狩野真プロフィール2014 2

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Piano technician Makoto Kano profile
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2014
ALT.NEU.Artistservice Co,.Ltd
狩野 真
プロフィール
日本独自の手作りピアノを製作していた「大橋ピアノ研究所」で、大橋巌氏のアシスタントとして、ピアノの製
造を学び1992年アルト・ノイ・アーティストサービスを立ち上げる。その後も、ノイペルト、ザスマンにてチェ
ンバロ、フォルテピアノの研修、ドイツ・ベヒシュタイン本社にて勉強を続けた。その技術を買われ日本でのベ
ヒシュタイン総代理店のユーロピアノ株式会社技術部長を務める。現在は、有限会社アルト・ノイ・アーティス
トサービスの社長としてフランスのピアノ「ステファン・ポレロ」を始め、新しいピアノの可能性を追求してい
る。また、イタリア・プロジェットピアノ社と共同で「Sorrento」ピアノシリーズを発表。フランスのチェンバ
ロ製作家オリヴィエ・ファディーニの楽器を手掛けている。
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1992年 アルト・ノイ・アーティストサービス設立以降、アンドレアス・シュタイヤー、マティアス・フックス エフゲニー・ザラフィアンツ等 著明ピアニストのコンサートでの調律を担当し、2002年にはフォルテピアノで
イタリアオペラ アントニオ・ピロリ指揮「セビリアの理髪師」の調整調律に携わった。(使用フォルテピアノ ノイペルト製作 ルイ・デュルケン)またチェンバロでは2002年ベルリンフィルカメラータコンサート日本ツ
アー、チェンバロ技術を担当した。!
2003年 巨匠アルド・チッコリーニピアノリサイタル日本ツアーの専属調律師として迎えられ、札幌キタラホー
ル、墨田トリフォニーホールを担当した。
以来、チッコリーニ氏からの依頼で、イタリアのモルフェッタ、及びナポリのテアトロサンカルロなど著名ホー
ルや教会等でのコンサートに専属調律師として招かれ、彼の奥深い音楽性や生きた芸術そのものに触れた。
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現在はアンドレア・パドバ、イワン・ドンチェフ等、チッコリーニ氏を慕うアーティストを招聘し日本に紹介し
ている。特にアンドレア・パドバにおいては、古典調律(アンイコールテンペラメント)によるピアノでバッハ
のゴールドベルク変奏曲CD(ewe)をリリースし、独自のサウンドを追求し、オペラシティーでのアンドレア・パ
ドヴァ非平均律によるバッハ ゴールドベルクリサイタルは高い評価を得た。
2013年にチェンバリスト大木和音によるオール ラモープログラム CD『ため息の風景』(ewe)のプロデュース
と技術を兼任し、ラモーの独特な和声を色鮮やかに表現した。(使用楽器 オリビエ・ファディー二製作 クリ
スチャン・クロール)
2014年、ハービー・ハンコック、サッポロ・シティ・よりジャズに同行、ハービー・ハンコックのピアノ調律を
担当する。
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コンテンポラリーの分野では、ピアニスト向井山朋子ミュージアムツアーをはじめ、作曲家 中島ノブユキ氏のピ
アノの調律、整音、Firstアルバムから現在に至る全てのレコーディングに携わり、古典に留まらず、プリペアー
ドピアノを含む
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盤楽器の表現の可能性を日々追求している。