9.6 製造業PMI - 日興アセットマネジメント

ご参考資料
この数字はなんだ?
Vol.105
ナンバー・ナンダー
英
国
2016年9月2日
の
2016年8月
の
9.
53
.6 3
製造業PMI
です
英調査会社のIHSマークイットと英公認購買部協会(CIPS)が9月1日に発表した8月の英国の製造業PMI
(購買担当者景気指数)は、53.3と、前月の48.3から5ポイント上昇し、同指数の算出以来の最高記録に
並ぶ上昇幅となりました。また、市場予想に反し、景況感の改善・悪化の分かれ目となる50を上回り、10ヵ
月ぶりの高水準となったことから、英国のEU(欧州連合)離脱を問う国民投票で離脱支持となったにもか
かわらず、同国景気は底堅いことが示されました。
PMIは、製造業やサービス業の購買担当者を対象にアンケート調査を行ない、新規受注・生産高・雇用な
どの指数に一定のウエイトを掛けて算出する指数です。PMIは、今後の景気回復を見込んでいる購買担
当者が多いほど高くなる特徴があり、GDP(国内総生産)などに先行するとされていることから、景気の先
行きを示す指標のひとつとして注目されています。
今回は、英国のEU離脱選択に伴なう先行き不透明感を背景に、最近まで英ポンド安が進んだことが追い
風となり、輸出向けの新規受注指数が高水準となったことでPMIが押し上げられました。また、IHSマーク
イットのエコノミストによると、7月に業務を延期していた企業が通常通りの業務を再開したことがプラスに
働いており、内需も消費財を中心に改善したとしています。市場では、景況感の回復が持続するかどうか
を見極めるため、 9月5日発表予定のサービス業PMIの動向にも注目が集まっており、同指標でも堅調な
改善がみられれば、市場におけるEU離脱選択に伴なう短期的な悲観論はさらに後退するとみられます。
英国のPMIの推移
(2014年1月~2016年8月*)
65
*サービス業は2016年7月まで
サービス業
60
55
景況感改善
製造業
50
景況感悪化
45
14年
15年
16年
出所:IHSマークイット、CIPS
※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資
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