日本大学病院 循環器病センター ニュースレター No 9 , 2016 年 5 月号 日本大学病院 急手術件数の急増が注目され、昨年 心臓血管外科医長 都内で第 5 位となりました。また、 秦 光賢 手術成績は圧巻で、平成 25 年 10 月 以後、ｽﾀﾝﾌｫｰﾄﾞ A 型急性大動脈解離 日本大学病院新規開院後 1 年半が 緊急手術における手術死亡はｾﾞﾛで 経過し、診療研究教育も充実して地 あります。国内手術死亡率 10.2%(日 域の皆様との信頼関係もより一層強 本胸部外科学会統計)とされる中、全 くなっていると確信しております。 症例中枢神経系合併症なく 100%救 我々循環器病ｾﾝﾀｰも診療内容が日々 命している施設は当院をおいて他に 充実しております。今年 4 月にはｶﾃ はありません。今では近隣の大学病 ｰﾃﾙ大動脈弁置換術(TAVI)の第 1 例 院からも搬送依頼をうけるまでに至 目を行い、高齢者に増え続ける高度 っております。当院の 2 つのｵﾘｼﾞﾅﾙ 大動脈弁狭窄症に対する手術の低侵 低侵襲大動脈手術 LIQR(ﾘｶｰ)法と 襲化も実現しました。この治療は国 LIQS(ﾘｯｸｽ)法は、手術時間を大幅 内約 90 施設のみ認可された高度先 (1/3)に短縮し(約 2 時間 20 分)、術後 進医療であり、心臓血管外科、循環 の入院期間の短縮、また死亡率の低 器科、麻酔科、手術室看護師、臨床 い優れた手術術式として認められ、 工学技士、放射線技師からなるﾊｰﾄﾁ 昨年 3/26 読売新聞に紹介されてか ｰﾑによる総合的な治療であります。 らは、全国から見学者が来院し、ま 当院循環器病ｾﾝﾀｰの総力を結集し、 た出張技術指導も行っております。 高齢者の皆様の健康寿命を担保する さらに腹部、胸部大動脈瘤に対する 為に今後も努力し続けていく所存で 低浸襲手術として大動脈ｽﾃﾝﾄｸﾞﾗﾌﾄ す。心臓血管外科手術症例数は平成 挿入術も積極的に行っています。こ 25 年から 179 例、267 例、350 例と の術式は鼠径部の数ｾﾝﾁの傷で手術 年々増加傾向です。これも地域の先 が可能で、体への負担が大幅に軽減、 生方を始め当院循環器科、麻酔科、 手術時間も短縮される優れた術式で 救命ｾﾝﾀｰ、手術室ｽﾀｯﾌの皆様のご協 す。術のみならず患者さんの心のｹｱ 力のお蔭と心より感謝申し上げます。 にも重点を置き、真心こもった診療 東京都大動脈ｽｰﾊﾟｰﾈｯﾄﾜｰｸでは、緊急 を心がけております。今後ともどう 大動脈疾患の救急受け入れ件数、緊 ぞよろしくお願い致します。 外来診療担当医表（5 月） 循環器内科 外来担当 午前 月 火 水 木 金 土 大口 松本(2,4) 菊島 松本(1,3,5) 松本 谷 菊島 高橋 (敦) (1,3,5) 大久保 谷 谷 菊島 渡辺(和) 古屋 高橋(宏) 渡辺(和) 菊島(1,3,5) 横山 古屋 原澤 飯田(圭) 高橋(宏) 大久保 鈴木 飯田(圭) 新妻 原澤 横山 河内(2,4) 新妻 鷲尾 大久保 増渕 小堀、三樹 長尾(2,4) 小池 増渕 大塚 午後 杉野 循環器内科 専門外来診療 月 閉塞性動脈硬化症 鷲尾 ペースメーカー 横山 (午後) 西川 火 水 木 金 土 久保地 特殊外来(午後) 長尾(2,4) 原澤 腎臓専門外来 不整脈専門外来 原澤 横山 心臓血管外科 外来診療 月 火 水 折目 午前 大動脈瘤・解離専門外来 秦 木 土 折目 折目 和久井 木村(第 2) 秋山(13:00～14:00) 午後 金 中村(14:00～) 秦 フットケア 外来診療 月 午後 火 折目 水 木 金 土 折目、中村 「 他 の 診 療 セ ン タ ー の ニ ュ ー ス レ タ ー は 当 院 ホ ー ム ペ ー ジ (医 療 関 係 の 方 へ )で 閲 覧 す る ことができます。 URL は http://www.nihon-u.ac.jp/hospital/relation/letter/
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