アーリーフーズ㈱【埼玉県】 企業体制強化し、 安全・安心の商品を提供 埼 玉 県 八 潮 市 を 拠 点 に、C V S 向 け 米 飯 類 、サンドイッチ、パ スタ、惣 菜 を 製 造 する アーリーフーズ ㈱は、平 成 2 6 年(2 0 1 4 年)に現 在の首 都 圏 工 場 が 本 格 稼 働を開 始し、 新たな企 業 体制・組織作りに取り組んでいる。首都圏工場では ①安全・安心 ②手づく り ③お いしいご飯 の3つのこだわりをコンセプトに最新機器をそろえ、首都圏に向 け て商 品を 供 給 。C V S 向 けの 製 造で 培った安 全・安 心 の 管 理 体 制を 強 み に、お 客さまの 満足 度の高 い商品作りを進めている。 フレッシュな体制作り 売に遡る。その後、同所に工場を設立して㈲なか むら食 品となった 後 、8 5 年( 昭 和 6 0 年 )にウッ 同社のルーツは、1965年(昭和40年)に大田 ディ・フーズに社名変更。埼玉県草加市に工場を 区大森で始めた、いなり寿司・のり巻きの製造販 建て、ローソンとの取引を開始、92年(平成4年) にアーリーフーズ㈱となった。現在はコメを中心 にした総合食品企業・㈱むらせが資本参加し、八 潮市を拠点に現在はCVS向け64アイテム、SM向 け53アイテムの惣菜・弁当商品を製造する。 鈴木隆代表取締役社長は、14年(平成26年)の 首都圏工場竣工を契機に、 「当社は47期目で歴 史を重 ねてきたが、 2 年目の会 社 としてフレッ シュで『新しい会社作り』を進めていきたい」 と語 る。特に、製造原価率への取組み、組織体制作り、 商品開発の強化、品質管理体制の強化を大きな 目標に掲げ、2020年までにむらせグループNo.1 かした、ハイクオリティのご飯を提供する。 企業を目指す。 また、物流面では、 「橋を一本渡れば東京」 (藤 本直巳取締役) という好立地にあり、工場から3分 「3つのこだわり」を実現する 大型総合工場 二階建て延べ床面積4755㎡を誇る新工場は、 同社の掲げる ①安全・安心 ②手づくり ③おいし も車で走れば八潮インターに到達し、常磐道、外 環道へのアクセスも容易だ。 課題は人材確保、 新たなビジネスモデル構築も視野 いご飯の「3つのこだわり」をコンセプトに最新機 器をそろえ、米飯、サンドイッチ、パスタ、和菓子ま CVSで培った製造ノウハウを生かし、歩みを進 で対応する大型総合工場だ。 める同社の課題は、人材の確保だ。現在働き手の 清潔区∼汚染区までのゾーニング、ひと手間加 80%以上がブラジル、中国、フィリピンを中心にし えた商品開発に加え、特にご飯を通じた訴求は同 た外国人スタッフ。これからは(一社)日本惣菜協 社ならではのセールスポイントとなっている。首 会が試験実施機関を担う、外国人技能実習生の 都圏工場では、72釜の加圧式炊飯ラインで炊き 活用への取組みを模索中だ。 あげ、もっちりした食感に仕上げている。チルド米 鈴木社長は、 「外国人スタッフの中にはライン 飯、雑穀、玄米にも対応し、むらせグループの有利 リーダーを任せられるほど優秀な人材もいる」と なコメ仕入れルートと最新の大型精米工場を生 し、外国人を活用したビジネスモデルの構築を視 鈴木社長は、外国人スタッフに限らず、 「200人 のスタッフがいて、199人が守っても、1人が守ら なければ大きな事故につながる」 と厳しい目を向 ける。誠実・報恩の心を徹底した高品質の製品作 りで、同社は今後も歩みを続けていく。 野に入れ、2020年の東京五輪・パラリンピックを 控え、ますます先鋭化すると思われる人材不足へ の方策を講じていく。 生まれた国も文化・習慣も違う。安全・安心な食 品製造には、言葉の理解度の向上はもちろんのこ と、衛生教育の徹底が必須で、 「トイレのスリッパ の並べ方から教えないといけない」 ( 藤本取締役) という認識に立つことが必要だ。 アーリーフーズ㈱ 代 表 者:代表取締役社長 鈴木 隆 住 所:埼玉県八潮市大曽根1308-1 電 話:048-998-8388 事業内容:弁当・おにぎり・寿司・調理パン・惣菜・ パスタ各種の企画・製造・販売
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