№2834 発行日 平成28年9月6日 発行所 全国消防長会 一般財団法人全国消防協会 担 当 企画部企画課 電話 03(3234)1321 週間情報 消防本部の動き 行 ◆ 事 市内児童館において花火教室を実施 長久手市消防本部(愛知) 長久手市消防本部では、平成28年8月1日(月)から9日(火)にかけて、市内6つの児童 館と協力し、同館を利用する児童を対象に「花火教室」を実施しました。 花火を楽しく、安全に行うための「7つの約束」や、衣服に着火した際の「ストップ・ドロッ プ・アンド・ロール」を、当市危険物安全協会マスコットキャラクター「どーべるくん」ととも に、アトラクション形式で楽しく学びました。 参加した児童はこの教室を通じて、花火を正しく取り扱うための知識を身に付けてくれたと思 います。 【花火教室の様子】 ◆ ふれあいちびっこ消防署探検を開催 名古屋市消防局(愛知) 名古屋市消防局中川消防署では、平成28年8 月17日(水) 、区民に親しまれる行政機関の取り 組みの一つとして、区内在住の小学生15名を招 いて「中川消防署探検」を実施し、防火衣着装や 放水体験などを通じて「消防官」を体験してもら いました。 僅か1時間ほどの時間でしたが、子ども達にと っては、戸惑いや驚きから得られる貴重な体験と なりました。この行事を通して、防火・防災思想 の醸成にも十分な効果を得ることができました。 【子ども達の消防官体験の様子】 1 ◆ 使える人を増やすため、コンビニでAEDイベントを開催 宝塚市消防本部(兵庫) 宝塚市消防本部では、コンビニ周辺で起こった事故に対して24時間、市民が使えるAEDを 整備することを目的に、平成26年8月から市内の24時間営業のコンビニに順次、宝塚市が提 供するAEDを設置し、平成28年8月1日現在で40店舗に設置が完了しています。 今後、使える人を増やすことが救命率の向上に重要であることから、そのAEDの使用者とな る周辺自治会等の市民の方々に、身近で大切な人の命を救うためのAEDの使用方法を学んでい ただくイベントを開催しました。 イベント当日は、猛暑のなか、沢山の人が胸骨圧迫等に汗を流していました。 【イベントの様子】 ◆ 救急車の適正利用と消防救助隊発足50周年の広報活動を実施 川崎市消防局(神奈川) 川崎市消防局では、平成28年8月24日(水)、 「防災フェスタ2016in ラゾーナ川崎プラ ザ」において、救急車の適正利用や消防救助隊発足50周年の広報活動を実施しました。 好天のなか、多くの親子連れが会場を訪れ、救急車の適正利用を呼びかけ、初めて救急車の内 部を見て、直接触って、お子さんたちにとても喜んでいただきました。 また、消防救助隊について、昭和41年9月に発足し、今年が50周年となることから、全国 で数台しかない双腕作業機を展示して、市民の方々に取り扱う特殊車両を知っていただくととも に、9月24日(土)にルフロン前広場で行われる「かわさきレスキューフェア」について広報 活動を行いました。 【広報活動の様子と展示した双腕作業機】 2 研 修 等 ◆ 高層建築物実地研修を実施 埼玉西部消防局(埼玉) 埼玉西部消防局所沢東消防署では、平成28年7月28日(木) 、管内に竣工した高層建築物に おいて、災害時に高層建築物の施設・設備を最大限に活用できることを目的に、事業主及び施工 業者の協力のもと職員実地研修を実施しました。 研修には延べ74名の職員が参加し、屋上に設 けられた緊急救助用スペースでの活動要領や非常 用エレベーターの取り扱い方法など、高層階にお ける災害時の消火・救助活動を想定して行いまし た。日頃、災害等がない限り扱う機会がない非常 用エレベーターについては、消防運転による操作 方法について説明を受け、災害時の運行要領等に ついて確認を行いました。 高層建築物の災害活動要領について、理論や説 明だけではなく実際に施設・設備を体験すること ができ、受講者からも「貴重な経験をすることが できた。」と好評であり、大変有意義な研修となり 【研修の様子】 ました。 ◆ 平成28年度八女市矢部少年消防クラブ夏季研修を実施 八女消防本部(福岡) 八女消防本部では、平成28年8月4日(木) 、八女市矢部公民館において、八女市矢部少年消 防クラブ夏季研修を実施しました。 研修では、3月に発生した熊本地震を教訓にクラブ員の団結力と知識の向上を目的とした炊き 出し訓練、救急訓練、避難所作成訓練を行いました。 訓練の最後には、学習した内容を盛り込んだ想定訓練をチーム対抗戦で行い、小学生から中学 生までのクラブ員が一丸となり、ゴールを目指しました。 今回の研修で、地震災害に関する知識や災害時の対応を学ぶことができました。 【研修の様子】 3 ◆ 飲酒運転撲滅研修を実施 のおがたし 直方市消防本部(福岡) 直方市消防本部では、平成28年8月2日(火)、当市消防本部において、 「飲酒運転撲滅研修」 を実施しました。 講師に、息子さんを飲酒運転事故により亡くされた、福岡県飲酒運転撲滅活動アドバイザー N PO法人はぁとスペース代表 山本美也子氏を招いて、飲酒量とアルコールの分解に要する時間や、 飲酒により脳が麻痺し平衡感覚を失う疑似体験など、飲酒による身体への影響を学ぶとともに、 「被害者を出さないために、加害者を生み出さない社会づくり」には何が必要かを職員一人一人 が考えるとてもいい機会になりました。 飲酒してハンドルを握る行為は、公務員倫理以前に、 「人として守り行う道から外れる行為」と 職員一同強く肝に銘じ、飲酒運転による加害者、被害者のゼロを願って、飲酒運転撲滅研修を終 えました。 【研修の様子】 そ の 他 ◆ 無線不感地帯の災害対応用としてIP無線機を導入整備 ちくまさかき 千曲坂城消防本部(長野) 千曲坂城消防本部では、平成28年6月1日(水)より、管内の無線不感地帯の災害対応とし てIP無線機を整備しました。 この無線機は、携帯電話の通信帯を活用していることから、消防救急デジタル無線設備におい て不感地帯となる高速道路内トンネル施設内等でも通信可能であり、従来の無線設備に加えて、 出動隊間はもとより本部通信指令室との災害情報収集をはじめ指揮命令系統の補助として活用で きます。 今後、消防本部としても、活用実態等を踏まえた上で更に整備を進めていくこととしています。 【通信指令室・据置型】 【無線不感地帯・携帯型】 4 ◆ 市内コンビニエンスストア全店にAEDを設置~24時間誰もが使用可能に~ 城陽市消防本部(京都) 城陽市消防本部では、平成28年7月27日(水)、コンビニエンスストア6社とAED(自動 体外式除細動器)設置に関する協定を締結し、8月1日(月)から市内のコンビニエンスストア 全店(24時間営業)でAEDの使用が可能となりました。 AED設置場所周辺で、重篤な傷病者が発生した場合に、その場に居合わせた方が救急車到着 までの間、AEDを使用し、救命処置を実施していただくことで、救命率の向上を目指します。 【締結式の様子】 国等の動き 報道発表 ◆ 「住宅防火・防災キャンペーン」の実施(8月29日、消防庁) 近年の住宅火災による死者数は1,000人前後の高い水準で推移しており、このうち65歳以上の高 齢者が約7割を占めています。 (別添参照(省略) ) 高齢化の進展とともに、住宅火災による死者のうち高齢者の占める割合が増加していることか ら、消防庁では、 「敬老の日に「火の用心」の贈り物」をキャッチフレーズに、高齢者に住宅用防 災機器等をプレゼントすること等を呼びかける「住宅防火・防災キャンペーン」を実施します。 1 目 的 火災を「起こさない」 、 「早く知る」 、「早く消す」、 「拡大防止」することで、高齢者を中心と した住宅火災による死者数の低減につなげる。 2 実施期間 平成28年9月1日(木)から平成28年9月21日(水)まで 3 推進項目 ⑴ 住宅用火災警報器、住宅用消火器、エアゾール式簡易消火具、防炎品などの住宅用防災機 器等を高齢者にプレゼントすることを呼びかける。 ⑵ 高齢者宅に設置してある住宅用火災警報器の作動確認のほか、寝たばこやストーブ・ガス こんろの使用方法などへの注意喚起を呼びかける。 ⑶ 上記の呼びかけを通じて、広く住宅防火・防災意識を啓発する。 4 その他 ⑴ 本キャンペーンの趣旨に賛同し、ご協力頂いている団体、企業は別添(省略)のとおりで す。 ⑵ 協力団体である(一社)全国消防機器協会は、本キャンペーンに併せて、住宅用火災警報 器(2000個) 、住宅用消火器(500本)及び防炎品(500セット)を高齢者世帯に無償で寄贈す る社会貢献事業を行っており、寄贈予定の20地区のうち、北海道虻田郡洞爺湖町の洞爺湖町 幼少年婦人防火委員会への贈呈式を下記のとおり実施します。 ・日 時 平成28年9月12日(月) 9時30分から ・場 所 あぶたふれ合いセンター(北海道虻田郡洞爺湖町本町58番地3) 5 ※ キャンペーンの概要については、消防庁のホームページにも掲載しています。 (http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/pdf/130726news.pdf) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h28/08/280829_houdou_1.pdf)に掲載されて います。 【問い合わせ先】 予防課予防係 担当:小冨士、齋藤 情報提供 ◆ 平成29年度消防庁予算概算要求について(8月、消防庁) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/other/seisaku_yosan/pdf/h28_gaisan_yokyu.pdf)に掲載されてい ます。 ※ 消防庁各課室の直通電話番号は(http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html)に掲載さ れています。 週間情報では、各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい。 週間情報への投稿は企画課へ! TEL 03-3234-1321 FAX 03-3234-1847 E-mail : [email protected] 6
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