最新技術キャッチアップ 3次元レーダから超高解像度スキャナま で!次世代無線機や医療器のテクノロジ 先輩も 知らない ゾ GHz超 A−D/D−Aコンバータの 標準インターフェース規格 JESD204B 最先端の超高速アナログを体験! 評価ボード 2 種 藤森 弘己 Hiromi Fujimori (最終回) なるべく等 距離になる よう配線さ れている クロックIC AD9516 ディジタル回路 からの入力 (イン ターフェース・ ソケット) クロックIC AD9516 差動トランス CH0出力 差動トランス CH1出力 デュアルD-Aコンバータ AD9135 USBインターフェース (a) 全体 JESD204Bレーン ×8対 レーンのAC カップリング 用コンデンサ D-Aコンバータ AD9135 (b) JESD204B インターフェース部 写真 1 11 ビット分解能,2.8 Gsps D−A コンバータを 2 個搭載する AD9135 の評価ボード データのレーン数は 8 本 本稿では,JESD204B 規格の超高速 A−D/D−A コンバータを搭載した実際のハードウェアを紹介し ます. 紹介するボードは,実際に動作させ,データを採 り,回路全体の性能を確認済みです.基板上の部品 配置や配線レイアウト,電源,コネクタ接続などは, 実際の JESD204B インターフェースの動作に合わせ て最適化されています.配線方法や部品の向き,置 き方にもそれぞれ意味があります. JESD204Bは特に配線レイアウトや使用する部品に 敏感で,実現には高速信号を伝送する実装技術が求 められます.ここでは,評価ボードやサンプル回路 基板を取り上げて,その実現方法の例を示します. 実際にシステム基板を設計する際のヒントになります. 160 ① JESD204B 対応 D-A コンバータの評価ボード 写真 1 に示すのは,JESD204B インターフェースを 搭載した D−A コンバータ AD9135 (アナログ・デバイ セズ)の評価基板です. ● 分 解 能 11 ビ ッ ト, サ ン プ リ ン グ 2.8 Gsps の AD9135 を搭載 AD9135 は,11 ビットの 2.8 Gsps D−A コンバータ が 2 個入った素子です.ディジタル通信用の IQ 信号 を一つの IC で作ることができます.JESD204B のレ ーン数は 8 本です.サブクラス 1 に対応しているので, デバイス・クロック以外に SYSREF と SYNC ∼信号 が必要です. 2.8 Gsps はインターポレーション (interpolation,補 間)を行ったときの出力サンプリング数です.入力で きるデータ量はこれより少なくなります.D−A コン 2016 年 10 月号
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