研修医の声 研修医2年目になって 安藤拓海

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研
修
医 声
の
研修医2年目になって
安
藤
拓
海
新潟市民病院2年目研修医の安藤拓海と申しま
ベースとなっております。
す。地元は小千谷市、長岡高校に通学しておりま
新潟市民病院の特徴は年間の救急車搬送者数が
した。出身大学は昭和大学で1年間山梨、5年間
多く、一人一台のパソコンがあり常に救急外来受
東京の6年間学生生活を送り、研修のため最後に
診患者一覧を参照することができます。なかなか
上越新幹線に乗った際涙しそうになったことを思
自分一人の当直では経験症例も限られ、カルテで
い出します。
診療や検査結果を追っていくだけでも勉強になる
マッチング時期は地方から上京した友人の多く
ので非常に有り難いです。
は関東に残った中、直前まで非常に迷いましたが
研修が始まり気づいたもう一つの市民病院の魅
地元新潟で研修することに決めました。新潟市民
力は勉強会が多いことだと思います。研修医同士
病院を見学した際、研修医への教育体制が充実し
の勉強会もあり、忙しい時期は消化しきれないこ
ていると感じたのが最大の理由です。
とも多々ありますがそれでも実際の臨床での疑問
実際去年4月から毎日新たな知識・技術を学び、
を解決することができ大変ためになっております。
複雑な病態の患者さんも経験でき毎日医学は面白
少しずつできるようになってきたことで、医師
いなと感じながら過ごしています。それも自分が
としての責任感も増してきました。自分のこれか
ついた素晴らしい指導医の先生方の親身な御指導
ら出会うであろう患者さんのためにあと数ヶ月多
のおかげだと感じております。特に診療に対する
くのことを学びたいと思います。
姿勢や患者さんへの病状説明の表現など自分の
(新潟市民病院)
新潟県医師会報 H28.8 № 797