適切な介護予防ケアマネジメントに向けて (案)

資料2
適切な介護予防ケアマネジメントに向けて
(案)
社会福祉法人 伊丹市社会福祉協議会
伊丹市地域包括支援センター
適切な介護予防ケアマネジメントに向けた
3つの方針
①アセスメント力の強化
介護予防ケアマネジメントの
介護予防ケアマネジメントの
強化
②ケアプランチェックの
強化
③地域とのつながり支援
介護予防ケアマネジメントの強化の重要性
• 地域資源の開発・発展により形成される各種の支援・サービスは、介護予防ケア
マネジメントが十分に機能し、利用者のニーズに応じて活用されて初めて、社会
参加による介護予防、顔なじみの関係の中での活動的な日常生活の継続、新たな
人材の確保、費用の効率化といった効果が現れるものである。したがって、地域
資源の開発と並行して、介護予防ケアマネジメントを強化していくことは、総合
事業の実施にあたって重要なポイントとなる。
• 介護予防ケアマネジメント強化により目指すのは、心身機能の低下に伴い意欲が
低下しないよう、活動性の高い生活を維持することである。したがって、ケアマ
ネジメントでは、本人の意欲へ働きかける技術やニーズに応じて多様な支援サー
ビスを組み合わせ、状況の変化に応じて柔軟に変化させていく技術が求められる。
• 介護予防の基本原則は、「心身機能を改善すること」よりも、「生活の継続性」
を重視することから、「~ができない」ということよりも、「~ができるように
なりたい」のように、生活との関連性に重点をおいてアセスメントを行うことが
重要になる。
※三菱UFJリサーチ&コンサルティング『介護予防・日常生活支援総合事業への移行のためのポイント解説』より抜粋
【参考】
ケアマネジャーの資質向上に関する規定
介護保険法 第69条の34(介護支援専門員の義務))
1 介護支援専門員は、その相当する要介護者等の人格を尊重し、常に
当該要介護者等に提供される居宅サービス、地域密着型サービス、施設
サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は
介護予防・日常生活支援総合事業が、特定の種類又は特定の事業所若し
くは施設に不当に偏ることのないよう、公正かつ誠実にその業務を行わな
くてはならない。
2 略
(新設)
3 介護支援専門員は、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要
な援助に関する専門的知識及び技術の水準を向上させ、その他その資質
の向上を図るよう努めなければならない。
【参考】
ケアマネジャーの資質の向上に向けた取組み
地域包括ケアシステムの構築(多職種協働、医療との連携の推進等)に向け、高齢者の自
立支援に資するケアマネジメントの推進する観点から、研修体系を見直すなどケアマネ
ジャーの資質向上に向けた施策を推進
主な取組み
取組み例
①自己研鑽の
自己研鑽の努力義務の
努力義務の規定を
規定を新設(
新設(平成27年4月施行)
平成27年4月施行)
介護保険法第69条の34において新たに規定。
②地域ケア
平成27年4月施行)
地域ケア会議
ケア会議の
会議の機能強化(
機能強化(平成27年4月施行)
多職種協働による個別ケースの支援内容の検討を通じた、自立支援に資するケアマネ
ジメントへの支援 等
③介護支援専門員研修の
介護支援専門員研修の見直し
見直し(平成28年度施行)
平成28年度施行)
座学中心から講義演習一体型中心のカリキュラムへ内容改正
主任介護支援専門員の更新制の導入 等
④ケアマネジメントの質
平成26年6月事務連絡)
ケアマネジメントの質の向上(
向上(平成26年6月事務連絡)
「課題整理総括表」、「評価表」の策定
充実・強化
⑤ケアプラン点検
ケアプラン点検の
点検の充実・
形だけの点検ではない、より専門的な視点での実施方法の検討
1.アセスメント力の強化~その1~
○アセスメントツールの作成
アセスメントツールの作成
• 本人の望む生活(=「したい」)(生活の目標)と現状の生活(=「うまくでき
ていない」)のギャップについて、「なぜ、うまくできていないのか」という要
因を分析し、生活機能を高めるために必要な「維持・改善すべき課題(目標)」
を明らかにすること、
• より本人にあった目標設定に向けて、本人の趣味、社会的活動、生活歴等も聞き
取り、「~できない」という課題から「~したい」「~できるようになりたい」
という目標に変換させる作業が重要となることから、
• 適切な目標設定、サービス選定のためのツールとして、上記の点を聞き取るため
の市独自
市独自の
作成
市独自の統一した
統一した様式
した様式(
様式(アセスメントシート等
アセスメントシート等)を作成。
• 介護予防ケアマネジメントにおいて、アセスメントシート等の統一様式の作成を
義務付けることで、アセスメント力の強化、しいては介護予防ケアマネジメント
強化を目指す。
1.アセスメント力の強化~その2~
○ケアマネジメント支援
ケアマネジメント支援の
支援の仕組みづくり
仕組みづくり
・基幹型・地域型地域包括支援センターの主任ケアマネジャーをはじめ3職種
のアセスメント力・実践力を高めることを目的に「気づきの事例検討会」を
実施(平成27年度~)。「気づきの事例検討会」を継続実施することで、多
面的視点に立ったアセスメント力の強化や対人援助に必要な実践力を育む。
包括3職種
・地域型地域包括支援センターが主催し、包括エリア内に所属する主任ケアマ
ネジャーを対象とした「気づきの事例検討会」等を実施することで、市内の
主任ケアマネジャーの実践力強化を目指す。
居宅・主任CM
・包括支援センターだけがケアマネジメント支援をするのではなく、「ケアマ
ネ支援ができる人」の育成を目指して、市内の主任ケアマネジャーと協働し
たケアマネジメント支援(市内ケアマネジャーの育成)の実施を目指す。
居宅・CM
【参考】「気づきの事例検討会」とは・・・
「気づきの事例検討会」では、支持的な雰囲気のもとで、質問を
重ねながら丹念に事例を見つめなおし、問題解決の糸口を見出しま
す。同時に、そのプロセスを通じて、事例提出者の振り返りと“気
づき”を重視します。 利用者と利用者を取り巻く環境をアセスメン
トする力、相談援助面接力、そして自己覚知 等について、支援者で
あるケアマネジャー自身の気づきによる成長を促す「スーパービ
ジョン」の要素を取り入れた事例検討会です。
※参考:足立里江著『兵庫・朝来市発地域ケア会議サクセスガイド-地域包括ケアシステムのカギが、ここにあ
る!』(株式会社メディカ出版・2015年発行)
※参考:渡部律子編著『基礎から学ぶ気づきの事例検討会~スーパーバイザーがいなくても実践力は高められる
~』(中央法規出版・2007年刊)
2.ケアプランチェックの強化
○「自己点検(
シート」の作成
自己点検(確認)
確認)シート」
• ケアマネジャー自身が、作成したケアプランが「自立支援に資する適切なケアプ
ランとなっているか」「地域の中での暮らしに着目したケアマネジメントとなっ
ているか」等を確認することができるよう「自己点検(確認)シート」を作成し、
ケアマネジャー自身の気づきを促すことで、自立支援型の介護予防ケアマネジメ
ントを目指す。
○「(仮
「(仮)ケアプランチェックマニュアル」
ケアプランチェックマニュアル」の作成
• 包括支援センターが一定の視点でケアプランをチェックすることができるよう
「(仮)ケアプランチェックマニュアル」を作成し、「自立支援に資する適切な
ケアプランとなっているか」「地域の中での暮らしに着目したケアマネジメント
となっているか」等の視点でケアプランチェックをすることで、自立支援型の介
護予防ケアマネジメントを目指す。
2.ケアプランチェックの強化
○「地域ケア
での検討
地域ケア会議
ケア会議」
会議」での検討
• 課題がなかなか解決できない(目標が達成できない)、自立支援に資するケアマ
ネジメントのための検討が必要等、多職種による支援の検討(ケアプランチェッ
ク含む)が必要と判断される場合には、地域包括支援センターが「地域ケア会
議」を開催する。
• 多職種(医師、MSW、PT、OT、ケアマネ、コミュニティワーカー、地域住民等)が集まること
で、多面的な視点で地域生活を継続するための方策を検討することができ、自立
支援型の介護予防ケアマネジメントの強化が図られる。
ケアマネジャーの
自己点検
包括の
ケアプランチェック強化
地域ケア会議で
ケアプランチェックも含めた
支援の検討
3.地域とのつながり支援
地域
○「ケアマネジャーと
ケアマネジャーと地域
地域のお
のお見合
)」の実施
のお見合い
見合い会(仮)」の
• これからの介護予防は、高齢者の生活基盤をどう継続性あるものにしていくのか
という視点が大切である。(介護予防=社会参加と積極的にとらえる)
• そのためには、近隣住民との関係性や居住する地域の特性、地域で取り組まれて
いる活動等要支援者ご本人の地域性を踏まえた支援が必要であるが、ケアマネ
ジャーが地域性等を把握できていない現状がある。
• ケアマネジャーが地域とつながる支援のひとつとして「ケアマネジャーと地域の
お見合い会(仮)」を市社協(生活支援コーディネーター・コミュニティワー
カー)と地域包括の主催で実施。
• 具体的には、毎年、民生委員児童委員・市社協・地域包括支援センターで実施し
ている「
「民生委員児童委員地区懇談会」(
」(各小学校区ごとに
各小学校区ごとに実施
ごとに実施)
実施)に、ケアマネ
民生委員児童委員地区懇談会」(各小学校区
ジャー(居宅介護支援事業所)が参画する方法を検討。(校区によっては、住民
ボランティア等も参画していくことも検討)