第1回宮崎県教科用図書選定審議会会議の概要(PDF:116KB)

第1回宮崎県教科用図書選定審議会
1
会議概要
日時
平成28年4月28日(木)
2
午後2時から午後4時まで
場所
宮崎県企業局庁舎1階
3
県電ホール
出席者
(1)
委員(18名出席)
中西浩美 委員、髙橋祐二委員、岩切淳委員、柚木山尚未委員、
瀧川美和委員、徳地真地子委員、川越俊彦委員、土持光司委員、永井章造委員、
髙森賢一委員、後藤克文委員、安影亜紀委員、新地辰朗委員、守川美輪委員、
柳瀬美津子委員、吉村久美子委員、椎葉京子委員、東泰代委員
(2)
事務局
教育次長(教育振興)、特別支援教育室長、学校支援監、
学校政策課主幹(義務教育・学力向上担当)、特別支援教育室副主幹(企画指導担当)、
学校政策課指導主事(義務教育・学力向上担当)、
特別支援教育室指導主事(企画指導担当)
4
議事内容
(1)
県教育委員会挨拶
(2)
委員及び事務局職員紹介
(3)
教科用図書選定審議会について
(4)
会長、副会長選出
(5)
会長挨拶
(6)
議事
ア
イ
諮問
①
小学校及び中学校(県立以外)用教科用図書について
②
県立中学校及び中等教育学校(前期課程)用教科用図書について
③
小学校及び中学校の特別支援学級用教科用図書について
④
特別支援学校の小学部及び中学部用教科用図書について
質疑
(7)
今後の審議会開催計画
(8)
その他
5
要旨
○
学校政策課課長補佐が、本審議会の役割等について説明した。
○
委員の互選により、新地辰朗委員が会長、髙橋祐二委員が副会長として、選任された。
○
学校支援監が、県教育委員会から本審議会への諮問の内容について説明を行い、質疑応答が
行われた。
○
学校政策課主幹(義務教育・学力向上担当)が諮問事項1、2の答申作成の考え方について、
特別支援教育室副主幹(企画指導担当)が諮問事項3、4の答申作成の考え方についてそれぞ
れ説明し、審議が行われた。
6
主な質疑内容
(1)
審議会について
【意見】: 公平さについては、たびたび議論となっており、新しい課題として、本審議会で
審議していく役割も担っていると考える。
(2) 諮問事項について
<公表について>
【意見】:
公表について、明確な規準が大切である。P14では、公表状況について差が出
ている。平成25年度に比べると、平成27年度は、求められれば公表からHP公
表へと公表の水準が上がってきているように思う。
Q: 「教科用図書に関する情報の積極的な公表」とあるが、資料14ページの公表事項は、
全て公表しないといけないのか。
A:
Q:
A:
これについては、国の法律では、「採択結果」「採択理由」「研究資料」「議事録」の4つに
ついては、「公表に努める」、努力義務として示されている。
県立中学校や中等教育学校の公表についての状況はどうか。
県立中学校については、県のホームページで一部公表。学校のホームページ等でも公表、
もしくは、請求すれば公表となっている。
Q:
県と市町村では、公表に差は生じやすいのか。
A:
同じレベルで公表できるように準備している。
【意見】:
ホームページでの公表は時代の流れであるが、保護者の中にはホームページを見
る環境や機会がない人もいる。手間はかかるが、紙媒体と両方での公表が望まし
いのではないか。
【意見】: ホームページに掲載する場合においても、見やすい場所に置き、ガイダンスをし
っかり行う、という視点も必要である。
Q:
「積極的な公表」については、やり方・在り方とともに公表する内容についてもあると
考えるが、どの程度まで積極的に公表するのか、項目等についてどうするか、について県
はどのように考えるか。
A:
また、公表項目については、文部科学省が提示してきたもの通りであったので、新しい項
目までは考えていない。積極的な公表といったときに、今までは「求められて」公表してき
た部分を「自分たちから」という方向に県は取り組んできた。
<調査員の選任等についての意見・質疑>
【意見】:
学校でも文部科学省の資料を配付し説明したが、教員もなかなか理解しづらい。
今後、わかりやすい説明をしていく必要がある。
また、今回問題となった内容を受けても、今後慎重に扱うべき事項であると考え
る。そこで、P18にあるように「特定の教科書発行者と関係を有する人は調査員
等には選任しない」というような部分を使って、文言を答申に盛り込んではどうか。
Q:
P18「特定の教科書発行者と関係を有する者」については、どのように把握するつも
りなのか。
A:
「特定の教科書発行者と関係を有する者」については、文部科学省通知に「個別に意見徴
収を受け、著作・編集活動に一定の協力を行うなど」とある。H29からは、事前に発行者
から情報提供があるとなっているので、これを一つ参考にしたい。また、教育委員会とも連
絡を取りながら、個別に意見徴収したいと考えている。県も市町村教育委員会もそれぞれ専
門委員を選出する際に対策を図る必要がある。
<特別支援学級、特別支援学校の小学部及び中学部用教科用図書について>
Q:
特別支援学校で使用される附則第9条に基づいて採択する基準について、「適切な体裁
の図書」とあるが、具体的にはどのようなことか。
A:
資料P23に根拠が示されているように、教科用図書について示されている。
一般図書と呼ばれ、特別支援学校や支援学級において、文科省が指定する教科書が知的発
達の遅れにより児童生徒にとって適切でない場合、使用することができるものである。
<答申の作成について>
Q:
意見:
議長から審議委員への投げかけ
答申の作成についてはどうするか。
我々の誰かが代表して作成するのは難しい。事務局で専門的な観点から答申案を作成して
もらい、次回の当審議会において検討する方向がよいと考える。