参考資料 第1回策定委員会における意見と対応状況(基本理念と人間像) 前回(案) 【基本理念】 ともに学び 生きる力を育み 未来を拓く豊川の人づくり ①前半の2項を踏まえた結果、未来を拓くことができると思うので、「生きる力を育み」を「生きる力を 育んで」と表現を変えたらどうか。(会議後の意見書)⇒ア)の参考とした。 【基本理念で目指す人間像】 国や県の教育振興基本計画の方向性と、本市として捉えるべき背景や課題を踏まえ、 基本理念で目指す人間像「未来を拓く豊川の人」をより明確にします。 ②基本理念で目指す人間像の明確化では、前半の2項「ともに学び」「生きる力を育み」はなく、「未来 を拓く豊川の人」だけを捉えている。前の二つは、「未来を拓く豊川の人」の修飾となっていて、一 番コアな部分は「未来を拓く豊川の人」ということか。⇒ア)の参考とした。 ③豊川という地域性や特性を反映できないか。豊川がどういう地域であるのか、子どもたちや人々が何 を期待しているのか、そういったものがあるとよい。⇒キ)、サ)の参考とした。 ○ 自分と他者を大切にする人・・・個々の「生きる力」と他者との「共生」 自分を大切にする人は、未来のために自らを高め、生きる力を育もうとします。他者を大切にする人は、多様な 人々の存在を尊重し、共に未来を生きようとします。 自分のことを好きと感じ、自らを大切にできる人を育てるととともに、国籍や文化、生活習慣の違い、障害の有 無、性別などに左右されることなく、他者を大切にする心豊かでやさしさに満ちた人を育てる教育を進めます。 ④「個々」という言葉につめたさを感じる。いろいろな環境の中でもその人らしく生きるという言葉が あると、その人らしい人間性のようなものが出ると思う。⇒ウ)の参考とした。 ⑤LGBTへの対応なども現代の課題と思う。⇒エ)の参考とした。 ○ 今回(案) ※枠内に意見等を記載 【基本理念】 ともに学び 【基本理念で目指す人間像】 国や県の教育振興基本計画の方向性と、本市として捉えるべき背景を踏まえ、基本理念 における「未来を拓く豊川の人」が示す人間像を、次のとおりより明確にします。 ○ ふるさとを愛する人・・・社会における「力の発揮」 自分が育ったふるさとを愛する人は、未来の社会のために自らの力を生かそうとします。 先人に育まれた歴史・文化を継承し、ふるさとを愛する人を育てる教育を進めます。 ⑦「ふるさとを愛する」という言葉がひっかかる。他の3つの人間像とも質が異なり、違和感を覚え る。⇒ク)の参考とした。 ⑧人が生きていくうえで、愛する何か・大切にする何かを持っていることは励みにもなり、転落の一歩 手前で踏みとどまる力にもなるため「大切にするものを持つ人」を提案する。「家族・友人などの人」 「ふるさと・自然など環境」「夢や趣味・仕事」など、一人一人が大切にする何かを持っていてほし い。(会議後の意見書)⇒ウ)、キ」の参考とした。 ○ 健やかな心と体をつちかい、学び続ける人・・・将来にわたる「持続性」 生涯にわたって健やかな心と体をつちかい、学び続ける人は、自らの体を基盤とし社会生活を営み、更なる達成 感を得ながら未来を生き抜こうとします。 健やかな心と体をつちかっていこうとする意識を高め、自分のさらなる成長を信じて学び続けることができる人 を育てる教育を進めます。 ⑨病気を抱えるなどの事情により健康とは言えない人への配慮に欠けていないか。⇒シ)の参考とした。 健やかな心と体をつちかい、自分と他者を大切にする人 人の命はかけがえのないものであり、自分の命はもちろんのこと、自分以外の人の命も尊いものです。また、命 は多様な個性や考え方を持つ人の存在そのものであり、人々が自分の持ち味を生かしながら、互いの存在や生き方 を尊重する人間性を育むことが重要です。 命を支える健やかな心と体をつちかい、未来に向かう自分の人生を大切にする人、また、国籍や文化、生活習慣 の違い、障害の有無、性別などによらず支え合って生きる共生社会の一員として、自分と他者を大切にする人の育 成を目指します。 イ)「生きる力」は、「健やかな心と体をつちかい」という表現に託すともに、 「共生」を重視しなが ら、子どもを始めとする市民が、様々な問題に打ち勝つ力と豊かな人間性を形成することをイメー ジできる人間像とした。 ウ)「その人らしく生きる」姿、 「夢や趣味、仕事」を大切にして生きる姿を連想できるよう「人々が自 分の持ち味を生かしながら」という表記を加えた。 エ)「国籍や文化・・・性別などによらず」という表現は、あらゆる差別を排除することを意図する。 ○ 確かな学力を身に付け、豊かな未来を創る人 穏やかな気候や立地条件に恵まれた本市では、農業、工業、商業がバランスよく発展してきました。こうした生 活や雇用の基盤である地域の産業や社会経済の持続的な発展を支えていくためには、多様な価値観を踏まえた考え 方や幅広い知識、技能を習得し、グローバル化が進む社会の様々な分野で活躍できるような人材を育成することが 重要です。 豊川市の発展を支えてきた先人の努力や精神を受け継ぎなら、確かな学力を身に付け、変動する社会の中で志を もって問題解決に取り組み、豊かな未来を創っていく人の育成を目指します。 新たなことにチャレンジする人は、目標を達成するために努力をし、未来への飛躍を実現しようとします。 確かな学力を獲得しながら、既存の枠や常識にとらわれず、高い志をもってチャレンジする人を育てる教育を進 めます。 ○ 未来を拓く豊川の人づくり ア)基本理念の考え方をより明確にするため、説明文(資料1のP11)において、「ともに学び」と 「生きる力を育み」については人々の「主体的な活動」とそれを支える「教育のあり方」とし、 「未来を拓く豊川の人づくり」は、「豊川市の教育が目指す方向性」を示すものとした。 チャレンジする人・・・未来を拓く「エネルギー」 ⑥一つだけ「チャレンジ」というカタカナが入っているのはどうか。⇒カ)の参考とした。 生きる力を育み ※点線枠内に意見等を踏まえた対応状況を記載 オ)未来を拓く「エネルギー」と社会における「力の発揮」を意識するとともに、子どもを始めとす る市民の学力の育成をイメージした人間像とした。 カ)「チャレンジ」という要素を「志をもって」という言葉で表現した。 キ)豊川らしさと「ふるさと」を大切にする人の姿を意識し、本市における産業の発展と「先人の努 力や精神」を受け継ぐ人間像とした。 ク)子どもたちの将来における活躍の場は、グローバルかつ幅広い分野になるという考えから、「社会 の様々な分野で活躍できるような人材」を育成することの重要性を記載した。 ケ)「確かな学力」は、全ての人が自らの状態等に応じて身に付けるべきもので、「豊かな未来を創 る」礎となる要素として加えた。 ○ 生涯にわたって健康を保ち、学び続ける人 健康で生きがいのある生活を営んでいくことはすべての人の願いです。その実現のためには、人々が生涯にわた って健康を維持するとともに、新しい知識や情報、技術を学びながら、自分らしさを発揮し、自己実現を図ってい くことが重要です。 豊かな自然に囲まれ、歴史と文化が息づく豊川市の恵まれた環境の中で、年齢や性別、障害の有無などに関わら ず、生涯にわたって自らの健康を保ちながら、未来に向かう自分の成長を信じて学び続ける人の育成を目指します。 コ)「生きる力」と将来にわたる「持続性」を意識するとともに、子どもから大人までの全ての人の生 涯学習をイメージした人間像とした。 サ)「豊川市の恵まれた環境」の中でこそ育むことのできる人間像とした。 シ)「生涯にわたって健康を保ち」については、「年齢や性別、障害の有無などに関わらず」欠かせない 要素として加えた。また、成長期後も生涯にわたって望まれる人間像であることを踏まえ、「健康 を保ち」という表記とした。
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