2020年に向けた世田谷区の取組み 〜東京2020大会後を見据えて〜 (素案) 東京2020オリンピック・パラリンピック 競技大会(以下「東京2020大会」という。)は 区が大きく発展するチャンスです。大会を絶 好の機会と捉え、2020年に向けて様々な分 野から取組みを進めていくことで、世田谷区 の将来に、価値ある多くの財産を残していく ことができます。 また、区民一人ひとりにとって東京2020 大会が素晴らしい大会となり、かけがえのな い記憶として後世に引き継いでいく必要があ ります。そのためには、多くの区民が東京 2020大会に様々な形で携わり、大会の当事 者となることが大切です。 世田谷区では、2020年までの限られた時 間の中で、区として必要な取組みを効率的か つ効果的に進め、大会を契機として、区民に とって、そして世田谷区にとって、多くのレ ガシーを創出していきます。 目 的 Ⅰ.区民が主役となる取組みを進めます Ⅱ.オール世田谷で取組みを進めます Ⅲ.レガシーを創出するための取組みを進めます 3つの視点 1 2 3 東京2020大会を「契機」として捉え、 大会後のレガシー創出を見据えたものとします。 馬事公苑がオリンピック・パラリンピックの 馬術競技会場に決定していることを踏まえたものとします。 世田谷区がアメリカ選手団のキャンプ地に 決定していることを踏まえたものとします。 概 要 版 2016年8月 世田谷区 ●世田谷区の取組み テーマ 1 世田谷の魅力あるまちづくりを進めるとともに、 国内外にその魅力を発信していきます 東京2020大会は、多くの外国人観光客や日本人観光客に世田谷を訪れていただき、世田谷を知っていただく大きな チャンスとなります。観光しやすい環境の整備や安全・安心の街づくりを進めるとともに、国内外に対する積極的なPR 活動を行い、何度も世田谷を訪れたいと思っていただけるような、魅力あふれるまちづくりを進めていきます。 方向性 テーマ 2 1 2 3 テーマ 3 テーマ 4 テーマ 6 方向性 テーマ 7 日本人と外国人が地域で助け合い、支えあえる関係を築きます 国内外の自治体などとの連携・交流を推進・加速します 1 2 あらゆる人が文化・芸術に触れることができる環境を整備します 世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に発信します 環境に配慮した持続可能なライフスタイルの実現により、 豊かな生活環境を次世代に引き継いでいきます 自然エネルギーや次世代エネルギーの活用、ごみ発生の抑制などを進め、環境に配慮した持続可能な社会をつくりあげて いくことが大切です。2020年を一つの契機として、自分たちが暮らす世田谷の環境について考え、豊かな生活環境の実 現に向けたライフスタイルへの転換など、未来に向けてアクションを起こしていきます。さらに、生物多様性に配慮した 自然の保全・再生を進め、自然と人々が共存し、豊かな環境で暮らすことのできる世田谷をつくりあげていきます。 世田谷らしい“おもてなし”を演出します 方向性 大会を契機として平和の尊さを啓発します テーマ 8 1 2 持続可能な都市の実現のための環境対策を推進します 環境に関する情報発信を行い世田谷の安全・安心な環境を PR します 多様性を尊重する共生社会づくりを進めます 地域や学校で障害のある人とない人が出会い、ともに過ごす時間を通じて、障害について理解する機会を持つことがで きるように努めていきます。様々な交流機会を創出し、外国人との交流などを通して、特に子どもたちが国際理解を学 ぶことができる取組みを進めていきます。さらに、子どもたちが異文化や人権などについて学ぶとともに、自国の文化 についても深く理解し、未来の共生社会の担い手となるようオリンピック・パラリンピック教育を推進していきます。 区民の生涯スポーツを推進します スポーツの場を整備します 外国人及び外国人とつながりのある方々の生活課題の解消を図ります 世田谷には、文化施設をはじめとして、数多くの文化財や歴史的資産、緑あふれる豊かな自然、近代建築など、数多く の文化資源があります。また、区民の文化・芸術に関する興味・関心も高く、個人や団体による様々な活動が行われて います。これらの世田谷にある財産を活用し、区民がより一層文化・芸術に親しみ、楽しむことのできる環境づくりを 進めていくとともに、世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に向けて発信していきます。 区民とともに大会を盛り上げていきます 地域スポーツの振興を図っていきます 1 2 3 文化・芸術の力で心豊かに暮らせる環境づくりを進めます アメリカ選手団のキャンプを選手と区民にとってかけがえのない財産とします 区民が生涯を通じて身近な地域で「いつでも」 「どこでも」 「だれでも」 「いつまでも」気軽にスポーツ・レクリエーショ ンに親しみ、楽しむことのできる生涯スポーツ社会の実現をめざしていきます。成人の週一回以上のスポーツ実施率 65%以上を目標として、スポーツの場の整備を進めるとともに、子どもから高齢者まで、また障害があっても、スポー ツに親しみ、楽しむことのできる環境をつくっていきます。 方向性 方向性 馬事公苑がある地元自治体としての役割を積極的に果たしていきます いつでも、だれでもスポーツに親しみ、 いつまでも健康に過ごしていける社会を実現します 1 2 3 外国人や外国人とつながりのある区民の方々が希望をもって暮らすことのできる環境を整備するとともに、日本人と外 国人が地域で助け合い、支えあえる関係を築いていきます。また、外国人の生活環境の整備、多文化共生社会の実現に 必要な基盤として、国内外の自治体同士、住民同士で互いに信頼関係を構築していきます。 大蔵運動公園を誰もが訪れたいと思える施設にします 様々な気運醸成のイベントを開催するとともに、東京都のイベントなども活用し、区民が大会を身近に感じることので きる環境を提供していきます。また、国内外から訪れる方々に、世田谷ならではの「おもてなし」を提供し、世田谷の魅 力を堪能していただけるように、区民ボランティアの育成などを進めていきます。さらに、大会を契機として、区民の 皆さんが「平和」について考え、学ぶことができるように、啓発活動を行っていきます。 方向性 誰もが言葉や文化の違いを越えて認め合い、 つながることのできる社会を実現します 国内外に対して積極的な PR 活動を行います 大会を盛り上げるとともに、平和の尊さを啓発していきます 1 2 3 5 区民の視点を踏まえた安全・安心の街づくりを推進します 東京2020大会を成功に導くため、地元自治体としての役割を積極的に果たしていきます。また、アメリカ選手団が大会 で最高のパフォーマンスを発揮し、選手一人ひとりにとって充実した大会となるようサポートしていくとともに、キャ ンプを契機として、区民のさらなるスポーツへの参加の推進や興味・関心の向上、国際理解や障害(者)理解の推進、子 どもたちの夢や希望の創出を図っていきます。 方向性 テーマ 観光、スポーツ、国際、文化・芸術、環境、福祉、教育などの観点を踏まえ、 8つのテーマと取組みの方向性を示しています。 2020年に向けて、各テーマに沿った取組みを進めていきます。 世田谷を国内外から訪れたくなる観光のまちにします 馬術競技の開催やアメリカ選手団のキャンプの足跡を 区民の貴重な財産として未来に引き継ぎます 1 2 3 テーマ と 方向性 方向性 1 障害のある人もない人も互いに尊重し支えあう共生社会を めざします 2 未来を担う子どもたちを育て共生社会を実現します 世 田 谷 区 と 東 京 2020 大 会 2020年に世田谷区では、 馬術競技の開催とアメリカ合衆国の 選手団のキャンプが予定されています。 馬術競技の開催 JRA馬事公苑(世田谷区上用賀2-1-1)で オリンピック・パラリンピックの馬術 競技が開催されます。 アメリカ合衆国の 選手団のキャンプ実施 オリンピック大会期間中に世田谷区立 大蔵運動場(世田谷区大蔵4-6-1)及び 大蔵第二運動場(世田谷区大蔵4-7-1) で、アメリカ合衆国の選手団がキャン オリンピック ● 馬場馬術 ● 障害馬術 ● 総合馬術* プを実施します。 今回のアメリカ合衆国のキャンプは、 選手が選手村に入ってから、大会期間 中のコンディショニングなどを目的に 実施するものです。 パラリンピック ● 馬術 *クロスカントリーは海の森公園で実施 レガシーとは … 国際オリンピック委員会が定めたオリンピック憲章には、「オリンピッ ク競技大会の有益な遺産(=レガシー)を、開催国と開催都市が引き継ぐ よう奨励する」と記載されています。区では、東京2020大会を契機とし て、スポーツや文化、教育などの様々な分野で残っていく有形・無形の 遺産のことを「レガシー」と捉えています。例えば、大会を契機に「区民の スポーツ実施率が向上した」、 「ボランティア活動をする区民が増えた」、 「子どもたちの国際理解が進んだ」といったことがレガシーとして挙げら れます。 2020年に向けた世田谷区の取組み ~東京2020大会後を見据えて~(素案) 〔概要版〕 世田谷区スポーツ推進担当部 オリンピック・パラリンピック担当課 電話:03-5432-2743 FAX:03-5432-3080
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