(別紙) 平成28年度「国土交通省土木工事積算基準」等改正概要一覧表 番号 項 1 積算基準の新設 改 目 正 概 要 1.ICT 土工用の積算基準を新設 i-Construction の本格実施に向け ICT 建機のリース料,初期導入 経費等の積算基準を策定 ①対象工種(2工種) a.土工(掘削,路体(築堤)盛土,路床盛土) b.法面整形工 2 土木工事標準歩掛及び 1.土木工事標準歩掛 施工パッケージ型積算 ①新規工種(6工種) 基準 a.土砂運搬工(不整地運搬車による運搬) b.安定処理工(自走式土質改良工) c.かごマット工(多段積型) d.ブロックマット工 e.床版補強工(炭素繊維接着工法) f.油圧圧入引抜工(180< Nmax ≦600)※適用範囲の拡大 ②維持修繕に関する歩掛の改定工種(2工種) a.舗装版クラック補修工 b.排水構造物清掃工 ③日当り施工量,労務,資機材等の改定を行った工種(8工種) a.原動機燃料消費量 b.重建設機械分解・組立 c.中掘工 d.切土及び発破防護柵工 e.汚濁防止フェンス工 f.防護柵設置工(ガードケーブル設置工) g.PC 橋架設工 h.伸縮装置工(鋼製) 2.施工パッケージ型積算基準 ①日当り施工量,労務,資機材等の改定を行った工種(5工種) a.石積(張)工 b.伐木除根工 c.地すべり防止工(集排水ボーリング工) d.橋梁補強工(コンクリート巻立て) e.集水桝清掃工(人力清掃工) 4 〈 〉 (つづく) (つづき) 番号 2 項 土木工事標準歩掛及び 施工パッケージ型積算 基準 改 目 正 概 要 ②積上げ歩掛から施工パッケージ型積算基準へ移行工種(24工種) (平成27年10月より) ③平成28年10月からの施工パッケージの導入 7分類17工種84施工パッケージ(P)…以下数字はパッケージ の数を示す。 1)共通工 ・平石張工················································································································2P ・補強土壁工(帯鋼補強土壁,アンカー補強土壁)···············5P ・コンクリート削孔工·····················································································3P ・旧橋撤去工···········································································································8P 2)河川維持 ・堤防除草工···········································································································7P ・木杭打工················································································································1P 3)砂防 ・砂防ソイルセメント工················································································3P 4)道路舗装 ・半たわみ性(コンポジット)舗装工···············································1P 5)道路付属施設 ・しゃ音壁設置工·····························································································16P ・組立歩道工···········································································································2P ・トンネル内装板設置工················································································2P 6)道路維持修繕 ・舗装版クラック補修工················································································4P ・橋梁地覆補修工································································································4P ・現場溶接鋼桁補強工·····················································································1P ・道路除草工···········································································································7P ・トンネル漏水対策工·····················································································4P 7)共同溝工 ・情報ボックス工·····························································································14P 3.原動機燃料消費量改定に伴う改定工種 a.土木工事標準歩掛関係工種(53工種) b.施工パッケージ型積算基準関係工種 4.記載事項の見直し 建設機械等損料算定表改定に伴う名称変更等,記載事項の見直し (つづく) 5 〈 〉 (つづき) 改 目 正 番号 項 3 間接工事費及び 1.共通仮設費及び現場管理費関係 一般管理費等率 ①工種区分に橋梁保全工事を新設 概 要 ②「河川・道路構造物工事」, 「鋼橋架設工事」,「道路維持工事」 の間接工事費率を改定 (これまで橋梁補修に関する工事がいずれかに分類され発注さ れていたことから,橋梁保全工事の工種区分新設に伴い改定) 2.大都市補正 ①これまでの大都市補正を大都市補正(1)と大都市補正(2) に分類 ②大都市補正(1)の「舗装工事」, 「電線共同溝工事」, 「道路維 持工事」の共通仮設費補正を2.0倍に改定 3.市街地補正 ①補正対象工種に「橋梁保全工事」を追加 4 維持工事の積算方法 1.「維持工事」の積算方法の見直し 複数年で発注する場合は,単年度ごとの積算額を足し合わせて予 定価格とする。(1カ年分ずつ積算。間接工事費の対象額は,1カ 年分の額を対象額として率を適用。それぞれの年度設計書を集計し 予定価とする。) 5 交通誘導警備員 1.交通誘導警備員の計上方法の見直し これまで安全費として共通仮設費に計上されていたものを直接工 事費(仮設工)として計上 6 低入札価格調査基準 1.低入札価格調査基準の現場管理費の算入率を0.8から0.9に引き 上げ。 品質確保の観点から,これまでの現場代理人+監理技術者の費用 に加え,すべての技術者の費用を計上。 7 総価契約単価合意方式 1.間接工事費内の新規項目追加は,新規工種扱いに変更 間接工事費内の新規項目の追加については,変更時に当初合意率 が掛からない積算方式に変更 2.単価包括合意方式の見直し 包括合意方式であっても,一度合意した単価は変わらないように 変更。併せて,名称も「包括的単価個別合意方式」に変更。 8 請負工事機械経費積算要領 改定あり(P1515参照) 9 建設機械等損料算定表 10 建設機械等賃料積算基準 改定なし(P1537参照) 大幅に改定 (リース積算の場合) 6 〈 〉 (つづく) (つづき) 番号 項 11 貨物自動車運賃 改 目 正 概 要 1.改定なし(P162参照) 2.平成15年4月号以降「建設物価」掲載からは削除 12 市場単価及び標準単価 (土木コスト情報参照) 1.土木工事市場単価 ①取引及び施工形態等の変化による適用基準の改定工種(8工種) a.鉄筋工 b.防護柵設置工(ガードレール) c.防護柵設置工(ガードパイプ) d.防護柵設置工(横断・転落防止柵) e.道路標識設置工 f.道路付属物設置工 g.橋梁塗装工 h.橋梁用伸縮継手装置設置工 2.土木工事標準単価 ①新規工種(3工種) a.バキュームブラスト工 b.道路反射鏡設置工 c.仮設防護柵設置工(仮設ガードレール) ②土木工事標準歩掛に新規制定のため廃止工種(1工種) a.かごマット設置工(多段積型) 13 建設用仮設材損料算定基準 改定なし(P1538参照) 14 建設用仮設材賃料積算基準 改定なし(P1539参照) 15 公共工事設計労務単価 大幅に改定(平成28年2月から適用)(P1585参照) 7 〈 〉 目 次 序 文 〈 1〉 増補改訂にあたって 〈 3〉 平成28年度「国土交通省土木工事積算基準」 等改正概要一覧表 〈 4〉 第1編 工事費積算の仕組みと手法 1章 積算の定義と動向 3 1-1 積算の位置付け 3 1-2 積算の一般的必要性 3 1-3 公共請負工事積算の前提 4 1-4 公共請負工事の契約方法と予定価格 5 1-5 低入札価格調査基準 7 1-6 品確法・入契法と 総合評価落札方式 10 1-7 総価契約単価合意方式 21 1-8 市場単価 23 1-9 施工パッケージ型積算方式 27 1-10 社会保険等未加入対策 32 1-11 特定特殊自動車排出ガス の規制等 34 37 2章 公共請負工事積算の準備 2-1 積算に至る過程と 必要な条件及び資料 37 43 3章 請負工事費の構成 3-1 請負工事費の構成 43 3-2 請負工事費の構成要素と 内容・性格 43 49 4章 設計書 4-1 設計書の作成手順 49 4-2 設計書の様式 51 4-3 構成要素別の算定方法 56 4-4 土木工事に係る 工事数量の計算等 56 4-5 設計書における工事費の 構成と組立て方 64 4-6 新土木工事積算大系の概要 67 5章 工期の設定 5-1 工期の定義 5-2 工期設定の目的 5-3 工期設定の手順 5-4 工期の算定 5-5 工 程 表 5-6 工程案の検討 73 73 73 74 77 77 78 第2編 直接工事費の積算 1章 一般共通 81 1-1 材 料 費 81 1-2 労 務 費 83 1-3 直接経費 85 1-4 維持工事等積算における日当たり 作業量補正の試行 94 1-5 市場単価の積算 96 1-6 施工パッケージ型 積算方式の積算 104 第3編 間接工事費の積算 1章 共通仮設費の積算 145 1-1 共通仮設費の項目と主な内容 145 1-2 共通仮設費の積算 148 1-3 共通仮設費率の補正 154 1-4 運搬費の積上げ計算方法 162 1-5 役 務 費 177 1-6 営 繕 費 178 1-7 土木請負工事における イメージアップ経費の積算 179 183 2章 現場管理費の積算 2-1 現場管理費の算定 183 2-2 現場管理費率の補正 184 2-3 支給品の取扱い 187 2-4 現場管理費の積算において支給品, 貸付機械がある場合 187 2-5 「処分費等」の取扱い 187 2-6 現場管理費の計算 188 ― i ― 3章 施工箇所が点在する工事の工事 箇所毎の間接工事費算定 194 195 4章 間接工事費の特例 第4編 一般管理費等の積算 1章 一般管理費等の積算 1-1 一般管理費等の改定 1-2 一般管理費等 199 199 199 第5編 土木工事積算基準の解説 1章 一般事項 ① 建設機械運転労務 1. 適用基準 2. 適用職種 3. 労務歩掛 4. 運転経費算出について ② 原動機燃料消費量 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 燃料消費量 ③ 諸雑費及び端数整理の計上方法 1. 諸 雑 費 2. 施工パッケージの単価計算書 3. 端数整理 4. 積 算 例 2章 土 工 ① 土量変化率 1. 適用基準 2. 土量の変化 3. 土量変化率と土質区分 4. 適用土質及び機械損料補正 5. 土質区分の対応 6. 岩質の判定基準 ② 土 工 1. 作業の種類と建設機械 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 数量算出要領 205 205 205 205 205 206 212 212 212 212 218 218 218 218 219 221 221 221 221 221 223 223 224 225 225 227 227 229 232 258 ③ 作業土工(床掘工) 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 数量算出要領 ④ 作業土工(埋戻工) 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ⑤ 安定処理工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 3章 共通工 ① 法面整形工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 工法選定フロー 6. 施 工 法 7. 施工パッケージ 8. 積 算 例 ② 芝 付 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 芝付工(市場単価) ― ii ― 267 267 267 268 270 277 280 280 280 280 281 285 285 285 285 286 290 290 290 290 290 290 291 292 293 295 297 297 297 297 298 299 ③ 法面工(コンクリート法枠工 (プレキャスト法枠工)) 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施 工 法 4. 施工概要 5. 機種の選定 6. 編成人員 7. 日当たり施工量 8. 諸 雑 費 9. 敷 砂 利 10. 中 詰 工 11. 足 場 工 12. 単 価 表 13. 機械運転単価表 14. 積 算 例 ④ 法面工(コンクリート法枠工 (現場打法枠工)) 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施 工 法 4. 施工概要 5. 施工方法の選定 6. 機種の選定 7. コンクリート投入打設歩掛 8. アンカー工 9. 敷砂利及び吸出し防止材 10. 中 詰 工 11. 型 枠 工 12. 鉄 筋 工 13. 足 場 工 14. 単 価 表 15. 機械運転単価表 ⑤ 吹付法面とりこわし工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 工法の選定 5. 施工パッケージ ⑥ 人工張芝工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 301 301 301 301 302 302 302 303 303 303 304 304 305 307 308 310 310 310 310 311 311 311 312 312 312 312 312 313 313 313 313 314 314 314 314 314 315 317 317 317 317 317 ⑦ 基礎・裏込砕石工,基礎・裏込栗石工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ ⑧ コンクリートブロック積(張)工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 参 考 図 7. 積 算 例 ⑨ 擁 壁 工 概 説 [Ⅰ 場所打擁壁工⑴] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 [Ⅱ 場所打擁壁工⑵] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工パッケージ ⑩ プレキャスト擁壁工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 鋼 補 強 土 壁 ⑪ 補強土壁工 帯 アンカー補強土壁 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 機種の選定 5. 施工歩掛 6. 内訳書及び単価表 7. 機械運転単価表 8. 積 算 例 ― iii ― 318 318 318 318 319 321 326 326 326 326 328 329 346 347 357 357 357 357 359 362 366 373 373 373 375 375 375 375 376 378 380 380 380 381 384 384 386 388 389 ⑫ ジオテキスタイル工 395 1. 適用基準 395 2. 適用範囲 395 3. 施工概要 395 4. 施工パッケージ 396 5. 参考資料 400 ⑬ 排水構造物工 402 [Ⅰ 排水構造物工] 1. 概 説 402 2. 適用基準 402 3. 適用範囲 402 4. 施工概要 404 5. 施工パッケージ 406 6. 積算例(ヒューム管) 408 7. 積算例(プレキャストL形側溝) 410 [Ⅱ 排水構造物工(管(函)渠型側溝・ 溶接金網及び埋設鋼板型枠)] 1. 適用基準 412 2. 適用範囲 412 3. 施工概要 412 4. 施工歩掛 413 5. 単 価 表 415 ⑭ 排水構造物工 (現場打ち水路)(本体) 416 1. 適用基準 416 2. 適用範囲 416 3. 施工概要 416 4. 施工パッケージ 417 ⑮ 排水構造物工 (現場打ち集水桝・街渠桝) (本体) 419 1. 適用基準 419 2. 適用範囲 419 3. 施工概要 419 4. 施工パッケージ 420 ⑯ 軟弱地盤処理工(サンドドレーン工・ サンドコンパクションパイル工) (市場単価) 422 1. 適用基準 422 2. 適用範囲 422 3. 市場単価の設定 424 4. 適用にあたっての留意事項 425 5. 積 算 例 426 ⑰ 軟弱地盤処理工 (粉体噴射撹拌工(DJM 工法)) 428 1. 適用基準 428 2. 適用範囲 428 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ⑱ アンカー工 (ロータリーパーカッション式) 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 積 算 例 ⑲ 吸出し防止材設置工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工パッケージ 4. 積 算 例 ⑳ 目地・止水板設置工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 参考(塩ビ止水板) ㉑ か ご 工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 参考図 (かご工(じゃかご,ふとんかご)) 6. 施工パッケージ 7. 積 算 例 ㉒ 函 渠 工 [Ⅰ 函渠工⑴] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 [Ⅱ 函渠工⑵] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工パッケージ ㉓ 殻 運 搬 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工パッケージ ― iv ― 428 430 434 434 434 434 435 436 442 456 456 456 456 457 459 459 459 459 460 465 466 466 466 466 467 467 468 470 474 474 474 474 475 479 482 482 482 484 484 484 484 4章 基礎工 489 ① 鋼管・既製コンクリート杭打工 (パイルハンマ工) 489 1. 適用基準 489 2. 適用範囲 489 3. 施工概要 490 4. 機種の選定 490 5. 編成人員 492 6. 施工歩掛 492 7. 諸 雑 費 494 8. 単 価 表 495 9. 機械運転単価表 496 10. 積 算 例 497 ② 鋼管・既製コンクリート杭打工 (中掘工) 502 1. 適用基準 502 2. 適用範囲 502 3. 施工概要 502 4. 機種の選定 504 5. 日当たり編成人員 504 6. 施工歩掛 504 7. 単 価 表 507 8. 機械運転単価表 508 9. 積 算 例 508 ③ 場所打杭工(オールケーシング工・ 全回転式オールケーシング工) 510 1. 施 工 法 510 2. 適用基準 512 3. 適用範囲 512 4. 施工概要 512 5. 機種の選定 512 6. 編成人員 513 7. 施工歩掛 513 8. 単 価 表 516 9. 機械運転単価表 516 10. 積 算 例 517 ④ 場所打杭工 (リバースサーキュレーション工) 1. 施 工 法 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 工法別作業順序 5. 機種の選定 6. 編成人員 7. 施工歩掛 8. 内訳書及び単価表 9. 機械運転単価表 10. 積 算 例 ⑤ 深 礎 工 1. 施 工 法 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 機種の選定 6. 土 留 材 7. 機械損料補正 8. 編成人員 9. 施工歩掛 10. 内訳書及び単価表 11. 機械運転単価表 12. 積 算 例 5章 コンクリート工 ① コンクリート工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. コンクリート打設工法の選定 5. 施工パッケージ 6. 施工歩掛 7. 単 価 表 ② 型 枠 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ③ 型枠工(省力化構造) 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ― v ― 519 519 521 521 521 522 522 523 527 528 528 530 530 531 531 532 533 533 533 533 534 538 539 540 546 546 546 547 547 548 549 556 558 559 559 559 559 560 565 565 565 565 565 ④ 鉄 筋 工 1. 適用基準 2. 鉄 筋 工 3. 材 料 費 4. 加工・組立費 6章 仮設工 ① 鋼矢板(H形鋼)工 (バイブロハンマ工) 1. 鋼矢板工法の分類 2. 鋼矢板の規格 3. 施工一般 4. 適用基準 5. 適用範囲 6. 施工概要 7. 機種の選定 8. 日当たり編成人員 9. 日当たり施工枚(本)数 10. 単 価 表 11. 機械運転単価表 12. 積 算 例 13. 鋼矢板施工法の選定 ② 鋼矢板(H形鋼)工 (油圧圧入引抜工) 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 機種の選定 6. 日当たり編成人員 7. 日当たり施工枚数 8. 単 価 表 9. 機械運転単価表 10. 積 算 例 ③ 仮設材設置撤去工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 機種の選定 6. 施工歩掛 7. 単 価 表 566 566 566 566 566 567 567 567 568 569 571 571 572 573 575 575 580 581 582 584 587 587 587 587 588 590 592 592 600 607 608 611 611 612 612 612 613 613 615 ④ 足 場 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工歩掛 5. 単 価 表 6. 日当たり作業量 ⑤ 支 保 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工歩掛 5. 単 価 表 ⑥ 足場工及び支保工の数量計算 1. 足場工面積(掛㎡)の算出方法 2. 支保工空体積(空㎥)の算出方法 3. 資 料 ⑦ 締切排水工 1. 概 説 2. 排水量の算定 3. 適用基準 4. 適用範囲 5. 施工概要 6. 施工歩掛 7. 内訳書及び単価表 8. 機械運転単価表 9. 積 算 例 ⑧ 敷鉄板設置・撤去工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 機種の選定 4. 施工歩掛 5. 単 価 表 ⑨ 交通誘導警備員 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 計上区分 7章 河川海岸 ① 消波根固めブロック工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 積 算 例 ― vi ― 619 619 619 620 621 621 622 623 623 623 623 624 625 626 626 631 632 636 636 637 637 637 637 638 639 640 640 641 641 641 641 641 641 643 643 643 643 643 645 645 645 645 645 646 648 657 ② 捨 石 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ③ 消 波 工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 捨石均し工 5. ブロック製作・据付工 6. 間 接 費 7. 内訳書及び単価表 8. 機械運転単価表 9. 積 算 例 8章 道路舗装 ① 路 盤 工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 積 算 例 ② アスファルト舗装工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 ③ コンクリート舗装工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 舗 設 工 5. 単 価 表 6. 機械運転単価表 ④ 連続鉄筋コンクリート舗装工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 舗 設 工 5. 単 価 表 6. 機械運転単価表 7. 積 算 例 662 662 662 662 663 665 665 665 665 666 667 674 676 680 681 684 685 685 685 685 685 686 693 697 697 697 697 698 706 710 710 710 710 711 713 715 716 716 716 716 716 718 718 719 9章 道路付属施設 ① 路 側 工 概 説 [Ⅰ 路側工(据付け)] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ [Ⅱ 路側工(取外し)] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ② 特殊ブロック設置工 1. 概 説 2. 適用基準 3. 適用範囲 4. 施工概要 5. 施工パッケージ 6. 積 算 例 10章 維持修繕 10-1 河川維持修繕 ① 堤防除草工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 工法の選定 5. 機械除草 6. 人力除草 7. 集草,梱包,積込・荷卸,運搬 8. 総合歩掛 9. 単 価 表 10. 機械運転単価表 ② 伐木除根工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 ③ 塵芥処理工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ 5. 積 算 例 ― vii ― 720 720 720 720 720 721 721 728 728 728 729 730 730 730 730 730 731 732 733 733 733 733 733 734 734 735 735 736 739 741 743 744 744 744 744 745 751 753 753 753 753 754 759 10-2 道路維持修繕 ① 路面切削工 概 説 [Ⅰ 路面切削工] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ [Ⅱ 切削オーバーレイ工] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 機種の選定 5. 編成人員 6. 施工歩掛 7. 諸 雑 費 8. 単 価 表 9. 機械運転単価表 ② 舗装版破砕工 [Ⅰ 舗装版破砕工] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ [Ⅱ 舗装版切断工] 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 施工パッケージ ③ 道路打換え工 1. 適用基準 2. 適用範囲 3. 施工概要 4. 機種の選定等 5. 編成人員 6. 施工歩掛 7. 単 価 表 8. 機械運転単価表 9. 積 算 例 762 762 762 762 762 763 764 770 770 770 770 771 771 772 772 773 774 774 774 775 776 780 780 780 781 784 784 784 785 786 787 787 791 792 793 ④ 路上路盤再生工 795 1. 適用基準 795 2. 適用範囲 795 3. 施工概要 795 4. 機種の選定 796 5. 編成人員 796 6. 日当たり施工量 796 7. 諸 雑 費 796 8. 単 価 表 797 9. 機械運転単価表 797 ⑤ 橋梁補強工 798 [Ⅰ 鋼板巻立て工⑴] 1. 適用基準 798 2. 適用範囲 798 3. 施工概要 800 4. 施工パッケージ 800 5. 支柱概念図 804 [Ⅱ 鋼板巻立て工⑵] 1. 適用基準 805 2. 適用範囲 805 3. 施工概要 805 4. 施工パッケージ 805 [Ⅲ コンクリート巻立て工⑴] 1. 適用基準 808 2. 適用範囲 808 3. 施工概要 809 4. 施工パッケージ 810 5. 積 算 例 814 [Ⅳ コンクリート巻立て工⑵] 1. 適用基準 817 2. 適用範囲 817 3. 施工概要 817 4. 施工パッケージ 817 ⑥ 橋梁補修工 822 [Ⅰ ひび割れ補修工(充てん工法)] 1. 適用基準 822 2. 適用範囲 822 3. 施工概要 822 4. 編成人員 822 5. 施工歩掛 823 6. 単 価 表 823 7. 積 算 例 824 ― viii ― [Ⅱ ひび割れ補修工(低圧注入工法)] 1. 適用基準 825 2. 適用範囲 825 3. 施工概要 825 4. 編成人員 825 5. 施工歩掛 826 6. 単 価 表 826 7. 積 算 例 827 [Ⅲ 断面修復工(左官工法)] 1. 適用基準 828 2. 適用範囲 828 3. 施工概要 828 4. 編成人員 828 5. 施工歩掛 828 6. 単 価 表 829 7. 積 算 例 830 [Ⅳ 表面被覆工(塗装工法)] 1. 適用基準 832 2. 適用範囲 832 3. 施工概要 832 4. 編成人員 832 5. 施工歩掛 833 6. 単 価 表 834 7. 積 算 例 835 ⑦ 道路除草工 838 1. 適用基準 838 2. 適用範囲 838 3. 施工概要 838 4. 工法の選定 838 5. 機械除草 839 6. 人力除草 839 7. 集草・積込運搬歩掛 840 8. 総合歩掛 841 9. 単 価 表 842 10. 機械運転単価表 843 ⑧ 欠損部補修工 844 1. 適用基準 844 2. 適用範囲 844 3. 施工概要 844 4. 施工歩掛 844 5. 単 価 表 845 6. 機械運転単価表 845 7. 積 算 例 846 11章 共同溝工 847 ① 電線共同溝工(C・C・BOX) 847 1. 適用基準 847 2. 適用範囲 847 3. 施工概要 848 4. 施工パッケージ 850 ② 情報ボックス工 854 1. 適用基準 854 2. 適用範囲 854 3. 施工概要 854 4. 機種の選定 855 5. 舗装版破砕 856 6. 床 掘 り 856 7. 埋 戻 し 856 8. 基 礎 材 857 9. 管路工(埋設部) 858 10. 管路工(露出部) 859 11. ハンドホール工 860 12. 単 価 表 860 13. 機械運転単価表 863 864 12章 橋 梁 ① 橋台・橋脚工 864 [Ⅰ 橋台・橋脚工⑴(構造物単位)] 1. 適用基準 864 2. 適用範囲 864 3. 施工概要 864 4. 施工歩掛 865 5. 単 価 表 875 6. 機械運転単価表 877 7. 積 算 例 877 [Ⅱ 橋台・橋脚工⑵] 1. 適用基準 879 2. 適用範囲 879 3. 施工歩掛 879 4. 単 価 表 880 5. 機械運転単価表 880 881 13章 現場発生品及び支給品運搬 ① 現場発生品及び支給品運搬 881 1. 適用基準 881 2. 適用範囲 881 3. 施工パッケージ 882 ― ix ― 第6編 土木工事の積算例 ■共通単価表 1. 本書掲載単価表等の 使用上の注意 2. 本書に使用されている 共通単価等の説明 ① 建設機械運転単価表 ② 施工単価表 1章 河川工事 1-1 築堤護岸工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 1-2 樋管改築工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 1-3 小規模消波根固護岸工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 2章 砂防工事 2-1 砂防堰堤工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 2-2 床固群工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 3章 海岸工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 4章 道路改良工事 4-1 道路改良その1工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 4-2 道路改良その2工事 1. 工事概要 2. 土量配分計画 3. 積算のポイント 4. 積 算 例 887 887 887 888 932 987 987 988 989 994 1017 1017 1017 1026 1081 1081 1082 1085 1100 1100 1100 1100 1106 1128 1128 1128 1132 1151 1151 1151 1155 1196 1196 1196 1196 1201 1223 1223 1223 1224 1233 5章 道路舗装工事 (アスファルト舗装) 1264 1264 1265 1268 1292 6章 道路舗装修繕工事 1. 工事概要 1292 2. 積算条件等 1292 3. 積算のポイント 1293 4. 共通仮設費, 現場管理費について 1293 5. 積 算 例 1295 6. 「5. 積算例」を再構成した 「点在する工事の箇所別間接工事費」 算出の事例 1309 7. 「5. 積算例」を基に 「大都市を考慮した共通仮設費及び 現場管理費の補正」に該当する 場合の事例 1317 1320 7章 共同溝工事 電線共同溝(C・C・BOX)工事 1320 1. 工事概要 1320 2. 工事数量 1321 3. 積 算 例 1322 4. 「3. 積算例」を基に 「大都市を考慮した共通仮設費及び 現場管理費の補正」に該当する 場合の事例 1345 1347 8章 橋梁工事 8-1 PC 橋架設工事 (プレテンション方式) 1347 1. 工事概要 1347 2. 工事数量 1347 3. 積算のポイント 1349 4. 積 算 例 1349 8-2 PC 橋桁製作架設工事 (ポストテンション方式) 1366 1. 工事概要 1366 2. 工事数量 1366 3. 積算のポイント 1366 4. 積 算 例 1368 8-3 橋梁下部工事(鋼管杭基礎) 1381 1. 工事概要 1381 2. 工事数量 1381 3. 積 算 例 1382 ― x ― 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 8-4 橋梁塗装工事 1. 工事概要及び工事数量 2. 積算のポイント 3. 積 算 例 9章 公園工事 街区公園新設工事 1. 工事概要 2. 積算のポイント 3. 工事数量 4. 積 算 例 10章 薬液注入工事 1. 工事概要 2. 薬液及び注入方式の分類 3. 各工法の特徴と施工順序 4. 工法の選定 5. 薬液注入工事に係る 条件明示事項等について 6. 積算のポイント 1390 1390 1390 1392 1397 1397 1397 1399 1405 1406 1443 1443 1443 1444 1446 1447 1449 1450 7. 積 算 例 二重管ストレーナ工法 (単相方式) 1450 二重管ストレーナ工法 (複相方式) 1455 二重管ダブルパッカー工法 1460 1468 11章 道路災害復旧工事 1. 工事概要 1468 2. 積算のポイント 1468 3. 工事数量 1473 4. 積 算 例 1475 1495 12章 防雪工事 12-1 雪崩予防柵設置工事 1496 1. 工事概要 1496 2. 積算のポイント 1497 3. 積 算 例 1498 12-2 地吹雪防雪柵工事 1503 1. 工事概要 1503 2. 積算のポイント 1504 3. 積 算 例 1505 ⎛ ⎝ ⎞ ⎠ <付表> 1. 請負工事機械経費積算要領 2. 建設機械等損料算定表 (主要機械抄録) 3. 建設機械の消耗部品の 損耗費及び補修費表(抜枠) 4. 建設機械等賃料積算基準 5. 建設用仮設材損料算定基準 6. 建設用仮設材賃料積算基準 7. 仮設材の積算 <参考資料> Ⅰ.土木工事の設計変更 1. 契約変更の約款上の根拠 2. 設計変更の積算 3. 設計変更の変更設計額の積算方法 Ⅱ.総価契約単価合意方式 1. 目 的 2. 対象工事の範囲と実施方式 3. 一般事項 4. 請負代金額の変更について 5. 設計変更例 Ⅲ.公共工事設計労務単価 1. 公共工事設計労務職種の 定義と作業内容 2. 公共工事設計労務単価 3. 労 務 費 Ⅳ.機械運転単価表様式 Ⅴ.よくある質問及び回答 Ⅵ.移行及び廃止工種一覧 ― xi ― 1515 1521 1536 1537 1538 1539 1541 1549 1549 1549 1557 1571 1571 1571 1572 1572 1575 1585 1585 1591 1605 1610 1617 1618 第2編 直接工事費の積算 4. 施工パッケージ型積算基準による積算例 1) 単価表作成例(本書の場合) C205−59号 表層(車道・路肩部) 1m2当たり単価表 名 称 積算条件区分 単位 数量 単価 平均厚さ 35㎜以上45㎜未満 平均幅員 1.4m 未満 表 層 (車道・路肩部) 材 料 瀝青材料種類 細粒度アスファル m2 ト混合物(13) プライムコート PK−3 1 金 額 2,254 摘 要 C205−59号単価計算書 Z1:「建設物価」P209 Z2:「建設物価」P217 2,254 91,000円/t ÷1,000ℓ=91円/ℓ Z3:「建設物価」P770 Z4:「建設物価」P770 (注) 1. 「施工パッケージ」8−② 3−1アスファルト舗装工 2. 材料単価は,(一財)建設物価調査会の該当月の単価である。 C205−59号単価計算書 項目 発注場所:東京 構成比 東京 (%) (H27年4月) (H28年4月) 代表機労材規格 0.51 機械(K) K1 振動ローラ(舗装用) [ハンドガイド式]運転質量0.5∼0.6t 0.29 K2 振動コンパクタ[前進型]機械質量40∼60kg 0.15 K3 労務(R) − − 1,360 1,440 312 323 − − − 43.74 − − R1 特殊作業員 19.58 22,000 22,700 R2 普通作業員 13.67 19,200 19,800 4.14 23,300 23,000 − − − 55.75 − − R3 土木一般世話役 R4 材料(Z) 50.47 11,700 11,500 Z2 アスファルト乳剤 PK−3 プライムコート用 5.10 91 91 Z3 ガソリン レギュラー スタンド 0.13 118 99 Z4 軽油 1.2号 パトロール給油 0.03 97 82 Z1 アスファルト混合物 細粒度 AS 混合物(13) 市場単価(S) S1 0.00 − − − − − 標準単価(P)[東京 H27.4]= 2,246.4(円/m2) 1,440 0.51 0.15 323 0 0 × +─×─+─×─)× {( 0.29 100 1,360 100 312 0 0 0.29+0.15+0 22,700 13.67 19,800 4.14 23,000 43.74 0 0 + × + × +─× +─×─)× ( 19.58 100 22,000 100 19,200 100 23,300 0 0 19.58+13.67+4.14+0 50.47 11,500 5.10 91 0.13 99 0.03 82 55.75 +( × +─×─+─×─+─×─)× 100 11,700 100 91 100 118 100 97 50.47+5.10+0.13+0.03 0 0 0 +(─×─)×─ 0 0 0 100 − 0.51 − 43.74 − 55.75 − 0 + ───────────────── } 100 (機 械) × (労 務) (材 料) (市 場 単 価) (構成比調整) 積算単価(P′) [東京 H28.4]= 2,246.4× 1.003034622 = 2,253.2170 ≒ 2,254(円/m2) ※(積算単価は,有効数字4桁とし,5桁目以降を切り上げる) ― 110 ― 1章 一般共通 2) 資料(H28年9月30日まで適用標準単価表の例) №205 表層(車道・路肩部) (積算単位:m2) P № 1 ☞ <抜粋> 条件区分 2 59 60 平均厚さ 平均幅員 25㎜以上 35㎜未満 25㎜以上 35㎜未満 35㎜以上 45㎜未満 35㎜以上 45㎜未満 1.4㎜未満 1.4㎜未満 1.4㎜未満 1.4㎜未満 材 料 瀝青材料種類 密粒度アスファルト 混合物(20) 密粒度アスファルト 混合物(20) 細粒度アスファルト 混合物(13) 細粒度アスファルト 混合物(13) 標準 単価 (H27.4) タックコート PK−4 プライムコート PK−3 プライムコート PK−3 1,891.2 無し 2,037.7 1,966.8 2,246.4 機労材構成比 K K1 K2 K3 0.62 0.35 0.18 0.59 0.34 0.51 0.51 R R1 R2 R3 R4 − 52.03 23.32 16.24 4.92 0.17 − 50.03 22.43 15.61 0.29 0.15 − 43.74 19.58 0.32 0.17 − 43.70 21.59 Z S Z1 Z2 Z3 Z4 − 47.35 45.07 2.06 0.15 0.04 − 4.73 − 49.38 43.34 5.82 0.15 0.04 − 13.67 4.14 − 55.75 50.47 5.10 0.13 0.03 − 15.07 4.57 − 55.79 55.60 0.14 0.04 − − 代表機労材規格 K R R2 K1 K2 K3 R1 R3 振動ローラ(舗 振動コンパク 装用)[ハンド タ[前進型] − 特 殊 普 通 土木一般 ガイド式]運転 機械質量 作業員 作業員 世 話 役 質量0.5∼0.6t 40∼60kg 振動ローラ(舗 振動コンパク 装用)[ハンド タ[前進型] − 特 殊 普 通 土木一般 ガイド式]運転 機械質量 作業員 作業員 世 話 役 質量0.5∼0.6t 40∼60kg 振動ローラ(舗 振動コンパク 装用)[ハンド タ[前進型] − 特 殊 普 通 土木一般 ガイド式]運転 機械質量 作業員 作業員 世 話 役 質量0.5∼0.6t 40∼60kg 振動ローラ(舗 振動コンパク 装用)[ハンド タ[前進型] − 特 殊 普 通 土木一般 ガイド式]運転 機械質量 作業員 作業員 世 話 役 質量0.5∼0.6t 40∼60kg R4 − − − − Z Z1 Z2 Z3 アスファル アスファルト乳剤 ガソリン ト混合物 PK −4 密粒度 AS タックコート用 レギュラー スタンド 混合物(20) アスファル アスファルト乳剤 ガソリン ト混合物 PK −3 密粒度 AS プライムコート用 レギュラー スタンド 混合物(20) アスファル アスファルト乳剤 ガソリン ト混合物 PK −3 細粒度 AS プライムコート用 レギュラー スタンド 混合物(13) アスファル ガソリン 軽油 1.2号 ト混合物 レギュラー パトロール 細粒度 AS スタンド 給油 混合物(13) ― 111 ― Z4 S 軽油 1.2号 パトロール − 給油 軽油 1.2号 パトロール − 給油 軽油 1.2号 パトロール − 給油 − − 第2編 直接工事費の積算 5. 本書における施工パッケージ単価表の見方 <№205【表層(車道・路肩部)】−59行目を選択した場合の(標準単価:東京 H27.4)から(積算単価:東京 H28.4)への計算例> 施工パッケージ標準単価表 №205【表層(車道・路肩部) 】(P111より抜粋) P № ☞ 59 60 条件区分 平均厚さ 平均幅員 材 料 瀝青材料種類 機労材構成比 標準 単価 K プライムコート 2,246.4 35㎜以上 細粒度アスファルト PK−3 1.4m未満 45㎜未満 混合物(13) 2,037.7 無し K1 K2 K3 R1 R2 R3 R4 0.51 0.29 0.15 − 43.74 19.58 13.67 4.14 − 0.51 0.32 0.17 − 43.70 21.59 15.07 4.57 − 表層 (車道・路肩部) 1m2当たり単価表 C205−59号 条件区分 名 称 表層(車道・路肩部)の積算条件区分を示す 単価表の番号 標準単価表№「205」表層(車道・路肩部)の 「59」行目を示す 施工パッケージ標準単価一覧(P128より抜粋) No. 施工パッケージ名称 203 基層(車道・路肩部) 204 中間層(車道・路肩部) 205 表層(車道・路肩部) 206 基層(歩道部) 207 中間層(歩道部) 208 表層(歩道部) 209 アスカーブ R 積算条件区分 平均厚さ 35㎜以上45㎜未満 平均幅員 1.4 m 未満 表 層 (車道・路肩部) 材 料 単位 数量 単価 細粒度アスファル m2 1 2,254 ト混合物 (13) プライムコート 瀝青材料種類 PK−3 (注) 1. 「施工パッケージ」8−② 3−1表層(車道・路肩部) 2. 材料単価は, (一財)建設物価調査会の該当月の単価である。 C205−59号単価計算書 項目 代表機労材規格 機械 (K) [ハンドガイド式]運転質量0.5∼0.6t K1 振動ローラ(舗装用) K2 振動コンパクタ[前進型]機械質量40∼60kg K3 労務 (R) R1 特殊作業員 R2 普通作業員 R3 土木一般世話役 R4 該当する施工パッケージ 材料 (Z) Z1 アスファルト混合物 細粒度 A S 混合物 (13) この例では,「8章道路舗装 ②アスファルト 舗装工3−1表層(車道・路肩部)」を示す Z2 アスファルト乳剤 PK−3 プライムコート用 表層(車道・路肩部)59行目の代表機労材規格 Z4 軽油 1.2号 パトロール給油 ◎機械(K)を損料ではなく 賃料で積算する場合は, 機械名の後に(賃料)と示す ◎機 械(K):最大3機種 労 務(R):最大4職種 材 料(Z):最大4規格 市場単価(S):最大1規格 を示す Z3 ガソリン レギュラー スタンド 市場単価 (S) S1 = 標準単価 (P) [東京 H . ] (機 械) (労 務) (材 料) 標準単価表の標準単価(H27.4) (市 場 単 価) 標準単価は,H27年4月の東京 単価を示す (構成比調整) {( ( ( ( .(円/m2) ) 0.29 1,440 0.15 323 0 0 × + ─ × ─ + ─ × ─ × 100 1,360 100 312 0 0 19.58 22,700 13.67 19,800 4.14 23,000 0 0 + × + × +─× +─×─ 100 22,000 100 19,200 100 23,300 0 0 50.47 11,500 5.10 91 0.13 99 0.03 82 + × +─×─+─×─+─×─ 100 11,700 100 91 100 118 100 97 0 0 0 + ─×─ ×─ 0 0 0 100 − 0.51 − 43.74 − 55.75 − 0 + ───────────────── 100 ) ) ) } 積算単価 (P′ [東京 H . ] ) = × 1.003034622 = 2,253.2170 ≒ ※ (積算単価は,有効数字4桁とし,5桁目以降を切り上げる) ― 112 ― 1章 一般共通 (資料出所:国土交通省国土技術政策総合研究所) 代表機労材規格 Z Z1 Z2 Z3 Z4 55.75 50.47 5.10 0.13 0.03 55.79 55.60 0.14 0.04 − 金 額 R K S K1 振動ローラ − [ハンドガイド式] − 振動ローラ [ハンドガイド式] K2 K3 R1 R2 振動コンパクタ − 特 殊普 通 作業員 作業員 [前進型] 振動コンパクタ − 特 殊普 通 作業員 作業員 [前進型] 標準単価表№「205」表層(車道・路肩部)の「59」 行目の単価を求めるための単価計算書を示す 標準単価(東京のH27年4月単価) 代表機労材規格,単価の出典は以下による ◎機 械(K) ・損料:「建設機械等損料算定表」(15欄) ・賃料:「建設物価」 ◎労 務(R):「国土交通省公表資料」 ◎材 料(Z):「建設物価」, 「Web 建設物価」等 ◎市場単価(S):「土木コスト情報」 Z4: 「建設物価」 P770 発注場所:東京 東京 (H27年4月) ( H28年4月) 0.51 − − 0.29 1,360 1,440 0.15 312 323 − − − 43.74 − − 19.58 22,000 22,700 13.67 19,200 19,800 4.14 23,300 23,000 − − − 55.75 − − 11,700 11,500 50.47 R4 単価計算書 摘 要 C205−59号単価計算書 Z1: 「建設物価」 P209 Z2: 「建設物価」 P217 2,254 91,000円/t ÷1,000ℓ=91円/ℓ Z3: 「建設物価」 P770 構成比 (%) Z S Z1 Z2 Z3 Z4 アスファルト 土木一般 − 細粒度AS ガソリン 軽油 − 世話役 混合物(13)乳剤 土木一般 − 細粒度AS − − 軽油 ガソリン 世話役 混合物(13) R3 5.10 91 91 0.13 118 99 0.03 97 82 0.00 − − − − − 発注場所(東京のH28年4月単価) 代表機労材規格,単価の出典は上記のH27年4月 単価と同じである 表層(車道・路肩部)59行目の機労材構成比 機械(K) 労務(R) 材料(Z) 市場単価(S) 0.51% + 43.74% + 55.75% + 0.00% = 100% で構成されている 材料(Z)単価 この例では, 「建設物価」P770において軽油が, H27年4月は97円/ℓ,H28年4月は82円/ℓで あ るこ とを示す 補正式 標準単価(H27.4)を基に,発注場所,発注年月に 補正した積算単価を算出するために使用する補正 値,ここでは「1.003034622」を求める補正式を示す 0.51 0.29+0.15+0 43.74 × 19.58+13.67+4.14+0 55.75 × 50.47+5.10+0.13+0.03 × 積算単価(東京の H28年4月単価) 標準単価(H27.4)に上記の補正式により算出し た補正値を乗じた積算単価,ここでは「H28年4 月東京の積算単価」を示す 円 m2 ― 113 ― 第2編 直接工事費の積算 7. その他公開資料 国土交通省 国土技術総合政策研究所 社会資本マネジメント研究センター 社会資本システム研究室のホーム ページ(http://www.nilim.go.jp/lab/pbg/index.htm)では,これまでに本書で紹介した施工パッケ一ジ型積算方 式に関連する資料等の他にも様々な情報を公開している。施工パッケージ型積算方式を適用するのに参考となる ものを以下に紹介する。 1) 施工パッケージ標準単価一覧 ここに紹介するものは,平成28年度の4月1日以降入札を行う工事から適用される施工パッケージの名称 と国土交通省土木工事積算基準(黄本)との関係等を示したものである。 資料には昨年(平成27年4月1日以降適用)のものから平成27年10月1日以降適用として追加されたもの との関係もわかるようにしてあるので,参考とされたい。 No. 施工パッケージ名称 ページ 国土交通省土木工事積算基準 編 章 項 施工パッケージ型積算基準 備考 001 掘削 001−1∼3 5 1 ② 土工 002 土砂等運搬 002−1∼29 5 1 ② 土工 003 整地 003−1 5 1 ② 土工 ※1 004 路体(築堤)盛土 004−1 5 1 ② 土工 ※1 005 路床盛土 005−1 5 1 ② 土工 ※1 006 押土(ルーズ) 006−1 5 1 ② 土工 007 積込(ルーズ) 007−1 5 1 ② 土工 008 人力積込 008−1 5 1 ② 土工 009 転石破砕 009−1 5 1 ② 土工 010 土材料 010−1 5 1 ② 土工 ※2 011 残土等処分 011−1 5 1 ② 土工 ※2 012 床掘り 012−1∼3 5 1 ③ 作業土工(床掘工) 013 掘削補助機械搬入搬出作業 013−1 5 1 ③ 作業土工(床掘工) 014 基面整正 014−1 5 1 ③ 作業土工(床掘工) 015 舗装版破砕積込(小規模土工) 015−1 5 1 ③ 作業土工(床掘工) 016 埋戻し 016−1 5 1 ④ 作業土工(埋戻工) 017 タンパ締固め 017−1 5 1 ④ 作業土工(埋戻工) 018 人肩運搬(積込み∼運搬∼取卸し)土・石 018−1∼2 5 1 ⑤ 人力運搬工 人肩運搬(積込み∼運搬∼取卸し) 019 セメント等 019−1 5 1 ⑤ 人力運搬工 人肩運搬(積込み∼運搬∼取卸し) 積ブロック類 020−1 5 1 ⑤ 人力運搬工 021−1∼3 5 1 ⑤ 人力運搬工 022 小車運搬(積込み∼運搬∼取卸し)土・石 022−1∼2 5 1 ⑤ 人力運搬工 小車運搬(積込み∼運搬∼取卸し) 023 セメント等 023−1 5 1 ⑤ 人力運搬工 小車運搬(積込み∼運搬∼取卸し) 積ブロック類 024−1 5 1 ⑤ 人力運搬工 025−1∼3 5 1 ⑤ 人力運搬工 020 021 人肩運搬(運搬∼取卸し) 024 025 小車運搬(運搬∼取卸し) ※1 ※1 (つづく) ― 122 ― 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 1. 施 工 法 リバースサーキュレーション工法による場所打杭(通称「リバース杭」)の施工は,スタンドパ イプを打込んだ後,孔底でビットを回転させ,掘削した土砂をサクションポンプ等で孔内の泥水と ともに吸い出したのち鉄筋コンクリート杭を築造する工法で,施工の概要及び順序を図④・1にし たがって説明する。 支持層 ①スタンドパイプ 建込 → ②掘削 → ③鉄筋かご 建込 → ④コンクリート → 打設 ⑤スタンドパイプ 引抜 図④・1 施工順序図 ① スタンドパイプ建込 油圧式鋼管圧入機によりスタンドパイプ(ケーシング)を建込む。 ② 掘 削 孔壁安定は,地表部はスタンドパイプで安定させ,地表部以深は泥水圧で安定させる。掘削は, ドリルパイプ先端に取付けたビットを回転させて行い,掘削土砂はパイプ内を泥水と一緒に連続 的に吸い上げ,泥水処理槽へ排出する。泥水処理槽で泥水と土砂に分離され,泥水は再利用する。 ③ 鉄筋かご建込 鉄筋かごは,所定の長さに組立てたものをクローラクレーンで吊り,設計に合わせて順次繋ぎ ながら建込設置する。 ④ コンクリート打設 トレミー管を孔底まで建込み,ケリーバを頭部に取付け,サクションポンプでスライム処理を 行い,ケリーバを外してコンクリートを打設する。 ⑤ スタンドパイプ引抜 所定の高さまで打設して,トレミー管及びスタンドパイプを引抜く。 ― 519 ― 第5編 土木工事積算基準の解説 写真④・1 リバースサーキュレーションによる掘削作業 写真④・2 鉄筋かごの建込作業 写真④・3 トレミー管建込作業 写真④・4 場所打杭のコンクリート打設状況 写真④・5 スタンドパイプ引抜作業 写真④・6 杭頭処理状況 ― 520 ― 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 2. 適 用 基 準 「標準歩掛」4章 基礎工②場所打杭工②−2 リバースサーキュレーション工による。 3. 適 用 範 囲 リバースサーキュレーションによる場所打杭工の施工に適用する。なお,揚水方式はポンプサク ション方式とし,杭径は800∼2,000㎜,掘削長は70mまでとする。施工方法はA工法(クローラク レーン2台による施工)を標準とし,作業面積,障害物等によりクローラクレーン2台を常時使用 して作業することが不可能な場合はB工法(クレーン1台施工)とする。 4. 工法別作業順序 <A工法> <B工法> 図④・2 工法別作業順序 ― 521 ― 第5編 土木工事積算基準の解説 製 図④・3 リバースサーキュレーション工による場所打杭施工の資機材例 5. 機種の選定 機械・規格は,次表を標準とする。 表④・ 1 機種の選定 作 業 種 別 機 械 名 規 格 単位 数 量 A工法 B工法 リバースサーキュ ロータリテーブル式 レーションドリル 最大掘削径3,200㎜ 最大掘削長200m 台 1 1 クローラクレーン [油圧駆動式ウインチ・ラチスジブ型]40t吊 〃 2 1 〃 1 1 〃 1 1 槽 必要量 必要量 スタンドパイプ施工用 油圧式鋼管圧入引抜機 4本ジャッキ式(各種) バ ッ ク ホ ウ [標準型・ガ(1次)]山積0.5㎥(平積0.4㎥) 掘 削 土 処 理 用 (ク ローラ型) スラッシュタンク (注) クローラクレーン,バックホウは,賃料とする。 6. 編 成 人 員 掘削機1台に対する編成人員は,次表を標準とする。 表④・2 編成人員 職種 土木一般世話役 特殊作業員 A 工 法 1 1 2 2 B 工 法 1 1 2 1 工法 と (人/台) び 工 普通作業員 (注) この人員は,掘削機操作,水中ポンプ操作,鉄筋かご建込,コン クリート打設等を含んだ一連の作業にたずさわる人員である。 ― 522 ― 摘要 (注) (注) 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 7. 施 工 歩 掛 1) 掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(d1) ⑴ 掘削長杭径別杭1本当たり施工日数は,次表による。 表④・3 掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(d1) 掘削 長(m) 杭径 (㎜) 800≦ D ≦1,100 (日/本) 1,100< D ≦1,400 1,400< D ≦1,700 1,700< D ≦2,000 0 <L1≦10 0.51 0.55 0.59 0.63 10<L1≦20 0.69 0.81 0.93 1.05 20<L1≦30 0.87 1.07 1.27 1.47 30<L1≦40 1.05 1.33 1.61 1.90 40<L1≦50 1.23 1.59 1.96 2.32 50<L1≦60 1.41 1.85 2.30 2.74 60<L1≦70 1.59 2.11 2.64 3.16 (注) 上表には,準備,リバース機による掘削,スタンドパイプ建込部掘削,スタンドパイ プ建込・引抜き,鉄筋かご建込,トレミー管建込,コンクリート打設を含む。 ⑵ 杭N本当たり施工日数は,次式による。 d =d 1 ×N×γ(日) d:掘削長杭径別 杭N本当たり施工日数(日) d 1:掘削長杭径別 杭1本当たり施工日数(日/本) N:施工本数(本) γ:施工係数 表④・4 施工係数(γ) 工 法 A 工 法 杭 径(㎜) 800以上2,000以下 1,400以下 1,400を超える 1 1.70 1.47 係 数 B 工 法 ― 523 ― 図④・4 施工図 第5編 土木工事積算基準の解説 2) 杭1本の施工に要する各機械の供用日数及び運転日数 ⑴ 掘削機(リバースサーキュレーションドリル)の供用日数 (dR) dR=1.51×γ×δ×d 1 (供用日/本) d R :掘削機(リバースサーキュレーションドリル)の供用日数(供用日/本) γ:施工係数(表④・4) δ:掘削係数(表④・5) d 1:掘削長杭径別杭1本当たり施工日数 (表④・3)(日/本) 表④・5 掘削係数(δ) 杭 径 (㎜) 1,400以下 掘削係数 1,400を超える 0.70 0.80 ⑵ クローラクレーンの運転日数 (dC1)及び(dC2) dC1 =γ×ε1×d 1(日/本) dC2 =γ×ε2×d 1(日/本) dC1 :クローラクレーン運転日数(1台目) dC2 : 〃 (2台目) γ :施工係数(表④・4) ε1 :クレーン係数(表④・6) ε2 : 〃 d 1 :掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(表④・3) (日/本) 表④・6 クレーン係数(ε1,ε2) 係 数 工 法 杭径1,400㎜以下 杭径1,400㎜を超える ε1 A,B工法 0.99 ε2 A工法 0.99 0.68 ⑶ 油圧式鋼管圧入引抜機の供用日数 (dH) dH=1.51×γ×d1 (供用日/本) dH:油圧式鋼管圧入引抜機の供用日数(供用日/本) γ:施工係数(表④・4) d1 :掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(表④・3)(日/本) ⑷ バックホウの運転日数 (dB) dB=1.09×γ×δ×d1 (日/本) dB :バックホウの運転日数(日/本) γ:施工係数(表④・4) δ:掘削係数(表④・5) d1 :掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(表④・3)(日/本) なお,この日数には,沈殿池の掘削,残土処理,簡単な作業足場の敷均し等のすべてを含む。 ― 524 ― 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 3) 労 務 歩 掛 ⑴ 表④・2に示す作業員等の杭1本当たり労務歩掛(M)は,次式による。 M=γ×d 1 ×n(人/本) M:作業員等の杭1本当たり労務歩掛(人/本) γ:施工係数(表④・4) d1 :掘削長杭径別杭1本当たり施工日数(表④・3)(日/本) n :編成人員(表④・2)(人) ⑵ ダンプトラックの運転労務は,「標準歩掛」1章①建設機械運転労務による。 4) 施工日数算定にあたってのフロー(参考) 施工日数の算定 有り 規制時間>標準作業時間 不可能 時間規制の有無 規制時間と標準 作業時間の比較 標準作業時間で 工期内施工が可能か 無し 規制時間<標準作業時間 規定時間の作業で 工期内施工が可能か 可能 可能 規定時間の作業で 工期内施工が可能か 不可能 可能 ③ ① ② リバースサーキュレーション工法の 標準作業時間は, 原則として8時間と する。やむをえず工期を短縮せざる をえない場合に限って, 必要に応じ超 勤を計上することができる。 ① 標準作業時間で 工期内施工が可能か 不可能 可能 ③ ① 規制時間内施工で積算する。 ② 標準時間作業時間(8 時間)で積算する。 ③ パーティ数を考慮して積算する。 ④ 超勤及びパーティ数を考慮して積算する。 図④・5 施工日数算定フロー ― 525 ― ② 不可能 ④ 第5編 土木工事積算基準の解説 5) 杭1本当たりコンクリート使用量 杭1本当たりに必要なコンクリート使用量は,次式による。 Q= π ×D2 ×L×(1+K)(㎥/本) 4 Q:杭1本当たりコンクリート使用量(㎥/本) D:杭径(m) L:杭長(m) K:コンクリートロス率 コンクリート量のロス(ロス+杭頭処理部分を含む)は次表とする。 表④・7 コンクリートのロス率(K) ロ ス 率 +0.12 6) 鉄 筋 工 鉄筋工は,市場単価により別途計上する。 7) 掘削土及び泥水処理 ① 掘削土の運搬が必要な場合は,ダンプトラック(オンロード・ディーゼル10t積級)を別途 計上する。 ② 掘削土の産業廃棄物処理費が必要な場合は,別途計上する。 ③ 泥水処理費が必要な場合は,別途計上する。 8) 諸 雑 費 杭1本当たりの諸雑費は,鉄筋かご建込時の溶接材,プランジャ・スタンドパイプ・トレミー 管・電気溶接機・ドリルパイプ・サクションホース・デリバリーホース・工事用水中モータポン プ・三翼ビット・ハンマグラブ及びハンマクラウンの損料,足場材(敷鉄板)賃料及び設置・撤 去・移設に関する経費,電力に関する経費,杭頭処理等の費用であり労務費,機械損料,賃料及 び運転経費の合計額に次表の率を乗じた金額を上限として計上する。 表④・8 諸雑費率 (%) 工 法 A工法・B工法 諸 雑 費 率 31 ― 526 ― 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 8. 内訳書及び単価表 ⑴ 基礎杭工1本当たり単価表 名 称 規 格 土 木 一 般 世 話 役 特 殊 作 と 業 び 普 通 作 業 単 位 数 量 摘 要 人 γ×d1×n 表④・2,表④・3, 表④・4 員 〃 〃 〃 工 〃 〃 〃 〃 〃 〃 1.51×γ×d1 表④・3,表④・4 機械損料 員 油圧式鋼管圧入引抜機 4本ジャッキ式(各種) 供用日 リ バ ー ス サーキュレーション ド リ ル ロータリテーブル式 最大掘削径3,200㎜ 最大掘削長 200m 〃 1.51×γ×δ×d1 表④・3,表④・4, 表④・5 機械損料 クローラクレーン運転 [油圧駆動式ウインチ・ ラチスジブ型]40t吊 日 γ×ε1×d1 表④・3,表④・4, 表④・6 機械賃料 〃 〃 〃 γ×ε2×d1 〃 (1次)] バックホウ(クローラ型)運転 [標準型・ガ 山積0.5㎥(平積0.4㎥) 〃 1.09×γ×δ×d1 表 ④・3,表 ④・4, 表 ④・5 機械賃料 コ ン ク 鉄 リ ー 筋 ト ㎥ 工 t 別途計上 オンロード・ディーゼル 10t積級 h 別途計上 機械損料 式 1 表④・8 ダンプトラック運転 諸 雑 費 単価表⑵ 計 (注) 1.諸雑費の対象額には,鉄筋工,コンクリート材料費,ダンプトラック運転は含まれない。 2.スラッシュタンクは,別途計上とする。 3.クローラクレーン,バックホウは,賃料とする。 4.γ :施工係数 δ :掘削係数 d 1 :掘削長杭径別杭1本当たり施工日数 ε1 :クレーン係数 n :編成人員 ε2 : 〃 ⑵ コンクリート工杭1本当たり単価表 名 称 コ 諸 ン ク リ 雑 計 ー ト 費 規 格 単 位 数 量 ㎥ 式 1 摘 要 (注) コンクリート数量については,「5)杭1本当たりコンクリート使用量」を参照。 ― 527 ― 第5編 土木工事積算基準の解説 ⑶ スラッシュタンク杭1本当たり単価表 名 称 ス ラ ッ シ ュ タ ン ク 諸 雑 費 計 規 格 単 位 数 量 摘 要 1.51×γ×d1 1 表④・3,表④・4 供用日 式 (注) スラッシュタンクは各規格ごとに必要量を計上する。 9. 機械運転単価表 機 械 名 バ ッ (ク ロ ク ー ホ ウ ラ 型) クローラクレーン 規 格 適用単価表 指 定 事 項 [標準型・ガ(1次)] 山積0.5㎥(平積0.4㎥) 機-28 運転労務数量→ 1.00 燃 料 消 費 量→45 機械賃料数量→ 1.28 [油圧駆動式ウインチ・ラチスジブ型] 40t吊 機-27 燃 料 消 費 量→52 機械賃料数量→ 1.0 10. 積 算 例 1) 積 算 条 件 ① 土質及び杭の施工は図④・6のとおりとし,工法はA工法とする。 ② 杭の施工本数は30本とする。 ③ 杭径1,016㎜,杭長18.00mとする。 ④ 掘削土はすべてダンプトラック(オンロード・ディーゼル10t積級)で捨土する。 ⑤ 泥水処理にかかる経費は別途計上する。 50 50 50 ㎜ 50 図④・6 土質状況及び施工図 ― 528 ― 4章 基礎工 ④ 場所打杭工(リバースサーキュレーション工) 2) 積 算 ■共通単価表はP888∼986参照 基礎杭工1本当たり単価表 第1号 名 称 規 格 単位 数 量 単 価 (A工法,φ1,016㎜,杭長18.00mの場合) 金 額 土木一般世話役 人 0.69 23,000 ※ 15,870 特 員 〃 0.69 22,700 ※ 15,663 工 〃 1.38 25,500 ※ 35,190 員 〃 1.38 19,800 ※ 27,324 殊 と 普 作 業 び 通 作 業 摘 要 コメント 1∼3 γ×d1 ×n 1×0.69×1人=0.69人 〃 コメント 1∼3 γ×d1 ×n 1×0.69×2人=1.38人 〃 油圧式鋼管圧入引抜機 4本ジャッキ式 供用日 管径1,200㎜ 1.042 33,500 ※ 34,907 コメント 4 「建設機械等損料算定表」 リ バ ー ス サーキュレーション ド リ ル ロータリテーブル式 最大掘削径3,200㎜ 最大掘削長200m 〃 0.729 44,000 ※ 32,076 コメント 5 「建設機械等損料算定表」 クローラクレーン運転 [油圧駆動式ウインチ・ ラチスジブ型]40t吊 日 0.683 60,790 ※ 41,519.57 コメント 6,11 共通A28号単価表 〃 0.683 60,790 ※ 41,519.57 〃 (1次)] バックホウ(クローラ型)運転 [標準型・ガ 山積0.5㎥(平積0.4㎥) 〃 0.526 33,820 ※ 17,789.32 コメント 7 共通A10号単価表 コ ン ク リ ー ト 30-18-25 ㎥ 16.336 15,200 248,307.20 ㎏ 1,500 式 (%) 1 (31) 〃 〃 鉄 筋 D16∼25 工 (SD345) 諸 雑 費 計 104.47 156,705 81,129.34 748,000 コメント 9「建設物価」P86 54円/㎏+(49円/㎏×1.03) =104.47円/㎏ 「土木コスト情報」P8 「建設物価」P16 (※対象額計) (-46.78円) 261,858.46円×0.31≒81,176.12円 有効数字4桁 コメント 1.杭1本当たり施工日数(d1):0.69日/本……表④・3(φ1,016㎜,L1=20m) 2.施工係数(γ ): 1 ……表④・4(A工法) 3.編成人員(n ) ……表④・2( 〃 ) 4.油圧式鋼管圧入引抜機供用日数(dH) dH=1.51×γ×d1=1.51×1×0.69≒1.042供用日/本 油圧式鋼管圧入引抜機は,施工する杭径に対し直近上位の管径の機種を「建設機械等損料算定表」から 選定する。 5.リバースサーキュレーションドリルの供用日数(dR) dR=1.51×γ×δ×d1 =1.51×1×0.70×0.69≒0.729供用日/本 δ=0.70 …………表④・5 6.クローラクレーン運転(賃料)日数(日)(dC1,dC2) dC1, (dC2)=γ×ε1(ε2)×d 1 =1×0.99×0.69≒0.683日/本 ε(ε =0.99……表④・6 1 2) 7.バックホウ運転(賃料)日数(日)(dB) dB=1.09×γ×δ×d1=1.09×1×0.70×0.69≒0.526日/本 8.泥水処理 現場条件によってはバキュームカー等を考慮するとともに,処分費が必要な場合は別途計上する。 ロス率 πD2×L 9.コンクリート量(Q) Q= ×1.12 4 = 3.14×1.0162×18.00m ×1.12≒16.336㎥/本 4 10.残土処理 工事現場内で,盛土等に利用するものとして計上しない。 11.クローラクレーンは,A工法の場合,表④・1より2台計上とされ,8.単価表の表示に合わせている。 ― 529 ― 第6編 土木工事の積算例 なお,施工機械の損料補正方法(簡略法)は,次式によっている。 各欄の値は「建設機械等損料算定表」による (11欄損料額)×(補正値b) 運転1時間当たり換算値(13欄)損料補正額=( 9 欄損料額)×(補正値a)+ t 補正値は「積算基準」等の指定値 (11欄損料額 )×( 補正値b) × t 供用1日当たり換算値(15欄)損料補正額= ( 9 欄損料額)×(補正値a)+ t t= 年間標準運転時間 (3欄) ……(tは供用日当たり運転時間) 年間標準供用日数(5欄) コメント 補正値:「積算基準」等で定められている指定値であり,補正値aには岩石作業補正,補 正値bには豪雪地域補正等がある。(P90参照) ① 建設機械運転単価表(共通A1号∼A82号) 単 位 記 号 h =運転1時間当たり ℓ=1ℓ当たり 日 =運転1日当たり 式=1式当たり 供用日=運転1供用日当たり 人=1人工当たり (日)=運転日当たり損料の機種 m・h=1m1時間当たり 用 m・供用日=1m1供用日当たり 110 軟岩補正1.10=損料⑼欄を 割増し(軟岩割増) 100 語 125 硬岩補正1.25= 〃 〃 (硬岩割増) 100 金額欄の※印=諸雑費率,雑工種費率の対象額 t=供用日当たり運転時間 T=運転日当たり運転時間 共通単価表 番 号 A1号 名 称 ブルドーザ(7t級) 単 位 日 ガ(1次)は排出ガス対策型(第1次基準値)の略 ガ(2次)は排出ガス対策型(第2次基準値)の略 ガ(3次)は排出ガス対策型(第3次基準値)の略 ガのみの場合は,排出ガス対策型(第1次基準値)を使用 「建設機械等損料算定表」は平成28年度 建設機 械等損料算定表(国土交通省)参照 一部<付表>2. に掲載 「建設機械の消耗部品の損耗費及び修理費表」は <付表>3. ダンプトラックのタイヤ損耗費参照 「建設物価・Web 建設物価」は平成28年4月号参照 「土木コスト情報」は平成28年4月(春)号参照 (市場単価) 規 格 湿地 ガ(2次)7t級 適 用 工 種 (賃料) 共通工:補強土壁工 A2号 小型バックホウ (山積0.09∼0.11㎥) 〃 (クローラ型)[標準型・超低騒音型・ ガ(3次)]山積0.09∼0.11㎥(平積 0.07∼0.08㎥) A3号 小型バックホウ (山積0.13㎥ (平積0.1㎥)) 〃 (クローラ型) [標準型・ガ(2次)] 公園:公園植栽工 山積0.13㎥(平積0.1㎥)(賃料) A4号 バックホウ (山積0.28㎥ (平積0.2㎥)) 〃 (クローラ型) [標準型・ガ(2次)] 基礎工:鋼管・既製コンクリー 山積0.28㎥(平積0.2㎥)(賃料) ト杭打工:パイルハンマ工 A5号 小型バックホウ (山積0.03㎥(平積0.021㎥)) 〃 (クローラ型)電動式 山積0.03㎥(平積0.021㎥) A6号 小型バックホウ (山積0.11㎥(平積0.08㎥)) 〃 (クローラ型)[超小旋回型・ガ(1次)] 基礎工:深礎工(B工法−2) 山積0.11㎥(平積0.08㎥) (賃料) バックホウ A7号 (山積0.45㎥ (平積0.35㎥)) 〃 (クローラ型) [標準型・ガ(3次)] 道路維持修繕:道路打換 山積0.45㎥(平積0.35㎥) (賃料) え工 バックホウ A8号 (山積0.45㎥(平積0.35㎥)) コンクリート圧砕装置(ベースマシン) 〃 (クローラ型) [標準型・ガ(2次)] 山積0.45㎥(平積0.35㎥) (賃料) ― 888 ― 道路維持修繕:道路打換 え工 基礎工:深礎工(B工法−1) 〃 ■共通単価表 ① 建設機械運転単価表 「建設機械運転単価表」作成の手引き 建設機械運転単価表には,「運転1時間当たり単価表」と「運転1日当たり単価表」とがあり,各 工種ごとの標準歩掛の中で適用単価表として使用区分が決められている。 運転1時間当たり単価表の作成と見方 共通工:法面工 標準歩掛等工種名 共通A11号 バックホウ(山積0.8㎥(平積0.6㎥) ) 運転 1 時間当たり 単価表 <適用条件> 名 称 規 格 運転手(特殊) 単位 数 量 単 価 金 額 人 0.16 22,300 ℓ 16 82 (クローラ型)[標準型・ガ h 機 械 損 料 (1次) ]山積0.8㎥(平積0.6㎥) 1 4,540 諸 1 燃 料 雑 計 費 費 軽 油 式 h 3,568 摘 要 T= 690h 1 1人 ≒6.3h = ≒0.16人 110日 T 6.3h 104kW×0.153ℓ/kW h≒16ℓ/h 1,312 「建設物価」P770 4,540 「建設機械等損料算定表」 0 9,420 (注) 1 . 「標準歩掛」 1 −①,②, 3 −①− 1 2 . 適用機械運転単価表 機−1 端数整理 コンクリート法枠工(敷砂利・中詰砕石設置) 運転手の労務歩掛 (P205参照) 1時間当たり燃料消費量 (P212参照) ⒀欄損料額 (P218参照) 適用となる工種・ 工法,作業,規格等 コメント (注) 1. 「標準歩掛」 1 −①,②, 3 −①− 1 は,国土交通省土木工事積算基準(黄本)に記載 されている適用基準工種を簡略化した形で表現している。 ここで1−①は,第2編土木工事標準歩掛の 1章一般事項 ①建設機械運転労務 ……運転手(特殊)の算出方法 ②は,第2編土木工事標準歩掛の 1章一般事項 ②原動機燃料消費量 ……バックホウの燃料費の算出方法 3−①−1は,第2編土木工事標準歩掛の 3章共通工 ①法面工 ……機種の選定にでてくるバックホウの規格・数量 以上のように,単価表を作成するうえで関係する事項・工種を表現している。 なお,黄本に記載のない工種で「国土交通省土木工事標準積算基準書(赤本)」に記載 のある工種の場合は,共通 A79号単価表のように「土木工事標準積算基準書」Ⅳ−3− と記載している。 このⅣ−3− とは,第Ⅳ編道路 第3章道路維持修繕工 アスファルト舗装版削孔工 で使用する発動発電機の運転歩掛となる。 黄本・赤本に記載されている工種・歩掛については,黄本を基本にして記述している。 3−①−1,Ⅳ−3− 等に該当する工種名は,単価表の右上及び単価表「計」の摘要 欄に記した。注意書き等で指定事項が出ている場合には,適用工種が記載の工種等に限定 されるものであることに注意する。 (注) 2. 適用機械運転単価表 機−1 は,国土交通省土木工事積算基準(黄本)の中の参考資 料として記載(黄本 P901∼)されている機械運転単価表の様式番号を表している。 (本書では,<参考資料> Ⅳ 機械運転単価表様式として解説を加え記載(P1610∼) している。) ― 893 ― 第6編 土木工事の積算例 運転1日当たり単価表の作成例 標準歩掛の機械運転単価表で指定されている使用機械の規格,適用単価表の様式及び指定事項 で示された1日当たりの運転労務,燃料消費量,賃料数量に基づき単価表を作成する。 機 械 名 規 格 油圧ブレーカ 大型ブレーカ バケット容量 0.2㎥対応 ベースマシン含む 適用単価表 機−28 指 定 事 項 (全層打換え) 運転労務数量→ 0.45 燃 料 消 費 量→ 11 機械賃料数量→ 1.29 (舗装版のみ打換え) 運転労務数量→ 0.48 燃 料 消 費 量→ 12 機械賃料数量→ 1.27 標準歩掛で指定される 機械運転単価表(P792) 道路維持修繕:道路打換え工 共通A19号 大型ブレーカ 運転1日当たり 単価表 (賃料) 名 称 規 格 運 転 手( 特 殊 ) 燃 機 諸 料 械 費 軽 油 賃 雑 計 全層打換え 舗装版のみ打換え 全層打換え 舗装版のみ打換え 単位 人 ℓ 油圧ブレーカ バケット容量 全層打換え 料 0.2㎥対応 供用日 (ベースマシン 舗装版のみ打換え 含む) 全層打換え 費 式 舗装版のみ打換え 数 量 単 価 0.45 0.48 11 12 1.29 1.27 1 日 22,300 82 10,660 金 額 10,035 10,704 902 984 13,751.40 13,538.20 1.60 3.80 摘 要 「建設物価」P770 「建設物価」P786 端数整理 24,690 (全層打換え) 25,230 (舗装版のみ打換え) (注) 1. 「標準歩掛」13−② 適用基準工種(P784) 2. 適用機械運転単価表 機−28 単価表の様式指定(P1616) 3. 数量は指定事項 4. 賃料 「建設物価」平成28年4月号 16,400円 / 日×(1−0.35) =10,660円 / 日 長期割引(0.35) ……賃貸期間1箇月を超える場合を採用 ― 894 ― 第6編 土木工事の積算例 ② 施工単価表(共通B 1 号∼B64号) 共通単価表 番 号 組 =1組当たり 個 =1個 〃 h =1時間〃 日 =1日 〃 供用日=1供用日〃 基 =1基 〃 ℓ =1リットル〃 枚 =1枚 〃 袋 =1袋 〃 孔 =1孔 〃 人 =1人工〃 名 称 記 号・用 語 単 位 m =1m当たり ㎡ =1㎡ 〃 ㎥ =1㎥ 〃 t =1t 〃 ㎏ =1㎏ 〃 掛㎡=1掛㎡〃 空㎥=1空㎥〃 本 =1本 〃 式 =1式 〃 % =1パーセント〃 回 =1回 〃 ガ(1次)は排出ガス対策型(第1次基準値)の略 ガ(2次)は排出ガス対策型(第2次基準値)の略 ガ(3次)は排出ガス対策型(第3次基準値)の略 ガのみの場合は,排出ガス対策型(第1次基準値)を使用 「建設機械等損料算定表」は平成28年度 建設機 械等損料算定表(国土交通省)参照 一部<付表>2. に掲載 「建設物価・Web 建設物価」は平成28年4月号参照 「土木コスト情報」は平成28年4月(春)号参照 (市場単価) 金額欄の※印=諸雑費率,雑工種費率の対象額 単 位 規 格 B1号 ブルドーザ分解・組立・輸送 回 ブルドーザガ(2次)21t級以下及び44t級以下 B2号 平場仕上げ ㎡ 仮歩掛:平場仕上げ工(人力施工) B3号 排水汚泥土処理 日 薬液注入工 B4号 鋼管杭杭頭処理溶接工 m 板厚8∼10,12,14・16㎜ B5号 既製コンクリート杭カットオフ工 本 杭破砕機 杭径300㎜∼600㎜用 B6号 杭頭処理 〃 揺動型オールケーシング工・全回転式オールケーシング工 B7号 油圧式杭圧入引抜機 据付・解体 回 B8号 切梁・腹起し設置(撤去)工 t ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 ガ(2次)25t吊 (火打ブロックを使用しない場合) B9号 〃 〃 ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 ガ(2次)25t吊 (火打ブロックを使用する場合) B10号 タイロッド・腹起し設置(撤去)工 〃 ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 ガ(2次)25t吊 B11号 横矢板設置(撤去)工 ㎡ 仮設材設置撤去工 B12号 覆工板・受桁設置(撤去)工 〃 ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 ガ(2次)25t吊 (設置面積700㎡以下の場合) B13号 覆工板設置(撤去)工 〃 ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 ガ(2次)25t吊 (設置面積700㎡を超える場合) B14号 覆工板受桁設置(撤去)工 t 〃 B15号 手 先行型枠組足場材 設置・撤去 掛㎡ B16号 単管足場材設置・撤去 〃 〃 B17号 単管傾斜足場材設置・撤去 〃 〃 油圧式杭圧入引抜機 エンジン式ユニット・ガ(1次) (圧入・引抜き) 安全ネット(有り・無し),ラフテレーンクレーン 油圧伸縮 ジブ型 ガ(2次)25t吊 ― 932 ― ■共通単価表 ② 施工単価表 仮設工:仮設材設置撤去工 共通B12号 覆工板・受桁設置(撤去)工 100㎡当たり単価表 名 称 規 格 土木一般世話役 と び 工 溶 接 工 普 通 作 業 員 ラフテレーンクレーン 油圧伸縮ジブ型 運 転(賃 料) ガ(2次)25t吊 諸 雑 置 撤 去 設 置 撤 去 設 置 撤 去 設 置 撤 去 設 置 撤 去 設 1 (3) 式 (%) 1 去 (4) 撤 1 ㎡ 当 た り 数 量 設 費 計 単位 人 〃 〃 〃 日 2.9 1.8 4.6 2.7 2.1 1.3 5.1 3.2 2.9 1.8 単 価 23,000 25,500 28,200 19,800 42,400 置 (設置面積700㎡以下の場合) 金 額 ※1 66,700 ※2 41,400 摘 要 ※1 117,300 ※2 68,850 ※1 59,220 ※2 36,660 ※1 100,980 ※2 63,360 122,960 「建設物価」P791 53,000円/日×0.80 (長期割引) 76,320 =42,400円/日 (−86円) 10,240 (※1対象額計) 344,200円×0.03=10,326円 (−0.80円) 8,410 (※2対象額計) 210,270円×0.04=8,410.80円 477,400 設 置 295,000 撤 去 4,774 設 置 2,950 撤 去 有効数字4桁 (注) 1 . 「標準歩掛」 6 −④ 2 . 土留(親杭横矢板工法,鋼矢板工法),締切(一重締切,二重締切),路面覆工等で使用される仮設 材のうち覆工板の設置撤去工に適用する。 3 . 覆工板及び受桁,桁受の歩掛が含まれている。 4 . 覆工板においては,据置式(はめこみ式)の加工材を標準とし,路面のすりつけ作業は含まない。 5 . 覆工板受桁においては,加工材を標準とする。 6 . 溶接棒,アセチレンガス,酸素ガス,溶接機損料,溶接機運転経費等の費用は,諸雑費に含む。 ― 943 ― 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 1章 河 川 工 事 河川工事は,治水と利水を目的に,河道の改修,維持修繕,内水対策,高潮対策,許可工作物の設 置などが実施されてきたが,近年は,産業・経済の発展,急激な流域開発,人口の都市集中などに よって,河川環境も著しく変化した。 そのため,河川空間の公園・運動広場などへの有効利用を図るとともに,自然生態系の保全と親水 施設の整備など河川環境整備,川の水をきれいにするための水質浄化対策なども河川工事として実施 されている。 河川工事の内容は,掘削・築堤・浚渫のように土工事が主体のものから,護岸・水門・樋管・機場・ 橋梁などの構造物や小公園,水辺の生態保全など極めて多種多様である。 この章では,河川工事の主流である「築堤護岸工事」と内水対策の「樋管改築工事」,そして小河 川における「小規模消波根固護岸工事」の積算例について述べる。 1-1 築堤護岸工事 写真1・1 築堤護岸工事例① 写真1・2 築堤護岸工事例② ― 987 ― 第6編 土木工事の積算例 縦帯 図1・1 平面図 図1・2 標準断面図 図1・3 土取場標準断面図 ― 992 ― 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 < < > > (高炉)W/C60% (高炉)W/C60% 110 110 100 100 < < 60 60 4 ,34 ,3 裏込コンクリート 裏込コンクリート (高炉) W/C60% (高炉) W/C60% 胴込コンクリート 胴込コンクリート (高炉) W/C60% (高炉) W/C60% (高炉) W/C60% (高炉) W/C60% > > 6,900 6,900 (高炉) W/C60%(高炉) W/C60% (高炉) W/C60%(高炉) W/C60% 図1・4 護岸詳細図 ― 993 ― 第6編 土木工事の積算例 3. 積 算 例 ■共通単価表はP888∼986参照 工 事 築堤護岸工事設計書 名 施工区分 (請負) 工 事 地 名 (箇 所) ○○市○○町○○地先 工 平成○○年○月○○日から平成○○年○月○○日まで,108日間 期 設 計 予 算 科 目 説 明 ○○○○ 目 ○○○○ 目の細分 ○○○○ 事業名 ○○○○ 合計35,542,800円(消費税及び地方消費税2,632,800円を含む),工事価格32,910,000円 工 事 内 容 築堤護岸 65m 内 訳 工事区分 築堤護岸 工 種 種 別 細 別 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 式 1 河 川 土 工 〃 1 1,720,771 掘 削 工 〃 1 989,250 ㎥ 1,500 193.2 289,800 C001 3 号単価表 土 砂 土砂,標準, 等 運 搬 バックホウ0.8㎥, DID 区間無し, 〃 (採 取 土 )(平均 L ≦1.5㎞) 1,500 466.3 699,450 C002 4 号単価表 式 1 ㎥ 1,400 式 1 法 面 整 形 現場制約無し, ㎡ (切土部) 砂質土 370 817.8 302,586 C029 6 号単価表 法 面 整 形 現場制約無し, 〃 (盛土部) 砂質土 270 426.5 115,155 C029 3 号単価表 平 場 現場制約無し, 〃 仕 上 げ 砂質土 220 396 2 号単価表 87,120 共通B (仮歩掛) 掘 削 土砂,オープンカット, (採 取 土 ) 押土無し,障害無し, 50,000㎥未満 盛 土 工 土砂,w≧4.0m, 築 堤 盛 土 敷均し+締固め, 10,000㎥未満,障害無し 法 面 整 形 工 ― 994 ― 226,660 161.9 226,660 C004 3 号単価表 504,861 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 ■C単価表の摘要欄※印は単価表省略 工事区分 工 種 種 別 細 別 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 護 岸 基礎工 式 1 作業土工 〃 1 780,439 床 掘 り 土砂 〃 1 484,092 第 1 号内訳書 埋 戻 し 土砂 〃 1 296,347 第 2 号内訳書 〃 1 3,037,889 2,257,450 基 礎 工 現場打基礎(張)(B) m 65 17,500 1,137,500 第 1 号単価表 現場打基礎(積)(A) 〃 65 17,230 1,119,950 第 2 号単価表 法 覆 護岸工 式 1 12,893,130 〃 1 10,407,206 45㎝×30㎝×18㎝, 平ブロック張 150㎏未満, 控120(㎡),RC40 0, 1㎥<裏込材≦3㎥ ㎡ 491 9,186 コンクリート 45㎝×30㎝, ブロック積 控35㎝ 〃 283 19,940 t=100㎜, 天 端 18 8 25(高炉) コンクリート W/C60% H ≦2m,一般養生 ㎥ 6 42,310 コンクリート ブロック工 C044−32号①単価表 4,510,326 (7.71m×65m)− (7.71m×0.3m×4本) 3 号単価表 5,643,020 第 4.36m×65m 253,860 C055− 1 号単価表※ 護 岸 付属物工 式 1 縦 帯 コンクリート m 65 18,790 1,221,350 第 4 号単価表 横 帯 コンクリート 〃 30.8 12,880 5 号単価表 396,704 第 7.71m×4本 植 生 工 式 1 野芝 張 芝 工(300㎡未満) ㎡ 150 1,930 289,500 共通B57号単価表 (市場単価) 筋 芝 工 野芝 (300㎡以上500㎡未満) 〃 390 1,483 共通B58号単価表 578,370 (市場単価) 6.03m×65m ― 995 ― 1,618,054 867,870 第6編 土木工事の積算例 工事区分 工 種 種 別 細 別 規 格 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 仮設工 式 1 仮締切工 〃 1 土 の う 〃 1 393,364 第 3 号内訳書 締切盛土 〃 1 222,982 第 4 号内訳書 締切盛土 撤 去 〃 1 65,182 第 5 号内訳書 1,034,447 681,528 水 替 工 〃 1 234,416 ポンプ排水 〃 1 234,416 第 6 号内訳書 工 事 用 道 路 工 〃 1 118,503 〃 1 工事用道路 118,503 第 7 号内訳書 直接工事費 〃 1 18,686,237 共通仮設費 〃 1 2,449,100 〃 1 560,100 〃 1 357,100 〃 1 〃 1 203,000 第 9 号内訳書 1,889,000 第10号内訳書 共 通 仮設費 (積上げ分) 運 搬 費 (積上げ分) 建設機械 分解・組立・ ブルドーザ 21t級以下 輸送費 イメージアップ (率 経 費 共 通 仮設費 (率 分) 分) 357,100 第 8 号内訳書 〃 1 純工事費 〃 1 現 場 管理費 〃 1 工事原価 〃 1 一般管 理費等 〃 1 工事価格 〃 1 消費税及び 地方消費税 〃 1 工事費計 〃 1 ― 996 ― 21,135,337 7,033,000 第11号内訳書 28,168,337 4,741,663 第12号内訳書 32,910,000 2,632,800 工事価格×0.08 35,542,800 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 ■共通単価表はP888∼986参照 ■C単価表の摘要欄※印は単価表省略 床掘り 一式内訳書 第1号 名 称 規 格 単位 数 量 床 掘 り 土砂,標準, 土留無し,障害無し ㎥ 350 床 掘 り 土砂・現場制約有り 〃 47 計 (法面工) 単 価 金 額 266.40 93,240 高水79㎥+低水271㎥=350㎥ C012− 1 号単価表 390,852 高水36㎥+低水11㎥=47㎥ C012−21号単価表※ 8,316 摘 要 484,092 コメント 設計書に計上する数量は,国土交通省の要領では,1,000㎥未満は10㎥単位としている。本書では,100㎥以 上1,000㎥未満は10㎥単位,100㎥未満は1㎥単位としている。以下同様である。 埋戻し 一式内訳書 第2号 名 称 単位 数 量 押 土(ル ー ズ ) 土砂 ㎥ 144 埋 〃 109 戻 規 格 し 計 土砂,W<1m 名 称 の う 規 格 工 計 金 額 148.2 21,340 2,523 単位 数 量 48㎝×62㎝ 袋 463 275,007 296,347 摘 要 高水50㎥+低水94㎥=144㎥ C006− 1 号単価表 高水39㎥+低水70㎥=109㎥ C016− 4 号単価表※ 単 価 金 額 849.6 393,364 393,364 摘 要 共通B33号単価表 締切盛土 一式内訳書 第4号 名 称 単位 数 量 土砂,オープンカット 削 押土有り,30,000㎥未満 ㎥ 土 〃 掘 築 単 価 土のう 一式内訳書 第3号 土 (法面工) 堤 盛 計 規 格 2.5m≦ W <4.0m 規 格 土砂,オープンカット 削 押土有り,30,000㎥未満 掘 計 金 額 260 250.7 65,182 C001− 1 号単価表 240 657.5 157,800 C004− 2 号単価表 222,982 摘 要 締切盛土撤去 一式内訳書 第5号 名 称 単 価 単位 数 量 ㎥ 260 単 価 金 額 250.7 65,182 65,182 ― 997 ― 摘 要 C001− 1 号単価表 第6編 土木工事の積算例 ポンプ排水 一式内訳書 第6号 名 称 規 格 単位 工事用水中モータポンプ 設 置 ・ 撤 去 工事用水中モータポンプ 運 転 箇所 1 73,010 73,010 共通B21号単価表 日 21 7,686 161,406 共通A71号単価表 作業時排水 234,416 計 φ150㎜,25kVA 数 量 単 価 金 額 摘 要 (注) 「標準歩掛」6−⑦ 名 称 規 格 単位 数 量 単 価 1,200 補 修 材 料 費 RC40∼0 ㎥ 60 道 敷均し(ルーズ), 2.5m≦W<4.0m m 520 路 (仮歩掛) 工事用道路 一式内訳書 第7号 補 修 計 金 額 摘 要 (幅) (厚) (延長) 72,000 3m×0.1m×200m=60㎥ 「建設物価」P125 89.43 46,503 118,503 コメント コメント 1. 補修材料は,延長200m×幅3m×厚0.05m×2回分=60㎥を計上する。 2. 道路補修の歩掛はないため,整地(敷均し(ルーズ)・狭小幅員(2.5m以上4m未満))の「施工パッケージ」 を採用した(C003−4号単価表) 。 298.10円/㎥(C003−4号単価表)×60㎥(補修材料)÷200m=89.43円/m ※(C003−4号単価表)は省略。 運搬費(積上げ分) 一式内訳書 第8号 名 称 規 格 ブ ル ド ー ザ 分解・組立・輸送 21t級以下 単位 数 量 単 価 回 1 357,100 計 金 額 摘 要 357,100 共通B1号単価表 357,100 (注) 「標準歩掛」1−③,「土木工事標準積算基準書(共通編)」Ⅰ−2−② (DID 地区なし) イメージアップ経費(率分) 内訳書 第9号 名 称 規 格 単位 数 量 イメージアップ経費(率分) 式 1 単 価 金 額 203,000 摘 要 コメント (注) 「土木工事標準積算基準書(共通編)」Ⅰ−9−① コメント 具体的計算 Pi(対象額:直接工事費)=18,686,237円(対象額が5億円以下かつ地方部の率式を適用) i(イメージアップ経費率)=11.0・Pi −0.1380=11.0×18,686,237−0.1380≒1.09%(小数点第3位を四捨五入) K(イメージアップ経費)=i×Pi=0.0109×18,686,237円≒203,000円(1,000円未満切捨) ― 998 ― 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 共通仮設費(率分) 内訳書 第10号 名 称 規 格 単位 数 量 共通仮設費(率分) 式 1 単 価 金 額 1,889,000 摘 要 コメント (注) 「積算基準」第1編 コメント 1. 工種区分は「積算基準」第1編4.別表第1より「河川工事」を適用する。 2. 具体的計算 P(対象額:直接工事費)=18,686,237円 A=238.6 b=−0.1888 Kr(共通仮設費率)=A・Pb=238.6×18,686,237−0.1888≒10.11%(小数点第3位を四捨五入) 共通仮設費率補正値=0.0%(地方部で一般交通等の影響を受けない場合を適用) Kr(補正後)=10.11%+0.0%=10.11% K(共通仮設費)=P×Kr=18,686,237円×0.1011≒1,889,000円(1,000円未満切捨) 現場管理費 内訳書 第11号 名 称 規 格 単位 数 量 現 場 管 理 費 式 1 単 価 金 額 摘 要 7,033,000 コメント (注) 「積算基準」第1編 コメント 1. 工種区分は「積算基準」第1編4.別表第2より「河川工事」を適用する。 2. 具体的計算 Np(純工事費)=21,135,337円 A=1,169.0 b=−0.2110 Jo(現場管理費率)=A・Npb=1,169.0×21,135,337−0.2110≒33.28%(小数点第3位を四捨五入) 現場管理費率補正値=0.0%(地方部で一般交通等の影響を受けない場合を適用) Jo(補正後)=33.28%+0.0%=33.28% J(現場管理費)=Np×Jo=21,135,337円×0.3328≒7,033,000円(1,000円未満切捨) 一般管理費等 内訳書 第12号 名 称 規 格 単位 数 量 一般管理費等 式 1 単 価 金 額 摘 要 4,741,663 コメント (注) 「積算基準」第1編 コメント 具体的計算 Cp(工事原価)=28,168,337円 前払金支出割合 40%:補正なし 契約保証に係る率の補正:0.04%(ケース1 P200参照) Gp(一般管理費等率)=−4.63586×LOG(Cp)+51.34242 =−4.63586×LOG 28,168,337+51.34242≒16.81%(小数点第3位を四捨五入) Gp(補正後)=16.81%+0.04%=16.85% G (一般管理費等)=Cp×Gp=28,168,337円×0.1685≒4,746,364円 (端数調整後)=4,746,364円−4,701円=4,741,663円 (端数調整前の工事価格)=28,168,337円+4,746,364円=32,914,701円 工事価格を万円単位に丸めるための減調整額=32,914,701円−32,910,000円=4,701円 ― 999 ― 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 掘削 1m3当たり単価表 C001−1号 名 称 積算条件区分 掘 削 単位 数量 単価 土質 土砂 施工方法 オープンカット 金 額 摘 要 C001−1号単価計算書 m3 押土の有無 有り 施工数量 普通土30,000m3未満 又は湿地軟弱土 1 250.7 250.7 Z1:「建設物価」P770 (注) 1. 「施工パッケージ」1−② 3−1掘削 2. 材料単価は,(一財)建設物価調査会の該当月の単価である。 C001−1号単価計算書 項目 発注場所:東京 構成比 東京 (%) (H27年4月) (H28年4月) 代表機労材規格 54.75 機械(K) 54.75 K1 ブルドーザ[湿地・ガ(1次)]20t級 K2 K3 労務(R) R2 R3 R4 材料(Z) 24,100 24,700 − − − − 26.80 − − 21,600 22,300 − − − − − − − − − 18.45 − − 18.45 Z1 軽油 1.2号 パトロール給油 Z2 Z3 Z4 市場単価(S) S1 − − − 26.80 R1 運転手(特殊) − 97 82 − − − − − − − − − 0.00 − − − − − 標準単価(P)[東京 H27.4]= 252.20(円/m3) 24,700 54.75 0 0 0 0 × +─×─+─×─)× {( 54.75 100 24,100 0 0 0 0 54.75+0+0 26.80 22,300 26.80 0 0 0 0 0 0 +( × +─×─+─×─+─×─)× 100 21,600 0 0 0 0 0 0 26.80+0+0+0 18.45 82 18.45 0 0 0 0 0 0 +( × +─×─+─×─+─×─)× 100 97 0 0 0 0 0 0 18.45+0+0+0 0 0 0 +(─×─)×─ 0 0 0 100 − 54.75 − 26.80 − 18.45 − 0 + ───────────────── } 100 (機 械) × (労 務) (材 料) (市 場 単 価) (構成比調整) 積算単価(P′)[東京 H28.4]= 252.20× 0.993784962 = 250.6326 ≒ 250.7(円/m3) ※(積算単価は,有効数字4桁とし,5桁目以降を切り上げる) ―1003 ― 1章 河川工事 1−1 築堤護岸工事 床掘り 1m3当たり単価表 C012−1号 名 称 積算条件区分 床 掘 り 土質区分 土砂 施工方法 標準 単位 数量 単価 摘 要 C012−1号単価計算書 m3 土留方式の種類 無し 障害の有無 金 額 1 266.4 266.4 Z1: 「建設物価」P770 無し (注) 1. 「施工パッケージ」1−③ 3−1床掘り 2. 材料単価は,(一財)建設物価調査会の該当月の単価である。 C012−1号単価計算書 項目 発注場所:東京 構成比 東京 (%) (H27年4月) (H28年4月) 代表機労材規格 45.51 機械(K) K1 バックホウ(クローラ型) [標準型・ガ(2次)]山積0.8m3(平積0.6m3) K2 K3 労務(R) 45.51 R2 R3 R4 材料(Z) 18,100 18,500 − − − − 36.68 − − 21,600 22,300 − − − − − − − − − 17.81 − − 17.81 Z1 軽油 1.2号 パトロール給油 Z2 Z3 Z4 市場単価(S) S1 − − − 36.68 R1 運転手(特殊) − 97 82 − − − − − − − − − 0.00 − − − − − 標準単価(P)[東京 H27.4]= 267.88(円/m3) 18,500 45.51 0 0 0 0 × +─×─+─×─)× {( 45.51 100 18,100 0 0 0 0 45.51+0+0 36.68 22,300 36.68 0 0 0 0 0 0 +( × +─×─+─×─+─×─)× 100 21,600 0 0 0 0 0 0 36.68+0+0+0 17.81 82 17.81 0 0 0 0 0 0 +( × +─×─+─×─+─×─)× 100 97 0 0 0 0 0 0 17.81+0+0+0 0 0 0 +(─×─)×─ 0 0 0 100 − 45.51 − 36.88 − 17.81 − 0 + ────────────────── } 100 (機 械) × (労 務) (材 料) (市 場 単 価) (構成比調整) 積算単価(P′)[東京 H28.4]= 267.88× 0.994403258 = 266.3807 ≒ 266.4(円/m3) ※(積算単価は,有効数字4桁とし,5桁目以降を切り上げる) ―1009 ― <付 表> 1. 請負工事機械経費積算要領 /1515 2. 建設機械等損料算定表 (主要機械抄録)/1521 3. 建設機械の消耗部品の 損耗費及び補修費表(抜粋)/1536 4. 建設機械等賃料積算基準 /1537 5. 建設用仮設材損料算定基準 /1538 6. 建設用仮設材賃料積算基準 /1539 7. 仮 設 材 の 積 算 /1541 <参 考 資 料> Ⅰ. 土木工事の設計変更 /1549 Ⅱ. 総価契約単価合意方式 /1571 Ⅲ. 公共工事設計労務単価 /1585 Ⅳ. 機械運転単価表様式 /1610 Ⅴ. よくある質問及び回答 /1617 Ⅵ. 移行及び廃止工種一覧 /1618 Ⅰ.土木工事の設計変更 4) 〔設計変更例〕 (本書第6編4章道路改良工事4-1道路改良1工事)において,以下の変更内容があった場 合の例を示す。 ⑴ 変更内容 ① 道路土工 測量の結果,盛土量が増加し,流用土の不足及び法面整形工・残土処理工の数量増が判明 した。 監督員と協議の結果,不足土量540㎥は近隣土捨て場から採取することとした。 ② 落石防止設置工 工事施工中において,地元住民から法面崩落の実績があり法面対策が要望されたことか ら,別途現地調査を実施し対策を講ずることとした。 それまでの対策として,落石防止柵L=60mを2箇所計120m設置する。(○月○日付で先 行指示) ③ 擁壁工 精査の結果,数量増となった。 ④ 上記に関連して,交通誘導警備員が増となった。 ⑵ 以上変更内容を基に設計変更を行う。 ①,③,④は発注時点の単価で積算し,②は先行指示時点月の単価で積算する。 (注)本例では原則としてH28年4月の東京単価としている。 ―1559 ― <参考資料> (土の流れ概念図) 当 初 設 計 土の流れ概念図 自工区 路体盛土 流用土⑴ 970㎥ 810㎥ 流用土⑵ 160㎥ 路床盛土 流用土 掘削⑴ L=50m 掘削⑵ 計 L=180m (作業土工残土 180×0.9≒160㎥) 2,200㎥ ① ① (地山必要量 810/0.9=900㎥) 1,100㎥ 1,100㎥ 900㎥ (200+1,100) ㎥ 1,200㎥ 1,200㎥ (地山必要量 1,200/0.9≒1,300㎥) 計 970+1,200=2,170㎥ ダンプトラック残土運搬 180㎥ ② 作業土工 床掘り 560㎥ (B=340㎥,B′ =220㎥) 埋戻し 340㎥⇒ (340/0.9≒380) 残土運搬 180㎥= (560-380) L=180m 第1回変更 土取場 路床盛土不足量 540㎥ (C) 地山換算必要土量 540÷0.9=600㎥ 600㎥ 600㎥ 運搬距離 L=1.9㎞ 土取場の土砂掘削 土砂運搬 土砂等運搬 ③ 自工区 ㎞ 1.9 路体盛土 1,510㎥ 1,340㎥ 170㎥ 路床盛土 採取土 1,200㎥ 660㎥ 540㎥ 掘削⑴ L=50m 掘削⑵ 計 L=180m ① (地山必要量 1,340/0.9≒1,490㎥) (作業土工残土 190×0.9≒170㎥) 1,120+370㎥ 730㎥ (地山必要量 660/0.9≒730㎥) (地山必要量 540/0.9=600㎥) 計 1,510+1,200=2,710㎥ ダンプトラック残土運搬 190㎥ ② 作業土工 床掘り 590㎥ (B=340㎥,B′ =250㎥) 埋戻し 360㎥⇒ (360/0.9=400) (590-400) 残土運搬 190㎥= L=180m ―1560 ― ① 1,120㎥ 1,100㎥ 2,200㎥ <参考資料> 〈第1回変更設計書〉 工 事 道路改良その1工事設計書(第1回変更) 名 施工区分(請負) 工 事 地 名 (箇 所) ○○市○○町○○地先 元工期 : 変更工期 平成○○年○○月○○日まで○○日間: 平成○○年○○月○○日まで,○○日間 設 計 説 明 工事の都合により盛土側の施工を25m追加する 予 算 科 目 工 事 内 容 ○○○○ 目 ○○○○ 目の細分 ○○○○ 事業名 ○○○○ 270 200 土工(掘削2,200㎥,盛土2,170(元設計) 2,710(変更設計)㎥),法面工(張芝 310 ㎡),擁壁工 230 m 内 訳 変 更 設 計 増 減 細 別 L4 式 1 道 路 土 工 〃 1 1,567,507 1 2,130,756 1 (+) 563,249 掘 削 工 〃 1 1 1,279,220 1 (+) 439,920 土砂,オープンカッ ト, 押 土 有 り, ㎥ 掘 削 ⑴ 30,000㎥未満 (平均L=50m) 1,100 250.7 275,770 1,100 250.7 275,770 0 0 C001-1号 単価表 土砂,オープンカッ 掘 削 ⑵ ト,押土無し,障害 〃 無し,50,000㎥未満, (平均L=180m) 1,100 193.2 212,520 1,100 193.2 212,520 0 0 C001-3号 単価表 土砂,標準,バッ ク ホ ウ(0.8㎥), 〃 土砂等運搬 DID 区間無し(平 均L=180m) 1,100 319.1 351,010 1,100 319.1 351,010 0 0 C002-1号 単価表 路 良 L5 格 元 設 計 種 別 L3 道 改 規 単位 工事区分 工種 L1 L2 数量 単価 金 額 37,152,000 38,307,600 土砂,オープンカッ ト,押土無し,障害 〃 掘削(採取土) 無し,50, 000㎥未満, (平均L=180m) 土砂,標準,バッ 土砂等運搬 ク ホ ウ(0.8㎥), (採 取 土 ) DID 区間無し(平 〃 均L=1.9km) 839,300 数量 単価 金 額 数量 金額 摘 要 上段:当初請負額 下段:当初設計額 600 193.2 (+) C001-3号 115,920(+) 600 115,920 単価表 600 540 (+) C002-5号 324,000(+) 600 324,000 単価表 (つづく) ―1564 ― Ⅰ.土木工事の設計変更 (つづき) 種 別 L3 細 別 L4 規 L5 格 単位 工事区分 工種 L1 L2 元 設 計 数量 単価 路体盛土工 路体盛土 土砂,w ≧4.0m, 敷均し+締固め, ㎥ 10,000㎥未満, 障害無し 970 161.9 土砂等運搬 土砂,標準,バック ホ ウ(0.8㎥),DID 区 〃 間無し, (平均L=180 m)(作業土工残土分) 180 319.1 路床盛土工 法面整形工 植 生 工 〃 w≧4.0m, 路 床 盛 土 10,000㎥未満, ㎥ 障害無し 式 切土部,現場制約 法 面 整 形 無し,レキ質土 ㎡ 法面工 式 張 1 額 214,481 数量 1 単価 157,043 1,510 161.9 57,438 292,920 190 319.1 額 305,098 数量 1 摘 要 金額 (+) 90,617 (+) C004-3号 244,469(+) 540 87,426 単価表 (+) C002-1号 60,629(+) 10 3,191 単価表 292,920 0 0 292,920 1,200 244.1 292,920 0 0 C005-3号 単価表 220,806 253,518 1 270 817.8 220,806 1,200 244.1 1 1 〃 1 270 1,930 1 金 増 減 式 野芝(半土付) 芝 300㎡未満 ㎡ 落石防護 柵設置工 1 金 変 更 設 計 1 310 817.8 521,100 1 521,100 1 521,100 310 1,930 (+) 32,712 (+) C029-6号 253,518(+) 40 32,712 単価表 598,300 1 (+) 77,200 598,300 1 (+) 77,200 (+) 共通 B57号単価 598,300(+) 40 77,200 表(市場単価) 式 1 (+) 2,527,400(+) 1 2,527,400 〃 1 2,527,400 端末支柱設置 〃 本 4 108,000 (+) (市場単価) 432,000(+) 4 432,000 「土木コスト情報」P86 中間支柱設置 〃 〃 38 22,300 (+) (市場単価) 847,400(+) 38 847,400 「土木コスト情報」P85 ロープ・金網 (間隔保持材付き) m 設 置 工 H=2m 120 10,400 (+) (市場単価) 1,248,000(+) 120 1,248,000 「土木コスト情報」P87 落石防護 柵設置工 H=2m 1 (+) 2,527,400 式 1 15,548,112 1 17,745,741 1 (+) 2,197,629 〃 1 1,110,712 1 1,169,266 1 (+) 58,554 砂 〃 1 149,932 1 158,026 1 (+) 変更第1号 8,094 内訳書 基 面 整 正 補足材無し 〃 1 102,960 1 102,960 0 0 当初2号内訳書 埋 戻 し 1 857,820 1 908,280 1 (+) 変更第2号 50,460 内訳書 擁壁工 作業土工 床 掘 り 土 〃 (つづく) ―1565 ― <参考資料> (つづき) 種 別 L3 細 別 L4 規 L5 格 場所打擁壁工 (構造物単位) 単位 工事区分 工種 L1 L2 元 設 計 数量 式 単価 1 金 額 14,437,400 変 更 設 計 数量 単価 1 金 額 16,576,475 増 減 摘 要 数量 金額 1 (+) 2,139,075 18-8-25(高炉),基 礎砕石無し,均しコ もたれ式推壁 ンクリート有り,一 ㎥ 般養生,H=3m, 圧送管延長L=45m 400 33,440 13,376,000 (+) C065-18号 460 33,440 15,382,400(+) 60 2,006,400 単価表 裏 込 砕 石 RC40∼0 200 5,307 225 5,307 〃 1,061,400 (+) C038-1号 1,194,075(+) 25 132,675 単価表 仮設工 式 1 2,749,988 1 2,804,388 1 (+) 54,400 工 事 用 道 路 工 〃 1 601,188 1 601,188 0 0 幅員B=4m, 工 事 用 延長L=200m, 〃 道 路 盛 土 高さH=0.5m 1 233,827 1 233,827 0 0 当初4号内訳書 幅員B=3m, 敷 砂 利 工 延長L=200m, 〃 高さH=0.2m 1 277,475 1 277,475 0 0 当初5号内訳書 工 事 用 RC40∼0 道路補修 〃 1 89,886 1 89,886 0 0 当初6号内訳書 〃 1 2,148,800 1 2,203,200 1 (+) 54,400 〃 1 2,148,800 1 2,203,200 1 (+) 変更第3号 54,400 内訳書 交通管理工 交通誘導 警備員(A) 直 接 工事費 〃 1 20,386,707 1 25,806,585 1 (+) 5,419,878 共 通 仮設費 〃 1 2,894,100 1 3,492,100 1 (+) 598,000 〃 1 577,100 1 625,100 1 (+) 48,000 〃 1 357,100 1 357,100 0 0 建設機械分解・ ブルドーザ 〃 組立,輸送費 1 357,100 1 357,100 0 B1号 0 共通 単価表 共通仮設費 (積上げ分) 運 搬 費 (積上げ分) イメージアップ (率 経 費 共通仮設費(率 分) 分) 〃 1 220,000 1 268,000 1 (+) 変更第4号 48,000 内訳書 〃 1 2,317,000 1 2,867,000 1 (+) 変更第5号 550,000 内訳書 (つづく) ―1566 ― Ⅰ.土木工事の設計変更 (つづき) 種 別 L3 細 別 L4 規 L5 単位 工事区分 工種 L1 L2 格 元 設 計 数量 単価 金 額 変 更 設 計 数量 単価 金 額 増 減 数量 金額 摘 要 純工事費 式 1 23,280,807 1 29,298,685 1 (+) 6,017,878 現 場 管理費 〃 1 7,119,000 1 8,842,000 1 (+) 変更第6号 1,723,000 内訳書 工事原価 〃 1 30,399,807 1 38,140,685 1 (+) 7,740,878 一 般 管理費等 〃 1 5,070,193 1 6,189,315 1 (+) 変更第7号 1,119,122 内訳書 工事価格 〃 1 35,470,000 1 44,330,000 1 (+) 8,860,000 消費税及び 地方消費税 〃 1 2,837,600 1 3,546,400 1 (+) 708,800 工事価格×0.08 工事費計 〃 1 ① 38,307,600 ② 37,152,000 1 ③ 47,876,400 ④ 46,429,200 1 (+) 9,568,800 落札金額 34,400,000 ②=落札金額×1.08 ③第1回変更設計額 ④第1回変更発注者積算工事費計 (注) 本来変更設計書には,当初設計と変更がない単価表や内訳書も打ち出されて設計書となるものであるが, 本書においては,当初○号内訳書として省略している。 当初の単価表・内訳書は本書第6編4章の4-1の道路改良その1工事を参照されたい。 なお,元設計欄は,前回設計時の数量単価が示される。したがって第1回変更の設計書では,元設計欄が 当初設計の数量単価となる。 第1回変更設計額の計算 請負額 37,152,000円 第1回変更発 者積算工事価格 工事価格(落札率を乗じた額)= × 44,330,000円 ≒42,990,000円 38,307,600円 (落札率を乗じた額) 当初発 者積算工事費計 第1回変更設計額=42,990,000円×(1+0.08)=46,429,200円 落札率 乗 額 消費税率 (注)1. 変更発注者積算とは,発注者単価,発注者経費をもとに当初発注者積算と同一方法により積算する。 2. 請負額,当初発注者積算額は消費税相当額を含んだ額。 3. 消費税率=消費税率+地方消費税率 コメント 請負者の当初落札額は34,400,000円(請負額37,152,000円-消費税額2,752,000円)であったの で, 第 1 回 変 更 契 約 時 に は( 落 札 率 を 乗 じ た 額 ) で 算 出 し た 金 額42,990,000円 - 当 初 落 札 額 34,400,000円=増額 8,590,000円(消費税抜き)の範囲内で変更契約は成立することとなる。 ―1567 ― <参考資料> 床掘り 一式内訳書 変更第1号 名 称 床 掘 り 床 掘 り 規 格 土 砂, 標 準, 土 留 ⑴ 無し,障害無し, (B 領域分の床掘り) 土砂,1m≦W<2m ⑵ (B 領域分の床掘り) 単位 数 量 単 価 ㎥ 340 266.4 90,576 C012−1号単価表 〃 250 269.8 67,450 C012−8号単価表 計 金 額 摘 要 158,026 コメント 1. 床掘り(B )部分については,(本書第5編 2章 土工②6.1)数量算出項目⑴<P258>に抜粋掲載 で「実作業は「掘削」行為となるが数量算出上は「床掘り」として算出する」としている。床掘(B ')部 分を積算する際には床掘りの施工パッケージから条件を選択して計上することとなるので,注意する必要 がある。 2. 施工パッケージを適用する際の条件は,数量算出する際の断面のみを切り取って考えることに注意する。 3. 床掘りの際の余裕幅は,「土木工事数量算出要領(案)」より本体コンクリート端から50㎝が適用される こととなり,床掘り勾配も高さが1m以上5m未満かつレキ質土の場合1:0.5であり,平均施工幅も1m 未満であることから小規模を適用する。 埋戻し 一式内訳書 変更第2号 名 称 埋 戻 規 格 し 最大W<1m 単位 数 量 単 価 360 2,523 ㎥ 計 摘 要 908,280 C016−4号単価表 908,280 交通誘導警備員 一式内訳書 変更第3号 名 称 金 額 規 格 交通誘導警備員(A) 単位 数 量 単 価 162 13,600 人 計 金 額 摘 要 2,203,200 2,203,200 イメージアップ経費(率分) 変更第4号 名 称 規 格 単位 数 量 イメージアップ経費 (率 分) 式 1 単 価 (DID 地区なし) 金 額 268,000 摘 要 コメント (注) 「土木工事標準積算基準書(共通編)」Ⅰ-9-① コメント 1. (率分)計上費目:仮設備関係(①見学路及び椅子の設置),営繕関係(②現場休憩所の快適化),安全関 係(③工事標識・照明等安全施設のイメージアップ),地域とのコミュニケーション(④完成予想図,⑤見 学会等の開催)にイメージアップを行う。(本書第3編1章 共通仮設費の積算 1-7<P179>参照) 2. 具体的計算 Pi(対象額)=25,806,585円(Pi が5億円以下かつ地方部の率式を適用) i(イメージアップ経費率)=11.0・Pi-0.1380=11.0×25,806,585-0.1380≒1.04%(小数点第3位を四捨五入) K(イメージアップ経費)=i×Pi=0.0104×25,806,585円≒268,000円(1,000円未満切捨) ―1568 ― Ⅰ.土木工事の設計変更 共通仮設費(率分)内訳書 変更第5号 名 称 規 格 単位 数 量 共通仮設費(率分) 式 1 単 価 金 額 2,867,000 摘 要 コメント (注) 「積算基準」第1編 コメント 1. 工種区分は「積算基準」第1編4.別表第1より「道路改良工事」を適用する。 2. 共通仮設費の算出には「積算基準」第1編4.より様々な補正がある。 この積算例では,地方都市における施工であるが,市道のバイパス工事であり,施工平面図から見て, 埋設物件の影響もなく,人家等も見られないことから施工場所が一般交通等の影響を受けないに該当する と考える。 また,補正係数を乗ずるべき市街地における工種区分にも該当しないため,補正は行わない。 3. 具体的計算 P(直接工事費)=25,806,585円 A=57.0 b=-0.0958 Kr(共通仮設費率)=A・Pb=57.0×25,806,585-0.0958≒11.11%(小数点第3位を四捨五入) 共通仮設費率補正値=+0.0% Kr(補正後)=11.11%+0.0%=11.11% K(共通仮設費)=P×Kr=25,806,585円×0.1111≒2,867,000円(1,000円未満切捨) 現場管理費 内訳書 変更第6号 名 称 現 場 管 理 費 規 格 単位 数 量 式 1 単 価 金 額 8,842,000 摘 要 コメント (注) 「積算基準」第1編 コメント 1. 工種区分は「積算基準」第1編4.別表第2より「道路改良工事」を適用する。 2. 現場管理費の算出には,「積算基準」第1編4.より共通仮設費同様の補正があるが,共通仮設費算定と 同様,補正は行わない。 3. 具体的計算 Np(純工事費)=29,298,685円 A=80.0 b=-0.0567 Jo(現場管理費率)=A・Npb=80.0×29,298,685-0.0567≒30.18%(小数点第3位を四捨五入) 現場管理費率補正値=+0.0% Jo(補正後)=30.18%+0.0%=30.18% J (現場管理費)=Np×Jo=29,298,685円×0.3018≒8,842,000円(1,000円未満切捨) ―1569 ―
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