スロー地震学 平成 29 年度研究公募情報

スロー地震学
領 域 略 称 名
領 域 番 号
設 定 期 間
領 域 代 表 者
所 属 機 関
平成 29 年度研究公募情報
: スロー地震学
: 2804
: 平成28年度∼平成32年度
: 小原 一成
: 東京大学地震研究所
本研究領域は、近年、世界中で発見されている「スロー地震」の発生様式、発生環境、発生
原理を地球物理学的観測、データ解析、地質観察、岩石実験、物理理論、数値計算等を用いて
解明する。従来の地震学だけでなく、物質科学や非平衡統計物理学のアプローチを融合するこ
とで、「低速変形から高速すべりまでの地震現象の統一的な理解」を飛躍的に進め、かつ同時
により徹底した地震研究の再構築を目指す。海外の研究者も本研究領域に取り込み、世界各地
の断片的な現象、観察事実を、日本における総合的理解と比較することで、スロー地震の包括
的な理解とスロー地震発生地域間の研究交流の促進を目指す。世界各地で展開されている関連
プロジェクトとの連携も取りつつ、国際的にスロー地震研究を繰り広げる。さらに、スロー地
震の実態や一般的な地震関連現象の予測可能性について知識の普及を図る。
研究項目 A01、A02 では、海陸機動的観測及び測地観測に基づいてスロー地震の発生様式を
解明する研究、B01、B02 では地震学的・電磁気学的観測及び地質学的なアプローチを用いてス
ロー地震の発生環境を解明する研究、C01、C02 では数理・物理学的アプローチにより、スロ
ー地震の発生原理を解明する研究を募集する。各研究項目における共同研究を積極的に推進す
る提案はもちろん、それらを超えて地球物理学・物質科学・物理学という異分野の研究を結び
付ける枠組みを提供する意欲的な研究を歓迎する。
研究項目
A01 海陸機動的観測に基づくスロー地震発生様
式の解明
A02 測地観測によるスロー地震の物理像の解明
B01 スロー地震発生領域周辺の地震学的・電磁
気学的構造の解明
B02 スロー地震の地質学的描像と摩擦・水理特
性の解明
C01 低速変形から高速すべりまでの地球科学的
モデル構築
C02 非平衡物理学に基づくスロー地震と通常の
地震の統一的理解
応募上限額(単年度)
採択目安件数
観測・調査・実験的研究:
180 万円
理論的研究:100 万円
5件
6件
Q&A
公募研究とは?
文部科学省の科学研究費助成事業(新学術領域研究)をより一層推進するために計画研究と連
携しつつ行う研究です。
公募時期及び公募研究実施期間は?
公募は領域期間 1 年目及び 3 年目に行います。実施期間は 2-3 年目及び 4-5 年目の各2年間で
す。本領域では平成 28 年度(平成 29-30 年度実施)と平成 30 年度(平成 31-32 年度実施)に
各 11 件の公募を行います。領域 2-3 年目の公募研究を採択された方が 4-5 年目の公募研究に再
応募することも可能です。第1回の応募締切は平成 28 年 11 月初旬ですが、日本学術振興会の
研究種目同様に事前締切がありますので各研究機関でご確認ください。
応募上限額は?
180 万/年と 100 万/年の2種類ございます。観測・調査・実験的研究であるか理論的研究であ
るか区別が難しい場合は計画の予算規模に応じてご選択ください。
重複は可能か?
公募研究は2つまで受給可能ですが、1領域では1つまでです。日本学術振興会の研究種目と
の重複制限もございます。詳しくは文部科学省の公募要領をご参照ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1376349.htm
応募方法は?
日本学術振興会の研究種目同様、e-Rad から申請していただきます。応募手続きの項目で「新学
術領域研究(研究領域提案型)(継続の研究領域・終了研究領域)」をご選択ください。平成
29 年度の応募フォームは下記 URL の様式 S-1-21 研究計画書(公募研究)をダウンロードして
ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1376435.htm
研究項目は選ばなくてはいけないのか?
応募システム上は6つの研究項目から最も関わりの深い項目を1つ選択していただく必要があ
ります。ただし、複数の研究計画班に関わる研究も歓迎します。それぞれの研究項目の詳細及
び各班のメンバーは本領域 Web サイト上の情報をご利用ください。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/project/sloweq/
公募研究に採択されなくても領域活動に参加可能か?
本領域の全体集会などはどなたでも参加・発表していただけます。積極的なご参加をお待ちし
ております。 また、領域研究分担者と共同研究を行ないたい場合、地震研究所の共同利用の仕
組みのなかに、特定共同研究 A の一課題として「スロー地震学」を登録していますので、参加
申請いただければ、共同研究に必要な旅費のサポートが可能となります。詳しくは、下記 URL
の公募要領をご覧ください。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/kyodoriyou/
海外渡航費用の扱いは?
もちろん学会への出張費など計上していただいて構いません。若手研究者の中期渡航(2 週間∼
3 ヶ月程度)については本領域の国際班による支援も行っています。領域内容に関係あれば領域
外の方も申請していただけます。募集は本領域 Web サイトなどを通じて行う予定です。