幸児童館指定管理業務仕様書(PDF:278KB)

立川市幸児童館指定管理者業務仕様書
立川市幸児童館の指定管理者が行う事業及び管理業務の内容及びその範囲等については、立
川市児童館条例(昭和 52 年立川市条例第 34 号。以下「条例」という。
)に定めるもののほか、
この仕様書による。
1.施設等の概要
(1) 名 称
立川市幸児童館
(2) 所在地
立川市幸町2丁目 19 番地の 1
(3) 設置年月日
昭和 49 年8月 10 日
(4) 施設の規模等 敷地面積
900.14㎡
延床面積
418.10㎡
施設の構造 鉄筋コンクリート造
(5) 施設の内容
規 模
2階建
附帯設備
倉庫(敷地内)
1階 遊戯室、事務室、便所(男女)、湯沸し室、倉庫2
2階 集会室、図書室、工作室、調理コーナー、便所(男女)
2.指定期間
平成 29 年4月1日から平成 34 年3月 31 日までの5年間
3.事業及び管理運営に関する基本的な事項
指定管理者制度は、指定管理者が施設の管理権限と責任を有し、事業運営と施設の管理を
代行する制度です。指定管理者は、児童館の適正な管理を確保しつつ、市民サービスの質の
向上に努めるとともに、児童館事業並びに施設の管理運営をするにあたり、次に掲げる項目
を留意すること。
(1) 地方自治法(昭和 22 年法第 67 号)、条例の内容を充分理解し、法令の規定に基づい
た運営を行うこと。
(2) 立川市個人情報保護条例(平成元年立川市条例第 55 号)の規定に基づき、個人情報
の保護を徹底すること。
(3) 公の施設であることを認識し、公平な管理運営を行うこと。
(4) 事業計画書等に基づき、利用者にとってより利用しやすいように適正な管理運営を
行うとともに、効率的な運営を行い、管理運営経費の節減に努めること。
(5) 利用者の意見を管理運営に反映させ、サービスの向上に努め、利用者の満足度を高
めていくこと。
(6) 市及び地域と密接に連携を図りながら管理運営を行うこと。
4.業務の内容
児童館は、児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)において児童に健全な遊びを与えて、そ
の健康を増進し、情操を豊かにすることを目的とする児童厚生施設であるという設置理念に
基づき、管理運営の業務を行うこと。
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(1)児童館事業の実施
①子どもとの関わり
ア、遊びの援助
イ、児童・青少年、障害児への対応
ウ、親子サークル等への援助
エ、乳幼児親子向け事業の実施
オ、中・高校生対象事業
②地域との連携
ア、地域住民・団体と運営等に関して懇談会を実施
イ、地域住民・団体と連携を図り共同事業を実施
ウ、ボランティアの発掘と活用
エ、地域事業への参加・協力
③学校、学童保育所、関係機関との連携
④地域活動の支援
ア、施設の提供、貸し出し
イ、備品等の貸し出し
⑤子ども 21 プランに掲げる事業の推進
⑥子ども支援ネットワークへの参加
⑦相談業務
⑧施設の使用申請受付・貸し出し業務
⑨図書の貸し出し
⑩継続事業(行事)
ア、乳幼児親子向け事業(通年、概ね週1回以上)
イ、 さいわい秋まつり(共催、年 1 回
※ 幸児童館の行事実施状況については、
「幸児童館年間行事記録(平成 25 年度~平成
27 年度)
」を参照してください。
(2)施設の維持管理
①施設清掃及び窓ガラス清掃業務
②電気保安業務
③警備業務(機械警備委託料は立川市が負担)
④消防設備保守業務
⑤冷暖房空調設備保守業務
⑥樹木剪定業務
⑦建築設備定期検査業務
⑧非常通報装置保守点検業務
⑨特殊建築物定期検査業務(3年に1回、平成 28 年度実施)
⑩害虫、蜂の巣駆除業務
⑪施設全般修繕業務
⑫その他法令等にかかわる業務
※ 第三者への再委託が必要な業務の経費については、
「幸児童館の管理運営に要した経
費(人件費を除く)
(平成 25 年度~平成 27 年度)
」及び「委託等仕様書抜粋」を参考
にしてください。
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(3)施設の利用に関する業務
①利用者の範囲
ア、市内に居住または在学する児童。ただし、未就学児については、保護者が同伴する
ものに限る。
イ、児童の福祉を増進すること及び社会教育活動にかかる団体。
②利用の承認
前記①ア、イの利用者の範囲に反しないことを確認した上で、アについては、所定の様
式に氏名、学年又は年齢(ただし、保護者については氏名のみ。)を記入させ、イについて
は、立川市児童館条例施行規則(昭和 52 年立川市規則 33 号)の規定に基づく手続きによ
り承認するものとする。
③使用料
使用料は、条例にもとづき徴収するものとする。
なお、使用料の収受については市と指定管理者の協議事項とする。
(4)休館日
児童館の休館日は、次に掲げるとおりとする。ただし、指定管理者が特に必要があると
認めるときは、あらかじめ市長の承認を得て、変更し、又は臨時に休日を定めることがで
きる。
① 国民の祝日に関する法律(昭和 25 年法律第 178 号)に規定する休日。ただし、こども
の日を除く。
② 1月2日、同月3日及び 12 月 29 日から 31 日まで。
(5)開館時間
児童館の開館時間は、午前9時から午後 10 時までとする。ただし、指定管理者が特に必
要があると認めるときは、あらかじめ市長の承認を得て、臨時に変更することができる。
なお、児童の利用時間については、午前9時から、小学生は午後6時まで、中学生は午
後7時まで、高校生は午後8時までの範囲で市長と協議のうえ定めるものとする。
(6)職員の配置等
①職員の配置は、次の常勤職員を配置するとともに、その他必要な職員を配置する。
(常勤職員とは概ね週 40 時間勤務する者をいう。
)
ア、管理責任者 1 名配置(概ね週 40 時間勤務)
イ、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和 23 年厚生省令第 63 号)第 38 条の
規定する職員を2名以上配置(概ね週 40 時間勤務)
②職員の勤務形態
職員の勤務形態は、労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)等労務関係法令を遵守し、児
童及び利用者の利便と安全性の確保を念頭に置き、効率的かつ円滑な形態とし、施設の運
営に支障が無いよう定めること。
※ 人員配置の参考事例としては、「幸児童館シフト表(平成 28 年6,7月)
」を参照し
てください。
③職員の資質の向上
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職員の資質の向上を図るため、職員の研修等の実施または研修会等への参加に努めるこ
と。
④業務実施への心得
管理運営業務にあたり「児童館の職務」を参考に、さらに創意・工夫に努めること。
(7)非常時対応
災害時ならびに事故・事件等に対応する危機管理マニュアルを作成し、児童・利用者等
の安全確保と避難誘導、関係機関への通報など緊急時に備えること。
また、立川市地域防災計画により二次避難所に指定されているため、業務時間内に災害
対策基本法(昭和 36 年法律第 223 号)第 2 条に定義される災害が起きたときは、避難所
の開設及び運営に協力すること。なお、避難所の開設及び閉鎖については市の指示に従う
こと。
(8)児童への安全確保
前記(7)非常時の対応のほか、次のとおり児童の安全確保に努める。
① 施設内または事業に関わる児童の事故・事件等が発生した場合、速やかに且つ適切に
対応すること。
② 定期的に施設の安全確認をおこない、児童、利用者及び職員に事故の無いような環境
を整備すること。
③ 関係機関から送付される不審者情報等について、速やかにかつ適切に対応して、児童
及び利用者の安全を確保すること。
(9)事故報告書の提出について
児童、利用者及び職員が事故等により傷害があったときは、速やかに事故報告書を市長
に提出すること。
(10)事業計画書の作成
指定管理者は、前年度の1月末日までに児童館の翌年度の管理運営に関する事業計画書
を作成し、市へ提出すること。作成にあたっては、あらかじめ市と調整を図ること。
(11)事業報告書の作成
指定管理者は、立川市公の施設指定管理者の指定手続き等に関する条例(平成 17 年立川
市条例第 24 号)第 11 条の規定に基づき、毎年度終了後 60 日以内に、児童館の管理運営業
務に関して事業報告書を作成し、市へ提出すること。
(12)個人情報の保護義務
業務上知りえた個人情報については、立川市個人情報保護条例等の関係法令にもとづき厳
格に取り扱うこと。
(13)苦情の処理
苦情の処理は、原則として指定管理者がおこなうこと。また、処理状況の記録は、速やか
に市に報告すること。
(14)備品等の管理
①現状備えてある備品等(別紙「幸児童館備品等一覧」参照)を貸与する。
②指定管理者は、指定期間中、備品等を常に良好な状態に保つものとする。
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③指定管理者が、指定期間中、業務の必要に応じ自らの費用で備えた備品等は、基本的に
指定管理者に帰属するものとする。
(15)指定管理業務の経費
指定管理業務に要する経費は、提案書において提案のあった金額を踏まえ、年度ごとに市
の予算の範囲内で指定管理者と協議をおこない決定する。
(16)既存の児童館業務の引継ぎ
引継ぎ期間の設定等については別途、市と協議する。ただし、引継ぎにかかる別途委託は
おこなわないものとする。
(17)その他の業務
①事業及び維持管理等実績報告書の提出
指定管理者は、利用人数、事業、維持管理及び職員の勤務状況等に関わる実績報告書を
市長に提出すること。年度報告については、毎年5月末日までに報告し、月の報告につい
ては、翌月 15 日まで市長に報告すること。
②モニタリングの実施と報告
指定管理者は、定期及び随時モニタリングを実施し、児童及び利用者のニーズを把握す
るとともに、市へ結果を報告し、業務の改善に努めること。
(18)留意事項
施設の管理運営に際して次の事項について特に留意すること。
① 児童の人権を尊重するとともに、利用者、利用団体に対して公平に接し、不快感を与
えないこと。
② 管理業務及び付属施設の維持管理に関する法令を遵守すること。
③ 勤務条件については、労働関係法令を遵守すること。
④ 指定管理者の瑕疵に対する賠償責任保険に加入すること。
⑤ 利用者の不慮の事故に対する傷害保険に加入すること。
⑥ 管理業務遂行にあたり、関係法令を遵守すること。
⑦ 備え付けの備品については善良な管理運営に努めること。
5.協議事項
この仕様書に定めのない事項及び仕様内容に疑義が生じた場合は、市と指定管理者が協議
のうえ定めるものとする。
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