フランクフルトの HOLM 制御ステーションの開発と設計 メルボルンの

輸送・安全・環境
フランクフルトの HOLM 制御ステーションの開発と設計
原題:Entwicklung
und Gestaltung eines HOLM-Leitstandes für die Region FrankfurtRheinMain
●著者・所属:Kai Daubertshäuser ; RheinMain-Verkehrsverbund 社 , 経営・品質・インフラ部門 , リーダー , ドイツ , Michael Kluger ; House
of Logi stics & Mobility (HOLM) 社 , 同 , Uwe Steinborn ; ドレスデン工科大学 , 鉄道および地域交通分野 , 教授 , 同
●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.64 No.12(2015-12) pp.14-17
●言語:独語 ●原文中図:6 ●表:0
本記事はフランクフルト都市部におけるモビリティの
改善を目的として開発された、学際的な研究について述
べている。これはデモンストレーションだけではなく、
資源の割当に関するリアルタイム情報システムのための
研究基盤とプロトタイプでもある。プロジェクトは 3 段階
のフェーズからなり、最初の段階は、フランクフルト空
港付近のセクター用の基礎的な制御ステーションの構築
を含んでいる。システムの中核部分はライン - マインの S
バーン網、さらに、ライン - マインの統合的な公共交通
機関(RMV)網にも展開される。シミュレーション、送達、
そして情報システムを構築するために、追加的なモビリ
HOLM 制御ステーションのイメージ
ティパートナーの統合が、その後一層進展する。
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
メルボルンのクロスシティ線のトンネル計画が復活
原題:Cross-city
link revived
●著者・所属:Karol Zemek
●誌名:MRI: Metro Report International Vol.29 No.4(2015-12) pp.22-23
●言語:英語 ●原文中図:4 ●表:0
オーストラリアのメルボルン市の中心部に 2 番目の鉄
道トンネルを建設する長期計画が復活した。同市の人口
はオーストラリアで最も急速に増加しており、2056 年に
は同国で最大になるとみられている。市中心部を通る列
車本数の限界を解消するために、鉄道トンネルの建設が
2007 年に提案され、2018 年に着工、2026 年に完成の見
込みとなった。このトンネルによって輸送力はピーク時
に 2 万人増加する。トンネル以外にも輸送力増強が進めら
れ、2018 年に 37 編成の電車が投入され、信号の改良や踏
切の解消も進められる。
長さ 9km の 2 つのトンネルが、市中心部およびヤラ川の下を通る
出典 MRI: Metro Report International
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World Railway Technology 2016.4