藤井監督ブログ〈真剣味〉№59

<真剣味>59
2016.9.16
新潟開催の全国中学校軟式野球大会を観て!
もうひと月前のことになりますが、8月19日(金)から22日(月)まで、全国9ブロック
から25ケ校が参加して4日間、エコスタジアムを中心に実施されました。新潟で全国大会が実
施されることは本当に素晴らしいことだと思います。
新潟での開催は器(球場)、実績、先生方の熱心な取組などが認められ回ってきたのかもしれ
ません。このような大舞台を経験できるのとできないのでは、その後の取り組み方に大きな影響
を与え、選手たちにも取り組み方に大きな変化が出てくることと思います。今後も是非頑張って
もらいたい。
①初日の第二試合で待機していた宮城県のチームのウォーミングアップを見ることができま
したが、ここまで勝ち抜いてきたチームだけに選手だけで、元気よく、チーム全体で、さまざま
種類の動きをしていました。いい勉強になりました。
②優勝したチームの投手は長身から投げ下ろすスピードボール、コントロールが良く、また捕
手も捕ってから送球まで速く、そして地面に平行なボールが約38m先にしっかりコントロー
ルされていました。
③大学の同級生が四国ブロック長ということで、何十年かぶりに会うことができ、昔の話も大
いに語ることができ、有意義な一日を過ごすことができました。
余談になりますが、私が教員をしている頃からの知り合いの先生方も揃いのポロシャツ、スラ
ックスに身を包み、球場管理に一生懸命取り組んでいました。そこでも全国大会を感じることが
できました。本当にお疲れ様でした。すばらしい大会でした。
9月の生活を安定させよう!
9月も半ばを過ぎ、我が家の地域の農家の方もたんぼの稲刈りがどんどん進んでいます。これ
を見ると3年生のことが気になります。来年度自分が進みたい学校への進路決定、そして安定し
た学習の定着。早ければ早いほど自分のペースで進められると思います。とにかく、自分が進み
たい方向にいけるよう、妥協せず取り組んでください。
1・2年生は自分で選んだ野球と学校生活、とくに学習との両立を保ってもらいたい。
まず1日の生活の中に野球を取り入れる中で、少しでも苦手な部分△を○へそして◎にもって
いってもらいたい。やはりどこかで人より多く時間を費やすことが大切かと思います。バットス
イングであれば直ぐに、成果として出てきます。私は Batting 投手をしているので良く分かりま
す。
それと学習です。いろんな理屈をつけても、やるしかないのです。逃げても後悔しか残りませ
ん。やれることをやって様々な○○力をつけましょう。もし分からないことがあれば恥ずかしが
らずに教務室へ行って先生に聞きましょう。(行動力)そしてまず家に帰ったら、30分でもいい
ので机に向かうこと。それもすぐにできることからやってみる。例)机上の整理、教科書を読む、
英単語・漢字の練習、作文等。これを繰り返すことで習慣に繋げていけば、更に集中できる時間
が伸びていくはずです。そうなれば、テストの間際になって焦らなくても、計画通り学習ができ、
シニアの練習をそんなに休まなくても目標を達成できると思います。
そのためにも、計画・実行・反省、そして充実に繋げる必要があります。
~少しの気づかい~
練習の時、私は主に外野手にノックをしています。選手は取ったボールを空バケツに集めます。それ
が一杯になると、下級生が私の所に運んで来ます。その時、だいたいの人はボールを空のケースにあけ
てまた、空のバケツを持ってノックの位置まで戻ります。でも、ある選手はボールをケースに空け、それか
らノック用にとボールを1個だけ私に手渡してから戻ります。それも何気なくやっています。私にとって
本当に有難い一球です。家庭か学童野球か分かりませんが素晴らしい指導です。