「都」構想は社会にダメージ/環科研・公衛研まもれネットが集会

研まもれネットワーク」が8月 日、大阪市中
法)化に反対して活動している「環科研 ・ 公衛
大阪市立環境科学研究所
(環科研)
と府立公衆
衛生研究所
(公衛研)の統合 ・ 独立行政法人
(独
環科研 公
・衛研まもれネットが集会
「都」
構想は社会にダメージ
(2016年9月4日付大阪民主新報)
央区内で「大阪市を残そう――5・ 後の『都
27
参加しました。
構想』を考える市民集会」を開き、220人が
17
で大阪市を廃止・解体す
京都大学大学院の藤井
聡教授が講演。住民投票
と語りました。
ことを前提に考えたい」
べました。
た判断こそが必要」と述
望ではなく、実態に即し
「自分たちや子や孫たち
ージを与えると強調し、
ー』の結論が出たのに、
5 月 の 住 民 投 票 で『 ノ
暮らしや福祉に直結する
想』だ」と指摘。同時に
住民のために不可欠なも
染症対策などの最前線で
するため、大阪市を残す
研の統合・独法化を阻止
している。環科研と公衛
などで社会に激しいダメ
益を優先する「民営化」
の破壊や、公益よりも利
の暮らしのためには、願
る「特別区設置」が明確
に否決されたにもかかわ
ら ず、
「 都 」 構 想 が「 地
下 鉄 民 営 化 」 や「 副 首
都」構想の名で生き残っ
ているのは、
「
『都』構想
が実態のない単なるスロ
ーガン、イメージに過ぎ
ないからだ」と分析しま
した。
藤井氏は、大阪の行き
詰まりの中で「イライラ
する現状から抜け出した
いという潜在的な願望が
ネットワークの江原均
代表は主催者あいさつ
ので、公営でこそ役割が
ないように見えるが、感 『 都 』 構 想 を 進 め よ う と 想」で暴走すると、自治
民・府民にとって身近で ( 維 新 の 府 市 政 は )ま だ 政 治 が「 願 望 」 や「 幻
で、環科研も公衛研も市
果 た せ る と 強 調。
「 昨 年 生 み 出 し た『 共 同 の 幻
藤井京大教授が講演
環科研・公衛研まもれネットワークが開いた市民集会
=8月27日、大阪市中央区内