九州・沖縄ブロックにおける図柄入りナンバー

図柄入りナンバープレート制度説明会
議事次第
平成28年8月19日(金)
13:30~15:30
九 州 運 輸 局 10 階 中 会 議 室
1.開 会
2.議 事
(1)図柄入りナンバープレート制度の概要について
(2)地方版図柄入りナンバープレートの今後のスケジュールについて
(3)質疑応答
3.閉 会
<配付資料>
・議事次第
・出席者名簿
・資料1-1 図柄入りナンバープレート制度の概要について
・資料1-2 地方版図柄入りナンバープレート導入要綱(案)
・資料2
地方版図柄入りナンバープレートの今後のスケジュールについて
・参考資料
図柄入りナンバープレート制度最終取りまとめ及び参考資料
以上
平成28年8月19日 図柄入りナンバープレート制度説明会 出席者名簿
【地方自治体】
地方自治体名
福岡県
福岡市
赤村
福津市
福津市
大刀洗町
芦屋町
嘉麻市
那珂川町
小竹町
篠栗町
篠栗町
遠賀町
宮若市
宮若市
筑後市
宇美町
中間市
朝倉市
岡垣町
岡垣町
みやこ町
筑前町
大野城市
苅田町
古賀市
大牟田市
直方市
直方市
広川町
鞍手町
佐賀県
佐賀市
唐津市
神埼市
神埼市
基山町
基山町
部署名・役職
商工部 観光局 観光政策課 主事
経済観光文化局 観光コンベンション部 観光産業課
住民課 税務係 主事
市民部 税務課 主任
市民部 税務課 主事
地域振興課 主査
総務課 課税係 係長
企画財政課 主任
住民生活部 税務課 主査
税務住民課 税務係 主事
税務課 第一賦課係 係長
税務課 第一賦課係 主事
税務課 主任
税務収納課 市民税係 係長
税務収納課 市民税係 主事
税務課 課長
まちづくり課 係長
市民部 課税課 市民税係長
農林商工部 商工観光課 主査
企画政策室 係長
都市建設課 主任
総合政策課 地域振興係長
企画課 企画調整係 主任主事
総務部 市税課 主任主事
協働のまちづくり課 主任主事
総務部 経営企画課 業務主査
市民部 税務課
税務課 参事補
税務課 主任
政策調整課 主査
地域振興課 課長補佐
新幹線地域交通課 身近な移動手段確保推進室
市民生活部 市民税課 主事
企画部 企画政策課 係長
税務課 係長
税務課 主事
税務課 課長
税務課 主任
氏 名
光安 佑貴
中島 智子
西江 未央
坂本 剛章
本田 修平
棚町 寿
柴田 宜英
松岡 彰
林 祐樹
井上 大樹
吉竹 浩一
高久 康仁
坂本 淳
加留部 正将
安部 勇佑
梅野 薫
土橋 慶太
志垣 憲一
向江 健治
早川 篤志
門司 健太郎
吉武 剛
楠田 昌和
福田 益光
大津留 英人
藤本 耕次郎
平野 理加
田中 健二
渡邊 哲也
山下 亮一
柴田 隆臣
藤崎 広子
西郷 明紀
牛草 和人
龍 聖二
高山 将希
平野 裕志
田島 綾乃
【地方自治体】
地方自治体名
熊本県
熊本県
大分県
大分県
宮崎県
えびの市
鹿児島県
霧島市
奄美群島広域事務組合
奄美群島広域事務組合
部署名・役職
交通政策課 参事
交通政策課 主事
オールみやざき営業課 主査
税務課 主事
交通政策課 主幹兼陸上交通係長
企画政策課 主任主事
奄美振興課 観光・物産係長
奄美振興課 企画振興係 主査
氏 名
中野 千春
平野 実華子
池邉 敦
十部 功
門川 豊士
永吉 歩
井之上 大
甲斐 平
豊 勇樹
手島 崇
部署名・役職
自動車情報課 総括課長補佐
自動車情報課 自動車情報活用推進官
自動車情報課 専門官
氏 名
長谷川 信栄
島 監位
日下部 勝広
部署名・役職
自動車技術安全部長
自動車技術安全部 管理課長
自動車技術安全部 管理課 専門官
自動車技術安全部 管理課 管理係長
氏 名
斉野平 清己
田中 啓二
田中 龍浩
西村 愛
部署名・役職
運輸部 車両安全課 課長補佐
陸運事務所 自動車登録官
氏 名
古謝 昌彦
金城 勇
企画振興部 観光・地域局 観光・地域振興課 主幹
企画振興部 観光・地域局 交通政策課 副主幹
【国土交通省】
所 属
自動車局
自動車局
自動車局
【九州運輸局】
所 属
九州運輸局
九州運輸局
九州運輸局
九州運輸局
【沖縄総合事務局】
所 属
沖縄総合事務局
沖縄総合事務局
資料1-1
図柄入りナンバープレート制度の概要について
国土交通省自動車局
自動車情報課
平成28年8月
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
目 次
○ ナンバープレートを活用した地域振興・観光振興の取組
・・・・・・・
1
○ 諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例
・・・・・・・
6
○ 地方版図柄入りナンバープレートの導入に向けた検討
・・・・・・・
10
○ 図柄入りナンバープレートに関するユーザーへのアンケート調査結果 ・・・・・・・
18
○ 地方版図柄入りナンバープレートの交付に先立って行う国の施策
28
・・・・・・・
ナンバープレートを活用した
地域振興・観光振興の取組
1
ナンバープレート制度の概要
ナンバープレートの表示の意義
○ 道路運送車両法の規定により、自動車は、登録を受けたものでなければ、運行の用に供してはならないとされ
ており、登録を受けた自動車には国土交通大臣が通知する番号を記載したナンバープレートを取り付けなけれ
ばならないとされている。
○ また、軽自動車についても、ナンバープレートを表示しなければ、運行の用に供してはならないとされている。
<ナンバープレートの表示内容等>
地域名
分類番号
品川
登録自動車
軽自動車
(自家用)
(自家用)
(事業用)
(事業用)
330
11-11
さ
平仮名等
○地域名
<ナンバープレートの種類>
一連指定番号
: 自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等を表示。
<例> 品川、練馬、足立
○分類番号 : 自動車の種別及び用途による分類を表示
<例> 100 : 貨物自動車、300 : 普通乗用自動車、500 : 小型乗用自動車
○平仮名等 : 自動車運送事業の用に供するかどうか等を表示
<例>自家用 : さ、す、せ、・・・、る、ろ 事業用 : あ、い、う、え、か、・・・、こ、を レンタカー用 : れ、わ
○一連指定番号 : 4桁以下の任意のアラビア数字。登録自動車(自家用、事業用)、軽自動車(二輪を除く)(自家用)の
ナンバープレートについては、一連指定番号を所有者の希望の番号とする希望番号制度を実施。
2
希望番号制度の概要
○ 希望番号制度とは、自動車のナンバープレートのうち一連指定番号(右下図参照)について、申し出により
所有者が希望する番号とすることができる制度である。(平成11年より全国で導入)
○ 一部の番号については、特に人気が高いため、毎週1回抽選を行い、当選した者のみが取得できることとし
ている。
(抽選となっている番号の例)
分類番号
地域名
1
7
8
88
333
555
777
888
1111
3333
5555
7777
8888
2020
品川
さ
330
11-11
1.希望番号制度を活用できる対象車種
・登録自動車(乗用車、バス、トラック、大型特殊自動車)の自家用・事業用
平仮名(用途)
・軽自動車(二輪を除く)の自家用
一連指定番号
2.希望番号制度の手続き
①希望する所有者は、交付代行者(国土交通大臣に代わりナンバープレートを交付する者として指定された
もの)に申し込み、希望する番号を予約する。(抽選の場合は当選した場合に限る。)
②所有者は登録に際し、国に希望番号を予約している旨を伝えることにより、国は当該番号で登録を行う。
③所有者は、交付代行者から当該番号のナンバープレートの交付を受ける。
3.希望番号制度による交付手数料
(中型標板1組) 3,860円~4,400円(東京の場合:4,100円)
参考:希望番号以外 1,440円~1,880円(東京の場合:1,440円)
4.希望番号を取得できる場合
新たに登録する場合(新車・中古車)、引越等で地域名表示が変更になる場合、ご当地ナンバーに変更
する場合等
3
「ご当地ナンバー」 の実施の概要 (平成18年10月及び平成26年11月)
自動車のナンバープレートを地域振興や観光振興にも活用していく観点から、地域の要望に応じ
て追加的に新たな地域名のナンバープレートを導入するご当地ナンバーをこれまで2回実施。
1.ご当地ナンバー(第1弾)(平成18年10月導入開始)
【第1弾で導入された19ナンバー】
これまで導入されたご当地ナンバー(29ナンバー)
「仙台」、「会津」、「つくば」、「那須」、「高崎」、「川越」、
「成田」、「柏」、「富士山」、「金沢」、「諏訪」、「伊豆」、
「岡崎」、「豊田」、「一宮」、「鈴鹿」、「堺」、「倉敷」、
「下関」
2.ご当地ナンバー(第2弾)(平成26年11月導入開始)
【第2弾で導入された10ナンバー】
「盛岡」、「平泉」、「郡山」、「前橋」、「川口」、「越谷」、
「杉並」、「世田谷」、「春日井」、「奄美」
(主な基準・手続)
・ 提案は、対象市町村の要望に基づき、都道府県が
行う(関連自治体、商工会議所、自動車関係団体、
地方観光連盟等において「ご当地ナンバー連絡会議」
を開催した地域あり)
・ 国土交通省は新たな地域名の決定にあたり、
有識者からなる審査会を開催する
・ アンケート等により、地域住民の具体的なニーズ
を把握している
・ 対象地域における地域振興、観光振興の中で、
活用方策等が明確に示されている 等
4
ナンバープレートの地域名表示一覧
ご当地ナンバー導入の結果、ナンバープレートにおいては、現在、116の地域名が存在している。
運輸支局等
表示文字
川
旭
川
室
蘭
室
蘭
釧
路
釧
路
帯
広
帯
広
北
見
北
見
青
森
青
森
八
戸
八
戸
岩
手
盛
岡
平
泉
宮
城
仙
台
岩
東
宮
手
城
群
馬
埼
玉
熊
谷
春日部
所
沢
北
千
葉
野
田
相
模
湘
南
湘
南
山
梨
山
梨
小
牧
三
重
群
馬
高
崎
前
橋
大
宮
新
潟
新
潟
滋
川
口
長
岡
長
岡
熊
谷
富
山
富
石
川
春日部
越
谷
所
沢
川
越
千
葉
成
野
一
宮
三
重
久留米
久留米
鈴
鹿
筑
豊
筑
豊
賀
滋
賀
佐
賀
佐
賀
京
都
京
都
長
崎
山
大
阪
大
阪
厳
原
長
崎
石
川
なにわ
金
沢
長
野
松
富士山
なにわ
佐世保
佐世 保
和
熊
本
熊
本
大
分
大
分
崎
宮
崎
泉
和
泉
本
神
戸
神
戸
宮
諏
訪
姫
路
姫
路
鹿児島
鹿児島
良
奈
良
奄
美
奄
美
沖
縄
沖
縄
長
野
松
本
田
福
井
福
井
奈
田
岐
阜
岐
阜
和歌山
和歌山
堺
柏
飛
騨
飛
騨
鳥
取
鳥
取
島
根
島
根
岡
山
岡
山
倉
敷
形
山
形
習志野
習志野
静
岡
静
岡
庄
内
庄
内
袖ヶ浦
袖ヶ浦
浜
松
浜
松
福
島
沼
津
会
津
伊
豆
広
島
広
島
郡
山
富士山
福
山
福
山
山
口
山
口
下
関
徳
島
徳
島
香
川
香
川
愛
媛
愛
媛
高
知
高
知
福
島
茨
城
水
戸
土
浦
土
浦
栃
木
練
馬
多
摩
足
立
練
馬
愛
知
名古屋
杉
並
豊
橋
豊
橋
多
摩
三
河
岡
崎
豊
田
つくば
八王子
八王子
宇都宮
神奈川
横
浜
那
川
川
崎
須
崎
津
西三河
小
牧
尾張小牧
四 国
いわき
立
沼
部
関 東
いわき
足
世田谷
中 国
山
中
田
川
岡
北九州
秋
品
福
北九州
田
京
岡
表示文字
春日井
中
部
秋
東
福
沖縄
旭
模
運輸支局等
州
館
相
表示文字
九
函
とちぎ
運輸支局等
畿
館
野
表示文字
近
函
佐
運輸支局等
北陸信越
幌
東
札
関
幌
表示文字
関東
北海道
札
運輸支局等
宮古島
八重山
※
赤字はご当地ナンバー第1弾
青字はご当地ナンバー第2弾
※
ナンバープレートの
地域名の種類:116
5
諸外国における
図柄入りナンバープレートの
活用事例
6
諸外国における図柄入りナンバープレート
7
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例① (アメリカ合衆国
ニューヨーク州)
【出典】ニューヨーク州DMVのHPより画像を引用
http://dmv.ny.gov/custom-plates/parks-niagara-falls-sceney
1.目 的
州政府が発行するレクリエーション免許(Empire Passport)
保有者を対象に州立公園の維持や地域振興を目的に発行。
2.寄付金の主な使途
寄付金は州政府の一般財源に全額組み込まれ、ナイアガ
ラの滝をはじめ、ニューヨーク州立公園の維持・管理や観光
振興に利用されている。
【出典】 yahooより画像を引用
8
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例② (アメリカ合衆国
フロリダ州)
【出典】フロリダ州DMVのHPより画像を引用
http://www.flhsmv.gov/dmv/specialtytags/miscellaneous/challenger_columbia.html
1.目 的
宇宙飛行士記念財団(The Astronauts Memorial Found
ation)の運営を支援することを目的に発行。
2.寄付金の主な使途
寄付金を活用してアメリカ連邦宇宙局(NASA)が行う宇
宙教育プログラムを誘致し、実際の宇宙探査に使用され
た機器等を用いた体験型の科学教育プログラムを学生
から研究者までの幅広い利用者向けに行い、宇宙科学
の振興だけでなく地域の観光資源として活用されている。
【出典】 yahooより画像を引用
9
地方版図柄入りナンバープレート
の導入に向けた検討
10
図柄入りナンバープレート制度検討会の概要
概 要
・ 平成27年6月、自動車ユーザーの希望に応じて、図柄入りナンバープレートに交換できる制度を盛り込ん
だ「道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律」の成立を受け、東京2020オ
リンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート及び地方版図柄入りナンバープレート
を交付することとしている。
・ 図柄入りナンバープレートの交付に向けて、「図柄入りナンバープレート制度検討会」を設置し、具体的
な制度設計について検討を行う。
検討会の体制等
(1)検討会の委員(五十音順、敬称略)
◎ 杉山 武彦
一般財団法人運輸政策研究機構運輸政策研究所所長
石田 東生
筑波大学システム情報系社会工学域教授
川端 由美
自動車ジャーナリスト
松田 英三
元(財)日本生産性本部エネルギー環境部参与
味水 佑毅
元高崎経済大学地域政策学部観光政策学科准教授
矢ヶ崎 紀子 東洋大学国際地域学部国際観光学科准教授
山根 多恵
温泉津温泉吉田屋大女将
(◎座長)
(2)主な検討事項
交付地域の単位、対象車種、図柄の提案主体、図柄の選定基準、図柄の数、寄付金を充てる事業の
範囲の考え方 等
(3)地方版図柄入りナンバープレートに関して、ご当地ナンバー関係自治体等から意見聴取
スケジュール
・ 平成27年8月27日(第1回)、同年10月29日(第2回)、平成28年2月
19日(第3回)、同年5月19日(第4回(最終回))に検討会を開催。
・ 本検討会での検討結果を盛り込んだ「図柄入りナンバープレート制度最
終取りまとめ」を公表。
・2010年バンクーバー五輪
・ハワイ州の例
11
地方版図柄入りナンバープレート制度の概要
制度の項目
① 交付地域
の単位
具 体 的 内 容
単位
・ナンバープレートの地域名表示を単位として交付。
地域
数
・単独又は複数のナンバープレートの地域名表示において交付。
② 対象車種
・登録自動車(自家用及び事業用)と軽自動車(二輪を除く。)(自家用)を対象。
③ 図柄の提案主体
・ナンバープレートの地域名表示に包含されるすべての市区町村が合意した上で、共同で提案。
・都道府県の地理的範囲が地域名表示の範囲と一致する場合などにおいては、市区町村の同意を得た上で、都道府
県が提案を行うことも可能。
④ 図柄の選定基準
・番号の書体や大きさ等の様式は変更せず、ナンバープレートに図柄を使用。
・ナンバープレートに記載された番号等の視認性が確保されていることや製造工程上の技術的な制約があることのほ
か、他者の権利(商標登録など)を侵すものでない、公序良俗に反するおそれがあるものでない等の基準を満たして
いるもの。
⑤ 図柄の数
・寄付金付き図柄入りナンバープレートを選択しない場合は、寄付金なし1種類。
・寄付金付き図柄入りナンバープレートを選択する場合は、寄付金なし1種類、寄付金付き1種類の2種類。
・寄付金付きのみの1種類は認めない。
⑥ 寄付金を充てる事
業の範囲の考え
方
・自動車ユーザー等に裨益する事業であって、単年度で支出の効果が発現するもの。
・寄付金の募集を行うか否かは、提案する地方自治体が選択。
・寄付金の使途は、地域における自動車交通サービスの改善・利用促進に資する事業、観光振興に資する事業、交
通事故の被害者救済等。具体的な使途は、提案段階で明確化。
⑦ 寄付金の募集・配
分
・以下の要件を満たす、国又は地方自治体以外の非営利の組織が寄付金の募集・配分を全国一元的・専門的に行う。
寄付金の募集・配分を行う組織に設置された第三者機関において、寄付金を充てる事業の効果、配分額等を審査
し事業を選定すること、寄付金の募集・配分について地方自治体から意見を聴取すること、寄付金の配分に係る検証
を行うことのほか、自動車ユーザーが寄付を行いやすくするためにナンバープレートの交付業務と連携すること 等
12
地方版図柄入りナンバープレート(イメージ)
対象車種
登録自動車(自家用)
登録自動車(事業用)
軽自動車(自家用)
通常の
ナンバー
プレート
寄付金付き
地 方 版
図柄入り
ナンバー
プレート
寄付金なし
寄付金付きの図柄と異なる図柄
13
地方版図柄入りナンバープレートの提案から交付までのフロー (イメージ)
市区町村
(都道府県)
図柄
④ヒアリング (事業※)
の審査
⑤審査結果報告
国
土
交
通
大
臣
⑦ナンバー
プレート
交付
③審査依頼
①図柄(事業※ )の提案・調整
②
視
認
性
確
認
⑥
図
柄
を
指
定
自動車ユーザー
ナンバー
プレート
の図柄
(事業※)
を検討
有識者
審査会
図柄を提案した
地方自治体は、
ナンバープレート
の交付、寄付金
の募集等につい
て地域の自動車
ユーザーにPR
〇 〇 〇 〇
※地方自治体において、寄付金を充てることを想定している自動車交通サービスの改善・利用促進に資する事業、
観光振興に資する事業、交通事故の被害者救済等
14
ナンバープレートの視認性の確認
ナンバープレートに記載された番号等の視認性が確保されているか否かについては、次の試験を
実施することにより確認を行う。また、関係機関とも視認性に関して調整を行う。
視認性試験
自動車登録番号標(以下「番号標」という。)の視認性が、次の基準に適合していること。
(イ) 照度が一様に200ルクス程度の場所で、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持した場合に、番号標か
ら20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察者とを結ぶ線が、番号標の板面に対
し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明瞭に識別できること。
(ロ) 暗夜又は暗室内において、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持し、番号標板面における照度を10
ルクスに照明した場合に、番号標から20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察
者とを結ぶ線が、番号標の板面に対し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明
瞭に識別できること。
(注) 視認性は、3人以上(奇数)の視力の正常な観察者によって確認すること。
<イメージ図>
試験プレート
1m
15度
30度
20m
観察者
試験プレート
観察者
15
図柄入りナンバープレートの実施のための新たな交換制度の創設
課題・対応
○従来の自動車のナンバープレートの様式は無地に数字等を加えたのみの画一的なものしか認められておらず、
希望による交換も認められていなかった。
○ 新規に自動車の登録を行う場合や移転登録や変更登録等により自動車のナンバープレートを変更する場合の
みを図柄入りナンバープレートの交付対象とすると、導入が進まないなど、図柄入りナンバープレートが活用され
ない事態となってしまう。
○ そこで、道路運送車両法を改正し、移転登録や変更登録等によりナンバープレートを変更する必要のない自動
車においても、同じ表示内容により図柄入りナンバープレートに交換することを可能とした。
改正の内容
改正前
ナンバープレートの再交付は、滅失、毀損等の場
合に限られる。
→ 図柄入りナンバープレートが実現しても、自動車を新
たに購入したり、引っ越しにより住所が変更となった
等の場合しか、当該プレートの交付を受けられない。
改正後
※図柄については大臣が指定(省令で措置予定)
滅失、毀損等の場合のほか、希望により図柄入りナン
バープレートに交換することを可能とする制度を設ける。
従来のナンバー
図柄ナンバー
図柄ナンバー等
への交換
スケジュール
上記の措置を盛り込んだ「道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律」が、平成27
年6月17日に成立 (平成28年2月1日施行)
16
地方版図柄入りナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー (イメージ)
図柄を提案した
地方自治体
希望番号システムを
利用した図柄入り
ナンバーの交付申請
(交付手数料の納付)
ナンバープレートの交付、寄付金の募集等
について地域の自動車ユーザーにPR
交付代行者
自動車ユーザー
(全国52者)
希望番号システム等
連携
図柄入りナンバーの交付
寄付金の使途・配分
に係る意見聴取
寄付金募集
の依頼
寄付金の
募集・配分を
行う組織
国に代わりナンバーの
交付を行う者
(例)
寄付
第三者機関を設置
寄付
(代理受領)
発行
(代理発行)
寄付金受領証明書
を利用して
税制優遇を受ける
※寄付金のうち、事務経費を除いた額が配分される
ユーザーからの
寄付金を受領
寄付金受領証明
書を発行
・具体的支援事業
の審査・決定
・配分に係る検証
配分※
地域における自動車交通サービスの改善・
利用促進に資する事業等を実施する者
17
図柄入りナンバープレート
に関するユーザーへのアンケート
調査結果
○実施時期:平成27年10月(一部除く)
○対 象 者:・登録自動車又は軽自動車を保有する
○対象者 :・18歳以上の男女で、運転免許を保有する者
・全国10ブロック(地域)に区分し、各ブロックから一定のサンプル数を抽出
○回 答 数:全国 5,000人
18
寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの取り付けに関する意向(全体)
○ 寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートを「是非取り付けたい」、「まあまあ取り付けたい」という意見が
全体の13%を占めており、理由として、「地域振興のため」、「見た目が良いから」が多い。
○ 一方、「どちらともいえない」という意見が30%を占めており、理由として、「デザイン次第で取り付けたい」、
「金額次第で取り付けたい」が多く含まれていた。
N=5,000
4%
9%
(221人)
(436人)
38%
(1,900人)
30%
(1,501人)
19%
(942人)
是非取り付けたい
(交換したい)
まあまあ取り付けたい
(交換したい)
どちらともいえない
あまり取り付けたくない
(交換したくない)
取り付けたくない
(交換したくない)
※ 地域ブロック別の詳細は次ページ
19
寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの取り付けに関する意向(地域ブロック別)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
N=5,000
(各地域回答者数)
北海道
5.3
7.8
30.9
17.4
38.7
(437人)
東北
4.9
9.0
29.3
18.0
38.7
(488人)
関東
4.3
北陸信越
3.0
28.0
6.5
4.3
中国 1.7
30.0
8.4
8.7
九州
4.0
9.2
5.8
29.3
33.5
15.8
41.4
(705人)
20.6
41.1
(465人)
38.1
20.2
30.6
4.2
19.0
18.9
31.0
8.8
四国
沖縄
27.7
7.3
6.6
中部
近畿
7.7
36.1
是非取り付けたい(交換したい)
どちらともいえない
取り付けたくない(交換したくない)
(535人)
20.3
38.6
(464人)
18.5
39.3
(427人)
20.1
30.8
(557人)
14.3
33.1
(522人)
33.5
(400人)
まあまあ取り付けたい(交換したい)
あまり取り付けたくない(交換したくない)
20
図柄入りナンバープレートの交付希望(年代別) (平成26年4月実施)
○ 18歳から40歳までの年齢層のユーザーにおいて、約40%が図柄入りナンバープレートの交付を希望し
ており、特に21歳から30歳までの年齢層では、およそ半数が希望している。
○ 一方、 41歳以上の年齢層のユーザーにおいて、約40%が交付を希望しておらず、特に61歳以上の年
齢層では、およそ半数が希望しないと回答している。
図柄入りナンバー
プレートの交付を
希望する
どちらでもない
希望しない
18~20歳
35.3%
41.2%
23.5%
100.0%
21~30歳
45.9%
24.8%
29.3%
100.0%
31~40歳
35.9%
29.0%
35.1%
100.0%
41~50歳
31.5%
30.3%
38.2%
100.0%
51~60歳
27.1%
31.9%
41.0%
100.0%
61歳~
20.8%
32.3%
46.9%
100.0%
30.9%
30.3%
38.8%
100.0%
合
計
合
計
※一般社団法人 全国自動車標板協議会によるアンケート(全国の自動車を保有する者を対象に実施(回答数:5000人))より
21
寄付金の用途に関する意向(全体)
○ 寄付金は自動車ユーザーに関連する事業に充てることが良いと考えるユーザーが、80%を占めている。
○ 一方、寄付金を募集する地方自治体において行う事業であって、当該地域住民の理解が得られるものに充て
ることが良いと考えるユーザー(20%)については、具体的な事業として、医療、介護、福祉、地域振興、子育て
等の事業をあげている。
N=5,000
寄付金は自動車ユーザーの善意で支払わ
れるものであることにかんがみ、自動車
ユーザーに関連する事業に充てることが
良い
20%
(994人)
80%
(4,006人)
寄付金を募集する地方自治体において行
う事業であって、当該地域住民の理解が
得られるものに充てることが良い(考えられ
る具体的な事業内容:医療、介護、福祉、
(考えられる具体的な事業内容:医療、介
地域振興、子育て、養育、環境、災害対
護、福祉、地域振興、子育て、養育、環境、
策、自治体の任意)
災害対策、自治体の任意)
22
寄付金の用途に関する意向(使途別詳細)
自動車ユーザー関連事業に充てると答えたユーザー(4,006人)のうち、寄付金の使途として交通サービス
の整備に充てることが良いと考えるユーザーが最も多く、64%を占めている。
N=4,006
(複数回答のため、合計は一致しない)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
64.0%
交通サービスの整備
(2,563人)
45.0%
交通安全の推進
(1,801人)
35.3%
交通遺児の支援
(1,006人)
25.1%
自然環境の保全
(1,416人)
14.4%
観光の振興
(576人)
その他【自動車関連税の
その他
減税、道路整備】
1.5%
(61人)
※ 地域ブロック別の詳細は次ページ
23
寄付金の用途に関する意向(地域ブロック別)
0%
10%
20%
北海道
30%
東北
関東
2.7
25.8
13.8
2.2
北陸信越
27.7
20.2
2.0
中部
0.5
近畿
13.1
0.5
中国
16.1
2.6
四国
15.1
1.7
九州
1.0
13.5
1.3
13.0
(405人)
65.3
(551人)
60.8
(439人)
64.2
63.5
66.3
44.5
26.6
62.7
46.8
交通サービスの整備
交通安全の推進
交通遺児の支援
自然環境の保全
観光の振興
その他
(444人)
(384人)
65.0
41.6
44.2
沖縄
(複数回答)
(各地域回答者数)
(346人)
(371人)
44.3
37.6
N=4,006
65.5
46.4
33.6
25.3
64.9
46.5
34.1
25.4
60.7
39.4
38.5
21.9
70%
49.0
31.8
23.6
60%
44.4
33.4
26.4
14.6
46.8
33.6
32.6
23.2
10.5
50%
34.4
25.1
13.6
0.9
40%
(351人)
(407人)
(308人)
24
寄付金付地方版図柄入りナンバープレートの実施にあたってのユーザーの意見(全体)
寄付金付地方版図柄入りナンバープレートの実施にあたって考慮すべきこととして、ほぼ半数のユーザーは
「寄付金の配分先、配分方法、使途等、透明性や公平性が確保されていること」 、「地方版図柄入りナンバー
プレートを実施する趣旨・目的が明確にされていること」という意見であった。
N=5,000
(複数回答のため、合計は一致しない)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
寄付金の配分先、配分方法、使途等、透明性や公平性が確保されていること
49.3%
(2,467人)
地域振興、観光振興における具体的な活用方策が示されている等、地方版
図柄入りナンバープレートを実施する趣旨・目的が明確にされていること
48.9%
(2,443人)
38.6%
寄付金の配分による効果が明らかにされること
33.7%
図柄についてアンケート、公募等で地域住民の意見を聴いていること
図柄の選考に第三者機関が参画する等、透明性や客観性が確保されている
こと
31.2%
29.0%
寄付を行いやすくするための仕組み(寄付金に係る税制優遇等)があること
12.1%
特に配慮することはなし
その他【著作権への正確な対応、当該都道府県からのデザインの公募、
その他
寄付金使途公開を義務付ける、寄付した人への優遇策】
2.4%
(120人)
(1,932人)
(1,683人)
(1,559人)
(1,448人)
(603人)
※ 地域ブロック別の詳細は次ページ
25
寄付金付地方版図柄入りナンバープレートの実施にあたってのユーザーの意見(地域ブロック別)
※北海道~中部
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
N=5,000(複数回答)
(各地域回答者数)
(437人)
(488人)
(705人)
(465人)
(557人)
26
寄付金付地方版図柄入りナンバープレートの実施にあたってのユーザーの意見(地域ブロック別)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
※近畿~沖縄
60%
(535人)
(464人)
(427人)
(522人)
(400人)
27
地方版図柄入りナンバープレート
の交付に先立って行う国の施策
28
その他図柄入りナンバープレートの交付について
交付地域の単位
図柄イ メ ー ジ
大会
関連
マーク
ラグビーワー
ルドカップ特
別仕様
寄付金
寄付金の使途
組織委員会か
ら提案された
図柄
あり
会場までの輸
送力の増強等
大会
関連
マーク
全国
交付時期
平成29年
4月頃
全国
オリン
ピック
エンブ
レム
東京2020オリ
ンピック・パラリン
ピック競技大
会特別仕様
図柄の選定方法
-
パラリ
ンピック
エンブ
レム
(大会関連マー
クのみ)
なし
組織委員会と
調整の上公募
により決定
リフト付きバス、
UDタクシーの
整備等
あり
平成29年
10月頃
※オリンピックとパラリンピックのエンブレムをセットで交付
オリン
ピック
エンブ
レム
パラリ
ンピック
エンブ
レム
-
(大会エンブレ
ムのみ)
なし
※オリンピックとパラリンピックのエンブレムをセットで交付
地方版
ナンバープ
レートの地
域名表示単
位
各地域におい
当該地域にお
なし
て検討し、全て
ける自動車交
(ありを追
の市区町村の
通サービスの
加可能)
合意の下決定
整備・改善
平成30年
10月頃
29
ラグビーワールドカップ2019 開催会場及び日程
神奈川県横浜市
北海道札幌市
東京スタジアム
横浜国際総合競技場
札幌ドーム
1
3
5
東京都調布市
2
3
1
2
岩手県釜石市
4
釜石鵜住居
復興スタジアム(仮称)
4
埼玉県熊谷市
静岡県袋井市
熊谷ラグビー場
小笠山総合運動公園
エコパスタジアム
5
6
2018年度
完成予定
7
9
10
6
愛知県豊田市
大阪府東大阪市
兵庫県神戸市
豊田スタジアム
東大阪市
花園ラグビー場
神戸市御崎公園
球技場
7
8
9
8
12
11
ラグビーワールドカップ2019 開催スタジアム
【開催日程】
2019年(平成31年)9月20日(開幕戦・東京スタジアム)
~ 11月2日(決勝戦・横浜国際総合競技場)
10
福岡県福岡市
熊本県熊本市
大分県大分市
東平尾公園
博多の森球技場
熊本県民総合運動
公園陸上競技場
大分スポーツ公園
総合競技場
11
出典 : Wikipedia 「ラグビーワールドカップ2019」 より
12
30
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの寄付金を充てる事業(例)
リフト付きバスの導入
ユニバーサルデザインタクシーの導入
・ 車いすを使用したまま円滑に昇降するためのリフトが付いたバス
・ 身体障害者のほか、高齢者や妊産婦、子供連れの人等、様々な人が
利用できる構造となっているタクシー車両
乗降口
乗車空間
安全に乗降する
ための手すり
乗降しやすい
補助ステップ
標準的な車いすで
乗車できるスペース
標準的な車いすで
乗降可能な幅
車いす乗降口
十分な耐荷重
標準的な車いすで
乗降可能な高さ
BRTの整備
車いす乗車用スロープ
高速バス等における多言語対応券売機の導入
・ BRT(Bus Rapid Transit)は、連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、
バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保
や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム
※「神奈川中央交通」の既導入車両
31
資料1-2
地方版図柄入りナンバープレート導入要綱(案)
平成28年○月
国土交通省自動車局
1
趣旨等
これまで、国土交通省においては、ナンバープレートの多角的な活用を図る観
点から、ナンバープレートの一連指定番号の4桁の数字を自動車ユーザーの希望
に応じて選択することができる「希望番号制」の導入(平成10年)や地域振興
や観光振興に活用する観点から、地域の要望に応じて追加的に新たな地域名を定
める「ご当地ナンバー」の導入(平成18年(第一弾)、平成26年(第二弾))
の取組みを進めてきた。
こうした中で、地方からの図柄入りナンバープレートの導入に関する要望や関
心の高さ、諸外国での活用事例等を踏まえつつ、ナンバープレートのさらなる多
角的な活用を推進するため、地方版図柄入りナンバープレートを交付することを
可能としたところである。
この地方版図柄入りナンバープレートは、地方自治体より、各地域にちなんだ
特色ある図柄の提案が行われることにより導入されるものであり、導入の基準、
導入にあたっての手続き等は、本要綱に定めるところによるものとする。
2
導入の基準
地方版図柄入りナンバープレートは、以下の各項目を満たすものであること。
(1)交付地域の単位
・
ナンバープレートの地域名表示を単位として交付する。
・ 提案主体となる地方自治体の広がりによって、単独又は複数のナンバー
プレートの地域名表示において交付する。
(2)対象車種
希望番号制度の対象である登録自動車(自家用及び事業用)と軽自動車(二
輪を除く。)(自家用)とする。
(3)図柄の提案主体
国土交通省に対する図柄の提案は、
- 1 -
・ ナンバープレートの地域名表示に包含されるすべての市区町村が合意し
た上で、共同で行う
・ 都道府県の地理的範囲が地域名表示の範囲と一致する場合などにおいて
は、市区町村の同意を得た上で、都道府県が行うことも可能とする
こととする。
(4)図柄の選定基準
番号の書体や大きさ等の様式は変更せず、ナンバープレートに地方自治体が
提案した図柄を使用する。提案された図柄の選定基準は、ナンバープレートの
公的な性格にかんがみ、ナンバープレートに記載された番号等の視認性が確保
されていることや製造工程上の技術的な制約があることのほか、次のとおりと
する。
・ 政党その他の政治団体、宗教に関連するものでないもの(ただし、歴史
的、文化的又は美術的な価値を有するものその他ナンバープレートの図柄
とすることにつき、広く国民の理解を得られるようなものを除く)
・ 特定の企業の営利活動を目的とするものでないもの(ただし、その地域
に関連するものであって、当該地域住民に広く受け入れられているものを
除く)
・
個人、団体の名誉を傷つけるおそれがあるものでないもの
・
国の利益や他国又は国際機関との信頼関係が損なわれるものでないもの
・ 特定の人物をモチーフとするものでないもの(ただし、国民に広く親し
まれ、歴史的にもその評価が定まっている人物を表象するものを除く)
・
他者の権利(商標登録など)を侵すものでないもの
・
公序良俗に反するおそれがあるものでないもの
・
その他ナンバープレートの公的な性格にふさわしくないものでないもの
図柄は、選定基準を満たしているか否かを国土交通省に設置される有識者審
査会で審査した上で、国土交通大臣が決定する。
(5)図柄の数
一つの地域から提案される図柄の数は、
・ 地域の一体感醸成等を目的とする図柄入りナンバープレートの交付を選
択する場合は、寄付金なし図柄入りナンバープレート1種類
- 2 -
・ 地方自治体において寄付金付き図柄入りナンバープレートの交付を選択
する場合は、寄付金なし図柄入りナンバープレート1種類のほか、寄付金
付き図柄入りナンバープレート1種類の合計2種類
・
寄付金付きのみの1種類は認めない
とする。
(6)寄付金の取扱い
①
寄付金の募集の選択
寄付金の募集を行うか否かは、図柄を提案する地方自治体が選択すること
とする。
寄付金の募集を行う地方自治体は、あらかじめ、寄付金を充てる事業を明
らかにした上で、地方版図柄入りナンバープレートに関する地域の自動車ユ
ーザーの需要動向や寄付金を活用した事業の効果等を検証し、これらの結果
とあわせて図柄及び寄付金の募集を国土交通大臣に提案する。
②
寄付金の用途
寄付は、自動車ユーザーの善意により行われるものであり、また、寄付金
の総額は、寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの交付枚数等に連動
して年度毎で増減することが想定される。
したがって、寄付金は自動車ユーザー等に裨益する事業であって、単年度で
支出の効果が発現するものに充てられることとする。
例えば、
・ 地域における自動車交通サービスの改善・利用促進に資する事業(リフ
ト付きバス、ユニバーサルデザインタクシーの導入、公共交通機関の利用
の啓発等)
・ 観光振興に資する事業(臨時バスの運行、周遊パスの発行等の輸送の円
滑化、輸送力の強化を伴うイベント等の経費等)
・
交通事故の被害者救済(一時金等)
等が考えられる。
3
導入にあたっての手続き
地方版図柄入りナンバープレートの導入は、当該地域の住民や自動車ユーザー
の意向であることが前提であり、地域名表示に包含されるすべての市区町村の合
意等があることが必要である。このため、導入にあたっての手続きについては、
- 3 -
以下のとおりとする。
(1)提案
①
地域名表示に包含される市区町村は、アンケート、ヒアリング等により住
民等のニーズを把握するものとする。
②
提案は、当該地域名表示を管轄する地方運輸局(沖縄県にあっては、沖縄
総合事務局。以下同じ。)を経由して、国土交通大臣に提案書を提出するも
のとする。提案が2つ以上の地域名表示にまたがり、管轄する地方運輸局が
2つ以上ある場合には、いずれかの地方運輸局に提案書及び電子媒体を提出
するものとする。
③
提案書は、別紙様式を参考とし、提案する図柄ごとに作成するものとする。
④
電子媒体(CD-ROM又はDVD-ROM)は、別添「地方版図柄入りナンバープレー
ト
データ作成について」に従い作成した図柄を記録するものとする。
(2)審査
①
国土交通大臣は、地方版図柄入りナンバープレートの導入決定にあたり、
有識者審査会を開催し、導入の是非を検討するものとする。
②
有識者審査会では、提案した地方自治体から意見聴取を求める場合がある
ものとする。
③
国土交通大臣は、有識者審査会の結果を踏まえ、導入する地方版図柄入り
ナンバープレートを決定するものとする。
④
国土交通大臣は、関係する団体との調整を行った上で、導入時期等を決定
するものとする。
4
交付の方法
導入した地方版図柄入りナンバープレートは、使用の本拠の位置が地域名表示
に包含された地域で、
・
新規に自動車の登録を行う場合
・ 移転登録や変更登録等により自動車のナンバープレートを変更する場合
において、所有者の申請に応じ、交付するものとする。
また、上記以外の場合であっても、所有者の申請に応じ、既にその地域名のナ
ンバープレートを付けた自動車について、同一の表示内容で地方版図柄入りナン
バープレートに交換するために交付するものとする。
- 4 -
5
スケジュール
①
提案書等の提出は、平成○○年○月○日から平成○○年○月○日までとする。
②
地方版図柄入りナンバープレートの導入は、平成○○年○月頃に決定する。
③
地方版図柄入りナンバープレートの交付は、平成30年10月頃を目途と
する。
6
寄付金の募集・配分を行う組織
寄付金の募集・配分については、全国の各地方自治体から提案された事業の提
案に対して、効率的かつ寄付目的に沿って実施する観点から、国又は地方自治体
以外の非営利の組織が全国一元的・専門的に行う。
同組織は、寄付の募集・配分等について、以下のとおり行うものとする。
(1)第三者機関の設置
・ 寄付金の募集・配分を行う際には、透明性・公平性を確保するとともに、
効果的な配分を行うため、第三者機関を設置し、その意見を聴取するもの
とする。
・ 寄付金の配分を行った後は、一定期間経過後、事業の成果をとりまとめ、
第三者機関に報告し、意見を聴き、今後の運営に反映させる。
・
第三者機関の運営にあたっては、地方自治体に意見を表明する機会を与
え、地域のニーズをくみ取ることとする。
(2)受領証明書の発行
自動車ユーザーが寄付を行いやすくするため、寄付をナンバープレートの交
付申請と同時に行うことを可能とし、寄付金に係る税制上の特例措置が受けら
れるよう、寄付に対する受領証明書を発行する。
7
その他留意事項
①
提案された図柄の色合いについては、視認性を確保するため、国土交通省
と提案した地方自治体と調整の上、修正することがある。
②
商標権等に問題が生じた場合には、提案した地方自治体と調整の上、決定
又は交付を取り消すことがある。
- 5 -
③
地方版図柄入りナンバープレートの導入が決定した地方自治体は、地方版
図柄入りナンバープレートの交付、寄付金の募集等について地域の自動車ユ
ーザーに周知を行うこととする。
- 6 -
別 紙
様式1
平
成
年
月
日
国土交通大臣 殿
市区町村(都道府県)名
地方版図柄入りナンバープレート導入に関する提案書
標記の地方版図柄入りナンバープレートの導入にあたって、「地方版図柄入りナンバー
プレート導入要綱」に基づき、下記事項を記載した関係書類を添えて提案します。
記
1.提案する図柄の地域名表示
2.提案の概要
様式2のとおり
(注)必要に応じて参考となる資料等を添付してください。
- 7 -
様式2
提案の概要
市区町村名
(都道府県名)
担当者連絡先
所属部署名(役職)
氏
(
)
名
電話番号(直通)
-
-
(
E-mail
1.提案する図柄の地域
名表示
2.導入する理由
3.導入に合意した市区
別添各市区町村合意(同意)文書のとおり
町村又は都道府県の
提案にあっては同意
した市区町村
4.市区町村の合意等に
至るまでの経緯(具体
的な方法、日付等につ
いて記載して下さい)
5.図柄の数(「寄付金
なし1種類」又は「寄
付金なし1種類及び
寄付金付き1種類」を
記載して下さい)
6-1.図柄の選考方法
(具体的な方法等を
記載して下さい)
- 8 -
-
-
)
様式2
6-2.図柄の商標権・
著作権等の保持又は
使用に至るまでの経
緯(記載又は資料を添
付して下さい)
7.提案する図柄(寄付
別紙のとおり
金なし、寄付金付きの
別で図柄を提案して
下さい)
(図柄は中型
標板の前部ナンバー
プレートを自家用・事
業用毎にA4サイズ
の用紙に印刷して下
さい)
8.寄付金を充てる事業
の範囲について(寄付
金付き図柄入りナン
バープレートを提案
する場合、募集する寄
付金の最低額、実施す
る事業の内容、必要性
等を記載して下さい)
9.その他、地域住民の具体的ニーズ等の状況等
ア.ニーズ等の内容について(アンケートの実施及び結果、自動車ユーザーが取り付けた
いかどうかの需要の見込み、図柄入りナンバープレート導入に関する地域住民の賛否、
提案する図柄に対する賛成割合、寄付金の活用方法に関する地域住民の賛否等を記載及
び添付してください。
)
- 9 -
様式2
イ.その他
(その他、参考となる事項がありましたら記載してください。
)
10.その他特筆すべき事
項等
- 10 -
別 添
地方版図柄入りナンバープレート
データ作成について
データファイルのフォーマットについて
データは、Adobe Illustrator® バージョン CS 以上、CC 以下を使用して、所定のフォーマッ
トに作成してください。データの保存は AI 形式で保存してください。
保存時のファイルの種類は AI を選択
Illustrator のカラーモードは CMYK カラーで作成してください。
ファイル→ドキュメントのカラーモード
→ CMYK カラー
カラーウィンドウ → CMYK
- 11 -
別 添
注意事項
提案する図柄については、良好な画質を得るために、少なくとも 350dpi 以上(画像のファイ
ルサイズとしては 200MB 以上)の解像度を推奨します。
提案する図柄の所定様式に直接デザインを行わず、提案する図柄に完成した画像を組み込ん
だ場合には、当該画像の実データ(PSD や TIFF 等、圧縮していないもの)を同時に提出して
ください。
図柄内に文字が入る場合は、アウトライン化をしてください。
書式 → アウトラインを作成
サイズの指定
中型標板 [実寸] W330mm×H165mm
[版下:塗り足し天地左右 各 5mm を含むサイズ] W340mm×H175mm
大型標板 [実寸] W440mm×H220mm
[版下:塗り足し天地左右 各 5mm を含むサイズ] W450mm×H230mm
図柄枠内において、作画位置の指定はありませんが、地方版図柄入りナンバープレートの視
認性を確保するため、色の濃淡や色調の変更のためなど、必要に応じて提案した地方自治体
に修正を依頼する場合があります。また、国土交通省が補作・修正する場合があります。
中型標板と大型標板の図柄は共通のものとします。
「寄付金なし1種類及び寄付金付き1種類」を選択する場合、寄付金なしの図柄と寄付金付
きの図柄は異なる図柄を提案するものとします。
様式のデータについては、地方運輸局より提案を想定している地方自治体に提供いたします。
- 12 -
別 添
地方版図柄入りナンバープレート
サイズ
中型標板(自家用)
前部ナンバープレート(ビス穴×2 ヶ所)
中型標板(自家用)
後部ナンバープレート(封印×1 ヶ所、ビス穴×1 ヶ所)
- 13 -
別 添
大型標板(自家用)
前部ナンバープレート(ビス穴×4 ヶ所)
大型標板(自家用)
後部ナンバープレート(封印×1 ヶ所、ビス穴×3 ヶ所)
- 14 -
別 添
中型標板(事業用)
前部ナンバープレート(ビス穴×2 ヶ所)
中型標板(事業用)
後部ナンバープレート(封印×1 ヶ所、ビス穴×1 ヶ所)
- 15 -
別 添
大型標板(事業用)
前部ナンバープレート(ビス穴×4 ヶ所)
大型標板(事業用)
後部ナンバープレート(封印 1 ヶ所、ビス穴×3 ヶ所)
- 16 -
地方版図柄入りナンバープレートの今後のスケジュールについて (想定)
資料2
平成28年8月以降
【地方自治体における対応】
・ 地方版図柄入りナンバープレートの導入の検討(図柄の数、寄付金を充てる事業等)
・ 地域名表示内の地方自治体間の調整
・ 地域のニーズ、寄付金を充てる事業の効果等の調査
・ 図柄の公募、選考、商標調査
等
平成29年夏頃以降 【国土交通省における対応】
・ 提案受付、提案締切り
・ 提案された図柄の視認性の確認
・ 提案された図柄等の審査(有識者審査会の開催)
平成29年6月頃
平成29年6月頃
平成30年10月頃
【地方自治体における対応】
・ 図柄等の提案申請
・ 国土交通省の有識者審査会におけるプレゼンテーション
【国土交通省における対応】
・ 地方版図柄入りナンバープレートの交付開始
※交付開始は、東京2020大会特別プレートの交付開始から1年程度を経過した時期
※図柄を提案した地方自治体は、地方版図柄入りナンバープレートの交付、寄付金の募集等について地域の
自動車ユーザーにPR
地方運輸局等の相談窓口一覧
平成28年8月現在
運輸局等名
部
署
名
住
所
電
話
FAX
北海道運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒060-0042
札幌市中央区大通西10 札幌第2合同庁舎
011-290-2751
011-290-2705
東北運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒983-8537
仙台市宮城野区鉄砲町1 仙台第4合同庁舎
022-791-7533
022-299-8872
関東運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒231-8433
横浜市中区北仲通5-57 横浜第2合同庁舎
045-211-7253
045-201-8813
北陸信越運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒950-8537
新潟市中央区美咲町1-2-1 新潟美咲合同庁舎2号館
025-285-9155
025-285-9175
中部運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒460-8528
名古屋市中区三の丸2-2-1 名古屋合同庁舎第1号館
052-952-8041
052-961-0664
近畿運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒540-8558
大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館
06-6949-6451
06-6949-6459
中国運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒730-8544
広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎4号館
082-228-9141
082-228-9148
四国運輸局
自動車技術安全部
管理業務調整官
〒760-0068
高松市松島町1-17-33 高松第2地方合同庁舎
087-835-6368
087-837-2672
九州運輸局
自動車技術安全部
管理課
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東2-11-1 福岡合同庁舎新館
092-472-2536
092-472-2916
沖縄総合事務局
運輸部
車両安全課
〒900-0006
那覇市おもろまち2-1-1 那覇第2地方合同庁舎2号館
098-866-1837
098-860-2369
参考資料
図柄入りナンバープレート制度
最終取りまとめ
平成 28 年 5 月
図柄入りナンバープレート制度検討会
目
次
Ⅰ.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Ⅱ.図柄入りナンバープレート制度
1.地方版図柄入りナンバープレート制度の検討結果 ・・・・・・・・・・・ 3
2.2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別
仕様ナンバープレート制度(全国版図柄入りナンバープ
レート制度)の検討結果
・・・・・・
11
3.今後のスケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
Ⅲ.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
図柄入りナンバープレート制度検討会委員名簿
・・・・・・・・・・・
19
図柄入りナンバープレート制度検討会開催経緯
・・・・・・・・・・・
20
Ⅰ.はじめに
(我が国の自動車保有車両数及び自動車交通の現状)
我が国の自動車の保有車両数は、約 8,133 万台(平成 28 年 2 月末現在)にのぼり、
一貫して増加傾向にある。
自動車は、国内交通の 3 分の 2 を担う交通モードであり、特に地方においては 1 世
帯当たりの自動車保有台数が三大都市圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知
県、京都府、大阪府及び兵庫県)の 2 倍近くとなるなど、国民生活においてなくては
ならないものとなっている。また、近年、訪日外国人旅行者数が増加する中、観光等
の交通機関の分担率においても 4 分の 3 を担っており、訪日外国人旅行者数を 2020 年
までに 4,000 万人とする新たな目標を見据えると、今後、その重要度はさらに増加し
ていくものと考えられる。
(ナンバープレートの現状とこれまでの取組み)
自動車は、道路運送車両法(昭和 26 年法律第 185 号)
(以下「車両法」という。
)の
規定により、登録を受けたものでなければ運行の用に供してはならないとされており、
登録を受けた自動車には国土交通大臣が通知する番号を記載した自動車登録番号標を
取り付けなければならず、軽自動車についても、車両番号標を表示しなければ、運行
の用に供してはならない。
また、自動車登録番号標及び車両番号標(以下「ナンバープレート」という。
)は、
車両法により、大きさ、色、形、その他の事項について様式が定められており、無地に
数字等を加えた画一的なものとなっている。
これまで、国土交通省においては、ナンバープレートの多角的な活用を図る観点か
ら、ナンバープレートの一連指定番号の 4 桁の数字を自動車ユーザーの希望に応じて
選択することができる「希望番号制」の導入(平成 10 年)や、地域振興や観光振興に
活用する観点から、地域の要望に応じて追加的に新たな地域名を定める「ご当地ナン
バー」の導入(平成 18 年(第一弾)
、平成 26 年(第二弾)
)の取組みが進められてき
たが、諸外国においては、地域振興や観光振興を目的に地域独自の図柄を使用したナ
ンバープレートが交付されており、一部の図柄入りナンバープレートにおいては、交
付にあわせて募集された寄付金を環境保護や観光資源の維持等に充てるなど、ナンバ
ープレートの多角的な活用が行われている。
(図柄入りナンバープレートの導入に向けた制度設計の検討)
国土交通省においては、地方自治体からの図柄入りナンバープレートの導入に関す
る要望や関心の高さ、諸外国での図柄入りナンバープレートの活用事例等を踏まえつ
つ、ナンバープレートのさらなる多角的な活用を推進するため、我が国初の図柄入り
ナンバープレートを交付することとされている。
具体的には、平成 25 年 9 月に 2020 年のオリンピック・パラリンピック競技大会の
開催都市が東京に決定されたことを受けて、2020 年東京オリンピック・パラリンピッ
-1-
ク競技大会(以下「2020 年東京大会」という。
)に向けた国民的機運の醸成や意識の高
揚を図る観点から、
ナンバープレートに 2020 年東京大会のエンブレムを使用した 2020
年東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート(以下「東
京オリパラ特別仕様ナンバープレート」という。
)を交付することとされ、また、地域
における地域振興・観光振興や地域の連携強化・一体感の醸成を図る観点から、地方
版図柄入りナンバープレートを交付することとされている。
また、平成 27 年 6 月には、自動車ユーザーの希望に応じて、既存のナンバープレー
トから東京オリパラ特別仕様ナンバープレート、地方版図柄入りナンバープレート等
の図柄入りナンバープレートに交換することを可能とするための車両法の改正が行わ
れた。
平成 27 年 8 月には、有識者を構成員とする「地方版図柄入りナンバープレート制度
検討会」が設置され、交付地域の単位、対象車種、図柄の提案主体、図柄の選定基準、
図柄の数、寄付金を充てる事業の範囲の考え方等についての検討を開始した。平成 28
年 2 月に開催された第 3 回検討会からは、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートと
地方版図柄入りナンバープレートには同じ図柄入りナンバープレートとして共通部分
が多いことなどから、
「地方版図柄入りナンバープレート制度検討会」を「図柄入りナ
ンバープレート制度検討会」に改組し、双方を見据えた図柄入りナンバープレートの
制度設計について検討を行ってきた。
今般、これまでの検討会における議論を踏まえ、具体的な制度設計の内容について
取りまとめた。
<参考資料>
◆ ナンバープレート制度の概要
◆ 「ご当地ナンバー」の実施の概要(平成 18 年 10 月及び平成 26 年 11 月)
◆ 諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例
◆ 道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律(平成 27 年法律第 44
◆ 号)の概要
-2-
Ⅱ.図柄入りナンバープレート制度
1.地方版図柄入りナンバープレート制度の検討結果
地方版図柄入りナンバープレートを導入するか否かは地方自治体の判断による
ことから、本検討会においては、地方版図柄入りナンバープレートの具体的な制度
設計の検討に当たり、地方自治体に対するヒアリングやアンケート調査を実施し、
また、地方版図柄入りナンバープレートを取り付ける自動車ユーザーに対するア
ンケート調査を実施した。
平成 26 年 9 月に実施したアンケート調査の結果においては、ご当地ナンバーを
導入した地方自治体の約 9 割から「制度の具体化の状況等を踏まえて、今後導入を
検討したい」との回答※が得られ、また、平成 26 年 4 月に実施したアンケート調
査の結果においては、自動車ユーザーの約 3 割から「図柄入りナンバープレートの
交付を希望する」との回答が得られた。
本検討会は、当該アンケート調査において図柄入りナンバープレートに対する
地方自治体や自動車ユーザーの関心の高さが示されたことから、地方版図柄入り
ナンバープレート制度の検討を行うこととした。
なお、地方版図柄入りナンバープレート等の図柄入りナンバープレートは、持続
可能な経済成長を実現するために政府が掲げる一連の施策である「日本再興戦略」
改訂 2015 において、地域振興、観光振興に資する施策として盛り込まれている。
※平成 27 年 10 月に実施したアンケート調査の結果においてもすべての地方自治体の約 9 割
から「関心がある」との回答が得られ、地方自治体から高い関心が示されている。
<参考資料>
◆ 図柄入りナンバープレート制度に対する地域からの期待(平成 26 年 9 月実施)
◆ 図柄入りナンバープレート制度に対する地方自治体の関心度(平成 27 年 10 月実施)
◆ 自動車ユーザーの図柄入りナンバープレートの交付希望(平成 26 年 4 月実施)
◆「日本再興戦略」改訂 2015(抄)
(平成 27 年 6 月 30 日閣議決定)
(1)交付地域の単位
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、地方自治体が地域の特色あ
る図柄をナンバープレートに表示するよう国土交通大臣に提案することを可能と
している。
現在、ナンバープレートは、各地域における自動車の保有台数や地域名に対する
愛着等を踏まえ、全国を 116 の地域で区分している。
本検討会の議論においては、地方版図柄入りナンバープレートをナンバープレ
ートの地域名表示を単位として交付することについて、委員の合意を得た。また、
地方自治体から特段の意見は寄せられなかった。
このことから、交付地域の単位についての本検討会の検討結果は、以下のとおり
-3-
とする。
(検討結果)
○ 地方版図柄入りナンバープレートは、ナンバープレートの地域名表示を単位
として交付する。
○ 地方版図柄入りナンバープレートは、提案主体となる地方自治体の広がりに
よって、単独又は複数のナンバープレートの地域名表示において交付する。
<参考資料>
◆ ナンバープレートの地域名表示一覧
(2)対象車種
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、自動車ユーザーは、通常のナ
ンバープレートと図柄入りナンバープレートのいずれの交付を受けるかを選択で
きる。地方版図柄入りナンバープレートの交付を希望する自動車ユーザーは、現行
の希望番号制度と同様に、インターネット等を活用して申込みを行い、運輸支局等
のナンバープレート交付窓口で交付を受けることとなる。
現行の希望番号制度においては、ナンバープレートの一連指定番号を自動車ユ
ーザーの希望の番号とするための申込みシステムが整備されており、地方版図柄
入りナンバープレートの交付に当たっても、同様に自動車ユーザーの申込みを受
け付けるシステムが必要となる。地方版図柄入りナンバープレートの申込みシス
テムの整備は、費用対効果の観点から現行の希望番号申込みシステムを改修して
行うことが望ましいと考えられる。
本検討会の議論においては、地方版図柄入りナンバープレートの対象車種を、希
望番号制度と同様に、登録自動車(自家用及び事業用)と軽自動車(二輪を除く。)
(自家用)とすることについて、委員の合意を得た。また、地方自治体からは、登
録自動車(事業用)についても対象としていただきたいとの意見が寄せられた。
このことから、対象車種についての本検討会の検討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 対象車種は、費用対効果の観点から、まずは、希望番号制度の対象である登録
自動車(自家用及び事業用)と軽自動車(二輪を除く。
)
(自家用)とする。
<参考資料>
◆ 希望番号制度の概要
-4-
(3)図柄の提案主体
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、地方自治体が地域の特色あ
る図柄をナンバープレートに表示するよう国土交通大臣に提案することを可能と
している。
本検討会の議論においては、ナンバープレートの地域名表示に包含されるすべ
ての地方自治体が図柄の提案について合意した上で、共同で国土交通省に対して
行うことについて、委員の合意を得た。地方自治体からは、ナンバープレートの地
域名表示と都道府県の地理的範囲が一致する場合においては、図柄の提案につい
て、一つの市町村が当該地域名表示に包含される他の市町村と個別に調整するこ
とは実務上の負担が大きいことから、都道府県からの提案を認めていただきたい
との意見が寄せられた。
本検討会の議論の結果、ナンバープレートの地域名表示と都道府県の地理的範
囲が一致する場合においては、当該都道府県の管内のすべての市町村の同意が得
られることを前提とした上で、都道府県からの提案を可能とした。
このことから、図柄の提案主体についての本検討会の検討結果は、以下のとおり
とする。
(検討結果)
○ 国土交通省に対する図柄の提案は、
・ ナンバープレートの地域名表示に包含されるすべての市区町村が合意した
上で、共同で行う
・ 都道府県の地理的範囲が地域名表示の範囲と一致する場合などにおいては、
市区町村の同意を得た上で、都道府県が行うことも可能とする
こととする。
(4)図柄の選定基準
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、地方自治体から提案された
図柄について、ナンバープレートに記載された番号の視認性が確保されているこ
と、その他ナンバープレートの公的な性格を踏まえて設けられる基準を満たして
いるか否かを国土交通省に置かれる有識者審査会で審査を行った上で、国土交通
大臣が決定することとしている。
本検討会においては、地方自治体は図柄のみを提案することとした上で、ナン
バープレートの公的な性格を踏まえて必要となる図柄の選定基準はどのようなも
のであるべきか、検討を行った。
本検討会の議論においては、委員から、
・ 地方版図柄入りナンバープレートは、地域の創意工夫を生かし、地域振興・
観光振興や地域の連携強化・一体感の醸成を図るためのものであることから、
-5-
図柄については、原則自由とし、図柄の制約は、ナンバープレートに記載され
た番号等の視認性が確保されていること等のナンバープレートの公的な性格
にかんがみ必要となる最低限のものに留めるべきとの意見、
・ 野球やサッカーチームのロゴ等は、民間企業に係る図柄としても、地域から
受け入れられているものであれば、認める余地もあるのではないかとの意見、
等が寄せられた。
また、地方自治体からは、
・ デザインの制約は極力少なくしていただきたいとの意見、
・ 金箔の使用や図柄の一部に毛書体を使用するなど、地域の特産品や名産がイ
メージできるようなものとしていただきたいとの意見、
等が寄せられた。
本検討会の議論の結果、ナンバープレートに記載された番号の視認性が確保さ
れていることや製造工程上の技術的な制約があることを前提に、地方の特色ある
図柄の提案を認める観点から、図柄の制約は必要最小限とし、民間企業に係る図
柄の提案を認めるか否かは地域の判断に委ねることとした。
このことから、図柄の選定基準についての本検討会の検討結果は、以下のとお
りとする。
(検討結果)
○ 地方版図柄入りナンバープレートは、番号の書体や大きさ等の様式は変更せ
ず、ナンバープレートに地方自治体が提案した図柄を使用する。提案された図柄
の選定基準は、ナンバープレートの公的な性格にかんがみ、ナンバープレートに
記載された番号等の視認性が確保されていることや製造工程上の技術的な制約
があることのほか、次のとおりとする。
・ 政党その他の政治団体、宗教に関連するものでないもの(ただし、歴史的、
文化的又は美術的な価値を有するものその他ナンバープレートの図柄とする
ことにつき、広く国民の理解を得られるようなものを除く)
・ 特定の企業の営利活動を目的とするものでないもの(ただし、その地域に関
連するものであって、当該地域住民に広く受け入れられているものを除く)
・ 個人、団体の名誉を傷つけるおそれがあるものでないもの
・ 国の利益や他国又は国際機関との信頼関係が損なわれるものでないもの
・ 特定の人物をモチーフとするものでないもの(ただし、国民に広く親しまれ、
歴史的にもその評価が定まっている人物を表象するものを除く)
・ 他者の権利(商標登録など)を侵すものでないもの
・ 公序良俗に反するおそれがあるものでないもの
・ その他ナンバープレートの公的な性格にふさわしくないものでないもの
-6-
○ 図柄は、選定基準を満たしているか否かを国土交通省に設置される有識者審
査会で審査した上で、国土交通大臣が決定する。
<参考資料>
◆ ナンバープレートの様式
◆ 図柄の選定基準に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果(平成 27 年 10 月実施)
◆ 地方版図柄入りナンバープレートの提案から交付までのフロー(イメージ)
(5)図柄の数
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、地方自治体が地域の特色あ
る図柄をナンバープレートに表示するよう国土交通大臣に提案することを可能と
している。
図柄入りナンバープレートは、図柄を印刷するための特別の設備が必要となる
ことから、通常のナンバープレートに比べ、製造工程が複雑となり、工程数も相
当数増えることとなる。このため、一つの地域から複数の図柄の提案を受け付け
る場合は、図柄の提案から選考・交付開始までに相当の期間及び労力を要するお
それがあり、特に、視認性の確認に相当の時間を要することが懸念される。
本検討会の議論においては、委員から、
・ 地域においては、複数の図柄の提案を認めていただきたいとの要望もあるこ
とから、費用対効果を検証しつつ、可能な範囲で複数の図柄の提案を認める
ことはできないかとの意見、
・ 地方版図柄入りナンバープレートの交付枚数が少なければ、交付手数料が高
額となることも想定され、自動車ユーザーの負担するコストを低減する観点
から、提案する図柄の数にある程度制約があることはやむを得ないのではな
いかとの意見、
等が寄せられた。
また、地方自治体からは、
・ 自動車ユーザーの多様なニーズに応えるために、図柄は複数提案できること
とし、その中から自動車ユーザーが選択できるようにしていただきたいとの
意見、
・ 地域のイメージを全国に展開するためには、図柄の数は、複数ではなく1種
類の方が効果的との意見、
等が寄せられた。
本検討会において、これらの意見と、後述する東京オリパラ特別仕様ナンバープ
レートの図柄の数を踏まえ、図柄の数についての検討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 一つの地域から提案される図柄の数は、
-7-
・ 地域の一体感醸成等を目的とする図柄入りナンバープレートの交付を選択す
る場合は、寄付金なし図柄入りナンバープレート 1 種類
・ 地方自治体において寄付金付き図柄入りナンバープレートの交付を選択する
場合は、寄付金なし図柄入りナンバープレート 1 種類のほか、寄付金付き図柄
入りナンバープレート 1 種類の合計 2 種類
・ 寄付金付きのみの 1 種類は認めない
とする。
<参考資料>
◆ ナンバープレートの視認性の確認
(6)寄付金を充てる事業の範囲の考え方
地方版図柄入りナンバープレート制度においては、図柄を提案する地方自治体
が一定の公益的事業に充てることを目的とする寄付金の募集を行うか否かを選択
できることとしている。
一方、寄付は、事業の趣旨に賛同した自動車ユーザーが行うものであることか
ら、本検討会においては、寄付金を充てる事業の範囲の考え方について、地方自
治体へのヒアリングや地方自治体へのアンケート調査の結果に加え、自動車ユー
ザーへのアンケート調査の結果を踏まえて、検討を行った。
本検討会の議論においては、委員から、
・ 寄付は自動車ユーザーが行うものであるため、自動車関係、道路、環境を使
途とすると分かりやすいが、地域の方々は観光振興に使いたいという意向もあ
るので、その違いを認識しながら制度設計を考える必要があるとの意見、
・ 自動車ユーザーが寄付金の使途を納得した上で寄付を行えるようにすべきと
の意見、
・ 寄付の使途は、観光振興というように広く捉えるのでなく、ある程度限定し
た方がよいのではないかとの意見、
・ 交通遺児に対する教育等の支援も重要との意見、
等が寄せられた。
また、地方自治体からは、
・ 公共交通の維持やバリアフリー化に資する事業に使用したいとの意見、
・ 観光地・特産品等の知名度向上、伝統的な行事の開催、世界遺産や文化財の
PR・維持管理等の観光振興に資する事業に使用したいとの意見、
・ 交通安全や交通被害者の支援に使用したいとの意見、
・ 寄付の使途については、制約を設けないでいただきたいとの意見、
等が寄せられた。
本検討会において、寄付金を観光振興などの幅広い事業に充てたいという地方
-8-
自治体の意向と、自動車ユーザーが善意で支払う寄付金は自動車ユーザー等に裨
益する事業に充てられるべきとの自動車ユーザーの意向を踏まえ、寄付金を充て
る事業の範囲の考え方についての検討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 地方版図柄入りナンバープレートの寄付金の募集を行うか否かは、図柄を提
案する地方自治体が選択することとする。
○ 寄付は、自動車ユーザーの善意により行われるものであり、また、寄付金の総
額は、寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの交付枚数等に連動して年
度毎で増減することが想定される。
したがって、寄付金は自動車ユーザー等に裨益する事業であって、単年度で支
出の効果が発現するものに充てられることとする。
例えば、
・ 地域における自動車交通サービスの改善・利用促進に資する事業(リフト
付きバス、ユニバーサルデザインタクシーの導入、公共交通機関の利用の啓
発等)
・ 観光振興に資する事業(臨時バスの運行、周遊パスの発行等の輸送の円滑
化、輸送力の強化を伴うイベント等の経費等)
・ 交通事故の被害者救済(一時金等)
等が考えられる。
○ 地方自治体は、あらかじめ、寄付金を充てる事業を明らかにした上で、地方版
図柄入りナンバープレートに関する地域の自動車ユーザーの需要動向や寄付金
を活用した事業の効果等を検証し、これらの結果とあわせて図柄及び寄付金の
募集を国土交通大臣に提案する。
<参考資料>
◆ 寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの取り付けに対する自動車ユーザーへの
◆ アンケート調査結果(平成 27 年 10 月実施)
◆ 寄付金を充てる事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果( 〃 )
◆ 寄付金を充てる具体的な事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果( 〃 )
(7)寄付金の募集・配分
地方版図柄入りナンバープレート制度の寄付金は、地方版図柄入りナンバープ
レートの交付に際し交付手数料と合わせて収受され、提案した地域における事業
に配分されることとなる。
寄付金は自動車ユーザーが善意で支払うものであることから、本検討会におい
ては、寄付金の募集・配分について、自動車ユーザーへのアンケート調査の結果
-9-
等を踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、委員から、
・ 寄付金の配分に係る透明性・公平性の確保等に関して適切な要件を設けるこ
ととしており、賛成である。特に寄付金を配分した事業の効果を事後的に検
証することを要件としている点は評価するとの意見、
・ 事業の効果の検証にあまりコストをかけたものとならないようにすることが
必要であるとの意見、
等が寄せられた。
また、地方自治体からは、提案した地域に寄付金が還元されるような制度設計
としていただきたいとの意見が寄せられた。
本検討会において、これらの意見を踏まえ、寄付金の募集・配分についての検
討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 地方版図柄入りナンバープレートにおける寄付金の募集・配分は、次のとおり
とする。
・ 全国の各地方自治体から提案された寄付金の募集及び寄付金を充てる事業の
提案に対して、寄付金を効率的かつ寄付目的に沿って募集し、配分する観点か
ら、国又は地方自治体以外の非営利の組織が寄付金の募集・配分を全国一元的・
専門的に行う。
・ 寄付金の配分に係る透明性・公平性の確保の観点から、事業の効果、配分額
等について、寄付金の募集・配分を行う組織に設置された第三者機関(以下「第
三者機関」という。
)が審査を行い、事業を選定する。
・ 寄付金の募集・配分に当たり、第三者機関が地方自治体から地域の意見を聴
取する。
・ 寄付金の募集・配分を行う組織は、事後的に地方自治体から事業の結果の報
告を求め、第三者機関が検証を行う。なお、検証に当たっては、検証に要する
コストに留意する。
・ 自動車ユーザーが寄付を行いやすくするため、寄付をナンバープレートの交
付申請と同時に行うことを可能とし、寄付金に係る税制上の特例措置が受けら
れるよう、寄付に対する受領証明書を発行する。
<参考資料>
◆ 寄付金の募集・配分に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果(平成 27 年 10 月
◆ 実施)
◆ 地方版図柄入りナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー(イメージ)
- 10 -
2.2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート制
度(全国版図柄入りナンバープレート制度)の検討結果
東京オリパラ特別仕様ナンバープレートは、同じ図柄入りナンバープレートと
して先行して検討を行った地方版図柄入りナンバープレートと共通する部分が多
くあることから、本検討会においては、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの
制度設計について、地方版図柄入りナンバープレート制度の検討結果を可能な限
り踏まえつつ、検討を行うこととした。
また、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートに固有な事項については、個別に
検討を行った。
なお、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの交付は、
「2020 年東京オリンピ
ック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進
を図るための基本方針」
(平成 27 年 11 月 27 日閣議決定)
(以下「オリパラ基本方
針」という。
)に基づき、2020 年東京大会に関連して政府が講ずるべき施策を取り
まとめた「2020 年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会に向
けた政府の取組」に盛り込まれている。
<参考資料>
◆ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの実施に関する政府の方針
(1)交付地域の単位
本検討会においては、交付地域の単位について、地方版図柄入りナンバープレー
ト制度の検討結果(Ⅱ.1.
(1)
)を踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートをナンバ
ープレートの地域名表示を単位として交付すること、オリパラ基本方針において
「大会を国民総参加による日本全体の祭典とし、北海道から沖縄まで、全国津々
浦々にまで、大会の効果を行き渡らせ、地域活性化につなげる」とされていること
を踏まえ、すべてのナンバープレートの地域名表示(全国)において交付すること
について、委員の合意を得た。
このことから、交付地域の単位についての本検討会の検討結果は、以下のとおり
とする。
(検討結果)
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートは、ナンバープレートの地域名表示
を単位として交付する。
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートは、2020 年東京大会が国家的なイベ
ントであるため、すべてのナンバープレートの地域名表示(全国)において交付
する。
- 11 -
(2)対象車種
本検討会においては、対象車種について、地方版図柄入りナンバープレート制度
の検討結果(Ⅱ.1.
(2)
)を踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの対象車
種について、希望番号制度と同様に、登録自動車(自家用及び事業用)と軽自動車
(二輪を除く。)(自家用)とすることについて、委員の合意を得た。
このことから、対象車種についての本検討会の検討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 対象車種は、地方版図柄入りナンバープレート制度の対象車種と同様に、希望
番号制度の対象である登録自動車(自家用及び事業用)と軽自動車(二輪を除く。
)
(自家用)とする。
(3)図柄の提案主体
本検討会においては、図柄の提案主体について、東京オリパラ特別仕様ナンバー
プレートが国家的なイベントの開催に伴い全国で交付されるものであることを踏
まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、2020 年東京大会に向けた国民的機運の醸成や意識
の高揚を図る観点から、図柄は、国土交通省等において、国民に理解が得られる方
法により選考すること、また、2020 年東京大会のエンブレムを使用する観点から、
具体的な図柄の選考方法については公益財団法人東京オリンピック・パラリンピ
ック競技大会組織委員会と調整することについて、委員の合意を得た。
このことから、図柄の提案主体についての本検討会の検討結果は、以下のとおり
とする。
(検討結果)
○ 図柄は、国民に理解が得られる方法により選考することを前提とし、図柄の提
案主体を含め、具体的な図柄の選考方法については、2020 年東京大会のエンブ
レムを使用することから、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技
大会組織委員会と調整する。
<参考資料>
◆ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの公募から交付までのフロー(イメージ)
(4)図柄の選定基準
本検討会においては、図柄の選定基準について、地方版図柄入りナンバープレー
ト制度の検討結果(Ⅱ.1.
(4)
)を踏まえ、検討を行った。
- 12 -
本検討会の議論においては、地方版図柄入りナンバープレートの図柄の選定基
準に 2020 年東京大会の開催記念であること等のテーマを表現したものであること
を追加すること等について、委員の合意を得た。
このことから、図柄の選定基準についての本検討会の検討結果は、以下のとおり
とする。
(検討結果)
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートは、番号の書体や大きさ等の様式は
変更せず、ナンバープレートに図柄を使用する。図柄の選定基準は、2020 年東
京大会の開催記念であること等のテーマを表現したものであること、ナンバー
プレートの公的な性格にかんがみ、ナンバープレートに記載された番号等の視
認性が確保されていることや製造工程上の技術的な制約があることのほか、次
のとおりとする。
・ 政党その他の政治団体、宗教に関連するものでないもの(ただし、歴史的、文
化的又は美術的な価値を有するものその他ナンバープレートの図柄とするこ
とにつき、広く国民の理解を得られるようなものを除く)
・ 特定の企業の営利活動を目的とするものでないもの(ただし、国民に広く受け
入れられているものを除く)
・ 個人、団体の名誉を傷つけるおそれがあるものでないもの
・ 国の利益や他国又は国際機関との信頼関係が損なわれるものでないもの
・ 特定の人物をモチーフとするものでないもの(ただし、国民に広く親しまれ、
歴史的にもその評価が定まっている人物を表象するものを除く)
・ 他者の権利(商標登録など)を侵すものでないもの
・ 公序良俗に反するおそれがあるものでないもの
・ その他ナンバープレートの公的な性格にふさわしくないものでないもの
○ 図柄は、提案された図柄が選定基準を満たしているか否かを国土交通省に設
置される選考委員会において審査した上で、国土交通大臣が決定する。
(5)図柄の数
本検討会においては、図柄の選定基準について、地方版図柄入りナンバープレー
ト制度の検討結果(Ⅱ.1.
(5)
)を踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、図柄の数は視認性の確認等の観点からできる限り
少ないほうが望ましいと考えられること、東京オリパラ特別仕様ナンバープレー
トは、2020 年東京大会開催に向けた国民的機運の醸成や意識の高揚を図ること、
募集される寄付金は 2020 年東京大会開催に向けて必要となる交通サービスの整備
- 13 -
促進・利便性向上に充てられることを踏まえ、図柄の数を、
・ 2020 年東京大会開催に向けた国民的機運の醸成等を目的とする寄付金なし図
柄入りナンバープレート 1 種類、
・ 国民的機運の醸成等に加え、2020 年東京大会開催に向けて必要となる交通サ
ービスの整備促進・利便性向上に充てることを目的とする寄付金付き図柄入り
ナンバープレート 1 種類、
の合計 2 種類とすることについて、委員の合意を得た。
このことから、図柄の数についての本検討会の検討結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートは、2020 年東京大会開催に向けた国
民的機運の醸成や意識の高揚を図ることのほか、募集される寄付金を 2020 年東
京大会開催に向けて必要となる交通サービスの整備促進・利便性向上に充てる
ことを目的としている。
○ このため、図柄の数は、
・ 2020 年東京大会開催に向けた国民的機運の醸成等を目的とする寄付金なし図
柄入りナンバープレート 1 種類、
・ 国民的機運の醸成等に加え、2020 年東京大会開催に向けて必要となる交通サ
ービスの整備促進・利便性向上に充てることを目的とする寄付金付き図柄入り
ナンバープレート 1 種類、
の合計 2 種類とする。
(6)寄付金を充てる事業の範囲の考え方
本検討会においては、寄付金を充てる事業の範囲の考え方について、地方版図柄
入りナンバープレート制度の検討結果(Ⅱ.1.
(6)
)を踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、寄付金を自動車ユーザー等に裨益し、単年度で支出
の効果が発現する事業であって、オリパラ基本方針に記載された、2020 年東京大
会開催に向けて必要となる交通サービスの整備を促進し、利便性を向上するもの
に充てることについて、委員の合意を得た。
このことから、寄付金を充てる事業の範囲の考え方についての本検討会の検討
結果は、以下のとおりとする。
(検討結果)
○ 寄付金の使途については、自動車ユーザー等に裨益し、単年度で支出の効果が
発現する事業であって、オリパラ基本方針に記載された、2020 年東京大会開催
に向けて必要となる交通サービスの整備を促進し、利便性を向上するものに充
てることとする。
- 14 -
(交通サービスの整備を促進し、利便性を向上する事業の例)
・ リフト付きバスの導入
・ ユニバーサルデザインタクシーの導入
・ BRT(Bus Rapid Transit:連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、
バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保や
輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム)の整備
・ 高速バス等における多言語対応券売機の導入
等
<参考資料>
◆ 「2020 年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関
◆ する施策の推進を図るための基本方針」
(抄)
(平成 27 年 11 月 27 日閣議決定)
◆ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金を充てる事業(例)
(7)寄付金の募集・配分
本検討会においては、東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金の募集・
配分について、地方版図柄入りナンバープレート制度の検討結果(Ⅱ.1.
(7)
)を
踏まえ、検討を行った。
本検討会の議論においては、寄付金の募集・配分を行う組織について、地方版図
柄入りナンバープレートと同一の組織にすることについて、委員の合意を得た。
このことから、寄付金の募集・配分についての本検討会の検討結果は、以下のと
おりとする。
(検討結果)
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金の募集・配分は、図柄入りナ
ンバープレートの寄付金の募集・配分に係る専門性を活かす観点から、地方版図
柄入りナンバープレートと同一の組織が次のとおり行うこととする。
・ 2020 年東京大会開催に向けて必要となる交通サービスの整備を促進し、利便
性を向上する事業に対して、寄付金を効率的かつ寄付目的に沿って募集し、配
分する観点から、国又は地方自治体以外の非営利の組織が寄付金の募集・配分
を全国一元的・専門的に行う。
・ 寄付金の配分に係る透明性・公平性の確保の観点から、事業の効果、配分額
等について、寄付金の募集・配分を行う組織に設置された第三者機関(以下「第
三者機関」という。
)が審査を行い、事業を選定する。
・ 寄付金の募集・配分に当たり、第三者機関が 2020 年東京大会開催に向けて必
要となる交通サービスの整備を促進し、利便性を向上する事業の対象となる交
通サービスを提供する事業者等から意見を聴取する。
・ 寄付金の募集・配分を行う組織は、事後的に寄付金を配分した事業者等から
- 15 -
事業の結果の報告を求め、第三者機関が検証を行う。なお、検証に当たっては、
検証に要するコストに留意する。
・ 自動車ユーザーが寄付を行いやすくするため、寄付をナンバープレートの交
付申請と同時に行うことを可能とし、寄付金に係る税制上の特例措置が受けら
れるよう、寄付に対する受領証明書を発行する。
<参考資料>
◆ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー(イメージ)
(8)その他
2020年東京大会においては、「大会開催前から計画的にアクションに取り組
み、各分野にハード・ソフトの両面にわたるレガシーを創出することで、次代の
日本社会の姿を子供達に示すこと」(「東京2020 アクション&レガシープラン
2016 中間報告」(平成28年1月25日公益財団法人東京オリンピック・パラリンピ
ック競技大会組織委員会))を目指している。
今般、全国版図柄入りナンバープレート制度として東京オリパラ特別仕様ナン
バープレート制度を取りまとめたところであるが、本取りまとめも2020年東京大
会のレガシーのひとつとして位置付けられるものである。
今後、国の施策において、全国版図柄入りナンバープレートを交付する場合、
本取りまとめにある東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの制度を可能な限り
踏まえつつ、検討が行われるべきである。
- 16 -
3.今後のスケジュール
(地方版図柄入りナンバープレート)
今後、図柄や寄付金を活用した事業の提案等を行うための必要書類等を記載した
要綱の整備や、地方自治体向けの制度説明会を地方運輸局単位で開催する等、概ね
以下のスケジュールで進めていくこととする。
平成 28 年 5 月 19 日 第 4 回検討会開催
平成 28 年 6 月以降 【国土交通省における対応】
・地方運輸局単位での図柄入りナンバープレート制度の説
明会の開催(周知)
【地方自治体における対応】
・地方版図柄入りナンバープレートの導入の検討(図柄の
数、寄付金を充てる事業等)
・地域のニーズ、寄付金を充てる事業の効果等の調査
・地域名表示内の地方自治体間の調整
・図柄の公募、選考、商標調査
等
平成 29 年度以降 【地方自治体における対応】
・図柄等の提案申請
・国土交通省の有識者審査会におけるプレゼンテーション
【国土交通省における対応】
・提案受付、提案締切り
・提案された図柄の視認性の確認
・提案された図柄等の審査(有識者審査会の開催)
・地方版図柄入りナンバープレートの交付開始
(交付開始時期は、東京オリパラ特別仕様ナンバープレー
トの交付開始以降になる見込み)
(東京オリパラ特別仕様ナンバープレート)
今後、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と図
柄の選考方法の調整を行う等、概ね以下のスケジュールで進めていくこととする。
平成 28 年 5 月 19 日 第 4 回検討会開催
平成 28 年 6 月以降 ・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
と図柄の公募方法等の調整
・図柄の視認性の確認、商標調査
・選考委員会による図柄の選考
等
・東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの交付開始
(交付開始時期は、東京オリンピック・パラリンピック競
技大会組織委員会と調整の上、決定)
- 17 -
Ⅲ.おわりに
本検討会は平成 27 年 8 月から計 4 回開催し、具体的な検討事項の整理、地方自治
体に対するヒアリングやアンケート調査、自動車ユーザーに対するアンケート調査
等を行うとともに、図柄入りナンバープレートの具体的な制度設計に向け、精力的
に議論を行った。本取りまとめは、その検討結果を取りまとめたものである。
今後、国土交通省が中心となり、本取りまとめに沿って、図柄入りナンバープレー
トの交付、さらには寄付金の募集・配分等に向けた各種の作業が進められることと
なる。本取りまとめにより創出された図柄入りナンバープレート制度が全国版、地
方版とも大いに活用されることを期待するとともに、寄付金を活用した交通サービ
スの整備促進・利便性向上、地域振興、観光振興等に貢献できれば幸甚である。
最後となるが、本取りまとめはもとより万能の処方箋では無く、作業の過程で本検
討会では取り上げていない新たな課題などが生じる可能性もあると思われる。本取
りまとめを徒に硬直的に取り扱うべきでは無く、必要がある場合には、本取りまと
めの検討過程と同様、真摯な議論の積み重ねにより適切に検討事項を追加したり、
見直したりすることで、真の意味で本取りまとめを活かしていくことを望むもので
ある。
- 18 -
図柄入りナンバープレート制度検討会
委員名簿
すぎやま
たけひこ
◎杉山 武彦
いしだ
はるお
石田 東生
かわばた
元(財)日本生産性本部エネルギー環境部参与
ゆうき
味水 佑毅
やがさき
自動車ジャーナリスト
えいぞう
松田 英三
みすい
筑波大学システム情報系社会工学域教授
ゆみ
川端 由美
まつだ
一般財団法人運輸政策研究機構運輸政策研究所所長
元高崎経済大学地域政策学部観光政策学科准教授
のりこ
矢ヶ崎 紀子 東洋大学国際地域学部国際観光学科准教授
やまね
たえ
山根 多恵
温泉津温泉吉田屋大女将
(座長(◎)以下、五十音順/敬称略)
- 19 -
図柄入りナンバープレート制度検討会
開催経緯
第 1 回検討会※(平成 27 年 8 月 27 日)
○地方版図柄入りナンバープレートについて
○各自治体に対するヒアリング①について
春日井市、堺市、仙台市、茨城県・つくば市、金沢市、奄美市、山梨県・静岡県
○制度設計に伴う検討事項に関する議論について
第 2 回検討会※(平成 27 年 10 月 29 日)
○第 1 回検討会における主な検討事項について
○各自治体に対するヒアリング②について
奈良県、三重県
○制度設計に向けた論点整理について
第 3 回検討会(平成 28 年 2 月 19 日)
○地方版図柄入りナンバープレートの制度設計に向けた論点整理(寄付金)について
○2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの
制度設計について
○図柄入りナンバープレート制度骨子(案)について
○今後のスケジュールについて
第 4 回検討会(平成 28 年 5 月 19 日)
○第 3 回検討会における検討事項について
○図柄入りナンバープレート制度最終取りまとめ(案)について
※第 1 回及び第 2 回の検討会は、
「地方版図柄入りナンバープレート制度検討会」として開催
- 20 -
図柄入りナンバープレート制度最終取りま
とめ 参考資料
国土交通省自動車局
平成28年5月
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
目 次
○ ナンバープレート制度の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
○ 「ご当地ナンバー」 の実施の概要 (平成18年10月及び平成26年11月)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
○ 諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例
・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
○ 道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
○ 図柄入りナンバープレート制度に対する地域からの期待 (平成26年9月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
○ 図柄入りナンバープレート制度に対する地方自治体の関心度 (平成27年10月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
○ 自動車ユーザーの図柄入りナンバープレートの交付希望 (平成26年4月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
○ 「日本再興戦略」改訂2015(抄)(平成27年6月30日閣議決定)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
○ ナンバープレートの地域名表示一覧
・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
○ 希望番号制度の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
○ ナンバープレートの様式
・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
○ 図柄の選定基準に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
○ 地方版図柄入りナンバープレートの提案から交付までのフロー(イメージ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
○ ナンバープレートの視認性の確認
・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
○ 寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの取り付けに対する自動車ユーザーへのアンケート調査
○ 結果(平成27年10月実施)
○
○ 寄付金を充てる事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
○ 寄付金を充てる具体的な事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
○ 寄付金の募集・配分に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
22
○ 地方版図柄入りナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー(イメージ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの実施に関する政府の方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの公募から交付までのフロー(イメージ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
25
○ 「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推
進を図るための基本方針」(抄) (平成27年11月27日閣議決定)
○
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金を充てる事業(例)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
26
・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
○ 東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー(イメージ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
28
ナンバープレート制度の概要
ナンバープレートの表示の意義
○ 道路運送車両法の規定により、自動車は、登録を受けたものでなければ、運行の用に供してはならないとさ
れており、登録を受けた自動車には国土交通大臣が通知する番号を記載したナンバープレートを取り付けなけ
ればならないとされている。
○ また、軽自動車についても、ナンバープレートを表示しなければ、運行の用に供してはならないとされている。
<ナンバープレートの表示内容等>
地域名
分類番号
品川
さ
平仮名等
<ナンバープレートの種類>
登録自動車
軽自動車
【自家用】
【自家用】
【事業用】
【事業用】
330
11-11
一連指定番号
○地域名・・・ 自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等を表示
<例> 品川、練馬、足立
○分類番号・・・ 自動車の種別及び用途による分類を表示
<例> 100・・・貨物自動車、300・・・普通乗用自動車、500・・・小型乗用自動車
○平仮名等・・・ 自動車運送事業の用に供するかどうか等を表示
<例> 自家用:さ、す、せ、・・・、る、ろ 事業用:あ、い、う、え、か、・・・、こ、を
レンタカー用:れ、わ
○一連指定番号・・・ 4けた以下の任意のアラビア数字。登録自動車(自家用、事業用)、軽自動車(二輪を除く)(自家用)のナン
バープレートについては、一連指定番号を所有者の希望の番号とする希望番号制度を実施。
1
「ご当地ナンバー」 の実施の概要 (平成18年10月及び平成26年11月)
自動車のナンバープレートを地域振興や観光振興にも活用していく観点から、地域の要望に応じ
て追加的に新たな地域名のナンバープレートを導入するご当地ナンバーをこれまで2回実施。
1.ご当地ナンバー(第1弾)(平成18年10月導入開始)
【第1弾で導入された19ナンバー】
これまで導入されたご当地ナンバー(29ナンバー)
「仙台」、「会津」、「つくば」、「那須」、「高崎」、「川越」、
「成田」、「柏」、「富士山」、「金沢」、「諏訪」、「伊豆」、
「岡崎」、「豊田」、「一宮」、「鈴鹿」、「堺」、「倉敷」、
「下関」
2.ご当地ナンバー(第2弾)(平成26年11月導入開始)
【第2弾で導入された10ナンバー】
「盛岡」、「平泉」、「郡山」、「前橋」、「川口」、「越谷」、
「杉並」、「世田谷」、「春日井」、「奄美」
(主な基準・手続)
・ 提案は、対象市町村の要望に基づき、都道府県が
行う
・ 国土交通省は新たな地域名の決定にあたり、
有識者からなる審査会を開催する
・ アンケート等により、地域住民の具体的なニーズ
を把握している
・ 対象地域における地域振興、観光振興の中で、
活用方策等が明確に示されている 等
2
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例① (アメリカ合衆国
ニューヨーク州)
図柄入りナンバープレート (寄付金付き)
1.ナイアガラの滝をあしらった図柄入
りナンバープレート
2.目
的
州政府が発行するレクリエーション免許
(Empire Passport)保有者を対象に州立公園の
維持や地域振興を目的に発行。
3.寄付金の主な使途
寄付金は州政府の一般財源に全額組み込
まれ、ニューヨーク州立公園の維持・管理
や観光振興に利用されている。
【出典】ニューヨーク州DMVのHPより画像を引用
http://dmv.ny.gov/custom-plates/parks-niagara-falls-sceney
4.寄付金の活用による効果等
州立公園の維持・管理に利用されることにより、ニューヨーク州内にある180の州立公園
にて州民が常に自然環境を楽しむことが可能となっている。また、州内にあるナイアガラ州
立公園等では貴重な観光資源としての自然景観の維持に役立てられている。
5.ナンバープレートの価格等
初期価格:43.75米ドル(約5,250円) うち、寄付金額:18.75米ドル
更新費用:15米ドル(約1,800円)
(約2,250円)※1米ドル=120円で計算 3
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例② (アメリカ合衆国
フロリダ州)
図柄入りナンバープレート (寄付金付き)
1.スペースシャトルをあしらった図柄
入りナンバープレート
2.目
的
宇宙飛行士記念財団(The Astronauts
Memorial Foundation)の運営を支援する
ことを目的に発行。
3.寄付金の主な使途
【出典】フロリダ州DMVのHPより画像を引用
http://www.flhsmv.gov/dmv/specialtytags/miscellaneous/chall
enger_columbia.html
寄付金は、宇宙飛行士記念財団の収入と
なり、宇宙開発への理解の促進や科学技術
に関する教育プログラムの改善等に充てら
れている。
4.寄付金の活用による効果等
寄付金を活用してアメリカ連邦宇宙局(NASA)が行う宇宙教育プログラムを誘致し、実
際の宇宙探査に使用された機器等を用いた体験型の科学教育プログラムを学生から研究者ま
での幅広い利用者向けに行い、宇宙科学の振興だけでなく地域の観光資源として活用されて
いる。
5.ナンバープレートの価格等
うち、寄付金額:25米ドル/年
初期価格:250米ドル
(約30,000円)
(約3,000円)
※1米ドル=120円で計算
4
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例③ (アメリカ合衆国 ニューヨーク州・ハワイ州)
図柄入りナンバープレート(寄付金なし)
1.自由の女神をあしらった図柄入りナ
ンバープレート
2.目
的
ニューヨークのさらなる地域振興のため、
1986年に自由の女神完成100周年のタイミ
ングで発行。
3.ナンバープレートの価格
価格:25米ドル
(約3,000円)
※1米ドル=120円で計算
1.虹をあしらった図柄入りナンバープ
レート
2.目
的
観光振興のさらなる推進を図るため、ハ
ワイ州のモチーフである虹のデザインに変
更し発行。
3.ナンバープレートの価格
価格:45米ドル/年
(約5,400円)
【出典】ハワイ州DMVのHPより画像を引用
https://www.dmv-exam-guide.com/Hawaii-Driving-License-DMV.html
※1米ドル=120円で計算
5
諸外国における図柄入りナンバープレートの活用事例④ (オーストラリア
クイーンズランド州)
図柄入りナンバープレート(寄付金なし)
1.サーフィンをあしらった図柄入りナ
ンバープレート
2.目
的
海やサーフィンといった州の観光資源の
図柄をあしらったナンバープレート。
3.ナンバープレートの価格
【出典】クイーンズランド州 希望ナンバー社(PPQ(Personalized
Plates Queensland))のHPより画像を引用
https://www.ppq.com.au/create
1.ゴルフをあしらった図柄入りナンバ
ープレート
価格:495豪ドル
(約44,550円)
※1豪ドル=90円で計算
2.目
的
州で盛んなゴルフの図柄をあしらった
ナンバープレート。
3.ナンバープレートの価格
【出典】クイーンズランド州 希望ナンバー社(PPQ(Personalized
Plates Queensland))社のHPより画像を引用
https://www.ppq.com.au/create
価格:495豪ドル
(約44,550円)
※1豪ドル=90円で計算
6
道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律の概要
(平成二十七年六月二十四日法律第四十四号)
自動車の安全性の向上や国民のニーズへの対応の観点から、車両単位での新たな相互承認制度の創設、図柄入りナンバープレート等
への交換制度の創設等の所要の措置を講じる。さらに、自動車のエアバッグに係る事案を踏まえ、リコールの迅速かつ確実な対応を図る
ため、基準不適合自動車に係る装置の製作者等に対する報告徴収等の規定を整備する。また、自動車の革新的技術の開発・普及及び独
立行政法人改革を推進するため、自動車検査独立行政法人及び独立行政法人交通安全環境研究所を統合し、新たな独立行政法人を設
立する。
背 景
○ 装置共通化等の自動車産業構造の変化・グローバル化の進展等に対応しつつ、自動車の安全性を確保するとともに、ナンバープレート
の多様な活用や自動車の革新的技術の開発・普及の推進等を図るため、以下の課題への対応が必要
•
•
•
•
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの交付や図柄入りナンバープレートの導入に関する地域等からの要望への対応
車両等の型式認定の相互承認に関する国際協定(「国連の車両等の型式認定相互承認協定」)の改正への対応
昨今の自動車の装置共通化の進展によるリコールの大規模化の現状を踏まえ、より迅速かつ確実な リコール実施への対応
「独立行政法人改革等に関する基本的な方針」(平成25年12月24日閣議決定)に基づく法人統合への対応
改正法の概要
◎図柄入りナンバープレートの実施のための新たな交換制度の創設
ナンバープレートの多様な活用による地域振興等を図るため、現状の画一的
なものから図柄入りナンバープレートへの交換を可能とするための制度を創設
従来のナンバー
図柄ナンバー
図柄ナンバー等
への交換
◎車両単位での新たな相互承認制度の創設
自動車の装置単位での基準適合性を各国間で相互に承認する国際協定の改正に対応し、我が国自動車産業の国際競争力の確保を
図るため、車両単位での相互承認を可能とする制度(IWVTA)を導入
◎リコールに係る装置メーカーへの対策強化
より迅速かつ確実なリコールの実施を実現するため、リコールの実施に必要な報告徴収・立入検査の対象に装置メーカーを追加
◎自動車検査独立行政法人及び独立行政法人交通安全環境研究所の統合
新技術の導入や不具合発見等への迅速かつ確実な対応を実現するため、二法人を統合し、独立行政法人自動車技術総合機構を
設立
7
図柄入りナンバープレート制度に対する地域からの期待 (平成26年9月実施)
・調査対象:ご当地ナンバー導入地域の地方自治体(都府県・市町村)
・回 答 数:120地域(都府県20地域、市町村100地域)
・調 査 日:平成26年9月
○ 図柄入りナンバープレート(寄付金付きを含
む。)を交付することについて、
「制度の具体化の状況等を踏まえて、今後導入を
検討したい」との回答は111地域(93%)
にのぼる。
③
7%
①
29%
②
64%
①是非導入を検討したい
②導入を検討したい
③その他
<地域から寄せられた活用方法例としてあげられた声>
・県内観光地、名産等の知名度向上による地域活性化を
図りたい
・地域で伝統的に行われる祭りの宣伝や祭りへの寄付に
使用したい
・ご当地キャラクターを使用することにより、地域のPR
効果や地域への愛着心の醸成を図りたい
・世界遺産の認定に向けた宣伝活動に使用したい
・世界遺産をPRするとともに、寄付金を環境保護に使用
したい
・図柄が入るとさらに「走る広告塔」としての効果が増
し、広く地域のPRに役立つ
・公募や人気投票などによる企画イベント開催によって
地域振興を図る 等
8
図柄入りナンバープレート制度に対する地方自治体の関心度 (平成27年10月実施)
地方自治体へのアンケート調査結果
○ 地方版図柄入りナンバープレートに「関心がある」という回答が、約9割を占めており、地方版図柄入
りナンバープレートに関する自治体の関心は高い。
○ 詳細を見ると、「関心がある(実施に向けて検討したい)」が12%、「関心がある(今後、情報収集等を
行っていきたい)」が78%となっている。一方、「関心がない」は10%となっている。
(4自治体)
(5自治体)
10%
12%
N=40
関心がある
(実施に向けて検討したい)
関心がある
(今後、情報収集等を行っていきたい)
78%
関心がない
(31自治体)
(参考) 地方自治体アンケートの概要
○対象者:本検討会でヒアリングを実施した都道府県(山梨県、
○対象者:静岡県、奈良県及び三重県)以外の43都道府県
○回答数:40都道府県
9
自動車ユーザーの図柄入りナンバープレートの交付希望 (平成26年4月実施)
<アンケートの設問>
諸外国では、既に図柄入りナンバープ
レートが交付されていますが、我が国に
おいてもそのような図柄入りナンバープ
レートを交付することについて、どうお考
えですか。(3択)
(海外の図柄入りナンバープレートの例)
図柄入りナンバー
プレートの交付を
希望する
どちらでもない
希望しない
18~20歳
35.3%
41.2%
23.5%
100.0%
21~30歳
45.9%
24.8%
29.3%
100.0%
31~40歳
35.9%
29.0%
35.1%
100.0%
41~50歳
31.5%
30.3%
38.2%
100.0%
51~60歳
27.1%
31.9%
41.0%
100.0%
61歳~
20.8%
32.3%
46.9%
100.0%
30.9%
30.3%
38.8%
100.0%
合
計
※一般社団法人 全国自動車標板協議会によるアンケートより
合
計
10
「日本再興戦略」改訂2015(抄)(平成27年6月30日閣議決定)
「日本再興戦略」改訂2015において、地方版図柄入りナンバープレートの導入が地域振興、観光振興に資する施
策として盛り込まれている。
「日本再興戦略」改訂2015(平成27年6月30日閣議決定)
第一 総論
<鍵となる施策>
1.未来投資となる生産性革命
2.ローカルアベノミクスの推進
3.「改革2020」(成長戦略を加速する官民プロ
ジェクトの実行
第二 3つのアクションプラン
一.日本産業再興プラン
二.戦略市場創造プラン
三.国際展開戦略
第三 改革のモメンタム
~「改革2020」の推進~
ナンバープレート該当部分
一.日本産業再興プラン
6.地域活性化・地域構造改革の実現/中堅企業・中小企業・小規模事業者の革新
(2)施策の主な進捗状況
(ふるさと名物等の応援)
・ 地方版図柄入りナンバープレート等の我が国初の図柄入りナンバープレート制度の導入に向
け、道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律が今国会にて成
立した。
11
ナンバープレートの地域名表示一覧
ご当地ナンバー導入の結果、ナンバープレートにおいては、現在、116の地域名が存在している。
運輸支局等
表示文字
川
旭
川
室
蘭
室
蘭
釧
路
釧
路
帯
広
帯
広
北
見
北
見
青
森
青
森
八
戸
八
戸
岩
手
盛
岡
平
泉
宮
城
仙
台
岩
東
宮
手
城
群
馬
埼
玉
熊
谷
春日部
所
沢
北
千
葉
野
田
相
模
湘
南
湘
南
山
梨
山
梨
小
牧
三
重
群
馬
高
崎
前
橋
大
宮
新
潟
新
潟
滋
川
口
長
岡
長
岡
熊
谷
富
山
富
石
川
春日部
越
谷
所
沢
川
越
千
葉
成
野
一
宮
三
重
久留米
久留米
鈴
鹿
筑
豊
筑
豊
賀
滋
賀
佐
賀
佐
賀
京
都
京
都
長
崎
山
大
阪
大
阪
厳
原
長
崎
石
川
なにわ
金
沢
長
野
松
富士山
なにわ
佐世保
佐世 保
和
熊
本
熊
本
大
分
大
分
崎
宮
崎
泉
和
泉
本
神
戸
神
戸
宮
諏
訪
姫
路
姫
路
鹿児島
鹿児島
良
奈
良
奄
美
奄
美
沖
縄
沖
縄
長
野
松
本
田
福
井
福
井
奈
田
岐
阜
岐
阜
和歌山
和歌山
堺
柏
飛
騨
飛
騨
鳥
取
鳥
取
島
根
島
根
岡
山
岡
山
倉
敷
形
山
形
習志野
習志野
静
岡
静
岡
庄
内
庄
内
袖ヶ浦
袖ヶ浦
浜
松
浜
松
福
島
沼
津
会
津
伊
豆
広
島
広
島
郡
山
富士山
福
山
福
山
山
口
山
口
下
関
徳
島
徳
島
香
川
香
川
愛
媛
愛
媛
高
知
高
知
福
島
茨
城
水
戸
土
浦
土
浦
栃
木
練
馬
多
摩
足
立
練
馬
愛
知
名古屋
杉
並
豊
橋
豊
橋
多
摩
三
河
岡
崎
豊
田
つくば
八王子
八王子
宇都宮
神奈川
横
浜
那
川
川
崎
須
崎
津
西三河
小
牧
尾張小牧
四 国
いわき
立
沼
部
関 東
いわき
足
世田谷
中 国
山
中
田
川
岡
北九州
秋
品
福
北九州
田
京
岡
表示文字
春日井
中
部
秋
東
福
沖縄
旭
模
運輸支局等
州
館
相
表示文字
九
函
とちぎ
運輸支局等
畿
館
野
表示文字
近
函
佐
運輸支局等
北陸信越
幌
東
札
関
幌
表示文字
関東
北海道
札
運輸支局等
宮古島
八重山
※
赤字はご当地ナンバー第1弾
青字はご当地ナンバー第2弾
※
ナンバープレートの
地域名の種類:116
12
希望番号制度の概要
○ 希望番号制度とは、自動車のナンバープレートのうち一連指定番号(右下図参照)について、申し出により
所有者が希望する番号とすることができる制度である。
○ 一部の番号については、特に人気が高いため、毎週1回抽選を行い、当選した者のみが取得できることとし
ている。
(抽選となっている番号の例)
分類番号
地域名
1
7
8
88
333
555
777
888
1111
3333
5555
7777
8888
2020
品川
330
11-11
さ
1.希望番号制度を活用できる対象車種
・登録自動車(乗用車、バス、トラック、大型特殊自動車)の自家用・事業用
平仮名(用途)
・軽自動車(二輪車を除く)の自家用
一連指定番号
2.希望番号制度の手続き
①希望する所有者は、交付代行者(国土交通大臣に代わりナンバープレートを交付する者として指定された
もの)に申し込み、希望する番号を予約する。(抽選の場合は当選した場合に限る。)
②所有者は登録に際し、国に希望番号を予約している旨を伝えることにより、国は当該番号で登録を行う。
③所有者は、交付代行者から当該番号のナンバープレートの交付を受ける。
3.希望番号制度による交付手数料
(中型標板1組) 3,860円~4,400円(東京の場合:4,100円)
参考:希望番号以外
1,440円~1,880円(東京の場合:1,440円)
4.希望番号を取得できる場合
新たに登録する場合(新車・中古車)、引越等で地域名表示が変更になる場合、ご当地ナンバーに変更
する場合、ナンバープレートが滅失・毀損した場合
13
ナンバープレートの様式①
○ 道路運送車両法第39条第2項、道路運送車両法施行規則第11条第1項により、ナンバープレート
の大きさ、色、形、その他の事項については国土交通大臣が決定することとされている。
(参照条文)
○道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)(抄)
(命令への委任)
第三十九条 (略)
2 自動車登録番号標、その封印、譲渡証明書並びに臨時運行及び第三十六条の二第一項の許可に関する細目的
事項は、国土交通省令で定める。
○道路運送車両法施行規則(昭和二十六年運輸省令第七十四号)(抄)
(自動車登録番号標の様式等)
第十一条 自動車登録番号標は、第一号様式による。
2・3(略)
第一号様式 (その二)
(その四)
14
ナンバープレートの様式②
○ 道路運送車両法施行規則第一号様式備考には下記の事項が記載されている。
備考
(1) 自動車登録番号は、図示の例により表示すること。この場合において、数字が四けたであるときは図(その一)
又は図(その二)、数字が三けた以下であるときは図(その三)又は図(その四)の例によること。
(2) 自動車登録番号は、浮出しとすること。
(3) 自動車登録番号標の塗色は、事業用自動車にあつては緑地に白文字とし、自家用自動車にあつては白地に緑
文字とする。
(4) 運輸監理部、運輸支局又は自動車検査登録事務所を表示する文字が三文字の場合((5)に規定する場合以外
の場合であつて、自動車の種別及び用途による分類番号(以下この備考において「分類番号」という。)が一けた
であるときを除く。)は、当該文字の横の長さは30ミリメートルとすること。ただし、普通自動車であつて、車両総重
量が8,000キログラム以上のもの、最大積載量が5,000キログラム以上のもの又は乗車定員が30人以上のもの
に取り付ける自動車登録番号標については、この限りではない。
(5) 運輸監理部、運輸支局又は自動車検査登録事務所を表示する文字が三文字の場合(第二文字目がケであると
きに限る。)は、当該ケの縦の長さは33ミリメートル、横の長さは28ミリメートルとし、それ以外の文字の横の長さ
は30ミリメートルとすること。ただし、(4)ただし書に規定する自動車に取り付ける自動車登録番号標については、
当該ケの縦の長さは35ミリメートル、横の長さは30ミリメートルとし、それ以外の文字の横の長さは40ミリメートル
とすること。
(6) 運輸監理部、運輸支局又は自動車検査登録事務所を表示する文字が四文字の場合は、当該文字の横の長さ
は分類番号が二けたであるときは27ミリメートル、分類番号が三けたであるときは22ミリメートル、分類番号を表
示するアラビア数字の横の長さは分類番号が二けたであるときは27ミリメートル、分類番号が三けたであるときは
23ミリメートルとすること。ただし、(4)ただし書に規定する自動車に取り付ける自動車登録番号標については、運
輸監理部、運輸支局又は自動車検査登録事務所を表示する文字の横の長さは分類番号が二けたであるときは
35ミリメートル、分類番号が三けたであるときは33ミリメートル、分類番号を表示するアラビア数字の横の長さは
30ミリメートルとすること。
(7) 寸法の単位は、「ミリメートル」とする。この場合において、括弧内に示す寸法は、(4)ただし書に規定する自動
車に取り付ける自動車登録番号標における寸法とする。
15
図柄の選定基準に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
ユーザーへのアンケート調査結果
○ 「政党その他の政治団体、宗教に関連するものでないもの」「個人、団体の名誉を傷つけるおそれがあるも
のでないもの」「他者の権利を侵すもの(商標登録など)でないもの」「公序良俗に反するおそれがあるもので
ないもの」について、50%を超えるユーザーが除外基準とすべきと回答している。
16
地方版図柄入りナンバープレートの提案から交付までのフロー (イメージ)
市区町村
(都道府県)
図柄
④ヒアリング (事業※)
の審査
⑤審査結果報告
国
土
交
通
大
臣
⑦ナンバー
プレート
交付
③審査依頼
①図柄(事業※ )の提案・調整
②
視
認
性
確
認
⑥
図
柄
を
指
定
自動車ユーザー
ナンバー
プレート
の図柄
(事業※)
を検討
有識者
審査会
図柄を提案した
地方自治体は、
ナンバープレート
の交付、寄付金
の募集等につい
て地域の自動車
ユーザーにPR
〇 〇 〇 〇
※地方自治体において、寄付金を充てることを想定している自動車交通サービスの改善・利用促進に資する事業、
観光振興に資する事業、交通事故の被害者救済等
17
ナンバープレートの視認性の確認
○ 地方版図柄入りナンバープレートにおいても、ナンバープレートに記載された番号等の視認性が確
保されているか否かについては、次の試験を実施することにより確認を行う。また、関係機関とも視認
性に関して調整を行う。
視認性試験
自動車登録番号標(以下「番号標」という。)の視認性が、次の基準に適合していること。
(イ) 照度が一様に200ルクス程度の場所で、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持した場合に、番号標か
ら20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察者とを結ぶ線が、番号標の板面に対
し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明瞭に識別できること。
(ロ) 暗夜又は暗室内において、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持し、番号標板面における照度を10
ルクスに照明した場合に、番号標から20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察
者とを結ぶ線が、番号標の板面に対し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明
瞭に識別できること。
(注) 視認性は、3人以上(奇数)の視力の正常な観察者によって確認すること。
<イメージ図>
試験プレート
1m
15度
30度
20m
観察者
試験プレート
観察者
※ 関係機関における視認性の確認には、最大数ヶ月を要し、その費用も相当程度必要となるとのこと(図柄を複数
種類とする場合には、1種類とした場合に比べて、期間、費用共に増加するとのこと)。
なお、確認の手法については、他機関が行うものであるため、詳細は不明。
18
寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートの取り付けに対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果
(平成27年10月実施)
ユーザーへのアンケート調査結果
○ 寄付金付き地方版図柄入りナンバープレートを「是非取り付けたい」、「まあまあ取り付けたい」という意見が
全体の13%を占めており、理由として、「地域振興のため」、「見た目が良いから」が多い。
○ 一方、「どちらともいえない」という意見が30%を占めており、理由として、「デザイン次第で取り付けたい」、
「金額次第で取り付けたい」が多く含まれていた。
N=5,000
4%
9%
(221人)
(436人)
38%
(1,900人)
30%
(1,501人)
19%
(942人)
是非取り付けたい
(交換したい)
まあまあ取り付けたい
(交換したい)
どちらともいえない
あまり取り付けたくない
(交換したくない)
取り付けたくない
(交換したくない)
(参考) 自動車ユーザーアンケートの概要
○対象者:・登録自動車又は軽自動車を保有する
○対象者:・18歳以上の男女で、運転免許を保有する者
○対象者:・全国10ブロック(地域)に区分し、各ブロックから
一定のサンプル数を抽出
○回答数:全国 5,000人
19
寄付金を充てる事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果 (平成27年10月実施)
ユーザーへのアンケート調査結果
○ 寄付金は自動車ユーザーに関連する事業に充てることが良いと考えるユーザーが、80%を占めている。
○ 一方、寄付金を募集する地方自治体において行う事業であって、当該地域住民の理解が得られるものに充て
ることが良いと考えるユーザー(20%)については、具体的な事業として、医療、介護、福祉、地域振興、子育て
等の事業をあげている。
N=5,000
寄付金は自動車ユーザーの善意で支払わ
れるものであることにかんがみ、自動車
ユーザーに関連する事業に充てることが
良い
20%
(994人)
80%
(4,006人)
寄付金を募集する地方自治体において行
う事業であって、当該地域住民の理解が
得られるものに充てることが良い(考えられ
る具体的な事業内容:医療、介護、福祉、
地域振興、子育て、養育、環境、災害対
策、自治体の任意)
(参考) 自動車ユーザーアンケートの概要
○対象者:・登録自動車又は軽自動車を保有する
○対象者:・18歳以上の男女で、運転免許を保有する者
○対象者:・全国10ブロック(地域)に区分し、各ブロックから
一定のサンプル数を抽出
○回答数:全国 5,000人
20
寄付金を充てる具体的な事業に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果
(平成27年10月実施)
ユーザーへのアンケート調査結果
○ 自動車ユーザー関連事業に充てると答えたユーザーのうち、寄付金の使途として交通サービスの整備に充
てることが良いと考えるユーザーが最も多く、64%を占めている。
N=4,006
(複数回答のため、合計は一致しない)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
64.0%
交通サービスの整備
(2,563人)
45.0%
交通安全の推進
(1,801人)
35.3%
交通遺児の支援
(1,006人)
25.1%
自然環境の保全
(1,416人)
14.4%
観光の振興
(576人)
その他【自動車関連税の
その他
減税、道路整備】
1.5%
(61人)
(参考) 自動車ユーザーアンケートの概要
○対象者:・登録自動車又は軽自動車を保有する
○対象者:・18歳以上の男女で、運転免許を保有する者
○対象者:・全国10ブロック(地域)に区分し、各ブロックから
一定のサンプル数を抽出
○回答数:全国 5,000人のうち、寄付金を充てる事業として
自動車ユーザーに関連する事業に充てることが
良いと答えた4,006人
21
寄付金の募集・配分に対する自動車ユーザーへのアンケート調査結果
(平成27年10月実施)
ユーザーへのアンケート調査結果
○ 地方自治体が考慮すべきこととして、ほぼ半数のユーザーは「寄付金の配分先、配分方法、使途等、透明性
や公平性が確保されていること」 、「地方版図柄入りナンバープレートを実施する趣旨・目的が明確にされてい
ること」という意見である。
N=5,000
(複数回答のため、合計は一致しない)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
寄付金の配分先、配分方法、使途等、透明性や公平性が確保されていること
49.3%
(2,467人)
地域振興、観光振興における具体的な活用方策が示されている等、地方版
図柄入りナンバープレートを実施する趣旨・目的が明確にされていること
48.9%
(2,443人)
38.6%
寄付金の配分による効果が明らかにされること
33.7%
図柄についてアンケート、公募等で地域住民の意見を聴いていること
図柄の選考に第三者機関が参画する等、透明性や客観性が確保されている
こと
31.2%
29.0%
寄付を行いやすくするための仕組み(寄付金に係る税制優遇等)があること
12.1%
特に配慮することはなし
その他【著作権への正確な対応、当該都道府県からのデザインの公募、
その他
寄付金使途公開を義務付ける、寄付した人への優遇策】
2.4%
(120人)
(1,932人)
(1,683人)
(1,559人)
(1,448人)
(603人)
(参考) 自動車ユーザーアンケートの概要
○対象者:・登録自動車又は軽自動車を保有する
○対象者:・18歳以上の男女で、運転免許を保有する者
○対象者:・全国10ブロック(地域)に区分し、各ブロックから
一定のサンプル数を抽出
22
○回答数:全国 5,000人
地方版図柄入りナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー (イメージ)
寄付金の使途・配分
に係る意見聴取
図柄を提案した
地方自治体
希望番号システムを
利用した図柄入り
ナンバーの交付申請
(交付手数料の納付)
ナンバープレートの交付、寄付金の募集等
について地域の自動車ユーザーにPR
寄付金募集
の依頼
希望番号システム等
寄付金の
募集・配分を
行う組織
交付代行者
自動車ユーザー
(全国52者)
連携
図柄入りナンバーの交付
国に代わりナンバーの
交付を行う者
(例)
寄付
第三者機関を設置
寄付
(代理受領)
発行
(代理発行)
寄付金受領証明書
を利用して
税制優遇を受ける
ユーザーからの
寄付金を受領
寄付金受領証明
書を発行
・具体的支援事業
の審査・決定
・配分に係る検証
配分
地域における自動車交通サービスの改善・
利用促進に資する事業等を実施する者
23
東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの実施に関する政府の方針
○ 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会等に関する閣僚会議
大会開催基本計画(大会組織委員会において作成し、IOCに提出)
「大会開催基本計画の推進等円滑な準備に向けて国の対応が期待される事項」
第1回閣僚会議(平成26年4月22日開催)資料<抜粋>
8.その他
③記念自動車ナンバープレートの発行
※ 「平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」の施行に伴い、「2020年オリンピック・パラリンピック東京大
会等に関する閣僚会議」は、同法に基づく「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部」に改組され、閣僚会議にて検討・決
定された事項は、推進本部に引き継がれた。
○ 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部
2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の
推進を図るための基本方針(平成27年11月27日閣議決定)
2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会に向けた政府の取組(平成27年11月27日)<抜粋>
1.大会の円滑な準備及び運営
⑧その他
○記念自動車ナンバープレートの発行検討:国土交通省
自動車ユーザーの希望に応じて、図柄入りナンバープレートに交換できる制度を創設する「道路運送車両
法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律」が平成27年6月に成立。また、「2020年オリン
ピック・パラリンピック東京大会特別仕様ナンバープレート実施本部」において、現在、実施に向けた具体的
方策を検討するとともに、関係者との調整を実施中。
24
東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの公募から交付までのフロー (イメージ)
選考
委員会
国 民
④意見聴取
⑤審査結果報告
⑦ナンバー
プレート
交付
③審査依頼
①図柄の公募※
②
視
認
性
確
認
⑥
図
柄
を
指
定
自動車ユーザー
ナンバー
プレート
の図柄
の応募
図柄
の審査
国
土
交
通
大
臣
国土交通省は、
ナンバープレート
の交付、寄付金
の募集等につい
て自動車ユー
ザーにPR〇〇
〇
〇
※具体的な図柄の公募方法等については、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と調
整の上、決定
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「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」(抄)
(平成27年11月27日閣議決定)
2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための
基本方針 (抄) (平成27年11月27日閣議決定)
3.大会の円滑な準備及び運営
②アスリート、観客等の円滑な輸送及び外国人受入れのための対策
アスリート、観客等や貨物等の円滑な輸送のため、首都圏空港の機能強化、空港アクセスの改善、道路・交通イン
フラの整備等を推進する。その際、大会の競技会場とその周辺が、東京の人流・物流の中枢に位置し、その機能の維
持が重要であることに十分留意しつつ、交通総量を抑制するための諸対策を推進する等、大会の開催が一般交通及
び市民生活に与える影響を最小限に抑えるよう配慮する。
首都圏空港(羽田・成田)の機能強化については、羽田空港における飛行経路の見直し等を含む機能強化方策の
具体化に向けた取組を進めるとともに、バリアフリー化等を通じて空港アクセスをはじめとする鉄道・バス等の利便性向
上を進める。
道路・交通インフラについては、大会時における渋滞が緩和され、人流・物流が円滑に行われるよう、東京臨海部を
はじめとする関連インフラの整備等を推進する。特に、大会関係者の輸送については、オリンピック・パラリンピックレー
ンの設置に向けて、関係機関が連携して検討を進める。
また、CIQ体制の強化その他の外国人の受入れのための対策については、人的・物的な体制の整備を推進すると
ともに、多言語対応の強化、無料公衆無線LANの環境整備などの社会全体のICT化の推進、宿泊施設の供給確保
に向けた対策、医療機関への外国人患者受入環境整備、外国人来訪者等への救急・防災対応、無電柱化、海外発
行クレジットカード等の決済環境等の改善を推進する。
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東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金を充てる事業 (例)
リフト付きバスの導入
・ 車いすを使用したまま円滑に昇降するためのリフトが付いたバス
ユニバーサルデザインタクシーの導入
・ 流し営業にも活用されることを想定し、身体障害者のほか、高齢者や
妊産婦、子供連れの人等、様々な人が利用できる構造となっているタ
クシー車両
乗降口
乗車空間
安全に乗降する
ための手すり
乗降しやすい
補助ステップ
標準的な車いすで
乗車できるスペース
標準的な車いすで
乗降可能な幅
車いす乗降口
十分な耐荷重
標準的な車いすで
乗降可能な高さ
BRTの整備
車いす乗車用スロープ
高速バス等における多言語対応券売機の導入
・ BRT(Bus Rapid Transit)は、連節バス、PTPS(公共車両優先システ
ム)、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時
性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシ
ステム
※「神奈川中央交通」の既導入車両
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東京オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金の募集・配分のフロー (イメージ)
希望番号システムを
利用した図柄入り
ナンバーの交付申請
(交付手数料の納付)
交付代行者
自動車ユーザー
(全国52者)
希望番号システム等
連携
図柄入りナンバーの交付
寄付金の
募集・配分を
行う組織
国に代わりナンバーの
交付を行う者
(例)
寄付
第三者機関を設置
寄付
(代理受領)
発行
(代理発行)
寄付金受領証明書
を利用して
税制優遇を受ける
ユーザーからの
寄付金を受領
寄付金受領証明
書を発行
・具体的支援事業
の審査・決定
・配分に係る検証
配分
バリアフリー化事業等を実施する者
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