平成28年度 生徒指導事業一覧 宮城県教育委員会では、豊かな心の育成・未来を担う人材の育成を目指して様々な取組を行っています。 本リーフレットは,主な事業を紹介し,各学校が効果的に活用できるよう作成しました。 生徒指導は「未然防止」・「早期発見」・「早期対応」です! 宮城県南三陸教育事務所 〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 学 校 教 育 F A X E-mail 0226-24-2573 0226-24-2586 [email protected](代表) 教育相談充実事業(スクールカウンセラー関係) 1 スクールカウンセラーの配置・派遣(前年度,県教委が行ったスクールカウンセラー希望調査に基づき配置。配置希望調査は11月。) 【主な職務】 (ア)児童生徒及び保護者からの相談対応、教員への指導助言 (イ)カウンセリング等に関する情報収集・提供 (ウ)その他,児童生徒のカウンセリング等に関して配置校において必要と認められる事項 2 スクールカウンセラーの緊急派遣(市町教委または校長が教育事務所に連絡する。教育事務所と義務教育課とで連絡・調整を [心のケア][事件・事故対応] 図った後,義務教育課から要請のあった学校や市町教委に派遣する。随時要請可。) 【主な派遣内容】 (ア)スクールカウンセラー,スクールカウンセラーに準ずる者に対するスーパーバイズ (イ)被災した幼児,児童生徒,教職員等のソーシャルワークや学習支援,学校運営の補助等の支援 (ウ)被災した児童生徒の生徒指導上の問題行動等への対応に係る取組 (エ)事件・事故後の児童生徒の対応や学校支援 3 教育事務所専門カウンセラーの配置 (学校が相談を希望する場合は,教育事務所の教育班・担当指導主事または在学青少年育成員 に電話で申し込む。また,保護者が相談を希望する場合は,直接または児童生徒の所属する学 校を通じて,教育事務所担当指導主事か在学青少年育成員に申し込む。) 【主な職務】 (ア)児童生徒・保護者・教職員へのカウンセリングや助言 (イ)スクールカウンセラーへの支援 (ウ)学校等支援訪問 (エ)不登校相談会での講話,緊急対応 4 平成28年度 南三陸教育事務所 専門カウンセラー 五井 敦 カウンセラー 藤原史弘 カウンセラー 心のケアに係る外部人材活用(実施日の1か月前までに,学校は所定の様式に従って申請書を作成し,市町教委へ提出する。講師 への謝金や旅費は県教委で対応する。) 【事業内容】 外部の人材を活用し,集団(学級や学年単位でも可)を対象に,講演や読み聞かせ,音楽活動,創作活動などの心の癒しを促す活動を行う。 教育委員会単位や学校単位での心のケア研修会,教育事務所における教職員向けの心のケア研修会,学校におけるスクリーニング等 5 適応指導教室支援・けやき支援員派遣事業 【事業内容】 適応指導教室への大学生ボランティアの派遣 けやき支援員を義務教育課に4名配置 いじめ・不登校等対策推進事業(登 校 支 援 関 係) 今年度より県では,「心のケア・いじめ・不登校等対策支援チーム」を設置。事務局として「心のサポート専門監(義務教育課内)」,「心のケア・ いじめ・不登校等対策プロジェクトチーム(義務教育課内3名体制)」を、訪問チームとして「児童生徒の心のサポート班(東部教育事務所内5名体 制)」を新設しています。 1 登校支援ネットワーク事業(学校が,市町教育委員会を通して教育事務所に申し込む。) 【主な事業内容】 (ア)訪問指導員の派遣…不登校児童生徒及びその保護者に対する訪問指導(学校・家庭どちらにも出向くことができます。学習支援も可) (イ)研修会の実施…学校や適応指導教室に通所する児童生徒の保護者を対象とした研修会( 「子ども理解学習会年4回実施」) (ウ)学校等支援訪問…在学青少年育成員,事務所カウンセラーが学校等に出向き,保護者及び教職員に対する教育相談等を行う。 2 在学青少年育成員配置(学校や保護者など,相談希望者が教育事務所の担当指導主事か在学青少年育成員に直接申し込む。) 【主な活動内容】 (ア)在学青少年の実態把握,相談・助言 (イ)在学不登校児童生徒の実態把握,その保護者への支援 (ウ)生徒指導上の諸問題における学校訪問等による相談等 3 スクールソーシャルワーカー(SSW)の配置(市町教委に問合せ,派遣の希望をしてください。県内28市町村配置) 【主な活動内容】 (ア)問題を抱える児童生徒が置かれた環境(家庭等)への働きかけ (イ)関係機関等とのネットワーク構築,連携,調整 (ウ)学校内におけるチーム体制の構築,支援(ケース会議の設置) (エ)保護者,教職員等に対する支援,相談,情報提供等 4 心のケア支援員の配置(問題行動等で課題を抱える学校への支援。県内小学校22校,中学校27校配置) 【主な活動内容】 不登校,いじめ及び暴力等の児童生徒の問題行動等を抱えている小・中学校に対する支援 (ア)「児童生徒支援教員」の配置 (イ)「心のケア支援員」の配置(退職教員、警察OB等 授業はできない) (ウ)「心のサポートアドバイザー」の配置(必要に応じて,学校への支援・助言,義務教育課に2名配置) みやぎ子どもの心のケアハウス事業【新規】 (市町村補助事業) 【主な事業内容】 震災に起因する心の問題から生じる不登校及び不登校傾向及びいじめ等により,学校生活に困難を抱えるようになった 児童生徒の学校復帰や自立支援を目的として市町村が行う体制整備を支援する 参考となる資料等 ※ □ 「生徒指導リーフシリーズ」(国立教育政策研究所) □ 「いじめを許さない学校づくりのために」「いじめを生まない学校づくりのために」「不登校への対応の在り方について」(リーフレット) □ 「震災後における子どもの心のケアのために」(リーフレット) □ 中1不登校の解消に向けた取組について(リーフレット) □ 子どもの心のケアに関する相談機関等一覧(宮城県子ども総合センター) □ りんくるみやぎ (宮城県総合教育センター 不登校・発達支援相談室) 事業内容等について,お問合せに応じますので,当教育事務所にお気軽にご連絡ください。 ◇子どもの存在を認識するということ◇ 1 2 3 4 5 6 一人一人の子どもが,学習と生活において異なった条件やスタート地点をもっている。 一人一人の子どもが,固有なフォーム・スタイル・ステップ・スピード・リズム・センスをもって生活し,学習をしている。 一人一人の子どもが,いつでもどこでも安心感と居場所,達成感を欲求している。 一人一人の子どもが,固有の性格・経験・体験・能力をもっている。 一人一人の子どもが,独自の見方・感じ方・考え方・行い方をもっている。そして,それらへの注目と,それらの受容を願っている。 一人一人の子どもが,他で代替できない唯一無二の存在であることを様々な場と機会をとおして訴えている。
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