今日のメッセージ MEMO Ⅰペテロ 1 章 5-9 節 金よりも尊い信仰 あなたがたは、信仰により、神の御力によって守られて おり、終わりのときに現されように用意されている救いを いただくのです。そういうわけで、あなたがたは大いに喜 んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまの試練の中 で、悲しまなければならないのですが、信仰の試練は、火 を通して精錬されてもなお朽ちて行く金よりも尊いのであ って、イエス・キリストの現れのときに称賛と栄光と栄誉 に至るものであることがわかります。あなたがたはイエ ス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま 見てはいないけれども信じており、ことばにつくすことの できない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、 信仰の結果である、たましい の救いを得ているからです。 使徒ペテロは、ポント、ガラ テヤ、カパドキヤ、アジヤ、 ビテニヤなどで、迫害を受けながら、さまざまな試練の中 にいる信者たちに、勇気と希望を与えるためにこの手紙を 送りました。それで、本書を苦難や迫害の書、栄光の書、 希望の書、激励の書、神の恵みの書とも言われています。 また本書は、キリストの現れ、言わば、キリストの再臨に よる終末に関する勧告も書い てあります[1:5/4:7/5:4]。 本文では、信仰がもたら す栄 光を強調しており、この信 仰は「信仰の試練は、火を通して精錬されてもなお朽ちて 行く金よりも尊いのであって」のように、まるで、火で精 錬された純金より尊いものであって、今は、この信仰のゆ えに様々な試練や苦しみの中にあっても、イエス・キリス トの現れる時、すなわち、世の終わりの時は、キリストか らの称賛と栄光と栄誉に至ら せるとのことです。 信仰のゆえの試練は、今 も変 わらなく信者を苦しめてい ることです。しかし、これらはしばらくの間のことであっ て、やがては、永遠なる栄光や喜びをもたらしてくれるも のであって結局は、この信仰が私たちに永遠なる救いをも たらしてくれるとのことです 。 では、これら栄光の救い に預 かっている私たちはどのよ うな信仰の姿勢を持たなけれ ばなりませんか。 1.見てなくても、イエス・キ リストを愛することです。 [1:8]にはあなたがたはイ エス・キリストをみたことは な いけれども愛しておりと書いてあります。愛とは本来神の ものであり、神様は、この愛を御子イエス・キリストを通 して具体的に表してください ました[Ⅰヨハネ 4:7-10]。 人が目に見えないイエス ・キ リストを愛するとは、信仰 がなくてはできません。ですから、人は信仰をもって神様 に愛されていることを確信した上、私たちも、もっと主を 愛していかなければなりませ ん。 2.見てなくてもキリストを信 じます。 [ヘブル 11:1]には、「信仰 は望んでいる事がらを保証し 、 目に見えないものを確信させるものです。」と書いてある ように、キリストを信じるとは、見たことがなくても、確 信することです。 目に見えるものを信じるのは、信仰ではなく知識です。 本来神様の姿を見た人間はいません。しかし、神様は確か に生きておられる方です。私たちはイエス・キリストの御 姿を見たことはありません。けれども、人間の不完全な感 覚に頼らないで信仰の目で、日々キリストに拝見し、その 方を愛しながら、祈りや賛美 を捧げているのです。それで 、 イ エ ス ・ キ リ ス ト は 「 見 ず に 信 じ る 者 は 幸 い で す 。 」 [ヨハネ 福音 20:29]とおっしゃったのです。 3.信仰の結末を喜びます。 イエス・キリストを信じる私たちの信仰は決して空しい ことではありません。必ずその結果は素晴らしいです。主 イエス・キリストが再び世に現れる時には、地上にあるす べてのものが隠すことなく御前に現されます。その時、キ リストを信じる私たちの信仰が、言葉につくすことのでき ない、栄えに満ちた喜びとし て現れます[1:8]。 しばしの間信仰のゆえの試練や苦しみがあっても、やが てはイエス・キリストと同じく栄光に満たされた、勝利者 の姿で、現れます[Ⅱテモテ 4:8]。ですから使徒パウロも「 い つも喜んでいなさい。」[テサロニケⅠ5:16]と話しています。で すから、信仰者は試練や艱難の中でも喜ぶことができるの です。この素晴らしい主の恵みが主を信じるすべての者の 上にありますように。
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