コーン・ゾーン ファーレ倶楽部のワークショップの依頼を受けた時「今回は屋外を考えています」と言われ ました。 屋外では、普通のワークショップ会場と異なり、その成果がバンッと目に入ってくるスケー ル感を必要としますが、ワークショップに与えられた時間は 2 時間弱です。 今回の課題は、短い時間で臨場感のあるものを作ることでした。 選ばれたスペースは Jean-Pierre Raynaud の巨大で真っ赤な植木鉢のちょっとした広場です。 圧倒的な大きさと色の作品は、完璧な形状で隙がない。 その強い存在感と会話する(戦う?)ためにどういうものが必要かを考えた時、私はこう思 いました「カラフル、ファンキー、テンポラリー、日常性のある、シンプル」。 そして、しばらくして浮かびました「カラーコーン!」。 カラーコーンは街に住む我々の周りに本当に沢山あります。外に出て自分の目で確かめてみ て下さい。びっくりしますよ。日常的な街の環境にコーンほどそこら中にあるものはありま せん。私の目指す「テンポラリーモニュメント」を作るためのパーフェクトな素材です。 今回は個々の制作のワークショップではなく、共同制作となります。 参加者が 4~5 人ずつ 1 グループとなって、6 個のコーンを星型にガムテープで貼り合わせ、 合計 6~7 つの星を用意します。コーンのしなりを防ぐため構造としてコーンの中に木の棒 を入れます。出来た星を組み合わせ、最終的な形状を皆さんで決めます。 訪れる人々が「コーンゾーン」を楽しんでいただけたら幸いです。 Charles Worthen Model: Kaori Yamamoto
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