外部評価結果 総合評価(目標・経費節減) 36 B-(b-・b-) 子ども家庭部経営 外部評価結果 評価の 視点 1 この分野の目標である、「各分野・施策の目標達 成を目指す」ために、部の管理部門として何を実 施することで、どういう成果を得たいのかがよくわか らない。少なくとも今年度の評価票からは、アウトカ ムが明確に見えない点が大きな問題である。 2 各施策は、着実に進んでいるが、部の管理部門 としての当該分野の「ゴール=理想像」がどのよう になるのか、所管の計画に照らして検討する必要 がある。部内の分野全体が底上げされた結果、区 民に何を提供できるのか、それがアウトカムであり、 その進捗状況を図るものさしが成果指標である。 区民への成果として的確なものを検討するべきで 分野の目 ある。 標に対す 3 (仮称)地域子ども家庭支援センターの開設に向 る成果の け、職員全体の育成を計画的に進める必要があ 評価 る。また、その際には職員の養成だけにとどまら ず、区民と職員との連携も望みたい。 見直し内容 組織の見直しを行ったり、民間活力の活用を図るなどし て、経営資源(人材・予算)の効果的・効率的配分や様々 な調整を行うことにより各分野の施策が目標を達成できる よう支援などを行い、それらの施策の区民満足度を最大 限に引き上げることが、部経営分野のアウトカムである。 その進捗状況を的確に表す成果指標については、引き 続き検討する。 (仮称)地域子ども家庭支援センターの開設に向け、窓 口の職員となるべき専門職にファシリテーター研修の受 講を促すなどして、相談対応能力やケースワーク能力を 高めるよう準備している。ステップアップ講座など地域の 人材育成を目的とした研修も行っており、地域資源の活 用とマンパワーの連携も目指している。 4 子ども家庭部所管施設の多くが築後三十年経 過して老朽化が進み日常的な修繕では対応が難 しいのなら即対応出来るシステムを望む。 施設の安全性の確保を最優先に考え、施設の管理者 が日常的に点検しているとともに、施設運営や子どもの安 全に支障のある場合は、随時、修理している。また、財産 管理分野による定期点検も実施し、その結果を基に必要 な修繕を行っている。改築や建替えなど抜本的な対応が 必要な場合は、財産管理分野とも連携し、中長期的な視 点に立って計画的な施設整備を進めている。 5 子育てに関する情報発信に関して、情報発信と いう手段が目的化している感が否めない。確かに 情報発信は、周知する上で重要なことであるが、 発信すれば効果になるかというとそうではない。 必要な人を明らかにした上で、情報発信の場 所、時、などを工夫することが事業の効率化では 必要であり、その点なしに進められるのであれば、 費用対効果に問題があるように思われる。 子育て中の区民でも必要な人、必要としない人 がいることを想定し、部数を伸ばすことのみを目指 すのではなく、情報発信のあり方を検討することを 期待する。 「おひるね」は、母子手帳の交付時に配布するほか、保 育園・幼稚園、認証保育所などお子さんが通園している 施設を通して、家庭に配布している。併せて子ども総合相 談窓口や保健福祉センター、児童館にも配布用を備えて おり、相談や事業実施の折に配布している。また区ホーム ページにも内容を掲載している。 冊子の発行時には、区ホームページやメールマガジンで その旨を周知しているが、必要とする人に冊子の存在をよ り知ってもらえるよう、周知の方法について更に工夫してい きたい。 6 「おひるね」の配布方法については、保育園や幼 事業の効 稚園の在籍者、母子手帳発行時の配布等を含 率的な実 め、もっとも必要であろう家庭で保育している保護 施に対す る評価 者の手元に配布されるよう改善を望む。 7 ホームページ・メールマガジンによる情報発信 は、子育て世代の親のニーズに合っており評価で きる。今後は、メールマガジンの存在をもっとPRし 登録者数の増加を図り、携帯電話でも緊急性のあ る情報を得られたり、より気軽に見られるよう整備 を進めてほしい。 引き続き効果的な整備に努めていきたい。 8 地震対策の一環として、ガラス飛散防止フィルム 貼りに関する委託経費を削減した努力は評価でき る。このような経費削減努力を他にも活かしていく ことを望む。 仕事を進めるにあたっては、職員一人ひとりがコスト意識 をもつとともに、他の対策経費についても経費削減に努め ていきたい。
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