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外部評価結果 総合評価(目標・経費節減)
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B-(b-・b-)
子ども家庭部経営
外部評価結果
評価の
視点
1 この分野の目標である、「各分野・施策の目標達
成を目指す」ために、部の管理部門として何を実
施することで、どういう成果を得たいのかがよくわか
らない。少なくとも今年度の評価票からは、アウトカ
ムが明確に見えない点が大きな問題である。
2 各施策は、着実に進んでいるが、部の管理部門
としての当該分野の「ゴール=理想像」がどのよう
になるのか、所管の計画に照らして検討する必要
がある。部内の分野全体が底上げされた結果、区
民に何を提供できるのか、それがアウトカムであり、
その進捗状況を図るものさしが成果指標である。
区民への成果として的確なものを検討するべきで
分野の目
ある。
標に対す
3 (仮称)地域子ども家庭支援センターの開設に向 る成果の
け、職員全体の育成を計画的に進める必要があ
評価
る。また、その際には職員の養成だけにとどまら
ず、区民と職員との連携も望みたい。
見直し内容
組織の見直しを行ったり、民間活力の活用を図るなどし
て、経営資源(人材・予算)の効果的・効率的配分や様々
な調整を行うことにより各分野の施策が目標を達成できる
よう支援などを行い、それらの施策の区民満足度を最大
限に引き上げることが、部経営分野のアウトカムである。
その進捗状況を的確に表す成果指標については、引き
続き検討する。
(仮称)地域子ども家庭支援センターの開設に向け、窓
口の職員となるべき専門職にファシリテーター研修の受
講を促すなどして、相談対応能力やケースワーク能力を
高めるよう準備している。ステップアップ講座など地域の
人材育成を目的とした研修も行っており、地域資源の活
用とマンパワーの連携も目指している。
4 子ども家庭部所管施設の多くが築後三十年経
過して老朽化が進み日常的な修繕では対応が難
しいのなら即対応出来るシステムを望む。
施設の安全性の確保を最優先に考え、施設の管理者
が日常的に点検しているとともに、施設運営や子どもの安
全に支障のある場合は、随時、修理している。また、財産
管理分野による定期点検も実施し、その結果を基に必要
な修繕を行っている。改築や建替えなど抜本的な対応が
必要な場合は、財産管理分野とも連携し、中長期的な視
点に立って計画的な施設整備を進めている。
5 子育てに関する情報発信に関して、情報発信と
いう手段が目的化している感が否めない。確かに
情報発信は、周知する上で重要なことであるが、
発信すれば効果になるかというとそうではない。
必要な人を明らかにした上で、情報発信の場
所、時、などを工夫することが事業の効率化では
必要であり、その点なしに進められるのであれば、
費用対効果に問題があるように思われる。
子育て中の区民でも必要な人、必要としない人
がいることを想定し、部数を伸ばすことのみを目指
すのではなく、情報発信のあり方を検討することを
期待する。
「おひるね」は、母子手帳の交付時に配布するほか、保
育園・幼稚園、認証保育所などお子さんが通園している
施設を通して、家庭に配布している。併せて子ども総合相
談窓口や保健福祉センター、児童館にも配布用を備えて
おり、相談や事業実施の折に配布している。また区ホーム
ページにも内容を掲載している。
冊子の発行時には、区ホームページやメールマガジンで
その旨を周知しているが、必要とする人に冊子の存在をよ
り知ってもらえるよう、周知の方法について更に工夫してい
きたい。
6 「おひるね」の配布方法については、保育園や幼 事業の効
稚園の在籍者、母子手帳発行時の配布等を含 率的な実
め、もっとも必要であろう家庭で保育している保護 施に対す
る評価
者の手元に配布されるよう改善を望む。
7 ホームページ・メールマガジンによる情報発信
は、子育て世代の親のニーズに合っており評価で
きる。今後は、メールマガジンの存在をもっとPRし
登録者数の増加を図り、携帯電話でも緊急性のあ
る情報を得られたり、より気軽に見られるよう整備
を進めてほしい。
引き続き効果的な整備に努めていきたい。
8 地震対策の一環として、ガラス飛散防止フィルム
貼りに関する委託経費を削減した努力は評価でき
る。このような経費削減努力を他にも活かしていく
ことを望む。
仕事を進めるにあたっては、職員一人ひとりがコスト意識
をもつとともに、他の対策経費についても経費削減に努め
ていきたい。