発表資料 - 科学技術振興機構

名古屋大学の本格的産学連携への取組
~特色ある共同研究~
副総長(学術研究・産学官連携担当)
財満鎭明
産学パートナーシップ創造展
2016/8/25
科学技術イノベーション
• イノベーション創出への期待
– 社会的課題の顕在化:
• 産業競争力の低下、生産年齢人口の減少、温暖化に伴う地球環境の変化、
自然資源の国際的供給逼迫…
– 長期的な経済競争力を維持するためには、社会的課題を解決する
イノベーションの創出と新たな基幹産業の育成が不可欠
• イノベーション創出における大学への期待
–
–
–
–
–
大学の役割:知の創造と高度専門教育
研究力の強化と新しい社会的価値の創出
イノベーションに貢献できる人材の育成
イノベーションに繋げるためのオープンプラットフォーム構築
地域社会への貢献
産学官連携は益々重要に!
2
人類の幸福に貢献する「勇気ある知識人」の育成
国際的にも様々な分野においてもリーダーシップを発揮できる「勇気ある
知識人」を育成するため、入学前から卒業・修了に至るまで一貫した教育
改革を総合的に実施
ノーベル賞受賞者輩出など人類の知を持続的に創出
世界屈指の研究大学に相応しく、人類の知の創造に貢献する世界トップレベル
の研究の実施と、その環境整備を推進
●
●
世界に挑む優れた学生の確保
(個別選抜の改革、アドミッションセンターの設置等)
●
3ポリシー(学位授与、教育課程編成・実施、
入学者受入)の一体的改革
●
国際通用性を高める教育改革
●
独創的な研究拠点醸成(展開)(WPI-next等)
●
多様な研究人材の確保と世界の研究リーダー育成
(若手、女性、外国人等)
(クォーター制導入、ジョイントディグリー拡充等)
世界の誰もが選びたくなるキャンパスの実現
アジアと学び世界に挑む人材の育成
国内外から学生・教職員が集まる魅力的キャンパスの実現
アジア・サテライトキャンパス等による戦略的なアジア展開
●
2020年までに
留学生3,000人、外国人教員等650人
海外への留学者数を1,000人
へ
●
留学生受入れプログラムと英語講義の拡大(G30 NEXT)
●
アジア戦略の展開
名古屋大学総長
松尾 清一
イノベーションへの貢献と社会的価値の創出
世界有数の産業集積地にある基幹大学として、イノベーションを起こして
産業競争力の強化に貢献する研究開発や人材育成を産学連携により推進
●
オープンイノベーションのための新しい産学官連携
研究開発体制の構築
(未来エレクトロニクス集積研究センター(GaN研究拠点)整備等)
●
社会的価値創成に貢献できる実践的人材の育成
(アントレプレナー教育や産学連携教育の推進等)
●
(アジアサテライトキャンパス、ASEANセンター設置等)
基礎研究「高等研究院」、応用研究「未来社会創
造機構」、WPIプログラム「ITbM」等による世界
トップレベルの研究推進
安全・安心な持続的社会形成への貢献
(減災連携研究センター、産学官民連携モデル構築等)
シェアドガバナンスをふまえた総長のリーダーシップによる自律的なマネジメント改革
全学的な組織見直しによる教育研究機能の強化(工学系、情報系、人文社会科学系、学際系等)
● 財務基盤の強化(多様な財源の確保(基金目標100億円、競争的資金、企業との共同研究、病院機能強化等))
● コミュニケーションを重視した効率的・弾力的なリソースの再配分
● 世界・アジアと連携した男女共同参画の推進(拠点設立、女性教員比率20%、女性管理職の登用推進等)
●
革新知から社会的価値の創出へ
 革新知を生み出す名古屋大学
 2000年以降の日本人受賞者の半数は名古屋大学関係者
 【物理学賞】2008年(小林、益川)、2014年(赤崎、天野)
 【化学賞】 2001年(野依)、2008年(下村)
World’s Most Universityを目指した新たな取組み
 松尾イニチアチブ
NU MIRAI2020
● 世界屈指の研究大学として人類の知を持続的に創出
● 世界有数の産業集積地にある拠点大学として、産学官連携を含む
多様な連携によるイノベーションへの貢献と社会的価値の創出
 オープンイノベーションの拠点としての名古屋大学
 産学官連携によるイノベーションへの貢献と社会的価値の創出
 社会的課題の解決による生き生きとした持続可能な社会の実現
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新しい産学連携に向けた本学の取組
方針 ①強い分野(材料,ライフ etc)を伸ばし勝負する
→「GaN研究コンソシアム」、「COI(センター・オブ・イノベーション)」、「NCC(ナショナルコンポジットセンター)」
「プラズマ科学技術プラットフォーム」
②異分野融合を進める
→「ITbM(トランスフォーマティブ生命分子研究所)」、「ICT活用農業事業化・普及PJ」
③新しい産学連携に対応する組織体制を構築する
→「学術研究・産学官連携推進本部」、「未来社会創造機構」、「国際イノベ拠点」
具体的な取組と効果
取組み
内容
効果
学術研究・産学官
連携推進本部
研究支援体制の一元化(大学の一元管理・ガバナンス)
横連携による基礎~出口までの一括支援
共同研究の伸び
未来社会創造機構
プロジェクトの一元管理,受け皿,社会実装までを
見据えた計画
PJの全学的な取組・支
援,グラント獲得
産学協同研究講座
企業主導の研究の場の提供,大学のリソースの提
供・開放
大学の理解向上(大学の
新しい産学連携
プロジェクト
従来に無い体系のもとで実施するプロジェクト
(具体的事例)NCC,COI,GaN,ITbM,ICT農業
新たな連携の構築
産学連携を見据え
た今後の教育
産学連携プロジェクトの全体をコーディネートでき
る人材の育成。産業界と一体となった教育の実施。
産業界が望む大学教育の
実現と人材創出
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中でも十分な研究が可能)
オープンイノベーションのための新しい産学官連携研究開発体制の構築
~窒化ガリウム(GaN)研究拠点の整備~
“省エネルギーイノベーション”
●2014年ノーベル物理学賞受賞の天野浩教授らが進める窒化ガリ
ウム(GaN)半導体研究を強化するため、「未来エレクトロニクス集積
研究センター」を設立
●同センターを拠点とした、産学官共創によるオールジャパン体制を
構築し、”省エネルギーイノベーション”を実現する
名古屋大学の強み
• 赤崎特別教授、天野教授に代表される
GaN半導体の世界的な研究実績
• 世界屈指の超高圧電子顕微鏡やシンクロ
トロンなど充実した観測装置
 先端技術による“省エネルギーイノベーション”は、日本の経済成長
の切り札
 成長戦略、地方創生に位置付けて取組みを加速することにより、そ
の実現までの期間を大幅に短縮し、アベノミクスを強力に牽引
【具体的目標】
照明のLED化推進による電力消費7%削減を含めて、2025~2030
年までに全電力消費量を15%以上削減
GaN半導体の特徴
• 従来のSiデバイス
に比べて小型化高
効率化が可能
• 高耐圧・高周波特
性から、電源系や
高速通信などに応
用可能
GaN半導体の早期実用化に向けた研究開発の加速
GaN研究コンソーシアム
【目的】
名古屋大学未来エレクトロニクス集積研究センターを拠点とし、大学、
研究開発法人、企業が「一つ屋根の下(アンダー・ワン・ルーフ)」で、革
新的な知の創出から、死の谷の橋渡し、社会実証までの一貫したプロセ
スを産学官で共創することにより、イノベーションエコシステムを確立する
。
未来エレクトロニクス集積研究センター
【設
置】 2015年10月1日
【センター長】 天野浩 教授
【基本思想】
• 省エネルギーに資するデバイス開発を目的として、基礎~システムに至る一貫
した開発俯瞰的視野と知識を持った人材育成
• 産学官の共創により、最終システムを念頭においた研究開発環境の実現
コンソーシアム
の中核拠点
として貢献
研究の効果
究極的な省エネルギーエレクトロニクスの実現を目指す
【組 織】
未来デバイス部
結晶成長からデバイス開発まで一貫した研究
教授
17人
マルチフィジックスシミュレーション部
准教授/講師
マルチフィジックスによる総合的シミュレーション研究
6人
助教
4人
先端物性解析部
最先端測定技術による評価や観測機器開発
(H28年5月時点)
システム応用部
最終システムへの応用に向けた研究開発や提案
国際客員部
産学協同研究部
共同研究、人的交流等による産学連携促進
【推進体制(H28年6月時点) :54機関】
(幹事機関) 名大、名城大、名工大、豊田工大、北大、山口大
物材機構、産総研
大陽日酸、住友電工、トヨタ自動車
(参画機関) 上記のほか、9大学、1国立研究開発法人、33企業
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GaN系パワーデバイスを用いたインバータシステムおよびコンバータシス
テム創成による省エネルギー化
GaN系パワーデバイスを基幹デバイスとした電力網スマートグリッド制御用
インテリジェントパワーコントロールユニットの創成
無線給電システムの実用化による電気自動車および電車へのコードレス
給電
ACアダプタ内蔵マンマシンインターフェースシステムの創成
変圧器の置き換えによる電信柱の地中化設置促進、鉄道車両の軽量
化
化石燃料使用量低減によるパリ協定目標の達成
発展途上国への次世代高効率インフラの提供
COI (センター・オブ・イノベーション) プログラム
高齢者の交通事故・運転負荷の低減
モデルコミュニティの構築
高齢者の外出を促進
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熱可塑性CFRPの開発 名古屋拠点体制
図
交付金
NEDO
経済産業省
委託契約
新構造材料技術研究組合 (ISMA) [研究統括: 岸 輝雄]
熱可塑性CFRPの開発
革新鋼板の開発
革新的アルミの開発
・・チタン・
・・マグネ・
委託契約
名古屋大学集中研参画者
27年度予算 約5億円
集中研分室
トヨタテクノ
クラフト
東レ
エンジニア
リング
大成プラス
名機製作所
JAXA
石川県
工業試験場
福井県
工業技術
センター
再委託契約
富士重工業
共同実施先
コ
マ
ツ
トヨタ自動車
名古屋大学
スズキ
三菱自動車工業
本田技術研究所
東レ
三菱レイヨン
東邦テナックス
産総研
カド
コーポレー
ション
共
和
工
業
ア
イ
シ
ン
精
機
プラズマが拓く《産業、医療、農水産》イノベーションを推進
~名古屋大学の強み:プラズマ科学技術プラットフォーム~
【設
置】 2013年
【センター長】 堀 勝 教授、吉川 史隆 教授
【基本思想】
• 研究者コミュニティの形成と成果を
創出 医工連携・農工連携による新
領域研究分野への展開 キーテクノ
ロジーの創出
• プラズマの分析・解析技術:自主開
発した分析・解析装置
• プラズマ反応場の創成:パラメータ
ーの統一による反応制御
• プラズマ製造装置:判断・制御・修
復機能をもつ人工知能型装置の実現
破壊的イノベーション
プラズマ医療科学国際イノベ
ーションセンター
システムイノベーション
【設
置】 2006年
【センター長】 大野 哲靖 教授
【基本思想】
• 全産業を支える最先端科学技術として
推進。グリーンナノテクノロジー、環境・エ
ネルギー、ナノバイオ、医療、農水産業
を推進する新しい学際科学を創成。
• 他大学、他機関にはない、名古屋大学
における世界的なプラズマ科学研究の伝
統55年に亘るオリジナリティー(Only One
)と活動実績(世界No.1)
• 社会の強い要請に応える 我が国発の
産業・医療応用のプラズマセンター プラ
ズマコミュニティーの総意を結集したオー
ルジャパン体制
• モノづくり日本一の本地域に最先端学際
科学を先導する教育・研究の国際世界
拠点(プラズマ科学プラットフォーム)
社会イノベーション
プラズマナノ工学研究センター
低温宇宙におけるサステーナブルな地球の実現
緊急な
課題!!
最先端低温プラズマ技術をベースにした多くの技術・システムイノベーションの再統合による永続できる地球の再生
来るべき21世紀後半の未来社会の実現
エネルギー問題
貧困問題
食料問題
環境問題
健康問題
交通問題
低温プラズマ技術に
よる抜本的解決
社会システムイノベーションの連携・統合
革新的環境改善技術の確立
最先端機能材料の創成
・超効率カーボン太陽電池
・次世代固体照明
・次世代車載GaNパワーデバイス
・超低消費電力ULSI
・住宅環境の最適化
(特に在宅医療介護者の感染症対策)
・世界的水不足の解消
・土壌改良・除染
オンサイト計測
土壌改良
三色発光白色LED
三色発光白色
次代プラズマ材料機能化技術の創出
・革新的カーボンナノ材料創出技術
・青色LED(GaN)技術
・超微細加工技術
・機能・構造再生医療の創出
(生活習慣病、難病対応)
・次代のがん医療の確立
・プラズマ低侵襲止血・滅菌装置
(特に在宅医療・介護支援)
プラズマ(-) プラズマ(+)
H32年
次代プラズマ制御環境技術の創出
・カビ(環境)の成長制御技術
・水を使わない洗浄技術
(トイレ、キッチン、風呂等)
・土壌浄化技術
世界初のGaN
青色LED
次世代医療技術の確立
・食の安全の確保
・世界的食糧不足の解消
種子にプラ
ズマ照射し
発芽・成長
促進、収穫増
プラズマ洗浄
プラズマによる緑カビ成長抑制
次代プラズマ促進農水産技術の創出
・カビ(食物)の成長制御技術
・農水産物成長促進技術
プラズマ(ー)
プラズマ再生促進医療
低浸襲プラズマ止血装置
次代プラズマ支援医療技術の創出
・プラズマ細胞・組織再生促進技術
・プラズマがん殺細胞技術
・プラズマ止血・滅菌技術
きのこ、魚等の成長促進により
短時間で大量の食糧の確保を可能にする
H28年
水素化社会
ユビキタス社会
先進的自動車社会
豊かな社会
安全な社会
超寿命化社会
魚の巨大化
プラズマ選択的
殺がん細胞技術
プラズマ(+) 2cm
300 nm
統合領域
世界的食糧危機への挑戦
プラズマ洗浄
GaNパワーデバイス
革新的ナノカーボン
次代「エネルギー、通信、交通、
衣食住・医療・介護」産業の創出
30cm
300 nm
プラズマ・ナノ工学
融合対象領域
プラズマ・環境制御
工学・理学
環境社会学
プラズマ・農水産
生命農学
非平衡反応場科学・励起物質化学
高性能プラズマ計測
計測コアテクノロジー
低温プラズマ科学
(コア領域)
プラズマ科学
データベース
プラズマ・医学(医療)
医学・医療
プラズマ制御技術
コアテクノロジー
共同研究先(H16~11年間)企業:40社、公的機関:11機関 ・ 海外先端研究22機関、国内28機関と研究交流
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ICT活用農業事業化・普及プロジェクト
農学に情報学や工学の異分野の技術を融合したオープンイノベーションにより、
ICT活用農業の事業化・普及に取組む(産学官の大型コンソーシアムを構築)
(目的)就業者数の減少と高齢化が進んでいる国内農業全体の向上に資するように,
中核をなす中規模専業農家を対象として,ICTの普及・活用を促進する
(概要) 委託元:(独)農業・食品産業技術総合研究機構
研究グループ:ICT活用農業コンソーシアム
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)
期間: 平成26年年度~平成28年年度
総予算:4.5億円(3 年間)
補完研究:本プロジェクトを補完する8コンソーシアム
総予算:6億円(3 年間)
ICT活用農業コンソーシアム(拠点機関14機関)
名古屋大学(代表機関)、愛知学院大学、愛知工業大学、愛媛大学、信州大学、中部大学、三重大学、JA あいち経済連、愛知県農業総合試験場、
東海地域生物系先端技術研究会、豊田市、(株)サンライズファーム豊田、浜松ホトニクス(株)、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング(株)
情報インフラのプラットフォーム構成
農業従事者
三層
二層
一層
病害虫情報
消費者需要
共通語彙
標準、オープンAPI
Webサービス
ユーザーサービス層
基盤情報サービス層
拠点機関の研究開発体制
研究代表者
前島 正義(名大)
サービスサイエンス
による分析
拠点全体会議
Platform
e-栽培暦
戦略会議
生育情報
栽培予測
アドバイザー G
運営委員会
統合DB
事務局
センシング層
気象、農地状態、生育情報、肥料・農薬
市場
既存DB
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センシング G
基盤情報
サービス G
ユーザー
サービス G
評価検討 G
GL:亀岡孝治
三重大学
GL:遠藤守
名古屋大学
GL:北栄輔
名古屋大学
GL:北野英己
名古屋大学
産学協同研究センター・講座・部門
企業から経費と人材を受け入れて「協同研究講座」又は「協同研究
部門」を設置・運用する。産業界との連携を強化することで、研究
成果の早期の社会実装および価値実現を図る
企業から研究資金と
人材を受け入れ
民間企業
JST・NEDO等
研究ファンド
企業技術者が
教員として就任
定額運営維持費で
講座を設置
大学組織として
外部資金を獲得
産学協同研究講座
産学協同研究部門
教員の知見に
迅速にアクセス
研究設備・支援組織を利用
名古屋大学の
教員・研究員
学内共同
利用設備
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学術データ 研究支援
ベース コーディネータ
URA
図書館
学術研究・産学官連携推進本部
組織改革により、「基礎から応用研究までシームレスに支援する環境」、「知財サポー
トの強化」、「研究の企画の段階から企業の声を反映」の実現に向けた体制としている。
総
イノベーション戦略室
本部会議
研究担当理事
総長補佐(研究推進担当)
総長補佐(研究推進担当)
副本部長
・文科省担当
・学術研究担当
・学内調整担当
・産学・大学間連携担当
・B-JINセンター長
地域連携・情報発信G
・地域連携
・中小企業支援
・技術相談
・情報発信
・アウトリーチ活動 など
副本部長
総長補佐(産学官連携担当)
・経産省担当
・産業連携・地域支援担当
総長補佐(産学官連携担当)
総長補佐(産学官連携担当)
安全保障輸出管理担当
・安全保障輸出管理
・利益相反マネジメント
プロジェクト推進G
知財・技術移転G
国際産学連携・人材育成G
・理系支援(グリーン分野,ライフ分
野,ナノ分野,システム科学分野)
・文系分野支援
・科研費獲得支援
・大型プロジェクト支援 など
・特許など知的財産の創出支援・出願・
権利取得
・知財権のライセンス・譲渡などの技術
移転
・大学発ベンチャー創出支援
・共同研究契約書のレビュー など
・国際産学連携
・イノベーション人材育成
・社会人の再教育
(リーダー層,中堅技術者の育成)
・博士(後期課程),PDの就職支援
など
研究協力部長
研究支援課
研究支援課長
課長補佐:総括
全学技術
センター担当
総長補佐(研究推進担当)
本部長:副総長
副本部長
・戦略室の研究動向分析を踏まえた
実行計画の立案
・DBの構築・統合・更新
・関係省庁との連絡調整
・各グループ間の連絡調整 など
学術研究・産学官連携推進本部
戦略会議
執行部
企画戦略G
長
ITbM事務室
高等研究院係
社会連携課長
研究協力部次長
専門員:リスク担当
博物館係
外部資金係
研究総務係
社会連携課
課長補佐
社会連携係
産学官連携係 未来機構事務室
名古屋大学研究シーズ集
intellectual symbiosisを目指して
unite
2005年創刊、2014年web版
http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/industry/unite/
外部検索エンジンにリンクし広範囲に情報発信、
閲覧件数等を集計し効果を判定
医、工、理、農、創薬、環境、情報をカバーし、166シーズ
を発信中(年内に200超を予定)
Web閲覧数は月平均2,500件増加
照会件数の増加へ
ソフト会社
気象病をnet検索→unite経由でS教授へ問合せ
自動車メーカー
キーワード「異材接合」でnet検索→unite経由でK教授へ問合せ
セラミックメーカー
キーワード「放熱」でnet検索→unite経由でK教授へ問合せ
Fraunhofer研究所(独)
unite/M准教授のシーズを見て共同研究の打診
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名古屋大学設備・機器共用システム
研究設備・機器共用環境
名古屋大学設備・機器共用システム
共用研究設備
学内利用者
・分析
・計測
・材料プロセス
・微細加工
その他
・研究者、教員
・大学院生、学生
・技術職員等
・利用相談
・設備検索
・設備情報確認
・予約
学外利用者
・利用許可
・利用料確認
・利用料請求
・民間企業
・他大学
・研究・教育機関
名古屋大学設備・機器共用システムとは
名古屋大学設備・機器共用システム(NUESS)は、
学内外の方が、名古屋大学にはどのような共用設備・
機器があるかを閲覧し、学内外に開放している共用の
設備・機器を予約・利用することができるオンライン
システムです。
https://es.tech.nagoya-u.ac.jp/public/SharingSystem/index.html
お問い合わせ先: [email protected]
・学外者の方で、共用設備・機器の
ご利用を希望される方は、システム
利用申請を行ってください。
名古屋大学 指定共同研究制度(概要)
《特徴》
《指定共同研究の指定》
・ 学術研究・産学官連携推進本部(以下「学術産連本部」)を含
む横断的な体制により研究の企画及び立案並びに成果の管理
及び活用等を行うもの指定共同研究として指定
《経費の負担》
・ 指定共同研究の相手方は,当該共同研究に係る直接経費及
び産学連携推進経費を負担 ※右覧「必要な経費」を参照
《研究のマネジメント管理》
・ 指定共同研究ごとに推進協議会を設置し,当該共同研究の企
画及び立案並びに成果の管理及び活用を実施
・ マネジメント管理は,学術産連本部が協力
《研究の成果管理》
・ 指定共同研究によって得られた研究成果は,共同研究契約に
基づき適正に秘密保持及び管理
《研究の実施と成果の報告》
・ 研究代表者は,指定共同研究が完了したときは,共同研究者
と協力して実施報告書を作成し,部局長に提出
・ 部局長は当該結果を本部長に報告,本部長は総長に報告
研究開発法人
民間企業等
シーズ
ニーズ
コーディネート
組織×組織
《必要な経費》
必要な経費
推進協議会
研究の進捗管理
・直接経費
指定共同研究に専ら従事する研究者や研究の管理運営者
の人件費、並びに当該研究のための設備費、謝金、旅費、
消耗品費、役務費その他の直接的な経費
・産学連携推進経費
指定共同研究の実施に係る研究者や研究の管理運営者
(直接経費計上者を除く)の人件費相当額、並びに当該研
究の実施に係る施設及び設備の維持管理費、研究基盤の
管理経費、事務管理費、研究の企画及び立案並びに成果
の管理及び活用に係る経費その他の指定共同研究の遂行
に関連して直接経費以外に必要となる経費の相当額
◎産学連携推進経費はアワーレート方式により積算
共同研究実施にかかる追加コストを集計し、共同研究実施
にかかった時間で割ることで、時間あたり単価=教員単価
を設定
研究の成果
「教員単価」に研究期間等を乗じて関わる教員数に応じて
積算
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