子どもの死亡原因に丌慮の事故があります。丌慮の事故の内容は年齢によって異なりますが、周囲 が気をつけることで防げることがあります。子どもの発育過程の中で、いつ頃、どんな事故が起こり やすいか知っておくことが大切です。子どもにとって安全な環境づくりを心がけましょう。 ◆何でも口に入れる時期に気をつけたいこと ◆ ◆はいはいの時期に 気をつけたいこと◆ 赤ちゃんは手で物をつかめるようになると、何でも口に 入れようとします。これは探索行動の一つで、なめること はいはいができるようになると、 でその物を確かめます。汚いからといって取り上げてしま 赤ちゃんは引き出しを開けたり、階 うのではなく、なめる経験をさせて 段をのぼろうとします。階段や玄関、 あげましょう。でも、この時期は 誤飲事故が心配です。赤ちゃんの 口に入ってしまう直径 39 ミリ 台所、風呂場など転倒や転落の危険 <誤飲の恐れ> がある場所には入れないようにして 39mm おきましょう。また、ポットやアイ 以下の物は誤飲の恐れがあります。 ロンなど、やけどの危険があるもの 赤ちゃんの手の届くところには、 に近づかせないようにしましょう。 タバコや小物は置かないようにしましょう。 <月齢・年齢別で起こりやすい事故> 月・年齢 新生児 1~6 か月 起こりやすい事故 周囲の丌注意に よるもの 事故の主な原因 ★誤って上から物を落とす ★上の子が抱き上げてけがをさせたり、物を食べさせる ★やわらかい布団でのうつぶせ寝 窒息 ★乳や吐物、やわらかい布団でのうつぶせ寝 転落 ★ベットやソファーなどから落ちる やけど ★大人が子どもを抱いたまま、熱い飲料をこぼす ホットカーペットなどの低温やけど 7~12 か月 1~4歳 転落・転倒・はさむ ★扉、階段、ベット、バギー、いす やけど ★アイロン、ポットなどのお湯、スチーム加湿器の蒸気 溺水 ★浴そう、洗濯機に落ちる 誤飲・中毒 ★タバコ、医薬品、化粧品、洗剤、コインなど 窒息 ★お菓子などの食品、おもちゃなどがのどにつまる 車中のけが ★車の座席から転落 誤飲(中毒) ★原因の範囲が広がり、あらゆるものが原因になる 窒息 ★お菓子などの食品、おもちゃなどがのどにつまる 転落・転倒 ★階段、ベランダ やけど ★熱い鍋に触れる、テーブルクロスを引いて湯をこぼす 溺水 ★浴そうに落ちる、水遊び 交通事故 ★道路での飛び出し事故 火遊び ★ライター、マッチなどによる火遊び ◆子どもの命を守るチャイルドシート◆ チャイルドシートを使用していないと、使用しているときと比べて、事故時に死亡または重傷となる 確率が非常に高くなります。事故による被害防止、軽減のために自動車に子どもを乗せるときは、必ず チャイルドシートを使用しましょう。 - 2 -
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