SSH通信No.5を公開しました

サイエンスツアー in Hokkaido
8月1日(月)サイエンスツアー in HOKKAIDO が行われ、神戸大学准教授の佐藤鋭一先生と本校卒業生
で現在、北海道大学大学院博士課程3年の水永優紀さんを講師に迎え、旭岳および天人峡周辺の地質学や植生
について学びました。今回のツアーには旭川西高校の生徒3名とジュニアドクター登録中学生18名が参加し
ました。当日はあいにくの天気でしたが、ちょうど雨が上がったタイミングを縫うように、予定のコースを巡
検することができました。旭岳では噴火口の様子や形からかつての噴火の様子を知ることができる特徴的な構
造や、旭岳に特有の高山植物およびその植物の生育にかかわる昆虫の話を聞くことができました。天人峡では
柱状節理などの特徴的な構造を観察しました。
今回講師をしていただいた佐藤鋭一先生(左)と
水永優紀さん(中央)
雨の合間の一瞬全体が見えた旭岳をバックに集合写真
生徒の質問に答えながら楽しく一生に歩く佐藤
鋭一先生と生徒たち
旭岳の高山植物の特徴やその植物につく虫の説
明をする水永優紀さん
天人峡の柱状節理や地形の説明をし、生徒の質問
に答える佐藤鋭一先生
【サイエンスツアーアンケートから】
○天人峡の地層がくずれるとき、どのくらいの衝撃があるのか疑問に思いました。旭岳を上ったとき急斜面が
あって辛かった。でも高山でしか見られない植物を見られて良かった。
○旭岳では今もガスが噴出し続けていることに驚いた。身近な自然をより深く知ることができ、おもしろかっ
た。機会があれば、もっといろいろなことも調べてみたい。
○天人峡の地層がどんな時に崩れるのか疑問に思った。天人峡の地層には非常に興味が湧いた。
○姿見の地形や天人峡など、少し現実離れした地形がおもしろいと思いました。このようなことがなぜ起きた
のか、なぜこういう地形ができたのかを調べるともっとおもしろくなると思いました。
○ロープウェイの上の休憩所で腐った卵のようなにおい(硫化水素?)がした。学校で習った言葉が出てきた
り、知らなかった知識や植物を知ることができてとても勉強になりました。
○姿見の池駅で雨が降ったときに硫化水素のにおいがしたのが印象に残りました。キャンプなどで山に入った
ことはあっても、山に登って勉強することがなかったので、このような体験ができて良かったです。
○山の岩からガスが出ている様子や植物の種類が予想以上に多かったことが印象的でした。このツアーを通し
て高山植物や地形などに興味がわきました。
○火山活動はすごくて、溶岩が長い距離を流れたり、旭岳の山頂の方が崩れていたり、天人峡まで火砕流が流
れているという話を聞いてすごいと思った。雨が降っていたがさほどぬれなくて良かった。またいつか旭岳
に登りたいと思った。
○すごく大きくて量の多い土石流が流れていたことに驚いた。非常に楽しかった。
○天人峡の地層がおもしろかった。他の学校の人と仲良くなれてとても楽しかった。
○黒い石が酸化して赤色になるということを発見した。また参加してみたいです。
○旭岳が削れているところが崩れていたことが非常に驚いた。貴重な体験ばかりでとても楽しかった。もっと
知りたいと思った。
○他の学校の人と仲良くなれる良い機会になった。すごく楽しかった。次は晴れた日に行きたい。
○植物が意外にたくさんの種類があることに驚いた。帰りのバスが楽しかった。
○先生のいろいろな話を聞いて、わかったことがたくさんあってうれしかった。
○今まで自分が知らなかったこともわかって良かった。すごく楽しくて、また行きたいと思った。
○将来は地質学者になりたい。
○天人峡の地層についての話が楽しかったです。