ISSN 0286-8474 NO口 口口Bも 町 コ」ェ i: 277 ≧ ン ン 雫:TT'W 理 El 口 ' 雫 要 報梱淑 日本旅客船協会 (」 apan Passengerboat Associatton) 弟 争 ザ・ シツプ ・ オブ ・ イヤーにみる 旅客 船の進歩 : 池田 良穂 暑 悲 ガ 町 郷 o整 題 盛 郷 が 告 f 昏 , に進 出 し て、 世 界 のラグジ ュアリ ー ・マー ケ ッ モ ニー﹂ が受 賞 し た 。 日本 郵 船 が ク ルーズ事 業 所 で建 造 さ れた ク ルーズ 客 船 ﹁ク リ スタ ル ・ハー 第 1回 は、 1 9 9 0年 で三菱 重 工 の長 崎 造 船 第 1回 は ク リ スタ ル ・ハー モ ニー 的 進 歩 の軌 跡 を 追 ってみた い。 いた客 船 と いう 視 点 か ら 、 日本 の旅 客 船 の技 術 今 回 は、 こ のシ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤー に輝 の動向 に は毎 年 注 目 し て いる。 シ ツプ 。オブ ・ザ ・イ ヤ ー に関 係 し た ので、 そ 担 当 副会 長 と し て いて、 あ し か け 4年 間 、 こ の 筆者も 、 一時 、 同学 会 の広 報 担 当 理事 、 広 報 年 に 日本 で建 造 さ れ た 船 舶 の中 か ら 、 技 術 的 、 , ヤ宮 暑 舌 書 魯 豊 督 一一 造船 工学 分 野 の学 術 団 体 であ る 日本 船 舶 海 洋 工 有雷 、一i写 岳 ︼一 こ の恒 例 の ﹁シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー﹂ は、 いら れ て いる こと が評 価 さ れ た 。 設 備 の振 動 の低 減 等 にも 優 れ た 最 先 端 技 術 が 用 ス テ ムを 採 用 し た と いう 優 れも の。 さ ら に客室 わ せ て航 海 中 の エネ ルギ ー消 費 を 最 小 にす る シ し た ブ ー スタ ー機 能 を も た せ て、 速 力 変 動 に合 の2機 2軸 の推 進 シ ス テ ム に、 軸 発 電 機 を 活 用 エネ ルギ ーを 大 幅 に削 減 し た だ け でな く 、従 来 車 両 搭 載 数 の増 加 に伴 う 車 両 1台 当 た り の輸 送 下 関 造 船 所 で建 造 さ れ た 両 船 は 、 大 型 化 に よ る 2 0 1 5年 の建 造 船 だ か ら であ る。 三菱 重 工 の 表 彰 な の に 2 0 1 5 年 な の は、 表 彰 対 象 が 2 0 1 5 の表 彰 式 があ り 、 栄 え あ る 2 0 1 5年 会 、 西部 造船 会 が統 合 し て設 立 ︶ が、 毎 年 、前 学会 ︵ 本 部 中東 京 、 日本 造 船 学 会 、 関 西造船 協 “ 社 会 的 に価 値 あ るも のを 選 ん で表 彰 し て いるも ・ 雷 シ ップ 。オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー に阪 九 フ ェリ ー の新 十 一亨 イ ヤ 一 ヤ モ 半一 今年の受賞船「いずみ」 6回 日と な る。 の で、 今 年 が 2 去 る 7 月 7 日、 シ ップ 。オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー はじめ に 論説 造 船 ﹁いず み﹂ と ﹁ひび き ﹂ が輝 いた 。今 年 の 一 号 妥 大阪府立大学 21世 紀 科学研究機構特認教授 準 対 常 郎 摩 溺 輝 卿 チ ルーズ 客 船 を 使 った ブ テ ィ ック ・ク ルーズ が伸 デ ル の転 換 が は か ら れ 、 小 型 の高 級 感 溢 れ る ク ライ ンが苦 戦 し て いた 。 こ のた め、 ビ ジ ネ ス モ し て いた キ ュナ ー ド社 や ロイ ヤ ル ・ バイ キ ング ・ ク ルーズ のよう に急 成 長 は望 めず 、 そ こ に君臨 ケ ット は、 いわ ゆ る 一般 大 衆 を 対象 と し た 現代 の第 1船 であ った 。当 時 の ラグ ジ ェアリ ー ・マー ズ 運航 会 社 であ る ク リ スタ ル ・ク ルーズ のた め 卜を タ ー ゲ ットと し て、 北 米 に設 立 した ク ルー て いる。 世 界 のラグジ ェアリ ー ・ク ルーズ か ら は撤 退 し 港 のゲ ン テ ィ ン ・ ク ルーズ のグ ループ に売 却 し 、 日本部 船 は ク リ スタ ル ・ク ルーズ を 、 昨 年 、 香 在 は ﹁飛 鳥 Ⅱ﹂ と し て活 躍 し て いる。 た だ し 、 そ の後 、 同船 は 日本 の マー ケ ット に戻 り 、 現 0年 以 上 にも わ た り 君 臨 す る こと と な った 。 で、2 成 功 を 収 め てこ の ラグジ ュアリ ー ・マー ケ ット リ ー ・ク ル ーズ の世 界 に 飛 び 込 ん だ 。 そ し て、 高 級 ク ルーズ 客 船 を 建 造 し て、 こ の ラグジ ュア 船 は大阪 湾 航 路 、 瀬 戸内 海 航 路 で高 速 旅客 船 と に基 づ いて実 験 結 と し て建 造 さ れ、 そ の後 、 同 船 で、 当 時 の東 京 大 学 の官 田教 授 の アイ デ ィ ア し て いる。 同船 は非 常 に細 長 い船 体 を し た双 胴 し た ﹁と ら いでんと ﹂ は実 験 船 であ つた が、 そ 間 が半 減 す るか ら メ リ ット が大 き か った。受 賞 で こ なす こと が でき 、 利 用者 にと つても 所 要 時 使う と 、 在 来 型 フ ェリ ー の2隻 分 の仕 事 が 1隻 州 の各 航 路 で活 躍 し て、 そ の性 能 のよ さ に注 目 アシ ング型 高 速 カ ー フ ェリ ーが 開発 さ れ て、 欧 1 9 9 0年 にオ ー スト ラリ アで 4 7 mウ エ︲ブピ が 、 同 船 は シ ップ ロオ ブ ・ザ ・イ ヤ ー は受 賞 し 本 で唯 一の国 産 高 速 カ ー フ ェリ ー の成 功事 例 だ 現在 も 熊 本 ∼島 原 間 の航 路 で活 躍 し て いる。 日 1 9 9 4年 の受 賞 船 は、 オ ー スト ラ リ アで開 て いな い。 航 空 機 のよう な効 率 的 な オ ペレ ー シ ョンを し て が集 ま って いた。 特 に 比 較 的 短 距 離 の航 路 に、 フ エリ ー ﹁オ ー シ ャ ン ・ア ロー﹂ と し て開花 し、 の後 、 そ の技 術 は熊 本 フ ェリ ー の高 速 旅 客 カ ー 実験船「 とらいでん と」は、今 も瀬戸内海で活躍 している。 し て稼 働 し て いる。 建 造 当 時 は、 高 速 カ ー フ ェ リ ー が 世 界 的 に 普 及 し 始 め て い た 時 代 で、 し た双 胴 の高 速 旅 客 船 ﹁ と ら いでんと ﹂ が受 賞 まず 、 1 9 9 2年 には 石 川島 播 磨 重 工 が 開発 賞 が相 次 いだ 。 1 9 9 2∼ 2 0 0 4年 に は、 高 速 旅 客 船 の受 高 速 カ ー フ エリ ー が 相 次 いで受 賞 び つ つあ つた 時 代 であ った が 、 ク リ スタ ル ・ク ルーズ は 5万 総 ト ンと いう 当 時 と し ては大 型 の 。 長llaで 臓装中の「クリスタル・ハーモニー」 シップ 。オブ・ザ・イヤー受賞第 1船 。 一 高速 カ ー フ エリ ー であ る。 当 時 は、 オ ー スト ラ リ アで開発 さ れた 双 胴 型高 速 カ ー フ エリ ーと 共 に、 イ タ リ ア等 で 開 発 さ れ た 単 胴 型 高 速 カ ー フ エリ ー が、 お 互 いにそ の技 術 的 メリ ットと デ メリ ットを 巡 つてデ ッド ヒー トを 繰 り 広 げ て い た。 三菱 重 工 の下関造 船 所 は、魚 雷 艇 には じま る 長 年 の高 速 艦 艇 の建 造 技 術 の蓄 積 を 駆 使 し て、 単 胴 の高速 カ ー フ ェリ ーを 開 発 し た。 し か に よ る 人幡 浜 ∼ 臼 杵 航 路 に投 入 さ れ た が、 海岸 でき る点 が 売 り であ った 。 九 四 フ ェリ ー の運航 ルミ製 の双 胴船 で、 ト ラ ック等 の重 量 車 も 搭載 造 船 所 で建 造 さ れ た ﹁は や がさ ﹂ であ つた。 ア リ ー の コンセプ ト に基 づ いて、 川崎 重 工 の神 戸 発 さ れ た ウ エー ブ ピ アシ ング型 超 高 速 カ ー フ エ ジ ュー ル保 持 を 求 め ら れ る た め 非 常 に 大 き な 時 間余 り と 短 か つた た め 、 荒 天 にお いても スケ を 可能 にし た。 た だ し 、 両 港 で の停 泊 時 間 は 3 でき る よう にし て、 2隻 で のデイ リ ー サ ービ ス の大 型 高 速 カ ー フ ェリ ーを 投 入 し、 1泊 で到着 0 ノ ット ビ スが行 わ れ て いた。 こ こ に最 高 速 力 3 では 2泊 3 日を 要 し て、 3隻 で のデイ リ ーサ ー 航 航 路 は 、敦 賀 ∼ 小樽 航 路 で、在 来 型 フ ェリ ー 動 す るプ ロペ ラ の後 部 に、 電動 で舵 の役 割 も 呆 テ ムにあ った 。 す な わ ち 、 デ ィー ゼ ル機 関 で駆 いる。 こ の船 の受 賞 は 、 そ の画 期 的 な推 進 シ ス 僚船 ﹁ あ か しあ ﹂ と デイ リ ー サ ービ スを行 って て いる。 就 航 す る のは舞 続 と 小 樽 間 の航 路 で、 ま な す ﹂ が シ ツプ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ーを 受 賞 し 菱 重 工 の長 崎 造 船所 で建 造 さ れ 、そ の1隻 の﹁は 0 ノ ット の高 速 カ ー フ ェリー が 三 に、 航 海 述力 3 2 0 0 4年 には、 同 じ 新 日本 海 フ エリー向 け 一 nT 一 し 、荒 れ る津 軽 海 岐 で の運航 は難 しく 、 こち ら も 撤 退 に追 い込 ま れた 。 高 速 長 距離 カ ー フ エリ ー の登 場 1 9 9 6年 の シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー は、 石 川島 播 磨 重 工 で建 造 さ れ た新 日本 海 フ エリ ー 線 に到 達 す る引 き 波 の問 題 と 、 規 制 問 題 で高 速 シ ー マージ ンを と ると いう 過酷 な 設 計 条 件 のも た す ポ ッド推 進 器 を 設 置 し て、 2 つのプ ロペ ラ た。 カ ー フ ェリ ー に 適 し た 効 率 的 な 運 航 が でき な と で の船 型 開発 が行 わ れ た。 同船 の成 功 を き っ を 逆 回転 さ せ る こと で 2重 反転 プ ロペ ラと し て の ﹁ す ず ら ん﹂ と ﹁ す いせ ん﹂ が受 賞 し た。 就 1 9 9 6年 の受 賞 船 ﹁ゆ に こ ん﹂ は、 青 函航 8 ∼ 0 ノ ット の大 型旅 客 かけ にし て、欧 州 でも 2 3 効 率 を 向 上 さ せ た。 か つた こと から 撤 退 を余 儀 なく さ れた 。 路 の高 速 化 の中 で導 入 さ れ た ジ エツト フオイ ル カ ー フ エリ ー が 続 々と 建 造 さ れ る こ と と な つ 30ノ ット級の大型高速フェリー「すいせん」 の代 替 と し て東 日 本 フ エリ ー向 け に建 造 さ れた トラックも運べる高速カー7ェ リーとして期待を集めた「はやぶさ」 =二 善 斉 3ゴ ニ耳 輸 出 カ ー フ ェリ ー の受 賞 で使 わ れ て いた か ら だ 。 今 では乗 用車 し か積 ま カ ー フ エリーと いう 言 葉 は ド ー バ ー海 峡 航 路等 し た 6版 では これ を 正 し て いる。 イ ギ リ ス でも で記 さ れ て いた が 、筆 者 が海事 関 係 部 分 を 担 当 ら ば あ ﹂ の2隻 の客 船 が、 シ ップ ・オ ブ ・ザ ・ ぐ る体 制 が でき た 。 こ の年 には、﹁はま な す ﹂と ﹁ 複 数 の船 が シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー に選 ば れ た か に聞 いて いる。 こう し て 1隻 だ け でな く 、 かと 聞 いて いる よう なも の﹂ と いう 発 言 も あ っ ﹁ぐ ら ば あ ﹂ は、 ア ル ミ製 の双 胴 船 で、 長 崎 な い フ ェリ ー は 少 な い の で、 正 確 な 意 味 で の だ け でな く 非 英 語 国 では次 第 に ロパ ック スと 共 港 と 三菱 重 工 の香 焼 工場 を 結 ぶ社 員 輸 送 のた め イ ヤ ーと そ の準 賞 に輝 いた。 に、 ト ラ ック等 を 積 載 す る フ ェリ ー に 対 し て の通 勤 船 と し て瀬 戸 内 ク ラ フト で建 造 さ れ た ﹁カ ー フ ェリ ー﹂ は 少 な いこと に な る が、 日 本 カ ー フ エリ ーと呼 ぶ こと も 多 く な り つ つあ る。 小 型 船 は そ の船 速 が低 く ても 、 発 生 す る波 を 支 6 ノ ット と 決 し て高 速 では な い。 し か し、 がヽ ・ オブ ・ザ ・イ ヤ ー の準 賞 に、輸 出 船 の ロパ ック 配 す る フルード 数 と いう 数 字 が高 く な り 、 相 対 前 置 き が長 く な った が、2 0 0 0年 のシ ップ ・ ス ﹁ネ ド ロイ ド ・ア ン バ サ ダ ー﹂ が 選 ば れ た 。 イ ギ リ スと アイ ル ラ ンド を 結 ぶ航 路 のカ ー フ ェ 倉 o刃o︶ 荷 役 の旅 客 船 G斜 ︶ の意 だ。 英 語 を と 呼 ば れ る こと が多 い。 ロー ルオ ン ロー ルオ フ から のこと で、 選 考 委 員 から 、 客 船 か ら貨 物 船 あ ﹂ が選 ば れ た。 準 賞 が でき た のは 1 9 9 7年 ぐらば 2 0 0 4年 の準 賞 に は、 野母 商 船 の ﹁ 引き波を減らすためにアルミ裏双観型とした「ぐらばあ」 リ ー で、 国 際 総 ト ン数 が 2 4,0 0 0 ト ン で、 姉妹 船 ﹁ユー ロピ ア ン ・コーズ ウ ェイ ﹂ と 共 に 活 躍 し て いる。 日本 の造 船 も 、 旅 客 カ ー フ ェリ ー の輸 出 にも 積 極 的 に進 出 し てほ し いも ので、 こ の受 賞 船 が 先 駆 的 な 船 の1隻 と な ってく れ れば嬉 し い。 き 国 語 と す る 国 で は、 ﹁カ ー﹂ に は ト ラ ック や ま で多 彩 な船 極 の中 か ら 1隻 を 選 ぶ のが難 し い ぐ ら ば あ﹂ の受賞 アルミ 双 胴客 船 ﹁ 、 スを 含 ま な いた め で、 カ ー フ ェリ ーと いえ ば と 中 華 料 理 を 一緒 にし て、 ど れ が 一番 お いし い と いう 意 見 が でた た め と いう 。 ﹁フ ラ ン ス料 理 i二玉 〓て 〓. キ ⋮ ア ニギ′︱ は莉 裂 英 語 と ま 〓. 柔 〓 三二素 ・吾を 逗 ぶ希 と いう こと にな る。 広 辞 刃o押属︶ 日本 で いう カー フ ェリーは、ロパ ツク ス ︵ リ ー の建 造 実 績 は き わ め て少 な い。 海 外 では 、 いる 日 本 の造 船 会 社 も 、 海 外 向 け のカ ー フ ェ 貨 物 船 に つ いて は、 世 界 中 に たく さ ん売 って 。 ポツ ド推進器搭載の高速フェリー「あかしあ」 シップ・オブ・ザ・イヤーは姉妹船の「はまなす」に与えられた。 ﹁ぐ ら ば あ ﹂ に は、 船 速 の維 持 と と も に、 発 生 的 に大 き な 波 を だ す 。 狭 い長 崎 港 内 を 航 行 す る て頭 を 抱 え た。 は、締 切 が迫 っても 1隻 のみと いう 状 況 にな っ さ せ る波 を 低 減 し て海 岸 に打 ち 寄 せ る波 を減 少 発 生 す る波 を 小 さ く し 、 さ ら に船 体 を ア ルミ で に し て、 そ れ ぞ れ の船 体 を でき るだ け細 く し て か け ま く った。前 年 度 に就 航 し た船 を 調 べ てリ 会 社 や、知 り合 いの フ ェリ ー会 社 の方 々に声 を 応 募 の締 め切 り が追 つて、学 会 の会 員 の造 船 お れ ん じ ホ ープ の受賞 建 造 し て軽 く す る こと に よ って排 水 量 を 減 ら し スト ア ップ し、建 造 所 や運航 会 社 に ﹁ 応募し て さ せ る こと が求 め ら れ た 。 こ のた め船 型 は双胴 て波 を減 ら し て、 海 岸 に到 達 す る引 き 波 を 極 限 年 の対象 船 の筆 頭 に、 国家 プ ロジ エクトと し て く れま せ んか﹂ と お 願 いす る 日 々だ つた。 こ の こ の年 か ら 、筆 者 は 、 学 会 の広 報 担 当 理事 と 巨 額 の建 造費 で建 造 さ れ た ハイ テク船 があ つた ま で小 さく し た 。 し て、 シ ップ 。オ ブ ・ザ ・イ ヤ ーを 担 当 す る こ あ った かも し れな い。 い った苦 言 も あ り 、 同 賞 の改 革 に取 り 組 む こと の賞 の意 義 を 認 め て いる の か 疑 間 に な る ﹂ と 考 す るが 、 応 募 船 は少 な く 、 造 船 所 は本 当 に こ が、 当 時 の柳 原 良 平 委 員 長 か ら は 、 ﹁ 毎 年 、選 力 を 伸 ば し て いて躍進 目覚 ま し い今 治 造 船 だ っ こと にな った。 そ の建 造 は 、 一気 に そ の建 造 能 投 入 し た ﹁お れ ん じ ホ ープ ﹂ を 応 募 し てく れ る フ ェリ ー︶ が、新 規 航 路 の神 戸 ∼新 居 浜 航 路 に そ う し た 中 で オ レ ンジ フ エリ ー ︵四 回 開 発 であ った。 ク輸 送 に特 化 した新 し いタイ プ のカ ー フ ェリ ー ら え る よう にと 配慮 し た 日本 では珍 し いト ラ ッ ので、 怖 気 づ いた こと も 応 募 が増 え な い原因 で と と な った 。 学 会 か ら は独 立 し た 選考 委 員 会 に は、 オ ブ ザ ー バ ーと し て出 席 さ せ て いた だ いた にし た 。ま ず は 、 受 賞 船 の乗 船 会 を 企 画 し た。﹁は こ のプ レゼ ンテー シ ョンが、素 晴 ら し か つた。 た。 よび 一般 の方 々に広 く 発 信 す る こと か ら は じ め シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー の存 在 を 、 学 会 員 お 抑 え 、 万 一の エンジ ント ラブ ル時 に は軸 発 電機 率 を 高 め 、 高 燃 費 の エ ンジ ンを 搭 載 し て燃 費 を 識 であ った 2機 2 軸 を 、 1機 1 軸 と し て推 進 効 倒 し て シ ップ 。オ ブ ・ザ ・イ ヤ 1 20 0 5 に決 選 考 委 員 会 で の投 票 も 、 も う 一隻 の応 募 船 を 圧 プ レゼ ン テ ー シ ョン会 場 で の学 会 員 の投 票 も 、 垣 専 務 の 2人 が 熱 弁 を ふ る った こと も あ って、 オ レ ンジ フ エリ ー の瀬 野 副 社 長 と今 治 造船 の檜 5年 間 の受 賞 船 を 紹 介 し た た。 ま た 、 そ れ ま で 1 を モー タ ー代 わ り にし て走 る こと が でき ると い 定 した。 お れ ん じ ホ ー プ は 、 そ れ ま で は フ エリ ー の常 5年 進 化 す る船 ︱ シ ップ オ ブ ザ イ ヤ 1 1 小冊子 ﹁ う 新 発 想 の フ ェリ ー であ つた 。 ト ラ ック 一台 あ る技 術 特 別 賞 が贈 ら れ た 。 準 賞 と な つた 1隻 に は 、高 い技 術 力 を 評価 す の記 録︱ ﹂ を 学 会 と し てま と め、 海 事 プ レ ス社 ト ラ ックド ライ バ ー に個 室 で ゆ っく り休 ん でも 6 % にま で達 し た と いう 。 ま た た り の省 エネ は 3 こう した 努 力 にも か か わ らず 、 翌年 の応 募 船 か ら 発 行 し て いた だ いた。 ぐ ら ばあ ﹂ に よ る デイ ク ルーズ な ど を 行 って、 ﹁ ま な す ﹂ 船 上 で の ﹁ポ ッド推 進 シ ンポ ジ ウ ム﹂、 1機 1軸 推進を採用 して省エネ化を図つた「 おなん じ本―プ占 旅客品 合 A/ο ,〃 ア 部 門賞 の設 置 2 0 0 5年 度 に は 応 募 船 が わず か 2隻 と いう 状 況 から 、 も っと 応 募 し やす く 、各 造 船 所 で設 計 ・建 造 に努 力 し た 人 々が競 って作 品 を だ そう と 思う よう な 賞 にす る こと を 考 え 、 船種 ご と に 部 門 賞 を 設 け て、 そ の中 か ら グ ラ ンプ リを 選 ぶ 方 法 に変 更 し た 。 客 船 関連 では 、 50 0 0総 ト ン 以 上 の大 型 客 船 部 門 と 小 型 客 船 部 門 を 作 っ た。 各 造船 所 に は 、 バ ルクも タ ンカ ーも 、 いろ い ろ な 船 種 を 応 募 し ても ら う よう に依 頼 を し て、 よう やく 5隻 以 上 の応 募 船 が コン スタ ント に で てく る よう にな った 。 S E S の ﹁み や じ ま 丸 ﹂ 受 賞 一 ど 一 電 気 推 進 船 の方 が 効 率 が よ く な る こと も 多 い。 た。 特 に、出 入 港 が多 い短 距 離 航 路 にお いては、 推 進 の ハイ ブ リ ッド船 が建 造 さ れ るよう にな っ が発 足 し、 次 第 に デ ィ ー ゼ ル ・エレクト リ ック く し 、 バイ オ燃 料 の利 用 、太 陽光 や風 力 の利 用 キ を 広 く し 、 エンジ ン部 分 を新 造 し て船 長 を 長 ルし て活 用 し、 ト リ マラ ン船 型 に改 造 し て デ ッ 琶 湖 で活 躍 し た 旅 客 船 の アルミ船 体 を リ サ イ ク 2 0 0 8年 のシ ップ ・オ ブ ,ザ ・イ ヤ ーを受 賞 し た琵 琶 湖汽 船 の ﹁ 呂呂 ば日と は、 か つて琵 環 境 が キ ー ワー ド に S E S︶ プ こう し て スー パ ー ・エコ ・シ ップ ︵ も 行 った エコシ ップ であ った。 デ ッキを 低 く し 電 気 推 進 で遅 れ て いた 日 本も 、 国交 省 が中 心 ロジ エクト の中 か ら 生 ま れ た カ ー フ ェリ ーと し て、 水 への親 近性 が得 ら れ る デザ イ ンも 評 価 さ と な って電 気 推 進 の内 航 船 開発 のプ ロジ ェク ト て の第 1船 であ る ﹁み やじ ま丸 ﹂ が、 2 0 0 6 同 じ年 に、 大 型 容 船 部 門 のシ ップ ・オ ブ ・ザ ・ れ た。 建 造 は、 琵 琶 湖 の杢 兵 衛 造 船 であ った。 に選 ば れ た。 年 の小 型 客 船 部 門 の シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー スーパーエコシツプの技術をフェリーに適用した「みやじま丸」 イ ヤ ー を 受 賞 し た マ ル エー フ ェリ ー の ﹁フ ェ 「フェリーあけばの」 'i t、 _ 一 一 _t― Ⅲ 高 巻 五 円 「 アル ミ船体の リサイクルで トリマラン船に生 まれ変わつた 琵琶湖汽船 の megumi 離島航路船 と して 2機 1軸 推進で省エネ化 を図つた 1 1 ヽ _.― 一一 ‐― 丁1=ユ f, ノ ‐ 日日 ― ' ‐ ミ電穐 : 1卜 持 ガ 4 L_生 リ ーあ け ぼ の﹂ は 、 三菱 重 工 下 関 造 船 所 で建 造 さ れ 、 2機 1軸 プ ロ ペ ラ で推 進 効 率 を 向 上 さ せ 船 に仕 上 げ て いる こと が評 価 さ れ た。 >〓里 ゴoき ら ら の受 賞 & フ ァシ リ ティーズ で建 造 さ れ た 河 川 用 遊覧 船 に は実 用 バ ッテリ ー船 と し て ツネ イ シ ク ラ フト リ ン で建 造 さ れた。 これ に続 いて、 2 0 1 2年 が小 型 客 船 部 門 で受 賞 し た。 ニ ュージ ャパ ン マ 電 対 応 型 電 池 推 進 船 の実 験 船 ﹁ら いち ょう I﹂ ただ いた 。そ し て完 成 し た 双 胴 高 速 船 ﹁ >電単 居 でき る高 速 船 の性 能 開発 のお 手伝 いを さ せ て い 航 路 の海 上 の波 や風 を 調 べ、 そ の中 で十 分就 航 村 営 であ る。 粟 島 浦 村 か ら の相 談 を受 け て、 同 り 、 運航 す る栗 島 汽 船 は 、 実 質 上 は栗 島 浦村 の 高 速 旅 客 船 と 旅 客 カ ー フ ェリ ー が 就 航 し て お 日 本 海 に浮 か ぶ栗 島 と 本 州 を 結 ぶ航 路 に は 、 ﹁あ ま のか わ ﹂ が 、 小 型 客 船 部 門 に輝 き 、 環 境 き ら ら﹂ が 、 2 0 1 1年 の小 型 客 船 部 門 のシ ツ 2 0 1 0年 は、東 京 海 洋 大 が 開発 し た 急速 充 ま ず 、 2 0 0 9年 の ﹁にしき ﹂ は、 東 京 都 新 時 代 の新 し い船 の1 つのあ り 方 と し て、 バ ッテ プ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ーを 受 賞 し た時 は嬉 し か っ た こと を 評 価 さ れ た 。 島 村 の村 営 船 で、 アイ ・エ ッチ ・アイ ・マリ ン リ ー船 の存 在 感 を 示 し た。 た。 こ の船 は、 上 下分 割 方 式 で建 造 さ れ た離 島 船 は いず れも 部 門賞 にと ど ま った 。 2 0 0 9年 か ら 2 0 1 4年 に は、 応 募 し た客 3年 続 いた 部 門 賞 ユナ イ テ ッド の建 造 し た F R P 製 の連 絡 船 で、 新 島 と 式 根 島 を 結 ん で いる。 乗 下 船 用 可 動 ス 航 路 船 であ る点 も 評 価 さ れ た。 建 造 は、 ど 呑イ つ西 系 → 押 ヤ 及 行わ を 1 ・ バ ツテ リー駆動の電気推進船 「あまのかわ」 ロー プ な ど を 設 け て、 交 通 弱 者 が 利 用 し やす い ′き」 伊豆詰島間の村営船「に し θ 旅 客総 胞 .2ア / と か ら 、 船 フ アンと し ても 親 しく さ せ て いた だ き 、 横 浜 の馬 車 道 あ たり 等 で何 度 か 一緒 に飲 ま せ て いた だ いた こと も あ る。 ま た、 シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー の選 考 委 員 を 当 初 か ら努 め て い た だ き 、 私 が学会 の担 当 理事 を し て いた時 に は 選 考 委 員 長 を し て いた だ いて いた。 担 当 理事 と し てご挨 拶 し た時 、﹁ も う そ ろそ ろ辞 め さ せ て﹂、 ﹁造 船 所 の熱 意 が 感 じ ら れ な い﹂ と い った ご 意 見 を 伺 い、 そ れ が 切 っ掛 け と な って、 シ ップ ロ オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー の改 革 に取 り 組 ま せ て いた だ いた。 そ し て、改 革 が でき た後 、 選 考 委 員 長 の 交 代 も し て いただ いた。 そ の柳 原 先 生 の最 後 の船 と し て の作 品 が、 シ ツプ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー に選 ば れ てと ても 嬉 イ ヤ ーも よく な った ね ﹂ と 言 って いた だ け れ ば ザ・ し か った 。 天 国 か ら、 ﹁ 少 し は シ ップ ・ オブ ・ シ ク ラ フト & フ ァシ リ テ ィーズ で、前 述 のと お い いのだ が。 2 0 1 4年 に は、 小 型 客 船 部 門 では、 野 母商 あ ま のか り 翌年 には 同 社 建 造 のバ ッテリ ー船 ﹁ わ﹂ が受 賞 し て いる。 こう し て意 欲 のあ る造 船 大 古 ﹂ は 臼杵 造 船 大 古 ﹂ が受 賞 し た。 ﹁ 船の ﹁ で建 造 さ れ、 野母 商 船 の運 航 で、 博 多 と 五島 列 所 が自 慢 の新 造 船 を 応 募 し てく れ るよう にな っ た のは嬉 し いこと であ った 。 大古 ﹂ と 島 を 結 ぶ航 路 に就 航 し て いる。 先 代 ﹁ 建 造 さ れ、外 観 塗 装 デザ イ ンは故 柳 原良 平 画 伯 海 汽船 の ﹁ 橘 丸 ﹂ は 、 三菱 重 工 の下 関造 船 所 で 2 0 1 4年 の大 型 客 船 部 門 の受 賞 船 であ る東 な ど に客 船 や フ ェリ ー の話 を 聞 か せ て いた だ い 常 勤 講 師 を しば ら く 務 め て いた だ き 、 授 業 の後 を し て いる。 塙 先 生 は、筆 者 の務 め る大 学 の非 のデザ イ ンによ る船 で、 非 常 に ユ ニー クな 船 型 同様 に、 元 関 西 汽 船 の工務 部 長 を 務 め た塙 先 生 であ る。 柳 原 さ ん は、 筆 者 の大 学 時代 の恩 師 で た 。 そ の先 生 の会 心 の内 航 客 船 が受 賞 し た こと 橘 丸 と太 古 の受 賞 あ る池 田勝 先 生 と 若 いこ ろか ら交 流 があ った こ 柳原良平画伯がカラーデザインをした東海汽船の「橘丸」 博多∼五島航路のカーフェリー「太古」 日本海に浮かぶ粟島航路のアル ミ双胴客船 「Awalineき らら」 も 嬉 し いこと であ つた 。 瀬 戸 内 海 航 路 の新 風 か、 いか に経 営 が刷新 でき た か、 ど れ だ け地 球 に復 し いか な ど 、 そ れ ぞ れ の客 船 の本 業 の マー ケ テ イ ング にも 役 立 つコンセプ ト が 選考 委 員 の さ て、 来年 のシ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー の候 心 に響 く はず であ る。 フ ェリ ー の ﹁いず み﹂ と ﹁ひび き ﹂ が、 今年 の 補 船 と な れ る船 を リ スト ア ツプ し て、全 国 を ま さ て、 瀬 戸内 海 航 路 のパイ オ ニアであ る阪 九 シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ーを 受 賞 し た こと は冒 わ って 一隻 ず つ乗 ってみ る のも 楽 し そう だ 。 三井住疲海土 画 頭 に紹 介 し た 。 瀬 戸内 海 フ エリ ー航 路 が、 理 不 尽 な 高 速 道 路 政策 に放 浪 さ れ た 後 、 ど ん底 の状 ・ R OK● 三井住 疲海上 の 況 か ら 這 い上 が ってき た 最 初 の新 造 船 が シ ツ プ 。オ ブ ・ザ ・イ ヤ ーを 受 賞 し た こと は本 当 に 嬉 し い。 容 船 が シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー のグ ラ ンプ リ に 輝 く の は、 ﹁ 日憾 F呂巳 以 来 、 実 に 6 年 ぶ り の こと であ る。 そ の間 、 貨 物 船 が 受 賞 し て、 各 船 は 部 門賞 に留 ま って いる。シ ップ 。 ザ・ オブ ・ イ ヤ ー の改 革 を 行 った 結 果 、 貨 物 船 も 含 め てた く さ ん の新 し く 生 ま れ た 船 が応 募 さ れ るよう に な った こと 自 体 は た い へん嬉 し いのだ が、 やは り、 各 船 は ﹁ 船 の華 ﹂ だ 。 素 晴 ら し い客 船 を デ ザ イ ンし 、 ぜ ひ シ ップ ・オ ブ ・ザ ・イ ヤ ー に応 募 し て、 船 の女 王 であ る ﹁グ ラ ンプ リ ﹂ ︵ 正式 L田 柏権 期 酌 〒104-8252東 京 舌呂中 央 区 新サ 12-272 B琶 臣J 帥 mS ins com い′lA/VV ま ″ Eを .コ =テ 図 には グ ラ ンプ リと は呼 ば な いが ︶ に輝 いてほし いと 思 う 。 来 年 の応 募 可能 船 は今 年 就 航 した船 で、来 春 、 募 集 が 始 ま る。 キ ー ワー ド は 、 技 術 的 イ ノ ベー シ ョンだ け でなく 、 ど んな コンセプ ト で顧客 を 満 足 さ せ て いるか 、 ど んな新 規 需要 を 開 拓 し た 務 コ /Lキ ー/W― 8と イ2
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