神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事プロポーザル実施要領 Ⅰ プロポーザルの概要 1 目的 神津島村の電力供給システムは本土の系統と繋がっておらず、ディーゼル発電機に依存した独立 系統である。再生可能エネルギーの導入を実施した場合、CO2 排出量を本土に比べて効果的な削減 が可能である。ただし、本土では一般的になりつつある太陽光発電設備は、離島特有の工事の手間 (塩害対策費、材工費、運搬費等)により導入が敬遠されがちである。現在、島内に太陽光発電の ように再生可能エネルギーを持った公共施設は一件もない。そこで、公共施設における太陽光発電 設備の導入により、効果的な CO2 排出量の削減を実施し、蓄電池の設置や電気自動車、電動自転車 を組み合わせて導入することにより、ピークシフト効果や災害時にも対応出来る再生可能エネルギ ーを推進する島作りを目的とします。 2 プロポーザル方式により実施する工事 (1) 件 名 神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事(以下「本工事」という。) (2) 施工施設 生きがい健康センター、神津島図書館、開発総合センター (3) 内 太陽光発電設備等設置工事 容 (4) 完成期限 平成29年2月20日(月) (5) 予算目安 本工事の上限金額は73,619千円(消費税及び地方消費税込み) (6) 契約形態 詳細設計・工事施工一括契約 3 プロポーザル方式参加者の資格要件 本プロポーザルに参加する者の必要な資格は、次のとおりとします。 (1) 参加資格 ア 対象となる工事に関し、国の諸法令により必要とされている資格を有し、平成28年度にお いて、東京都の電子調達システムにより、建設工事等競争入札参加資格者名簿(電気工事) に登録された者であること。 イ 地方自治法施行令(昭和22 年政令第16 号)第167 条の4 に規定する者に該当しない者で あること。 ウ 参加表明書の提出期限から契約締結日までの期間において、東京都競争入札参加有資格者 指名停止等取扱要綱(平成24年9月28日施行)の規定による指名停止等の措置を受けていない こと。 エ 2年以内に手形交換所の取引停止処分を受けている者(会社更生法に基づく更生手続開始 の申立て又は民事再生法に基づく再生手続開始の申立てがなされている者のうち、当該手続 開始の決定後、アによる競争入札参加資格の再認定を受けた者を除く。)でないこと。 オ 6箇月以内に不渡手形又は不渡小切手を出している者(会社更生法に基づく更生手続開始 の申立て又は民事再生法に基づく再生手続開始の申立てがなされている者のうち、当該手続 開始の決定後、アによる競争入札参加資格の再認定を受けた者を除く。)でないこと。 1 カ 債務不履行により所有する資産に対し、仮差押命令、差押命令、保全差押又は競売手続き の開始決定がなされていない者であること。 キ 神津島村暴力団排除条例に定める暴力団員等、暴力団経営支配法人等又は暴力団員等と密 接な関係を有すると認められる者でないこと。 ク 神津島村暴力団排除条例(平成23 年12月条例第14号)第3条から第5条の規定に違反しない 者であること。 (2) 協力者(協力事業者) 「参加表明書」を提出できる者は、本業務に関する総括責任者を除く専門分野について、協力 者(協力事業者)を加えることができます。ただし、機器メーカーについては、太陽光発電パネ ル、蓄電池等の機器の納品を受けるだけではなく、詳細設計・システム構築等を協力して実施す る場合に、協力者として扱うものとします。協力者の事業実績等についてもプロポーザルの評価 対象とします。 また、この協力者(協力事業者)となった者及びその者の所属する事業者は、(1)の参加資 格要件にかかわらず参加事業者となることはできません。 (3) 業務実施上の条件 ア 各業務の条件については、設計施工契約約款(一般社団法人日本建設業連合会)による。 イ 詳細設計業務に係る法令等関係機関への確認は、応募者が適宜行うこと。 ウ 電気事業法、建築基準法、消防法等関係法令を遵守し、必要となる申請等関連業務を行う こと。 エ 総括責任者は、参加者の組織に属していること。 4 選定方針 本プロポーザルの審査は、二段階審査方式で行います。 第一次審査は、「参加表明書」を提出した者(以下「応募者」という。)の参加資格を確認し、 技術提案者(以下「提案者」という。)を選定します。 第二次審査は、提案者を対象として、提出書類等を用いて評価を点数化して審査します。村が 定める評価点数を満たす者のうち、本詳細設計・工事施工一括業務に適した最優秀提案者を1者 特定します。 2 5 プロポーザル実施スケジュール(主なもの) 手続き内容 年 月 日 参加要項等の公表 平成28年9月7日(水) 参加表明書の提出期間 平成28年9月7日(水)から13日(火)まで 参加表明に関する質問提出期限 平成28年9月12日(月)午後3時まで 参加表明に関する質問の回答 平成28年9月13日(火) 資格確認結果の通知、技術提案提 平成28年9月8日(木)以降、順次 出要請書配信・発送 現地説明 9月8日以降、対象者に現地写真と既存図面情報 (説明会は実施しない。) を電子データで提供する。 技術提案書の提出期間 平成28年9月9日(金)から9月23日(金)まで 技術提案に関する質問提出期限 平成28年9月20日(火)午後3時まで 技術提案に関する質問の回答 平成28年9月21日(水) 技術提案に関するヒアリング 書類選考とし、ヒアリングは実施しない。 最優秀提案者結果通知 平成28年9月下旬 契約締結 平成28年10月上旬 6 事務局 住 所 東京都神津島村904番地 神津島村役場総務課 連絡先 担当 総務課 氏井 電 話 04992-8-0011 FAX 04992-8-1242 E-mail [email protected] 7 プロポーザル実施時の留意事項 (1) 費用負担 書類作成に係る費用の一切は、応募者及び提案者の負担とし、参加報酬(報償費)等は支 払いません。 (2) 提案数 参加表明書及び技術提案書の提出は、1者につき1件のみとします。 (3) 提出方法 本プロポーザルに関する全ての書類提出は、事務局への宅配・郵送による提出を基本と しますが、質問を含み、電子メール等による受付も認めます。ただし、技術提案書は、 正・副のデータを提出してください。また、書類原本は、速やかに宅配・郵送により提出 してください。 3 (4) 提出書類等について 提出された書類等については、一切返却いたしません。 (5) 失格条項 応募者及び提案者が次のいずれかに該当の場合は、失格になります。 ア 神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事に係るプロポーザル選定委員会 (以下「選 定委員会」という。)の委員に直接又は間接を問わずに接触を求めた場合 イ 契約の締結までの間に社会的信用を失墜させる行為が判明した場合 ウ 複数の提案をした場合 エ 提案後に新たな説明資料を追加した場合 オ 提出書類に虚偽の記載をした場合 カ その他、本実施要領に定める手続、方法等を遵守しない場合 (6) その他 ア 村が必要と認めるときは、追加書類の提出を求める場合があります。 イ 提出後の提出書類の修正又は変更は、原則として認めません。 ウ 応募書類の著作権は、応募者に帰属します。ただし、村は受託候補者の選定活動におい て必要な範囲で、応募書類の内容を無償で使用できるものとします。 エ 村は、提出書類等に記載された個人情報は、本業務の受託候補者の選定のみに使用し、 その他の目的には一切使用しません。 4 Ⅱ プロポーザルへの参加 1 プロポーザル方式参加資格の確認 プロポーザル方式に参加を希望する者は、プロポーザル参加表明書(第1号様式)を次のとおり 提出し、プロポーザル方式の参加資格があることの確認を受けなければなりません。 (1) 提出資料 プロポーザル参加表明書(第1号様式)に記名押印の上、提出してください。 (2) 表明書等の提出 ア 提出期間 平成28年9月7日(水)から9月13日(火)午後3時まで イ 提出場所 Ⅰ-6 事務局と同じ ウ 提出方法 宅配・郵送または電子メールにPDFファイル添付 エ 提出部数 2部(本書1部、写し1部) (3) 参加に関する質疑 ア 本プロポーザルの参加について質疑がある場合は、平成28年9月12日(月)午後3時ま でに、電子メール等により村が受信するよう提出してください(様式は問いませんが、タイ トルを「神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事プロポーザル参加に係る質問」として ください。)。 問合せ先メールアドレス: [email protected] イ 参加に関する質疑の回答は、平成28年9月13日(火)までに、対象者全員に電子メール 等にて配信します。 (4) 参加資格の確認 参加資格の確認は、事務局で行います。 (5) 参加資格の確認通知 上記(2)アの提出日時の最終日を基準とし、基準日においてⅠ-3(1)の確認を行い、参加 表明者に平成28年9月14日(水)までに順次、次のとおり通知文を配信・発送します。 ア 参加資格があるとされた者に対して、その旨を提案資格確認結果通知書により通知する とともに、技術提案提出要請書を送付します。 イ 参加資格が無いとされた者に対しては、その旨と、その理由を提案資格確認結果通知書 により通知します。 (6) 参加資格が無いとされた者で説明が必要な場合は、次のとおり書面で請求してください。 ア 請求日時 平成28年9月15日(木)の正午まで ※郵送の場合は必着 イ 請求場所 Ⅰ-6 事務局と同じ ウ 請求方法 任意の様式による書面(ただし、規格はA4縦、横書きとし、法人名、部 署、氏名、電話及びFAX番号を併記)により、持参又は郵送(書留)、電子メールに よるものとします。 5 エ 回答時期 受理した日から3日以内(土・日を除く。)に、説明を求めた者に対し、 電子メールにより回答します。 2 現地対象施設に関する情報提供 プロポーザル方式に参加する資格があると認められた者(以下「参加予定者」という。)を対象 に、希望者には現地の必要と思われる情報について、写真と既存図面を電子データで送付します。 3 質問及び回答 本工事に対する質問がある場合は、電子メール([email protected]) にて提出してください(様式は問いませんが、タイトルを「神津島村公共施設太陽光発電設備等設 置工事プロポーザルに係る質問」としてください。)。 (1) 受付期間 平成28年9月9日(金)から平成28年9月20日(火)午後3時まで (2) 回 答 質問に対する回答は、対象者全員に電子メール等にて配信し、個別には回答 いたしません(全ての回答は、9月23日(金)までに行います。)。また、受 付期間を経過した後の質問や、電話での質問には、対応いたしません。 4 技術提案書の提出 技術提案書の提出要請を受けた提案者は、別紙「神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事に 係る要求水準書」(以下「要求水準書」という。)に基づき作成してください。 (1) 提出書類 ア 技術提案書(第2号様式) イ 技術提案の内容(第3号様式) ウ 添付書類 a. 見積書(任意様式) b. 会社概要等(パンフレット) c. その他村が提出を求めた書類 (2) 技術提案書等の提出 ア 提出期間 平成28年9月9日(金)から9月23日(金)まで(土・日・祝日を除く。) の午前9時から午後5時まで(正午から午後1時までを除く。) イ 提出場所 Ⅰ-6 事務局と同じ ウ 提出部数 正本1部、副本(写し)7部 計8部 副本7部は、審査に用いるため、社名・協力者名、所在地、代表者名等 の記載を全て 隠すこと。副本の表紙については、社名等の記載や押印を一切行わないこと。見積書や システムの構成図についても、提案書と同様に、提案者が判別できるような記載等は一 切行わないこと。判別できる場合には失格にすることもあるので十分確認した上で提出 すること。 エ 提出方法 書類提出は、事務局への宅配・郵送による提出を基本としますが、電子メー ル等による受付も認めます。その際は、正・副のデータを提出してください。また、書類 原本は、速やかに宅配・郵送により提出してください。 6 (3) 技術提案書の取り扱い ア 村は、技術提案書を提出する又は提出した事業者(以下「提案事業者」という。)に提 案に関する追加資料を求めることができるものとします。 イ 技術提案書の作成及び提案に必要な書類の作成にかかる費用は、提案事業者の負担とし ます。 ウ 提出期限以降の差し替え、再提出は認めません。 エ 記載した詳細設計に関する管理技術者、建設業法第26条に基づく主任技術者又は監理技 術者は原則変更できません。ただし、病症、死亡又は退職等の特別な理由による変更で、 かつ、変更後の者について村が同等以上の技術者である旨を了解した場合は可能とします。 オ 受領した技術提案書及び添付書類は返却しません。 7 Ⅲ 技術提案書の審査 1 技術提案書の審査方法 提出された技術提案書は、選定委員会において、厳正かつ公平に審査を行います。 2 技術提案書の評価基準 (1) 技術提案書について総合点を評価します。 (2) 評価は点数化し、120点満点で評価します。 評価項目 ①提案金額 評価内容 金額が合理的で、経済性に優れているか 配点 10 点 事業者・協力者の国や地方公共団体への太陽光発電及び蓄電池設備 ②事業実績 実施体制 の納入実績、民間企業への太陽光発電設備・蓄電池設備の納入実績 について 18 点 協力者等を含めた地域経済への影響 配置人員等の実施体制の充実度 ③工事概要 システムの実現可能性や提案システム及びシステム要件の理解度 施工安全管理 工期の短縮や施設行事への配慮など工程計画・施工計画について 17 点 施工中や設置後の村民に対する安全対策について 太陽光発電の設置キロワット数・発電性能について 太陽光発電パネルの架台、基礎について 太陽光発電パネルの架台、基礎の防水確保について ④機器及び システム 蓄電池の設置キロワット数・性能について 蓄電池の設置場所について 51 点 蓄電池の架台、基礎について ピーク電力の抑制について 停電時の切り替えや残量確認などの使い勝手の良さについて 発電量モニター等、平常時の分かりやすさ 障害時対応・保守体制について ⑤システムの システム保証(施工及び製品・性能保証等)について 保守管理 12 点 システム操作の教育研修について 設置後の維持管理や維持管理コストの低減について 提案事業者の実績等に基づく独自提案について ⑥独自提案 村民への出前授業の実施等、環境教育に資する提案がなされている 12点 か 合計 120 点 8 3 契約予定者の決定方法及び最終審査結果の通知 (1) 技術提案書について、選定委員会において評価を行い点数化し、総合得点をもって最優秀 となった事業者を特定し、提案事業者全員に技術提案評価結果通知書により評価結果を通知し ます。 (2) 総合得点の最上位提案事業者が2者以上となった場合、施工に係る安全管理、機器設置の 安全性、維持管理コスト、提案金額に関する評価点数の合計点が上位のものを最優秀事業者と 特定します。 (3) 応募者が1者だった場合、総合得点が84点以上かつ全ての評価項目の平均得点が、各配 点の1/2以上だった場合に契約予定者とします。 (4) 契約予定者が辞退した場合等は、次順位者を契約予定者とします。 (5) 審査結果は、書面により通知します。 (6) 技術提案書及び添付書類に虚偽の記載が判明した場合は、無効とします。また、契約予定 者が決定した後に虚偽の記載が判明した場合には、契約予定者の決定を取り消すとともに、地 方自治法施行令第167条の4第2項に該当する者として取り扱う場合があります。 4 審査結果の公表及び理由の説明 (1) 審査結果の公表 選定委員会は非公開とします。 ア 契約予定者の事業者名は、選定委員会終了後に公表します。 イ 審査結果の得点についても、提案事業者全てについて一覧表で公表しますが、提案事業 者名は分からないよう記号で表記します。 (2) 審査結果に対する理由の説明 審査を受けた者で、審査の結果の理由の説明が必要な場合は、次により請求してください。 ア 請求日時 審査結果を通知した書面に記載 イ 請求場所 Ⅰ-6 事務局と同じ ウ 請求方法 任意の様式による書面(ただし、規格はA4縦、横書きとし、法人名、部署、 氏名、電話及びFAX番号を併記)により、持参又は郵送(書留)によるもの とします。 エ 回答時期 受理した日から6日以内(土・日・祝日を除く。)に、説明を求めた者に対 し、書面により回答します。 9 Ⅳ 契約及び工事の実施 1 契約の手続 村は、最優秀となった提案事業者(以下「受託候補者」という。)を契約交渉相手として、契約 交渉を行います。ただし、受託候補者に事故等があり、契約が不能となった場合には、次順位者を 契約交渉相手方とします。 受託候補者は、村と仕様及び価格等の細目について協議をするものとします。この場合に、村は 必要に応じて受託候補者の提案に対し、提案内容の趣旨を変更しない範囲において修正を求めるこ とができるものとします。ただし、第1受託候補者と協議が整わない場合は、村は、次順位者と協 議を行うものとします。 また、提案者が1者の場合であっても審査を実施し、その提案内容が審査基準を満たすと認めら れる場合は、その事業者を受託候補者として選定し、上記協議を行います。 なお、見積書の提出を求め、契約額は原則として提案された見積額の範囲内とします。 2 契約の保証 村と契約を締結する場合は、契約金額の10 分の1以上の契約保証金の納付が必要となります。 ただし、次のいずれかに該当することをもって契約保証金の納付の免除をする方法をとることが できます。 (1) 保証事業会社等との間に本契約についての履行保証保険契約を締結したとき。 (2) 過去2年間に国若しくは、地方公共団体と種類及び規模を同じくする契約を2回以上締 結し、これらをすべて誠実に履行し、かつ当該契約を履行しないこととなるおそれがない と村において認められたとき。 3 詳細設計 受託者は、技術提案書に基づき詳細設計を行うこととします。地方自治法第234条の2に基づく 監督員との打ち合わせを十分に行い、詳細設計図書については、監理者・監督員の承諾を得るこ ととします。 4 施工及び施工管理 受託者は、契約書及び村の承諾を得た詳細設計図書に基づき、村の指示に従い、工事施工を行 います。また、本工事の実施に当たり、東京電力パワーグリッド㈱等への届出手続及び関係官公 署・関係機関への必要な届出手続は、受託者の負担で行うこととします。 5 支払い条件 (1) 前払金 あり (2) 部分払 なし 6 その他 (1) 使用する言語等 ア 本手続において、使用する言語は日本語、通貨は日本円、単位は日本の標準時及び計量 10 法(平成4 年法律第51 号)によるものとします。 イ 参加表明書及び技術提案書等の作成に係る費用及び契約に至る手続のうち、応募者とし て実施する行為に関しては、応募者は自らの費用負担と責任により実施してください。 (2) 提出された参加表明書類及び技術提案書類の取扱い ア 提出された参加表明書及び技術提案書は返却しません。 イ 提出された書類の著作権は、応募者に帰属します。 ウ 提出内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権等、日本国の法令に基づいて 保護される第三者の権利の対象となっている工事材料、施工方法等を使用することにより 生ずる責任は、応募者が負うものとします。 (3) その他 ア 本契約後、業務を進めるに当たり、村の申し出による変更など、契約者の提案内容から 大幅な変更が生じた場合、村と協議することとします。 イ 村の担当者との連絡を密に行い、意思の疎通及び情報の共有を図るとともに、疑義等が 生じた場合は、その都度協議することとします。 V その他 1 性能保証等 (1) 村が技術提案書を適正と認めた場合、当該技術提案書にかかる工事目的物の性能、機能 及品質等については、受託候補者が保証するものとします。 (2) 契約事業者は、特許権等の対象となっている工事材料、施工方法等を使用するときは、 その使用に関する一切の責任を負わなければなりません。 2 その他 (1) 村が配付する資料等は、本工事の参加に係る検討以外での目的で使用することを禁じま す。 (2) 本実施要領に定めのない事項については、村が別途定める規定等によるものとします。 (3) 参加表明書を提出した後に辞退する場合は、「プロポーザル方式辞退届」(第4号様式) を提出してください。 (4) CORINSへの登録を行ってください。 11 Ⅵ 技術提案に関する要件等 1 施工場所 (1) 場所 ・生きがい健康センター 住所 東京都神津島村903番地 ・神津島図書館 住所 東京都神津島村904番地 他 ・開発総合センター 住所 東京都神津島村1761番地 (2) 太陽光パネルの設置 太陽光パネルは基本設計書を参考に、できる限り効率よく日射を受けられるよう工夫する と共に、暴風対策や屋根の防水対策はもちろん、保守作業にも十分配慮して堅固に設置して ください。 (3) 蓄電池設備の設置 蓄電池設備は基本設計書を参考に、できる限り屋内の最適な場所を選択して設置してくださ い。なお、定格容量と電槽数の積の合計が4,800アンペアアワー・セル以上の蓄電池を設置す る場合については、消防法令を遵守してください。防火壁等の造作が必要になる場合につい ても提案内容・提案金額に含むものとします。 (4) 災害発生時の機能等 生きがい健康センター及び神津島図書館は、指定避難場所や本部機能の設置も検討する施設 であるため、本工事により設置される太陽光発電設備・蓄電池設備により、災害発生等に伴い 停電が発生した場合であっても、避難場所や本部機能としての必要最低限の機能を維持するた めの電力を確保できるものとします。 ア 災害発生時の主な機能 生きがい健康センター ○ 避難場所として、事務室で災害対策本部と電話・無線等で情報連絡を行う。 ○ 交流ホール等のスペースに避難村民を収容する。 ○ 生きがい教室等で病人、けが人の手当てを行う。 神津島図書館 ○災害対策本部機能の一部として事務室で電話・無線等で情報連絡を行う。 イ 停電時に維持することが必要な機能及び主な電力使用機器 ○ 最低限の照明 ○ 情報連絡機能(携帯電話・携帯型無線機の充電、液晶テレビ、パソコン、プリンター 等) ○ 電気ポット、扇風機等 (5) その他 開発総合センターには蓄電池の設置計画はありませんが、災害等による停電時にも太陽光発 電が可能な場合は、電力系統と切り離して電力が利用できる設備を設置してください。 12 2 現場条件 (1) 屋外設置が必要な設備や配線等 原則として現況の建物・設備・樹木に影響を与えないよう設置するとともに、必要に応じ て安全対策を講じることとします。なお、施工上支障となる樹木等については、監理者を経 由して村と相談し、対処してください。 (2) 他の工事との関係 平成28年10月上旬から平成29年2月20日までの間には、神津島図書館の隣接場所で公共ト イレ設置工事が予定されています。工事車両の出入りや施工エリアが一部重複することが考 えられます。詳細な仮設計画、施工スケジュール等の作成に当たっては、当該工事の請負者 や監理者や村と十分協議、調整して円滑な現場運営になるよう努めてください。 (4) 作業時間 工事は原則として平日の8:30~17:00としますが、施工場所が公共施設であることから、 施設の活動に支障となることが想定される工事(騒音や振動が発生する工事、大型の重機の 使用などに特に配慮を要する工事)については、村が指定する日を利用するなど、安全面に 十分配慮してください。 以下に、現時点で想定される主な行事予定を記載します。 ○平成28年度 下半期の主要行事 ・平成28年12月7日~10日 社協バザー(生きがい健康センター) ・平成28年10月28日、29日 健康福祉祭(開発総合センター) ・平成28年11月22日、23日 商工産業祭(開発総合センター) ・平成29年1月6日、7日 謝恩祭(開発総合センター) ・平成29年1月15日、16日 出初め式(開発総合センター) 3 本工事に含まれる業務内容 (1) 基本設計書に記載された太陽光発電設備等設置工事に係わる詳細設計(別に示す要求水準 書による要件を満たすもの) (2) 太陽光発電設備(太陽電池モジュール・架台・パワーコンディショナ等一式) (3) 蓄電池設備(蓄電池部・蓄電池制御装置・架台等一式) (4) 上記(2)~(3)に付随する設備等の設置及び系統連系に必要な工事 (5) 太陽光発電設備等設置工事に係わる公共施設としての安全対策 (6) 東京電力パワーグリッド(株)との系統連系協議に必要な書類の作成・届出手続 (7) 本工事の実施にあたり、関係官公署・関係機関への必要な届出手続 (8) 太陽光発電設備等の運用(停電時含む。)に係るマニュアルの作成及び操作や日常の保守 点検を行うための研修の実施 (9) 工事監理者が求める工事監理中に発生する軽微な変更内容も含めた、工事完了後の実績報 告で必要となる工事内容の分担(国、都、村単独費)が明確に区分できる資料の提出 13 (10) 工事監理者が指定する工事写真を含む工事報告書の作成 4 技術提案書の内容 (1) 技術提案書等提出書類 別添の要求水準書の内容を参照の上、要求水準を満たした技術提案書(第2号様式)を作成 してください。 (2) 技術提案書の記載事項 以下の各事項の記載において、図示する場合や表を掲載する場合など、所定の様式に記載す ることが困難な場合には、別紙に図面等を添付していただいても結構です。 ◆1-(1) 提案金額 ・提案金額の総額及び主な内訳(太陽光発電設備、蓄電池設備、発電監視設備、施工費、 詳細設計料等)を、記載してください。 ・併せて、提案金額の削減を図るため、詳細設計や施工などにおいて工夫を行った場合 は、その内容を記載してください。 ◆2-(1) 提案事業者の概要 ・提案事業者の名称、本社所在地及び連絡先、代表者の職・氏名、設立年月日、資本金、 従業員数、主な事業内容、太陽光発電設備又は蓄電池設備に係る主な業務実績につい て記載してください。 ◆2-(2) 本工事に類似したシステムの納入実績等 ・本工事において導入するシステムに類似した機能を備えたシステム(太陽光発電設備 と蓄電池設備を活用し、停電時の電力供給等の機能を実現するもの)について、3か 年度(平成25~27年度)の納入実績を記載してください。また、環境省関連の再生可 能エネルギーに関連した事業への納入実績があれば記載してください。なお、直接、 納入した場合のほか、納入事業者に協力してシステムの一部の構築に寄与した実績が ある場合は、その実績を別記してください。これらの実績については、協力者につい ても記載してください。 ◆2-(3) 本工事の事業者構成 ・本工事を構成する事業者を明らかにしてください。 ・提案事業者のほか、協力者、納入者の区分を明らかにし、太陽光システムや架台、蓄 電池設備、詳細設計等の役割を明らかにしてください。 ・都内事業者、都外事業者の区分をしてください。 ◆3-(1) 本工事に係る組織体制、人員配置、技術者の配置 ・本工事を実施するための組織体制(役割分担を含む。)、詳細設計及び工事管理業務 に関する管理技術者、建設業法第26条に基づく主任技術者又は監理技術者の氏名、人 員配置、技術者の配置状況について、図などを用いて記載してください(詳細設計及 び工事施工に関わる技術者との協力体制についても併せて記載してください。)。 ・なお、本工事の一部について、他の事業者の協力を得て実施する場合は、当該事業者 (協力者)も含めて記載してください。 ◆3-(2) 全体のシステム構成 14 ・提案するシステム全体の構成図(単線結線図等)を記載してください。 ・システムを構成する主要な設備(太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、蓄電 池部、蓄電池制御装置等)については、主要な性能を表示してください。 ・通常使用時と停電時それぞれについて、電力の流れを分かり易く図示してください。 ◆3-(3) 設置スケジュール ・9月末に契約を締結したと仮定して、主な工程ごとに設置スケジュールを記載してく ださい。 ・併せて、設置スケジュールの基本的な考え方(何を優先してスケジュールを設定した のか等)を記載するとともに、平成29年2月20日までの完成に向けた工期の短縮に係 る工夫や各施設事等への配慮、安全対策について、その内容を記載してください。 ◆4-(1) 太陽光発電設備 ア 太陽光発電設備の機能 ・太陽電池モジュールのメーカー名、設置枚数、システム全体の太陽電池出力(kW)、 パネルの設置角度、モジュールの型番、材料種類、モジュール変換効率、期待寿命、 架台の材質及び期待寿命を記載してください。 イ 太陽光発電設備の施工方法・荷重等 ・太陽電池モジュールの選択や設置角度選定の考え方(何を重視するか)を記載してく ださい。 ・自重、積載荷重、積雪荷重、風圧、地震等に対し、構造上の安全性について確認し る内容を記載してください。 ・安全管理の観点から工夫を行った場合は、その内容を記載してください。 ウ 太陽光パネルの設置方法 ・太陽光パネルや架台の設置について、現在想定できる範囲で予定している施工方法 を記載してください。設置後に想定される建物への漏水対策や太陽光パネルの破損 等を防ぐ対策についての考え方を記載してください。 ◆4-(2) 蓄電池設備 ア 蓄電池設備の機能 ・リチウムイオン蓄電池の型番・メーカー名、蓄電池部の電池材料種類、電力量 (kWh)、出力電流(A)、出力電圧(V、複数ある場合は全て)、停電時の最大出 力電力(kVA)、充電時間(通常時の商用の系統電力による場合、停電時の太陽光 発電による場合)、外形寸法、重量、使用環境条件(周囲温度、湿度等)、放電深 度(DOD)、充放電サイクル寿命(満充電から記載のDOD値までの放電と満充電まで を1サイクルとした回数)、残存容量(%)(充放電サイクル回数経過後の実容量 ÷電力量×100%)、安全規格等の取得の有無、取得安全規格名、取得安全規格の登 録番号等及びその安全性の具体的内容について、できるだけ記載してください。 イ 設置方法の安全確保 ・「建築設備耐震設計・施工指針2014年版(独立行政法人建築研究所監修)」等に基 づき、耐震性を確保した設置工事が実施されているかを、『再生可能エネルギー等 導入地方公共団体支援基金事業及び再生可能エネルギー等導入推進基金事業 におけ る蓄電池設備の耐震設置に関するガイドライン(平成27年11月環境省総合環境政策 15 局環境計画課)』により設置後に確認できることを示してください。 ウ 警報機能について ・蓄電池の運転状況の異常を通知する方法について、蓄電池自体の警報機能や、事務 室等への発報が可能な場合はその方法を記載してください。 ◆4-(3) ピーク電力の抑制 ○ 蓄電池設備を活用した通常使用時のピーク電力の抑制機能について、放電する条件 の設定方法、想定される抑制可能量(kWh)、停電時に備えた蓄電残量の確保方法な どについて記載してください。 ◆4-(4) 停電時の機能について ○ 停電時の電力供給の流れを示す図を昼間(太陽光発電時)と夜間に分けて記載してく ださい。 ○ 停電時の蓄電池の残量確認方法や提案内容を記載してください。 ◆4-(5) 発電量モニター等 ○ 採用するソフト名、表示される内容について記載してください。 ○ 発電量モニターのサンプル画面について、添付してください。 ○ 平常時、停電時の使い勝手について配慮したことがあれば、記載してください。 ◆5-(1) 各機器の保証期間 ○ システム保証について 次の内容について、保証期間(年数)、保証内容、要求水準以外の保証については 有償無償の別及び有償の場合の年額を記載してください。 ・太陽光発電設備の保証(10 年以上)(システムを構成する機器等で保証期間が10 年未満のものがある場合はその機器等とその期間を明記してください。) ・太陽電池モジュールの出力保証(10 年以上) ・施工に対する保証(1年以上) ・発電量モニター等に関する保証(1年以上) ・台風、落雷、火事等により太陽光発電システムが損傷等した場合の補償 ・蓄電池設備の保証(1年以上) ・火事等の災害により蓄電池が損傷した場合の補償 ・その他 ◆5-(2) 保守 ○ システム全体の保守等を行う体制について、記載してください。 ○ システム運転時に故障等が発生した場合の対応体制について、現場までの想定到達時 間(平常時)等も含めて記載してください。 ◆5-(3) システム操作等の概要及び研修の内容 ○ 本工事では設置後、太陽光発電設備の発電出力及び累積発電量、蓄電池設備の残存量 又は割合並びに累積充放電量を計測・把握することが必要となりますので、その方法 を記載してください。 ○ 本工事により設置した太陽光発電設備及び蓄電池設備の操作及び日常の保守点検を行 うための研修内容・頻度等の体制を記載してください。 ◆5-(4) 本工事により導入する設備の維持管理コストの試算 16 ○ 本工事により導入するシステムの設置後10年間に想定されるシステム運用コストにつ いて、機器の法定点検、定期点検、部品交換、機器交換など区分別に、かつ経過年度 ごとに記載してください。 ※ リチウムイオン蓄電池については、1日に1サイクルの充放電があるものとし ます。 ◆6-(1) 独自提案 ○ 本工事の実施に資する独自の提案がある場合は、その内容を記載してください。(こ れまでに記載したことと重複して記載することも可能) ◆6-(2) 環境教育に資する提案 ○ 対象施設が公共施設であることから、「環境教育に資する提案」がある場合、高く 評価します。提案の内容、村が同様の取組を自らの負担で行った場合に必要と想定さ れる費用(概算)及び実施計画を提示してください。 17
© Copyright 2025 ExpyDoc