集中講義のお知らせ 総合理工学部「量子物理特論 C」 総合理工学研究科「量子物理特別講義 1b」 『結晶の電子状態 ̶ 初歩から最先端まで ̶』 播磨 尚朝 先生 (神戸大学大学院 理学研究科 物理学専攻 教授) <日程> 9 月 20 日(火)3 時限(10:15)∼ 9 月 21 日(水) <場所> 総合理工学部 1 号館 22 講義室 <講義概要> 結晶は原子が規則正しく並んだものであるが,その並び方で性質も変る.透明で電気を通 さないダイアモンドは炭素だけで出来ているが,並び方が変りグラファイトになると黒く 電気を通すようになる様に,原子の並び方で非金属が金属に変る.そのことを理解するこ とを通じて,結晶内の電子状態の求め方を学ぶ.次に,同じ結晶構造で似た性質を示す金, 銀,銅の違いについて学ぶ.これらの違いは,元素による価電子の特性を反映しているが, その違いは相対性理論を考慮しないと理解できないことを学ぶ.さらには,結晶が反転対 称性を持っていない場合には,物質の性質に相対性理論が極めて重要な役割を演じること を学ぶ. ※履修希望者は学生センター(学務課)まで申請すること 上記のような話題を,わかりやすく講義して頂きます.基本的なお話から,先生のご専門 のお話まで,順序立てて講義して頂く予定です.大学院生はもちろん,学部生にもわかり やすい講義内容ですので,聴講をお勧め致します. (武藤哲也) 問い合わせ先: ・学務課 学部・大学院教育グループ 総合理工学部等教育担当 ・総合理工学研究科 物理・材料科学領域 武藤哲也(3 号館 524 号室) [email protected]
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