資料 [553KB pdfファイル]

議案第45号 別紙
○学校施設における児童・生徒数の変動への対応方針(案)
1. はじめに
今 回,狛 江 市 住 民基 本台 帳 登録 者数 集計 をもとに,狛江 市 立学 校 (以下 「学校 」と
表記する。)の児童・生徒数を推計したところ,一部の地域(学校)で大 幅な児童・生徒数の
増加 見込
ることが判明した。
この方 針は,今 回 の推 計 を踏 まえ,今 後 当 面 の間 ,教 育 委 員 会 が学 校 の児 童・生 徒 の教
育 環 境 を確 保 するにあたり,特 に施 設 面 において必 要 な措 置 に関 し,統一 的 な方 向 性 を示 す
もので,今 後,毎 年 度 予 算 編 成
長部局
※
,この方 針 をもとに必 要 な措 置 を検 討 し ※ ,市
調整 行
ただし,この方 針 に基 づく検 討 は,児 童 ・生 徒 数 の変 動 に起 因 するものに限 ることとし,
今後政策的な判断から実施していく措置については,この方針は影響を及ぼさない。
2. 今後 児童 生徒数 見通
・近年 大規模開発等
課題
人口増加 伴 ,今 後6年間
数 大幅 増加 ,生徒数 一定数 増加 見込
・そ 後 ,中 長 期 的
,狛江市立学校 児童
る。
年 少 人口 減少 伴 ,学 校 児童 生徒 数 減少 転
ことを
見 込 んでいますが,一部 の学 校 では,児 童 ・生 徒数 のピーク時 において,普 通 教 室 とその他
必要な教室の確保が困難になる
見込んでいる。
○児童・生徒数の推移
1
2
(中学校)
3. 取りうる選択肢
児 童 ・生 徒 数 の増 加により必要 となる普 通 教 室 を確 保するための方 策 (選択 肢 )とそれぞれの
特徴,メリット・デメリット 以下
①特別教室の転用
概要
対
応
策
の
比
較
整理する。
②校舎の増築
③学区域 見直
④学校新設・統廃合
既存の学校施設内の多目的室 既存の学校敷地内に,普通教 各地域の居住人口を元に,小 新たに学校を建設する。もしくは
等を普通教室に転用する。
室等の校舎を増築する。
学校 学区域 見直
既存 学校 統廃合 行
児童・生徒の負担
○
〇
×
×
保護者の負担
〇
〇
×
-
市の財政負担
〇
△
◎
×
1教室あたり 2,816万円
(H13和泉小,H25一小)
-
18億円
(H18緑野小建設時)
概算工事費
(参考・試算)
その他の特徴
メリット・デメリット
必要となる期間
1教室
200 800万円
○ 直近の情報を元にした柔軟
な(細かな)対応ができる。
× 大幅な児童・生徒数の増加
には対応できない。
× 普通教室の対応はできても,
専科教室や放課後活動用教室
不足,給食設備 不足
別に検討する必要がある。
○ 相当数の児童・生徒数の増
加にも対応できる。
○ 普通教室以外の専科教室
放課後活動用教室 不足,
給食設備 不足
一括
対
応できる。
○ 工法によっては,児童・生徒
数の減少による施設の縮小にす
ぐ対応(施設撤去)できる。
× 校庭が狭くなる。
○ 相当数の児童・生徒数の増
加にも対応できる。
× 学校と地域の関係を損なう恐
れがある。
× 通学距離 偏 生 可能
性がある。
× 中学校の学区域,学童,
放課後活動等にも影響を及ぼ
す可能性がある。
2 3 月程度(関係者
調整,施設修繕 ※規模によ
る)
2.5 3年程度(関係者
調整,基本設計,実施設
計,工事)
最低3年(関係者 調整, 7 10年程度(企画,関係
保護者説明 周知 ※移行期 者との調整,基本設計,実施
間をどうするか)
設計,工事)
3
○ 施設を新設する場合,最新
の教育環境を提供できる。
○ 学校の設置場所によって
,既存 学校施設 利用
ながら準備が可能。
× 同時 ③学区域 見直
行 必要
(③ 同
リット・デメリットが生じる)
4. 対応方針
4‐1 基本的な考え方
中 長期的
年 少 人 口 減 少 が予 測 されていることに加 え,教 育 以 外 の分 野 においても地
域 と学校 の結 びつきも強 くなりつつあることから,既 存 の学 校 と学区 域は維 持 し,必要 となる普
通教室は,既存の学校(敷地)の中で対応する。
4‐2 対応方法とその優先順位
・まず,既存の学校施設内のスペース(教室)を活用して対応する。
・次に,既 存のスペース(教 室)で対 応 が困 難 となることが明 らかになった段 階 で,増築 を視 野
に入れて調整を進める。
・いずれの場 合においても,
学 校 施設 更 新 時期
財政 負 担 に配 慮 しつつ,各 校 の
教育水準を維持し,特別支援教育や ICT 教育をはじめとした狛江市の特徴ある教育活動を
,各学校の実情を踏まえた対応 行
引 続 行
◆対応方法の優先順位のイメージ
特別教室 転用>校舎 増築>学区域 見直
(※当面 児童 生徒数 増加 対応
4‐3 実施
学校新設 統廃合
行
留意点
・「特別教室 の転用 」及び「校舎 の増 築 」は,今後の児 童 ・生 徒数 の減少 の後 施設活用 見
据えて行
。
4