岬、桜がまだ残る松前城
ん。
のように感じられて仕方がありませ
だただ自転車を漕いでいる自分が幻
時間の使い方に、ふと我に返り、た
は、あまりにかけ離れたここ数日の
毎日毎日、寸暇を惜しんで「何か
しら」に追われていた自分の生活と
「これは、現実?」
端には水芭蕉の群生箇所があちこち
ある風景に出会えました。更に、道
れた道で、ところどころ廃線跡の趣
つてのJR江差線に沿うように作ら
く、とても走りやすい。それに、か
てみると勾配もそれほどきつくな
内線)を進みます。あまり期待して
らしい絶景が! ここを素通りしな
くて本当によかった。
た。駅からこの日の
と浮かんできます。
となんと風は追い
500㎞を結ぶ、国道228号、国
実際に私の人生で起こっ
「これは、
ていることなのだろうか」
「 な ぜ、
下 り た り の 繰 り 返 し。 一 日 中 で す。
宿の「知内温泉」ま
岸線では再び強風との戦いが。千代
道内最古の温泉でこ
道229号、
国道5号の愛称だそう。
私はここで、こんなにも自転車を漕
昼過ぎには木古内駅に到着し、昼
食を近辺で済ませたのち、函館まで
に!
いなかった道だったのですが、走っ
の日の疲れをゆっく
私たちが走った福島から上ノ国まで
風 に! 4 時 半 に
チ ェ ッ ク イ ン し て、
り癒すことができた
は国道228号線。今も点在する小
んて一日。
輪行。函館駅から再び自転車を組み
上げて、駅から2㎞ほどの最後の宿
へ向かいました。旅もそろそろ終わ
」
海岸線の風景も優しいものへと変
わったころ、あれだけ苦しんだ風も
いでいるの
ほぼ一直線の道でした。ふと、見下
さ な 漁 村 の 傍 ら を 大 小 の 橋 で 結 び、
ろした立派な橋の下には昔の道の名
*
4日目。距離
・4
㎞/獲得標高868
りです。
m
凪いでいました。
91
残が。かつての若者はあの路で旅を
!?
のでした。あー。な
でおおよそ
の富士のふるさと福島町、北海道最
つもりでしたが、更に上があること
宿の庭に出ると、奥尻島がはっきり
415m
んて行かないもんな。 京 都 だ っ て そ
*
までのことを思うと、少し気温は低
国道を外れて集落の中を通ったほ
うが、この日は風がましでした。だ
上ノ国︱民宿宮寿司/上ノ国原歌
うだろ? 地元のモンほど地元のこ
と知らないことあんだよ」。
分ほどで私たち
新幹線はほんの
を北海道まで運んでくれました。北
いものの風がなく、
身体が軽い。
あっ
の駅まではおおむね下り、 ㎞ほど。
道の駅は青函トンネ ル の 博 物 館 も
兼ねていましたが、幾 人 か の 年 配 の
海道もこの日は雨。でも木古内駅の
と言う間に最初の峠を越え、再び海
た。「 こ ん な や ま せ は そ ん な に あ る
観光客がいるだけでし た 。 ず ぶ 濡 れ
転車を組み上げるの
構内には充分なスペースがあり、自
48
㎞。こ
40
13
20
5
分ほど休憩
のインナーを着替えて
30
6
ル! これがまた美味い! しかし
家内から苦情が出た。
で走ってきて一風呂浴びた後のビー
㎞走るのもたやすい。しかも自転車
できるし、朝食後は自転車で5〜6
とにした。これなら朝食前の散歩も
そこで朝からではなく昼から飲むこ
健康維持のために自転車をレスト
アしたのに、
これでは無意味である。
た。以来、クラブツーリングと日帰
とばかり便乗をお願いしてしまっ
とのありがたいお申し出、渡りに舟
案じていると同じように輪行が苦
手な安藤さんが「私の車に自転車を
りになっている。
と、など輪行にきわめて不向きな造
ドガードステーを直留めしているこ
と、フロントサイドキャリアにマッ
はなくボールベアリングであるこ
願ってもないことと喜んだが、私
の自転車はヘッドがリテーナーで
さく感じてしまうのは私だけではあ
皆 一 様 に「 美 味 い!」
、お猪口が小
舌の上で酒が踊る。この味わいには
1500円の大吟醸酒、口に含むと
極め付きは利き酒の資格を持つ宿
のご主人が選んだという3種類で
であった。
ら聴いているようでみんな聴いてお
んの説明をフムフムとうなずきなが
食事はまつたけなど旬の食材を
使った心あたたまるもので、女将さ
楽しませてもらった。
信州の山奥のしっとりとした風情を
たが、
泊まり客はそれほど多くなく、
「 あ な た! み っ と も な い か ら 昼
間からビールを飲むのは止めて欲し
りのポタリングは安藤さんのお世話
るまい。特に和田龍酒造の大吟醸が
べりはなかなか難しいので、このよ
菓子を味わう。走りながらのおしゃ
翌日、峠の途中で仲間が持参して
く れ た 携 帯 コ ン ロ で お 茶 を 沸 か し、
私の好みにあっていた。
らず、忙しく箸を動かしているだけ
いんだけど!」
になっている。
夫? と思ったが、リヤシートを倒
し て 自 転 車 を 横 置 き し、 そ の 上 に
2 台 積 ん で 一 緒 に 行 き ま せ ん か?」
「 朝 か ら 飲 む な っ て 言 う か ら 昼 か
らにしたんだけど」
最 初、 車 に 自 転 車 2 台? 大 丈
ビールは太るし値段も高い、発泡
酒は喉ごしがイマイチ。折衷案とし
緩衝マットをかぶせてさらにもう1
台、で楽勝であった。その昔、自動
うなひと時は疲れが取れて心も和
私は元来怠け者である。漢方的に
は 陰 性 ら し い …… 低 血 圧、 低 体 温、
ヒッヒッ!
内も気が付いていないようだ、ヒッ
ウォッカを少し継ぎ足す、これは家
マッドガードが受ける風圧でステー
ん だ こ と も あ る が、 高 速 を 走 る と
以前、自動車のルーフキャリアに積
でもトップチューブに残っている)
。
なってしまい後悔した(その傷は今
があったが、フレームが傷だらけに
「昔の道は川の反対側だったよな」
「 そ う だ ね、 年 ぐ ら い 前 だ っ た か
の青さが今は微塵もない。
ツ走った悲壮感たっぷりの若いころ
帰りで150㎞も200㎞もガツガ
む。仲間の顔もほころんでいる。日
ついた。 退 職 し た ら 朝
何十年 も の 会 社 員 生
活が終わ り ほ っ と 一 息
が、何回かやってみて、朝から飲む
たいなことをしたいなと考えていた
ビールを飲む……、小原庄助さんみ
私はそんなことにはならないつも
りであったが、退職して1年半もす
う先輩の話も聞いた。
り、会社の近くまで来てしまうとい
退屈で毎朝スーツを着て電車に乗
永 年 勤 め て い た 会 社 を 退 職 す る と、
るめだが良く温まる。紅葉シーズン
硫黄臭のするトロリとしたお湯はぬ
厳しい制限があるという。ほんのり
有形文化財のため改築、増築などは
その日は老舗の温泉旅館に宿を
とった。木造三階建ての建物は登録
押し込めたことが仇になった。
が折れてしまったため、トランクに
とけこんでその一部となっていた。
り髪が白くなった我々も風景の中に
一年も終わろうとしている。すっか
周囲は少し遅い紅葉と降り積もっ
た落ち葉、あと2カ月たらずで今年
見にいったね」
「うん、懐かしいね」
。 な?」
「峠から少し歩いて石仏群を
気持ちが落ち着く季節であった。
ると毎日同じことの繰り返しに少し
たけなわの由緒ある温泉旅館であっ
飽きてきた。そんな折、温泉で一泊
のサイクリングのお誘いがきた。
とその日一日ぐだぐだして何もでき
へ急ぐサ ラ リ ー マ ン を
か?)。
なくなることに気が付いた(当り前
眺めなが ら ベ ラ ン ダ で
から一風 呂 浴 び て 、 駅
40
7
「 そ う い う 問 題 じ ゃ な い で し ょ!
お金もかかるし!」
%の焼酎のお湯割り一杯だ
車のトランクに自転車を2台横積み
て昼は
け……で妥結した。物足らないとき
にしてカーサイクリングをしたこと
長時間睡眠など南米のナマケモノと
40
い う 動 物 に 似 て い る か も し れ な い。
は食器棚の奥に隠してある
度の
25
大島良樹
秋 気持ち落ち着く季節
鈴木邦友
ブから取り外さないと修理ができな
殊なタイプで、フリーホイールをハ
リーホイールは蓋がハブ側にある特
取り出すところだが、なんとこのフ
叩いて蓋をあけ、割れた爪の破片を
の穴に差し込み、その辺の石ころで
ライバーの先をフリーホイールの蓋
ばその場で車輪を外し、マイナスド
どうもフリーホイールの爪が破損
してしまったようだ。いつもであれ
くてよかった。
ていたはず。ともかく大事に至らな
チェーンを繋ぐ。
車に近いギヤ比となるギヤを選び
チェーンホイールはアウターギヤ
に、 そ し て フ リ ー ホ イ ー ル は 一 般
になった。
うにチェーンをギヤに直結すること
能をあきらめ、シングルギヤ車のよ
もうダメだ! こうなったら最後
の手を使うしかない。そう、変速機
妙な状態になっていた。
みを吸収することができず、何とも
スプリングだけではチェーンのたる
のスプリングが折れ、プーリー側の
ダブルテンション式変速機の本体側
ない」という理由もないはずだし。
ロップアウトエンドでなければなら
あるのではないだろうか。
なにも「本
ドエンドというのも、検討の余地が
もしれないが、旅行用自転車にロー
トラブルを想定してものづくりを
するということは本末転倒なことか
たりということになる。
なかったり、別のトラブルを誘発し
ので、ちょうど良いギヤ比が得られ
合、チェーンを張ることができない
レートドロップアウトエンドの場
んだギヤもチェーンがたるみ、うま
を引くことができない。せっかく選
ストレートドロップアウトエンドよ
う す る に 長 距 離 を 走 る 自 転 車 に は、
あることは容易に想像がついた。よ
る時代で、意図的に採用したもので
ングサイズのロードエンドのスライ
車体自体もドロヨケとタイヤのク
リアランスが大きくとってあり、ロ
とが推測できた。
用自転車専用ロードエンドであるこ
ら、競技用ではなく正真正銘の旅行
で、後エンド同様キャリヤ用のダボ
れないではないか。無理やりレンチ
く走行ができない状態だ。
りもロードエンドの方がふさわしい
が一体構造となっていた。しかも驚
格的な旅行用自転車はストレートド
い。
そういえばその昔、旅行用自転車
が全盛だった頃、大手メーカーに鍛
とりあえずそのまま近くのガソリ
ン ス タ ン ド ま で 走 り、 大 き な モ ン
溝にドライバーを押し当て叩こうと
ということなのだろう。当然それ以
ド量にも十分対応していた。ようす
くことにハブシャフトをはめ込むス
思ってもフリーホイールをしっかり
「 旅 行 用 自 転 車 に こ そ、 ロ ー ド エ
ンドじゃないの……。そうすれば車
るにハブシャフトの位置を変えるこ
造ロードエンドを採用したトップエ
ない。ちょうどトラッ ク レ ー サ ー に
固定するバイスがなければそれも無
軸 の 位 置 を 変 え な が ら 前 後 1、2 段
外の部分もそんな発想が満載の自転
とを想定した設計だったということ
ンドクラスの本格キャンピング車が
乗っているような状態 だ 。 多 段 式 フ
理。フリーホイールをそのまま車輪
車で、今もなお名車として語り継が
ラブルが発生した時でも、なんとか
ところがだ、またここで問題が発
生する。旅行用自転車のエンドはス
リーホイールがなんと 多 段 式 固 定 ギ
に戻し、大きなサイクルショップが
ぐらいは変速ができたのに。
」
れている。
走ることができる機能を備えていた
トレートドロップアウトエンド。こ
ヤになってしまったの だ 。 と も か く
ある街まで走ることになった。ゆっ
そんなことを呟きながら、部品交
換ができるところまで、平らな道も
その名車に装着されていたのはス
ライド幅の大きい鍛造ロードエン
のだ。もちろんおしゃれにクリアラ
キーレンチを借りてフリーホイール
脚がペダルに回される 。
くりゆっくりペダルを止めないよう
ド。 エ ン ド 厚 は 7・5 ㎜ も あ り、 重
ンスを小さくしてしまってもドロヨ
を外す。ところがだ、その仕組みを
こうなると、心配なのが後変速機。
脚を止めようとすると チ ェ ー ン の 下
に。
装備のキャンピング車にも十分。競
ケステーの固定にダルマネジを使っ
リ ワ リ 幅 が φ 8 ㎜ で、 ク イ ッ ク レ
部が張り、変速機が前 方 へ 引 っ 張 り
ことになった。
技用のロードエンド同様アジャスト
ていれば何の問題もないわけだが。
リーズ式ハブが使えなかったことか
込まれる。偶然にもダ ブ ル テ ン シ ョ
しかし、油断をするとついペダル
を止めてしまう。そのたびに変速機
爪が折れてフリーホイールが固定
ギ ヤ の よ う に な る。 こ の ト ラ ブ ル
ビ ス を 備 え て い て 位 置 決 め も で き、
あった。もちろんストレートドロッ
ン式の変速機だったた め 、 チ ェ ー ン
は 大 き く 前 方 に 引 っ 張 り 込 ま れ る。
に は 多 く 見 舞 わ れ る。 そ の 他 転 倒
後変速機用のブラケットやキャリヤ
の自転車もまたご多分に漏れずそ
が思いっきり引っ張ら れ て も 、 変 速
そんなことを繰り返しているうちに
して後変速機を壊したりエンドのブ
用のダボまでも一体構造だった。も
見て思わず呆然としてしまった。な
機全体でチェーンの張 り を 吸 収 し て
脚 に フ ニ ャ ッ と し た 感 覚 を 覚 え た。
ラケットが折れてしまったりとい
プアウトエンドも普通に普及してい
くれるおかげでなんの 支 障 も な い の
なんか変だ。恐る恐る変速機を覗き
うこともある。こんな時に最後の手
れ。ロードエンドのようにチェーン
だが、これがもしシン グ ル テ ン シ ョ
込むと……。なんと変速機が前に倒
旅行用自転車にロードエンド。こ
れもまたありかもしれない。
んと専用工具がなければ蓋が開けら
ンの変速機だったらと 思 う と ぞ っ と
れ込んだままの状態となり、チェー
ちろんフロントエンドも同じく鍛造
であり、トランスミッション部にト
する。今頃、変速機が 大 破 し 、 エ ン
段となるのがこの方法。しかしスト
きつい登りもこの一枚のギヤで走る
ドブラケットがグンニ ャ リ 曲 が る と
ンがたるんでいるではないか。そう、
い き な り 脚 が 止 ま ら な く な っ た。
正確に言うとペダルの 回 転 が 止 ま ら
旅行用自転車に
ロードエンド?
いう最悪の事態を目の 前 に 呆 然 と し
8
旅行用自転車とは Ⅸ
1970年頃には既に和風ツーリン
これを典型的に伝えてくれていた
の が ウ エ ハ ラ さ ん と こ の 自 転 車 で、
うことになる。
ラブモデルという方向に進んだと言
ていない。つまりツーリング専用ク
マルチロール性というものは伝わっ
モデルにはストリップダウンによる
かったようだ。だから日本のクラブ
クリングというソフトは定着しな
愛おしいよね。
明期の香りが残ってるのだと思えば
シブイチだ。日本のサイクリング黎
英国風に見えなくもない。初期のク
バッグ装備ではあるものの何となく
クイックエースなんかも、フロント
アルプスのカタログにもクラブマ
ンエースが載っていたし、今見ると
簡素なものではない。
れていたから、フレームはそんなに
の
グクラブモデルの定型が完成してい
細いタイヤの自転車を何台も所有
して、今度はクラブモデル風のも欲
ク ラ ブ モ デ ル で あ っ た わ け で す ね。
ンしやすい高速型自転 車 が 英 国 流 の
あって、そのためのス ト リ ッ プ ダ ウ
んなで走って帰るという遊び方が
興じ、その後また元に 戻 し て か ら み
レースの練習やタイム ト ラ イ ア ル に
走って、そこでガード な ど を 外 し て
そもそも昔のイギリ ス の サ イ ク リ
ン グ ク ラ ブ で は、 集 団 で 郊 外 ま で
が今回のお話です。
本当にそうなんだろう か 、 と い う の
言われたりもするけれ ど 、 果 た し て
クラブモデルとは端 的 に 言 え ば 英
国風のスポルティフで あ る 、 な ん て
考慮したものだし、①と④と⑤は基
だ。③は泥除けとともに全天候性を
ドルバッグを取り付けるための工夫
て言及したいと思う。②は大きなサ
車輪については、どこかであらため
もう絶滅してしまった
柄な日本人に合わせたもので、今は
と言ったところだった。①と②は小
レームポンプ
⑤トップチューブ下に吊るしたフ
レシオ
④昔のロードレーサーばりのクロス
取り付け
③フォークへの砲弾型ヘッドランプ
取り付け
②上ブリッジ前側へのリヤブレーキ
だがどうだろう。体格のいい人なら
いな。つまりブルプロではなく、B
が、その鼻先はとんがっていて欲し
革サドルでなければならないのだ
個人的にはクラブモデル的な自転
車のキモがもう一つある。もちろん
使えない、キャパの小さなディレイ
きる。もちろんクロスレシオでしか
差をシンプルな外見で得ることがで
えば、広いレシオと細かいステップ
る。近年随分発達したハブギヤを使
イチ規格はまだ現役で頑張ってい
が 妥 当 な の だ ろ う け ど、
しめるに違いない。今なら700C
まで含めて勉強してみると、より楽
しいなって時に、前述のような背景
イックエーススーパーなんかは
た。その外見的特徴は、
まあディレイラーの普 及 以 前 、 ダ ブ
本的に舗装路主体ということだろ
スワローサドルも悪くないかもしれ
×1・1/4タイヤ
ルコグやハブギヤの時 代 の 話 で す 。
う。②の関係でブレーキワイヤーは
ない。
①
御存知のように日本 の サ イ ク リ ン
グは英国風で始まって 、 そ の 後 フ ラ
シートチューブを貫通しており、③
のシブ
ンス風に移行したのだ け れ ど 、 初 期
はちゃんとしたステーがロウ付けさ
のシブイチ
の段階でもあくまでも ツ ー リ ン グ が
ラーを使えるチャンスでもある。
27
ナローの方がカッコイイと思うの
10
26
主体で、そういう英国 風 ク ラ ブ サ イ
ク ラ ブ モ デ ル
17
26
26
RETRO CYCLES せんろくどう
●アルプスクラブモデル 550mm 緑 1987 年 700 × 23C・531SL+ コンチラグ一本巻ステー前後 1/3 他各所メッキ
スターメーアーチャー S5.1 ブルックス B15 ブルメル GB 他・新田眞志車・中古走行極少¥400000
●サンツアーサイクロン GT3 点セット新品箱入¥20000 ●サイクロン RD 黒新品元箱¥10000
●サンツアースプリント RD 新品¥6000 ●ザックスユーレージュビリーツーリング新品元箱¥12000
●三ヶ島ユニークトラック鉄新品¥12000 ●シルバンロード新品¥3000 ●ミルレモロードペダル新品¥10000
● CLB レーサー用レバー・チドリ & アウターストッパー付き新品¥10000 ●サルキーコンペレバー新品¥10000
●ダイヤワイマン #144 ワイヤー付き新品¥5000 ●マファックタンデム用ブレーキレバー 1 個パッド無し新品¥10000
●イデアル #39 新品¥6000 ● #41新品¥10000 ● #43 新品¥10000 ● #49 新品¥40000 ● #80 新品¥10000
●イデアル #90 軽合ベース黒サイン入りクリップ付き中古¥25000 ● #92 女性用中古黒 or 茶各¥15000
●現行ブルックス #17 ナロー新品・付属品無し¥10000 ●シュパーブプロロードヘッドセット BSC 新品¥10000
●三信プロ SFQR36H120mmBSC・Q シャフト無し新品¥10000 ●カンパレコードナロー前ハブ 32H 中古¥5000
●リジダ 650B32H22mm 幅・軽量 460g 台新品¥7000 ●日東軽合天返しステム NJS80mm 中古美品¥10000
●グランコンペ旧 #450 ローラーチドリ付き中古美品¥5000 ●カンパレコード 170mmBSC144 バフ加工中古¥15000
●コロラル小型ボトル・フレーム用ケージ付きシルバー新品¥10000 ● REG ボトル黄 / 水色・新品各¥5000
● ALE ボトル赤/白/黄緑/黄/ピンク/オレンジ新品各¥5000 ● OGK ボトル REG コピー白メッキケージ付き¥3000
※委託販売・買い取りもいたします。お気軽に御連絡ください。
※価格は消費税込み、フレームサイズは芯−トップ、ハンドルは芯−芯の表示です。
※当店は古物商です。全ての商品は現状渡しとなりますので、極力、現物を確認の上で御購入下さい。
※営業時間 9:30 〜 18:30 ※不定休につき、遠来の方は予め御連絡くだされば幸いです。
〒 384-0801 長野県小諸市甲 1457-12 Tel&Fax 0267-22-4006
11
SETAGAYA HASEGAWA JITENSHA パート 1
自転車による旅。この最高のジャンルに、
旅人をサポートするコーナーを充実して!
バッグ
A4
E印
A2
E印
A3
E印
A 812 GW
A 811 R.S
A 592 オーストリッチ
A 824 オーストリッチ
A 825 オーストリッチ
A 217 ジルベルソー
A 823 ドイター
キャリア
フロントバッグ・小型(ブラック・ホワイト)1 ヶ
フロントバッグ・大型(ブラック)
1ヶ
フロントバッグ・中型(ブラック)
1ヶ
フロントバッグ(レストア、ブラック) 1 ヶ
サドルバッグ(コットン・高級)
1ヶ
大型フロントバッグ(黒、濃ブルー、ベージュ)1 ヶ
小型フロント・サドルバッグ(ブラック、グリーン)1 ヶ
中型フロントバッグ(白、Q バージョン加工) 1 ヶ
フロントバッグ(中型、グレー)
1ヶ
フロントバッグ(ブラック、リクセン対応)1 ヶ
¥6,800
¥9,500
¥7,800
¥13,000
¥9,500
¥12,800
¥4,100
¥6,800
¥37,800
¥9,000
A 363 ジルベルソー
A 826 ソローニュ
A 365 ディズナ
A 809 ニットー
A 814 ニットー
A 364 ニットー
A 827 ニットー
グランボア
グランボア
グランボア
グランボア
ホンジョ
ホンジョ
ホンジョ
ホンジョ
ホンジョ
ホンジョ
¥6,000
¥4,000
¥4,800
¥7,850
¥21,250
¥21,250
¥8,500
キャンピー新型はカンチ台座への取付部が可動式になり、キャリア装
着が非常に楽になりました。
マッドガード
A 373
A 484
A 815
A 816
A 377
A 375
A 376
A 372
A 381
A 195
強力サドルバッグサポーター
1ヶ
サドルバッグサポーター
1ヶ
クラウドリアキャリア(どのブレーキにも付く) 1 ヶ
カンチ用フロントキャリア
1ヶ
キャンピー フロントキャリア
1ヶ
キャンピー リアキャリア
1ヶ
フロントキャリア(どのブレーキにも付く) 1 ヶ
現在、空前のアメリカのランドナーブームで、キャリアが不足気味で
GB650ML(亀甲型・キャンピング)幅 60mm 1s
H47C 亀甲(ランドナー)幅 50mm1s
H79-26N(両端凹・キャンピング)幅 58mm
1s
H80(丸型・キャンピング)幅 60mm 1s
H27-700CN(亀甲型・スポルティーフ)幅 34mm1s
H29-26N(マビック型・軽ランドナー)幅 43mm 1s
H29-27N(マビック型・スポルティーフ)幅 43mm 1s
H 40-26N(丸型・ランドナー)幅 47mm 1s
ガードフラップ
1枚
マッドガード取付吊上げ金具(各サイズ)1 ヶ
すが、できる限り揃えていきたいと思います。 車種、旅行方法に合
¥12,960
¥10,580
¥10,580
¥9,720
¥8,500
¥6,800
¥6,800
¥6,500
¥750
¥300
わせ、取り付けています。
ツーリングシューズ
A 619
A 620
A 114
三ヶ島
三ヶ島
ルノン
革付きトークリップ(S、M、L)
1P
革付きトークリップ・ディープ
(S、
M、
L)
1P
ヴィンテージクラシック(フラットソール) 1P
¥2,250
¥2,450
¥21,600
40(24.5)
、41(25.5)
、42(26.5)
、43(27.5)
、44(28.5)
底はフラットでノンビンディング派の絶対の支持を得ている良質のレ
ザーを素材としたシューズです。靴の保護のため革付きトークリップも
タイヤ
販売しています。
書籍
このミシュラン・ワールドツアーの 35B(650)のタイヤはランドナー
の基本サイズです。悪路 OK のアメサイド。グランボアは A120 以外、
折りたたみ。
A 120
A 101
A 105
A 103
A 107
グランボア
グランボア
グランボア
グランボア
ミシュラン
650 × 32B(アメ黒)
1本
650 × 32B(オープン・フォールディング)1 本
650 × 36B(オープン・フォールディング)1 本
650 × 42B(オープン・黒、白、赤)
1本
650 × 35B(アメ黒)
1P
¥3,670
¥4,320
¥4,320
¥4,750
¥3,400
A 347
A 348
12
ニューサイクリング70 年代読本
1冊
ニューサイクリングディレイラーコレクション '81 復刻改訂版 1 冊
¥3,500
¥3,250
SETAGAYA HASEGAWA JITENSHA パート 2
TA cyclotouriste
A 312
A 313
A 828
A 317
A 497
A 496
A 316
A 314
A 315
A 829
JA
JA
TA
TA
TA
TA
TA
TA
TA
ストロングライト
TA 用クランク抜き工具
1ヶ
ストロングライト用クランク抜き工具 1 ヶ
BB ワン
1P
ツーリスト・アウターリング
1ヶ
ツーリスト・インナーリング(40T 以下)
1ヶ
ツーリスト・インナーリング(42T) 1 ヶ
ツーリスト・クランク(165、167.5mm)1P
ツーリスト・ダブル・フルセット
(BBなし)
1s
ツーリスト・トリプル・フルセット(BB なし)1s
純正クランク抜き工具
1ヶ
E印
A 22
A 28
A 27
A 23
A 24
¥3,900
¥4,100
¥6,000
¥5,200
¥4,300
¥4,800
¥24,000
¥39,300
¥45,600
¥5,200
E印
E印
E印
E印
E印
1ヶ
1ヶ
1ヶ
1ヶ
1ヶ
¥4,800
¥6,000
¥3,200
¥4,000
¥4,800
サイドプルブレーキ本体
1P
シートピン
1本
650A(角型・シルバー)
・36H
1P
700C(角型・シルバー)
・36H
1P
エクスカージョン 700C・WO32H(シルバー)1P
エクスカージョン 700C・WO36H(ブラック)1P
シリカ用二股スチールアダプター
1ヶ
革ストラップ(茶・白・黒)
1P
ルートレジェ超旧型 RD
1ヶ
角型テールライト・ガラス(プラ)のみ 1 ヶ
角型ヘッド付ブロックダイナモ
1ヶ
アルミニップル(フランスネジ)
1s
49D・170mmレストア+TAリング49x42x33(BBなし)1s
鉄トークリップ(S-M、L-XL)
1P
ソービッツ丸頭ヘッド用スペアレンズ 1 ヶ
アルミ・バーエンド
1P
アウターカバー(黒)
1ヶ
コンペ・センタープル本体(新) 1s
ブレーキレバー用半パッド(黒)
1P
前後アウター受(BSC に改造) 1P
スポーク(各サイズ)
1s
26" センタープルセット(黒ラベル) 1P
X 型ブレーキゴムセット・黒
4ヶ
¥2,800
¥1,000
¥8,500
¥8,500
¥10,200
¥12,000
¥3,500
¥1,400
¥15,000
¥200
¥7,000
¥2,000
¥49,000
¥1,800
¥5,700
¥1,400
¥100
¥10,000
¥2,900
¥800
¥4,500
¥4,500
¥800
アルミ削り出しリフレクター 50mm
アルミ削り出しテールランプ
アルミ削り出しリフレクター 32mm
アルミ削り出しリフレクター 35mm
アルミ削り出しリフレクター 40mm
グッドコレクション
グッドセレクト
A 838
A 128 イズミ
A 129 イズミ
A 832 国産
A 835 国産
A 120-5 サカエ
A 467 シマノ
A 831 シマノ
A 830 シマノ
A 120-3 スギノ
A 834 スギノ
A 833 スギノ
A 590 ダイヤコンペ
A 751 ダイヤコンペ
A 148 ダイヤコンペ
A 187 タンゲ
A 837
A 119 ノートン
A 665 パークツール
A 146-1 パークツール
A 146-2 パークツール
A 146-3 パークツール
A 190 ホシ
A 836 三ヶ島
ハンドルバーボトルケージ用バンド(鉄製)1P
ブラック・外装チェーン(5s、6s) 1 本
メッキ・外装チェーン(5s、6s) 1 本
クランクピン
1本
アウターセット
1s
シートピラー(26.8)
1本
デュラエース変速 3 点セット
(RD のみレストア)1s
バー用旧型シングルレバー
1ヶ
ハンドルバーコントロール用ワイヤー 1 本
マイティ・シートピラー(26.8)
1本
クランクキャップ・赤
1P
メッキフィキシングボルト
1P
ENE・W レバー
1P
アジャスト付ドロップレバー
1P
滑車チドリ
1ヶ
RB-661C 輪行用ヘッドセット
1s
下記ボトルに合うケージ
1ヶ
ステンレス・ツーリング用ボトル
1ヶ
フリー抜き(アトム・レジナ用)
1ヶ
フリー抜き(サンツアー用・2 ノッチ)1 ヶ
フリー抜き(サンツアー用・4 ノッチ)1 ヶ
フリー抜き(シマノ・IRD)
1ヶ
ステンスポーク(# 14 ストレート)283、2881s
ペダルスピン
1P
¥800
¥1,150
¥1,970
¥300
¥350
¥4,800
¥33,000
¥1,260
¥350
¥8,000
¥1,900
¥1,000
¥3,465
¥3,000
¥800
¥1,200
¥700
¥8,000
¥1,080
¥1,510
¥1,930
¥1,100
¥3,800
¥700
A 409 CLB
A 840 TA
A 279-1 アンブロシオ
A 279-2 アンブロシオ
A 692 アンブロシオ
A 693 アンブロシオ
A 843 カンパニョーロ
A 267 クリストフ
A 844 サンプレ
A 842 シビエ
A 269-1 シビエ
A 287 シレーダー
A 568 ストロングライト
A 266 ゼファール
A 661 ソービッツ
A 841 ディズナ
A 839 プロマックス
A 323 マファック
A 684 マファック
A 328 マファック
A 286 ロベルジェル
A 256 ワインマン
A 218 ワインマン
13
SETAGAYA HASEGAWA JITENSHA パート 3
E 印 転がる輪行袋「クルクル」
本当は一番良いサイクルケース。
◎転がしている時以外はチャックで密封して下さい。エスカレーター、エレベーターはショルダーベル
トが付いているので、かついで下さい。
A1
実演販売中!
E印
転がる輪行袋「クルクル」(濃紺) 1 ヶ
フレームカバー付
¥15,500
Cyclo Tourisimo
社会は自転車がゆっくり走ること
を望んでいる。
「夏はクルクルの季節」と言われます。ロングツアーが多く、荷物が
大きく、リアキャリア装備車が増えますが、「クルクル」ならリアキャリ
アをはずさないでも袋に収納できるからそう言われるのでしょう。かつぐ
自転車旅行の歴史は英国から始まった。そのとき、山も奥に入ると
時間が少なく、袋が転がるため他の荷物を持っていても移動に利便
危険があり、高貴な方はゆっくり走る自転車の旅が最もよいとされて
性を発揮している、厚手の本格的製品です。
いた。
現在、サイクルツーリングが復活しているが、全く違った目的のロード
バイクや MTB の完成車、パーツによる、ただ「流行している」から
裏ですが当店の敷地内に一台駐車できます。近くにコインパーキ
だけの車種や、輪行もできない旅行車より、真のツーリストが多く冒
ングあり、 案内します。
されている。自転車競技の選手以外は、安全にゆっくり走るのが自
転車の良さであることを言いたい。
【通信販売】往復ハガキで購入予定商品の商品名・番号
と数量をお知らせ下さい。運賃(包装代を含む)をお知
らせします。商品価格、送料の合計を現金書留で送っ
て下さい(当店は総額表示で、一部を除いて消費税は
いりません)
。
ランドナーパーツ専門店
SET AG AYA
長谷川自転車商会
〒 154-0017 東京都世田谷区世田谷 1-45-5
TEL.03(3420)3365 月曜・木曜定休
14
ツーリングの世界が、浅草にもあります。
〒 111- 0035
東京都台東区西浅草 3 -2-7-102
TEL&FAX.03 - 6802-7670
12:00 -19:00(火・水・7 月休)
www.velo-apres.com
ポリージャポン 2016
今年も恒例のポリージャポンが開催されます。場所は例年通り安曇野のリゾートハウス、クラーレット。
コンクールデレガンスのテーマは 「自慢やアピールのできる自転車」 です。新規参入者歓迎です!
日 時● 2016 年 10 月 15(土)〜 16 日(日)
場 所●長野県安曇野市・リゾートハウス・クラーレット
コンクールデレガンスのテーマ●自慢やアピールのできる自転車(車種年式不問のレストア部門も
例年通りあり)
問合せ● RETROCYCLES 浅麓堂 中堀まで
サイクルフィールド
2016 年 10 月号
平成 28 年 9 月 20 日発行
この PDF は、A4 でプリントアウトすることができるように制作しています。
●
紀行、メカ考察、口絵写真等の投稿をお待ちしております。
メーカー、卸商、小売店さんなどで、広告出稿をお考えの方は、以下までご連絡下さい。
紀行文等の投稿はテキストファイル(.txt の拡張子)でのみ、添付画像は jpeg ファイル(.jpg の拡張子)でのみ受け付けます。
また、投稿はこちらの判断により校正、短縮等の若干の改変を受けることがあります。予めご了承下さい。
●お問い合わせ
[email protected]
無断転載・複製を禁じます。© 有限会社大前事務所
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