Page 1 海洋科学技術センター試験研究報告

海洋 科学 筏術 セン ター 試験 研 究 報告JAMSTECTR DEEPSEA RESEARCH 旧8S )
八丈 島北方黒 瀬海穴 の地形・地質調査
岩 渕洋 ゛1 芦 寿 一郎* ゛
,
陣岡 換 太郎*2
黒瀬 海 穴は 八 丈島 北 方 幻25fanl
こ位置 す る, 直径4km のほぽ円 形 の スリバチ 状 の凹
地で あ る。 こ の梅 穴の 地 形・ 地質を 明 ら かにす る ため「 しん かい20 恥 」に よ る 潜
航穉 査 を 行っ た。
(11 R 穴 壁 の 地質調 査
(2) 海 穴 内で の 熱水 活動 の 調査
{3; 海 穴 を 構成す る基 盤 岩 の採取
を 目的 と して 調 丘をj十
i し た。
海 穴底は 石灰 岩 の破 片から な る 粗 柆堆 積物 で 覆 われて い る。 海穴 堅に近づ くと崩
落, 転勤 して き た巨 大 ブロッ ク が 見ら れる。 海 穴 壁脚 部は 噌 錐 とな って お り, 断脳
は認 めら れな い。 海 穴甓は 石 灰 岩 が表 而を 覆っ てい る。 こ の 石 灰岩は明 ら かに 現地
哇の もので あ る。 海 穴壁に は 岩屑 流 が形成 し た 谷が たく さん 認 めら れる。 谷壁では
石灰 岩と 下 位 の波紋 岩 との 境 界 が見ら れる。 叭紋 岩は 発泡し ており 比 咀はl g/d
より 小 さ く,giant pumice
か も 知れな い。 黒 瀬 付近には 酸性 の 火山 が 存 在 し な い
亊から, こ の旋杖 岩は 現 地 哇 の もので あ る。
黒 瀬 海 穴の底は 水深800m
で も13.2 ℃ と かなり 高く , 止物 も たく さん 生 息 して
い た が 熱 水の初出 は 認 め ら れな かっ た。 洵 穴甓を 石 灰岩 か 厚く 覆って い る叩 から。
黒 瀬 海 穴は 形 成 後か な り 時間 が経 過し てい る。
Geological and Geomorphological Survey of the Kurose Hole,
North of the Hachijo Island
Yo IWABUCHI*3,
JuichiroASHI*4 andKantaro FUJ10KA8*
The Kurose hole is 25 km
north of the HacliijoIsland.It is conical
depression, and its diameter is about 4 km. We conducted the diving survey
depression, and itsdiameter is about 4 km. We conducted tiiediving survey
by "SHINKAI
hole
2000"
to clearifythe geology and geomorphology
of the
The objectivesare
Ceologica! survey of the cliffof the hole
・Hydrolheimai activitysurvey.
・Sampling
of the basement locks.
The floor of the Kuiose hole is covered with sand and gravels.Rjiu of
●l 洵ll 保 女 庁
*z 朿衣 人学
水路 邸
向 洋 研究 所
*3 Hydrogl・aphic Department
M arilime Saft 吋y Agセncy.
拿
4 Ocean Research Institute, University of
、JAMSTECTR
OEEpSEA RESEARCH 19
89・
Tokyo ,
37
the hole is* in cliff.As approaching
to the cliff,giant blocks, which
consist
of limestone and rhyolite, are appeared. The foot of the cliff iscovered with
talus deposits. No
faults were
coarse sediments. The
on the hole floor because
of the
cliff of the hole is covered with autochthonous
lime*
stone bed and debris. Many
recognized
valleys arc recognized on the cliff.The contact
with limeslonc and underlying rhyolite is exposed
The
in the bank of the valley.
rhyolite is well vesiculated.Density of itis below ig/cm3.
Maximum
name
size of the rhyolite is more
as "giant pumice"
chthonous,
(Mahood,
than 20in, so it may
1980). The
be able to
rhyolite is regarded as auto-
because there are no acidic volcanoes around the Kurose hole.
Temperature
of the $ea water on the bottom
ature considering it'sdepth
not observed. Thickness
of 800m.
However,
of the limestone
is 13.2°C. It is liightemper*
hydrothermal
actives were
layer suggest that the actives of
the Kurose hole had been stopping.
1. はじめ に
東 北日 本弧に匹 敵 す る規 模 を もつ 伊 豆・小 笠 原
弧はそ の大 部分 が 海 水に覆 わ れてい るため , 詳 細
は 明 ら かで はな い。 わず かに 一部 海 面 上に 姿 を現
し 鳥 嶼を な す もの は, 伊 豆 七民 を 初め ほ と んど か
火山で 噴 火の紀 録 があ る もの も多 く, 店動 の 活 允
さ をう か がい知 る事 がで き る。 御 蔵島 と 八 丈鳥と
の間;こは, 黒瀬, 北 黒瀬, 新 黒瀬 など の高 ま り
( 堆 ) が知 ら れて い る。 北 黒 瀬 や新 照 瀬は 御 蔵 島
と 八 丈 鳥を 結ぶ 現 世の 火山 フ ロ ント の外 剽( 海 溝
側)に あ るが, 黒 瀬 は火山 フ ロン ト の まさ に141 こ
に 位置 し て い る。1978 年 海 上141安 斤 水 路 部は ,
大陸 棚海 の 基 本図 作 裂の ため 八 丈 鵬北 方 の海 底 地
形等 の凋1゛i
を 行っ た。 こ の 調 査に お い て 黒 瀬 の巾
臾にla径 約4 km、 比 高500 m にお よ ぶ!III
圸 が 発に
さ れ, 黒 瀬 海穴 と 命名さ れた (海。│;保安庁 水 路 鴿
1980 )
。 黒瀬 海 穴は1。S所的 磁気異常をほと んど 示
さ ない・μから。 磁 化率 の 低 い岩 石 か らな る 火山 カ
ルデ ラとf 想さ れた ( 人島1980 )。 伊 吐 ・ 小 笠
原 弧 北 部に おけ る 火山 の 活 発さ を 考え ると 。 黒瀬
海 穴で も現 在もな お な ん ら かの 熱的 活動 か継 続し
て い る 可能 性 があ る。 こ の ため 黒 瀬 海穴 の 地質と
現在 の 活 動状 況を 探 る ためl ’
し ん かい2000
」に
Ml 北 部 伊 Q ・ 小 笠・;i彌 の 海 底 地 形l閲
よ る 鵬航 調 査が 計1dlj
さ れ た。 こ の小 文で は |し ん
等 深 線 問 隰 は1001 ・ 。 長 ゐ・形 は・ 2 図 の 範 闘 を
かい2000 」に よ っ て行 わ れ た 潜 航 調 査 の 結果 に
示 す 。(
洵│ ご保 女│r 海 膿 地 形│司6313 に よ る3
Fig.4 Bathymetric chart of the northern lJart
つ いて 報 告す る。
or
the lzu-(淞 asawara arc. Thecont)u「
2.
interval is 1 00 s. T1
1earea inside of the
黒 潮 海 穴
伊 以 ・ 小 笠 原 弧 は 巾。叱に 並 走 す る;。-J の 海 嶺
・
r 曵:t
angle is shown in Kig.2.
( 朿よ り, 小 笠 原 廊 嶺 . L 島 一 硫aj; 誦i 嶺 , 西lj
fltethymetric chart 6313
島 海 嶺 ) よ り 搆│戉 さ れ て い る。(│・fllli.
1952)
Agency.)
38
。た
,M arit
jn
le Safety
JAMSTECTR DEEPSEA RESEARCH ・9
89
:
だ し 小笠 原 海 節は 陶 部( 北 匐30°以 南 ) で の み 認
まり で,20
(冶l等探 線 で囲 まれる部 分 の広さ は 伊 豆
め ら れ る。 北 部で は 西七 鳥 而 嶺は 七口 一硫 黄 鳥海
大島 や 三宅 島 に匹 敵す る。 最 浅 部の 水深 は114m
嶺 か ら 南西 に 俥び る 雁行 す る 小海 図 の 集合と な っ
で あ る。 黒 瀬海 穴は ほ ぽそ の中 央にあ り, 直径約
て お り, 西 七口 洵 哨と 七島 一 硫 黄 鵬海 嶺と の 区 別
4 kmの ほぼ 円形 の凹 地 であ る。 水路 部 が 】978 年
はっ きに く く。こ れ らが 一 体と な・。て い ると 見る
に 行っ た 調 在では 最 深 は洵 穴 の ほぼ中 火 の624m
事が 出来 る( 湯 浅, 村上,1985 )。小 笠原 海 嶺 は
と さ れて い た。1985 年水 路 部「 拓 洋 」 に よる調
古 第 三系 の梅 伽で あ るが, 七島 一 硫 黄 島海 顳 は た
査 では 海 穴 底南 側は630m
くさ ん の活 火山 を 含む 活 動的 な海 崩で あ る。
そ の北 東側 がさ ら に深 くな って いる 事, 最 深部は
北 部Oli ・小笠 原 弧は 御 蔵 島と 八 丈鵬 の111
】
の12
790m
付 近 が平坦 面であ り,
よ り 深い 事が明 ら かにさ れた( 第 2図 )。
00m に 及 ぷ 谷Sこよ って , 伊 豆人島 か ら 御蔵 島 まで
海 穴内 壁 は かな り 急で ,北 側の 平均 傾斜 は30°で
を 介むjl 塊と ,1、U瀬 から 青 ヶ 口ま で の地塊 に 分け
あ る。
ら れ る。 北IXI瀬と 新・ 瀬 は 地 形的│ては ヒ 鵬一 硫 黄
黒瀬 は そ の 名が 示 すとお り, 八 丈の 北を 流れ る
島 淘畄 に 屆し て い るが。 地 質的 に は 小 笠 原 か ら続
黒 潮 の中 に あ る「 瀬 」であ る。 この ため 潮 のな が
く 占 第 三系 の前 緑隆 起帯で あ る( 末座 ほ か1982 )
。
れは遠 く。 時 に は 3ノット以 上に逹 す る 事もあ る。
照 瀬は 御巌 島と 八 丈島 を 結 ぷ 火LIIフ ロy 卜 上。
こ のよ う な 場 合, 洵 の穏 か な日 に も黒 瀬付 近で は
八 丈島 の 」ヒ力 25㎞│こあり 八 丈島を 含む 地 塊 の北 緑
白 波 が 見 られ る。 地 形の 高 まり が環 状R:なって い
を な して い る。 水 深200 。付 近をJ亠底 とし て 北 朿
るため, よ く 見 ると 白波 も環状 にみ ら れ るが, そ
−ltj西力 向 に長 軸 を 帖つ 人 きさ 約20 ×15taの 高ま
の内 側は 比較的 お だ やかで あ る。 飛 行 機 から眺め
ると, こ の小 かF鴎9さ れ る。
3. 潜航 鋼査
黒瀬 のよ うに 急峻 な地 形で は , PD R のよう な
杵向 角 の 大き い 跨響 測深 機で は 側 方反 射 のため 海
底 地 形を 捉え る・μは困 竝で あ る。 「 し ん かい2000 」
の潜 航 に 先立つ 「 な つし ま 」によ る測 深で も, 測
線 間 隔 を 約300m と密 に 設 定 した に もかかわ ら ず
760 mよ り深 い 値は 得 られ な かっ た。 また│川船に
よ る 深 海 曳航 ビ デ オによ る調 査では , 洵穴里 付近
の調 査は オペ レ ーショ ン 上困 難で, 観察 する こと
がで き な かっ た。 こ のよ う な 暘では R Ov あ るい
は 潜 水船 によ る 調 査が 不 可欠で あ る。
急 峻 な 海穴 壁 にはa 好 な 露 頭があ り 黒瀬海 穴 の
地質断 而 が観 察さ れる・μが 朗待さ れ る。 さら に熱
水番 の 湧出 があ ると す れば , 洵穴 を 形成 した断 川
付近 に な んら か の 咒常 が認め られ るで あ ろう。 こ
のため 照 瀬廊 穴 の 地質と 現 だの活 助 状 況等を 調 査
│ヌ
12 X 瀬 海 穴 の 海 底 地 形 図
等 深 線 間 隅lj , 太線 が100m「;l」 隔 , 細 楾 は50m
間 隅 。 点 線ljr
Fig.2
し ん か い2000」
の 航跡 を 示 す。
?opographic map of tha kurose hole.
Contour int
shows the tracks of
’li
が 適UJ だと 考え られた。
1986 年1 川 沿航 調111が計 両 さ れ た が, 悪 人 候
のため 深 海 曳航 ビ デ オによ る調 介が 行われ た のみ
erval;Thick line is 100m
interval and thin line i
する に は, 潜 水 船 によ り海 穴 壁 付近 の 凋 改を 行・
う
s 50m. Dolled line
゛ Shinkai 2《X}
0.1'
で あ・j た。 こ の ため1987 年5 J]26l IDivc 280と
し て 潜 航 調 査を 火 施した。 海 穴底 孚川 部の底 質 観
察 を 行 っ たが, 日 的 と す る海 穴壁 に 到 達す る│印こ
JAMSTECTR oeepsEA RESEARCH 1
9
89・
39
ト ラブ ルのため 調 在を中 砥し た。1988
年5 月H
か なり 高 かった。 第 4図 に X BT によ る 温度, 及
日 に もう 一度 潜航 を 試 みた(Dl ve338)
。 この 潜 航
で 黒瀬 洵 穴 北壁 の地 質を観 察 す る 小 が出 来た。
4. 詢 査結 果
4.1 曳航 ビデ オ 調査
曳航 ビ デ オによ る調 査 の結 果 ,洵 底 面は灰 褐色
の粗粒 砂で 覆わ れて お り。 そ の中に 黒 色,灰 褐 色
及び わず か の白 色 礫 が混じ っ て いた。 映像 か ら 判
断 して, 底 質は 火山 灰と 推 定 さ れた。 黒色 の 岩 石
は 溶岩。 灰 褐色お よ び 白色 の 岩 石は 石灰 岩と 考 え
ら れた。 南 側の 罕坦 面では 黒 色の 岩 石は 円 磨さ れ
亜 円∼ 円 礫と なっ て い る。
洵穴 壁 に 近づ くに つ れ黒 色 の巨礫 ∼ 大礫 が 認 め
ら れるよ う にな る。 底 質は 黒 色の 角 ∼ 亜角 疎 か多
く なる。 そ の後篤 頭 ら し きと こ ろ に 到 達し た が。
曳 航体 の 巻 上げ が 間に 合 わ ずに ひ っ か かっ て し ま
う 可能 性 があ る ため , 露頭 の 観察 は 出 来な か った。
4.2 Dive280
1987 年 5月28 凵に 行 わ れ たdive280は 破 察a・岩
淵 の他, 海 洋科 学 技 術 セン タ ー并111E比 古, 赤沢
克 文が パ イロッ トと して 乗 船 し調 査を 火 施 し た。
a 底後 露 頭│こ向 けて 航 走 を開 始し た が,露 頭 に到
迷 する・iiijl
と潜 水 船 にト ラブ ル があ った ため 調 査
を巾│llし た。 節3, 図1こル ートマ ップ を 示 す。
関4 j11 瀬 洵 穴 の 水・ と 塩 分 濃 度
(IS8
年5jj2611
Fi
g.4 Water tl,
)
mpe
rat・re and salinity in Ihc
Kurosc hole.
び grDIこよ る 塩 分1yiを 示 す。 海 穴 内 ク)水温 が 高 い
のは , 付 近 を 流 れ る黒 潮 が海 穴 内│こ入り 込 ん だ 可
能 性 もjS
‘え ら れ た。 し か し 海 穴 底の 塩 分濃 度 は 上
M のそ れよ り は, 明 ら か に 低 く 黒潮 の 値と は 災な
っ てい る。jよ1
瀬 洵 穴内 の 温 度 が,aい の は 上層 の海
水 が 流 れ 込ん だ た めで は な く。 海 穴内 の海 冰 がjl
殼 か ら の 熱に よ って 暖 め ら れ た ため で あ る。 また
洵 穴内 の 湿度 か 等温 な のは, 海 水 が 底 か らjlll
為さ
れ, 胸 底 か ら 水 深450m
まで の間 で 対 流 を 起 こ し
たため で あ る。
図3 Dive280
の ル ート マ ッ プ
Fig.3 Geologic route map
or the dive 280.
矜底点 は 洶 穴 のほ ぱ 巾 火, 水深749 m の 場所 で
あ る。 矜底点 は 淘 汰 度 の 悪 い 石灰 岩の 破片 から な
る 黄 褐 色∼ 灰 褐色 の 捐 粒 眇 で 磑 わ れ て い る。 そ の
海 穴 内 は 水深450 s 以 ドは ほ ぼ 等 温で , 洶 穴 雌
巾 に は 巻U の 貝殻 等 も 介 ま れて お り ,こ れ らは 海
は800r n近 い 水 深sこも か か わ ら ず 水 鵬はla2 ℃!:
穴 外輪nli澑を・ う 石灰冫I?
に 起 源 を 持 つ もの と 考え
られ る。 その中 に 円磨さ れ た流紋 岩の 大陳 ∼ 巾 礫
Dive280 が目 標に到 達で きな かっ た ため,1988
かみ ら れ た。曳 航 ビデ オで は 溶 岩と 考 え ら れた 照
年 5月11日 観 察者 岩 淵 の他,海 洋 科 学技 術 セン タ
色の 岩 石も わ ず かに み ら れ る。 こ の 岩 石は 見掛 け
ー田 代省 三, 桜井 利明 がパイロ ットと して 乗 船し
は 黒− 暗 灰 色だ が, 引っ 繰り 返すと 裏 側は灰 白 色
Dive338と して 調査を 行 っ た。 水 温は 海 穴底で12.
の 発泡 し た 流紋 岩 であ ウた。 写 真1 にdive280 着
4 ℃とDive280 の時 よ り や や低か った。 第5 図 に
底点 付近 の 様 子を 示 す。 な お 。 着底 付 近 の海 底 は
粗 粒 の砂 だ っ たた め 地 温の 測 定 は行 っ て いな い。
谷底 す ると ア ミ順 が たくさ ん 集っ て, 潜水 船の
投 光 器に群 が って き た( 写 輿 2)。 生物 の 密度 が
高 い の は, 海 穴内 に栄 養分の 供 給 源 が 存 在す る可
能 性 があ る が, あ るい は 単に 暖 かな耶 境 の ため な
の か も しれ な い。 船 内 か らの目 観 観察 で は 全く 認
め ら れな か っ た が, ビ デ オの映 像 には「 水の ゆ ら
ぎ」 が映 って い た。 湧 水の 可 能 性 もあ る が, お そ
らく 晦 水 が潜 水 船 の投 光 器によ っ て 吸め ら れたた
め, ビ デ オカ メ ラに ゆら ぎ が記 録 さ れた も の と考
え ら れ る。 なお ST D には 尖 常 は 認め ら れ て いな
い。
北に向 って 航 走 調査を開 始し た。 廊底は 租 拉な
砂 で 覆 わ れて おり , なだ ら か であ っ た。 水深800
図6 Dive33d
のル ート マッ プ
Fig.6 Geologic route map
o
f the dive 338.
m の 海穴 最 深 部付 近 から, 海底 は 流紋 岩礫 が多 く
な って く る。 円磨 皮 は 亜μj∼ 亜川 礫で あ る。
「 し ん か い2000 亅 の 航 跡 を , 第 6 図 に ル ート マ
付近 で は。 大 きさ 約 5 mの 転 助 ブ ロ
ップ を 示 す。 ル ートマ ッ プ の導深 線 は 「拓 洋 」に
ッ クが 認め ら れた が, 潜水 船の ト ラブ ルの ため ,
よ る デ ー タ ー と 「 し ん か い2000JS こよ る 綢 査 結
この 地点 で 調 戉を中lh した。
果を 合 せて 描い て い る。
水深795m
肴 底 点 は 水 深799m
で , 照瀬海 穴 の 最深 鄙付 近
で あ る。Di ve280で 調 査 を 中 止 した地 点 の約100m
朿 で あ る。 海 底 は 石 灰 岩 の 角 礫 お よ び 渣 紋 岩 の 亜
角 礫 ∼ 唖 川 礫 で 覆 わ れ て い る。 ま た, 2 m く ら い
の 大き さ の 石灰 拷の ブロ ッ クも認 め ら れた。 石灰
岩は 褐色 ∼ 赤 鳩色 で, ア ア 溶 岩の 様に 表而が ガ サ
ガ サして お り, もろ く固 砧度 は 低い。 こ の地 点に
お い て 石 灰 岩 を 採 取 し た(S1338-1)
。 こ の岩 石を
塩 酸 で 溶 か す と 泥 質 物 が 約5 ∼10 % (・ 量 比 ) 含
ま れ て い る。 こ の 地 点 で 温 度 計 測 を 試 み た が , 底
質 が 棋 い 砂 だー )だ た め プロ ー ブ がさ さら なかー・ た。
海 穴壁 に向 って 航 走を開 始 すると 海 底 に岩 盤
( 埋 没 し た 巨 樫 の 讀 部 ? ) が しば しば 観 察 さ れ る。
こ の 表│介j
は 暗灰 色で 安 山 む かと 思わ れ たが, 後に
流 紋 岩であ る
‘JIが 分 か り た。 そ の 川 囲 を 埋 る 砂 礫
は 石 灰 岩 の 角 礫 と そ の む 片 か ら な る 粗 粒 眇 岐び 流
図5 Dive338
Fig.5 T
の 航 跡│司
紋 岩 の111
伽 ∼ 亜川 礫で あ る。 ま た。 転助 して き た
rack line of the dive 338.
卜 人 ブロッ ク も海穴 壁に 近づ くに つ れて , しば し
JAMSTECTR DEEPSEA RESEARCH
1989・
ば 見ら れ る よう に な る。
水深790 m の地点 にお いて 崖に 到 達 し た。 この
崖は巨 大な ブロ ッ クと 砂 礫 が猥 重 な った 崖 蹊 堆積
物 で 覆 わ れて い る。 巨大 ブ ロ ッ クは 表面 の 1面 が
アア 溶 岩状 の 石灰 岩で, そ の他 の 部 分は 発 泡 した
暗灰 色 の 火山 岩で あ る。
水 深770m
地点 で 岩 石採 取を 行 っ た(Site338-2)・
の接 触 而が 見 ら れ る露 頭 が 2ヵ 所で 観 察さ れた。
水深700m
の 尾 根 上に お い て 岩 石 採 取 を試 みた
(s
t338 − 4)。 採 取 し た 岩 石は 一部に 石灰岩 が付 着
した , 灰 褐 色 の流 紋 岩 の 角 礫で あ る。
水 深675 m の地点 に おい て 方向 を 変 え ふ た たび
谷壁 を 斜に 進 んだ。 谷 を 2つ 嵎 切っ た の ち, 谷壁
に 沿 っ て海 穴 壁 を 上 昇 した。 谷 の中 は 石灰 岩 と 流
この 地点 で も, 礫は 暗灰 色 の発 泡 し た火 山 岩 の 亜
杖 岩 の 岩屑 , 及び 岩 屑 流 によ って 表 面を削 剥 さ れ
角礫 ∼ 亜円 礫と 栂 色の 石灰 岩角 礫で あ っ た。 こ の
た 流 紋 岩 の 巨 礫( 写 真 5) が 見 ら れ る。 尾 根 は 石
うち 暗灰 色の 火山 岩亜 角 礫 を採 取 し た。 こ の岩 石
灰 岩 の被 覆と 岩屑 が くり かえ して い る。 こ れは 水
は海 底 に 綛出 して いる 面は 暗灰 色 に なっ て い る が,
深760
内 部は明 灰 色 の 発 泡し た 流紋 岩 で あ った。 採取 し
ほ ぽ 同 じ 様 泪であ っ た。
m付 近 か ら 離底 し た 水深420m
の地 点 ま で
た岩 石 は 見か け の 比重 が 0.
8∼ 0.
9g/d で 軽 石
観 察さ れた 範囲 で は 石灰 岩のJi 厚 は 水深sこ依 存
と 表 現 し 得る もので あ る。 いく つ かの 黒 っぽ い 色
し て い る ので は な く。 地 形 に依 存 し て い るらし い。
の岩 石 を堀 り 返 し たが, 全て 表 面 か黒 く な った 流
谷 の 付近 で は 層厚 は 厚 く, 尾根 で は 蒔 い 傾 向 があ
紋 岩で あ った。
る よ うで あ る。
水 深760m
付 近で は, 褐 色 の 石灰 岩 が 海 底而 を
覆って い るの が 観 察さ れ た。 そ の厚 さ は50 ㎝程 度
4. ま と め
で , そ の 下Sこは 円 磨さ れ た 流紋 岩 がみ ら れた( 写
黒 瀬 廊 穴 の底 は 礫お よ び 粗 眩の 眇質 堆 柚物 で ,
奥 3)。 こ れまで 観察 さ れた 岩 石 は全て 転 助し て
海 穴 壁 脚 部は巨 大 なブ ロ y
ークで 覆 わ れて おり 海 底
きたと 考 え ら れ るも のだ が, こ の 石灰 岩は 付 近 を
に は 断 層 等 は 認め ら れな か・ た。 海 穴 壁 は 岩屑 お
広 く覆 っ てお り 明 ら か に 現地 性 のも ので あ る。
よ び 砂 礫 を 膠・
a し た 石灰 岩で 覆 われて い る。 こ の
以 後 海 穴壁 を 斜 に 登 る 形で 調 査を進 め た。 水 深
石灰 岩 の厚 さ は 変 化に 岔 み, 厚 い とこ ろでは 3m
745m 付 近に 谷 がみ ら れ た。 谷 の幅は20m , 深さ
に もお よ ぷ。 石灰 岩は 火 山 岩 の 岩盤 だ け で な く。
は5 ∼10m 位 で あ っ た。 谷壁 に は 岩屑 流 によ っ て
砂 礫丿
凶 も徽って い る 亊 か ら, こ の 石灰 岩は 黒 徽 廊
浸 食さ れた露 頭 があ り, 地質 の 塊 界 が 観 察さ れ た
穴 形成 後あ る 程度時 間 がた って か ら形 成さ れ た も
(町 頁 4) 。 上 位層は 円 礫を 含む 石灰 岩。 下位 の
の であ る。 石 灰 岩の 被 覆は 水 深800m
に近 い と こ
岩 石は 酸性 の 火山 岩と 思 わ れ る。 石灰 岩 層 の厚 さ
ろに も 見ら れ る。 海 水 凖低 ド 助にお いて も, この
は 2∼ 3 mで あ った。 下位涓 の 衣iiは 岩川 流に 削
よ う な 深 度で は 石灰 む が形 成 さ れ ると は 考え にく
剥さ れ 平滑 に な って い る。 露 頭 は高 さ 約 5mで ,
い。 黒 瀬 が 露 陌して い た時丿
剛こ海 而 近 くで 形 成さ
20m 位にわた って 観 察された。こ の 谷底 に お いて 岩
れた 石灰 岩 が 浸 食を受 け。 岩 屑など と 一緒gこ流 下
石 採 収 を試 み た(St338-3)。1貞接Sこ下 位 層 を 採 収
し砂 礫 を 膠 着 し 町固 結 し た ものな の か も知 れ な い。
す るlf は出 来 なかっ た ので,1 ゛位 の 岩 石に111来す
海 穴 内 で は 火山 岩 は, 発 泡 した 流紋 岩し か採 収
ると 思 わ れる 角礫を 採 収し た。 得 ら れ た岩 石は ,
で き な かっ た。 こ の 流 紋 岩は 允 泡度 が商 く 比・n は
見 かけ の比 重 が0.8 ∼0.9 g /cd の 発泡 し た 流紋
0.
8∼ 0.
9g /d で 軽 石と 表 現 さ れ る も ので あ る。
岩で あ,J た。
こ の ため 流 紋 岩は 川恥 さ れ やす く, 海穴 底 で は 流
谷 を 越え ると 海 底 は ゴッ ゴ ツし た 石灰 岩と 岩屑
紋 岩 の角礫 は 認め ら れな かっ た。 そ れに 対 し 石灰
の繰 り返 しと なる。 岩 川は 石灰 岩と 流紋 岩で 材成
岩 は 極 めて 脆 いた め , 円 磨 さ れ るこ と な く パ ラパ
さ れて い る。 海穴 底1川様に 石灰 岩は 角礫だ が, 流
ラと 崩 れて し まい。 眇と な って 海 底 を 覆 っ てい る。
紋 岩 は 角礫 − 亜 角礫 と 角 が,Z9 た も のに な。 てい
採 取し た 火山 岩は すべ て , 見 かけ の 比 心が 1よ
る。 地形 は 谷と 尼 根 が繰 り 返 しで , 谷幅 は 人きな
り 小 さ い もの であ。 た。St338-3 で は 幅20m に 渡
もの で50m 位 であ る。 以 後 水深680 m の 地点 まで
-,て 銚い た 1つ の 朴石で あ る ’
μが 確認さ れて い る。
6つ の 谷 が 認め ら れ た。 谷 壁 では 石灰 岩と 火山 岩
こ の 流 紋 岩 が11
’i
接 岩雛 を な して い る ので は な く,
giant pumice
( M ahcod,4980
, 中 付 ほ か198 句 と
火L11灰 で あ り 黒 色 の 岩 石 は 火 山 岩 と 予 想 し て い た .
な ってい る のか も知 れな い。 しか しい ずれに せよ 。
し か し 実 際│ こ 狐 察 し た 結 果 , 而 a を 覆 う も の は 火
黒 潮 の 付 近1 こは 酸 哇 の 火L11が 存 在 し な い 亊 か ら こ
山灰 で はな く 石灰 岩の 破 片 であり .黒 色の岩 石 も
の 流 絞 岩 が 現 地 性 で あ る 事│こ 変 り は な い 。 giant
実 は 表 面 か 黒 く 覆 色 し た 鰹 石 で あ っ た . ビ デ オ│こ
pumi
ceは 陸 上 で は 知 ら れ て い な い が 。 喜 界 カ ル デ
よ る 観 察1 ごは 限 界 が あ り . 目 視 に よ る 観 察 と サ ン
ラ か ら は す で に 記・ 絖が な さ れ て い る( 中 村 ほ か ,
1986 )・giant p
プ リ ン グ か 重 要 であ る 事 を 改 め て 感 じ た.
umice は , 海 底 で の 火 山 活 勁 を 特
徴 づ け る も の な の か も知 れ な い 。
謝 覿 察 した範 囲 内 では , 流紋 岩は 海 穴 壁 で 岩穣あ
辞
今 回 の 飼 査 を 遯 め る│ こあ た っ て . 喬 洋 科 学 技 術
るいは 巨 大 ブ ロ ックを な してい た。 お そら く カ ル
セ ン タ ー の 皆 様 に は た い へ ん お 世話 に な り ま し た.
デ ラ形 成 期 の 火 成 活 動 に 由 来 し て い る と 考 え ら れ
特 に 鶴 啓 介 指 令 を は じ め と す る 「 し ん か い2000
る 。 こU瀬 が 酸 性 の 火 山 で あ る こ と は 。 磁 気 異 宿 の
運 航 チ ー ム の 方 々 . 浜 中 孝ll
夫 船 長 以 下 「 な つ し ま」
結 果 ( 大 鳥 ほ か1980
の 乗 耜 貝 の 方 々│ こ は た い へ ん お 世 話│ こ な り ま し た .
) と も調和 的 であ る。
IXI櫛 に 近 い 八 丈 島 や 八 丈 小 鵬 は 玄 武 岩 を 主 体 と
す る 火 山 で あ る 。 ま た 。 黒 瀬 の 北10 ㎞ の 第11M
瀬
洵 丘 から も玄 武岩 が 得られ て い る (青 木。 岩 淵 ,
1970
」
深 く 感 謝 致 し ま す . ま た , 温 度il 定 鬮 器 を 使 用 さ
せ て下 さ い ま し た東京 大学 地 震 研究所 山 野 誠氏に
お 礼 申 し 上げ ま す.
)。 伊 豆 ・ 小 笠 原 弧Jt 部 で は , 火 山 岩 の 頻 度
分 布│ こ は 玄 武 岩 と 流 紋 岩 の 二 つ の ピ ー ク が あ り ,
Ilj朏│の 組 成 の も の は 稀 で あ る ( 宇 部. 1983)
。黒
瀬の 岩 石が付 近 の火山 と 著 しく 災な る のは , 形成
り 代 の 違 い を 示 し て い る の で は な く 。 北 部 り│ぱ ・
小 笠 原 弧 の 一 般 性?1 を 示 し て い る の で あ る 。
参 考 文 献
il?木 ヒ ト シ ・ 岩 淵 義 郎 ,1972
, 伊 豆 一 小 笠 原海
悩 北 部 の 梅 底 地 質 . 伊 豆t 心 . 東 海 人 学 出 版
会, 311
―319.
本 座 栄 一 ・ 石木 豐 策 ・ 湯 浅 真 人 ・ 棚 倭 学 ・ 内 村 昭
MI 瀬 廊 穴 内 は 水 温 が 商 く 。 ア ミ 類 が 弄 常 に 多 く
111息 し て お り , 石 灰 岩 は カ イ メ ン 筈 が た く さ ん 付
着 し て い た 。 生 物 が 多 く 生 息 す る・jlは 。 熱 水 の 湧
1982.
小 笠 原 弧 北 部 広 域 海 底 地 質fSH
地 貿調 査所 .
海 上 保 安 庁 水 路 部 ,1980
, 三 宅 鳥 南 西 方 海 底地
出 な ど な ん ら か の 物 貿 供la を 示 唆 し て い る も の と
形 側 , 人 陸 棚 海 の!11 本 図. 6364,
考え た 。 し か し , 観 察 し た 範 囲 内 で は 熱 水 の 異 常
庁.
は 忽 め ら れ な かり た。
海 上 保 安
M ahcod, Gai】a.,4984 〕IGoligical evolution
石灰 岩は 海 穴 壁 を厚 く 覆 っ ており , 海穴 形 成 後
か な り 吟 間 が 経 過 し て い る と 考 え ら れ る 。 こ の‘Ji
を明 ら か に す る ため に は , 今 後 石灰 岩 の詳 しい 分
折 を行 う必 要 があ る。
Sierra la Primavera, M eχico. Jour.
VolcanoL
Geotherm.
Res., v. 8. 449-230.
村 上 文 敏 ・ 石 原 丈 実 ,1985.
小 笠 眼 弧 北 部 で発
,638-646.
長 岡 信 治 ・ 加 藤 茂 ・ 林E11政 和 ・ 瀬111 災 憲 ・ 加 佃 幸
お わ り に
今回 の 調 査 では 黒瀬 洵 穴の 現 在の状 態を 覿 察 し,
弘 ,1989
, ナ ロ ー フ ル チ ビ ー ム│こ よ る L 曜
洵 穴 形 成 時 代 に 関 す る 良 一Rな 資 料 を111 た 。 こ れ は
海111 列 の 海 底 地 形 陬│. 火│.││
学 会1989
りla ・ 小 笠 篤1弧 の 火 山│ こ つ い て の11 要 な 桔 礎 資 料
人 会 甜 演 予 稿 集. 48.
と な ろ う 。 こ の10 年 間 の 田 】
に伊 a ・小 笠 原 ・小 笠
原 弧 で は10 倒 近 く も の 海 底 カ ル デ ラ が 見 つ か , て
き て い る ( 村h
, 石11;11985
of
a Pistocene rhyolitic center・・・
兒 さ れ た 廊 底 カ ル デ ラ , 地 球 ,77
5.
17.
, 艮 閾 ほ か1989
な ど )。
こ れ ら の 現 在 の 活 動 状 況│ こ つ い て 調 べ て い く と 。
今 後 新 た な 熱 水 系 が 発 見 さ れ る で あ ろ う。
船 亅乙か ら の 曳 航 ビ デ オ に よ る 詞 た で1,1, 底 貿 は
中 村 光 一 ・ 坂 口 七 一 ・ 長JI= 俊 夫, 1986.
年 俘季
$
界 力
jレ デ ラ の 海 底 地 貿 調 査 . 淘 洋 科 学 技 術 セ ン タ
一 試 験 研 究 報 告■,137-155.
人 烏 章一
一‥ 登 崎 隆 志 ・ 小 野 か 衄 茣.・ ir・
俊郎 ・ 碵
川 義 人.1980
,11 本Ml 辺 海 洋 底 の 地 磁 気 異
常 , 地 球.1?
,1980.
田 山利 三郎.1952
, 日 本近海 深 洩 廊図 につ いて.
水 路 要 報, 32.
宇都 浩 三. 1983.
】60−167.
伊 豆 ・小笠 原 弧 の第四 紀 火山
岩, 地球. 50.
464-468.
湯浅 真 人・ 村上文敏,1985 , 小 笠 原 弧 の地 形 ・
地 質と 孀插岩栂 造 鍛, 地学 雑 誌,94 ,1 】E
y134.
( 原稿受 理 1989 年5月29EI)
44
JAMSTECTR
OEEP SEA RESEARCH ・1989・
写 召 t 黒 瀬 海 穴 の 海 底
photo. I Bolton
写 火.2
or the Kurose hole.
「し んかい2C00」の ライトに 集-」た ア ミ
圸
photo. 2 Sw armof krill around the lights
of Shinkai 24 〕00.
写 真 3 流紋 岩礫 を 覆 う 石灰岩
ph(,t0.3 The lime s1011e overly i:1g rhyolile
写 崑 4 向 穴 壁 に 発 達 す る 谷 の 壁 に 兒ら れ る 石 灰
岩と渣 紋 岩の 境界
phot0.4 The cont
pebbles.
ac
l with limestone
and
rhy o!ite in a valley on the cliff.
写 貞! ,
洶 穴 堅 の6111
り,
。 岩 同 流 に よ・ ,て 浸 a を 受
一
部 をlij・ り!
た流 紋岩 の口 礫 か み ら
れる 。
ph,lt 0.5 1301t。111 nl a
り*llt ≫。,・.Rhyol;1e
ll,;11111e】s,wl・i、
・
1,al・c ,(・ul h v dcbFi s
1110w,;II・e ,lhsqrv。41.
45