フィリピン:環境天然資源省 石炭火力発電所を環境面で

フィリピン:環境天然資源省 石炭火力発電所を環境面で査察
2016 年 8 月 25 日掲載
8 月 19 日付けの地元報道によると、環境天然資源省は、石炭火力発電所の環境基準に関する査察を行な
う。国内では、石炭火力発電所 13 箇所が稼働し、総発電量の約 1/3 を占める。
環境天然資源省は、環境保護の観点から鉱山への行政指導を強化し、既に、10 社に対し操業一時停止を
命じている。同省次官は、石炭火力発電所での査察では、環境適合証(ECC)交付の際に定められた基準を
満たしているかどうかを確認するとし、査察のガイドラインと基準は策定済みとした。
石炭火力発電所は、稼働中 13 箇所、建設中 12 箇所、新設申請中 13 箇所となっている。石炭火力発電
所新設の許認可権はエネルギー省だが、認可の前提となる ECC の発行は、環境天然資源省の管轄となっ
ている。
(石炭開発部 辻
誠)
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