調査結果の分析(PDF333KB)

新有権者等若年層の政治選挙に関する意識調査(参院選前調査)について
明るい選挙推進協会では、第 24 回参議院議員通常選挙を控え、18 歳、19 歳の新有権者を
はじめとする若者の政治意識を探るため、全国の 15 歳から 24 歳の男女 3 千人を対象に、イ
ンターネット調査を実施しました。調査の概要は以下のとおりです。次頁以降に主な調査結
果を紹介しています。(調査実施 6 月 15 日から 6 月 20 日)
調査結果要旨
○「18歳、19歳の人も投票できるようになることの評価を尋ねたところ、「良かった」、「どち
らかといえば良かった」の肯定的意見は46.9%、「どちらかといえば良くなかった」、「良くな
かった」の否定的意見は33.1%であった。1年前の調査結果とほとんど同じだった。
○18歳以上の人に、7月10日(日)に行われる参議院選挙への投票参加意欲(選挙に行くかど
うか)について尋ねたところ、「行く」、「たぶん行くと思う」と回答した人は62.1%、「たぶ
ん行かない」、「行かない」と回答した人は37.8%であった。
○「たぶん行かない」、「行かない」と答えた人に対し、投票に行かない理由を尋ねたところ、
「面倒だから」、「選挙にあまり関心がないから」、「どの政党や候補者に投票すべきかわから
ないから」という政治・選挙への無関心、知識や情報の無さを選択した人が多かった。
○18歳以上の人に、親と一緒に住んでいない人に、現在住んでいる市区町村に住民票を移し
ているかどうか尋ねたところ、18歳、19歳で「移している」と答えたのは、それぞれ30.3%、
28.0%に過ぎなかった。大学生(大学院生、短大生、予備校生等を含む)で「移していない」
と答えたのは、昨年調査より若干減少したが、なお、62.4%を占めた。
○現在住んでいる市区町村で投票するには、住民票を移してから3ヶ月以上住んでいなければ
ならないが、18歳以上の人に、このことを知っていたかどうか尋ねたところ、知っていた人
は36.2%に過ぎなかった。
○全員に、国,都道府県、市区町村の政治への関心の有無について聞いたところ、「非常に」
+「ある程度」関心がある人は国が52.1%、都道府県が47.6%、市区町村が44.1%であった。
政治的関心の有無は投票参加意欲に大きく影響していた。
○全員に、自分の生活と政治は関係しているかどうか聞いたところ、57.0%の人が「非常に」
+「ある程度」関係していると回答した。この認識の違いは、投票参加意欲に大きく影響して
いた。
○全員に、ふだん支持している政党があるかどうか尋ねたところ、
「支持している政党がある」
人は7.4%、「好ましいと思っている政党がある」人は14.8%で、「ない」人が57.0%、
「わか
らない」人が20.8%であった。支持政党の有無は、投票参加意欲に大きく影響していた。
○全員に、現在の生活への満足度を尋ねたところ、56.6%の人が「大いに」+「だいたい」満
足していると回答した。同じく現在の政治への満足度については17.6%の人が「大いに」+「だ
いたい」満足していると回答した。生活への満足度、政治への満足度が高いほど投票参加意
欲も高かった。
○全員に、親御さんの投票について行ったことがあるかどうか尋ねたところ、52.8%の人が
「ある」と回答した。この体験の有無は、投票参加意欲に大きく影響していた。
○全員に、家族、友人と政治の話をすることがあるかどうか尋ねたところ、家族とは「よく
ある」が7.9%、「ときどきある」が32.8%で計40.7%の人があると回答した。一方、友人と
は「よくある」が3.6%、「ときどきある」が20.7%に過ぎなかった。家族との話の頻度、友
人との話の頻度は投票参加意欲に大きく影響していた。
○18歳以上の人の中で今年3月の時点で高校生だった人に、模擬投票・模擬選挙の授業があっ
たか、又は授業等で選挙について説明があったか尋ねたところ、選挙について説明があった
と回答した人は51.1%、模擬投票・模擬選挙の授業があったと回答した人は24.2%であった。
模擬投票・模擬選挙の授業の有無は、投票参加意欲に影響していた。
1
調査対象モニター基礎情報
(1)性・年齢別モニター数
15歳
男性
女性
合計
16歳
154
202
356
97
90
187
17歳
157
163
320
18歳
172
132
304
19歳
182
137
319
20歳
126
122
248
21歳
154
146
300
22歳
164
157
321
18歳
19歳
20歳
21歳
22歳
23歳
153
139
292
24歳
174
179
353
合計
1533
1467
3000
24歳
合計
(2)居住エリア別モニター数
15歳
16歳
4
16
19
42
10
25
33
11
5
22
187
北海道
東北
関東
京浜/一都三県
北陸
東海
京阪神
中国
四国
九州
合計
17歳
15
37
27
93
22
38
60
18
9
37
356
12
18
19
91
21
41
53
22
5
38
320
11
15
14
87
17
40
54
18
11
37
304
15
16
11
103
15
38
55
15
12
39
319
10
13
10
83
10
26
52
15
6
23
248
10
13
13
107
18
37
48
11
8
35
300
23歳
10
27
19
110
16
29
53
17
8
32
321
13
18
17
87
10
47
47
18
6
29
292
15
19
26
106
19
40
62
20
8
38
353
2
主な調査結果
①
昨年、選挙権年齢がこれまでの「20 歳以上」から「18 歳以上」に引き下げられまし
た。来月 7 月 10 日に行われる参議院選挙から 18 歳、19 歳の人も投票できるように
なります。あなたは、このことをどう思いますか。
全体では、
「良かった」+「どちらかといえば良かった」の肯定的意見が 46.9%、
「どちら
かといえば良くなかった」+「良くなかった」の否定的意見が 20.1%、
「わからない」が 33.1%
となった。年齢別に見ると 15 歳、17 歳、18 歳は、肯定的意見が過半数を超えている。総
じて 10 代に比べ 20 代の肯定的意見は少ない。
選挙権年齢の引き下げが実現した直後の昨年6月に行ったインターネット調査(15 歳~
24 歳の 3,000 人、以下「2015 調査」という。)では「選挙権年齢が『18 歳以上』に引き下
げられたことに、賛成ですか、反対ですか」と尋ねたが、その時の調査結果 (賛成 46.6%、
反対 20.4%、わからない 33.0%) とほぼ同じ結果であった。1 年経過したが、肯定的意見
は特に増加していない。
良かった
どちらかといえば良かった
16歳(356)
19.7
17歳(320)
20.9
32.8
32.6
22.7
18歳(304)
20歳(248)
14.1
21歳(300)
13.0
23歳(292)
24歳(353)
0
11.8
28.7
14.3
22歳(321)
16.3
26.7
34.3
5.0
31.6
6.6
6.9
31.3
33.2
7.5
9.3
31.5
13.7
30.3
12.9
32.3
31.0
9.7
11.3
29.8
18.2
19歳(319)
5.6
10.4
30.1
9.7
35.5
18.2
21.6
16.4
8.6
35.3
16.7
24.4
13.9
9.9
35.1
20
40
60
わからない
33.1
5.3
8.6
20.9
34.2
15歳(187)
良くなかった
8.2
11.9
28.2
18.7
全体(3000)
どちらかといえば良くなかった
80
1
100
115
192
175
909
158
361
517
165
78
330
3000
あなたは、7 月 10 日(日)に行われる参議院選挙に行きますか(期日前投票も含みま
②
す)
。現時点のお考えをお答えください。
第 24 回参院選の有権者、すなわち 7 月 11 日に 18 歳以上と回答した人(2137 人、以下「18
歳以上の人」という。)に尋ねた。
「行く」と回答した人は全体で 31.2%、
「たぶん行くと思
う」を含めると 62.1%であった。これを 18・19 歳の新有権者と 20~24 歳に分けて見ると、
「行く」と回答した人は、20~24 歳が多い(18・19 歳 27.9%、20~24 歳 32.6%)が、
「たぶ
ん行くと思う」
まで含めると 18・19 歳が若干上回った(18・19 歳 65.3%%、
20~24 歳 60.9%)。
行く
たぶん行くと思う
31.2
全体(2137)
18・19歳(623)
30.9
27.9
20~24歳(1514)
20
行かない
22.5
37.4
32.6
0
③
たぶん行かないと思う
15.3
19.9
28.3
14.8
23.6
40
60
15.6
80
100
投票に行こうと思わないのはなぜですか。次の中からあなたの考えに近いものをいく
つでも選んでください。
上記②の質問で「たぶん行かないと思う」、「行かない」と回答した人(809 人)に尋ねた。
いくつかの選択肢を揚げ、該当するものをいくつでも選んでもらったが、「面倒だから」
が最も多く、次いで「選挙にあまり関心がないから」、「どの政党や候補者に投票すべきか
わからないから」となった。いずれも政治・選挙への関心の無さ、情報・知識の無さに関
わる項目である。
新有権者である「18・19 歳」と「20~24 歳」に区分けして比較してみたが、上位 3 つ
の選択肢は変わらなかった。
全体(809)
18・19 歳(216)
20~24 歳(593)
③23.7
③21.3
③24.6
選挙結果がどのような影響をもたらすかわからないから
8.2
4.6
9.4
私一人が投票してもしなくても世の中は変わらないから
19.8
12.0
22.6
政治がよくわからない者は投票しない方がいい
15.5
13.4
16.2
2.0
1.4
2.2
21.0
14.8
23.3
選挙にあまり関心がないから
②29.2
②23.6
②31.2
面倒だから
①32.0
①26.4
①34.1
その他
12.1
14.8
11.1
わからない
18.8
21.3
17.9
どの政党や候補者に投票すべきかわからないから
今の政治を変える必要がないと思うから
選挙によって政治は良くならないと思うから
2
④
あなたは、現在あなたが住んでいる市区町村に住民票を移していますか。
18 歳以上の人に、まず「親御さんと一緒に住んでいますか」と尋ね、一緒に住んでいな
いと回答した人(787 人)に「移している」、
「移していない」、
「わからない」の中から1つ選
んでもらった。
年齢別に見ると新有権者となる 18 歳、19 歳は、30.3%、28.0%しか移していない。年齢
が上がるにつれ、移している人は増えていくが、24 歳でも「移している」は 79.7%に止ま
る。
移している
移していない
わからない
52.1
全体(787)
39.5
30.3
18歳(89)
56.2
28.0
19歳(118)
13.5
60.2
34.7
20歳(98)
11.9
55.1
46.7
21歳(90)
8.4
10.2
44.4
59.3
22歳(123)
35.8
68.1
23歳(116)
8.9
4.9
24.1
79.7
24歳(153)
0
20
7.8
15.7
40
60
4.6
80
100
住民票の移動状況は 2015 調査でも行っている。調査対象者を身分(校種等)別に区分し
て昨年との対比を見ると、「移している」人は、「大学・大学院生」、「社会人等」ともに昨
年よりわずかながら増えているが、
「大学・大学院生」はなお 62.4%が「移していない」と
回答している。
移している
10.3
15.3
76.3
今回(379)
16.4
71.8
前回(433)
0
7.6
63.3
26.4
前回(390)
わからない
62.4
30.1
今回(396)
社会人
移していない
20
40
60
80
8.4
11.8
100
3
現在住んでいる市区町村で投票をするには、住民票を移してから 3 ヶ月以上住んでい
⑤
なければなりません。あなたは、このことをご存知でしたか。
18 歳以上の人に尋ねた。全体では、
「知っていた」のは 36.2%にすぎず、63.8%の人は
「知らなかった」と回答した。年齢別に見ると特に 20~23 歳の認知率が低い。
知っていた
36.2
全体(2137)
63.8
40.8
18歳(304)
59.2
38.9
19歳(319)
61.1
33.9
20歳(248)
66.1
63.7
36.3
21歳(300)
29.6
22歳(321)
70.4
34.2
23歳(292)
65.8
39.1
24歳(353)
0
⑥
知らなかった
60.9
20
40
60
80
100
あなたは、国や地方の政治にどの程度関心がありますか。
政治への関心を、国、都道府県、市区町村とレベルごとに調査対象者全員に尋ねた。
全体で見ると、関心がある層(非常に+ある程度)は、国 52.1%、都道府県 47.6%、市
区町村 44.1%で、国が最も高く 5 割を超えた。年齢ごとにバラツキはあるが、17、18 歳は
相対的にいずれも高い。15、16 歳は他の年齢に比べ「わからない」が多い。
2015 調査では「あなたは国や地方の政治にどの程度関心がありますか」と尋ねたが、こ
のときの関心がある層(非常に+ある程度)は、全体で 45.2%であった。
ア 国の政治への関心
非常に関心がある
全体(3000)
12.3
15歳(187)
12.3
16歳(356)
12.1
17歳(320)
13.8
18歳(304)
14.8
ある程度関心がある
26.1
45.5
15.0
38.8
23.9
41.3
16.6
9.0
16.3
8.8
7.2
25.7
38.3
11.1
10.7
27.0
42.0
わからない
10.7
25.0
40.8
13.7
20歳(248)
全く関心がない
39.8
11.9
19歳(319)
あまり関心がない
9.1
27.8
11.3
10.2
11.3
10.5
9.7
21歳(300)
11.3
38.3
29.7
10.7
10.0
22歳(321)
10.9
39.6
27.1
14.0
8.4
23歳(292)
11.6
24歳(353)
11.0
0
33.9
28.8
41.4
20
15.8
27.5
40
60
11.6
80
9.9
8.5
4 100
イ 都道府県の政治への関心
非常に関心がある
全体(3000)
10.2
15歳(187)
10.7
16歳(356)
9.6
17歳(320)
10.3
18歳(304)
12.2
19歳(319)
9.7
20歳(248)
12.5
21歳(300)
9.7
22歳(321)
10.6
ある程度関心がある
37.4
0
23.5
33.4
わからない
12.3
10.0
12.8
30.9
15.0
11.5
14.6
41.3
29.7
7.8
10.9
38.5
30.6
9.2
9.5
38.9
28.5
38.7
12.5
29.8
39.0
40
7.5
16.1
31.7
20
9.7
16.2
32.5
39.4
7.7
12.0
31.5
33.6
10.3
11.3
29.7
34.3
9.6
24歳(353)
全く関心がない
30.1
38.0
7.5
23歳(292)
あまり関心がない
10.3
13.3
60
5.9
80
100
ウ 市区町村の政治への関心
非常に関心がある
全体(3000)
10.3
15歳(187)
9.1
16歳(356)
9.3
17歳(320)
10.3
ある程度関心がある
36.3
21歳(300)
9.0
22歳(321)
10.6
23歳(292)
8.2
24歳(353)
9.3
0
32.2
10.2
9.9
40
13.0
9.7
60
80
7.5
10.3
14.2
35.1
34.8
8.5
17.5
33.2
30.8
11.3
14.1
17.8
33.0
31.2
20
14.1
32.0
36.3
15.4
10.6
28.6
35.9
16.0
9.1
28.5
34.8
10.4
33.8
34.9
12.9
20歳(248)
13.3
11.0
34.3
30.1
わからない
12.8
27.8
34.2
11.3
19歳(319)
全く関心がない
32.2
33.8
12.8
18歳(304)
あまり関心がない
6.5
100
5
18 歳以上の人について、国の政治への関心の度合いと今回の参院選への投票参加意欲の
関係を見ると、下図のように、関心の度合いによって大きな違いとなった。政治への関心
の有無が投票参加意欲に大きく影響していることがわかる。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
行かない
73.4
非常に関心がある(259)
38.9
ある程度関心がある(840)
38.2
18.8
あまり関心がない(590)
10.0
全く関心がない(241)
7.2
わからない(207)
0
34.6
11.9
30.3
19.8
40.2
23.7
20
5.7
17.1
34.7
19.5
4.2
4.2
18.1
49.3
40
60
80
100
⑦ あなたは、自分自身の生活と政治とはどの程度関係していると思いますか。
調査対象者全員に尋ねた。
「非常に+ある程度」関係していると回答した人は 57.0%であ
るが、
「あまり関係していない」+「全く関係していない」と答えた人が 3 割を占めた。
非常に関係している
全体(3000)
15.6
15歳(187)
14.4
ある程度関係している
21歳(300)
15.0
44.7
21.3
22歳(321)
15.3
43.6
21.5
23歳(292)
15.4
0
25.0
37.0
20
40
60
15.3
4.1
5.3
6.0
10.0
12.1
6.7
12.3
8.2
10.2
80
11.5
8.1
9.7
26.3
38.2
13.9
24歳(353)
17.1
4.8
24.6
42.3
12.9
20歳(248)
18.2
26.6
42.6
13.1
7.0
22.4
43.1
14.7
19歳(319)
22.2
43.1
17.8
18歳(304)
19.4
39.0
わからない
7.5
19.3
40.6
15.3
17歳(320)
全く関係していない
23.0
41.4
19.7
16歳(356)
あまり関係していない
10.0
14.4
11.3
100
6
18 歳以上の人について、生活と政治は「非常に関係している」と思う人、
「全く関係して
いない」と思う人等の区分で、今回の参院選への投票参加意欲を見てみると、下図のよう
に投票参加意欲に大きな違いがあった。
行く
たぶん行くと思う
58.9
非常に関係している(321)
35.3
22.0
あまり関係していない(513)
23.5
10.9
わからない(248)
0
20
13.3
39.2
26.2
40
8.1
30
21.7
22.6
10.9 7.2
21.5
34.7
15.7
全く関係していない(166)
行かない
23.1
35.1
ある程度関係している(889)
⑧
たぶん行かないと思う
40.3
60
80
100
あなたは、次の政策のうち、何に関心がありますか。(回答は 3 つまで)
調査対象者全員に尋ねた。いくつかの選択肢をならべ、3 つまで選んでもらったが、最も
関心を集めたのは「教育・子育て(34.7%)」、次いで「景気対策(30.5%)」
、
「年金(29.9%)」
であった。年齢によって 3 つの層に区分して見ると、年齢が高くなるに連れて、
「特にない」
が少なくなっている。上位 3 つは各年代とも同じであるが、3つの項目とも年代が高くな
るに連れて多くなる。特に「年金」は、20~24 歳で急増し、第 1 位となっている。
全体(3000)
15~17 歳(863)
18・19 歳(623)
20~24 歳(1514)
年金
③29.9
③20.4
③25.8
①36.9
医療
20.6
18.5
16.1
23.7
介護
8.9
7.2
8.3
10.1
安全保障
15.4
15.6
18.3
14.1
憲法改正
15.8
19.8
18.3
12.5
①34.7
①32.2
①34.7
②36.1
地方創生
8.5
6.0
8.3
10.0
景気対策
②30.5
②24.6
②32.3
③33.2
雇用対策
19.9
13.4
19.3
23.9
6.1
5.9
7.1
5.8
12.7
16.3
13.3
10.4
防災対策
9.2
11.5
6.7
8.9
その他
1.7
1.2
1.8
2.0
17.0
22.5
16.2
14.1
教育・子育て
男女共同参画
原発・エネルギー問題
特にない
7
⑨
あなたは、ふだん、支持している政党、または支持するまでにはいかないが好まし
いと思っている政党がありますか。
調査対象者全員に尋ねた。全体では「支持している」又は「好ましいと思っている」政
党があると回答した人は 22.2%で、57.0%の人は「ない」と回答した。年齢別で見ると、
17 歳以下は「わからない」と回答した人が多い。
支持している政党がある
7.4
全体(3000)
好ましいと思っている政党がある
4.8
16.6
16歳(356)
5.9
13.2
20.8
32.6
46.0
35.1
45.8
17歳(320)
8.1
18歳(304)
6.9
19歳(319)
7.5
12.9
20歳(248)
8.5
11.7
67.3
18.0
60.0
21歳(300)
5.3
22歳(321)
8.7
23歳(292)
7.5
24歳(353)
9.6
0
わからない
57.0
14.8
15歳(187)
ない
29.1
50.3
12.5
19.7
60.9
12.5
18.5
61.1
12.5
16.7
14.3
58.9
18.1
18.8
57.5
16.1
14.4
60.9
15.0
20
40
60
80
100
18 歳以上の人について、
「支持している政党がある」人、又は「好ましいと思っている政
党がある」人と「支持している政党はない」人に区分けして、今回の参院選への投票参加
意欲を見ると、下図のようにその違いは大きく、
「支持している政党がある」人の投票参加
意欲は極めて高い。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
行かない
15.7
77.7
支持している政党がある(166)
0
20
30.1
26.0
26.9
17.1
わからない(346)
15.9
26.7
32.6
24.8
ない(1299)
40
60
3.0
3.7
11.7
36.5
48.2
好ましいと思っている政党がある(326)
3.6
80
100
8
⑩
あなたは、現在の生活・政治にどの程度満足していますか。
調査対象者全員に尋ねた。現在の生活に「大いに」+「だいたい」満足している人は 56.6%、
と過半数を占めた。年齢が高くなるにつれて「満足している」人は少なくなっている。
一方、現在の政治に「大いに」+「だいたい」満足している人 17.6%にすぎなかった。こ
れも、10 代より 20 代の方が「満足している」人は少ない。
ア
生活満足
大いに満足している
だいたい満足している
7.2
18歳(304)
6.3
19歳(319)
6.3
20歳(248)
6.5
52.4
21歳(300)
7.3
49.7
26.6
52.6
24.8
50.2
22歳(321)
5.6
45.5
23歳(292)
5.1
45.2
23.4
24.3
30.8
0
5.9
11.2
5.6
7.5
6.9
7.6
40
10.0
8.8
8.5
9.3
12.3
6.3
11.2
6.9
8.6
4.8
15.9
34.0
20
12.3
12.7
28.4
41.9
24歳(353) 3.4
8.1
5.3
21.6
58.1
17歳(320)
イ
20.5
52.5
9.8
16歳(356)
17.6
51.3
わからない
9.6
25.6
13.4
15歳(187)
大いに不満である
49.8
6.8
全体(3000)
やや不満である
60
80
100
政治満足
大いに満足している
全体(3000)
15歳(187)
16歳(356)
17歳(320)
18歳(304)
19歳(319)
20歳(248)
21歳(300)
22歳(321)
23歳(292)
1.8
2.1
2.5
2.5
1.6
1.3
2.0
2.0
1.2
2.4
0.6
24歳(353)
0
だいたい満足している
15.8
やや不満である
39.9
18.2
25.3
35.3
16.9
17.4
23.5
16.0
39.1
40.4
27.0
14.1
42.3
24.6
15.0
39.3
15.4
16.9
13.0
24.3
36.0
20.6
31.5
41.4
20
15.8
30.7
39.9
13.0
18.8
22.4
16.0
15.1
23.6
20.9
42.8
14.0
15.1
33.4
40
60
わからない
17.2
20.9
41.0
18.8
大いに不満である
11.6
80
100
9
18 歳以上の人について、現在の政治に「大いに満足している」人、「大いに不満である」
人等の区分で、今回の参院選への投票参加意欲を見てみた。
「大いに満足している」人の投
票参加意欲は高く、満足度が低下するにつれて投票参加意欲は低下している。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
69.7
大いに満足している(33)
21.2
40.8
だいたい満足している(319)
やや不満である(861)
33.0
大いに不満である(595)
32.3
11.6
わからない(329)
0
33.9
23.1
27.6
25.2
6.13.0
18.5
34.7
20
行かない
21.8
6.9
9.2
18.3
27.7
35.6
40
60
80
100
なぜ、現在の政治に満足していない人達の投票参加意欲は低いのであろうか。現在の
政治に「やや不満である」人と「大いに不満である」人が選んだ投票に行かない理由を
見てみると、いずれも「面倒だから」、
「選挙にあまり関心がないから」が多く選択され
ているが、
「大いに不満」としている人は、他の人たちと比べて「選挙によって政治は良
くならないと思うから」
(36.7%)
、
「私一人が投票してしなくても世の中は変わらないか
ら」
(29.4%)という政治的有効性感覚に関わる項目を選択した人が多い。
全体(809)
やや不満・
大いに不満・
行かない(79)
行かない(109)
23.7
20.3
22.0
選挙結果がどのような影響をもたらすかわからないから
8.2
7.6
7.3
私一人が投票してもしなくても世の中は変わらないから
19.8
10.1
29.4
政治がよくわからない者は投票しない方がいい
15.5
13.9
15.6
2.0
2.5
2.8
選挙によって政治は良くならないと思うから
21.0
11.4
①36.7
選挙にあまり関心がないから
29.2
②24.1
②33.0
面倒だから
32.0
①32.9
②33.0
その他
12.1
③22.8
24.8
どの政党や候補者に投票すべきかわからないから
今の政治を変える必要がないと思うから
10
⑪
あなたは、親御さんの投票について行ったことがありますか。
調査対象者全員に尋ねた。全体で 52.8%の人が親と投票所に行ったことが「ある」と回
答した。
ある
ない
わからない
15歳(181)
6.4
43.6
50.0
19歳(316)
8.3
44.4
47.3
18歳(298)
11.1
36.9
52.0
17歳(315)
14.4
37.0
48.6
16歳(352)
7.3
39.9
52.8
全体(2947)
7.9
45.3
46.8
20歳(244)
53.3
39.3
7.4
21歳(296)
53.7
39.5
6.8
22歳(313)
57.8
23歳(285)
60.4
24歳(347)
4.5
34.0
5.6
3.7
39.5
56.8
0
37.7
20
40
60
80
100
18 歳以上の人について、親と一緒に投票所に行ったことがある人とない人の区分で、今
回の参院選への投票参加意欲を見てみると、下図のように投票参加意欲に大きな違いが見
られた。幼少期等の体験が自らの投票行動に影響を及ぼしていることが考えられる。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
40.1
ついて行ったことがある(1136)
28.6
23.7
ついて行ったことはない(838)
9.6
わからない(125)
0
33.5
28.0
20
18.7
28.3
7.8
19.3
42.4
20.0
40
行かない
60
80
100
11
⑫
あなたは、家族、友人と政治の話をすることがありますか。
調査対象者全員に尋ねた。家族と政治の話をすることが「よくある」のは 7.9%、
「とき
どきある」を含めると 40.7%であった。
同じく友人とは「よくある」が 3.6%、「ときどき」を含めても 24.3%にすぎなかった。
特に 15・16 歳で友人と政治の話をする人は少ない。
ア 家族
よくある
ときどきある
7.9
全体(3000)
あまりない
32.8
ほとんどない
23.9
15歳(187)
10.2
16歳(356)
10.4
33.7
17歳(320)
8.8
35.6
18歳(304)
9.5
33.2
19歳(319)
8.5
32.3
24.8
20歳(248)
8.5
31.5
26.2
31.0
6.3
21歳(300)
28.0
22.4
26.0
27.0
31.7
26.8
28.0
21.6
31.7
0
14.0
25.3
23.3
31.2
27.2
20
40
9.4
6.9
8.5
6.9
5.0
7.8
8.6
29.7
60
8.4
12.3
24.2
20.9
31.2
5.9
24歳(353)
24.1
17.7
32.7
7.5
23歳(292)
27.0
22.5
33.7
4.7
22歳(321)
わからない
5.4
80
100
イ 友人
よくある
全体(3000) 3.6
15歳(187)
4.3
16歳(356) 3.4
17歳(320) 3.4
ときどきある
20.7
15.0
14.6
26.4
23.1
27.2
24.3
19歳(319)
4.1
24.8
22歳(321) 3.1
23歳(292) 3.4
5.9
24歳(353)
0
6.6
10.7
7.7
8.7
8.1
41.8
27.2
40
10.0
40.2
25.0
20
13.5
37.3
29.0
31.7
42.1
35.1
28.0
21.2
14.4
34.5
29.4
19.6
39.0
35.2
26.0
22.7
9.2
36.3
28.9
24.6
わからない
38.4
27.3
4.9
21歳(300) 3.3
ほとんどない
28.1
18歳(304)
20歳(248) 3.2
あまりない
8.6
29.7
60
5.4
80
100
12
18 歳以上の人について、家族と政治の話をすることが「よくある」人、
「ほとんどない」
人等の区分で、今回の参院選への投票参加意欲を見てみると、下図のように話をする度合
が高いほど投票参加意欲も高かった。これは、友人と政治の話をすることがあるか、ない
かでみても同様であった。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
67.5
よくある(154)
21.4
43.3
ときどきある(691)
32.6
27.2
あまりない(544)
8.1
わからない(149)
0
10.1
30.1
22.2
23.5
20
7.5
26.5
30.4
16.1
4.5 6.5
16.6
36.2
17.4
ほとんどない(599)
行かない
52.3
40
60
80
100
⑬ あなたの高校では模擬投票や模擬選挙の授業がありましたか、授業や集会等で選挙に
ついて説明がありましたか。
18 歳以上の人の中で、2016 年 3 月時点で高校生だった人(364 人)を対象に尋ねた。授業
等で選挙について説明があったと回答した人は 51.1%と半数を超えたが、模擬選挙等の授
業があったと答えた人は 24.2%にすぎなかった。
あった
なかった
24.2
模擬投票等の授業
わからない
62.9
12.9
51.1
選挙についての説明
0
35.4
20
40
13.5
60
80
100
「模擬投票や模擬選挙の授業があった」人、
「模擬選挙はなかったが授業等で選挙の話し
があった」人、
「どちらもなかった」人に区分して、今回の参院選への投票参加意欲を見て
みたところ、下図のように、「模擬投票があった」人の参加意欲は他より高かったが、「選
挙の説明のみがあった人」と「どちらもなかった人」との間にはあまり違いがなかった。
行く
たぶん行くと思う
たぶん行かないと思う
40.9
模擬投票があった(88)
39.8
行かない
18.2
1.1
模擬選挙はなかったが授業等で選挙の説明があった(95)
32.6
42.1
14.7 10.5
どちらもなかった(120)
32.5
40
15
22.6
わからない(61)
0
35.5
20
40
21.0
60
12.5
21.0
80
13
100