フィリピン:鉱業権の新規発行凍結 近く解除 2016 年 9 月 1 日掲載 8 月 26 日付けの地元報道によると、環境天然資源省の鉱山地学局(MGB)は、鉱業権の新規発行凍結を 近く解除する方針を示した。 MGB の局長は、国際会議(Mining Philippines 2016 Conference and Exhibition)にて、前政権時に保留 された申請(鉱業に関わる全ての許認可が含まれる)の見直し作業を行っており、既存鉱山の評価作業で出 てきた提言を認可発行に生かすとした。鉱業権の新規発行は 2011 年に凍結、2012 年 6 月に当時の大統領 令 2012 年第 79 号で延長された。 同国際会議では、フィリピン鉱業会議所(CHAMBER OF MINES OF THE PHILIPPINES :COMP)の 会頭は、現政権が実施している環境問題に関する鉱山の取り締まりは、科学と事実に基づいて実施される 必要があり、大統領は早急に業界との話し合いの場を設けるべきだと主張した。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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