凍結防止剤散布業務実施要領(PDF文書)

茅野市除雪・凍結防止剤散布業務実施要領
(目
的)
この要領は、茅野市長(以下「発注者」という)が発注する市道の除雪及び凍結防止剤散布業
務(以下「除雪業務」という)の必要事項について定め、受託者(以下「受注者」という)が適正か
つ安全に業務を履行することを目的とするものである。
(総
則)
第1 発注者は、連絡体制を綿密かつ確実にするため、「長野県建設業協会諏訪支部茅野分
会」と「白樺湖除雪組合」のほかに、「茅野市除雪連絡協議会」と「茅野市凍結防止剤散布連
絡協議会」を組織し、出動命令を 4 系統に統一する。
第2 他実施者の作業に支障がないよう、連続する道路、交差点及び個人宅の出入口について
は、特に丁寧に作業する。
第3 作業中に破損した構造物については、速やかに受注者の責任において復旧する。
1 除雪業務について
(1) 除雪作業は、降雪が交通に支障がある場合に、発注者からの出動命令によって、機械
を出動させること。1回の出動につき、基準積雪で2時間以内の除雪を心がけること。
特に、夜間の降雪による出動時間は地域により異なるが、通勤通学並びにバスの通行
に間に合うように除雪すること(朝4:00から6:00まで)。
(2) 除雪作業中は、天候に関係なく前照灯を点灯し、「除雪中」の看板を取り付けること
(3) 除雪機械は、公安委員会から「緊急自動車等(道路維持作業用)指定証」を受けること。
(4) 運転者は、法令で定められた免許所有者及び車両系建設機械運転技能講習修了者
に限ること。
(5) 除雪機械には赤旗、発煙筒及びランプを備え付けること。
(6) 助手は、除雪作業中の安全管理及び除雪機械の整備点検・給油脂・清掃作業にあたら
なければならない。
(7) 除雪機械を作業現場に運搬する場合は、舗装面を損傷してはならない。
(8) 除雪作業の実施にあたっては、効率的な除雪を心掛けるとともに、道路施設(舗装やア
スカーブ等)、道路付属物(標識、ガードレール、カーブミラー等)及び道路占用物件(マ
ンホール等)を破損しないように努めること。万が一破損事故が発生した場合は、直ちに
安全対策を行い、修復を施して監督員に報告すること。
(除雪水準)
区 分
交 通 の基 準
Aランク
大型車の通行が多い
Bランク
大型車の通行が少ない
Cランク
普通車のみ通行
除
雪
目
標
2車線の幅員を確保し、外側線が目視できることを原
則とし、常時交通を確保する。
路線バスが通行できるよう、待避所を設けながら1車
線以上の幅員を確保する。
1車線幅員で、必要な待避所を設けることを原則とす
る。
2 凍結防止剤散布業務について
(1) 凍結防止剤散布業務は、降雪や凍結等により交通に支障がある場合に、発注者からの
出動依頼によって、行うものとする。1回の出動につき、2時間以内で業務が終了するよう心
掛けること。(支払いについては、上限2時間とします)
(2) 運転者は、法令で定められた免許所有者に限ること。
(3) 運転者は、次の事項に留意するものとする。
(ア) 夜間作業であって、降雪等により視界が狭く作業が困難な場合は、作業車を低速に
するとともに、パトロール車を先導又は後続させる等により単独作業を避けること。
(イ) 深夜又は早朝作業であって、疲労が激しい場合は、作業を中断すること。
(ウ) 作業中は、第三者に対して出来る限り迷惑を及ぼさないよう注意すること。
(エ) 作業車及び散布機械の無理な使用は避けること。
(オ) 運転者及び助手は、作業終了後に作業車の清掃・点検を行い、いつでも使用でき
るよう整備しておくこと。
(4) 助手は、作業中原則として作業車の助手席に位置し、作業の指示、通行車両に対す
る警戒指示及び誘導等を行うものとする。
(5) 自社に、凍結防止剤をストックしておいて散布業務を行う場合については、凍結防止
剤の機械投入代として、クレーン付トラック運転[1,133円/500kg]を支払うものとする。ほ
かに、凍結防止剤の運搬代として、ダンプトラック運転[362円/500kg]を支払うものとす
る。(単価は税込価格とし、凍結防止剤1フレコンを500kgとします。)(平成28年度建設
機械重機等借上料を用いて、クレーン付トラック運転10分、4t積ダンプトラック運転30分
÷8で算出。)
3 排雪作業について
路肩堆雪が多く幅員が 2.0m以下になり、除雪作業に支障がある路線については、監督
員が確認し必要と認めれば(雪捨て場の確保が可能な路線)、待避所確保を目的とする排
雪作業を行うこととする。
また、残雪が多く連続した降雪が予想される場合は、駅周辺、市街地及びAランク路線の
排雪作業を実施するものとする。その場合は、直ちに市が指定する雪捨て場を開設するも
のとする。
排雪作業については、短時間に完了する必要があるため、排雪に必要な大型機械を所
有する実施者に、除雪路線とは別に「排雪業務」を委託するものとする。
なお、作業費用の支払いは、通常の建設機械重機等借上単価を使用し、作業時間帯に
より、[昼間 1.00 夜間 1.05 休日昼間 1.07 休日夜間 1.13]を乗じた額とする。また、夜間
作業の場合の労務単価については、別途考慮する。
4 作業報告及び業務完了書類について
受注者は、除雪又は凍結防止剤散布業務を実施した場合には、その都度「作業日報」を
当日中に監督員へ提出すること(FAX 82-0235)。
除雪・凍結防止剤散布業務の請求については、月ごと別に定める、①「月分実施報告書」、
②「作業日報」及び③「積雪状況、作業前、作業中及び作業後の状況を撮影した写真」を整
理し、毎月10日までに前月分の業務に関する書類を④「請求書」とともに、発注者へ提出する
ものとする。
(請求書の作業時間については、○○時間未満は10分単位とし10分未満は切捨てとする。)