事業〔概要〕 - 大牟田市ホームページ

大牟田市地域介護予防活動支援事業〔概要〕
1.事業の概容
本事業は、下図の(2)一般介護予防事業のうち、住民主体の介護予防活動の育
成・支援を行う事業として実施するものです。
この地域の健康づくり・介護予防活動への人的支援を通して、将来的には、様々
な分野で地域の主体的な活動の展開につながっていくことを目指し、市民協働部と
の連携のもと、地域資源や地域組織の情報を共有しながら事業を進めていきます。
2.事業の目的
本事業は、地域に密着した介護サービス事業者等が、地域における健康づくり・
介護予防活動に対する人的支援を行うことで、地域活動への参加や集いの場が拡大
するよう地域の様々な活動団体を支援していくことを目的とします。
このことを通じ、人と人が関わり合い支え合う基盤を醸成し、地域住民ができる
だけ要介護状態に至らず健康に生活し続けることができるよう、又は要介護状態に
なっても生きがい・役割をもって生活できる地域づくりを目指します。
3.事業の内容
上記の事業目的を踏まえて、介護サービス事業者等に地域の縁がわづくり応援隊
を配置し、以下(1)から(5)に掲げるような取り組みを実施します。また、取
組みの実効性を高めるために地域情報を共有するため、地域包括支援センターの生
活支援コーディネーター、地区公民館や地域担当職員と連携を図ることとします。
(1)地域における集いの場(地域の縁がわ)の運営支援
(例)コミュニティカフェ・地域食堂、銭湯サロン、認知症カフェ、ラジオ体
操会、将棋・囲碁クラブ、カラオケ愛好会、シルバー大学、こども食堂、市民農
園、男の居場所・男飯など
(2)地域における担い手の育成支援
(例)地域ボランティア養成研修の開催、地域通貨の運営支援、健康マイレー
ジ(ボランティアポイント)の対象事業企画、地域リーダーのバックアップなど
(3)住民の意識啓発
(例)地域ふれあいフォーラムの開催、認知症SOSネットワーク模擬訓練の
開催支援、校区まちづくり協議会の事務局支援など
(4)よろず相談窓口の開設
(5)その他、介護予防に資する地域住民の活動支援
実施については、事前に提出していただく実施計画書(説明会当日配布予定)に
基づき実施するものとします。ただし、実施途中で計画を変更する場合には、事前
に大牟田市に報告し、了承を得て変更するものとします。
4.事業の期間
本事業の期間は、最長3年間とします。ただし、事業継続が困難な状況が生じたり、
目標達成が困難であることが明らかな場合は、期間途中でも事業の委託契約を終了す
ることがあります。
また、本事業が終了しても、小学校区を単位として、自立的に健康づくり・介護予
防活動の継続につながるよう、地域住民の共助を目指していくものとします。
5.関係者の役割
市は、従来の施策にとらわれない総合的なコミュニティ施策を推進するとともに、
委託事業者等に対する支援や助言及び情報提供等も強化していく必要があります。ま
た、公的サービスの見直しや庁内連携の強化等を市として進めていきます。
受託事業者は、地域の一員であることを自覚し、健康づくり・介護予防を含めた地
域コミュニティ(地域まちづくり)に熱意を持って取り組み、地域全体のコーディネ
ートを行うため専門的な知識を持つ職員等の育成や配置を行うこととします。
6.事業委託について
(1)申請者
市内に所在する地域に密着した介護サービス事業者等を想定しています。
(2)委託料と委託事業者数
平成28年度の委託料は、1か所あたり上限を 2,500,000 円とし、申請額の範囲
内とします。ただし、事業終了後に残金が発生した場合は、実際にかかった費用を
委託料とします。なお、委託料は事業終了後、実績報告を受けてお支払いします。
また、委託料の対象経費は人件費(事業主負担分を含む)、需用費、報償費、旅費、
委託費、役務費、使用賃借料等とします。
また、平成28年度における委託箇所数については2か所とします
なお、平成29年度以降の委託料は、1か所あたり年間 5,000,000 円を上限とし
ます。
(3)委託事業者の決定
委託事業者の決定については、各事業者から事業案を公募し、選定委員会(別紙
参照)による書類審査とプレゼンテーション審査を実施し、上位より委託先を決定
します。
また、多数の申請があった場合は事前に選考委員による書類審査を実施し、おお
むね5事業所によるプレゼンテーション審査を行うものとします。なお、各事業者
におけるプレゼンテーションの持ち時間は10分間を予定しています。プレゼンテ
ーション開始時間等の詳細は、別途ご案内いたします。
7.事業実施にあたって
(1)契約について(主なもの)
①委託契約期間
平成28年10月1日~平成29年3月31日とします。
②他の営利事業の周知・営業の禁止
本事業を実施するに当たり、利用者に対して本事業に関係のない営利事業の周
知および営業等を行うことは禁じます。
③守秘義務
本事業を実施するに当たり知り得た利用者の個人情報を第三者へ漏らしてはな
りません。また、他の目的に使用してもなりません。なお、この義務は契約終了
後も継続します。
④再委託の禁止
事業の全部又は一部を他の事業者へ委託することはできません。ただし、専門
的な内容により、事前に市の承諾を得た場合はこの限りではありません。
⑤委託契約の解除
ア.年度中途であっても、委託基準を満たしていないことが判明した場合には、
委託契約を解除することがあります。この場合、委託費用は全額返還するもの
とします。
イ.各種所管官庁より行政処分を受けた場合には、委託契約を解除する場合があ
ります。この場合、それまでにかかった費用の残額又は、委託期間から未経過
期間を日割りで按分した金額の高いほうを返還するものとします。
(2)実施報告について
事業目的の普及及び充実を図るため、地域住民および介護事業所を対象として、
委託事業者合同の実施報告会を実施します。
(3)その他の注意点について
①会計区分について
事業に係る経理については、他の事業等に係る経理と区別す ることとします。
ただし、単独では経理上分けることができない場合は、事業に係る経理上の説明
が明確に提示できることとします。
②二重受託の禁止について
事業実施については、市が委託又は補助している他の事業等と併用して実施す
ることはできません。